JP2001059256A - 衛生設備機器の排水構造 - Google Patents

衛生設備機器の排水構造

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JP2001059256A
JP2001059256A JP11235239A JP23523999A JP2001059256A JP 2001059256 A JP2001059256 A JP 2001059256A JP 11235239 A JP11235239 A JP 11235239A JP 23523999 A JP23523999 A JP 23523999A JP 2001059256 A JP2001059256 A JP 2001059256A
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style toilet
japanese
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floor
drainage
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Hiroshi Hase
寛 長谷
Junichi Asakura
淳一 朝倉
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の和風便器、排水管を全て取り外すこと
なく、部分的に残した状態で新設の衛生設備への改修を
行うため、従来、行っていた階下天井裏からの配管撤
去、新規立上げなどの作業およびコンクリートスラブ開
口部の穴埋め作業を省き、スラブ上での作業比率が多く
なり、作業環境の向上となるとともに、改修における業
者数を低減することができる。このように和風便器の設
置フロアーからだけの作業で、短工期が可能な和風便器
の改修方法を提供することにある。 【解決手段】 既設の和風便器の床上露出部を除去した
後、新設の排水管を既設の和風便器トラップ部または掃
除口部に接続し、既設の排水管が接続されたままの状態
で床下のモルタル層内に埋設させるようにしたことで既
設の和風便器、排水管を取り外すことなく、床仕上げを
行うことができるため、和風便器の設置フロアーからだ
けの作業で、更に工期を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和風便器の改修方
法に係わり、特に和風便器から他の衛生設備への改修
を、既設の和風便器設置フロアーからだけの作業で、短
工期で行うことのできる衛生設備機器の排水構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、既設の和風便器から新設の衛生設
備へ改修する際、既設の和風便器および既設の給排水管
を取り外し、既設の和風便器を取り除いた後のコンクリ
ートスラブ開口部から新設の給排水管を立ち上げ、コン
クリートスラブ開口部の穴埋め処理を行い、新設の床仕
上げを行った後、新設の衛生設備を施工する。なお、新
設の排水管立ち上げの際、新設の衛生設備排水口が、コ
ンクリートスラブ開口部垂直上面の範囲に位置しない場
合は、新たに排水管立ち上げ用にコンクリートスラブを
貫通させた穴を設ける必要がある。
【0003】図−18(a)のように設置された既設の
和風便器41を設置フロアーから粉砕するなどして取り
除き、階下の天井裏より和風便器の破片を回収し、既設
の給排水管42を取り除いて図−18(b)の状態にな
る。次にコンクリートスラブ12を切削し、埋設されて
いる既設の鉄筋44を露出させ、既設の鉄筋44に新設
の鉄筋45を溶接し、階下から新設の排水管7と新設の
給水管43をコンクリートスラブ開口部46から立ち上
げ、既設の和風便器41を取り外した後のコンクリート
スラブ開口部分46を階下から新設の蓋47で塞ぎ、図
−18(c)の状態になる。最後に、図−18(d)の
ように新設のモルタル48で埋め戻し、乾燥のため養生
後、床仕上げを行い、新設の衛生設備5の施工が可能に
なる。なお床仕上げは、施工面に不陸がある場合は補修
として、セルフレベリング材などでならした後に行って
いる。
【0004】また、簡単に設置フロアーからだけの作業
で、既設の和風便器を腰掛式大便器に取替えることので
きる商品、つまり既設の和風便器上方から取替え専用の
腰掛式大便器を被せるように施工するものもあるが、取
替え対象となる和風便器が、和洋両用タイプの和風便器
に限定されたり、平置きの和風便器に使用できる場合
は、取替え専用の腰掛便器に給水接続がされていないた
め、ボール面の洗浄ができず、衛生的ではないものであ
る。
【0005】以上のように従来の技術では、既設の和風
便器を床から取り除く際はハンマーなどで粉砕する他な
く、またコンクリートスラブ開口部をふさぐには、埋設
された鉄筋をはつり出し、新たに鉄筋を溶接するといっ
た火を使う作業、開口部を階下からふさぐといった和風
便器設置階直下階の天井裏での作業が必要となってい
た。更にコンクリートスラブ開口部をふさぐためにモル
タルなどを使用するため、その乾燥までの養生時間が必
要となっていた。また、既設の床が防水層である場合
は、修復作業は専門技能を持った作業者が必要であり、
工程の調整、費用などの負担増となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の和風便器撤去方
法では、作業者は既設の和風便器を粉砕して取り除き、
階下の天井裏より和風便器の破片を回収する作業および
配管の解体作業を行う必要があるため、1フロアーのト
イレを改修するには2フロアーのトイレが使用不可能に
なるといった問題があった。
【0007】更に、既設和風便器撤去後のコンクリート
スラブ穴埋め作業には、新設の鉄筋をはり、モルタルで
埋め戻すため、乾燥までの養生時間が長時間必要である
といった問題があった。
【0008】また、新設の衛生設備施工のため、新設の
排水管立ち上げを行う際、新設の衛生設備排水口が、既
設和風便器を取り外した後の、コンクリートスラブ開口
部垂直上面の範囲に位置しない場合は、新たに排水管立
ち上げ用にコンクリートスラブを貫通させた穴を設ける
必要があり、費用が増大し、工期も長くなるといった問
題があった。
【0009】また、工程毎に必要な特殊な技能を持った
職人が必要で工程管理が煩雑な上、長い工事期間を要す
るといった問題があった。特に防水床の場合は顕著であ
る。
【0010】また、既設の和風便器、給排水管、コンク
リートスラブ切削廃材などの産業廃棄物が大量に発生
し、処理に費用と手間を要するといった問題があった。
【0011】また、簡単に設置フロアーからだけの作業
で、既設の和風便器を腰掛式大便器に取替えることので
きる商品、つまり既設の和風便器上方から取替え専用の
腰掛式大便器を被せるように施工するものもあるが、取
替え対象となる和風便器が、和洋両用タイプの和風便器
に限定されたり、平置きの和風便器に使用できる場合
は、取替え専用の腰掛便器に給水接続がされていないた
め、ボール面の洗浄ができず、衛生的ではないといった
問題点があった。更に、取替え専用の腰掛式大便器とな
るため、トイレ空間のデザイン性にそぐわない場合が多
