JP2001057984A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2001057984A
JP2001057984A JP11234316A JP23431699A JP2001057984A JP 2001057984 A JP2001057984 A JP 2001057984A JP 11234316 A JP11234316 A JP 11234316A JP 23431699 A JP23431699 A JP 23431699A JP 2001057984 A JP2001057984 A JP 2001057984A
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ultrasonic
jaw
tip
sheath
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JP11234316A
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Shuichi Kimura
修一 木村
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Ryoichi Kono
良一 小納
Eiji Murakami
栄治 村上
Hideto Yoshimine
英人 吉嶺
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処置具の外径を太らせることなく、1回の切
除量を増加して、手術時間を短縮させ、術者の負担とス
トレスを大きく軽減する。 【解決手段】 ジョー24を閉じた状態で、両ハンドル
13、27を閉じるとジョー24が開く。同時にピニオ
ン19が回転を始め、ラック18が先端側へスライド
し、スライド部材16がシース2の挿入部11の先端か
ら突出され、ジョー24の先端は開きながらプローブ先
端部33より前方へ位置される。そして処置対象部35
に歯形突起36を引掛け、処置対象部35をプローブ先
端部33とジョー24の間に挟み込む。その後、ピニオ
ン19が逆回転を始め、ラック18が戻され、スライド
部材16が移動され、ジョー24が徐々に閉じ、歯形突
起36により処置対象部35が手繰り寄せられ、プロー
ブ先端部33とジョー24間に押し込まれ、超音波振動
による摩擦熱で処置対象部35が切除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、体腔内に挿
入して生体組織の切除等の外科的処置を行う超音波処置
具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外科手術においては、超音波処置
具と内視鏡を共に体腔内に挿入し、内視鏡による観察の
下に超音波処置具を用いて患部の切除等が行われること
がある。このような場面で用いられる超音波処置具とし
て、例えば、特開平1−232948号公報では、処置
用硬性内視鏡のチャンネルの中に挿入される超音波切除
鉗子が開示されており、この超音波切除鉗子は、先端の
処置部にピンを支点として回動する鋏状の固定刃と可動
刃とを設け、この固定刃と可動刃を超音波振動させて把
持した体腔内組織を切除するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人体の細い
管腔にアプローチする場合、管腔に挿入できるものの太
さには限りがあり、内視鏡を太径にできないため、内視
鏡のチャンネルも太径化できない。従って、チャンネル
内に挿通する超音波処置具も太く大きくできないため、
1度に小さな範囲を切除することしかできず、何度も切
除操作を繰り返す必要があった。また、固定刃に超音波
を伝達すると固定刃の接している組織が滑って逃げてし
まい、うまく切除できない場合もある。このようなこと
から、手術時間が長くかかると共に、術者のストレスを
招く可能性がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、処置具の外径を太らせることなく、1回の切除量を
増加して、手術時間を短縮させ、術者の負担とストレス
を大きく軽減する超音波処置具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明による超音波処置具は、中空のシー
スと、超音波発振手段から超音波振動を伝達すると共に
該シース先端から突出した超音波プローブと、このシー
ス先端から突出した超音波プローブとの間に処置対象部
を狭持して該処置対象部を把持切除する可動部材とを備
えた超音波処置具において、上記可動部材は、上記処置
対象部に掛止する部位を有し、上記超音波プローブに対
して開きながら上記シース先端から突出した超音波プロ
ーブのさらに前方に突出する一方、上記超音波プローブ
に対して閉じながら元の位置に後退することを特徴とす
る。
【0006】上記請求項1記載の超音波処置具は、体内
の処置対象部の把持切除を行う場合には、先ず、シース
先端を処置対象部に近づける。シース先端の超音波プロ
ーブと可動部材が処置対象部に所定に近づいたら、可動
部材を超音波プローブに対して開きながら超音波プロー
ブのさらに前方に突出させて、可動部材を処置対象部に
掛止する。そして、可動部材を超音波プローブに対して
閉じながら元の位置に後退すると、可動部材と共に処置
対象部は超音波プローブに手繰り寄せられるので、超音
波プローブとの間に処置対象部を挟み込みつつ、更に超
音波プローブに対し超音波を発振して処置対象部を切除
する。すなわち、可動部材は、超音波プローブに対して
開きながら超音波プローブのさらに前方に突出する一
方、超音波プローブに対して閉じながら元の位置に後退
することで、処置具の外径を太らせることなく、可動部
材と超音波プローブとの開口を大きくし、1回の切除量
を増加する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の第1
形態を示し、図1は超音波処置具の可動ジョーを開いた
状態を示す縦断面図、図2は超音波処置具の全体構成を
示す斜視図、図3は超音波処置具の可動ジョーを閉じた
状態を示す縦断面図、図4は処置対象部を切除する際の
説明図である。
【0008】これらの図において、符号1は超音波処置
具を示し、この超音波処置具1は、シース2と、該シー
ス2内に挿入可能な内視鏡3と、超音波プローブ4の3
つの組立体として主要に構成されている。
【0009】上記内視鏡3は、シース2の軸方向に延出
した挿入部5と、該挿入部5の手元端部で接続固定され
る結合部6とから構成されている。
【0010】上記結合部6の上面には、鍔状に左右と前
方に突出したの凸部7が形成されている。また、結合部
6の上面先端側には、テレビカメラコントロールユニッ
ト(図示せず)と接続するテレビカメラケーブル8が接
続され、更に、結合部6の上面手元側には、ライトガイ
ド口金9が設けられてライトガイドケーブル10と着脱
可能になっており、観察と照明が行えるようになってい
る。
【0011】上記シース2は、中空の管状である挿入部
11と、該挿入部11と手元側で接続された操作部12
から主に構成される。
【0012】上記操作部12の先端には、一対として形
