JP2001059700A - 飛しょう体 - Google Patents
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- JP2001059700A JP2001059700A JP11233429A JP23342999A JP2001059700A JP 2001059700 A JP2001059700 A JP 2001059700A JP 11233429 A JP11233429 A JP 11233429A JP 23342999 A JP23342999 A JP 23342999A JP 2001059700 A JP2001059700 A JP 2001059700A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目標と飛しょう体の距離情報、目標の大きさ
に関する情報が不足していたため、目標と飛しょう体の
位置関係を正確に算出することができなかった。このた
め、従来の飛しょう体の弾頭起爆装置では、目標と飛し
ょう体の接近条件が設定条件より変化した場合には起爆
遅延時間を適切に算出することができなく、弾頭爆破範
囲の中央部に目標が飛来したときに弾頭を起爆すること
ができないという問題があった。 【解決手段】 飛しょう体に接近する目標を探知する複
数の目標探知ビームを備えることにより、それぞれの目
標探知ビームから得られる、探知時間、探知距離、目標
速度の値の変化を用いて、目標と飛しょう体との接近時
の時間と位置の変化を得る。
に関する情報が不足していたため、目標と飛しょう体の
位置関係を正確に算出することができなかった。このた
め、従来の飛しょう体の弾頭起爆装置では、目標と飛し
ょう体の接近条件が設定条件より変化した場合には起爆
遅延時間を適切に算出することができなく、弾頭爆破範
囲の中央部に目標が飛来したときに弾頭を起爆すること
ができないという問題があった。 【解決手段】 飛しょう体に接近する目標を探知する複
数の目標探知ビームを備えることにより、それぞれの目
標探知ビームから得られる、探知時間、探知距離、目標
速度の値の変化を用いて、目標と飛しょう体との接近時
の時間と位置の変化を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空機等の移動
目標の近傍に接近し、そのときの接近状態の時間変化を
用いることにより、弾頭を爆破させて目標を破壊する飛
しょう体に関するものである。
目標の近傍に接近し、そのときの接近状態の時間変化を
用いることにより、弾頭を爆破させて目標を破壊する飛
しょう体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、目標と飛しょう体の接近状態の変
化の検出には、1つの目標探知ビームしか用いていなか
った。また、目標探知レーダ装置で目標を探知してから
弾頭を起爆させる迄の起爆時間の算出には、目標と飛し
ょう体の接近速度の変化のみを用いており、起爆時間の
正確な算出に必要な目標長及び目標と飛しょう体の接近
間隔には固定値を用いていた。
化の検出には、1つの目標探知ビームしか用いていなか
った。また、目標探知レーダ装置で目標を探知してから
弾頭を起爆させる迄の起爆時間の算出には、目標と飛し
ょう体の接近速度の変化のみを用いており、起爆時間の
正確な算出に必要な目標長及び目標と飛しょう体の接近
間隔には固定値を用いていた。
【0003】図8は従来の飛しょう体の弾頭起爆装置を
示す構成図であり、図9は従来の飛しょう体の弾頭起爆
装置による起爆状況図、図10は従来の飛しょう体の起
爆遅延時間算出処理のフローチャートである。
示す構成図であり、図9は従来の飛しょう体の弾頭起爆
装置による起爆状況図、図10は従来の飛しょう体の起
爆遅延時間算出処理のフローチャートである。
【0004】図2のように、射撃レーダ17により発
見、追尾された目標18に対して、発射機16により飛
しょう体15が発射される。目標18は、飛しょう体1
5に接近すると目標探知レーダ装置19により照射され
る目標探知レーダビーム10により探知され(図10の
ステップ12、13)、弾頭起爆装置13により弾頭起
爆までの待ち時間である起爆遅延時間Tが計算され、こ
のTの間に目標18が弾頭14の弾頭爆破範囲20の中
央に到達し破壊される。
見、追尾された目標18に対して、発射機16により飛
しょう体15が発射される。目標18は、飛しょう体1
5に接近すると目標探知レーダ装置19により照射され
る目標探知レーダビーム10により探知され(図10の
ステップ12、13)、弾頭起爆装置13により弾頭起
爆までの待ち時間である起爆遅延時間Tが計算され、こ
のTの間に目標18が弾頭14の弾頭爆破範囲20の中
央に到達し破壊される。
