JP2001060563A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001060563A
JP2001060563A JP11235670A JP23567099A JP2001060563A JP 2001060563 A JP2001060563 A JP 2001060563A JP 11235670 A JP11235670 A JP 11235670A JP 23567099 A JP23567099 A JP 23567099A JP 2001060563 A JP2001060563 A JP 2001060563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
conductivity type
diffusion layer
impurity diffusion
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11235670A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Hasumi
良治 蓮見
Fumitomo Matsuoka
史倫 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11235670A priority Critical patent/JP2001060563A/ja
Publication of JP2001060563A publication Critical patent/JP2001060563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルインターコネクト等の埋め込み配線
加工時に、シャロートレンチ等の素子分離領域における
絶縁膜が、ソース・ドレイン拡散層の深さを超えて後退
したときに、Nウェル領域の表面部分およびPウェル領
域の表面部分の露出して、電流のリークが発生するとい
う課題を解決する半導体装置およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 不純物イオンを選択的にイオンビーム等
で注入することにより、P+拡散層5、N+拡散層6を形
成し、露出しているNウェル領域3の表面部分22に対
してP+拡散層5が、露出しているPウェル領域4の表
面部分23に対してはN+拡散層6が、それぞれの露出
部分に新たに形成されることによって、半導体基板1上
のメタル埋め込み配線と、ウエル領域が直接接触するこ
とによる電流のリークを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置におけ
る素子分離領域上の配線構造およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、SRAMのローカルインターコネ
クトはタングステン(W)のメタル埋め込み配線を用い
て形成されている。
【0003】このローカルインターコネクトはSTI技
術等で形成された素子分離領域を越えて形成され、隣接
するソース領域およびドレイン領域を結合する。
【0004】この従来のローカルインターコネクトの製
造方法を以下に示す。
【0005】まず、図24に示されるように、半導体基
板51上にSTIによる素子分離領域52が形成され
る。
【0006】この後、不純物イオン注入法により、Nウ
ェル領域53及びPウェル領域54が形成される。更
に、ゲート酸化膜67を半導体基板51に成膜して、そ
の上にゲート電極材として多結晶シリコン膜をCVD法
により堆積させ、パターニングされたフォトレジスト等
をマスクとして、この多結晶シリコン膜をエッチング
し、ゲート電極65を形成する。
【0007】また、必要に応じて浅い接合を持つソース
・ドレイン拡散層を不純物イオン注入により形成し、シ
リコン酸化膜またはシリコン窒化膜から成るサイドウォ
ール68を形成する。
【0008】この後、Nウェル領域53上のソース・ド
レイン領域には、高濃度のP型不純物イオンの注入によ
りP+拡散層55が形成され、Pウェル領域54上に
も、高濃度のN型不純物イオンの注入によりN+拡散層
56が形成されている。
【0009】この上にチタンまたはコバルト等の金属膜
を堆積し、熱工程を経てシリサイド膜66を形成する。
【0010】なお、図示しないが、シリサイド膜66は
P+拡散層55およびN+拡散層56表面上にも存在す
る。また、ゲート酸化膜67下部でかつP+拡散層55
近傍にはP+拡散層55より低濃度のP拡散層が存在
し、ゲート酸化膜67下部でかつN+拡散層56近傍に
はN+拡散層56より低濃度のP拡散層が存在するの
で、LDD構造(ソース・ドレイン近傍に比較的低濃度
の領域を設け、横方向電界を緩和する)を実現してい
る。以下全ての図面でも同様である。
【0011】上記のようにして素子が形成された半導体
基板51上にエッチングストッパーとしてシリコン窒化
膜57を堆積し、その上に層間膜としてシリコン酸化膜
58を堆積する。
【0012】CMP法により平坦化された層間膜58表
面に、ローカルインターコネクト形成予定部を除去する
ようにパターニングされたフォトレジスト膜59を塗布
する。
【0013】次に、図25に示すように、このフォトレ
ジスト膜59をマスクとして、ローカルインターコネク
ト形成予定部に相当するシリコン酸化膜58をエッチン
グする。
【0014】次に、図26に示すように、このレジスト
膜59を除去したのち、エッチング除去されたシリコン
酸化膜58をマスクとしてシリコン窒化膜57をエッチ
ングし、ローカルインターコネクトの形成される素子分
離領域52、およびソース・ドレイン領域であるP+拡
散層55及びN+拡散層56の素子分離領域52に隣接
する部分を露出させる。これにより、開口部領域70が
完全に形成される。
【0015】その後、この開口部領域70底部に、スパ
ッタリング、CVD法等にて、Ti/TiN等から成る
バリアメタル層75を成膜する。