成されるハンドルの一方の固定ハンドル13が下方に向
けて延出されており、この固定ハンドル13の下端に
は、術者が指を挿通することができる指孔13aが形成
されている。
【0013】また、上記操作部12の上面には、軸方向
にやや幅広のスリットA14が形成されており、このス
リットA14に対して、内視鏡3の結合部6の凸部7下
部がスライド可能になっている。すなわち、スリットA
14に沿って内視鏡3の結合部6がスライド移動され、
スリットA14の先端部で内視鏡3の凸部7が嵌合され
て、シース2に対して内視鏡3が固定されようになって
いる。
【0014】また、上記操作部12の下面には、軸方向
にスリットB15が形成されており、このスリットB1
5に対して、一対として形成されるハンドルの他方の可
動ハンドル27が操作部12内から下方に向けてスライ
ド自在に突出されている。この可動ハンドル27の下端
で、上記固定ハンドル13の指孔13aに相対する位置
には術者が指を挿通することができる指孔27aが形成
されている。
【0015】挿入部11内には、挿入部11の内径と略
同様な曲率半径をもつ断面が扇状のスライド部材16が
挿通されており、このスライド部材16の後端は、操作
部12内でフランジ部17と接続されている。
【0016】フランジ部17は、操作部12内で、この
操作部12の内径と略同様な外径に形成されており、操
作部12内で軸方向にスライド可能に配設されている。
このフランジ部17の下部からは、後方に向けて軸方向
にラック18が延出されており、このラック18は操作
部12内に設けたピニオン19と噛合されている。従っ
て、ピニオン19が回転すると、ラック18及びフラン
ジ部17が軸方向にスライドするため、スライド部材1
6がシース2に対してスライド可能になっている。
【0017】上記固定ハンドル13の指孔13a内に
は、押圧によりON−OFFするスイッチ20が取り付
けられている。このスイッチ20は、コントロールケー
ブル21を介して上記ピニオン19の動き(回転)を制
御する図示しない制御装置と接続されており、スイッチ
20の押圧で、ピニオン19の回転のON−OFFがで
きるようになっている。
【0018】また、上記制御装置に対する上記ピニオン
19の回転情報の伝達、及び、制御装置からの制御出力
信号の伝達もコントロールケーブル21を介して行われ
るようになっている。そして、上記制御装置での上記ピ
ニオン19の制御は、具体的には、フランジ部17の前
面22と操作部12の先端側の後面23が接触してピニ
オン19に一定以上の負荷が加わると、ピニオン19は
逆回転して、ラック18を手元側へ移動させる設定とな
っている。
【0019】上記スライド部材16の先端部には、処置
対象部を把持切除する可動部材としてのジョー24が設
けられており、このジョー24はピン25を中心に回動
可能に軸着されている。
【0020】ジョー24は細長い略O字形状をしてお
り、途中で屈曲して、生体組織と接触可能な部分(組織
接触部24a)と、上記ピン25を支点としてジョー2
4を支持する部分(ジョー支持部24b)とで形成され
る。
【0021】上記ジョー24の組織接触部24aは、略
U字形状であり、生体組織と接触する下面には全周に亘
り生体組織に引っ掛かることができるように歯形突起3
6が形成されている。
【0022】また、上記ジョー24のジョー支持部24
bは、上記ピン25の位置より更に後端には、細長のロ
ッド26が接続されており、このロッド26の後端は、
操作部12内で可動ハンドル27と接続されている。
【0023】上記可動ハンドル27は、ラック18の先
端側でピン28を介して接続されており、可動ハンドル
27は、ピン28を中心にスライド部材16に対して回
動可能になっている。これにより、可動ハンドル27の
回動に応じて、ジョー24が開閉される。
【0024】上記固定ハンドル13と可動ハンドル27
との間には、一対の板バネ29が介装されており、この
板バネ29によって、常時、固定ハンドル13と可動ハ
ンドル27との間は開く方向に付勢され、ジョー24が
閉じるようにロッド26を前方に移動させるように付勢
されている。
【0025】一方、前記超音波プローブ4は、シース2
内で内視鏡3の下方に挿通される細長で軸方向に延出さ
れた棒状のプローブ挿入部30と、該プローブ挿入部3
0の手元側に接続されたフランジ部31とで主要に構成
されている。
【0026】上記超音波プローブ4のフランジ部31内
には、図示しない超音波振動子とホーンが収容されてお
り、フランジ部31の手元側からは図示しない駆動装置
に接続されるケーブル32が伸びている。
【0027】上記プローブ挿入部30の先端のプローブ
先端部33は、シース2先端から前方に突出されてお
り、形状は偏平なヘラ状で、略中央に開口部34が形成
されている。すなわち、上記プローブ先端部33の形状
は、上記ジョー24の組織接触部24aの形状に対応し
た形状となっており、ジョー24が閉じた状態では、プ
ローブ先端部33とジョー24の組織接触部24aとは
平面的に接する。
【0028】こうして、図示しない駆動装置から駆動信
号を受けて超音波振動子が超音波振動を発生させて、ホ
ーンで増幅し、プローブ挿入部30を経由してプローブ
先端部33に伝達する構成となっている。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
図3に示すような、ジョー24を閉じた状態から、固定
ハンドル13と可動ハンドル27に術者が指をかけて、
閉じていくと、先ず、ジョー24が開いていく。これと
同時に、術者の指がスイッチ20を押圧するため、ピニ
オン19が回転を始め、これにより、ラック18が先端
側へスライドしていく。すなわち、スライド部材16が
シース2の挿入部11の先端から突出されていき、ジョ
ー24の先端は、開きながらプローブ先端部33より前
方へ位置される(図1に示す状態となる)。
【0030】この状態で、切除すべき生体組織35(処
置対象部)に対して、開いたジョー24の組織接触部2
4aの歯形突起36を引掛けて、処置対象部35をプロ
ーブ先端部33とジョー24の間に大きく挟み込む。そ
して、この時、超音波を出力してプローブ先端部33を
振動させる(図4(a))。
【0031】その後、両ハンドル13,27を更に閉じ
ていくと、フランジ部17の前面22と操作部12の後
面23とが突き当たり、ピニオン19に大きな負荷がか
かるため、図示しない制御装置からの制御出力信号によ
り、ピニオン19が逆回転を始める。
【0032】この結果、ラック18が手元側へ引き戻さ
れ、つまり、スライド部材16が手元側へ引き込まれ
る。これと同時に、可動ハンドル27を固定ハンドル1
3に対して徐々に開いて、ジョー24を徐々に閉じてい
く。この時、ジョー24の歯形突起36により、処置対
象部35が手元側へ手繰り寄せられて、プローブ先端部
33の開口部34とジョー24の開口部内に押し込まれ
ていく(図4(b))。
【0033】そして、スライド部材16が初期位置まで
手元側へ後退しつつ、可動ハンドル27を更に開いてい
くと、ジョー24とプローブ先端部33との間で、超音
波振動による摩擦熱により処置対象部35が切除され、
切除片37を採取する(図4(c))。
【0034】このように、本実施の第1形態によれば、
ジョー24が、開きながらプローブ先端部33より更に
