JP2001057651A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP2001057651A
JP2001057651A JP11231326A JP23132699A JP2001057651A JP 2001057651 A JP2001057651 A JP 2001057651A JP 11231326 A JP11231326 A JP 11231326A JP 23132699 A JP23132699 A JP 23132699A JP 2001057651 A JP2001057651 A JP 2001057651A
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Hidekazu Funatsu
英一 船津
Soichiro Kuramochi
宗一郎 倉持
Yoji Nagabuchi
洋二 長渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力条件の設定により、画像データの変化し
ている部分(AC成分)のレンジを調整可能な、すなわ
ち、AC成分を強調可能な画像入力装置を得ること。 【解決手段】 画素アレイ部1から出力されるアナログ
信号を増幅する増幅率調整機構8をもちいて、A/D変
換における入力範囲を最大限に利用可能な画像処理装置
において、前記アナログ信号のAC成分を強調可能な出
力条件として、前記増幅率、アナログ信号出力の原点、
およびオフセット量を演算する出力条件演算部7と、前
記アナログ信号出力の原点を設定する出力値原点調整機
構9と、前記オフセット量を設定するオフセット量調整
機構10と、を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージセンサ上
に投影された画像からDC成分を除去することによっ
て、コントラスト情報を強調した読み出しが可能な画像
入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の画像入力装置について説明
する。たとえば、図12は、特開平5−63975号公
報に記載された従来の画像入力装置の構成を示す図であ
る。図12において、101は、光電変換素子がアレイ
状に配置され、入力光量に応じたアナログ信号を時系列
で出力する光電変換素子アレイであり、102はディジ
タルの制御信号により増幅率を変更可能な可変ゲイン増
幅器であり、103はディジタルの制御信号によりオフ
セット電圧を変更可能な可変オフセット増幅器であり、
104は可変ゲイン増幅器102および可変オフセット
増幅器103によって増幅されたアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器であり、105はA/
D変換器104から出力されるディジタル信号を記憶す
るメモリであり、106はディジタルデータにおける四
則演算を行うディジタルデータ演算器であり、107は
ディジタルデータ群の最大データを求める最大値検出器
であり、108はディジタルデータ群の最小データを求
める最小値検出器であり、109は第1の出力メモリで
あり、110は第2の出力メモリである。
【0003】上記のように構成される画像入力装置にお
いて、メモリ105、ディジタルデータ演算器106、
最大値検出器107、および最小値検出器108は、入
出力が互いに双方向に接続され、各出力は、上記可変ゲ
イン増幅器102および可変オフセット増幅器103に
それぞれ接続されている。なお、ここでは、A/D変換
器104が4ビット以上の分解能を有することとして説
明を行う。
【0004】以下、上記従来の画像入力装置の動作につ
いて説明する。まず、従来の画像入力装置においては、
動作の開始にあたり、光電変換素子アレイ101に光を
入射していない状態で、1サイクルのスキャンを行う。
なお、光入射をしていない状態では、光電変換素子アレ
イ101からダークレベルVDのアナログ信号が出力さ
れるものとする。また、このとき、可変ゲイン増幅器1
02には、たとえば、一定のゲインA1が設定されてお
り、可変オフセット増幅器103には、たとえば、一定
のオフセット電圧V1が設定されている。
【0005】この状態で、光電変換素子アレイ101か
ら出力されたダークレベルVDのアナログ信号は、上記
のように、可変オフセット増幅器103でオフセットさ
れ、さらに、可変ゲイン増幅器102でゲイン設定さ
れ、そして、A/D変換器104に入力される。A/D
変換器104では、受け取ったアナログ信号をディジタ
ル信号に変換して、その後、このディジタル信号を最小
値検出器108に対して送出する。
【0006】ここで、最小値検出器108では、光電変
換素子アレイ101の1ライン分に相当する出力データ
列から最小値DDMINを検出する。そして、この最小値に
基づいて、ディジタルデータ演算器106では、 DOFF=(DDMIN−V1)/A1 に示すような演算を行い、この演算結果を、オフセット
補正データDOFFとして、可変オフセット増幅器103
に対して設定処理を行う。なお、このとき、ディジタル
データ演算器106では、前記最小値がA/D変換器1
04の入力範囲の最小値DADMINとなるように、ゲイン
の演算を行い、この演算結果をメモリ105に記憶して
おく。
【0007】つぎに、従来の画像入力装置では、光電変
換素子アレイ101に最大入力光を入射した状態で、次
サイクルのスキャンを行う。この状態で、光電変換素子
アレイ101からは、白レベルVWのアナログ信号が出
力される。なお、ここでは、可変ゲイン増幅器102の
ゲインをA2に設定し、この状態においてA/D変換器
104から出力される出力データ列を、最大値検出器1
07に対して送出する。
【0008】ここで、最大値検出器107では、光電変
換素子アレイ101の1ライン分に相当する出力データ
列から最大値DWMAXを検出する。そして、ディジタルデ
ータ演算器106では、この最大値がA/D変換器10
4の入力範囲の最大値DADMA Xとなるように、 A=A2ADMAX/DWMAX に示すような演算を行い、この演算結果Aを、ゲインA
として、メモリ105に記憶する。
【0009】このように、図12に示す従来の画像入力
装置では、2つのサイクルの処理により、すなわち、入
力光が白レベルVWであるときに、可変ゲイン増幅器1
02からA/D変換器104の入力範囲の最大値D
ADMAXが出力され、一方、入力光がダークレベルVDであ
るときに、可変ゲイン増幅器102からA/D変換器1