く、本格的な改修において使用することがほとんどでき
ないといった問題点があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、既設の和風便器を全て取り外すことなく、
部分的に残した状態で新設の床仕上げへの改修を行うた
め、従来行っていた、階下天井裏からの配管撤去などの
作業およびコンクリートスラブ開口部の穴埋め作業を省
き、スラブ上での作業比率が多くなり、作業環境および
品質管理の向上となるとともに、改修における業者数お
よび人工を低減することができる。また、速硬性充填
材、床プレートを使用すれば養生時間を短縮できること
から、著しい工期短縮が可能である。また、新規衛生設
備排水口位置が、コンクリートスラブ開口部上方になく
ても、新たに排水管立ち上げ用にコンクリートスラブを
貫通させた穴を設ける必要もなく工期短縮が可能であ
る。更に、産業廃棄物の発生を少なく抑えることができ
るため、その処理作業および処理費用も軽減される。こ
のように和風便器の設置フロアーからだけの作業で、短
工期に既設の和風便器から新設の床仕上げへ改修すると
いう和風便器の改修方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明請求項1記載の衛生設備機器の排水構造は、既
設の和風便器の便鉢部上方であって、少なくとも前立て
部のみ、もしくは、前立て部およびリム導水路部を切削
などにより除去し、更に必要であれば、既設の和風便器
の周辺床も除去し、新設の排水管を接続後、前記和風便
器の非除去部を床仕上げ面以下に埋設させた状態で上方
に新設の衛生設備を施工する構造としたことである。
【0014】この発明では、既設の和風便器を全て取り
外すことなく埋設させるため、従来行っていた、コンク
リートスラブ開口部の埋め戻し工程を省くことができ、
短工期化とともに業者数の低減が図れる。更に、既設和
風便器上方を除去するため、改修後の床仕上げ面は凸部
がなく、既設の床面周辺と面一になり見栄えが劣ること
はない。
【0015】また、この発明では、和風便器設置フロア
ーからの作業だけで和風便器の改修が行えるため、従来
行っていた階下あるいは階下の天井裏に潜り込んでの作
業を省くことができる。このため、作業環境が向上し、
ひいては品質管理の向上となる。更に、階下フロアーに
迷惑をかけることもなくなり、改修における日程の調整
が非常に楽になる。
【0016】更に、既設の和風便器上方に取り付けられ
る新設の衛生設備が腰掛式大便器の場合、取替え専用の
腰掛便器に限定されることがなく、通常の腰掛式大便器
を使用できるため、清掃性もよく、トイレ空間のデザイ
ン性も向上できる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の場合において、新設の排水管を既設和風便器の非除
去部のトラップ部に接続するようにしたことである。
【0018】この発明では、既設の和風便器に接続され
た、既設の排水管を取り外す必要がなくなり、従来行っ
ていた階下あるいは階下の天井裏に潜り込んでの作業を
省くことができ、また廃棄物の処理作業を少なくするこ
とができる。このため、工期を大幅に短縮することがで
きる。
【0019】更に、新設の排水管を既設和風便器の非除
去部のトラップ部で固定することで、新設の衛生設備か
ら排出される排水が、既設和風便器の非除去部のトラッ
プ内に直接流入するため、排水がスムーズに流れるとと
もに、排水の際、新設の排水管の振動を抑えることがで
き、新設の排水管の抜け防止となる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1、2記載
の発明の場合において、新設の衛生設備の排水口と、前
記排水口からずれた位置で、既設和風便器の非除去部内
にあるトラップ部とを排水ベント管を使用して接続させ
たことである。
【0021】この発明では、排水ベント管を使用すれ
ば、既設和風便器の非除去部内にあるトラップ部から新
設床面までの限られた高さ寸法の範囲内、具体的には1
20mm以内で、新設の衛生設備の排水口と、前記排水
口からずれた位置で、既設和風便器の非除去部内にある
トラップ部とを、排水性能を維持しながら、和風便器設
置フロアーからの作業だけで排水管の接続が行えるた
め、従来行っていた階下あるいは階下の天井裏に潜り込
んでの作業を省くことができる。このため、作業環境が
向上し、ひいては品質管理の向上となる。更に、階下フ
ロアーに迷惑をかけることもなくなり、改修における日
程の調整が非常に楽になる。
【0022】また、前記排水ベント管を使用すれば、新
設の衛生設備の排水口は、既設和風便器の非除去部上方
になくてもよいため、新たにスラブ貫通穴を設ける必要
がなく、工期を短縮することができるとともに、新設の
衛生設備の設置位置を決定する際、既設和風便器の設置
状態に左右されることがなく、好きな位置に取り付ける
ことができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明で、既設和風便器が掃除口付きの場合において、新設
の排水管を既設和風便器の非除去部の掃除口部に接続す
るようにしたことである。
【0024】この発明では、既設の和風便器に接続され
た、既設の排水管を取り外す必要がなくなり、従来行っ
ていた階下あるいは階下の天井裏に潜り込んでの作業を
省くことができ、また廃棄物の処理作業を少なくするこ
とができる。このため、工期を大幅に短縮することがで
きる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の場合において、既設和風便器の非除去部のトラップ
部または、トラップより下流であって排水口手前までの
排水路を上方からの作業で閉塞させた構造としたことで
ある。
【0026】この発明では、既設の和風便器内で排水路
を閉塞させることにより、既設排水管より発生する悪臭
を防ぐことができる。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1から5記
載の発明の場合において前記既設和風便器の非除去部上
方より充填材を流し込み既設和風便器を埋設させる構造
にしたことである。
【0028】この発明では、既設の和風便器を充填材で
埋設させるため、養生後には陶器面と充填材が完全に接
着され、前記既設和風便器の非除去部を充分に保持する
ことができ、また、充填材の上面に仕上げ材を施工する
こともできる。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の場合において、充填材に速硬性セルフレベリング材
または、速硬性モルタルを使用して既設和風便器の非除
去部を埋設させた構造にしたことである。
【0030】この発明では、充填材の養生時間を短縮で
きるため、工期短縮が可能である。
【0031】また、充填材に速硬性セルフレベリング材
を用いれば、凹凸のない表面状態が得られるため、床仕
上げ前の不陸補修の必要がなくなり、タイルまたは長尺
塩ビシートなどの床仕上げ材を直接施工することがで
き、更なる工期短縮が可能である。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の場合において、既設和風便器の非除去部上方であっ