前方に突出することで、ジョー24とプローブ先端部3
3との開口を大きくできるようにしたので、処置具の外
径を太くすることなく、1回の処置対象部の切除量を増
加することができ、手術時間を短縮させ、術者の負担と
ストレスを大きく軽減することが可能になる。
【0035】次に、図5〜図9は本発明の実施の第2形
態を示し、図5は超音波処置具の可動ジョーを開いた状
態を示す縦断面図、図6は超音波処置具の可動ジョーを
閉じた状態を示す縦断面図、図7は超音波処置具の先端
を拡大した縦断面図、図8は開いた状態のジョーの形状
を説明する平面図、図9は閉じた状態のジョーの形状を
説明する平面図である。尚、本実施の第2形態は、ジョ
ーが、超音波プローブに対して立体的に開きながら、シ
ース先端から突出した超音波プローブのさらに前方に突
出するように構成したものである。
【0036】これらの図において、符号51は超音波処
置具を示し、この超音波処置具51は、シース52と、
該シース52内に挿入可能な内視鏡53と、超音波プロ
ーブ54の3つの組立体として主要に構成されている。
【0037】上記内視鏡53は、シース52の軸方向に
延出した挿入部55と、該挿入部55の手元端部で接続
固定される結合部56とから構成されている。
【0038】上記結合部56の上面先端側には、テレビ
カメラコントロールユニット(図示せず)と接続するテ
レビカメラケーブル57が接続され、更に、結合部56
の上面手元側には、ライトガイド口金58が設けられて
ライトガイドケーブル59と着脱可能になっており、観
察と照明が行えるようになっている。
【0039】上記シース52は、中空の管状である挿入
部60と、該挿入部60と手元側で接続された操作部6
1から主に構成される。
【0040】上記操作部61の後端には、一対として形
成されるハンドルの一方の固定ハンドル62が下方に向
けて延出されており、この固定ハンドル62の下端に
は、術者が指を挿通することができる指孔62aが形成
されている。
【0041】上記挿入部60の先端内部には、上方に偏
った位置に、やや長めのピンA65が貫設されており、
このピンA65に、処置対象部を把持切除する可動部材
としての略左右対称なジョーR63,ジョーL64が上
下に回動可能で、且つ、ピンA65に沿ってスライド自
在に設けられている。
【0042】上記ジョーR63,ジョーL64は共に、
途中で屈曲して、生体組織と接触可能な部分(組織接触
部63a,64a)と、上記ピンA65を支点としてジ
ョーR63,ジョーL64を支持する部分(ジョー支持
部63b,ジョーL64b)とで形成される。
【0043】上記ジョーR63,ジョーL64の組織接
触部63a,64aは、先端部は互いに向き合う略L字
形状に形成されており、ジョーR63の組織接触部63
a先端面にはジョーL64に向かって突出する略矩形状
の突起68が形成される一方、ジョーL64の組織接触
部64a先端面には突起68を受ける孔(図示せず)が
設けられて、互いに噛み合うことが可能になっている。
このため、上記ジョーR63,ジョーL64の組織接触
部63a,64aが噛み合っている際には、上記組織接
触部63a,64aは、略U字形状を成す。
【0044】また、上記ジョーR63,ジョーL64の
組織接触部63a,64aは、内側面と下面の略全周に
亘り、生体組織に引っ掛かることができるように歯形突
起69が形成されている。
【0045】上記ジョーR63,ジョーL64のジョー
支持部63b,64bには、上記ピンA65より上部に
ピンB66が貫設されている。
【0046】そして、このピンB66の略中央には、細
長のロッド67が連接され、上記内視鏡53の挿入部5
5の上方を上記シース52の操作部61まで挿通され
て、この操作部61後方で、上記固定ハンドル62と一
対として形成されるハンドルの他方の可動ハンドル70
の上端と接続されている。
【0047】上記可動ハンドル70は中途部が、ピンC
71を介して上記シース52の操作部61に回動自在に
支持されており、可動ハンドル70の回動に応じてロッ
ド67が軸方向に前後動し、ジョーR63、ジョーL6
4が開閉するようになっている。また、この可動ハンド
ル70の下端で、上記固定ハンドル62の指孔62aに
相対する位置には術者が指を挿通することができる指孔
70aが形成されている。
【0048】上記ジョーR63,ジョーL64のジョー
支持部63b,64bの手元端からは、それぞれ細長の
板バネA72、板バネB73が軸方向に延設されてお
り、この板バネA72、板バネB73の手元端は密着さ
れてピンD74で接続固定されている。
【0049】上記板バネA72、板バネB73は、常
時、互いの間を広げる方向に付勢されており、これによ
り上記ジョーR63,ジョーL64も、常時左右に開く
方向に付勢される。
【0050】また、上記板バネA72、板バネB73
は、細長のスライド部材75とスライド可能に接続され
ている。このスライド部材75の先端側には垂直方向に
スリット部76を設けられ、水平方向には図示しない溝
部(図示せず)が設けられている。
【0051】すなわち、上記スリット部76の間に板バ
ネA72、板バネB73を配置し、ピンD74が図示し
ない溝部に対して摺動可能になっており、スライド部材
75が軸方向手元側へ移動することにより、板バネA7
2、板バネB73の先端側は開大する。
【0052】また、上記スライド部材75は、上記ロッ
ド67の上方を上記シース52の操作部61まで挿通さ
れており、上記スライド部材75の操作部61内に臨ま
せられる部位には、軸方向に延出したラック77が形成
されている。
【0053】上記ラック77は、操作部61の内腔に設
けたピニオン78と噛合自在であり、ピニオン78が回
転するとラック77が軸方向にスライドし、スライド部
材75が軸方向に動く。
【0054】上記操作部61の手元側後面には、蓋79
を取り付けられており、該蓋79の内腔には、上記ラッ
ク77を受ける受け部80が形成されている。
【0055】また、上記固定ハンドル62の略指孔62
aの位置で可動ハンドル70と対向した面にはスイッチ
A101が取り付けられる一方、上記可動ハンドル70
の略指孔70aの位置で固定ハンドル62と対向した面
にはスイッチB102が取り付けられており、スイッチ
A101とスイッチB102とは、固定ハンドル62と
可動ハンドル70とを閉じた際に当接されるようになっ
ている。
【0056】上記固定ハンドル62には、ピニオン78
の動きを制御する制御装置(図示せず)からのコントロ
ールケーブル103が接続されており、この制御装置に
より、スイッチA101とスイッチB102が接してい
るか否か判定されて、ピニオン78の動きがコントロー
ルされるようになっている。
【0057】具体的には、図6に示すように、可動ハン
ドル70を固定ハンドル62の方へ閉じて、スイッチA
101とスイッチB102が接する状態では、スライド
部材75は先端へ移動されており、ジョーR63とジョ
ーL64とは噛合した状態となっている。次に、図5に
示すように、可動ハンドル70を開いて、スイッチA1
01とスイッチB102とが離れると、ピニオン78が
図中反時計回りに回転し始め、スライド部材75が手元
側に移動する。これにより、板バネA72と板バネB7
3とが付勢力により、各々左右に開き、ジョーR63と
