JP2001058702A - 減容ダストボックス - Google Patents

減容ダストボックス

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JP2001058702A
JP2001058702A JP23441799A JP23441799A JP2001058702A JP 2001058702 A JP2001058702 A JP 2001058702A JP 23441799 A JP23441799 A JP 23441799A JP 23441799 A JP23441799 A JP 23441799A JP 2001058702 A JP2001058702 A JP 2001058702A
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JP
Japan
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dust
refuse
garbage
volume
box
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JP23441799A
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English (en)
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Yokichi Okutomi
洋吉 奥富
Yasumori Kurihara
康守 栗原
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Sheru Industry Co Ltd
Original Assignee
Sheru Industry Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/10Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ごみ投入口から投入されてきたご
みを圧縮して、ごみ袋に収容する減容ダストボックスに
関する。 【解決手段】 減容ダストボックスは、ごみ圧縮部50
が、ごみを圧縮してからごみ収容部60に収容するの
で、ごみはつぶされて容積が小さくなり、多くのごみを
収容することができ、ポリ袋を交換する頻度が低減され
るとともに、人手によってごみ袋をつぶす危険な作業を
行なう必要がなくなる。また、水分分離部40によっ
て、投入されたごみの中の水分を分離して、液溜めタン
ク62に回収するので、ポリ袋のように破れて水分が漏
れるといったことがなく、衛生的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ投入口から投
入されたごみを圧縮して、ごみ袋に収容する減容ダスト
ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ごみの回収、処理は、大きな社会
問題となっているが、特に、多量のごみが発生するファ
ーストフード店などでは深刻な問題となっている。とこ
ろが、ファーストフード店などにおいては、客が捨てた
容器や包装紙などのごみをそのままごみ袋に収容してい
るため、ごみが嵩張ってごみ袋がすぐにいっぱいになっ
てしまい、従業員が頻繁に袋を交換しなければならない
という問題があった。また、これらごみ袋を車で回収す
る際の効率を高めるには、人手によってごみ袋内のごみ
をつぶさなければならないが、ごみの中には、フォーク
や飲食物の残りものが混入しており、従業員が人手で行
なうには危険をともなうとともに非衛生的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決すべくなされたものであり、ダストボックスに捨
てられたごみの中の水分を分離し、そのごみが嵩張らな
いように、圧縮してから収容する減容ダストボックスの
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の減容ダストボックス
は、ボックス本体と、このボックス本体の上部に設けら
れたごみを投入するためのごみ投入口と、前記ボックス
本体の中間部に収納され、前記ごみ投入口から投入され
たごみを圧縮するごみ圧縮部を備えた圧縮ユニットと、
前記ボックス本体の下部に収納されたごみ圧縮部で圧縮