【0005】この間、図8のように弾頭起爆装置13内
部では、目標探知レーダビームの目標への照射と目標か
らの反射とから相対速度計測装置5で飛しょう体15と
目標18の相対速度Vcが計測され(図10のステップ
14)、演算装置9での演算に用いられていた。この演
算装置9での演算には記憶装置8に記憶された起爆遅延
時間算出処理の手順により、弾頭起爆までの待ち時間で
ある起爆遅延時間Tが計算されていた。起爆遅延時間T
の算出式は式1のように計算されている(図8のステッ
プ15)。 T=R1/VCtanθ 式1 式中の相対速度Vcは接近条件により変化するが、目標
と飛しょう体の接近距離R1及び目標探知レーダ装置の
探知ビーム傾き角θは固定した値を用いていた。
部では、目標探知レーダビームの目標への照射と目標か
らの反射とから相対速度計測装置5で飛しょう体15と
目標18の相対速度Vcが計測され(図10のステップ
14)、演算装置9での演算に用いられていた。この演
算装置9での演算には記憶装置8に記憶された起爆遅延
時間算出処理の手順により、弾頭起爆までの待ち時間で
ある起爆遅延時間Tが計算されていた。起爆遅延時間T
の算出式は式1のように計算されている(図8のステッ
プ15)。 T=R1/VCtanθ 式1 式中の相対速度Vcは接近条件により変化するが、目標
と飛しょう体の接近距離R1及び目標探知レーダ装置の
探知ビーム傾き角θは固定した値を用いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の飛しょう体は、
上記のように1つの目標探知ビームにより目標の検出と
相対速度Vcの取得を実施し、この情報を基に目標と飛
しょう体の、位置関係の時間変化を算出していた。しか
し、目標と飛しょう体の距離情報、目標の大きさに関す
る情報を取得しておらず、目標と飛しょう体の位置関係
を正確に算出することができなかった。このため、従来
の飛しょう体の弾頭起爆装置では、目標と飛しょう体の
接近条件が設定条件より変化した場合には起爆遅延時間
Tを適切に算出することができなく、弾頭爆破範囲20
の中央部に飛来したときに弾頭が起爆しないという問題
があった。
上記のように1つの目標探知ビームにより目標の検出と
相対速度Vcの取得を実施し、この情報を基に目標と飛
しょう体の、位置関係の時間変化を算出していた。しか
し、目標と飛しょう体の距離情報、目標の大きさに関す
る情報を取得しておらず、目標と飛しょう体の位置関係
を正確に算出することができなかった。このため、従来
の飛しょう体の弾頭起爆装置では、目標と飛しょう体の
接近条件が設定条件より変化した場合には起爆遅延時間
Tを適切に算出することができなく、弾頭爆破範囲20
の中央部に飛来したときに弾頭が起爆しないという問題
があった。
【0007】上記の問題を示したのが図9(a)であ
り、図の上方に位置する飛しょう体との接近不足目標2
5に対処した場合、目標と飛しょう体の接近距離R2が
当初の設定値であるR1と異なるため、目標18と同様
の起爆遅延時間Tでは、接近不足目標25は弾頭爆破範
囲20の中央部に至る前に弾頭が起爆されてしまう。こ
のため、目標の機体前端部のみしか破壊を行うことがで
きない。
り、図の上方に位置する飛しょう体との接近不足目標2
5に対処した場合、目標と飛しょう体の接近距離R2が
当初の設定値であるR1と異なるため、目標18と同様
の起爆遅延時間Tでは、接近不足目標25は弾頭爆破範
囲20の中央部に至る前に弾頭が起爆されてしまう。こ
のため、目標の機体前端部のみしか破壊を行うことがで
きない。
【0008】また図9(b)で、大型目標20に対処し
た場合、通常の大きさの目標18と大型目標26では機
体の中心位置が異なるため、大型目標26の機体前端部
のみしか破壊を行うことができなかった。
た場合、通常の大きさの目標18と大型目標26では機
体の中心位置が異なるため、大型目標26の機体前端部
のみしか破壊を行うことができなかった。
【0009】この発明は、このような従来課題を解決す
るためになされたものであり、目標と飛しょう体の接近
距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合にも、
目標が効果的に破壊されるよう弾頭の爆破範囲の中央部
に目標が接近した時に起爆するように起爆時期を決定す
るために、複数の目標探知ビームにより目標と飛しょう
体の位置関係の時間変化を正確に算出することを目的と
する。
るためになされたものであり、目標と飛しょう体の接近
距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合にも、
目標が効果的に破壊されるよう弾頭の爆破範囲の中央部
に目標が接近した時に起爆するように起爆時期を決定す