て、前記和風便器の非除去部幅より長い鉄筋を、既設の
モルタル層に吊るされるように配置し、充填材で埋設さ
せる構造にしていることである。
【0033】この発明により、充填材で埋設された既設
和風便器の非除去部が、上方からの過大な荷重または、
地震などの振動により脱落することを防止することがで
きる。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項6から9記
載の発明の場合において、既設和風便器の非除去部の便
鉢部に、緩衝材を貼り付けまたは塗布後に、充填材で埋
設する構造にしていることである。
【0035】この発明により、充填材乾燥時の膨張、収
縮による既設和風便器の非除去部のクラック発生を防止
することができる。
【0036】請求項10記載の発明は、請求項1から5
記載の発明の場合において、既設和風便器の非除去部を
埋設のため、床プレートを配設する構造にしていること
である。
【0037】この発明により、既設和風便器の非除去部
を充填材で埋め戻す必要がなくなるため、より一層工期
を短縮することができる。
【0038】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明の場合において、前記床プレートに床プレート高
さ調節可能となっていることである。
【0039】この発明により、床プレート設置面に不陸
があっても、床プレート上面の高さ調節および水平度調
節が容易に行うことができ、より一層工期を短縮するこ
とができる。
【0040】請求項12記載の発明は、請求項10、1
1記載の発明の場合において、前記床プレートの上部に
床プレート仕上げ材を配設するようにしていることであ
る。
【0041】この発明により、床仕上げ工程を簡素化す
ることができ、より一層工期を短縮することができる。
また、仕上げ職人を必要とせずに施工することができる
ため、職種および人工の削減が図れる。
【0042】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明の場合において、既設和風便器の非除去部内また
は、充填材上面に防水処理を施した構造としたことであ
る。
【0043】この発明にて、万が一和風便器にクラック
が生じ、和風便器埋設部上方の仕上げ床から浸水した場
合における階下への漏水を防止することができる。
【0044】請求項14記載の発明は、請求項1から1
3記載の発明の場合において、既設の防水層と接続して
新設の防水処理を施したことである。
【0045】この発明にて、万が一上方が浸水している
ような場合でも階下への漏水を防止することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を基に、本発明の一実
施例を具体的に説明する。図1は、本発明における請求
項1の既設和風便器の除去部位を表した縦断面図であ
る。図2は、本発明における請求項1施工後の横断面図
である。図3−(a)は、本発明における請求項2施工
後の横断面図である。図3−(b)は、本発明における
請求項2にて使用する排水管固定部材の構成図である。
図4は、本発明における請求項3施工後の横断面図であ
る。図5−(a)は、本発明における請求項3にて使用
する排水ベント管の構成図である。図5−(b)は、本
発明における請求項3にて排水ベント管を使用した場合
の上面図である。図5−(c)は、本発明における請求
項3にて排水ベント管を使用した場合の横断面図であ
る。図6は、本発明における請求項4施工後の縦断面図
である。図7は、本発明における請求項5施工後の縦断
面図である。図8は、本発明における請求項6施工後の
縦断面図である。図9−(a)は、本発明における請求
項8施工後の横断面図である。図9−(b)、(c)、
(d)は、本発明における請求項8にて使用する鉄筋の
横断面図である。図10は、本発明における請求項9施
工後の縦断面図である。図11−(a)は、本発明にお
ける請求項10施工後の縦断面図である。図11−
(b)は、本発明における請求項10にて支持部を使用
した施工後の縦断面図である。図12−(a)は、本発
明における請求項11にて使用する床プレートの構成図
である。図12−(b)は、本発明における請求項11
にて使用する床プレート高さ調節機構部の構成図であ
る。図13は、本発明における請求項12施工後の縦断
面図である。図14は、本発明における請求項13施工
後の縦断面図である。図15は、本発明における請求項
14施工後の縦断面図である。図16は、本発明におけ
る請求項1から3および5から8および13、14に記
載した衛生設備の施工構造を施工方法の手順として表し
た図である。図17は、本発明における請求項1、4、
5および10から14に記載した衛生設備の施工構造を
施工方法の手順として表した図である。図18は、既設
の和風便器から新設の衛生設備へ改修を行う際の、従来
方法の手順について表した図である。
【0047】図1に示すように、既設の和風便器41の
便鉢部上方にあたる前立て部9およびリム導水路10部
の、既設の和風便器除去部1を切削などにより除去する
ことで、既設の床仕上げ部4から既設の和風便器が突出
することなく、既設和風便器の非除去部2を新設の床仕
上げ部以下に埋設することができる。
【0048】また、既設の和風便器の除去部1が便鉢部
上方に限定されるため、既設の和風便器設置時の耐火構
造(図示せず)を破壊することがなく、耐火性に対し安
全である。
【0049】なお、既設の和風便器はディスクグライン
ダーなどの一般的な切削工具を用いるか、あるいは前記
切削工具で陶器部に部分的に切れ目を入れ、トーチなど
のバーナーで切れ目間を熱することで、ヒートショック
により、切れ目間にクラックが走り、思い通りの部位を
容易に除去することができる。
【0050】本発明にて採用する既設の和風便器のカッ
ト方法について、一例として記載する。既設の和風便器
トラップ部を閉塞させ、前記和風便器上方より充填材1
2を、前記和風便器の埋設させたい部分(=既設の和風
便器非除去部2)まで充填する。この状態で充填材12
を乾燥のため養生させる。既設の和風便器非除去部2
は、外側から既設のモルタル層6、内側から新設の充填
材12にて挟み込まれたサンドイッチ構造となってい
る。従って、既設の和風便器として露出した部分(=既
設の和風便器除去部1)をハンマーなどの工具を使用し
て粉砕させれば、既設の和風便器非除去部2に、割れま
たはにクラッを生じさせることなく、既設の和風便器除
去部1をきれいに除去することができる。なお、既設の
和風便器除去部1をハンマーなどの工具を使用して粉砕
する際、周辺に陶器破片が飛散する恐れがあるため、飛
散防止用にシートまたはネットにて、既設の和風便器除
去部1を覆い被せる必要がある。
【0051】既設和風便器の具体的な除去部位として
は、既設和風便器の前立て部9のみ、または、既設和風
便器の前立て部9を除去するとともに、リム上面より概
略30mmから50mm下面まで、つまりリム導水路1
0の範囲内で除去すればよい。ただし、既設和風便器の
非除去部2が階下へ脱落しなければ、除去範囲は限定さ
