JP2001058001A - 収容体内の薬剤等の検査装置 - Google Patents

収容体内の薬剤等の検査装置

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JP2001058001A
JP2001058001A JP11234715A JP23471599A JP2001058001A JP 2001058001 A JP2001058001 A JP 2001058001A JP 11234715 A JP11234715 A JP 11234715A JP 23471599 A JP23471599 A JP 23471599A JP 2001058001 A JP2001058001 A JP 2001058001A
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Tomoichiro Tanida
智一郎 谷田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な画像データ解析手段により薬剤等の画
像データのみを選択的に取得でき、所望の数量の薬剤等
が分包されているか否かを当該画像データにより判別す
ることが可能な収容体内の薬剤等の検査装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 本発明に係わる収容体内の薬剤等の検査
装置は、その表面に印字が施されるとともに薬剤等7が
収容されてなる収容体1aに光線を照射し、前記薬剤等7
を光学的に認識する認識手段40と、該認識手段40によっ
て認識された画像データに基づいて包装内容の適否を判
別する収容体内の薬剤等の検査装置であって、該収容体
内の薬剤等の検査装置が、前記光線の光強度の変化を観
測することにより、前記薬剤等7を表す画像データのみ
を選択的に取得し得る画像データ解析手段43をさらに具
備してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容体内の薬剤等
の検査装置に関する。さらに詳しくは、特に病院等にお
いて錠剤やアンプル等の薬剤等を処方に応じて薬袋等の
収容体に収容したあとに、その収容された薬剤等の検査
を行う収容体内の薬剤等の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院等の薬局において、各種の
錠剤やアンプル等(以下、総称して薬剤等という)を錠剤
包装機、アンプル払い出し機等によって薬袋等の収容体
(以下、分包袋ということがある)に分包した場合、薬剤
等の種別や数量が間違いなく分包されているかどうかを
確認するため、薬剤師が目視で検査するほか、種々の検
査装置が考えられている。
【0003】このような検査装置の1つとして、例え
ば、特公平4-17664号公報記載のものが提案され
ており、該公報記載の検査装置において、分包袋に対し
て一方向側から光源が光を照射し、これに対応して分包
袋の他方向側からCCDカメラで分包袋内の錠剤を撮影
する構成が提案されている。この検査装置においては、
CCDカメラで撮影した錠剤の画像データから錠剤の数
量を求め、予め記憶されている収容されるべき錠剤の数
量と比較し、一致しているか否かを判別することによ
り、錠剤が分包袋に収容されているか否かが確認され
る。
【0004】しかしながら、近年、薬剤等の分包袋に
は、患者名等やその患者にとっての処方データ(以下、
単に処方データという)が印刷されていることが多くな
ったので、前述したような検査装置を用いた場合、処方
データの印字自体まで画像データとして取り込まれてし
まうという事態が生じることとなった。つまり、この場
合、薬剤等だけの画像データを得るのが困難であるとい
う問題が生じることとなったのである。
【0005】そこで、本出願人は、薬剤等のみの画像デ
ータを得ることができるように改善した検査装置を提案
している(特願平11−83370)。この検査装置は、
分包袋への印字に用いたインキと同色の光線を分包袋に
照射してカメラが印字を認識しないという画期的な検査
装置であるが、前記インキと同色の光線の光源を、必ず
しも準備できない場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
述した状況に鑑みてなされたものであり、簡便な画像デ
ータ解析手段により薬剤等の画像データのみを選択的に
取得でき、所望の数量の薬剤等が分包されているか否か
を当該画像データにより判別することが可能な収容体内
の薬剤等の検査装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決すべ
く、本発明の請求項1に係わる収容体内の薬剤等の検査