04の入力範囲の最小値DADMINが出力されるように、
ゲイン補正およびオフセット補正を行う。
【0010】そして、従来の画像入力装置では、ゲイン
補正およびオフセット補正の後に、実際の画像読み出し
処理を行うことで、A/D変換器104における使用可
能な入力範囲を最大限に利用して、与えられた性能をフ
ルに活用している。
【0011】また、図13は、上記図12とは異なる従
来の画像入力装置の構成を示す図である。ここでは、ビ
デオカメラ等に用いられるAGC(Auto Gain Contro
l)回路の基本的な構成を示すことにより従来の画像入
力装置の動作を説明する。
【0012】図13に示す画像入力装置では、光電変換
素子アレイ111からのアナログ信号出力が、ディジタ
ルの制御信号により増幅率を変更する可変ゲイン増幅器
112にて増幅され、A/D変換器113が、増幅され
たアナログ信号をディジタル信号に変換する。同時に、
増幅されたアナログ信号は、バッファ114を介してア
ナログメモリ115に記憶される。なお、このバッファ
114とアナログメモリ115の組み合わせについて
は、長い時定数を持つように設計されており、たとえ
ば、過去数フレームのアナログ信号の平均値が記憶され
る。
【0013】この状態で、1フレームに一度、アナログ
メモリ115に記憶された値がA/D変換器113にて
ディジタル信号に変換され、その信号がディジタルデー
タ演算器116に入力される。そして、ディジタルデー
タ演算器116では、過去数フレームの平均値と、目標
とされる出力のレベルとから、最適なゲインをその都度
計算し、可変ゲイン増幅器112に対してゲインの設定
処理を行う。
【0014】このように、図13に示す従来の画像入力
装置においては、過去数フレームの画像データの平均レ
ベルを用いて、出力される所望のデータのレンジが、A
/D変換器113の入力範囲に対して最適となるよう
に、常にゲインを変更しながら画像データの読み出しを
行う。そして、ゲインを常に最適な値に変更すること
で、A/D変換器113における使用可能な入力範囲を
最大限に利用して、与えられた性能をフルに活用してい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像入
力装置においては、たとえば、利用する画像処理によっ
て、画像データの明るさ情報よりも、明るさの変化、す
なわち、画像のAC成分が重要となる場合がある。ま
た、高速な画像処理を行う場合には、出力対象のフレー
ムの画像データを用いて、出力条件(ゲイン補正、オフ
セット補正)の最適化を行ったほうがよい場合もある。
すなわち、これらのような2つの場合を考慮すると、先
に説明した従来の画像入力装置においては、以下のよう
な問題点があった。
【0016】たとえば、図12に示す画像入力装置にお
いては、光を入射しない状態の画像データと、最大入力
光を入射する状態の画像データが、A/D変換の入力範
囲に収まるようにゲインを設定するだけで、その画像デ
ータの変化している部分(AC成分)に対して入力レン
ジを調整する機能、すなわち、AC成分を強調するよう
な機能は持っていない、という問題があった。また、こ
の画像入力装置におけるAC成分の入力レンジの調整の
ためには、先に説明したように、複数サイクルのスキャ
ンが必要である、という問題があった。
【0017】また、図13に示す画像入力装置において
は、過去数フレームの画像データの平均レベルをもちい
て、A/D変換器の入力範囲に対して最適となるよう
に、出力される画像データのレンジを設定するだけであ
り、上記同様、AC成分を強調するような機能は持って
いない、という問題があった。また、ここでも、正確に
AC成分の入力レンジを調整するためには、上記同様、
複数サイクルのスキャンが必要となる、という問題があ
った。
【0018】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、出力条件の設定により、画像データの変化してい
る部分(AC成分)のレンジを調整可能な、すなわち、
AC成分を強調可能な画像入力装置を得ることを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる画像入力装置に
あっては、画素アレイ部(後述する実施の形態の画素ア
レイ部1に相当)から出力されるアナログ信号を増幅す
る増幅率設定手段(増幅率調整機構8に相当)をもちい
て、A/D変換における入力範囲を最大限に利用可能な
構成を備え、さらに、前記アナログ信号のAC成分を強
調可能な出力条件として、前記増幅率、アナログ信号出
力の原点、およびオフセット量を演算する出力条件演算
手段(出力条件演算部7に相当)と、前記アナログ信号
出力の原点を設定する出力値原点設定手段(出力値原点
調整機構9に相当)と、前記オフセット量を設定するオ
フセット量設定手段(オフセット量調整機構10に相
当)と、を備えることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、たとえば、出力条件演
算手段が、参照データである全画素の平均値をもちい
て、出力条件、すなわち、増幅率、出力値原点、および
オフセット量を演算し、その演算結果を、それぞれ、増
幅率設定手段、出力値原点設定手段、およびオフセット
量設定手段に設定する。そして、画像データの変化して
いるAC成分だけを高精度に抽出し、その部分だけを強
調してA/D変換器に入力する。
【0021】つぎの発明にかかる画像入力装置にあって
は、前記アナログ信号で表現された画像データ(射影デ
ータまたは画素データ)を記憶する画像データ記憶手段
(水平ラインメモリ11に相当)と、前記アナログ信号
で表現された全画素の平均値を記憶する平均値記憶手段
(平均値メモリ13に相当)と、前記各記憶手段を選択
的に出力する制御手段(タイミング制御部3に相当)
と、を備え、並列に演算された前記画像データと前記平
均値がそれぞれに対応する記憶手段に記憶された状態
で、前記制御手段が、該平均値だけを選択出力し、その
後、前記出力条件演算手段が、該平均値に基づいて前記
出力条件を演算し、その演算結果を各設定手段に設定し
た段階で、再度、前記制御手段が、AC成分が強調され
た画像データをA/D変換器に入力することを特徴とす
る。
【0022】この発明によれば、選択的な出力を利用し
て、たとえば、画像データと全画素の平均値とを、それ
ぞれ画像データ記憶手段および平均値記憶手段に記憶し
た状態で、まず、全画素の平均値だけを選択し、出力す
る。そして、画像入力装置は、一旦、待機状態となり、
この状態で、画像データのAC成分を強調するための最