【0016】次に、図27に示されるように、この開口
部領域70にタングステン等のメタル配線62を形成
し、開口部領域70からはみ出したメタル部分は、CM
P等で除去し、同時に表面を平坦化する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図26に示されるよう
に、上記従来技術による、ローカルインターコネクトの
形成方法の課題として、シリコン窒化膜57をエッチン
グにより除去する時に、素子分離領域52が除去されや
すいエッチング方法を採用した方が製造工程上有利な場
合がある。このときに、ソース・ドレイン領域であるP
+拡散層55またはN+拡散層56が形成されている深さ
を超えて、Nウェル領域53、Pウェル領域54が露出
するまで、素子分離領域52が除去されてしまうことが
ある。
【0018】このような状態で、メタル配線62を形成
すると、図27に示されるように、メタル配線62とN
ウェル領域53、Pウェル領域54が直接導通し、電流
のリークが生じてしまうという課題が生じる。
【0019】本発明はこのようにNウェル領域53及び
Pウェル領域54が露出してしまった場合にも、ローカ
ルインターコネクト形成時にこれらが直接導通すること
のないインターコネクト構造を有する半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の構
造は、半導体基板上に設けられた第一導電型領域と、こ
の第一導電型領域に隣接して前記半導体基板上に設けら
れた第二導電型領域と、この第二導電型領域と前記第一
導電型領域の間の半導体基板上に設けられた絶縁層と、
前記第一導電型領域中に設けられ基板表面から第一の深
さを持って形成された第一部分と前記第一部分及び前記
絶縁層に接しかつ前記第一導電型領域中で基板表面から
第一部分よりも深く形成された第二部分とを有する第二
導電型の不純物拡散層と、前記第二導電型領域中に設け
られ基板表面から第一の深さを持って形成された第一部
分と前記第一部分及び前記絶縁層に接しかつ前記第二導
電型領域中で基板表面から第一部分よりも深く形成され
た第二部分とを有する第一導電型の不純物拡散層、およ
び前記絶縁層上に設けられ前記第一導電型不純物拡散層
と前記第二導電型不純物拡散層に接するメタル配線とを
具備することを特徴とする。
【0021】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に絶縁物により素子分離領域を形成する工程と、
前記素子分離領域に接し前記素子分離領域を挟む形で第
一導電型領域及び第二導電型領域を形成する工程と、前
記第一導電型領域上に第一の第二導電型不純物拡散層を
形成する工程と、前記第二導電型領域上に第一の第一導
電型不純物拡散層を形成する工程と、前記素子分離領
域、前記第一の第二導電型不純物拡散層、及び前記第一
の第一導電型不純物拡散層上に絶縁膜を堆積させる工程
と、前記素子分離領域、この素子分離領域周辺の前記第
一の第二導電型不純物拡散層、及びこの素子分離領域周
辺の前記第一の第一導電型不純物拡散層上に設けられ
た、前記絶縁膜のメタル配線形成予定領域とその直下の
前記素子分離領域の絶縁物の一部を除去し、前記第一導
電型領域及び前記第二導電型領域が露出する程度まで開
口部領域を形成する工程と、露出した前記第一導電型領
域表面に不純物イオンを選択的に注入し、露出したこの
第一導電型領域表面を第二の第二導電型不純物拡散層と
して形成する工程と、露出した前記第二導電型領域表面
に不純物イオンを選択的に注入し、露出したこの第二導
電型領域表面を第二の第一導電型不純物拡散層として形
成する工程と、前記開口部領域にメタル配線領域を形成
する工程とを具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例に沿って更
に詳細に説明する。なお、これらの実施例は本発明の理
解を容易にするためのものであり、本発明を限定するも
のではない。
【0023】実施例1 図1は本発明の製造方法の完成図である。この構造の製
造方法を以下に説明する。
【0024】図2に示されるように、半導体基板1上に
STIによる素子分離領域2が形成される。この後、不
純物イオン注入法により、Nウェル領域3及びPウェル
領域4が形成される。ゲート酸化膜17を半導体基板1
に成膜して、その上にゲート電極材として多結晶シリコ
ン膜をCVD法により堆積させ、パターニングされたフ
ォトレジスト等をマスクとして、この多結晶シリコン膜
をエッチングし、ゲート電極15を形成する。
【0025】また、必要に応じて浅い接合を持つソース
・ドレイン拡散層を不純物イオン注入により形成し、シ
リコン酸化膜またはシリコン窒化膜から成るサイドウォ
ール18を形成する。この後、Nウェル領域3上のソー
ス・ドレイン領域には、高濃度のP型不純物イオンの注
入によりP+拡散層5が形成され、Pウェル領域4上に
も、高濃度のN型不純物イオンの注入によりN+拡散層
6が形成されている。この上にチタンまたはコバルト等
の金属膜を堆積し、熱工程を経てシリサイド膜16を形
成する。
【0026】なお、図示しないが、シリサイド膜16は
P+拡散層5およびN+拡散層6表面上にも存在する。ま
た、ゲート酸化膜17下部でかつP+拡散層5近傍には
P+拡散層5より低濃度のP拡散層が存在し、ゲート酸
化膜17下部でかつN+拡散層6近傍にはN+拡散層6よ
り低濃度のP拡散層が存在するので、LDD構造(ソー
ス・ドレイン近傍に比較的低濃度の領域を設け、横方向
電界を緩和する)を実現している。以下全ての図面でも
同様である。
【0027】次に図3に示されるように、上記のように
して素子が形成された半導体基板1上に第一の絶縁膜と
してシリコン酸化膜8を、例えば6500Å堆積させ
る。ここで本実施例では絶縁膜として、シリコン酸化膜
8を用いたが、同種の絶縁特性を持つ材料であれば他の
材料でもかまわない。
【0028】次に図4に示されるように、CMP法によ
り平坦化された層間膜8表面にレジスト膜9をを塗布す
る。