装置は、その表面に印字が施されるとともに薬剤等7が
収容されてなる収容体1aに光線を照射し、前記薬剤等7
を光学的に認識する認識手段40と、該認識手段40によっ
て認識された画像データに基づいて包装内容の適否を判
別する収容体内の薬剤等の検査装置であって、該収容体
内の薬剤等の検査装置が、前記光線の光強度の変化を観
測することにより、前記薬剤等7を表す画像データのみ
を選択的に取得し得る画像データ解析手段43をさらに具
備してなることを特徴とする。
【0008】かかる構成により、用い得る光源の色の種
類の制約によらず、包装体の材質によらず、薬剤等7を
表す画像データのみを的確に得ることができる。
【0009】請求項2に係わる収容体内の薬剤等の検査
装置においては、前記光強度の変化が、前記光線が前記
収容体1aを透過した透過光と、前記光線が前記収容体1a
及び薬剤等7を透過した透過光との強度の変化であるの
で、薬剤等7を表す画像データのみを選択的に取得する
ためのアルゴリズムにおける透過率の設定が容易であ
る。
【0010】請求項3に係わる収容体内の薬剤等の検査
装置においては、前記光強度の変化が、前記光線が前記
収容体1a表面で反射した反射光と、前記光線が薬剤等7
表面で反射した反射光との強度の変化であるので、画像
データを得るに際して反射光を利用するので、薬剤等の
色の種別も判別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態について説明する。
【0012】実施の形態1 本実施の形態に係わる収容体内の薬剤等の検査装置(以
下、検査装置という)は、図1に示すように、分包袋と
なる条帯を搬送可能な搬送手段と、該搬送手段によって
搬送される条帯1の各包装区画内の薬剤等を認識する認
識手段40と、後述する画像データ解析手段43とを内部に
具備する検査装置本体Aと、該検査装置本体Aの搬送手
段10等を制御し、認識手段40及び画像データ解析手段43
によって得られた薬剤等の画像データの判別処理を行う
ホストコンピュータBとからなる。本実施の形態は、収
容体に対して透過光を利用する場合の構成について説明
する。
【0013】尚、以下の説明において、包装区画3が収
容体1aに相当し、包装区画3に収容される錠剤が薬剤等7
に相当する。このように、実体的には同一物であるが、
搬送手段10の対象物としては条帯1、包装内容を検査す
る対象物としては収容体1a、のように異なる表現を用い
ることがある。
【0014】また、前記条帯1はセロハン、ポリエチレ
ン、グラシン紙等からなる分包紙が1処方ごとに熱シー
ル等されて包装区画3を形成し、各包装区画3ごとに患者
の処方に応じた所定の薬剤等7が収容されることによっ
て形成されており、前述したように、その主面には図3
に示すように、患者名や処方要領等の印字データ2が印
字されている。
【0015】本実施の形態において、前記搬送手段10
は、図2に示すように条帯1を上下から保持して搬送可
能な一対の搬送ローラー11(11a,11b)から構成されてお
り、下方の搬送ローラー11bは駆動手段であるモータ12
及びベルト13によって回転されるよう構成されている。
【0016】本実施の形態では、薬剤等7を表す画像デ
ータを、収容体1aに対する透過光を用いて認識するの
で、認識手段40は、搬送される条帯1の上方で下方に向
けた、例えば、CCDからなるカメラ42と、条帯1の下
方から上方に向け、さらにカメラ42の下方に位置するよ
う設置され、条帯1を照射可能な光線発生部としてのラ
イト41とを備えてなる。
【0017】さらに、本検査装置には、カメラ42によっ
て得られた画像データの解析を行なう画像データ解析手
段43が備えられている。この画像データ解析手段43は、
カメラ42によって得られた画像データから薬剤等7を表
す画像データのみを選択的に取得すべく、後述するよう
な透過光についての光強度に関する評価の演算を行な
う。そして、その結果をホストコンピュータBに送っ
て、薬剤等7の包装内容の適否が判別される。
【0018】従って、画像データ解析手段43は、閾値等
を記憶する記憶回路(図示せず)と、カメラによって得ら
れた光強度と、閾値との比較演算を行なう演算回路(図
示せず)とを備えている。解析手法等の理論的根拠は後
述する。
【0019】前記ライト41は、収容体1a及び薬剤等7に
光を照射し、薬剤等7を透過した透過光が得られる光強
度を有するものを用い、カメラ42は、かかる透過光に対
して、後述する閾値を判別できる受光感度を有するもの
を用いる。該カメラ42及びライト41は条帯1に対して上
方または下方から略垂直に設置されている。
【0020】さらに、本検査装置には、前記認識手段40
よりも上流側(図2における左側)には、条帯1に分包さ