ジョーL64とが左右に離れる。
【0058】一方、前記超音波プローブ54は、シース
52内で内視鏡53の下方に挿通される細長で軸方向に
延出された棒状のプローブ挿入部104と、該プローブ
挿入部104の手元側に接続されたフランジ部105と
で主要に構成されている。
【0059】上記超音波プローブ54のフランジ部10
5内には、図示しない超音波振動子とホーンが収容され
ており、フランジ部105の手元側からは図示しない駆
動装置に接続されるケーブル106が伸びている。
【0060】また、上記フランジ部105の先端下部に
は、軸方向に突出する突起109が設けられる一方、操
作部61内の手元側面には、孔110が設けられてお
り、この突起109を孔110に嵌合することにより、
プローブ先端部107の径方向に対する位置決めが可能
になっている。
【0061】上記プローブ挿入部104の先端のプロー
ブ先端部107は、シース52先端から前方に突出され
ており、形状は偏平なヘラ状で、略中央に開口部108
が形成されている。すなわち、上記プローブ先端部10
7の形状は、ジョーR63とジョーL64の組織接触部
63a,64aの形状に対応した形状となっており、ジ
ョーR63とジョーL64とが噛合して閉じた状態で
は、プローブ先端部107と、ジョーR63とジョーL
64の組織接触部63a,64aとは平面的に接する。
【0062】こうして、図示しない駆動装置から駆動信
号を受けて超音波振動子が超音波振動を発生させて、ホ
ーンで増幅し、プローブ挿入部104を経由してプロー
ブ先端部107に伝達する構成となっている。
【0063】次に、上記構成の作用について説明する。
図6に示すように、ジョーR63とジョーL64とが噛
合し、プローブ先端部107に対して閉じている状態か
ら、固定ハンドル62と可動ハンドル70に術者が指を
かけて開いていくと、ジョーR63、ジョーL64がプ
ローブ先端部107に対して開く。これと同時にスイッ
チA101とスイッチB102が離れてピニオン78が
図中反時計回りに回転し始め、スライド部材75が手元
側へ移動する。そして、板バネA72と板バネB73が
開き、ジョーR63とジョーL64とが左右に開く。
【0064】この状態で、切除すべき生体組織(処置対
象部)に対して、開いたジョーR63,ジョーL64の
組織接触部63a,64aの歯形突起69を引掛けて、
処置対象部をプローブ先端部107とジョーR63,ジ
ョーL64の間に大きく挟み込む。そして、この時、超
音波を出力してプローブ先端部107を振動させる。
【0065】可動ハンドル70を閉じていくと、ジョー
R63,ジョーL64は徐々にプローブ先端部107に
対して閉じていく。このとき、スイッチA101とスイ
ッチB102が接触してピニオン78が図中時計回りに
回転し始め、スライド部材75を先端へ移動させる。そ
して、板バネA72と板バネB73が閉じ、ジョーR6
3、ジョーL64が噛合されていく。これにより、左右
からも生体組織が多く手繰り寄せられて、プローブ先端
部107の開口部108と、ジョーR63、ジョーL6
4の開口部の間に組織を押し込みつつ、更に可動ハンド
ル70を閉じていき、ジョーR63、ジョーL64とプ
ローブ先端部107の間で摩擦熱により生体組織を切除
する。
【0066】このように、本実施の第2形態によれば、
ジョーR63、ジョーL64が、プローブ先端部107
の幅より更に左右に拡大するため、処置対象部を大きく
把持できるので、より多くの処置対象部を1度で切除で
き、効率的な施術が可能となる。
【0067】ところで、超音波処置具には、上述のよう
に切除するもの以外にも、剥離と切除とを効率的に行え
るものがある。図10〜図12は、このような剥離と切
除とを効率的に行える超音波処置具の例であり、図10
は超音波処置具の先端斜視図、図11は超音波処置具の
先端の縦断面図、図12は超音波処置具を使用した作用
の説明図である。
【0068】すなわち、従来、例えば、肥大前立腺組織
の内腺と外腺とを剥離、切除するような場合は、金属製
の剥離子を前立腺の内腺と外腺の間に挿入し、内視鏡観
察下に押し引きし剥離を行っており、時間が長くかかっ
ていた。
【0069】また、超音波プローブの先端部で直接剥離
することも考えられるが、この場合、剥離子としては大
きなサイズの方が効率的に剥離ができるが、振動子先端
部を大きくすると、振動系が複雑になり、制御が難しく
なるという問題がある。
【0070】このため、図10及び図11に示すよう
に、超音波処置具121は、シース122の先端から突
出するヘラ状で中央に開口部126が形成されたプロー
ブ先端部125と、略U字状で軸方向に延出したジョー
123とを有す。
【0071】上記シース122の先端内部には、上方に
偏った位置に、一対のピン127,127が設けられて
おり、この一対のピン127,127を支点として、ジ
ョー123がプローブ先端部125に対して開閉可能に
設けられている。
【0072】また、上記ジョー123の後端には、細長
のロッド129が接続されており、ロッド129が軸方
向に移動することで、ジョー123はピン127,12
7を支点としてプローブ先端部125に対して開閉され
る。
【0073】上記ジョー123は、プローブ先端部12
5に対して閉じた状態では、ジョー123の先端は、プ
ローブ先端部125の先端より突出するように配設され
ている。
【0074】また、上記ジョー123の底面には、耐熱
性樹脂であるフッ素樹脂からなる接触部材124が接続
固定されており、該接触部材124を介して、ジョー1
23はプローブ先端部125上面と接触するようになっ
ている。
【0075】このため、ジョー123を閉じた状態で超
音波を発振すると、ジョー123にも超音波振動が伝わ
る。その他の構成は、前記第1形態のジョーが前後に移
動することを除いて第1形態と略同様である。尚、図
中、符号128は内視鏡先端を示す。
【0076】上述のように構成される超音波処置具12
1を用いて、例えば、前立腺肥大症の治療を行うには、
先ず、予め、高周波電極を用いて、尿道内の前立腺尖部
の尿道粘膜に円周状に切開を加えてから、図12に示す
ように、超音波処置具121をジョー123を閉じた状
態で尿道130内へ挿入する。
【0077】そして、上記切開部から前立腺内腺131
と前立腺外腺132の間にジョー123を押し当て、鈍
的剥離を行っていく。この時、プローブ先端部125に
は組織を切除するほど強くはない超音波振動を伝達し、
ジョー123をも振動させつつ剥離を行う。
【0078】この剥離操作を前立腺内腺131の全領域
に亘り行う。その後、ジョー123とプローブ先端部1
25の間に剥離した前立腺内腺を挟み込み、切除して小
さな切片として、体外へ排出する(図示せず)。
【0079】このように本超音波処置具121では、従
来のメカ的剥離操作に比べると超音波振動を付加してい
るため、より軽い力量で容易に剥離でき、穿孔などのリ
スクを低減できる効果が得られる。また、本超音波処置
具121では、剥離操作と切除操作を処置具の入れ替え
ることなくできるため、より手術が簡単となり、手術時
間が削減できる効果が得られるようになっている。
【0080】次に、図13は、上述の剥離と切除とを効
率的に行える超音波処置具の別の例による、超音波処置
具の先端斜視図を示す。
【0081】すなわち、図13に示すように、超音波処