【0029】このフォトレジスト膜9塗布の条件は、素
子分離領域2、および素子分離領域2周辺の領域である
Nウェル領域3、Pウェル領域4、P+拡散層5、N+拡
散層6での開口部予定領域底部には塗布しないというも
のである。
【0030】その後、このフォトレジスト膜9のマスク
により、シリコン酸化膜8をエッチングによる除去手段
を用いて除去し、開口部領域10を形成する。
【0031】この工程の結果、素子分離領域2、および
ソース・ドレイン領域であるP+拡散層5またはN+拡散
層6での素子分離領域2周辺部分のNウェル領域3、P
ウェル領域4が露出することになる。
【0032】次に、図5に示されるように、フォトレジ
スト膜9を除去する。
【0033】次に、図6に示されるように、露出してい
るNウェル領域3の表面部分22に、開口部領域10の
右側から角度をつけてイオン注入することで、ボロンB
などのP+不純物イオンの再注入を行う。
【0034】次に、図7に示されるように、露出してい
るPウェル領域4の表面部分23に、開口部領域10の
左側から角度をつけてイオン注入することで、ヒ素As
等のN+不純物イオンの再注入を行う。
【0035】次に、図8に示される本発明の概略上面図
および拡大断面図により、P+不純物イオン及びN+不純
物イオンの選択的注入の条件を説明する。
【0036】ボロンB等のP+不純物イオン注入の条件
は、ローカルインターコネクトを形成する開口部領域1
0周辺の層間絶縁膜8又はレジスト9をマスクとして、
N+拡散層6にP+不純物イオンが注入されないようにす
ること、およびP+拡散層5側に設けられたトレンチ側
面においてのNウェル領域3の表面部分22に、P+不
純物イオンの再注入をイオンビーム等で行うことであ
る。但し、P+拡散層5にP+不純物イオンを注入するこ
とは許容される。
【0037】ヒ素As等のN+不純物イオンビーム注入
の条件は、ローカルインターコネクトを形成する開口部
領域10周辺の層間絶縁膜8又はレジスト9をマスクと
して、P+拡散層5にP+不純物イオンが注入されないこ
と、およびN+拡散層6側に設けられたトレンチ側面に
おいてのPウェル領域4の表面部分23に、N+不純物
イオンの再注入をイオンビーム等で行うことである。但
し、N+拡散層6にN+不純物イオンを注入することは許
容される。
【0038】次に、図9に示されるように、この開口部
領域10底部に、スパッタリング、CVD法等にて、T
i/TiN等から成るメタル配線の基点となる金属膜2
5を成膜する。
【0039】次に、図1の本実施例の完成図に示される
ように、この開口部領域10にアルミニウム等のメタル
配線12を形成するが、メタル配線12形成時にはNウ
ェル領域3、Pウェル領域4は、直接メタル配線12と
接続することはないので、電気的に導通することはな
い。
【0040】また、従来よりもP+拡散層5、N+拡散層
6がメタル配線12と接続している面積が大きくなるの
で、コンタクト抵抗を低下させた構造とできる。
【0041】この後、この開口部領域10にアルミニウ
ム等のメタル配線12を形成し、開口部領域10からは
み出したメタル配線部分は、CMP等で除去し、同時に
表面を平坦化する。
【0042】ここで本実施例は、エッチングにおいて素
子分離領域2が侵蝕されやすいドライエッチングにおけ
るガスを使用した場合、開口部領域10に、Nウェル領
域3の表面部分22及びPウェル領域4の表面部分23
が露出したときでも、不純物イオンを選択的にイオン注
入する工程を、前述の従来例に追加することにより、露
出しているNウェル領域3の表面部分に対してP+拡散
層5が、露出しているPウェル領域4の表面部分に対し
てはN+拡散層6が、それぞれ形成される。
【0043】これにより、ローカルインターコネクトに
代表される半導体基板1上の埋め込み配線が形成された
時に、ウェル領域が直接接続することによる電流のリー
クを防ぐことができる。
【0044】更に、本実施例におけるイオン注入の条件
を補足的に説明する。
【0045】工程の順番について、図6に示される露出
しているNウェル領域3の表面部分22に、開口部領域
10の右側からボロンなどのP+不純物イオンを注入す
る工程と、図7に示される露出しているPウェル領域4
の表面部分23に、ヒ素As等のN+不純物イオンを注
入する工程は、順番を入れ替えてもよい。
【0046】また、図10に示すように、フォトレジス
ト膜9を残したままの状態で、露出しているNウェル領
域3の表面部分22に、開口部領域10の右側からボロ
ンなどのP+不純物イオンの注入する工程としてもよ
い。この場合は、レジストを領域分離のみに使うだけで
なく、インプラマスクとしても使用した場合である。
【0047】次に、図11に示すように、露出している
Pウェル領域4の表面部分23に、ヒ素As等のN+不
純物イオンを注入する工程としても良い。このフォトレ
ジスト膜9を残してイオン注入するかしないかの判断も
特に限定するものではない。
【0048】次に、図12に示すように、実際にはこの
例ではSRAMのセル構造の例を使用しているので、N
ウェル領域3とPウェル領域4が交互に配置される場合
がある。
【0049】ここで、Pウェル領域4上には、図には示
されていないが、ゲート15、シリサイド16、ゲート
酸化膜17、サイドウオール18、ゲート間のソース・
ドレイン領域19で形成されるゲート部分が2個並列に
配置されている。
【0050】但し、本発明はSRAMに限定されるもの
ではない。
【0051】この図12では、開口部領域10は、図2
から図8までに示されている左側にNウェル領域3があ
り、右側にPウェル領域4がある場合と、開口部領域5
0で示される右側にNウェル領域3があり、左側にPウ
ェル領域4がある場合の2通りに分けられる。
【0052】また、3次元的に考えると、開口部領域5
0奥側がPウェル領域であり、手前側がNウェル領域で
ある場合がある。更に、開口部領域50奥側がNウェル
領域であり、手前側がPウェル領域である場合がある。
ここでは、素子分離領域2は白抜きで表示している。
【0053】開口部領域10に対してイオン注入を行う