れた薬剤等7の整列手段20が設けられている。該整列手
段20は上下一対に設けられたスポンジローラー21(21a,2
1b)と該スポンジローラー21の上流側で上下一対に設け
られた偏心ローラー24(24a,24b)とから構成されてい
る。
【0021】この上下一対のスポンジローラー21はそれ
ぞれ回転軸22(22a,22b)に対して同円周上にスポンジ等
の多孔性の柔軟な合成樹脂材等が巻き回された構造から
なり、上下の各回転軸22a,22bは、搬送される条帯1に対
して同間隔で設置されて、上下一対のスポンジローラー
21の外周面が互いに略当接すべく近接して配置されてい
る。
【0022】また、前記偏心ローラー24は、断面視正5
角形の形状で、その回転軸25(25a,25b)は偏心して設け
られており、上方の偏心ローラー24aは最大径の部分が
下方に回転した際に条帯1の上下方向の中心線よりも下
方に位置するよう設けられ、同様に下方の偏心ローラ24
bは最大径の部分が上方に回転した際に条帯1の上下方向
の中心線よりも上方に位置するように設けられている。
【0023】ここで、スポンジローラー21の回転軸22と
偏心ローラー24の回転軸25とはそれぞれベルト28を介し
て連結されており、前記スポンジローラー21の回転軸22
はモーターに接続されて各ローラー21,24はモーターの
駆動により回転可能に設けられている。
【0024】さらに、前記カメラ42よりも下流には条帯
1の上方より包装区画3の仕切り部5を識別可能な赤外線
センサーからなる区画識別手段30が設けられている。ま
た、図1に示すように、検査装置A本体、はその上面に
表示部45を備えてなり、該表示部45は前記カメラ42によ
り撮影された画像を表示可能に設けられている。
【0025】尚、該表示部45は、前記カメラ42によって
得られた画像の他、解析ユニットで得られた認識結果が
ホストコンピュータBに送られ、該ホストコンピュータ
Bから送られる所定データをも表示可能に設けられてい
る。さらに、検査装置本体Aには、オペレータが適宜の
操作を選択しうる操作部46が表示部45に近接して設けら
れている。
【0026】前記ホストコンピュータBには、装置本体
のカメラ42、区画識別手段30、搬送手段10のモータ12、
整列手段20のモータ27及び操作部46が接続されており、
該ホストコンピュータBは、検査装置本体Aの区画識別
手段30、操作部46等からのデータに基づいて、搬送手段
10のモータ12、整列手段20のモータ27及び表示部45を駆
動制御等を行うように設定されている。
【0027】この駆動制御等は、具体的には、次のよう
になされる。即ち、ホストコンピュータBは、操作部46
においてなされる作業者による操作に基づいて、搬送手
段10のモータ12及び整列手段20のモータ27を駆動するよ
う制御して、また、カメラ42に撮影された画像の記憶を
行い、さらには、区画識別手段30から仕切り部5を検知
した信号を受信することにより包装区画3がカメラ42の
下方に位置するよう搬送手段10のモータ12及び整列手段
20のモータ27を停止させるよう制御している。
【0028】次に、本発明に係わる収容体内の薬剤等の
検査方法の一実施の形態として前記検査装置を用いて行
なう透過光強度の変化の観測及び包装内容の適否の判別
手法、即ち、カメラ42によって得られた画像データの解
析手法、の理論的根拠について説明する。
【0029】尚、条帯1の各包装区画3に分包される薬剤
等7が全て同一種類の場合について説明する。
【0030】まず、各包装区画3に薬剤等が分包された
条帯1が搬送手段10又は整列手段20によって下流側(図1
〜図3において右側)に搬送される。この際に、包装区
画3内の互いに重なり合った薬剤等7は整列手段20によっ
て均一に整列される。この条帯1を搬送する搬送手段10
及び整列手段20は、区画識別手段30が仕切り部5を検知
すると、包装区画3がカメラ42の下方に位置するように
停止する。
【0031】本実施の形態において、透過光強度の変化
の観測及び包装内容の適否の判別を行なう場合につい
て、考え易いように、ライト41からの光が太陽光のよう
に平行光であるとし、その光強度を100と仮定する。
【0032】そして、収容体1aは、分包袋であるフィル
ムのみの部分と、薬剤等7も存在する部分とがあるが、
薬剤等7が存在した場合、収容体1aに照射した光は、そ
の薬剤等7により吸収されて、その光強度は限りなく0
となり、カメラ42側には真黒な影が生じると考えられ
る。
【0033】このとき、収容体の材料としてのフィルム
には透明なものもあり、収容体材料による照射光の減衰
を1%と考えると、収容体の材料を透過して光源と反対
側に到達する到達光は、そのフィルムを2回透過、又