るために、複数の目標探知ビームにより目標と飛しょう
体の位置関係の時間変化を正確に算出することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の飛しょう体
は、移動目標の進路方向に複数交差するようにビームを
照射するビーム照射手段と、上記複数交差するビームに
対する目標の反射波により、移動目標を探知している時
間、目標距離、目標速度の変化を検出し、移動目標と飛
しょう体との接近時の時間と位置の変化を求める演算手
段とを具備したものである。
は、移動目標の進路方向に複数交差するようにビームを
照射するビーム照射手段と、上記複数交差するビームに
対する目標の反射波により、移動目標を探知している時
間、目標距離、目標速度の変化を検出し、移動目標と飛
しょう体との接近時の時間と位置の変化を求める演算手
段とを具備したものである。
【0011】第2の発明の飛しょう体は、第1の発明に
おいて上記ビーム手段を、ビームを照射する複数の目標
探知レーダ装置で構成したものである。
おいて上記ビーム手段を、ビームを照射する複数の目標
探知レーダ装置で構成したものである。
【0012】第3の発明の飛しょう体は、第1の発明に
おいてビーム手段としてビームの照射角度を変化させて
ビームを移動目標の進路方向に複数交差するようにした
ものである。
おいてビーム手段としてビームの照射角度を変化させて
ビームを移動目標の進路方向に複数交差するようにした
ものである。
【0013】第4の発明の飛しょう体は、第1の発明に
おいて弾頭と、上記演算手段の出力に基づき上記弾頭を
動作させる手段とを具備したものである。
おいて弾頭と、上記演算手段の出力に基づき上記弾頭を
動作させる手段とを具備したものである。
【0014】第5の発明の飛しょう体は、第1の発明に
おいて複数交差するビームに対する目標の反射波からそ
れぞれの目標検知開始時間及び終了時間を計測する時間
計測装置、上記複数交差するビームの一方が移動目標を
探知し、次に移動目標を探知する他方のビームに対する
移動目標の反射波から移動目標までの距離、飛しょう体
と目標との接近速度を計測する距離/相対速度計測装
置、上記他方のビームに対する移動目標の反射波の有無
を検出する目標パルス検出装置、飛しょう体の飛しょう
加速度が一定加速度を超えたかを検出する加速度検出装
置、上記目標パルス検出装置の検出パルス有無の結果と
飛しょう加速度が一定加速度を超えたかを確認する起爆
判定装置、上記他方のビームに対する移動目標の反射波
の探知から弾頭への起爆信号を発生するまでの待ち時間
である起爆遅延時間を計算する演算装置、上記起爆遅延
時間を上記演算装置で計算する際の計算手順を記憶した
記憶装置、上記起爆判定装置により起爆許可が判定され
た際に上記起爆遅延時間計算装置により計算された起爆
遅延時間を経た後に飛しょう体の弾頭へ起爆信号を送信
する起爆信号発生装置とを備え、目標が弾頭爆発範囲の
中央部に接近した際に起爆するように目標の大きさ及び
目標と飛しょう体との接近距離に応じた起爆遅延時間を
算出するようにしたものである。
おいて複数交差するビームに対する目標の反射波からそ
れぞれの目標検知開始時間及び終了時間を計測する時間
計測装置、上記複数交差するビームの一方が移動目標を
探知し、次に移動目標を探知する他方のビームに対する
移動目標の反射波から移動目標までの距離、飛しょう体
と目標との接近速度を計測する距離/相対速度計測装
置、上記他方のビームに対する移動目標の反射波の有無
を検出する目標パルス検出装置、飛しょう体の飛しょう
加速度が一定加速度を超えたかを検出する加速度検出装
置、上記目標パルス検出装置の検出パルス有無の結果と
飛しょう加速度が一定加速度を超えたかを確認する起爆
判定装置、上記他方のビームに対する移動目標の反射波
の探知から弾頭への起爆信号を発生するまでの待ち時間
である起爆遅延時間を計算する演算装置、上記起爆遅延
時間を上記演算装置で計算する際の計算手順を記憶した
記憶装置、上記起爆判定装置により起爆許可が判定され
た際に上記起爆遅延時間計算装置により計算された起爆
遅延時間を経た後に飛しょう体の弾頭へ起爆信号を送信
する起爆信号発生装置とを備え、目標が弾頭爆発範囲の
中央部に接近した際に起爆するように目標の大きさ及び
目標と飛しょう体との接近距離に応じた起爆遅延時間を
算出するようにしたものである。
【0015】第6の発明の飛しょう体は、第5の発明の
おいて起爆遅延時間計算装置に、時間計測装置により移
動目標を探知する一方のビームによる目標探知開始時間
及び目標探知開始終了時間を計測し目標長補足処理を実
施し起爆遅延時間を計算する計算手順を格納した記憶装
置を設けたものである。
おいて起爆遅延時間計算装置に、時間計測装置により移
動目標を探知する一方のビームによる目標探知開始時間