場合には、図12で示されるように、開口部領域10以
外の開口部領域50はフォトレジスト膜9で覆われてい
るので、開口部領域10周辺の拡大図である図13に示
されるように、フォトレジスト膜9を残したままの状態
で、露出しているNウェル領域3の表面部分22に、開
口部領域10の右側からボロンBなどのP+不純物イオ
ンを注入する工程を行う。
【0054】次に、開口部領域10周辺の拡大図である
図14に示されるように、開口部領域10の左側からヒ
素AsなどのN+不純物イオンを注入する工程を行う。
この後、前工程により形成された全てのフォトレジスト
の除去を行う。
【0055】次に、図15に示されるように、新たにフ
ォトレジスト膜9を、今度は開口部領域10上に形成
し、開口部領域50を露出させるように塗布する。ここ
でも、素子分離領域2は白抜きに表示されている。
【0056】次に、開口部領域50の拡大図である図1
0に示されるように、フォトレジスト膜9を残したまま
の状態で、露出しているPウェル領域4の表面部分23
に、開口部領域50の右側からヒ素As等のN+不純物
イオンの注入する工程を行う。
【0057】次に、開口部領域50の拡大図である図1
1に示されるように、開口部領域50の左側からボロン
B等のN+不純物イオンの注入する工程とする。
【0058】この為、Nウェル領域3とPウェル領域4
が交互に配置される場合に、この工程によって、ローカ
ルインターコネクトの埋め込み穴の加工時に、STIが
ソース・ドレイン拡散層の深さを超えて後退したときで
も、露出しているNウェル領域3の表面部分22に対し
てP+拡散層5が、露出しているPウェル領域4の表面
部分23に対してはN+拡散層6がそれぞれ選択的に形
成される。これによりNウェル領域3とPウェル領域4
が電気的にリークすることはない。なお、この実施例1
では、Nウェル領域3およびPウェル領域4が露出する
まで素子分離領域2をエッチングしていたが、Nウェル
領域3とP+拡散層5の境界、およびPウェル領域4と
N+拡散層6の境界が露出する程度まで素子分離領域2
をエッチングする条件でも構わない。
【0059】実施例2 図16に示されるように、不純物イオン注入法により、
半導体基板1左側領域には、ヒ素が打ち込まれ、低濃度
の不純物拡散によりNウェル領域3が形成される。また
半導体基板1右側領域には、ホウ素が打ち込まれ、低濃
度の不純物拡散によりPウェル領域4が形成される。
【0060】この後、シャロートレンチによる素子分離
領域2が、Nウェル領域3とPウェル領域4を分離して
形成される。
【0061】この後、ゲート酸化膜17を半導体基板1
に成膜して、その上にゲート電極材として不純物を含ま
ない多結晶シリコン(Poly)を、CVD法により半
導体基板1上に形成し、フォトレジスト等のマスクによ
りパターニングした後、RIE(反応性イオンエッチン
グ)で除去して、ゲート15として形成する。
【0062】この後、SiNから成るサイドウォール1
8を形成し、不純物イオン注入によりゲート間のソース
・ドレイン領域19を形成する。
【0063】次に、サリサイド工程により、ゲート15
上にシリサイド膜16を形成させる。
【0064】この後、Nウェル領域3上のソース・ドレ
イン領域には、高濃度のP型不純物イオンの注入により
P+拡散層5が形成され、Pウェル領域4上にも、高濃
度のN型不純物イオンの注入によりN+拡散層6が形成
されている。
【0065】なお、図示しないが、シリサイド膜16は
P+拡散層5およびN+拡散層6表面上にも存在する。ま
た、ゲート酸化膜17下部でかつP+拡散層5近傍には
P+拡散層5より低濃度のP拡散層が存在し、ゲート酸
化膜17下部でかつN+拡散層6近傍にはN+拡散層6よ
り低濃度のP拡散層が存在するので、LDD構造を実現
している。以下全ての図面でも同様である。
【0066】次に、図17に示すように、素子分離領域
2が形成された半導体基板1上に、CVD法を用いて、
シリコン窒化膜7を、例えば450Å(オングストロー
ム10- 10m)堆積させ、その上に、シリコン酸化膜8を、
例えば6500Å堆積させる。
【0067】このシリコン酸化膜8に対して、CMP等
で表面を平坦化する。
【0068】本実施例では、絶縁膜としてシリコン窒化
膜7およびシリコン酸化膜8の組み合わせを用いたが、
図17における上層絶縁膜であるシリコン酸化膜8のエ
ッチング時に、下層絶縁膜であるシリコン窒化膜7が、
全てエッチングされない程度のエッチングレート(時間
あたりのエッチングされる割合)に相違がある絶縁膜の
組み合わせであれば、使用可能である。
【0069】また、同様の絶縁膜としての特性を持つ材
料であれば、他の材料でも使用できる。
【0070】次に、図18に示すように、フォトレジス
ト膜9を塗布する。
【0071】このフォトレジスト膜9は、素子分離領域
2、および素子分離領域2周辺の領域であるNウェル領
域3、Pウェル領域4、P+拡散層5、N+拡散層6上に
おけるシリコン窒化膜7が塗布された開口部予定領域底
部には塗布しない。
【0072】その後、このフォトレジスト膜9のマスク
により、シリコン酸化膜8をエッチングによる除去手段
を用いて除去し、開口部領域10を形成する。
【0073】この際に、本実施例はエッチングを予定領
域にとどめる防止膜として、シリコン酸化膜8よりエッ
チングされにくい下層絶縁膜のシリコン窒化膜7を使用
している。
【0074】つまり、薄い絶縁膜のほうが厚い絶縁膜よ
りエッチングの精度が高い(エッチングされる割合が計
算しやすい)ので、エッチングする際、一旦は薄いシリ
コン窒化膜7が露出するまで厚い酸化膜であるシリコン
酸化膜8をエッチングしておく。その後、確実に制御で
きる薄いシリコン窒化膜7をエッチングすることによ
り、素子分離領域2がなくなるほどのオーバエッチング
を避けることができる。
【0075】次に、図19で示すように、薄い絶縁膜で
あるシリコン窒化膜7のエッチングにより、素子分離領
域2、およびソース・ドレイン領域であるP+拡散層5
またはN+拡散層6での素子分離領域2周辺部分のNウ