れず、既設和風便器の床下埋設部のどの範囲を除去して
もよい。また、既設の和風便器の周辺床3は除去しても
除去しなくてもどちらでもよいが、除去する場合は既設
の和風便器の除去部と高さを合わせて既設の和風便器の
周辺床も除去すればよい。
【0052】図2に示すよう、既設和風便器の非除去部
2のトラップ13上方に新設の排水管7を固定し、新設
の衛生設備5から排出される排水を、既設和風便器の非
除去部2のトラップ13上方に排出することで、新たな
排水路が形成される。なお、新設の排水管7はダブルト
ラップ構造をさけるために、既設和風便器の非除去部2
のトラップ溜水面14以下に差し込んではならない。ま
た、新たな排水路を形成する方法は既設和風便器の非除
去部2のトラップ14を利用するに限らず、どのように
形成しても構わない。
【0053】なお、既設和風便器の非除去部2は、新た
な排水路を形成後、床仕上げ面以下に埋設された状態
で、上方に新設の衛生設備5が施工される。
【0054】図3−(a)に示すように、既設和風便器
の非除去部2のトラップ13に新設の排水管7を固定し
て接続し、新設の衛生設備5から排出される排水を、既
設和風便器の非除去部2のトラップ13内に排出するこ
とで、新たな排水路が形成される。なお、新設の排水管
はダブルトラップ構造をさけるために、既設和風便器の
非除去部2のトラップ溜水面14以下に差し込んではな
らない。
【0055】また、新設の排水管7を既設和風便器の非
除去部2のトラップ13部で固定することで、排水がス
ムーズに流れるとともに、新設の衛生設備5から排出さ
れる排水が、既設和風便器の非除去部2のトラップ13
内に排出される際の振動を抑えることができ、新設の排
水管の抜け防止となる。
【0056】なお、図3−(b)に示すように新設の排
水管7固定部が、前記新設の排水管7および前記和風便
器の非除去部2のトラップ13部に密着されると、ダブ
ルトラップ構造となるため、新設の排水管固定部材15
には空気抜き穴49が設けられている。
【0057】新設の衛生設備排水口6位置と、既設和風
便器の非除去部2のトラップ13部位置がずれている場
合、既設和風便器の非除去部2内にあるトラップ13部
から新設床面までの限られた高さ寸法の範囲内、具体的
には120mm以内で、排水性能を維持しながら、市販
の部材を用いて接続することはできない。図4に示すよ
うに、排水ベント管16を用いた構造としたことで、新
設の衛生設備排水口6と、前記排水口からずれた位置
で、既設和風便器の非除去部2内にあるトラップ13部
とを、排水性能を維持しながら容易に接続することがで
きる。
【0058】図5−(a)に示すように、新設の衛生設
備の排水口6と、前記排水口からずれた既設和風便器の
非除去部2のトラップ13部に配設されるには、これら
の芯の距離に合せて、長さを変えて施工できる高さ12
0mm以内で構成される排水ベント管16を使用する。
この排水ベント管16は、新設の衛生設備の排水口6に
フランジを介して接続する排水口側接続管17と、既設
和風便器の非除去部2のトラップ13部に配設された排
水管固定部材15に接続する排水管側接続管18と、こ
れらの排水口側接続管17および排水管側接続管18と
の間を接続する扁平形状に成形された、連結管19の複
数の部材で構成したものである。
【0059】排水口側接続管17は、図示の例では、9
0°のエルボ状であり、上端の連結座を床フランジ周り
に外挿して接着剤によって接続固定される。また、上端
の連結座から緩やかに曲がるベントを経由して水平方向
に開口軸線を持つ接続座を下流端に設け、連結管19が
この接続座を内挿して接続されている。
【0060】排水管側接続管18は、図示の例では、水
平方向の開口軸線を持つ接続座とこの軸線に直交する開
口軸線の連結座とを備えており、前記連結座を既設和風
便器の非除去部2のトラップ13部に配設された排水管
固定部材15に内挿して、接着剤によって接続固定され
る。
【0061】連結管19は、例えば塩化ビニルなどを利
用した合成樹脂素材の切断可能なパイプ材であり、図示
の例では、一端側に排水口側接続管の接続座に差し込む
接合座を形成したものである。
【0062】また、各々の接続部分は、接着剤またはシ
ール材を用いて接続され、新設の衛生設備排水口6から
既設和風便器の非除去部2のトラップ13部までの排水
管内部流路は、損失軽減のため、段差がないように各部
材が構成されている。このように、各部材とも複雑な形
状に加工するため、各部材の材質は、塩化ビニルなどを
利用した合成樹脂素材の加工性の高いものがよい。
【0063】また、前記連結管19はその切断すべき長
さを表示する目盛りを備えているため、改修現場におい
ても容易に新設衛生設備の排水口6と既設和風便器の非
除去部2のトラップ13部とを接続することができる。
更に、前記連結管19は50mm、100mmなどと、
あらかじめ特定長さとした連結管19であっても使用で
きるため、既設の和風便器トラップ13と新設の衛生設
備の排水口6とのずれている距離が均一であるような、
連立した複数のトイレの改修においては前記連結管19
の切断する作業を省くため、工期の短縮となる。また、
前記連結管19は伸縮可能な可撓性部材より構成されて
も構わない。
【0064】また、前記排水ベント管16は何部材で構
成されていてもよく、特に前記連結管19が特定長さと
なって構成されているか、伸縮可能な可撓性部材より構
成されている場合は、一体成形品でも構わない。
【0065】また、排水ベント管16には、排水勾配が
逆勾配にならぬよう水平方向の調節が可能になっている
とともに、前記排水口側接続管のフランジとの接続部に
は高さ方向の施工誤差を吸収するためのカット代が含ま
れている。
【0066】また、図5−(b)、(c)に示すよう前
記排水ベント管16を使用する際、既設和風便器の非除
去部2の側面および既設和風便器周辺床3を除去すれ
ば、新設の衛生設備の排水口6は、既設和風便器の非除
去部2上方になくても接続できるため、新たにスラブ貫
通穴を設ける必要がなく、工期を短縮することができる
とともに、新設の衛生設備5の設置位置を決定する際、
既設和風便器41の設置状態に左右されることがなく、
好きな位置に取り付けることができる。
【0067】図6に示すよう、既設の和風便器が掃除口
付きの場合、既設の和風便器の便鉢部上方にあたる前立
て部9およびリム導水路10部の、既設和風便器除去部
1を切削などにより除去後、既設和風便器の非除去部2
の掃除口21に新設の排水管7を固定し、新設の衛生設
備5から排出される排水を、既設和風便器の非除去部2
の掃除口21に排出することで、新たな排水路が形成さ
れる。また、新設の衛生設備排水口6と既設和風便器の
非除去部2の掃除口21との接続方法は、漏水しなけれ
ばどのように接続しても構わない。
【0068】図7に示すよう、既設の和風便器が掃除口
付きの場合、既設和風便器の非除去部2のトラップ13
部、またはトラップ13より下流であって排水口手前ま
での排水路を上方からの作業で閉塞させることで、既設
排水管23より発生する悪臭を防ぐことができる。な
お、既設和風便器の非除去部2のトラップ13部を閉塞
させるには、上方より作業ができればどんな材質でもよ