及び目標探知開始終了時間を計測し目標長補足処理を実
施し起爆遅延時間を計算する計算手順を格納した記憶装
置を設けたものである。
【0016】第7の発明の飛しょう体は、第5の発明に
おいて起爆遅延時間計算装置に、時間計測装置により移
動目標を探知する一方のビームによる目標探知開始時間
及び目標探知開始終了時間、同じく時間計測装置により
起爆信号の時間基準となる他方のビームによる目標探知
開始時間、距離計測装置により起爆信号の時間基準とな
る他方のビームによる目標距離、相対速度計測装置によ
り起爆信号の時間基準となる他方のビームによる目標と
飛しょう体との相対速度を計測し、接近間隔補足処理を
実施し起爆遅延時間を計算する計算手順を格納した記憶
装置を設けたものである。
おいて起爆遅延時間計算装置に、時間計測装置により移
動目標を探知する一方のビームによる目標探知開始時間
及び目標探知開始終了時間、同じく時間計測装置により
起爆信号の時間基準となる他方のビームによる目標探知
開始時間、距離計測装置により起爆信号の時間基準とな
る他方のビームによる目標距離、相対速度計測装置によ
り起爆信号の時間基準となる他方のビームによる目標と
飛しょう体との相対速度を計測し、接近間隔補足処理を
実施し起爆遅延時間を計算する計算手順を格納した記憶
装置を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す飛しょう体の起爆装置部分の構成図
である。図中1は第1の目標探知レーダ装置、2は第2
の目標探知レーダ装置、3は時間計測装置、4は距離計
測装置、5は相対速度計測装置、6は目標パルス検出装
置、7は飛しょう体加速度検出装置、8は記憶装置、9
は演算装置、11は起爆判定装置、12は起爆信号発生
装置、13は弾頭起爆装置、14は弾頭である。図2
は、飛しょう体の運用図であり、図中10は目標探知レ
ーダビーム、13は弾頭起爆装置、14は弾頭、15は
飛しょう体、16は発射機、17は射撃レーダである。
図3は飛しょう体の起爆装置による状況図であり、図
中、1は第1の目標探知レーダ装置、2は第2の目標探
知レーダ装置、15は飛しょう体、18は目標、20は
弾頭爆破範囲、21は第1の目標探知レーダビーム、2
2は第2の目標探知レーダビーム、23は目標中心位
置、24は弾頭起爆地点である。図4は、起爆装置の第
1の目標探知ビーム21及び第2の目標探知ビーム22
が目標を探知した時の時間を示したタイムチャートであ
る。図7は、起爆遅延時間算出処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
実施の形態1を示す飛しょう体の起爆装置部分の構成図
である。図中1は第1の目標探知レーダ装置、2は第2
の目標探知レーダ装置、3は時間計測装置、4は距離計
測装置、5は相対速度計測装置、6は目標パルス検出装
置、7は飛しょう体加速度検出装置、8は記憶装置、9
は演算装置、11は起爆判定装置、12は起爆信号発生
装置、13は弾頭起爆装置、14は弾頭である。図2
は、飛しょう体の運用図であり、図中10は目標探知レ
ーダビーム、13は弾頭起爆装置、14は弾頭、15は
飛しょう体、16は発射機、17は射撃レーダである。
図3は飛しょう体の起爆装置による状況図であり、図
中、1は第1の目標探知レーダ装置、2は第2の目標探
知レーダ装置、15は飛しょう体、18は目標、20は
弾頭爆破範囲、21は第1の目標探知レーダビーム、2
2は第2の目標探知レーダビーム、23は目標中心位
置、24は弾頭起爆地点である。図4は、起爆装置の第
1の目標探知ビーム21及び第2の目標探知ビーム22
が目標を探知した時の時間を示したタイムチャートであ
る。図7は、起爆遅延時間算出処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【0018】図2により飛しょう体の運用状態を示す
と、射撃レーダ17により発見、追尾された目標18に
対して、発射機16により飛しょう体15が発射され
る。飛しょう体15が目標18に接近すると、目標探知
レーダビーム10により検知され、弾頭爆破範囲の中に
到達したところで破壊される。
と、射撃レーダ17により発見、追尾された目標18に
対して、発射機16により飛しょう体15が発射され
る。飛しょう体15が目標18に接近すると、目標探知
レーダビーム10により検知され、弾頭爆破範囲の中に
到達したところで破壊される。
【0019】図3により、この発明による第1から第5
による動作を示す。目標18は、tA時に目標探知ビー
ム21により探知され、tB時に目標探知ビーム21に
よる探知が終了する。その後目標18は、tC時に目標
探知ビーム22により再び探知される。このtC時に、
目標18の目標中心位置23が弾頭起爆地点24に到達