置具141は、シース142の先端から突出するヘラ状
で中央に開口部146が形成されたプローブ先端部14
5と、略U字状で軸方向に延出したジョー143とを有
す。
【0082】上記シース142の先端内部には、上方に
偏った位置に、一対のピン147,147が設けられて
おり、この一対のピン147,147を支点として、ジ
ョー143がプローブ先端部145に対して開閉可能に
設けられている。
【0083】また、上記ジョー143の後端には、細長
のロッド(図示せず)が接続されており、ロッドが軸方
向に移動することで、ジョー143はピン147,14
7を支点としてプローブ先端部145に対して開閉され
る。
【0084】上記ジョー143は、プローブ先端部14
5に対して閉じた状態では、ジョー143がプローブ先
端部145を取り囲むように閉じて、プローブ先端部1
45と同一面上に位置される。
【0085】また、上記ジョー143の先端の手元側面
(内側の面)には、プローブ先端部145の先端面と接
触する耐熱性樹脂であるフッ素樹脂からなる接触部材1
44が接続固定されており、該接触部材144を介し
て、ジョー143はプローブ先端部145と接触され
る。このため、上記ジョー143を閉じた状態で超音波
を発振するとジョー143にも超音波振動が伝わる。
尚、図中、符号148は内視鏡先端を示す。その他の構
成、作用は、前述のものと略同様である。
【0086】このように、本超音波処置具141では、
ジョー143とプローブ先端部145を同一面に配置し
たので、前述の効果に加え、内視鏡の視野のケラレが少
なくなり、操作性が良くなり、より確実に剥離を行える
という優れた効果がある。
【0087】尚、本超音波処置具では、ジョーの先端の
内側の面に、プローブ先端部の先端面と接触する接触部
材を設けるようにしているが、これに限ることなく、ジ
ョーの内側側面に、プローブ先端部の外側側面と接触す
る接触部材を設けるようにしても良い。また、ジョーの
接触部材とプローブ先端部との接触面は、互いにテーパ
ー状に形成して、確実に当接できるようにしても良い。
【0088】次に、図14は、上述の剥離と切除とを効
率的に行える超音波処置具のさらに別の例による、超音
波処置具の先端斜視図を示す。
【0089】すなわち、図14に示すように、超音波処
置具151は、シース152の先端から突出するヘラ状
で中央に開口部155が形成されたプローブ先端部15
4と、略U字状で軸方向に延出したジョー153とを有
す。
【0090】上記シース152の先端内部には、上方に
偏った位置に、一対のピン156,156が設けられて
おり、この一対のピン156,156を支点として、ジ
ョー153がプローブ先端部154に対して開閉可能に
設けられている。
【0091】また、上記ジョー153の後端には、細長
のロッド(図示せず)が接続されており、ロッドが軸方
向に移動することで、ジョー153はピン156,15
6を支点としてプローブ先端部154に対して開閉され
る。
【0092】上記ジョー153の手元側には、プローブ
先端部154の上面と接触する接触部158が形成され
ており、超音波振動がジョー153に伝達されるように
なっている。
【0093】上記プローブ先端部154は、接触部15
8と接する位置で、超音波振動の振幅の節位置となって
いる。また、上記ジョー153は、接触部158から先
端側の断面は小さくなっており、このため、ジョー15
3の先端部で超音波振動の振幅が大きくなって伝達され
る。尚、図中、符号157は内視鏡先端を示す。その他
の構成、作用は、前述のものと略同様である。
【0094】このように、本超音波処置具151では、
前述の効果に加え、ジョー153の先端部で超音波振動
の振幅が大きくなるため、超音波プローブに伝達する元
の出力が小さくて済む。従って、プローブ先端部154
が目的部位以外の組織に接触しても損傷する虞が更にな
くなり、より安全に手術操作できる。
【0095】次に、図15は送水ユニットを備えた超音
波処置装置の全体構成の説明図である。ところで、従
来、超音波処置具では、超音波で生体組織を切除した
後、先端部には生体組織が付着するため、シースを体外
へ抜去して付着した生体組織を除去してから次の切除を
行うようにしており、非常に操作が煩雑で、術者のスト
レスになっていた。このため、切除後、先端に付着した
生体組織を容易に除去できる超音波処置具を提供する。
【0096】すなわち、図15において、符号160は
超音波処置装置を示し、この超音波処置装置160は、
超音波処置具161と、送水タンク162と、該送水タ
ンク162内の水を超音波処置具161に送出するコン
プレッサ163と、上記超音波処置具161の駆動制御
及び上記コンプレッサ163の駆動制御を行う制御装置
164とを備えて主要に構成されている。
【0097】上記超音波処置具161は、中空のシース
165内に、超音波振動子166に連結されて超音波振
動を伝達する細長な超音波プローブ167と内視鏡挿入
部168を挿痛して構成されており、上記超音波プロー
ブ167のプローブ先端部169は、シース165の先
端からヘラ状に突出されて中央に開口部170が形成さ
れている。
【0098】また、上記シース165の先端内部には、
上方に偏った位置に、一対のピン171,171が設け
られており、この一対のピン171,171を支点とし
て、ジョー172がプローブ先端部169に対して開閉
可能に設けられている。このジョー172の後端には、
細長のロッド173が接続されており、ロッド173が
軸方向に移動することで、ジョー172はピン171,
171を支点としてプローブ先端部169に対して開閉
される。
【0099】上記超音波プローブ167には、上記プロ
ーブ先端部169の開口部170から手元側に至るまで
送水管路174が設けられており、この送水管路174
は、上記送水タンク162の送水口162aと接続され
ている。
【0100】上記コンプレッサ163は、制御装置16
4からの信号で、上記送水タンク162の吸気口162
bに対して圧縮空気を吐出するようになっており、送水
タンク162の吸気口162bに圧縮空気が吐出される
と送水タンク162の送水口162aから水が送出され
て超音波プローブ167の送水管路174に水が送出さ
れる。
【0101】上記制御装置164には、フットスイッチ
175が接続されており、このフットスイッチ175に
は、超音波振動子166に対する駆動信号のON−OF
Fを入力可能な切除スイッチ175a、コンプレッサ1
63に対する駆動信号のON−OFFを入力可能な送水
スイッチ175bが設けられている。
【0102】そして、この超音波処置装置160では、
フットスイッチ175の切除スイッチ175aをONに
し、生体組織の切除完了後、切除スイッチ175aをO
FFにすると同時に、自動的にコンプレッサ163が作
動される。
【0103】これにより、送水タンク162の送水口1
62aから水が送出され、超音波プローブ167の送水
管路174に水が送出されて、プローブ先端部169の
開口部170から水が噴射され、先端に付着した生体組
織が除去される。
【0104】所定時間の後、或いは、術者が上記フット
スイッチ175の送水スイッチ175bを操作すると、
コンプレッサ163の作動が停止される。尚、上記フッ
トスイッチ175の送水スイッチ175bを操作するこ
