JP2001060732A - レーザ電源制御装置及び方法 - Google Patents

レーザ電源制御装置及び方法

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JP2001060732A
JP2001060732A JP11232751A JP23275199A JP2001060732A JP 2001060732 A JP2001060732 A JP 2001060732A JP 11232751 A JP11232751 A JP 11232751A JP 23275199 A JP23275199 A JP 23275199A JP 2001060732 A JP2001060732 A JP 2001060732A
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JP
Japan
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simmer
laser
circuit
discharge tube
current
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JP11232751A
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English (en)
Inventor
Koichi Morio
浩一 森尾
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電管の寿命を延ばし、且つシマーの為の電
力等のエネルギーの消費を節減でき、更に、生産性の低
下を最小限に抑えることができるレーザ電源制御装置及
び方法の提供。 【解決手段】 制御部1を有し、放電管2及びレーザ・
ロッド3に並列に配したメイン回路5、シマー回路6
と、前記放電管2及びレーザ・ロッド3を囲繞して集光
効率を高めるための筒状反射鏡4とを有し、該筒状反射
鏡4と前記放電管2のカソード間にトリガー回路7を設
けたレーザ電源の構成において、レーザ光を規定時間以
上経過しても出射しない場合には、前記シマー回路6へ
のシマー電流を停止し、また、レーザ出射指令が入力さ
れた時に、短時間でレーザが出射できるように、放電管
2に予めシマー電圧を印加しておくことと、また、トリ
ガ動作を行って、失敗した場合においてのみ、シマー電
流を停止する規定時間を延長することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】レーザ加工等に用いられるレ
ーザ電源制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、放電管等のランプを用い
たYAGレーザにおいて、ランプを点灯させるには、
ランプのアノード(+)とカソード(−)間に高い電圧
(1000V〜2000V)のシマー電圧を印加してお
き、ランプのカソード(−)と、ランプ及びYAGロ
ッドを囲繞する反射鏡(キャビティ:空胴共振器)との
間に、更に高い電圧(3000V〜15000V)を印
加し、前記反射鏡を形成するキャビティとカソード間の
絶縁破壊を起こさせ、先のトリガをかけた瞬間にキャ
ビティとカソードに流れていた電流は、ランプにシマー
電圧がかけられているために、アノード(+)側に引き
寄せられ、最終的にアノード、カソード間に電流が流れ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の従来
例では、シマー電圧は、チャージするまでに時間がかか
り、また、トリガも失敗することがあるため、最初スタ
ートの状態からシマー電流が通るまで時間がかかり、そ
の為、加工の妨げにならないように、一度通したシマー
電流は常に流し続けている。
【0004】然し、常に流し続けているシマー電流は、
ランプの寿命を短くする作用がある。
【0005】この為、極く偶にしかレーザ光を出射しな
い場合においても、シマー電流を流し続けていることに
より、ランプの寿命を短くしてしまっている。
【0006】また、このシマー電流はランプ一本当たり
数百ワットの電力を消費し、エネルギーの無駄を生ぜし
めている等の課題がある。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みて成された
もので、放電管の寿命を延ばし、且つシマーの為の電力
等のエネルギーの消費を節減でき、更に、生産性の低下
を最小限に抑えることができるレーザ電源制御装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0009】(1)制御部を有し、放電管及びレーザ・
ロッドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記
放電管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高める
ための筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管
のカソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成
において、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しな
い場合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止する
ことを特徴とするレーザ電源制御装置。
【0010】(2)制御部を有し、放電管及びレーザ・
ロッドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記
放電管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高める
ための筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管
のカソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成
において、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しな
い場合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、
レーザ出射指令が入力された時に、短時間でレーザが出
射できるように、放電管に予めシマー電圧を印加してお
くことを特徴とするレーザ電源制御装置。
【0011】(3)制御部を有し、放電管及びレーザ・
ロッドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記
放電管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高める
ための筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管
のカソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成
において、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しな
い場合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、
レーザ出射指令が入力され、トリガ動作を行って、失敗
した場合においてのみ、シマー電流を停止する規定時間
を延長することを特徴とするレーザ電源制御装置。
【0012】(4)制御部を有し、放電管及びレーザ・
ロッドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記
放電管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高める
ための筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管
のカソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成
において、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しな
い場合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止する
ステップと、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、
レーザ出射指令が入力された時に、短時間でレーザが出
射できるように、放電管に予めシマー電圧を印加してお
くステップと、前記シマー回路へのシマー電流を停止
し、レーザ出射指令が入力され、トリガ動作を行って、
失敗した場合においてのみ、シマー電流を停止する規定
時間を延長するステップとを備えたことを特徴とするレ
ーザ電源制御方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
説明する。
【0014】図1は、レーザ電源構成例を示すブロック
図、図2は、シマー電流OFF動作例を示すフローチャ
ートである。
【0015】図1において、例えば、YAGレーザ発振
器の場合、制御部1を有し、放電管2及びレーザ・ロッ
ド3に並列に配したメイン回路5、シマー回路6と、前