するまでの時間T1とT2の和を計算する。この時の各
目標探知ビームと時間の関係を図4に示す図中、黒い部
分が目標をビームを照射し目標を探知している区間であ
る。
による動作を示す。目標18は、tA時に目標探知ビー
ム21により探知され、tB時に目標探知ビーム21に
よる探知が終了する。その後目標18は、tC時に目標
探知ビーム22により再び探知される。このtC時に、
目標18の目標中心位置23が弾頭起爆地点24に到達
するまでの時間T1とT2の和を計算する。この時の各
目標探知ビームと時間の関係を図4に示す図中、黒い部
分が目標をビームを照射し目標を探知している区間であ
る。
【0020】図7により、この時間T1とT2の和を計算
する手順を示す。ステップ1で処理を開始し、ステップ
2でtAをステップ3でtBを計測しステップ4で式2を
用いてT1を算出する。 T1= (tA − tB )/2 式2
する手順を示す。ステップ1で処理を開始し、ステップ
2でtAをステップ3でtBを計測しステップ4で式2を
用いてT1を算出する。 T1= (tA − tB )/2 式2
【0021】ステップ5でtCを計測し、ステップ6で
目標の相対速度VCを計測、ステップ7で2の目標探知
レーダ装置2から目標までの斜距離Nを計測する。これ
らと目標探知ビーム装置2のビーム指向角度θよりステ
ップ9で式3を用いてT2を計算する。 T2= NcosΘ/Vc 式3 そして、ステップ10で、T1とT2の和Tを式4でT
で計算し、ステップ11で終了する。 T=T1+T2 式4
目標の相対速度VCを計測、ステップ7で2の目標探知
レーダ装置2から目標までの斜距離Nを計測する。これ
らと目標探知ビーム装置2のビーム指向角度θよりステ
ップ9で式3を用いてT2を計算する。 T2= NcosΘ/Vc 式3 そして、ステップ10で、T1とT2の和Tを式4でT
で計算し、ステップ11で終了する。 T=T1+T2 式4
【0022】また、この発明による第3による、1個所
の目標探知レーダ装置により目標探知レーダビームを2
本照射している状況を図5に示す。図中21は目標探知
ビーム、22は目標探知ビーム、27はジンバル機構、
28はレーダアンテナ面である。ジンバル機構27によ
りレーダアンテナ面28の角度を変化させることにより
目標探知レーダビームの指向方向を変化させ、時分割で
2本の目標探知レーダビーム21と目標探知レーダビー
ム22を生成したものである。この時の目標探知レーダ
ビーム21と目標探知レーダビーム22での目標の探知
状態を示したものが図6である。図中、黒い部分が目標
を探知している区間であり、この黒い区間が時分割され
た不連続の状態となっている。また、この複数ビームの
生成は、ジンバル機構によるレーダアンテナ面以外にも
フェーズアレイレーダ等により電気的にレーダビーム方
向を変化させるものでも良い。
の目標探知レーダ装置により目標探知レーダビームを2
本照射している状況を図5に示す。図中21は目標探知
ビーム、22は目標探知ビーム、27はジンバル機構、
28はレーダアンテナ面である。ジンバル機構27によ
りレーダアンテナ面28の角度を変化させることにより
目標探知レーダビームの指向方向を変化させ、時分割で
2本の目標探知レーダビーム21と目標探知レーダビー
ム22を生成したものである。この時の目標探知レーダ
ビーム21と目標探知レーダビーム22での目標の探知
状態を示したものが図6である。図中、黒い部分が目標
を探知している区間であり、この黒い区間が時分割され
た不連続の状態となっている。また、この複数ビームの
生成は、ジンバル機構によるレーダアンテナ面以外にも
フェーズアレイレーダ等により電気的にレーダビーム方
向を変化させるものでも良い。
【0023】
【発明の効果】第1の発明によれば、目標と飛しょう体
の接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合
にも、目標と飛しょう体の位置関係の時間変化を正確に
算出することができる。
の接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合
にも、目標と飛しょう体の位置関係の時間変化を正確に
算出することができる。
【0024】第2の発明によれば、常時目標探知ビーム
を同時に照射しておくことができるため、各目標探知ビ
ームからの同時刻の探知距離、目標速度を得ることがで
きる。
を同時に照射しておくことができるため、各目標探知ビ
ームからの同時刻の探知距離、目標速度を得ることがで
きる。
【0025】第3の発明によれば、複数の目標探知ビー
ムを照射する装置を1つにできるため、機器構成が簡易
になり及び飛しょう体への搭載が容易となる。
ムを照射する装置を1つにできるため、機器構成が簡易