は、そのフィルムを1回透過し薬剤等によって遮光され
ることになるので、その収容体領域を透過してカメラ42
に到達する光の強度は98.01%(0.99×0.9
9)か、又は0となる。
【0034】さらに、フィルムに印字がされていること
も考慮に入れる。印字による光の透過率を0.01(減
衰0.99)とすると、カメラ42への到達光の強度は、
次の〜の各場合のように大別される。 薬剤等による影が生じる部分:0、 前記以外の部分で、しかも、印字ありの部分:10
0×0.99×0.01×0.99=0.9801、 前記以外の部分で、しかも、印字なしの部分:10
0×0.99×0.99=98.01。
【0035】従って、0.5程度の強度を閾値としてカ
メラ42の感度を設定して受光し、2値化すれば、薬剤等
7の影を確実に認識することができることが理解され
る。尚、カメラ42の感度の設定が困難なときは、ライト
41の光強度を100ではなく、1000や、10000
にすれば解決できる。
【0036】また、以上の説明において光の強度値等を
仮定して設定しているが、前述した値自体は本発明を限
定するものではなく、薬剤等7の画像を選択的に得るた
めの閾値を適切に設定することがポイントである。従っ
て、それぞれの設定値は、ライトの強度を変更し得る如
く、変更することができる。
【0037】そして、前記画像データ解析手段43におい
て、以上の場合分けに従って閾値を適切に設定し、これ
らの閾値と、カメラ42によって得られた光強度との比較
演算を行なうための画像データ解析アルゴリズムをホス
トコンピュータBの計算処理機能により実施可能にした
プログラムを記憶回路に保存しておくことができる。
【0038】以上説明したように、本実施の形態に係わ
る検査装置Aにおいては、ライト41から収容体に光を照
射した場合、光は、前記収容体1aを透過した透過光と、
前記光線が前記収容体1a及び薬剤等7を透過した透過光
との強度の変化を生じており、画像データ解析手段43
は、収容体1aにライト41からの光線を照射して得た画
像データにおいて、光強度の変化を観測することによ
り、薬剤等7を表す画像データのみを選択的に取得し得
るのである。
【0039】本実施の形態の場合の如く、透過光を利用
する場合は、薬剤等7を表す画像データのみを選択的に
取得するためのアルゴリズムにおける透過率の設定が容
易である。従って、透過光に対するカメラ42の感度設定
等の制約を少なくして薬剤等7を表す画像データのみを
選択的に得ることができる利点がある。
【0040】そして、本発明によれば、実施の形態2に
説明するように画像データ解析に反射光を利用すること
もでき、何れの場合でも、用い得る光源の色の種類の制
約によらず、包装体の材質によらず、薬剤等7を表す画
像データのみを的確に得ることができる。
【0041】従って、従来のように、印字のインキと同
色の光線の光源を準備できない場合であっても画像デー
タ解析手段43という簡便な装置を付加する構成とするだ
けで所望の薬剤等が適正に分包されているか否かを容易
に判定できる。
【0042】実施の形態2 次に、画像データ解析に反射光を利用する場合を考察す
る。本実施の形態では反射光を利用するので、ライト41
の位置を実施の形態1の場合とは異なり、カメラ42と同
じ側に設置する。その他の基本的構成は実施の形態1と
同様であり、ライト41の強度及びカメラ42の感度につい
ても、実施の形態1と同様に変更し得る。
【0043】実施の形態2においては、カメラ42におい
て受光する反射光の光強度に関して、つぎの〜の4
つの状態が想定される。即ち、 「印字あり」⇒「薬剤等で反射」⇒「印字あり」、 「印字あり」⇒「薬剤等で反射」⇒「印字なし」、 「印字なし」⇒「薬剤等で反射」⇒「印字あり」、 「印字なし」⇒「薬剤等で反射」⇒「印字なし」。
【0044】但し、ととは、光強度は同じとなるの
で、結局は、測定結果値という観点では3通りとなる。
これらの光強度の大きさを見積る。即ち、の場合で
は、「元の光強度」×「印字での減衰」×「フィルムで
の減衰」×「薬剤等での反射率」×「フィルムでの減
衰」×「印字での減衰」であり、の場合では、「元の
光強度」×「印字での減衰」×「フィルムでの減衰」×
「薬剤等での反射率」×「フィルムでの減衰」であり、
の場合では、「元の光強度」×「フィルムでの減衰」
×「薬剤等での反射率」×「フィルムでの減衰」×「印
字での減衰」であり、の場合では、「元の光強度」×
「フィルムでの減衰」×「薬剤等での反射率」×「フィ
ルムでの減衰」となる。
【0045】そして、収容体内に薬剤等のない場合、理
想的には反射光も無いとして反射光0と考え、の場合
が光高度が最小となる。そこで、薬剤等での反射率を5
0%と想定すると、100×0.01×0.99×0.