適な出力条件(増幅率、出力値原点、オフセット量)を
演算し、各出力条件を増幅率設定手段、出力値原点設定
手段、およびオフセット量設定手段に設定した後、画像
データを選択し、出力する。
【0023】つぎの発明にかかる画像入力装置にあって
は、前記出力値原点設定手段は、可変抵抗とボルテージ
フォロワ増幅器とを備え、抵抗値を変化させることによ
り出力値原点を任意に変更可能とすることを特徴とす
る。
【0024】この発明によれば、リセットの電位と画像
データの電位との差を出力することにより、リセットレ
ベルのばらつきによる画像ノイズを除去する。その後、
出力値原点設定手段では、内部の可変抵抗の位置を変化
させることにより、出力値原点を調整する。
【0025】つぎの発明にかかる画像入力装置におい
て、前記オフセット量設定手段は、オフセット量を調整
可能な可変電流源を備え、前記アナログ信号から、前記
可変電流源の出力する電流量に応じたオフセット電圧
(DC成分)を差し引くことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、リセットの電位と画像
データの電位との差から、さらにオフセット電圧(ΔI
R)を差し引くことにより、オフセット量を調整する。
【0027】つぎの発明にかかる画像入力装置におい
て、前記オフセット量の調整は、光電変換素子とモノシ
リックに形成されたレジスタの内容を書き換えることに
より実現することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、レジスタ設定によりオ
フセット値を複数段階に設定可能とすることで、さらに
高精度なオフセット調整を行う。
【0029】つぎの発明にかかる画像入力装置にあって
は、前記アナログ信号で表現された画像データ、全画素
の平均値、または画素の最大値を選択的に出力する画像
データ出力手段(水平ラインメモリ単位成分53に相
当)と、前記アナログ信号で表現された画素の最小値を
出力する平均値出力手段(最小値出力回路59に相当)
と、前記各記憶手段を制御する制御手段と、を備え、前
記制御手段が、前記平均値、最小値、および最大値を選
択出力し、その後、前記出力条件演算手段が、該平均
値、最小値、および最大値に基づいて前記出力条件を演
算し、その演算結果を各設定手段に設定した段階で、前
記制御手段が、AC成分が強調された画像データをA/
D変換器に入力することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、たとえば、参照データ
である全画素の平均値、画素データの最大値および最小
値をもちいて、最適な増幅率、出力値原点、およびオフ
セット量を演算し、その演算結果を、それぞれ、増幅率
設定手段、出力値原点設定手段、およびオフセット量設
定手段に設定する。そして、画像データの変化している
AC成分だけを高精度に抽出し、その部分だけを強調し
てA/D変換器に入力する。
【0031】つぎの発明にかかる画像入力装置にあって
は、画素アレイ部からの画像データを用いて射影演算を
行い、その射影演算結果に基づいて、画像の中の明るい
部分の大まかな位置や、大きく動作している部分の情報
を抽出し、これらの情報により決定される出力領域に対
応する画像データだけをA/D変換器に入力し、アナロ
グの画像データをディジタル信号に変換して出力するこ
とを特徴とする。
【0032】この発明によれば、たとえば、射影データ
をもちいた演算により最適な出力領域を決定し、その出
力領域に対応する画像データだけを画素アレイ部から読
み出す。そして、読み出された特定領域のアナログの画
像データをディジタル信号に変換後、最適なエリアに対
応する画像データだけを出力する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる画像入力
装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0034】実施の形態1.図1は、本発明にかかる画
像入力装置の実施の形態1の構成を示す図である。ここ
では、アナログデータの流れを実線の矢印で、ディジタ
ルデータの流れを白抜きの矢印で表現する。図1におい
て、1は画像データ(アナログデータ)を出力する画素
アレイ部であり、2は基本的な画像処理演算(たとえ
ば、射影演算、画像データの平均値や最大値や最小値の
算出等)を行うアナログ演算部2であり、3は画像デー
タの出力および演算処理のタイミングを制御するタイミ
ング制御部であり、4は画像データとリセットとの差を
とるオフセット減算部であり、5はオフセット減算器4
との組み合わせで差動アンプとして動作する増幅器であ
り、6は増幅されたアナログの画像データをディジタル
データに変換するA/D変換器であり、7は受け取った
ディジタルデータに基づいて最適な出力条件を演算する
出力条件演算部であり、8は出力条件に基づいて増幅率
(可変抵抗)を調整する増幅率調整機構であり、9は出
力条件に基づいて出力値原点(可変抵抗)を調整する出
力値原点調整機構であり、10は出力条件に基づいてオ
フセット量(電源電流)を調整するオフセット量調整機
構である。
【0035】上記のように構成される画像入力装置にお
いて、アナログ演算部2では、タイミング制御部3の制
御により画素アレイ部1から出力される画像データを用
いて、画像処理演算を行う。演算処理結果(アナログデ
ータ)は、オフセット減算部4および増幅器5で構成さ
れるアナログ回路(差動アンプ)に入力され、このアナ
ログ回路では、増幅率調整機構8、出力値原点調整機構
9、およびオフセット量調整機構10にて調整された最
適値に基づいて、前記アナログデータを増幅する。そし
て、A/D変換器6では、増幅されたアナログデータを
ディジタルデータに変換し、これをディジタルの画像デ
ータとして出力する。
【0036】なお、画像データの出力と同時に、A/D
変換器6では、出力条件演算部7に同様のデータを出力
する。この画像データを受け取った出力条件演算部7で
は、後述する方法により最適な出力条件を演算し、その
演算結果を増幅率調整機構8、出力値原点調整機構9、
およびオフセット量調整機構10に設定する。これによ
り、前記アナログ回路から最適なアナログデータが出力
されることになる。ただし、上記本発明にかかる画像入
力装置の構成は、一つの半導体集積回路装置上に集積化
する構成にすることとしてもよいし、または、二つ以上
の半導体集積回路装置で構成することとしてもよい。
【0037】つぎに、本実施の形態における画像入力装
置の動作概要をフローチャートにしたがって説明する。