く、例えば充填材25を流し込み閉塞させてもよいし、
発泡スチロールなどの弾性体26を詰め込んでもよい。
ただし、弾性体26を詰め込んだ場合は、周辺にシール
材との併用で完全な密閉処理を施す必要がある。
【0069】図8に示すように、既設和風便器の非除去
部2を前記和風便器上方より、充填材25で充填して埋
設させる。使用する充填材25は、既設和風便器の非除
去部2の上方より充填することができれば、どんな材質
でもよく、2種類以上組み合わせて使用してもよい。な
お、新設の床仕上げ材8は、必ずしも施工しなくてもよ
く、施工する場合においても、既設の床仕上げ部4と面
一になるように、必ずしも施工しなくてもよい。
【0070】また、既設和風便器の非除去部2を前記和
風便器上方より、充填材25で充填し、埋設させること
で、新規床仕上げ部は床として必要とされる強度に耐え
ることが可能となる。
【0071】なお、新設の排水管7を既設の和風便器非
除去部2のトラップ13に排水管固定部材15を使用し
て接続した場合、ダブルトラップ構造をさけるために排
水管固定部材15に設けられた空気抜き穴49に通気管
52を接続し、前記通気管52の他端を床仕上げ面以上
に立上げ、既設和風便器非除去部2のトラップ13上方
の空気だまりは大気へと開放を行う必要がある。通気管
52の形状および材質および穴径は特に限定されない
が、穴径はφ5mm程度の内径で充分である。また、通
気管52の大気開放位置は、どこでもよいが新設の衛生
設備5の下面であることが望ましい。図8の例では、新
設の衛生設備5が腰掛式大便器であり、前記通気管52
の大気開放位置を前記腰掛式大便器の袴内にしている。
【0072】また、既設和風便器の非除去部2を前記和
風便器上方より、充填材25で充填して埋設させる際に
使用する充填材25として速硬性のモルタルを使用すれ
ば、乾燥までの養生時間が短縮されるため、工期の短縮
が可能となる。更に、前記充填材25として速硬性のセ
ルフレベリング材を使用すれば、充填材25の充填と同
時に平滑面が得られるため、乾燥までの時間が短縮され
るとともに、床仕上げを行う際の床不陸補修などの左官
工といった専門工が必要な下地処理工程が省け、施工業
種の削減および、更なる工期の短縮が可能となる。
【0073】図9−(a)に示すように、既設和風便器
の非除去部2より上方で、前記和風便器幅より長い鉄筋
28を既設のモルタル層11に吊るすように配置し、充
填材25を充填することで、既設和風便器の非除去部2
と充填材25の接触面は接着され、更に鉄筋28を介し
て既設のモルタル層11と一体となりコンクリートスラ
ブ12階下への脱落を防止している。また、鉄筋28は
既設和風便器の非除去部2に何本使用しても構わない。
【0074】また、鉄筋28の形状を、図9−(b)、
(c)、(d)に示す。図9−(a)のように既設和風
便器の非除去部2内に納まり、両端が既設のモルタル層
11に引っかかっていれば、どのような形状、太さでも
構わわない。なお、図9−(a)、(b)、(c)、
(d)の鉄筋28の場合その接続部53は、溶接にて接
続されている。図9−(b)、(d)の鉄筋28の場合
その屈曲部34は、曲げ加工でもよく、溶接でもよい。
【0075】図10に示すように、既設和風便器の非除
去部2に緩衝材29を塗布し、その上方から充填材25
を充填することで、充填材25乾燥中の膨張または収縮
による、既設和風便器の非除去部2へ伝達される応力を
緩衝材29が吸収し、既設和風便器の非除去部2のクラ
ック発生を防ぐことができる。
【0076】緩衝材29は弾力性を有していれば、シー
ト状のものを貼っても、刷毛で塗っても、スプレー塗布
など、どんな材質および形状でもよく、2種類以上組み
合わせて使用してもよい。また、緩衝材29の塗布範囲
は、既設和風便器の非除去部2全面であることが好まし
いが、部分的であっても構わわない。なお、既設和風便
器の非除去部2に緩衝材29を塗布しなくても、充填材
25に発泡スチロールビーズ玉などの微粒の緩衝材29
を混ぜ合わせて既設和風便器の非除去部2に流し込んで
もよい。
【0077】図11−(a)に示すように、既設和風便
器の非除去部2上方に床プレート30を配設し、床仕上
げを行うことで、充填材25を充填する場合と比べ乾燥
までの養生時間を必要としないため更なる短工期が可能
となる。
【0078】床プレート17の形状は、既設和風便器の
非除去部2より大きい形状であればどのような形状でも
よい。なお、床プレート17は、既設和風便器上方部を
除去した後、既設和風便器の非除去部2の周辺にあたる
既設の床仕上げ面7上に載置してもよく、既設和風便器
周辺床5を前記床プレートの形状に概略一致する形状で
ざぐり、既設の床仕上げ面7と前記床プレート17が面
一になるように載置してもよい。
【0079】床プレート30の材質は、床材として必要
な強度を持っていればよく、鉄板など何でも構わない
が、改修現場でカットする場合もあり、また搬入性を考
慮すると、加工性が高く、剛体であり、軽い材質である
ことが望ましい。本発明にて使用する床プレート材質に
ついて、一例として記載する。基本構造は、樹脂含浸紙
を薄い金属板で挟み込んだサンドイッチ構造となってい
る。樹脂含浸紙を使用するのは、床材としての軽量化お
よび、現場での加工性を考慮したためで、具体的にはフ
ェノール樹脂をクラフト紙に含浸させたもの50が上げ
られる。また、薄い金属板は、厚さ1.2mm程度のス
テンレス板51を使用している。樹脂含浸紙の形状とし
て、例えばハニカム構造とする場合もあるが、特に形状
は限定されるものではない。
【0080】また、既設和風便器の非除去部2を、前説
の床材として強度を有する前記床プレート30を使用し
て埋設させる構造としたことで、新規床仕上げ部は床と
して必要とされる強度に充分耐えることが可能となる。
【0081】床プレート30は1枚で構成される必要は
なく、2枚以上で構成されていてもよい。また、図11
−(b)に示すように、床プレート30は床プレート支
持部31を兼ね備えてもよく、一体でも別体でもよく、
また何本あってもよい。
【0082】図12−(a)に示すように、床プレート
30は高さ調節用の支持脚32を兼ね備えてもよく、一
体でも別体でも、また何本あってもよい。高さ調節構造
の一例として図12−(b)に示す。前記床プレート3
0に高さ調節用支持脚貫通穴33を設け、床プレート3
0裏面から前記貫通穴33を覆うようにナット34が溶
接されており、ネジ部35を含んで形成された高さ調節
用支持脚32がねじ込める構造となっている。前記高さ
調節用支持脚32のネジ部35を前記床プレート30上
面から裏面のナット34にねじ込み高さ調節を可能にし
ている。なお、床プレート30裏面に溶接されたナット
34は床プレート30内に埋め込まれている形状が望ま
しい。高さ調節は床プレート30上方からドライバーな
どの一般的な工具で行えるような形状で前記高さ調節用
脚32は構成されている。なお、高さ調節の構造は前記
構造に限定されることはなく、前記床プレート30と高
さ調節機構が別体でも構わない。
【0083】図13に示すように、前記床プレート30
の上部に床プレート仕上げ材37を設け、前記既設の床
仕上げ部4と前記床プレート仕上げ材37が面一となる