とにより、術者が選択的にコンプレッサ163をON−
OFFすることも可能になっている。
【0105】このように、本超音波処置装置160で
は、切除完了と同時に生体組織を除去できるため、常に
きれいな視野を確保でき、また、連続して次の切除も容
易にスムーズに行うことが可能である。
【0106】ところで、従来、外科手術においては、処
置具で生体組織の剥離と切除を行うに際しては、生体組
織を剥離するための剥離子と切除するための電極を交換
しなければならず、処置具の操作が煩雑であり、術者の
ストレスを招くと共に、このような作業により手術時間
が長くなるという問題があった。このため、剥離と切除
が行える超音波処置具を提供する。図16は剥離と切除
が行える超音波処置具の外観斜視図、図17はプローブ
先端部の拡大説明図である。
【0107】図16に於いて、符号180は超音波処置
具を示し、この超音波処置具180は、シース181
と、該シース181内に挿入可能な内視鏡182と、超
音波プローブ183とから主要に構成されている。
【0108】上記内視鏡182は、シース181の軸方
向に延出した挿入部184と、該挿入部184の手元端
部で接続固定される結合部185とから構成されてい
る。
【0109】上記結合部185の上面先端側には、ライ
トガイド口金186が設けられて光源装置187からの
ライトガイドケーブル188と着脱可能になっており、
また、結合部185の上面手元側には、テレビカメラコ
ントロールユニット189と接続するテレビカメラケー
ブル190が接続されている。さらに、結合部185の
側面は、環流液を送出する送水ユニット191からの接
続チューブ192が接続されている。
【0110】上記シース181は、中空の管状である挿
入部193と、該挿入部193と手元側で接続されて上
記内視鏡182の結合部185を内蔵する操作部194
から主に構成されており、上記操作部194には、一対
として形成されるグリップの一方の固定グリップ195
が下方に向けて延出されている。
【0111】上記超音波プローブ183は、シース18
1内で内視鏡挿入部184の下方に挿通される細長で軸
方向に延出された棒状のプローブ挿入部196と、該プ
ローブ挿入部196の手元側に接続されて図示しない超
音波振動子とホーンが収容された振動子収容部197と
を備えている。この振動子収容部197の後端には、太
径のプローブ角設定ノブ198が固設され、このプロー
ブ角設定ノブ198の前面側には、振動子収容部197
を回動自在に保持する一方、振動子収容部197に対す
る前後方向の移動が規制された、上記固定グリップ19
5と一対として形成されるグリップの他方の可動グリッ
プ199が設けられている。また、上記固定グリップ1
95と上記可動グリップ199との間には、常時、互い
に離間する方向に付勢する板バネ200が狭装されてい
る。従って、可動グリップ199の前後のスライド移動
に応じてプローブ挿入部196もシース181に対して
相対的に前後にスライド移動され、また、プローブ角設
定ノブ198の回動に応じてプローブ挿入部196もシ
ース181に対して相対的に回動されるようになってい
る。
【0112】上記プローブ挿入部196の長さは、上記
可動グリップ199がシース181に対して最も離間し
た状態で、プローブ挿入部196のプローブ先端部20
1がシース181の挿入部193内に格納されると共
に、上記可動グリップ199をシース181に対して最
も接近させた状態で、プローブ挿入部196のプローブ
先端部201がシース181の挿入部193から突出さ
れて剥離、切除に適した長さとなるように設定されてい
る。
【0113】上記プローブ挿入部196のプローブ先端
部201は、図17に示すように、ヘラ状に形成されて
おり、その側面1カ所を外側に向けて突出させて突出部
202とし、この突出部202にエッジ203を後方に
向けて形成している。
【0114】尚、図中符号204は、超音波振動子を駆
動制御する制御装置を示し、符号205は信号ケーブル
を示す。
【0115】そして、上述の超音波処置具180を用い
て、剥離、切除を行う場合、まず、シース181の挿入
部193先端が、剥離を行う対象組織に至るまでは、固
定グリップ195と可動グリップ201との間は、板バ
ネ200の付勢力に任せて広く保ったままとする。この
ため、シース181の挿入部193先端が、剥離を行う
対象組織に至るまでは、プローブ先端部201は、シー
ス181の挿入部193内に格納された状態となり、プ
ローブ先端部201が体内の処置対象組織以外に接触す
ることはない。
【0116】次いで、シース181の挿入部193先端
が、剥離を行う対象組織に到着したら、一対のグリップ
195,199を把持して、固定グリップ195に対し
て可動グリップ199をスライド移動させ近接させる。
これにより、プローブ挿入部196のプローブ先端部2
01が、シース181の挿入部193から突出される。
【0117】その後、プローブ角設定ノブ198を回動
してプローブ先端部201を回動させ、ヘラ状のプロー
ブ先端部201の先端面を剥離を行うのに最も適した角
度に調整して、対象組織の剥離を行う。
【0118】対象組織の剥離終了後、再びプローブ角設
定ノブ198を回動してプローブ先端部201を必要角
回動させ、プローブ先端部201の突出部202のエッ
ジ203を、切除対象組織に当接し、対象組織の切除を
行う。
【0119】そして、目的とする剥離、切除を終了した
ら、一対のグリップ195,199の把持を弱めて、固
定グリップ195と可動グリップ201との間を、板バ
ネ200の付勢力に任せて広くし、プローブ先端部20
1を、シース181の挿入部193内に格納してシース
181の挿入部193を抜く。
【0120】このように、本超音波処置具によれば、一
つの超音波プローブで剥離と切除を行えるため、処置具
を交換する必要が無く施術が容易となり、手術時間も短
縮でき、術者のストレスも大幅に軽減することができ
る。
【0121】また、プローブ先端部201は、手元側の
プローブ角設定ノブ198を回動して角度が調節できる
ので、術者が最も作業し易い角度で施術が行え、確実な
手術を容易に行うことが可能となる。
【0122】更に、プローブ先端部201は、シース1
81の挿入部193内に格納できるため、プローブ先端
部201が処置対象組織以外に接触して生じる不用意な
生体組織の損傷が確実に防止でき、安全性が大きく向上
できる。
【0123】尚、上記プローブ先端部201は、図18
に示すように形成しても良い。すなわち、本第2例のプ
ローブ先端部210は、ヘラ状に形成されており、その
上面縁の略対向する2カ所を上方外側に向けて突出させ
て突出部211とし、この突出部211の先端にエッジ
212を形成している。このような形状とすれば、1度
に2カ所の切除を行えるため、より効率的に処置でき、
一層手術時間を短縮することができる。
【0124】また、上記プローブ先端部201は、図1
9に示すように形成しても良い。すなわち、本第3例の
プローブ先端部220は、ヘラ状に形成されており、そ
の両側面の基端側から異なる位置に、それぞれ1カ所ず
つ外側に向けて突出させて突出部とし(図中、右側の突
出部を右突出部221R、左側の突出部を左突出部22
1Lとする)、これら右突出部221R、左突出部22