ェル領域3、Pウェル領域4が露出することになる。
【0076】その後、フォトレジスト膜9を除去する。
ただし、このフォトレジスト膜9の除去は、シリコン酸
化膜8をエッチングによる除去手段を用いて除去し、開
口部領域10を形成した後でも良い。
【0077】次に、図20に示すように、露出している
Nウェル領域3の表面部分に、開口部分10の右側から
ボロンなどのP+不純物イオンの再注入をイオンビーム
等で行う。
【0078】この製造方法により、P+拡散層5側に設
けられたトレンチ側面のNウェル領域3が露出した部分
にのみP+不純物イオンの注入をイオンビーム等で行う
ことができる。
【0079】次に、図21に示すように、ヒ素As等の
N+不純物イオンの注入を、露出しているN+拡散層6側
に設けられたトレンチ側面のPウェル領域4の表面部分
に、開口部分10の左側からイオンビーム等で行う。
【0080】この不純物イオンの選択的注入の条件は図
8で示される実施例1と同様である。
【0081】ここで、図20に示される露出しているN
ウェル領域3の表面部分に、開口部分10の右側からボ
ロンなどのP+不純物イオンを注入する工程と、図21
に示されるヒ素As等のN+不純物イオンの注入工程は
順番を入れ替えてもよい。
【0082】この工程によって、図22に示されるよう
に、ローカルインターコネクトの埋め込み配線の加工時
に、STIがソース・ドレイン拡散層の深さを超えて後
退したときでも、露出しているNウェル領域3の表面部
分に対してP+拡散層5が、露出しているPウェル領域
4の表面部分に対してはN+拡散層6が、それぞれの露
出部分で新たに形成される。
【0083】この半導体装置の構造は、この工程の後に
形成されるメタル配線12の選択成長基点である金属膜
25、およびメタル配線12と、P+拡散層5、および
N+拡散層6の接続面積を大きくさせることを特徴とす
る。この為、コンタクト抵抗を従来よりも低下させたも
のとできる。
【0084】次に、図23に示されるように、この開口
部領域10にて、スパッタリング、CVD法等で、Ti
/TiN等から成るメタル配線12の選択成長基点とな
る金属膜25を成膜する。
【0085】この後、この開口部領域10にアルミニウ
ム等のメタル配線12を形成するが、メタル配線12形
成時にはNウェル領域3、Pウェル領域4は、直接メタ
ル配線12と接触することはないので、電気的に導通す
ることはない。そして、この開口部領域10にアルミニ
ウム等のメタル配線12を形成し、開口部領域10から
はみ出したメタル配線部分は、CMP等で除去し、同時
に表面を平坦化する。
【0086】本実施例は、素子分離領域2が形成された
半導体基板1上に、CVD法を用いて、エッチングを予
定領域にとどめる防止膜として、シリコン窒化膜7を堆
積させ、その上にシリコン酸化膜8を堆積させるので、
エッチングの精度が向上するところに特徴がある。
【0087】さらに実施例1と同様に、メタル配線12
形成時にはNウェル領域3、Pウェル領域4は、直接メ
タル配線12と接続することはないので電気的に導通す
ることはない。
【0088】また、従来よりもP+拡散層5、N+拡散層
6がメタル配線12と接続している面積が大きくなるの
で、コンタクト抵抗を低下させた構造とできる。
【0089】
【発明の効果】本発明の半導体装置の構造は、不純物イ
オン注入により素子分離領域と接続していないNウェル
領域表面をP+拡散層として形成し、素子分離領域と接
続していないPウェル領域表面をN+拡散層として形成
することによって、メタル配線と、P+拡散層、および
N+拡散層の接続面積を大きくさせることを特徴とす
る。この為、コンタクト抵抗を従来よりも低下させたも
のとできる。
【0090】この半導体装置の製造方法は、ローカルイ
ンターコネクト等の埋め込み溝の加工時に、エッチング
方法によってSTI等の素子分離領域における絶縁膜
が、ソース・ドレイン拡散層の深さを超えて後退する場
合に、露出したNウェル領域の表面部分およびPウェル
領域の表面部分に、埋め込み配線がリークする可能性が
あるときでも、不純物イオンを選択的にイオンビーム等
で注入することにより、露出しているNウェル領域の表
面部分に対してP+拡散層が、露出しているPウェル領
域の表面部分に対してはN+拡散層が、それぞれの露出
部分に形成される。
【0091】これにより、ローカルインターコネクトに
代表される半導体基板上の埋め込み配線と、ウエル領域
が直接接触することによる電流のリークを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図2】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図3】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図4】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図5】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図6】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図7】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図8】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図9】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図10】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図11】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図12】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図13】