図2は、本実施の形態における画像入力装置の動作概要
を示すフローチャートである。まず、画像入力装置が撮
像シーケンスを開始すると(ステップS1)、アナログ
演算部2では、画素アレイ部1からの画像データを内部
のアナログメモリに蓄積し、保持する(ステップS
2)。この状態で、アナログ演算器2では、画像データ
出力における最適な出力条件を決定するための参照デー
タとして、たとえば、全画素の平均値を出力する(ステ
ップS3)。なお、ここでは、説明の便宜上、参照デー
タとして全画素の平均値を用いるが、これに限らず、ア
ナログ演算部2にて演算可能な他のデータを用いること
としてもよい。また、本実施の形態において、参照デー
タの出力時は、オフセット値を‘0’とし、増幅率を1
倍とする。
【0038】最小データの出力後、画像入力装置は、一
旦待機状態となり、このとき、出力条件演算部7では、
参照データに基づいて、画像データのAC成分を強調す
るための、すなわち、A/D変換器の入力レンジを最大
限に活用するための、最適な出力条件の算出処理を行
う。具体的にいうと、後述する増幅率調整機構8、出力
値原点調整機構9、およびオフセット量調整機構10の
設定値を算出する。その後、出力条件演算部7では、各
調整機構のレジスタに対して算出値を設定し(ステップ
S4)、画像入力装置は、待機状態を解除する(ステッ
プS5)。
【0039】そして、出力条件演算部7にて算出された
出力条件に基づいて、オフセット減算部4および増幅器
5で構成されるアナログ回路では、アナログの画像デー
タ、たとえば、所望の射影データ(メインデータ)を出
力し(ステップS6)、さらに、A/D変換器6では、
アナログデータをディジタルデータに変換して出力す
る。このように、本実施の形態における画像入力装置で
は、複数回の画像スキャンを行うことなく、さらに、最
適な出力条件に基づいて、高速化に対応した画像データ
を出力する。
【0040】以下、上記画像入力装置における動作の具
体例として、全画素の平均値を前記参照データとして出
力し、この参照データを用いて画像のAC成分を強調可
能な最適な出力条件を設定し、最後にメインデータとし
て射影データを出力する場合について、図面を用いて詳
細に説明する。
【0041】図3は、図1の画素アレイ1、アナログ演
算部2、およびタイミング制御部3の回路構成を示す図
である。なお、図3は、特願平10−365256号に
記載の画像処理装置を示しており、たとえば、図3に示
すアナログ演算部2は、画素データまたは射影データを
記憶するための水平ラインメモリ11と、すべての画素
データを平均化するためのスイッチアレイ12と、画素
データの平均値を記憶するための平均値メモリ13から
構成され、タイミング制御部3は、画素データまたは射
影データを記憶するための制御を行う水平メモリ制御回
路と、記憶された画素データまたは射影データの出力を
制御する水平メモリ走査回路と、平均化に関する制御を
行う平均化回路から構成される。
【0042】また、15は画像データ(画素データ、射
影データ)が出力される画像データラインであり、16
はリセットレベルデータが出力されるリセットデータラ
インであり、17は差動アンプであり、18は出力端子
である。ただし、図3における差動アンプ17は、後述
する図4のアナログ回路(オフセット減算部4、増幅器
5)を簡略化したものであり、詳細は後述する。
【0043】上記のように構成される画像処理装置(画
素アレイ1、アナログ演算部2、タイミング制御部3)
では、たとえば、画像データを出力する場合、水平メモ
リ制御回路の制御により、水平ラインメモリ11にその
データを記憶し、一方、全画素の平均値を出力する場合
には、射影演算を行っているときにスイッチアレイ12
をオンすることにより各射影データを接続し、その演算
結果である平均値を平均値メモリ13に記憶する。そし
て、水平メモリ走査回路または平均化回路の制御によ
り、出力端子18から、画像データまたは全画素の平均
値が選択的に出力される。
【0044】本実施の形態においては、上記選択的な出
力を利用して、たとえば、射影データと全画素の平均値
とを、それぞれ水平ラインメモリ12および平均値メモ
リに記憶した状態で、まず、全画素の平均値だけを選択
して出力端子18から出力する(図2、ステップ1〜ス
テップ3に対応)。そして、画像入力装置は、一旦、待
機状態となり、この状態で、後述する方法により、画像
データのAC成分を強調するための最適な出力条件(増
幅率、出力値原点、オフセット量)を演算し、各出力条
件を増幅率調整機構8、出力値原点調整機構9、および
オフセット量調整機構10に設定した後、射影データを
選択して出力端子18から出力する(図2、ステップ4
〜ステップ6に対応)。
【0045】ここで、上記、画像データのAC成分を強
調するための最適な出力条件(増幅率、出力値原点、オ
フセット量)の演算方法を、図面にしたがって詳細に説
明する。図4は、図1に示すアナログ回路(オフセット
減算部4、増幅器5)、増幅率調整機構8、出力値原点
調整機構9、およびオフセット量調整機構10の構成を
示す図である。
【0046】図4において、19は図3の画像データラ
イン15に対応する画像データ入力端子であり、20は
図3のリセットデータライン16に対応するリセットデ
ータ入力端子であり、21はスイッチを介して画像デー
タの電位が格納される容量であり、22はスイッチを介
してリセットの電位が格納される容量であり、23,2
4はそれぞれの値をバッファリングするバッファであ
り、25は上記アナログ回路および増幅率調整機構8を
備えた差動アンプである。なお、図4に示す出力値原点
調整機構9は、ラダー抵抗とボルテージフォロワ増幅器
によって構成され、オフセット量調整機構10は、可変
電流源によって構成される。
【0047】たとえば、出力値原点調整機構9により指
定する電位をVrefとし、バッファ23を介して差動ア
ンプ25に入力される画像データの電位をVsとし、バ
ッファ24を介して差動アンプ25に入力されるリセッ
トデータの電位をVrとし、オフセット量調整機構10
を考慮しない場合、出力端子18に出力される電位V
outは、下記の(1)式のように表すことができる。 Vout=Vref+k(Vr−Vs) ・・・(1)
【0048】なお、本実施の形態では、リセットレベル
を最大電位とし、入射光によりフォトダイオードの電位
が下がることを前提とする。すなわち、 Vr≧Vs ・・・(2) が成立する。ただし、容量21と容量22の電位の大小
関係が逆になるような場合には、入力端子19および2
0の位置関係を逆にする構成とする。また、入射光がな