されたごみを収容するごみ収容部とを具備した構成とし
てある。
【0005】このような構成の減容ダストボックスによ
れば、ごみを圧縮してからごみ収容部に収容するので、
ごみはつぶされて容積が小さくなり、多くのごみを収容
することができる。したがって、ごみ袋を交換する頻度
が低減されるとともに、人手によってごみ袋をつぶす危
険な作業をする必要がなくなる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の減容ダストボックスにおいて、前記圧縮ユニットが、
前記ごみ投入口から投入されたごみの中の水分を分離す
る水分分離部を有し、かつ、この水分分離部で分離した
水分を溜める液溜め部が、前記ボックス本体の下部に収
納されている構成としてある。
【0007】このようにすることにより、減容ダストボ
ックスは、投入されたごみの中の水分を分離するので、
ごみを回収したごみ袋から、水分が漏れ出ることを防止
でき、衛生的である。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の減容ダストボックスにおいて、前記圧縮ユニッ
トが、ごみ投入口の近傍にブラシ部を有する構成として
ある。
【0009】このように、ごみ投入口の近傍にブラシ部
を設けることによって、ごみ投入口から子供などが手を
入れても、ごみ圧縮部には手が入らないようにすること
ができ、利用者の安全を確保することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の減容ダストボックスにおいて、前記圧縮ユ
ニットが、前記ボックス本体の中間部に着脱自在に収納
されている構成としてある。
【0011】このようにすることにより、圧縮ユニット
のみを取り外して、例えば、洗い場に持っていって清掃
することができるので、圧縮ユニットの清掃を容易に行
なうことができ、清掃作業の労力を低減することができ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項1,
2,3又は4記載の減容ダストボックスにおいて、前記
ごみ投入口の開閉を検知するセンサと、このセンサから
ごみ投入口の閉状態の信号を受け、一定時間経過した後
に前記ごみ圧縮部を作動させる制御部とを有する構成と
してある。
【0013】このようにすることにより、ごみ投入口か
らごみを投入し、扉が閉じられない限り、ごみ圧縮部が
作動しないので、利用者が手をごみ圧縮部に挟まれると
いった危険性を排除することができる。なお、ごみ圧縮
部は、ごみ投入口の扉が開かれると、センサからごみ投
入口の開状態の信号を受けて、ただちに、ごみ圧縮部を
停止させる構成とすることもできる。
【0014】請求項6記載の発明は、上記請求項1,
2,3,4又は5記載の減容ダストボックスにおいて、
前記ごみ圧縮部が、異方向に異速度で回転する一対の噛
み合ったピンロータからなる構成としてある。
【0015】このようにすることにより、ごみがピンロ
ータとピンロータの間に挟まれて効率良くつぶされ、特
に、カップなどの容器を好適に減容することができる。
また、ピンロータの回転速度が異なるので、包装紙など
を引き裂くことができ、包装紙などに対しても好適に減
容することができる。
【0016】請求項7記載の発明は、上記請求項1,
2,3,4又は5記載の減容ダストボックスにおいて、
前記ごみ圧縮部が、異方向に同速度で回転する一対のス
ターホイールからなる構成としてある。
【0017】このように、ごみ圧縮部にスターホイール
を用いること、カップなどの容器や丸められた包装紙な
どを好適に減容することができる。また、このごみ圧縮
部は、一対のスターホイールが同速度で回転するので、
ごみがスターホイールに巻き付くといった危険性を排除
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る減
容ダストボックスについて、図面を参照して説明する。
先ず、本発明の第一実施形態に係る減容ダストボックス
の構造および作用について説明する。図1は、第一実施
形態に係る減容ダストボックスの概略断面図を示してい
る。同図において、10は減容ダストボックスのボック
ス本体であり、上部12にごみ投入口20を設け、中間
部14に圧縮ユニット30を収納し、下部16にごみ収
容部60および液溜め部としての液溜めタンク62を収
容している。
【0019】ボックス本体10の上部12のごみ投入口