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図14】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図15】本発明は実施例1の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図16】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図17】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図18】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図19】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図20】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図21】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図22】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図23】本発明は実施例2の半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図24】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図である。
【図25】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図である。
【図26】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図である。
【図27】従来の半導体装置の製造方法の一工程を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域 3 Nウェル領域 4 Pウェル領域 5 P+拡散層 6 N+拡散層 7 シリコン窒化膜 8 シリコン酸化膜 10 開口部領域 12 アルミニウム等のメタル配線 22 露出しているNウェル領域3の表面部分 23 露出しているPウェル領域4の表面部分 25 メタル配線12の基点となる金属膜 50 開口部領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 BB14 CC01 CC05 DD08 DD16 DD17 DD26 FF18 FF31 GG16 HH20 5F048 AA04 AB01 BB05 BB08 BC05 BC06 BF02 BF07 BF16 DA25 DA27 5F083 BS46 GA30 JA32 JA35 JA36 JA39 JA40 MA05 MA19 NA01 PR37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられた第一導電型領
    域と、 この第一導電型領域に隣接して、前記半導体基板上に設
    けられた第二導電型領域と、 この第二導電型領域と前記第一導電型領域の間の半導体
    基板上に設けられた絶縁層と、 前記第一導電型領域中に設けられ、基板表面から第一の
    深さを持って形成された第一部分と前記第一部分及び前
    記絶縁層に接し、かつ前記第一導電型領域中で基板表面
    から第一部分よりも深く形成された第二部分とを有する
    第二導電型の不純物拡散層と、 前記第二導電型領域中に設けられ、基板表面から第一の
    深さを持って形成された第一部分と前記第一部分及び前
    記絶縁層に接し、かつ前記第二導電型領域中で基板表面
    から第一部分よりも深く形成された第二部分とを有する
    第一導電型の不純物拡散層、および前記絶縁層上に設け
    られ、前記第一導電型不純物拡散層と前記第二導電型不
    純物拡散層に接するメタル配線とを具備することを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に絶縁物により素子分離領
    域を形成する工程と、 前記素子分離領域に接し前記素子分離領域を挟む形で第
    一導電型領域及び第二導電型領域を形成する工程と、 前記第一導電型領域上に第一の第二導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記第二導電型領域上に第一の第一導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記素子分離領域、前記第一の第二導電型不純物拡散
    層、及び前記第一の第一導電型不純物拡散層上に絶縁膜
    を堆積させる工程と、 前記素子分離領域、この素子分離領域周辺の前記第一の
    第二導電型不純物拡散層、及びこの素子分離領域周辺の
    前記第一の第一導電型不純物拡散層上に設けられた、前
    記絶縁膜のメタル配線形成予定領域とその直下の前記素
    子分離領域の絶縁物の一部を除去し、前記第一導電型領
    域及び前記第二導電型領域が露出する程度まで開口部領
    域を形成する工程と、 露出した前記第一導電型領域表面に不純物イオンを選択
    的に注入し、露出したこの第一導電型領域表面を第二の
    第二導電型不純物拡散層として形成する工程と、 露出した前記第二導電型領域表面に不純物イオンを選択
    的に注入し、露出したこの第二導電型領域表面を第二の
    第一導電型不純物拡散層として形成する工程と、 前記開口部領域にメタル配線領域を形成する工程とを具
    備する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に絶縁物により素子分離領
    域を形成する工程と、前記素子分離領域に接し前記素子
    分離領域を挟む形で第一導電型領域及び第二導電型領域