5×0.99×0.01=0.0049005である。
【0046】従って、0.0025程度を閾値として受
光出来るようにカメラ42の感度を設定すればよいことが
わかる。このように画像データの解析に反射光を利用す
る場合は、フィルムからの反射が0ではないので、閾値
を設定しにくいという要因があるものの、反射光の色の
種別を判別することができるという利点がある。このフ
ィルムからの反射をいかに0に近づけるかが実施しやす
さのポイントである。
【0047】以上説明したように、本実施の形態では、
収容体に照射した光の反射光を利用するので、薬剤等の
色の種別も判別することができる。従って、薬剤等の色
の情報も得ることができ、この色の情報からも錠剤等の
包装内容の適否を判別して、適否の判別の精度を向上で
きる利点がある。この場合は、薬剤等の種類が異なって
色が違うような観点でも包装内容の適否が判別できる。
【0048】
【発明の効果】本発明に係わる収容体内の薬剤等の検査
装置は、照射する光線の光強度の変化を観測することに
より、前記薬剤等を表す画像データのみを選択的に取得
し得る画像データ解析手段を具備しているので、用い得
る光源の色の種類の制約によらず、包装体の材質によら
ず、薬剤等7を表す画像データのみを的確に得ることが
できる。
【0049】従って、従来の検査装置のように印字のイ
ンキと同色の光線の光源を準備できない場合であっても
画像データ解析手段という簡便な装置を付加するだけで
所望の薬剤等が適正に分包されているか否かを容易に判
定できる効果を奏する。
【0050】また、前記光強度の変化が、前記光線が前
記収容体を透過した透過光と、前記光線が前記収容体及
び薬剤等を透過した透過光との強度の変化であるとする
ことができ、この場合、薬剤等を表す画像データのみを
選択的に取得するためのアルゴリズムにおける透過率の
設定が容易である。従って、透過光の検出装置の感度等
の制約を少なくして薬剤等を表す画像データのみを選択
的に得ることができる。
【0051】また、前記光強度の変化が、前記光線が前
記収容体表面で反射した反射光と、前記光線が薬剤等表
面で反射した反射光との強度の変化であるとすることが
でき、画像データを得るに際して反射光を利用するの
で、薬剤等の色の種別も判別することができる。このよ
うにして、薬剤等の色の情報から、錠剤等の包装内容の
適否の判別の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係わる検査装置の主
要構成を示す斜視説明図。
【図2】 本発明の一実施の形態に係わる検査装置の主
要部を示す側面説明図。
【図3】 本発明の一実施の形態に係わる条帯の例を示
す平面説明図。
【符号の説明】
1…条帯、2…印字データ、3…包装区画、5…仕切り部、
7…薬剤等、40…認識手段、41…ライト、42…カメラ、4
3…画像データ解析手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その表面に印字が施されるとともに薬剤
    等(7)が収容されてなる収容体(1a)に光線を照射し、前
    記薬剤等(7)を光学的に認識する認識手段(40)と、該認
    識手段(40)によって認識された画像データに基づいて包
    装内容の適否を判別する収容体内の薬剤等の検査装置で
    あって、該収容体内の薬剤等の検査装置が、前記光線の
    光強度の変化を観測することにより、前記薬剤等(7)を
    表す画像データのみを選択的に取得し得る画像データ解
    析手段(43)をさらに具備してなることを特徴とする収容
    体内の薬剤等の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記光強度の変化が、前記光線が前記収
    容体(1a)を透過した透過光と、前記光線が前記収容体(1
    a)及び薬剤等(7)を透過した透過光との強度の変化であ
    る請求項1記載の収容体内の薬剤等の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記光強度の変化が、前記光線が前記収
    容体(1a)表面で反射した反射光と、前記光線が薬剤等
    (7)表面で反射した反射光との強度の変化である請求項
    1記載の収容体内の薬剤等の検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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