20には、扉22が設けてある。この扉22は、ごみ投
入口20の内側に、その上部を中心に回動自在に取り付
けてあり、利用者は扉22を押して、ごみ投入口20か
らごみを投入する。なお、扉22の形態としては、この
ほかに、いろいろなものを採用することができ、例え
ば、ごみ投入口20の側部を中心に回動する扉とするこ
ともできる。
【0020】また、上部12の側板の内面に、扉22の
位置を検出するセンサ24が取り付けてあり、センサ2
4は、扉22の開閉を検出する、つまり、ごみ投入口2
0の「開閉」を検出する。ここで、ごみ投入口20が
「閉」とは、扉22が閉じて手などが入らない状態をい
う。そして、センサ24は、ごみ投入口20の開閉状態
の信号を制御部90に出力する。したがって、利用者が
ごみを捨てようとして、扉22を開けると、センサ24
は、制御部90にごみ投入口20が開状態となった信号
を出力する。
【0021】ボックス本体10の中間部14の正面に
は、ドアが取り付けてあり、図示してないが、中間部1
4の側板の内面には、圧縮ユニット30を載置するガイ
ドレールが設けてある。このようにすることにより、ド
アを開けて、容易に圧縮ユニット30を着脱することが
できる。このように、圧縮ユニット30を着脱自在な構
造とすることによって、圧縮ユニット30を取り外し
て、容易に清掃することができる。
【0022】圧縮ユニット30は、水分分離部40とご
み圧縮部50とで構成されており、水分分離部40は中
間部14の正面側に、ごみ圧縮部50は中間部14の背
面側に配設してある。
【0023】水分分離部40は、水切り板と水分回収器
とで構成してあり、これらの材料としては、耐腐食性を
有するステンレスや抗菌性を有するプラスチックなどを
用いると良い。このようにすることにより、錆やカビの
発生を防止することができる。
【0024】水切り板は、中間部14の正面側の上辺部
から、内部下方に傾けて設けてあり、また、図2に示す
ように、複数の長穴状の水切り孔が、傾斜方向に沿って
あけられている。このようにすることにより、ごみ投入
口20からごみが投入されると、例えば、カップに残っ
た水分や氷が水切り孔から落下し、ごみの中から水分を
分離することができる。ここで、水切り孔を傾斜方向に
そった長穴とすることにより、ごみが水切り孔に引っか
かることを効果的に防止することができる。
【0025】また、好ましくは、水切り板は、水分回収
器に脱着自在な構造とすると良い。このようにすると、
水切り板を取り外して、水分回収器の内部を容易に清掃
することができる。
【0026】なお、水切り板は、上記構造に限定される
ものではなく、例えば、すのこなどを用いることができ
る。また、水切り孔を有する水切り板の代わりに、丸棒
を傾斜方向に隙間をあけて配設し、この隙間から水分な
どを落下させる構造としても、同様の効果を得ることが
できる。
【0027】水分回収器は、水切り孔から落下した水分
などが流れ落ちるように、斜面が形成されており、さら
に、斜面の下方には、排水口が突設してある。また、排
水口は、液溜めタンク62のホースと接続してある。し
たがって、水切り孔から落下した水分などは、水分回収
器の排水口からホースに流れ落ちる。
【0028】ごみ圧縮部50は、ケーシング51,ブラ
シ部54,ピンロータ52a及びピンロータ52bとで
構成してある。ケーシング51は、ごみ投入口20から
投入されたごみが、ごみ圧縮部50に送られるように、
前後方向に斜面が形成されている。このようにすること
により、ごみ投入口20から投入されたごみは、ごみ圧
縮部50に回収される。
【0029】ごみ圧縮部50は、ケーシング51から形
成される入口近傍に、ブラシ部54が設けてある。ブラ
シ部54は、ナイロンからなるブラシ55によって構成
され、ブラシ55は、側面からみると、十字方向に植毛
してある。このようにすることにより、ブラシ55は、
植毛されていない部分にごみを挟み込んで回転するの
で、効率良くごみをごみ圧縮部50に移動させることが
できる。
【0030】ここで、ブラシ部54を設けることによ
り、ケーシング51によって形成される入口をカバーす
るので、ブラシ55が障害となり手を入れることができ
なくなる。したがって、ごみ圧縮部50に手を挟み込む
といった事故を効果的に防止することができる。
【0031】ブラシ55を通過したごみは、ケーシング
51の斜面を滑り落ち、一対のピンロータ52a、52
bによって圧縮される。ピンロータ52a、52bは、