い場合は、 Vs=Vr ・・・(3) が成立するため、(1)式から、 Vout=Vref ・・・(4) となる。ここでは、出力値原点がVrefとなる。
【0049】このように、本実施の形態では、リセット
の電位と信号レベル(画像データ)の電位との差を出力
することにより、リセットレベルのばらつきによる画像
ノイズを除去しながら画像データを出力する。具体的に
いうと、本実施の形態では、出力値原点調整機構26の
ラダー抵抗の位置を変化させることにより、(1)式に
おける電位Vrefを容易に変化させることができること
から、同時に出力値原点の調整が可能となる。また、
(1)式における差動アンプ25の抵抗比kを変化させ
ることにより、容易に増幅率を変化させることも可能で
ある。
【0050】一方、上記と同様の条件(Verf,Vr,V
s)でオフセット量調整機構10を考慮した場合、出力
端子18に出力される電位Voutは、可変電流源からの
電流ΔIに基づいて、下記の(5)式のように表すこと
ができる。 Vout=Vref+k(Vr−Vs−ΔIR) ・・・(5)
【0051】このように、本実施の形態においては、上
記、出力値原点および増幅率の調整に加えて、さらに、
(Vr−Vs)からΔIRを差し引くことにより、オフセ
ット量をも調整することが可能となる。また、(Vr
s)の最大値をVrangeとした場合、 0≦ΔIR<Vrange ・・・(6) の範囲で、電流ΔIを変化させられるようにしておけ
ば、さらに、A/D変換器の入力レンジの全域にわたっ
てオフセット量を調整することが可能となる。
【0052】なお、オフセット量調整機構10の具体的
な回路構成としては、たとえば、図5に示すような構成
が考えられる。本実施の形態では、説明の便宜上、オフ
セット値が、 0≦ΔIR≦7Vrange/8 ・・・(7) の8段階で設定可能な場合の構成について示している。
具体的にいうと、オフセット量調整機構10は、入力段
に(Vrange/8R)の定常電流源28と、大きさW/
Lのトランジスタ29と、が配置され、さらに、出力段
に大きさW/L、2W/L、4W/Lのトランジスタ3
0がそれぞれ配置され、レジスタ31に設定された値に
より、0〜7W/Lの8段階に、電流値ΔIを変化させ
ることができる。
【0053】すなわち、出力端子32からは、 0≦ΔI≦7Vrange/8R ・・・(8) の電流が出力されることになる。たとえば、図示のとお
り、レジスタ31の値を‘010’と設定した場合に
は、出力端子32からは、定常電流源28の2倍にあた
る(Vrange/4R)の電流が出力されることになる。
なお、本実施の形態においては、オフセット量調整機構
10の出力値を8段階としたが、これに限らず、たとえ
ば、出力段のトランジスタおよびレジスタのビット数を
増やすことにより、さらに高精度な調整が可能である。
【0054】図6は、出力条件演算部7の演算結果をも
ちいて上記図4に示す回路構成に対して最適な出力条件
を設定することにより、画像データのAC成分を強調し
た場合を示す図である。なお、ここでは、A/D変換器
6の入力レンジが、たとえば、1V〜3Vである場合に
ついて説明する。
【0055】たとえば、参照データである全画素の平均
値を出力するときは、出力条件として、下記の条件(デ
フォルト値)が出力される。 (a)増幅率調整機構8の設定値 :k=1倍 (b)出力値原点調整機構9の設定値 :Vref=1V (c)オフセット量調整機構10の設定値 :ΔIR=0
【0056】このとき、本実施の形態におけるA/D変
換器6には、全画素の平均値として、たとえば、図6の
左側に示すデータ(斜線部)が入力される。ここで示さ
れている入力データの平均値は、A/D変換レンジ:1
V〜3Vの上半分にあって十分な明るさの画像データに
なっていることから、通常のAGCにおいては、既に適
正な値であるといえる。しかしながら、図示のような弱
いコントラストの画像データに基づいて動作を認識する
ような場合には、AC成分を高い精度で判別することが
必要となる。
【0057】そして、このような場合には、通常、ゲイ
ンを上げることによりAC成分を判別する、という手法
がとられるが、たとえば、従来のように、単純にゲイン
を上げる処理を行うと、画像データは、図6の左側に示
すように、A/D変換器6の入力レンジを超えてしまう
ことになる。
【0058】そこで、本実施の形態においては、前述の
方法で、下記のように、増幅率、出力値原点、およびオ
フセット量の出力条件を設定することにより、図6の右
側に示すような画像データを、A/D変換器6に入力す
る。 (a)増幅率調整機構8の設定値 :k=4倍、または8倍 (b)出力値原点調整機構9の設定値 :Vref=2V (c)オフセット量調整機構10の設定値 :ΔIR=0.5V
【0059】これは、図6の左側に示す画像データを、
DC成分(オフセット量)と、AC成分(コントラスト
成分)と、に分離し、さらに、AC成分だけにゲインを
かけることに相当する。これにより、本実施の形態にお
いては、もとの画像データをA/D変換した場合より
も、高いビット精度の画像データを得ることができるよ
うになる。なお、全画素の平均値をもちいて出力条件を
演算した場合における増幅率については、画像データの
分布量が所望の値となるように、予め画像データの状態
を予測して決める必要があるため、最適値に関する不確
定性は残るが、画像の平均値をA/D変換器6の入力レ
ンジの中心にした場合には、ゲインの最適値にロバスト
性が高まる。
【0060】このように、本実施の形態によれば、参照
データである全画素の平均値をもちいて出力条件、すな
わち、増幅率、出力値原点、およびオフセット量を演算
し、その演算結果を、それぞれ、増幅率調整機構、出力
値原点調整機構、およびオフセット量調整機構に設定す
ることにより、画像データの変化しているAC成分を高
精度に抽出し、その部分だけを強調してA/D変換器に
入力することが可能となる。なお、本実施の形態におい
ては、A/D変換器6の入力レンジを固定とし、増幅
率、出力値原点、およびオフセット量を変化させる構成
としたが、たとえば、A/D変換器6のレンジを変化さ
せた場合でも同様の効果が得られる。
【0061】実施の形態2.図7は、本発明にかかる画
像入力装置の実施の形態2の構成を示す図である。前述
の実施の形態1においては、全画素の平均値(参照デー
タ)を用いて画像データのAC成分だけを強調するよう
な、最適な出力条件を演算するための構成について説明
をおこなった。本実施の形態においては、参照データと
して、画像データの最大値、最小値を用いた場合につい