になり及び飛しょう体への搭載が容易となる。
【0026】第4の発明によれば、目標と飛しょう体の
接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合に
も、目標が効果的に破壊することができる。
接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合に
も、目標が効果的に破壊することができる。
【0027】第5の発明によれば、目標と飛しょう体の
接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合に
も、目標が効果的に破壊されるよう弾頭の爆破範囲の中
央部に目標が接近した時に起爆するように起爆時期を決
定することができる。
接近距離が異なる場合及び目標の大きさが異なる場合に
も、目標が効果的に破壊されるよう弾頭の爆破範囲の中
央部に目標が接近した時に起爆するように起爆時期を決
定することができる。
【0028】第6の発明によれば、目標の大きさが異な
る場合にも、目標長補足処理を実施し、目標の中心部が
弾頭起爆範囲の中央部に飛来する時間を算出することが
できる。
る場合にも、目標長補足処理を実施し、目標の中心部が
弾頭起爆範囲の中央部に飛来する時間を算出することが
できる。
【0029】第7の発明である飛しょう体の起爆遅延時
間計算装置は、目標と飛しょう体の接近距離が変化した
場合に、目標接近間隔補足処理により、目標が弾頭爆破
範囲の中央部に飛来するまでの時間を算出することがで
きる。
間計算装置は、目標と飛しょう体の接近距離が変化した
場合に、目標接近間隔補足処理により、目標が弾頭爆破
範囲の中央部に飛来するまでの時間を算出することがで
きる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す飛しょう体の
起爆装置の構成図である。
起爆装置の構成図である。
【図2】 飛しょう体の運用図である。
【図3】 飛しょう体の起爆装置による状況図である。
【図4】 起爆装置の作動タイムチャートを示す図であ
る。
る。
【図5】 時分割による複数の目標探知アンテナビーム
生成状況図である。
生成状況図である。
【図6】 時分割の目標探知アンテナビームによる起爆
装置の作動タイムチャートを示す図である。
装置の作動タイムチャートを示す図である。
【図7】 起爆遅延時間算出処理のフローチャートを示
す図である。
す図である。
【図8】 従来の飛しょう体の起爆装置を示す構成図で
ある。
ある。
【図9】 従来の飛しょう体の起爆装置による弾頭起爆
状況図である。
状況図である。
【図10】 従来の起爆遅延時間算出処理のフローチャ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
1 第1の目標探知レーダ装置、2 第2の目標探知レー
ダ装置、3 時間計測装置、4 距離計測装置、5 相対
速度計測装置、6 目標パルス検出装置、7 飛しょう体
加速度検出装置、8 記憶装置、9 演算装置、11 起
爆判定装置、12起爆信号発生装置、13 弾頭起爆装
置、14 弾頭、15 飛しょう体、16 発射機、17
射撃レーダ、18 目標、19 目標探知レーダ装置、2
7 ジンバル機構、28 レーダアンテナ面。
ダ装置、3 時間計測装置、4 距離計測装置、5 相対
速度計測装置、6 目標パルス検出装置、7 飛しょう体
加速度検出装置、8 記憶装置、9 演算装置、11 起
爆判定装置、12起爆信号発生装置、13 弾頭起爆装
置、14 弾頭、15 飛しょう体、16 発射機、17
射撃レーダ、18 目標、19 目標探知レーダ装置、2
7 ジンバル機構、28 レーダアンテナ面。
Claims (7)
- 【請求項1】 移動目標との接近を探知する飛しょう体
において、上記移動目標の進路方向に複数交差するよう
にビームを照射するビーム照射手段と、上記複数交差す
るビームに対する目標の反射波により、移動目標を探知
している時間、目標距離、目標速度の変化を検出し、移
動目標と飛しょう体との接近時の時間と位置の変化を求
める演算手段とを具備したことを特徴とする飛しょう
体。 - 【請求項2】 上記ビーム手段は、ビームを照射する複
数の目標探知レーダ装置で構成したことを特徴とする請
求項1記載の飛しょう体。 - 【請求項3】 上記ビーム手段は、ビームの照射角度を
変化させてビームを移動目標の進路方向に複数交差する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の飛しょう
体。 - 【請求項4】 弾頭と、上記演算手段の出力に基づき上
記弾頭を動作させる手段とを具備したことを特徴とする
請求項1記載の飛しょう体。 - 【請求項5】 上記複数交差するビームに対する目標の