軸の円周方向に対して90°の間隔で、かつ軸の長手方
向に対してピン径より大きなピッチで、ピンが突設して
ある。また、ピンロータ52aとピンロータ52bの軸
方向のピン突設位置は、半ピッチ分ずらしてある。な
お、ピンロータ52a、52bのピンは、丸ピンに限定
するものではなく、例えば、板状のピンを用いても良
い。また、ピンロータ52aとピンロータ52bの配置
については、図2に示すように、軸の長手方向のピン位
置が半ピッチずれるように、かつ、軸間距離がピンの高
さプラス隙間分の距離となるように配設してある。
【0032】ピンロータ52aは、モータ56側の軸端
に、平歯車を連結してあり、この平歯車がモータ56の
平歯車と噛み合い、反時計方向に回転する。また、ピン
ロータ52bは、同じく、平歯車が連結してあり、この
平歯車がピンロータ52aの平歯車噛み合い、時計方向
に回転する。
【0033】ここで、ピンロータ52aとピンロータ5
2bの回転数を異ならせることによって、ごみを効果的
に圧縮し減容することができる。具体的には、ピンロー
タ52aの回転数を速くし、ピンロータ52bの回転数
を遅くすると良い。例えば、ピンロータ52aおよびピ
ンロータ52bの一部のピンが水平となる角度で配設さ
れた状態から、ピンロータ52aが、ピンロータ52b
の二倍の回転数で回転することにより、ピンロータ52
bのピンをピンロータ52aのピンが追い越すことがで
きる。このようにすることにより、ごみを圧縮するとと
もに、ごみを引き裂く効果も期待することができる。
【0034】ブラシ55は、ピンロータ52bとベルト
56dで連結してあり、反時計方向に回転する。ここ
で、ブラシ55の回転数は、ピンロータ52a、52b
によって圧縮処理可能なごみの量より少ないごみしか移
動させないように、低い回転数に設定すると良い。この
ようにすることにより、ブラシ55がごみを供給し過ぎ
て、ピンロータ52a、52bにごみ詰まりが発生する
ことを効果的に防止することができる。このように、減
容ダストボックスのごみ圧縮部50は、ピンロータ52
a、52bによって、ごみを圧縮してつぶすことがで
き、ごみの容積を減容することができる。
【0035】水分分離部40およびごみ圧縮部50は、
ごみによって汚れることが十分に予想されるが、圧縮ユ
ニット30は、中間部14のドアを開けて、容易に着脱
できる構造としてある。具体的には、モータ56は、モ
ータ56の平歯車がピンロータ52aの平歯車の後方斜
め下に位置するように、中間部14の側板の内部に配設
してある。このようにすることにより、圧縮ユニット3
0を取り外すときは、圧縮ユニット30を手前に引くと
平歯車の噛み合わせが外れ、また、圧縮ユニット30を
取り付けるときは、圧縮ユニット30を後方に押すだけ
で、平歯車を噛み合わせることができる。また、ホース
の先端部は、水分回収器の排水口から容易に脱着するこ
とができる。
【0036】このように、圧縮ユニット30は、容易に
着脱可能となっており、さらに、モータ56が付いてい
ないので、洗浄液に漬け込んだ状態で、清掃することが
可能であり、清掃作業を容易に行なうことができるとと
もに、清掃時間の短縮化を図ることができる。
【0037】また、ごみ圧縮部50を駆動するモータ5
6は、制御部90によって制御される。具体的には、制
御部90は、センサ24がごみ投入口20の開状態の信
号を受けて、その後、ごみ投入口20の閉状態の信号を
受たときは、一定時間経過した後に、一回分のごみを処
理するために設定された所定時間だけ、ごみ圧縮部50
を作動させる。また、制御部90は、ごみ圧縮部50が
作動しているときに、ごみ投入口20の開状態の信号を
受たときは、ごみ圧縮部50をただちに停止させ、ごみ
が投入されてごみ投入口20の閉状態の信号を受けたと
きは、ごみ圧縮部50を今回と前回の二回分の作動時間
だけ作動させる。
【0038】このようにすることにより、利用者がごみ
投入口20から手を入れると、ごみ投入口20の開状態
の信号を受けて、制御部90がごみ圧縮部50を停止さ
せるので、手がごみ圧縮部に挟まれるといった危険性を
排除できる。
【0039】ボックス本体10の下部16には、ごみ収
容部60と液溜めタンク62が載置してある。具体的に
は、ごみ容器部60は、ごみがごみ圧縮部50によって
圧縮されて落下する位置に載置され、液溜めタンク62
は、水分回収器の排水口の下方に載置してある。
【0040】また、ごみ容器部60には、予め、ポリ袋