て説明をおこなう。なお、本実施の形態における図7の
構成は、先に出願された特願平10−365256号に
記載の構成に、最小値を検出する回路を追加したもので
ある。
【0062】図7において、41は、アレイ状に配置さ
れ、それぞれが光入射の光量に応じた画素データを出力
ライン9に出力する複数の単位画素回路であり、53
は、複数の単位画素回路における行単位および列単位に
備えられ、各単位画素回路の画素データ、または行単位
および列単位の射影演算結果、を読み出し可能な複数の
水平ラインメモリ単位成分であり、59は、複数の単位
画素回路における行単位および列単位に備えられ、画素
データの最小値を読み出し可能な複数の最小値出力回路
であり、図示のとおり、行および列を構成する各単位画
素回路41と、それらに対応する水平ラインメモリ単位
成分53および最小値出力回路59が、それぞれ画素デ
ータ出力ライン49および最小値出力ライン52に接続
されている。
【0063】なお、本実施の形態では、アレイ状(m×
n:m、nは任意の整数)に配置された複数の単位画素
回路のうち、ある特定の列(単位画素回路41、水平ラ
インメモリ単位成分53)に着目したものである。した
がって、図示されていない行、および他の列についても
同様の動作を行うものとする。
【0064】また、単位画素回路41において、42は
光入射により各画素の電荷を蓄積してその光量により出
力電位を変化させるフォトダイオード(PD)であり、
43はフォトダイオード42をリセットするためのPD
リセット用MOSトランジスタであり、44はフォトダ
イオード42の信号電荷をバッファリングするためのバ
ッファリング用MOSトランジスタであり、45は画素
データのサンプリングを実行するためのスイッチ用MO
Sトランジスタであり、46はバッファリング用MOS
トランジスタ44にてバッファリングされた信号電荷が
作るの電位を画素データとして記憶する画素内メモリ容
量であり、47は画素内メモリ容量46をリセットする
ためのメモリリセット用MOSトランジスタであり、4
8は画素内メモリ容量46と出力ライン49を接続する
ためのスイッチ用MOSトランジスタであり、50は画
素データの最小値を検出するための最小値検出用MOS
トランジスタであり、51は最小値の検出を実行するた
めのスイッチ用MOSトランジスタである。
【0065】なお、本実施の形態では、先に説明したよ
うに、ある特定の列に着目しているため、スイッチ用M
OSトランジスタ48が1つしか配置されていないが、
実際には、行の出力ラインに対応するスイッチ用MOS
トランジスタが、スイッチ用MOSトランジスタ48と
並列に配置されている。
【0066】また、水平ラインメモリ単位成分53にお
いて、54は各単位画素回路41の画素データ、また
は、図示の行の射影演算結果、を記憶するメモリ容量で
あり、55はメモリ容量54と出力ライン49を接続す
るためのスイッチ用MOSトランジスタであり、56は
出力ライン49をリセットするための出力ラインリセッ
ト用MOSトランジスタであり、57はメモリ容量54
の信号値を読み出すための増幅用MOSトランジスタで
あり、58は出力端子である。
【0067】また、最小値出力回路59において、60
は出力ライン52のリセット用MOSトランジスタであ
り、61は出力ライン52と出力端子62を接続するた
めのスイッチ用MOSトランジスタである。
【0068】上記のように構成される画像入力装置は、
たとえば、イメージセンサ上に投影された二次元画像を
出力する処理(一画素分の画素データを順に読み出す処
理)と、その二次元画像を射影演算により圧縮する処理
(斜影演算処理)と、を選択的に実行する機能を持ち、
さらに、画素データの最小値を出力する機能を持つ。
【0069】以下、本実施の形態における画像入力装置
の動作について説明する。図8および図9は、上記画像
入力装置にて各種演算を行いながら画素データを読み出
すためのパルスパターンを示す図である。なお、以降で
説明する動作では、すべての駆動パルスが全画素に同時
に加えられるものとする。
【0070】最初に、図8をもちいて、上記画像入力装
置にて各種演算を行いながら画素データを読み出す処理
の一例として、たとえば、射影データおよび全画素の平
均値、または画素データの最小値を出力する動作につい
て説明する。まず、φchgのパルスによりPD42を
リセットする。この状態で、光入射により各画素のPD
42に電荷が蓄積されると、その光量に応じて、バッフ
ァリング用トランジスタ44のゲートにかかる電圧Vpd
が変化する。
【0071】ここで、φprstによりメモリ容量46
を電源電位にリセット後、スイッチ用MOSトランジス
タ45にφpsmplのパルスを加えると、PD42の
電位に応じた電位Vcapが各画素のメモリ容量46に蓄
えられる。そして、φminをすべての画素に加える
と、各画素の容量電位Vcapが、最小値検出用MOSト
ランジスタ50のゲートを介して、最小値出力ライン5
2と接続するため、すべての電位Vcapの中で最も高い
電位からしきい値電圧を引いた値が、最小値出力ライン
52、さらには所定の処理で出力端子62に現れる。P
D42は、電位が高いほど暗い状態を表すため、この出
力は、最小光量の画素データ出力に相当する。
【0072】つづいて、φpdatのパルスをスイッチ
用MOSトランジスタ48に加えると、各画素の容量電
位Vcapが、画素データ出力ライン49上にあらあれる
ことになり、たとえば、射影演算結果または全画素の平
均値が、電荷の再配分による平均値Vdat、およびVm
して、出力端子62に出力される。
【0073】つぎに、図9をもちいて、上記画像入力装
置にて各種演算を行いながら画素データを読み出す処理
の一例として、たとえば、画素データの最大値を出力す
る動作について説明する。まず、φchgのパルスによ
りPD42をリセットする。この状態で、光入射により
各画素のPD42に電荷が蓄積されると、その光量に応
じて、バッファリング用トランジスタ44のゲートにか
かる電圧Vpdが変化する。
【0074】ここで、φpdatとφmdatによりメ
モリ容量46とメモリ容量54を出力ライン49に接続
しておく。そして、この状態で、φpdatとφmda
tのパルスによりメモリ容量46、出力ライン49、お
よびメモリ容量54をすべて電源電位にリセット後、ス
イッチ用MOSトランジスタ45にφpsmplのパル
スを加えると、PD42の電位に応じた電位Vpdが、バ
ッファリング用MOSトランジスタ44のゲートを介し
て、画素データ出力ライン49と接続する。そのため、