ように仕上げることができる。なお、既設の床仕上げ部
4と前記床プレート仕上げ材37は必ずしも面一でなく
てよい。また、床プレート仕上げ材37は、床プレート
30の上部に施工することができれば、床プレート仕上
げ材37の大きさ、材質、形状は特に限定されない。
【0084】図14に示すように、既設和風便器の非除
去部2のトラップ13または、既設和風便器排水口部2
2もしくは、既設排水管23などの排水路閉塞後、既設
和風便器の非除去部2に新設の防水層38を施した状態
で前記充填材25または前記床プレート30で埋設させ
ることで、防水構造を確保できる。防水層の材質、施工
方法は、防水シートを貼り付けたり、防水コーティング
を施すなど防水構造を確保できればよく、これらに限定
しない。
【0085】また防水処理を施す際、図15に示すよ
う、既設の防水層39と接続するように新設の防水層3
8を構成することで、より一層完全な防水構造を確保で
きる。前記同様に防水層の材質、施工方法は、防水シー
トを貼り付けたり、防水コーティングを施すなど防水構
造を確保できればよく、これらに限定しない。
【0086】図16は既設和風便器の非除去部2のトラ
ップ13上方に新設の排水管7を固定し、充填材25を
使用して埋設した後床仕上げを行い新設の衛生設備5を
取り付ける際の施工手順について一例を表した図であ
る。なお、作業の順番は必ずしも下記に限定されるもの
ではない。図16(a)のように設置された既設の和風
便器41に対し、フラッシュバルブなどの洗浄装置を取
り外し、既設和風便器の前立て部9およびリム導水路1
0の既設和風便器除去部1および既設和風便器周辺床3
をカットし、既設和風便器の非除去部2のトラップ13
に新設の排水管7を固定するための排水管固定部材15
を取り付け、その周囲をシールした状態が図16(b)
である。この際に既設の防水層39を切らないよう露出
させておく。
【0087】次に新設の衛生設備排水口6位置と前記排
水管固定部材15のずれに合わせて排水ベント管16の
連結管19長さを調節後、前記排水ベント管16排出部
を前記配管固定部材15に挿入し、水平調節および高さ
調節を行う。そして排水管固定部材15に設けられた空
気抜き穴49と通気管52を接続し、通気管52の他端
が新設の腰掛式大便器の袴内にくるよう立上げ、既設和
風便器の非除去部2内に鉄筋28を既設モルタル層11
に吊り下げるように配設し、充填材25として、速硬性
セルフレベリング材を既設和風便器の非除去部に流し込
む。速硬性セルフレベリング材が乾燥するまで養生後、
既設の防水層39に接続するように新設の防水層38を
敷きつめ、図16(c)の状態となる。
【0088】最後に、新設の防水層38上に床仕上げを
行い、新設の衛生設備5固定用の床フランジを排水ベン
ト管16に接続し、新設の衛生設備5を施工した状態が
図16(d)である。なお、防水処理、鉄筋の配設、通
気管の立上げは、必ずしも実施しなくてよい。
【0089】なお、新設の給水管43を新設の衛生設備
5給水位置まで立ち上げるには、既設の給水管42とコ
ンクリートスラブ上で新設の給水管を接続し、既設のモ
ルタル層11内を引き回すことで、既設の和風便器41
設置フロアーからだけの作業で、どこの位置にでも新規
に立ち上げることが可能である。
【0090】また、既設の和風便器41設置フロアーか
らだけの作業で改修を行う必要がない場合に、新設の給
水管43を新設の衛生設備5給水位置まで立ち上げるに
は、新設の衛生設備5給水位置へ新たにスラブ貫通穴を
設け、従来通り階下からの作業で行えばよい。
【0091】図17は既設和風便器41が掃除口付きの
場合で、既設和風便器の非除去部2の掃除口21に新設
の排水管7を固定し、床プレート30を使用して埋設し
た後床仕上げを行い新設の衛生設備5を取り付ける際の
施工手順について一例を表した図である。なお、作業の
順番は下記に限定されるものではない。図17(a)の
ように設置された既設の和風便器41に対し、フラッシ
ュバルブなどの洗浄装置を取り外し、既設和風便器の前
立て部9およびリム導水路10の既設和風便器除去部1
および既設和風便器周辺床3をカットした状態が図17
(b)である。
【0092】次に既設の和風便器非除去部2のトラップ
13に充填材25を使用して閉塞させ、既設和風便器の
非除去部2全面に新設の防水層38を敷きつめ、床プレ
ート30を配設する。前記床プレート30上面は、新た
な床仕上げ代を確保するような高さに調節し図17
(c)の状態になる。
【0093】最後に、床プレート30上に仕上げを行
い、新設の衛生設備排水口6を掃除口21に接続し、終
了した状態が図17(d)である。なお、防水処理、鉄
筋の配設、通気管の立上げは、必ずしも実施しなくてよ
い。
【0094】なお、新設の給水管43を新設の衛生設備
5給水位置まで立ち上げるには、既設の給水管42とコ
ンクリートスラブ上で新設の給水管を接続し、既設のモ
ルタル層11内を引き回すことで、既設の和風便器41
設置フロアーからだけの作業で、どこの位置にでも新規
に立ち上げることが可能である。
【0095】また、既設の和風便器41設置フロアーか
らだけの作業で改修を行う必要がない場合に、新設の給
水管43を新設の衛生設備5給水位置まで立ち上げるに
は、新設の衛生設備5給水位置へ新たにスラブ貫通穴を
設け、従来通り階下からの作業で行えばよい。
【0096】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。以上説明したように本発明にあたって請求項1の
発明では、既設の和風便器の便鉢部上方であって、少な
くとも前立て部のみ、もしくは、前立て部およびリム導
水路部を切削などにより除去し、新設の排水管を接続
後、和風便器の非除去部を床仕上げ面以下に埋設させた
状態で上方に新設の衛生設備を施工する構造としたこと
で、既設の和風便器を全て取り外すことなく埋設させる
ため、従来行っていた、コンクリートスラブ貫通穴の埋
め戻し工程を省くことができ、短工期化とともに業者数
の低減が図れる。更に、既設和風便器上方を除去するた
め、改修後の床仕上げ面は凸部がなく、既設の床面周辺
と面一になり見栄えが劣ることはない。
【0097】また、既設の和風便器の除去部が便鉢部上
方に限定されるため、既設の和風便器設置時の耐火構造
を破壊することがなく、耐火性に対し安全である。
【0098】既設の和風便器を部分的に除去する際、外
側から既設のモルタル層、内側から新設の充填材にて挟
み込まれたサンドイッチ構造とした後、既設の和風便器
として露出した部分をハンマーなどの工具を使用して粉
砕させることで、既設の和風便器の床下埋設部分に、割
れまたはにクラックを生じさせることなく、既設の和風
便器として露出した部分をきれいに除去することができ
るため、既設の和風便器を短工期にカットでき、更に火
炎など使用しないため周囲への安全性向上が図れる。
【0099】また、和風便器設置フロアーからの作業だ
けで和風便器の改修が行えるため、従来行っていた階下
あるいは階下の天井裏に潜り込んでの作業を省くことが
できる。このため、作業環境が向上し、ひいては品質管
理の向上となる。更に、階下フロアーに迷惑をかけるこ
ともなくなり、改修における日程の調整が非常に楽にな
る。