1Lにエッジ222R、222Lを後方に向けて形成し
ている。この右突出部221Rと左突出部221Lとで
は、超音波振動の振幅分布の関係でその切開力が異なっ
ており、本例においては、右突出部221Rの切開力の
方が、左突出部221Lの切開力より弱く設定されてい
る。このような形状とすれば、1本の超音波プローブ
で、2種類の切開力が得られるため、切除する組織に応
じた効率的な切除が行える。
【0125】更に、上記プローブ先端部201とその周
辺は、図20に示すように形成しても良い。すなわち、
本第4例のプローブ先端部230は、ヘラ状に形成され
ており、基端側から屈曲されて形成されている。また、
プローブ先端部230の先端は手元側に向け、屈曲内側
方向に丸められて突出部231として形成されており、
この突出部231の手元側先端には、エッジ232が形
成されている。このプローブ先端部230では、丸めら
れて前方に突出した曲面が剥離面、上記エッジ232が
切除部分となっている。そして、図20(a)に示すよ
うに、上記エッジ232を内視鏡182の挿入部184
側に回動させた状態では、エッジ232は、シース18
1の外径から外側に露出することがないため、エッジ2
32が処置対象組織以外に接触して生じる不用意な生体
組織の損傷が確実に防止できる。また、図20(b)に
示すように、上記エッジ232を内視鏡182の挿入部
184と逆側に回動させた状態では、エッジ232は、
シース181の外径から外側に露出して、切除が行える
ようになっている。この第4例によれば、超音波処置具
にスライド機能が無くてもエッジ232を安全な方向に
向けることが可能となり、超音波処置具をより簡単で安
価に構成できる。
【0126】また、上記プローブ先端部201とその周
辺は、図21に示すように形成しても良い。すなわち、
本第5例のプローブ先端部240は、ヘラ状に形成され
ており、プローブ先端部240の先端側の内視鏡挿入部
184側が板圧の大きい段状に形成されている。上記プ
ローブ挿入部196と内視鏡挿入部184との間には、
上記プローブ先端部240の段部241が押し当て可能
な押当部材242が介装されている。上記プローブ先端
部240の段部241には、上記押当部材242に押し
当てられるエッジ243が形成されている。このプロー
ブ先端部240では、プローブ先端部240の先端が剥
離部として、また、上記エッジ243が切除部として形
成されている。そして、生体組織を切除する際には、内
視鏡観察下で上記プローブ先端部240を手元側に移動
して、エッジ243を押当部材242に押し当てること
で行う。更に、エッジ243を押当部材242に押し当
てた状態で、超音波プローブの挿入・抜去が行えるの
で、エッジ243が処置対象組織以外に接触して生じる
不用意な生体組織の損傷が確実に防止できる。
【0127】更に、上記プローブ先端部201は、図2
2に示すように形成しても良い。すなわち、本第6例の
プローブ先端部250は、ヘラ状に形成されており、そ
の両側面に、複数の三角歯251が形成されている。そ
して、このプローブ先端部250に超音波振動を付加す
ると、三角歯251の斜面でキャビテーションが発生
し、接触した対象組織が破砕される。このような形状と
すれば、超音波プローブの側面全体で効率的に対象組織
の切開、剥離が可能となる。
【0128】また、上記プローブ先端部201は、図2
3に示すように形成しても良い。すなわち、本第7例の
プローブ先端部255は、ヘラ状に形成されており、そ
の側面に略鋸歯状の三角歯256が形成されている。こ
の三角歯256は、先端側を急な斜面256aとし、手
元側を緩やかな斜面256bとして形成されている。そ
して、このプローブ先端部255に超音波振動を付加す
ると、緩やかな斜面256bでのキャビテーションの発
生は低く抑えられ、対象組織への影響も少ないが、急な
斜面256aでのキャビテーションの発生は強く、対象
組織の切開力も大きくなる。このような形状とすれば、
キャビテーションによって発生する気泡や乳化した組織
を、特に水中では前方に吹き飛ばすことができ、良好な
視野を確保して施術が可能となる。
【0129】更に、上記プローブ先端部201は、図2
4に示すように形成しても良い。すなわち、本第8例の
プローブ先端部260は、ヘラ状に形成されており、上
述の第6例、或いは、第7例で示したような、複数の三
角歯261をヘラの上面側にのみ形成する。このような
形状とすれば、下面と接触する組織は損傷されることが
無く、安全性を向上することができる。尚、ヘラの上面
側のみを刻んで、ヘラの上面側にのみ複数の三角歯を形
成しても同様の効果を得ることができる。
【0130】また、上記プローブ先端部201は、図2
5に示すように形成しても良い。すなわち、本第9例の
プローブ先端部265は、ヘラ状に形成されており、そ
の両側面に、外側に向けてヘラの面と水平に次第に鋭角
となるエッジ266aを有する複数の三角歯266を形
成する。このような形状とすれば、効率の良い切除がで
きるので、切除スピードを向上することができる。
【0131】更に、上記プローブ先端部201は、図2
6に示すように形成しても良い。すなわち、本第10例
のプローブ先端部270は、ヘラ状に形成されており、
ヘラの幅が先端に向かうに従って、狭くなる段差形状に
形成されている。このため、プローブ先端部270の先
端でのみキャビテーションが発生するため、対象組織以
外の損傷が確実に防止でき、安全性が向上する。
【0132】[付記] (1) 中空のシースと、超音波発振手段から超音波振
動を伝達すると共に該シース先端から突出した超音波プ
ローブと、このシース先端から突出した超音波プローブ
との間に処置対象部を狭持して該処置対象部を把持切除
する可動部材とを備えた超音波処置具において、上記可
動部材は、上記処置対象部に掛止する部位を有し、上記
超音波プローブに対して開きながら上記シース先端から
突出した超音波プローブのさらに前方に突出する一方、
上記超音波プローブに対して閉じながら元の位置に後退
することを特徴とする超音波処置具。
【0133】(2) 上記可動部材は、上記超音波プロ
ーブに対して垂直方向に開きながら上記超音波プローブ
のさらに前方に突出する一方、上記超音波プローブに対
して垂直方向に閉じながら元の位置に後退することを特
徴とする付記項1に記載の超音波処置具。
【0134】(3) 上記可動部材は、上記超音波プロ
ーブに対して横方向に分離しつつ垂直方向に開きながら
上記超音波プローブのさらに前方に突出する一方、上記
超音波プローブに対して横方向に連結しつつ垂直方向に
閉じながら元の位置に後退することを特徴とする付記項
1に記載の超音波処置具。
【0135】(4) 中空のシースと、超音波発振手段
から超音波振動を伝達すると共に該シース先端から突出
した超音波プローブと、このシース先端から突出した超
音波プローブとの間に処置対象部を狭持して該処置対象
部を把持切除する可動部材とを備えた超音波処置具にお
いて、上記可動部材に、上記シース先端から突出した超
音波プローブと接する当接部を設ける一方、上記可動部
材の先端を、上記超音波プローブの先端から突出して配
設したことを特徴とする超音波処置具。
【0136】(5) 上記可動部材は、上記超音波プロ
ーブの先端を囲んで同一平面上に位置自在であることを
特徴とする付記項4に記載の超音波処置具。