すべての電位Vpdの中で最も低い電位からしきい値電圧
分高い電位が、画素データ出力ライン49およびメモリ
容量54に現れる。PD42は、電位が低いほど明るい
状態を表すため、この出力は、最小光量の画素データ出
力に相当する。
【0075】このように、本実施の形態においては、図
7に示すような構成により、射影データ、全画素の平均
値、および画素データ最小値、または、画素データの最
大値を、選択的に読み出すことが可能となる。なお、上
記の各種演算は、図1に示す画素アレイ1、アナログ演
算部2、およびタイミング制御部3にて行われる演算に
相当する。また、出力端子58と62は、同一の電位レ
ベルとする。また、図8および図9に示す各出力動作に
ついては、一度の蓄積時間の中でシーケンシャルに実行
可能とする。
【0076】つぎに、上記演算結果をもちいて、図1に
示す増幅率調整機構8、出力値原点調整機構9、および
オフセット量調整機構10に対して、最適な出力条件を
設定する処理について説明する。なお、ここでは、A/
D変換器6の入力レンジが、たとえば、1V〜3Vであ
る場合について説明する。
【0077】図10は、最適な出力条件を設定すること
により画像データのAC成分を強調した場合を示す図で
ある。たとえば、参照データである全画素の平均値を出
力するときは、出力条件として、下記の条件(デフォル
ト値)が出力される。 (a)増幅率調整機構8の設定値 :k=1倍 (b)出力値原点調整機構9の設定値 :Vref=1V (c)オフセット量調整機構10の設定値 :ΔIR=0
【0078】このとき、本実施の形態におけるA/D変
換器6には、全画素の平均値として、たとえば、図6の
左側に示すデータ(斜線部)が入力される。ここで示さ
れている入力値は、入力レンジ:1V〜3Vの範囲内に
あるため、通常のAGCにおいては、既に適正な値であ
るといえる。しかしながら、弱いコントラストの画像デ
ータに基づいて動作を認識するような場合には、AC成
分を高い精度で判別することが必要となるため、本実施
の形態においては、前述した全画素の平均値、画素デー
タ最小値、および、最大値をもちいて出力条件を演算
し、増幅率、出力値原点、およびオフセット量の演算結
果を設定することにより、図10に示すような画像デー
タを、A/D変換器6に入力する。
【0079】まず、実施の形態1と同様に、以下のよう
に出力値原点およびオフセット量を設定する。これによ
り、画像データのAC成分が、2Vを中心に両側に振れ
ることになる。 (b)出力値原点調整機構9の設定値 :Vref=2V (c)オフセット量調整機構10の設定値 :ΔIR=Vave
【0080】つぎに、最適な増幅率kを画素データの最
大値Vmax、および最小値Vminから決定する。本実施の
形態においては、たとえば、画像データのAC成分にお
ける振幅の最適値が、A/D変換器6の入力レンジの2
/3程度であると考え、最適な増幅率kは、 (a)増幅率調整機構8の設定値: k=2/(3×max[Vmax−Vave,Vave−Vmin]) (9) となる。ただし、上記(9)式におけるmax[Vmax
−Vave,Vave−Vmin]は、(Vmax−Vave)と(V
ave−Vmin)のうち、大きい方の値を用いる、という意
味を示す。これにより、画像データのAC成分だけが拡
大され、強調されるような、最適な出力条件が得られ
る。
【0081】また、この他の方法としては、出力条件
を、たとえば、 (a)増幅率調整機構8の設定値 :k=2/(Vmax−Vmin) (b)出力値原点調整機構9の設定値 :Vref=1V(A/D変換レン ジの最小値) (c)オフセット量調整機構10の設定値:ΔIR=Vmin(データの最低 値を差し引くべきオフセット量 とする) と設定する方法も考えられる。この方法では、画像デー
タの最小値から最大値の範囲が、そのままA/D変換に
おけるレンジとなる。
【0082】このように、本実施の形態においては、も
との画像データをA/D変換した場合よりも、高いビッ
ト精度の画像データを得ることができるようになる。す
なわち、本実施の形態によれば、参照データである全画
素の平均値、画素データの最大値および最小値をもちい
て、最適な増幅率、出力値原点、およびオフセット量を
演算し、その演算結果を、それぞれ、増幅率調整機構、
出力値原点調整機構、およびオフセット量調整機構に設
定することにより、画像データの変化しているAC成分
だけを高精度に抽出し、その部分だけを強調してA/D
変換器に入力することが可能となる。
【0083】なお、本実施の形態においては、A/D変
換器6の入力レンジを固定とし、増幅率、出力値原点、
およびオフセット量を変化させる構成としたが、たとえ
ば、A/D変換器6のレンジを変化させた場合でも同様
の効果が得られる。
【0084】実施の形態3.図11は、本発明にかかる
画像入力装置の実施の形態3の構成を示す図である。前
述の実施の形態1および2においては、1個または複数
個の参照データを出力して、画像データのAC成分だけ
を強調するような、最適な出力条件を演算するための構
成について説明をおこなった。本実施の形態において
は、参照データとして、射影データや適当な間隔で間引
きした粗い画像データをもちいて、最適な出力条件を演
算し、その演算結果に基づいて二次元画像における最適
なエリアの画像だけを、すなわち、動作のあったエリア
の画像だけを出力することにより、出力データ量を大幅
に削減可能な構成について説明をおこなう。
【0085】図11において、71は画像データを出力
する画素アレイ部であり、72は画素アレイ部71から
受け取る二次元の画像データを記憶する2D画像メモリ
であり、73は射影演算を行う射影演算部であり、74
は射影演算部73から受け取る射影データを記憶する射
影画像メモリであり、75は各記憶部に記憶されたデー
タを出力する出力部であり、76はアナログの画像デー
タをディジタル信号に変換するA/D変換器であり、7
7は最適な出力条件を演算する出力条件演算部であり、
78は画像データの出力タイミングを制御するタイミン
グ制御部である。
【0086】なお、ここでは、アナログデータの流れを
実線の矢印で、ディジタルデータの流れを白抜きの矢印
で表現する。また、上記本発明にかかる画像入力装置の
構成は、一つの半導体集積回路装置上に集積化する構成
にすることとしてもよいし、または、二つ以上の半導体
集積回路装置で構成することとしてもよい。
【0087】以下、上記のように構成される画像入力装
置の基本的な動作について説明する。たとえば、画素ア
レイ部71で得られた二次元の画像データは、タイミン
グ制御部78の制御により、2D画像メモリ72に記憶