【0100】請求項2の発明では、新設の排水管を既設
和風便器の非除去部のトラップ部に接続するようにした
ことで、既設の和風便器に接続された、既設の排水管を
取り外す必要がなくなり、従来行っていた階下あるいは
階下の天井裏に潜り込んでの作業を省くことができ、ま
た廃棄物の処理作業を少なくすることができる。このた
め、工期を大幅に短縮することができる。また、既設和
風便器の非除去部のトラップを排水管固定部材およびシ
ール材などで密閉したことで、トラップ内溜水からの悪
臭を防ぐことができる。
【0101】更に、新設の排水管を既設和風便器の非除
去部のトラップ部で固定することで、新設の衛生設備か
ら排出される排水が、既設和風便器の非除去部のトラッ
プ内に直接流入するため、排水がスムーズに流れるとと
もに、排水の際、新設の排水管の振動を抑えることがで
き、新設の排水管の抜け防止となる。
【0102】また、新設の排水管を既設和風便器の非除
去部のトラップ部で固定する際、排水管固定部材に空気
抜き穴が設けられているため、ダブルトラップ構造をさ
けることができる。
【0103】請求項3の発明では、新設の衛生設備の排
水口と、前記排水口からずれた位置で、既設和風便器の
非除去部内にあるトラップ部とを排水ベント管を使用し
て接続させたことで、既設和風便器の非除去部内にある
トラップ部から新設床面までの限られた高さ寸法の範囲
内、具体的には120mm以内で、新設の衛生設備の排
水口と、前記排水口からずれた位置で、既設和風便器の
非除去部内にあるトラップ部とを、排水性能を維持しな
がら、和風便器設置フロアーからの作業だけで排水管の
接続が行えるため、従来行っていた階下あるいは階下の
天井裏に潜り込んでの作業を省くことができる。このた
め、作業環境が向上し、ひいては品質管理の向上とな
る。更に、階下フロアーに迷惑をかけることもなくな
り、改修における日程の調整が非常に楽になる。
【0104】また、排水ベント管を構成する連結管には
その切断すべき長さを表示する目盛りが備えられている
ため、改修現場においても容易に新設衛生設備の排水口
と既設和風便器の非除去部のトラップ部とを接続するこ
とができる。更に、前記連結管は50mm、100mm
などと、あらかじめ特定長さとした連結管であっても使
用できるため、既設の和風便器トラップと新設の衛生設
備の排水口とのずれている距離が均一であるような、連
立した複数のトイレの改修においては前記連結管の切断
する作業を省くため、工期の短縮となる。
【0105】 また、排水ベント管は、排水勾配が
逆勾配にならないよう水平方向の調節が可能になってお
り、更に排水口側接続管の排水フランジとの接続部には
高さ方向の施工誤差を吸収するためのカット代が含まれ
ているため、容易に施工することができる。
【0106】また、前記排水ベント管を使用すれば、新
設の衛生設備の排水口は、既設和風便器の非除去部上方
になくてもよいため、新たにスラブ貫通穴を設ける必要
がなく、工期を短縮することができるとともに、新設の
衛生設備の設置位置を決定する際、既設和風便器の設置
状態に左右されることがなく、好きな位置に取り付ける
ことができる。
【0107】請求項4の発明では、既設和風便器が掃除
口付きの場合において、新設の排水管を既設和風便器の
非除去部の掃除口部に接続するようにしたことで、既設
の和風便器に接続された、既設の排水管を取り外す必要
がなくなり、従来行っていた階下あるいは階下の天井裏
に潜り込んでの作業を省くことができ、また廃棄物の処
理作業を少なくすることができる。このため、工期を大
幅に短縮することができる。
【0108】請求項5の発明では、既設和風便器の非除
去部のトラップまたは、トラップより下流であって排水
口手前までの排水路を上方からの作業で閉塞させた構造
としたことで、既設の和風便器内で排水路を閉塞させる
ことにより、既設排水管より発生する悪臭を防ぐことが
できる。
【0109】請求項6の発明では、前記既設和風便器の
非除去部上方より充填材を流し込み既設和風便器を埋設
させる構造にしたことで、養生後には陶器面と充填材が
完全に接着され、前記既設和風便器の非除去部を充分に
保持することができ、また、充填材の上面に仕上げ材を
施工することもできる。
【0110】また、既設和風便器の非除去部を前記和風
便器上方より、充填材で充填し、埋設させることで、新
規床仕上げ部は床として必要とされる強度に耐えること
が可能となる。
【0111】なお、新設の排水管を既設の和風便器非除
去部のトラップに排水管固定部材を使用して接続した場
合、排水管固定部材に設けられた空気抜き穴に通気管を
接続し、前記通気管の他端を床仕上げ面以上に立上げた
後、充填材を充填することで、既設和風便器非除去部の
トラップ上方の空気だまりが大気開放となり、ダブルト
ラップ構造をさけることができる。
【0112】請求項7の発明では、充填材に速硬性のセ
ルフレベリング材または、速硬性のモルタルを使用して
既設和風便器の非除去部を埋設させた構造にしたこと
で、充填材の養生時間を短縮できるため、工期短縮が可
能である。また、充填材に速硬性のセルフレベリング材
を用いれば、凹凸のない表面状態が得られるため、床仕
上げ前の不陸補修の必要がなくなり、タイルまたは長尺
塩ビシートなどの床仕上げ材を直接施工することがで
き、更なる工期短縮が可能である。
【0113】請求項8の発明では、既設和風便器の非除
去部上方であって、前記和風便器の非除去部幅より長い
鉄筋を、既設のモルタル層に吊るされるように配置し、
充填材で埋設させる構造にしていることで、充填材で埋
設された既設和風便器の非除去部が、上方からの過大な
荷重または、地震などの振動により脱落することを防止
することができる。
【0114】請求項9の発明では、既設和風便器の非除
去部の便鉢部に、緩衝材を貼り付けまたは、塗布後に充
填材で埋設する構造にしていることで、充填材乾燥時の
膨張、収縮による既設和風便器の非除去部のクラック発
生を防止することができる。
【0115】請求項10の発明では、既設和風便器の非
除去部を埋設のため、床プレートを配設する構造にして
いることで、既設和風便器の非除去部を充填材で埋め戻
す必要がなくなるため、より一層工期を短縮することが
できる。
【0116】また、前記床プレート材が、樹脂含浸紙を
薄い金属板で挟み込んだサンドイッチ構造としたことに
より、充分な強度を得ながら、板厚を薄く抑えることが
でき、軽量で搬入し易く、現場での加工も容易になる。
【0117】また、既設和風便器の非除去部を、床材と
して強度を有する前記床プレートを使用して埋設させる
構造としたことで、新規床仕上げ部は床として必要とさ
れる強度に充分耐えることが可能となる。
【0118】請求項11の発明では、前記床プレートに
床プレート高さ調節可能となっていることで、床プレー
ト設置面の高さ調節および水平度調節が容易に行うこと
ができ、より一層工期を短縮することができる。
【0119】請求項12の発明では、前記床プレートの
上部に床プレート仕上げ材を配設するようにしているこ
とで、床仕上げ工程を簡素化することができ、より一層
工期を短縮することができる。また、仕上げ職人を必要
とせずに施工することができるため、職種および人工の
削減が図れる。