    を形成する工程と、 前記第一導電型領域上に第一の第二導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記第二導電型領域上に第一の第一導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記素子分離領域、前記第一の第二導電型不純物拡散
    層、及び前記第一の第一導電型不純物拡散層上に第一の
    絶縁膜を堆積させる工程と、 前記第一の絶縁膜上に第二の絶縁膜を堆積させる工程
    と、 前記素子分離領域、この素子分離領域周辺の前記第一の
    第二導電型不純物拡散層、及びこの素子分離領域周辺の
    前記第一の第一導電型不純物拡散層上に設けられた前記
    第一の絶縁膜のメタル配線形成予定領域を除去し、開口
    部領域を形成する工程と、 前記開口部領域直下の前記第二の絶縁膜及び更にその直
    下の前記素子分離領域の絶縁物の一部を除去し、前記第
    一導電型領域及び前記第二導電型領域が露出する程度ま
    で開口部領域の深さを増す工程と、 露出した前記第一導電型領域表面に不純物イオンを選択
    的に注入し、露出したこの第一導電型領域表面を第二の
    第二導電型不純物拡散層として形成する工程と、 露出した前記第二導電型領域表面に不純物イオンを選択
    的に注入し、露出したこの第二導電型領域表面を第二の
    第一導電型不純物拡散層として形成する工程と、 前記開口部領域にメタル配線領域を形成する工程とを具
    備する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に絶縁物により素子分離領
    域を形成する工程と、前記素子分離領域に接し前記素子
    分離領域を挟む形で第一導電型領域及び第二導電型領域
    を形成する工程と、 前記第一導電型領域上に第一の第二導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記第二導電型領域上に第一の第一導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記素子分離領域、前記第一の第二導電型不純物拡散
    層、及び前記第一の第一導電型不純物拡散層上に絶縁膜
    を堆積させる工程と、 前記素子分離領域、この素子分離領域周辺の前記第一の
    第二導電型不純物拡散層、及びこの素子分離領域周辺の
    前記第一の第一導電型不純物拡散層上に設けられた前記
    絶縁膜のメタル配線形成予定領域を除去し、開口部領域
    を形成する工程と、 少なくとも前記第一導電型領域から前記第一の第二導電
    型不純物拡散層に至る境界、および前記第二導電型領域
    から前記第一の第一導電型不純物拡散層に至る境界ま
    で、前記素子分離領域の絶縁物を除去する工程と、 前記開口部領域の前記第一導電型領域側における下端部
    に不純物イオンを選択的に注入し、前記第一導電型領域
    中に設けられ、前記素子分離領域及び前記第一の第二不
    純物拡散層に接するように、前記第一の第二導電型不純
    物拡散層よりも深く形成された第二の第二導電型不純物
    拡散層を形成し、前記開口部領域の前記第二導電型領域
    側における下端部にも不純物イオンを選択的に注入し、
    前記第一の第二導電型領域中に設けられ、前記素子分離
    領域及び前記第一の第一不純物拡散層に接するように、
    前記第一の第一導電型不純物拡散層よりも深く形成され
    た第二の第一導電型不純物拡散層を形成する工程と、 前記開口部領域にメタル配線領域を形成する工程とを具
    備する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に絶縁物により素子分離領
    域を形成する工程と、前記素子分離領域に接し前記素子
    分離領域を挟む形で第一導電型領域及び第二導電型領域
    を形成する工程と、 前記第一導電型領域上に第一の第二導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記第二導電型領域上に第一の第一導電型不純物拡散層
    を形成する工程と、 前記素子分離領域、前記第一の第二導電型不純物拡散
    層、および前記第一の第一導電型不純物拡散層上に第一
    の絶縁膜を堆積させる工程と、 前記第一の絶縁膜上に第二の絶縁膜を堆積させる工程
    と、 前記素子分離領域、この素子分離領域周辺の前記第一の
    第二導電型不純物拡散層、およびこの素子分離領域周辺
    の前記第一の第一導電型不純物拡散層上に設けられた、
    前記第一の絶縁膜のメタル配線形成予定領域を除去し、
    開口部領域を形成する工程と、 少なくとも前記第一導電型領域から前記第一の第二導電
    型不純物拡散層に至る境界、および前記第二導電型領域
    から前記第一の第一導電型不純物拡散層に至る境界ま
    で、前記開口部領域直下の前記第二の絶縁膜と前記素子
    分離領域の絶縁物を除去する工程と、 前記開口部領域の前記第一導電型領域側における下端部
    に不純物イオンを選択的に注入し、前記第一導電型領域
    中に設けられ、前記素子分離領域及び前記第一の第二導
    電型不純物拡散層に接するように、前記第一の第二導電
    型不純物拡散層よりも深く形成された第二の第二導電型
    不純物拡散層を形成し、前記開口部領域の前記第二導電
    型領域側における下端部にも不純物イオンを選択的に注
    入し、前記第二導電型領域中に設けられ、前記素子分離
    領域及び前記第一の第一導電型不純物拡散層に接するよ
    うに、前記第一の第一導電型不純物拡散層よりも深く形
    成された第二の第一導電型不純物拡散層を形成する工程
    と、 前記開口部領域にメタル配線領域を形成する工程とを具
    備する半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の絶縁膜としてシリコン窒化