が取り付けてあり、ごみが溜まったときは、ポリ袋ごと
廃棄できるようにしてある。ここで、好ましくは、図示
してないが、ごみ容器部60のごみの溜まり具合を検知
するセンサを取り付けて、ランプなどの警報手段で表示
すると良い。このようにすることにより、ごみが溜まっ
ているかどうかを頻繁に確認する必要がなくなるととも
に、ごみがごみ圧縮部50内にまで、詰まってしまうと
いった不具合を防止することができる。
【0041】上述したように、第一実施形態における減
容ダストボックスは、ごみ圧縮部が、ごみを圧縮してか
らごみ収容部に収容するので、ごみはつぶされて容積が
小さくなり、多くのごみを収容することができ、ごみ袋
を交換する頻度が低減されるとともに、人手によってご
み袋をつぶす危険な作業を行なう必要がなくなる。ま
た、減容ダストボックスは、圧縮ユニットに水分分離部
を設けることによって、投入されたごみの中の水分を分
離して、液溜め部に回収するので、ポリ袋のように破れ
て水分が漏れるといったことがなく、衛生的である。な
お、圧縮ユニットは、水分分離部を省略してごみ圧縮部
だけで構成することもできる。この場合には、利用者
は、ごみの中の水分を別途設けられた廃液口に捨ててか
ら、ごみをごみ投入口に捨てることとなる。
【0042】また、ごみ圧縮部は、センサおよびブラシ
部によって、利用者がごみ圧縮部に手を挟まれることが
ないように安全対策が施されているので、安心して使用
することができる。また、圧縮ユニットは、減容ダスト
ボックスから容易に着脱することができるので、圧縮ユ
ニットを洗い場で清掃することができ、結果的に、減容
ダストボックスを清潔に維持することができる。
【0043】なお、上述した第一実施形態の減容ダスト
ボックスにおいて、圧縮ユニット30として、ピンロー
タを用いているが、本発明は、これに限定するものでは
ない。次に、ピンロータの代わりに、スターホイールを
用いた減容ダストボックスについて、第二実施形態とし
て、図面を参照して説明する。
【0044】図3は、第二実施形態における減容ダスト
ボックスのごみ圧縮部の要部の概略図であり、(a)は
スターホイールの斜視図を、(b)は断面図を、(c)
は応用例の断面図を示している。同図(a)において、
スターホイール70a、70bは、板状の羽根72a、
72bが軸の円周方向に対して90°の間隔で、突設し
た構造としてある。
【0045】ここで、羽根72a、72bの材質は、金
属の他に、樹脂またはゴムを使用することができ、好ま
しくは、樹脂またはゴムを用いると良い。このようにす
ることにより、大きさ,形状,強度などが異なるごみを
圧縮する上で、スターホイールがシャフトロックすると
いった不具合を効果的に防止することができる。また、
スターホイール70a、70bは、特に、カップなどの
容器や丸められた包装紙などを好適に減容することがで
きる。
【0046】同図(b)において、ごみ圧縮部50は、
スターホイール70a、70bが、これらの外径に応じ
たケーシング51に回転自在に取り付けられた構造とし
てある。ここで、スターホイール70a、70bは、互
いに回転角度が45度ずれており、この隙間にごみが挟
み込まれ、圧縮されることによって、減容することがで
きる。また、スターホイール70a、70bは、回転方
向は異なるが、回転速度は同じとしてあるので、ごみが
スターホイールに巻き付くといった危険性を排除するこ
とができる。
【0047】同図(c)において、ごみ圧縮部50は、
スターホイール70a、70bが、ケーシング51に回
転自在に取り付けられており、さらに、ケーシング51
には、ブラシ部の代わりに、連結棒が取り付けられた回
動自在な開閉板74が取り付けられた構造としてある。
ここで、開閉板74は、図示してないが、クランク機構
部と連結された連結棒を介して回動され、センサ24が
ごみ投入口20の開状態の信号を出力したときは、開閉
板74を閉じて、手がスターホイール70a、70bに
挟まれるといった危険を排除する。その他の構造および
作用については、第一実施形態の減容ダストボックスと
同様としてある。
【0048】このように、第二実施形態における減容ダ
ストボックスは、ごみ圧縮部に、スターホイールを使用
することによって、ごみを圧縮し減容することができ
る。また、この減容ダストボックスは、特に、カップな
どの容器や丸められた包装紙などを好適に減容すること
ができるとともに、一対のスターホイールが同速度で回