【0137】(6) 上記可動部材の当接部は、上記超
音波プローブの先端前面と当接することを特徴とする付
記項4に記載の超音波処置具。
【0138】(7) 上記可動部材の当接部は、上記超
音波プローブでの超音波振動の振幅の節位置で上記超音
波プローブと当接すると共に、この当接部の位置から先
端側の上記可動部材の断面は小さく形成したことを特徴
とする付記項4に記載の超音波処置具。
【0139】(8) 上記超音波プローブは、先端側に
噴水する噴水口を有し、内部に送水手段と連接する送水
管路を設けたことを特徴とする付記項1乃至付記項7の
何れか一つに記載の超音波処置具。
【0140】(9) 超音波発振手段から超音波振動を
伝達すると共に、中空のシース先端からヘラ状に突出す
るプローブ先端部を有する超音波プローブを備えた超音
波処置具において、上記プローブ先端部の横部に、外側
へ突出する突出部を形成し、この突出部の少なくとも1
部に鋭角なエッジを形成したことを特徴とする超音波処
置具。
【0141】(10) 上記プローブ先端部の横部に、
上記突出部を少なくとも基端側からの異なる距離位置
に、複数形成したことを特徴とする付記項9に記載の超
音波処置具。
【0142】(11) 上記プローブ先端部のヘラ状の
平面縁上に、上記突出部を複数形成したことを特徴とす
る付記項9に記載の超音波処置具。
【0143】(12) 上記プローブ先端部の両側面
に、上記突起部を複数の三角歯で形成したことを特徴と
する付記項9に記載の超音波処置具。
【0144】(13) 上記複数の三角歯は、鋭角斜面
と鈍角斜面とからなる鋸歯であることを特徴とする付記
項12に記載の超音波処置具。
【0145】(14) 上記複数の三角歯は、上記プロ
ーブ先端部の上下面の何れかのみに形成したことを特徴
とする付記項12又は付記項13に記載の超音波処置
具。
【0146】(15) 上記超音波プローブは、上記シ
ースに対してスライド自在に配設し、上記プローブ先端
部を上記シース先端内に格納自在とすることを特徴とす
る付記項9乃至付記項14の何れか一つに記載の超音波
処置具。
【0147】(16) 上記超音波プローブは、上記シ
ースに対して回動自在に配設し、上記プローブ先端部を
上記シース先端に対して相対的に回動自在としたことを
特徴とする付記項9乃至付記項15の何れか一つに記載
の超音波処置具。
【0148】(17) 上記超音波プローブは、上記シ
ースに対して回動自在に配設し、上記プローブ先端部を
上記シース先端に対して相対的に回動自在とすると共
に、上記プローブ先端部を斜めに屈曲して、上記超音波
プローブの回動により上記プローブ先端部を上記シース
の延長径内に格納自在としたことを特徴とする付記項9
に記載の超音波処置具。
【0149】(18) 上記超音波プローブは、上記シ
ースに対してスライド自在に配設し、上記プローブ先端
部の上記突出部の上記シース側に上記エッジを形成する
と共に、上記シースに上記エッジを押し当て自在な押当
部を設けたことを特徴とする付記項9に記載の超音波処
置具。
【0150】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動部材は、超音波プローブに対して開きながら超音波プ
ローブのさらに前方に突出する一方、超音波プローブに
対して閉じながら元の位置に後退することで、結果とし
て処置具の外径を太らせることなく可動部材と超音波プ
ローブとの開口を大きくしているので、1回の切除量が
増加して、手術時間を短縮させ、術者の負担とストレス
を大きく軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による、超音波処置具
の可動ジョーを開いた状態を示す縦断面図
【図2】同上、超音波処置具の全体構成を示す斜視図
【図3】同上、超音波処置具の可動ジョーを閉じた状態
を示す縦断面図
【図4】同上、処置対象部を切除する際の説明図
【図5】本発明の実施の第2形態による、超音波処置具
の可動ジョーを開いた状態を示す縦断面図
【図6】同上、超音波処置具の可動ジョーを閉じた状態
を示す縦断面図
【図7】同上、超音波処置具の先端を拡大した縦断面図
【図8】同上、開いた状態のジョーの形状を説明する平
面図
【図9】同上、閉じた状態のジョーの形状を説明する平
面図
【図10】剥離と切除とを効率的に行う超音波処置具の
先端斜視図
【図11】図10の超音波処置具の先端の縦断面図
【図12】図10の超音波処置具を使用した作用の説明
【図13】図10とは別の例による、超音波処置具の先
端斜視図
【図14】図10とはさらに別の例による、超音波処置
具の先端斜視図
【図15】送水ユニットを備えた超音波処置装置の全体
構成の説明図
【図16】剥離と切除が行える超音波処置具の外観斜視
【図17】図16のプローブ先端部の拡大説明図
【図18】図16の第2例のプローブ先端部の拡大説明
【図19】図16の第3例のプローブ先端部の拡大説明
【図20】図16の第4例のプローブ先端部とその周辺
の拡大説明図
【図21】図16の第5例のプローブ先端部とその周辺
の拡大説明図
【図22】図16の第6例のプローブ先端部の拡大説明
【図23】図16の第7例のプローブ先端部の拡大説明
【図24】図16の第8例のプローブ先端部の拡大説明
【図25】図16の第9例のプローブ先端部の拡大説明
【図26】図16の第10例のプローブ先端部の拡大説
明図
【符号の説明】
1…超音波処置具 2…シース 3…内視鏡 4…超音波プローブ 13…固定ハンドル 24…ジョー 24a…組織接触部 24b…ジョー支持部 25…ピン 27…可動ハンドル 30…プローブ挿入部 33…プローブ先端部 34…開口部 35…処置対象部 36…歯形突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小納 良一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村上 栄治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉嶺 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 GG06 GG23 JJ13 JJ23 JJ24 JJ27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のシースと、超音波発振手段から超
    音波振動を伝達すると共に該シース先端から突出した超
    音波プローブと、このシース先端から突出した超音波プ
    ローブとの間に処置対象部を狭持して該処置対象部を把
    持切除する可動部材とを備えた超音波処置具において、 上記可動部材は、上記処置対象部に掛止する部位を有
    し、上記超音波プローブに対して開きながら上記シース
    先端から突出した超音波プローブのさらに前方に突出す
    る一方、上記超音波プローブに対して閉じながら元の位
    置に後退することを特徴とする超音波処置具。
JP11234316A 1999-08-20 1999-08-20 超音波処置具 Withdrawn JP2001057984A (ja)

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