反射波からそれぞれの目標検知開始時間及び終了時間を
計測する時間計測装置、上記複数交差するビームの一方
が移動目標を探知し、次に移動目標を探知する他方のビ
ームに対する移動目標の反射波から移動目標までの距
離、飛しょう体と目標との接近速度を計測する距離/相
対速度計測装置、上記他方のビームに対する移動目標の
反射波の有無を検出する目標パルス検出装置、飛しょう
体の飛しょう加速度が一定加速度を超えたかを検出する
加速度検出装置、上記目標パルス検出装置の検出パルス
有無の結果と飛しょう加速度が一定加速度を超えたかを
確認する起爆判定装置、上記他方のビームに対する移動
目標の反射波の探知から弾頭への起爆信号を発生するま
での待ち時間である起爆遅延時間を計算する演算装置、
上記起爆遅延時間を上記演算装置で計算する際の計算手
順を記憶した記憶装置、上記起爆判定装置により起爆許
可が判定された際に上記起爆遅延時間計算装置により計
算された起爆遅延時間を経た後に飛しょう体の弾頭へ起
爆信号を送信する起爆信号発生装置とを備え、目標が弾
頭爆発範囲の中央部に接近した際に起爆するように目標
の大きさ及び目標と飛しょう体との接近距離に応じた起
爆遅延時間を算出することを特徴とする請求項1記載の
飛しょう体。 - 【請求項6】 上記起爆遅延時間計算装置は、時間計測
装置により移動目標を探知する一方のビームによる目標
探知開始時間及び目標探知開始終了時間を計測し目標長
補足処理を実施し起爆遅延時間を計算する計算手順を格
納した記憶装置を備えた請求項5記載の飛しょう体。 - 【請求項7】 上記起爆遅延時間計算装置は、時間計測
装置により移動目標を探知する一方のビームによる目標
探知開始時間及び目標探知開始終了時間、同じく時間計
測装置により起爆信号の時間基準となる他方のビームに
よる目標探知開始時間、距離計測装置により起爆信号の
時間基準となる他方のビームによる目標距離、相対速度
計測装置により起爆信号の時間基準となる他方のビーム
による目標と飛しょう体との相対速度を計測し、接近間
隔補足処理を実施し起爆遅延時間を計算する計算手順を
格納した記憶装置を備えた請求項5記載の飛しょう体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233429A JP2001059700A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 飛しょう体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233429A JP2001059700A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 飛しょう体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001059700A true JP2001059700A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16954912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233429A Pending JP2001059700A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 飛しょう体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001059700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105471472A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-04-06 | 绵阳灵通电讯设备有限公司 | 适用于火控系统精确定位的角度数据传输系统及应用方法 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP11233429A patent/JP2001059700A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105471472A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-04-06 | 绵阳灵通电讯设备有限公司 | 适用于火控系统精确定位的角度数据传输系统及应用方法 |
CN105471472B (zh) * | 2015-12-24 | 2018-09-18 | 四川灵通电讯有限公司 | 适用于火控系统精确定位的角度数据传输方法 |
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