転するので、ごみがスターホイールに巻き付くといった
危険性を排除することができる。
【0049】なお、ごみ圧縮部の構造については、上述
した他に、様々な構造を用いることができる。例えば、
図4に示すように、ごみ圧縮部50として、圧縮板80
をリンク動作により回動させ、圧縮板80が開いたとき
に滑り落ちてくるごみを、圧縮板80が圧縮する構造と
することができる。さらに、他の構造としては、図示し
てないが、ごみ圧縮部として、スクリューロータが、ご
みを軸方向に移動させながら圧縮する構造とすることも
できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における減
容ダストボックスは、ごみを圧縮してからごみ収容部に
収容するので、ごみはつぶされて容積が小さくなり、多
くのごみを収容することができる。したがって、ごみ袋
を交換する頻度が低減されるとともに、人手によってご
み袋をつぶす危険な作業をする必要がなくなる。また、
減容ダストボックスは、投入されたごみの中の水分を分
離するので、ごみを回収したごみ袋から、水分が漏れ出
ることを防止でき、衛生的である。また、圧縮ユニット
を脱着自在とすることによって、圧縮ユニットの清掃を
容易に行なうことができるので、結果的に、減容ダスト
ボックスを清潔な状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施形態に係る減容ダストボック
スの概略断面図を示している。
【図2】図2は、第一実施形態に係る減容ダストボック
スの概略正面図を示している。
【図3】図3は、第二実施形態における減容ダストボッ
クスのごみ圧縮部の要部の概略図であり、(a)はスタ
ーホイールの斜視図を、(b)は断面図を、(c)は応
用例の断面図を示している。
【図4】図4は、本発明の応用例における減容ダストボ
ックスのごみ圧縮部の要部の概略断面図を示している。
【符号の説明】
10 ボックス本体 12 上部 14 中間部 16 下部 20 ごみ投入口 22 扉 24 センサ 30 圧縮ユニット 40 水分分離部 50 ごみ圧縮部 51 ケーシング 52a ピンロータ 52b ピンロータ 54 ブラシ部 55 ブラシ 56 モータ 60 ごみ収容部 62 液溜めタンク 70a スターホイール 70b スターホイール 72a 羽根 72b 羽根 74 開閉板 80 圧縮板 90 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体と、 このボックス本体の上部に設けられたごみを投入するた
    めのごみ投入口と、 前記ボックス本体の中間部に収納され、前記ごみ投入口
    から投入されたごみを圧縮するごみ圧縮部を備えた圧縮
    ユニットと、 前記ボックス本体の下部に収納されたごみ圧縮部で圧縮
    されたごみを収容するごみ収容部とを具備したことを特
    徴とする減容ダストボックス。
  2. 【請求項2】 前記圧縮ユニットが、前記ごみ投入口か
    ら投入されたごみの中の水分を分離する水分分離部を有
    し、かつ、この水分分離部で分離した水分を溜める液溜
    め部が、前記ボックス本体の下部に収納されていること
    を特徴とする請求項1記載の減容ダストボックス。
  3. 【請求項3】 前記圧縮ユニットが、ごみ投入口の近傍
    にブラシ部を有することを特徴とした請求項1又は2記
    載の減容ダストボックス。
  4. 【請求項4】 前記圧縮ユニットが、前記ボックス本体
    の中間部に着脱自在に収納されていることを特徴とした
    請求項1,2又は3記載の減容ダストボックス。
  5. 【請求項5】 前記ごみ投入口の開閉を検知するセンサ
    と、 このセンサからごみ投入口の閉状態の信号を受け、一定
    時間経過した後に前記ごみ圧縮部を作動させる制御部と
    を有する請求項1,2,3又は4記載の減容ダストボッ
    クス。
  6. 【請求項6】 前記ごみ圧縮部が、異方向に異速度で回
    転する一対の噛み合ったピンロータからなる請求項1,
    2,3,4又は5記載の減容ダストボックス。
  7. 【請求項7】 前記ごみ圧縮部が、異方向に同速度で回
    転する一対のスターホイールからなる請求項1,2,
    3,4又は5記載の減容ダストボックス。
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