記放電管2及びレーザ・ロッド3を囲繞して集光効率を
高めるための筒状反射鏡4とを有し、該筒状反射鏡4と
前記放電管2のカソード間にトリガー回路7を設けた電
源構成となっている。
【0016】トリガ回路7は、ランプ2のカソード
(−)と反射鏡(キャビティ)4の間に、電力は小さい
が数KV(キロボルト)の電圧を一瞬印加して、絶縁破
壊を起こすためのものである。ランプ2にシマー電流が
流れない時には、シマー電流が通るまで繰り返しトリガ
を動作させる。
【0017】シマー回路は、1000〜2000Vの電
圧をランプに印加できるが、電源インピーダンスが高い
ため、一旦シマー電流が流れると、シマーを保持できる
電圧、即ち、通常出力は数百ワットまで低下してしま
う。
【0018】メイン回路は、ランプにパワーを印加する
メイン電源であり、外部からの出力指令でコントロール
される。通常数KW(キロワット)である。しかし、出
力電圧は数百V(ボルト)のため、予めシマー電流が流
れていないと、ランプにパワーを印加することは出来な
い。
【0019】上述の構成、及び図2のフローチャートを
参照して動作を説明する。
【0020】図2はシマー電流OFFの動作例である。
【0021】先ず、前提条件として、ランプ2にシマー
電圧を印加しておく。ステップS21で、前回出力時か
ら次回出力時までの間隔を規定する規定時間をタイマー
・セットし、時間を経過して、タイマーが規定時間を越
えたかを判断し(ステップS22)、YESとなって、
出力指令が入力されず、規定時間を越えていれば、次の
ステップS23に進み、ランプにシマー電圧を印加した
儘の状態で(出力指令が入力された時に即座にレーザ光
を出力できる状態)シマー電流を一旦OFFし、外部か
ら出力指令が入力された場合は(ステップS24)、直
ちにトリガ動作を1回行い(ステップS25)、ステッ
プS26でシマー電流が通ったかを判断し、シマー電流
が通れば、メイン回路5により外部指令通りに大きなパ
ワーをランプに印加する。また、シマー電流が通った
後、ステップはS21に戻り、タイマー・セットスタン
バイ状態となる。
【0022】一方、ステップS26で、シマー電流が通
らなければ、次のステップS27で規定時間を少し延ば
す操作を行い、ステップはS25に戻って、シマー電流
が通るまで同じ動作を繰り返す。
【0023】また、長時間使用済みの寿命に近いランプ
や、ランプの周辺に満たされている純水の導電率の劣
化、受電電圧の低下等により、1回のトリガではシマー
電流が通らないことが間々ある。トリガをかけてもシマ
ー電流が流れないため、制御部は再度トリガ動作を行う
ことになるが、外部からの出力指令が入力されても、即
座にランプに電力を投入することができず、加工開始ま
でに時間が経ち、生産効率が低下してしまう。
【0024】このため、トリガに失敗した場合は、前述
のように、シマー電流を切るまでの規定時間を延ばすこ
とにする。これを行うと、ランプの寿命にとっては良く
ない方向となるが、生産効率の低減には歯止めがかか
る。
【0025】然し、長時間使用しない場合には、シマー
電流をOFFにするため、シマー電流によるランプの劣
化は、総合的には抑制する方向を採ったことになる。
【0026】延長した規定時間を元に戻す時期(タイミ
ング)としては、ランプ交換時、純水の導電率低下
時、純水を交換する時、等が考えられる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、ランプにシマー電圧
を、予めかけておくことにより、シマー電流が流れてい
ない状態から、短時間でランプに電力を供給出来、即
ち、シマー放電の立ち上げを短時間に可能としたことに
より、生産性の低下を最小限に抑えながら、ランプの長
寿命化、無駄なシマー電力の低減が図れる等の効果を呈
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レーザ電源構成例を示すブロック図
【図2】 シマー電流OFF動作例を示すフローチャー
【符号の説明】
1 制御部 2 放電管(ランプ) 3 レーザ・ロッド 4 反射鏡(キャビティ) 5 メイン回路 6 シマー回路 7 トリガ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部を有し、放電管及びレーザ・ロッ
    ドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記放電
    管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高めるため
    の筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管のカ
    ソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成にお
    いて、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しない場
    合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止すること
    を特徴とするレーザ電源制御装置。
  2. 【請求項2】 制御部を有し、放電管及びレーザ・ロッ
    ドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記放電
    管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高めるため
    の筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管のカ
    ソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成にお
    いて、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しない場
    合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、レー
    ザ出射指令が入力された時に、短時間でレーザが出射で
    きるように、放電管に予めシマー電圧を印加しておくこ
    とを特徴とするレーザ電源制御装置。
  3. 【請求項3】 制御部を有し、放電管及びレーザ・ロッ
    ドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記放電
    管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高めるため
    の筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管のカ
    ソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成にお
    いて、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しない場
    合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、レー
    ザ出射指令が入力され、トリガ動作を行って、失敗した
    場合においてのみ、シマー電流を停止する規定時間を延
    長することを特徴とするレーザ電源制御装置。
  4. 【請求項4】 制御部を有し、放電管及びレーザ・ロッ
    ドに並列に配したメイン回路、シマー回路と、前記放電
    管及びレーザ・ロッドを囲繞して集光効率を高めるため
    の筒状反射鏡とを有し、該筒状反射鏡と前記放電管のカ
    ソード間にトリガー回路を設けたレーザ電源の構成にお
    いて、レーザ光を規定時間以上経過しても出射しない場
    合には、前記シマー回路へのシマー電流を停止するステ
    ップと、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、レー
    ザ出射指令が入力された時に、短時間でレーザが出射で
    きるように、放電管に予めシマー電圧を印加しておくス
    テップと、前記シマー回路へのシマー電流を停止し、レ
    ーザ出射指令が入力され、トリガ動作を行って、失敗し
    た場合においてのみ、シマー電流を停止する規定時間を
    延長するステップとを備えたことを特徴とするレーザ電
    源制御方法。
JP11232751A 1999-08-19 1999-08-19 レーザ電源制御装置及び方法 Withdrawn JP2001060732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105322425A (zh) * 2014-08-04 2016-02-10 株式会社天田米亚基 激光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105322425A (zh) * 2014-08-04 2016-02-10 株式会社天田米亚基 激光装置
JP2016035980A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 株式会社アマダミヤチ レーザ装置

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Effective date: 20061107