    膜、前記第二の絶縁膜としてシリコン酸化膜を使用する
    ことを特徴とする前記請求項3又は請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記不純物イオンの選択的注入方法とし
    て、前記第一導電型領域に第二導電型の不純物イオンを
    注入をするときは、前記第二導電型領域に前記第二導電
    型の不純物イオンが注入されないようにし、前記第二導
    電型領域に第一導電型の不純物イオンを注入するとき
    は、前記第一導電型領域に前記第一導電型の不純物イオ
    ンが注入されないようにイオン注入防止膜を塗布したこ
    とを特徴とする前記請求項2乃至前記請求項6記載の半
    導体装置の製造方法。
JP11235670A 1999-08-23 1999-08-23 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2001060563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11235670A JP2001060563A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11235670A JP2001060563A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001060563A true JP2001060563A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16989469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11235670A Pending JP2001060563A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001060563A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6737308B2 (en) Semiconductor device having LDD-type source/drain regions and fabrication method thereof
US9722038B2 (en) Metal cap protection layer for gate and contact metallization
US5777370A (en) Trench isolation of field effect transistors
JP3860672B2 (ja) トランジスタの製造方法およびその製造方法によって製造されたトランジスタ
US6709950B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US6268637B1 (en) Method of making air gap isolation by making a lateral EPI bridge for low K isolation advanced CMOS fabrication
US5891771A (en) Recessed structure for shallow trench isolation and salicide process
US4974055A (en) Self-aligned interconnects for semiconductor devices
US6566148B2 (en) Method of making a ferroelectric memory transistor
US5057902A (en) Self-aligned semiconductor devices
KR100271265B1 (ko) 비정질화된폴리실리콘을사용하는서브미크론마이크로일렉트로닉스응용을위한자기정렬poci₃제조방법
JPH1187529A (ja) 集積回路コンタクト
JPH11330431A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US20010001498A1 (en) Field effect transistors, integrated circuitry, methods of forming field effect transistor gates, and methods of forming integrated circuitry
US7227228B2 (en) Silicon on insulator device and method of manufacturing the same
JPH09172063A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11163325A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6380063B1 (en) Raised wall isolation device with spacer isolated contacts and the method of so forming
JP2001060563A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100290890B1 (ko) 반도체소자의제조방법
KR100281100B1 (ko) 반도체 소자 및 그 제조방법
JP4467162B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100620196B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
KR20000039307A (ko) 반도체장치의 콘택 형성방법
KR100307296B1 (ko) 반도체장치의 콘택 형성방법