【0120】請求項13の発明では、既設和風便器の非
除去部内または、充填材上面に防水処理として防水シー
トまたは防水塗装を施した構造としたことで、万が一和
風便器にクラックが生じ、和風便器埋設部上方の仕上げ
床から浸水した場合における階下への漏水を防止するこ
とができる。おもに床仕上げが長尺塩ビシートの場合
で、改修後の床清掃方法がモップ掛け程度と、日常は床
に水がまかれないトイレ空間の簡易的な防水処理とし
て、短工期、低価格となり有効である。
【0121】請求項14の発明では、既設の防水層と接
続して新設の防水処理を施す構造としたことで、万が一
上方が浸水しているような場合でも階下への漏水を防止
することができる。おもに床仕上げがタイル貼りの場合
で、改修後の床清掃方法はブラシを使用してこするな
ど、日常から床に水がまかれるトイレ空間の完全な防水
処理として、有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における請求項1の既設和風便器の除去
部位を表した図である。
【図2】本発明における請求項1施工後の横断面図であ
る。
【図3】本発明における請求項2施工後の横断面図であ
る。
【図4】本発明における請求項3施工後の横断面図であ
る。
【図5】本発明における請求項3に使用する排水ベント
管の構成図である。
【図6】本発明における請求項4施工後の横断面図であ
る。
【図7】本発明における請求項5施工後の横断面図であ
る。
【図8】本発明における請求項6施工後の横断面図であ
る。
【図9】本発明における請求項8施工後の横断面図であ
る。
【図10】本発明における請求項9施工後の横断面図で
ある。
【図11】本発明における請求項10施工後の横断面図
である。
【図12】本発明における請求項11施工後の横断面図
である。
【図13】本発明における請求項12施工後の横断面図
である。
【図14】本発明における請求項13施工後の横断面図
である。
【図15】本発明における請求項14施工後の横断面図
である。
【図16】本発明における請求項1から3および5から
8および13、14に記載した衛生設備の施工構造を施
工方法の手順として表した図である。
【図17】本発明における請求項1、4、5および10
から14に記載した衛生設備の施工構造を施工方法の手
順として表した図である。
【図18】既設の和風便器から新設の衛生設備へ改修を
行う際の、従来方法の手順について表した図である。
【符号の説明】
1・・・既設の和風便器除去部 2・・・既設の和風便器非除去部 3・・・既設の和風便器周辺床 4・・・既設の床仕上げ部 5・・・新設の衛生設備 6・・・新設の衛生設備排水口 7・・・新設の排水管 8・・・新設の床仕上げ材 9・・・前立て部 10・・・リム導水路 11・・・既設のモルタル層 12・・・コンクリートスラブ 13・・・トラップ 14・・・トラップ溜水面 15・・・排水管固定部材 16・・・排水ベント管 17・・・排水口側接続管 18・・・排水管側接続管 19・・・連結管 21・・・掃除口 22・・・既設の和風便器の排水口部 23・・・既設の排水管 24・・・便鉢部 25・・・充填材 26・・・弾性体 27・・・シール材 28・・・鉄筋 29・・・緩衝材 30・・・床プレート 31・・・支持部 32・・・高さ調節用支持脚 33・・・高さ調節用支持脚貫通穴 34・・・ナット 35・・・ネジ部 37・・・床プレート仕上げ材 38・・・新設の防水層 39・・・既設の防水層 41・・・既設の和風便器 42・・・既設の給水管 43・・・新設の給水管 44・・・既設の鉄筋 45・・・新設の鉄筋 46・・・コンクリートスラブ開口部 47・・・新設の蓋 48・・・モルタル 49・・・空気抜き 50・・・フェノール樹脂含浸クラフト紙 51・・・ステンレス板 52・・・通気管 53・・・接続部 54・・・屈曲部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の和風便器の便鉢部上方、または前
    記和風便器の便鉢部上方および前記和風便器の周辺の床
    を除去した後、前記和風便器本体の排水路上方に新設の
    排水管を接続し、前記和風便器の非除去部と前記排水管
    または、前記和風便器の非除去部を床仕上げ面以下に埋
    設した状態で、前記新設の排水管に新設の衛生設備機器
    の排水流路を接続したことを特徴とする衛生設備機器の
    排水構造。
  2. 【請求項2】 前記排水路が前記和風便器の非除去部の
    トラップ部である請求項1記載の衛生設備機器の排水構
    造。
  3. 【請求項3】 前記新設の排水管を接続する和風便器の
    非除去部のトラップ部の位置と、前記衛生設備機器の排
    水流路の排出口の位置がずれた場合に、前記排水管をベ
    ント管で構成した請求項1または2記載の衛生設備機器
    の排水構造。
  4. 【請求項4】 前記和風便器が前記排水路に連通する掃
    除口を有し、この掃除口に前記新設の排水管または、前
    記衛生設備機器の排水流路を接続した請求項1記載の衛
    生設備機器の排水構造。
  5. 【請求項5】 前記和風便器の非除去部のトラップ部、
    またはトラップ部より下流であって排水口手前までの前
    記排水路を閉塞した請求項4記載の衛生設備機器の排水
    構造。
  6. 【請求項6】 前記和風便器の非除去部を埋設する際、
    前記和風便器の非除去部および和風便器の周辺の床除去
    部に、充填材を充填したことを特徴とする請求項1乃至
    5いずれかに記載の衛生設備機器の排水構造。
  7. 【請求項7】 前記充填材が速硬性セルフレベリング材
    または速硬性モルタルである請求項6記載の衛生設備機
    器の排水構造。
  8. 【請求項8】 前記既設の和風便器の非除去部内に前記
    充填材とともに、鉄筋を埋設した請求項6または7記載
    の衛生設備機器の排水構造。
  9. 【請求項9】 埋設される前記既設の和風便器の非除去
    部と前記充填材との間に緩衝材を配設した請求項6乃至
    8いずれかに記載の衛生設備機器の排水構造。
  10. 【請求項10】 前記既設の和風便器の非除去部を埋設
    する際、前記和風便器の非除去部上方に床プレートを配
    設した請求項1乃至5いずれかに記載の衛生設備機器の
    排水構造。
  11. 【請求項11】 前記床プレートが高さ調節可能である
    請求項10記載の衛生設備機器の排水構造。
  12. 【請求項12】 前記床プレートの上部に床プレート仕
    上げ材を配設した請求項10または11記載の衛生設備
    機器の排水構造。
  13. 【請求項13】 前記既設の和風便器の非除去部を埋設
    する際、防水処理を施した請求項1乃至12いずれかに
    記載の衛生設備機器の排水構造。
  14. 【請求項14】 前記既設の和風便器の非除去部を埋設
    する際、既設の防水層と接続するように新たに防水処理
    を施した請求項13記載の衛生設備機器の排水構造。
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