されるか、または、射影演算部73による射影演算後に
射影画像メモリ74に記憶される。そして、各記憶に記
憶されたデータは、出力部75を介してA/D変換器7
6に送られ、ここで、アナログ信号がディジタル信号に
変換され、変換後の信号が所望の画像データとして出力
される。
【0088】つぎに、最適な出力条件最適な出力条件を
演算し、その演算結果に基づいて二次元画像における最
適なエリアの画像だけを出力する本実施の形態の動作を
説明する。まず、画像入力装置が撮像シーケンスを開始
すると、画素アレイ部71では、タイミング制御部78
の制御により射影演算部73に対して画像データを出力
し、画像データを受け取った射影演算部73では、タイ
ミング制御部78の制御により射影演算を行い、演算結
果を射影画像メモリ74に格納する。その後、画素アレ
イ部71からのすべての画像データを2D画像メモリ7
2に格納する。
【0089】この状態で、射影画像メモリ74内の射影
データが参照データとして読み出され、出力条件演算部
77では、受け取った射影データに基づいて、画像の大
まかな情報を判定する。なお、ここでいう大まかな情報
とは、たとえば、画像の中の明るい部分の大まかな位置
や、大きく動作している部分の情報のことをいう。これ
により、本実施の形態においては、画像データに基づい
て最適な出力条件を演算する場合と比較して、すなわ
ち、2D画像メモリ72内のデータに基づいて出力条件
を演算する場合と比較して、大幅に演算量を低減でき
る。
【0090】そして、本実施の形態においては、上記の
演算により、最適な出力領域(所望の画像だけに対応す
る領域)を決定し、その出力領域をフィードバックする
ことにより、タイミング制御部78からのアクセスパタ
ーンで、前記出力領域に対応する画像データだけを2D
画像メモリ72から読み出す。そして、A/D変換器7
6にてアナログの画像データをディジタル信号に変換
後、その信号をメインデータとして外部に出力する。
【0091】これにより、本実施の形態においては、出
力画像データが、最適なエリアに対応する画像データだ
けの出力となるため、2D画像メモリ72に記憶された
全領域の画像データを出力する場合と比較して、出力デ
ータ数を大幅に削減させることができる。
【0092】なお、上記の説明においては、参照データ
として射影データをもちいて、最適な出力領域を決定す
ることにより、出力データ数を大幅に削減させたが、こ
れに限らず、たとえば、参照データとして、適当な間隔
で間引きした粗い画像データをもちいて、上記のように
最適な出力領域を決定することにより、出力データ数を
大幅に削減させることとしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、たとえば、出力条件演算手段が、参照データである
全画素の平均値をもちいて、出力条件、すなわち、増幅
率、出力値原点、およびオフセット量を演算し、その演
算結果を、それぞれ、増幅率設定手段、出力値原点設定
手段、およびオフセット量設定手段に設定する。これに
より、画像データの変化しているAC成分を高精度に抽
出し、その部分だけを強調してA/D変換器に入力する
ことが可能な画像入力装置を得ることができる、という
効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、選択的な出力を利用
して、たとえば、画像データと全画素の平均値とを、そ
れぞれ画像データ記憶手段および平均値記憶手段に記憶
した状態で、まず、全画素の平均値だけを選択し、出力
する。そして、画像入力装置は、一旦、待機状態とな
り、この状態で、画像データのAC成分を強調するため
の最適な出力条件(増幅率、出力値原点、オフセット
量)を演算し、各出力条件を増幅率設定手段、出力値原
点設定手段、およびオフセット量設定手段に設定した
後、画像データを選択し、出力する。これにより、複数
回の画像スキャンを行うことなく、高速化に対応した画
像データを出力することができる、という効果を奏す
る。
【0095】つぎの発明によれば、出力値原点設定手段
にて内部の可変抵抗の位置を変化させることにより、容
易に出力値原点の調整を行うことができる、という効果
を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、リセットの電位と画
像データの電位との差から、さらにオフセット電圧を差
し引くことにより、容易にオフセット量の調整を行うこ
とができる、という効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、レジスタ設定によ
り、オフセット値を複数段階に設定できるため、高精度
なオフセット量の調整を行うことができる、という効果
を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、たとえば、参照デー
タである全画素の平均値、画素データの最大値および最
小値をもちいて、最適な増幅率、出力値原点、およびオ
フセット量を演算し、その演算結果を、それぞれ、増幅
率設定手段、出力値原点設定手段、およびオフセット量
設定手段に設定する。これにより、画像データの変化し
ているAC成分だけを高精度に抽出し、その部分だけを
強調してA/D変換器に入力することが可能な画像入力
装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0099】つぎの発明によれば、たとえば、射影デー
タをもちいた演算により最適な出力領域を決定し、その
出力領域に対応する画像データだけを画素アレイ部から
読み出す。そして、読み出された特定領域のアナログの
画像データをディジタル信号に変換後、その信号をメイ
ンデータとして外部に出力する。これにより、出力画像
データが、最適なエリアに対応する画像データだけの出
力となるため、全領域の画像データを出力する場合と比
較して、出力データ数を大幅に削減させることが可能な
画像入力装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像入力装置の実施の形態1
の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態における画像入力装置の動作概
要を示すフローチャートである。
【図3】 図1の画素アレイ1、アナログ演算部2、お
よびタイミング制御部3の回路構成を示す図である。
【図4】 図1に示すアナログ回路(オフセット減算部
4、増幅器5)、増幅率調整機構8、出力値原点調整機
構9、およびオフセット量調整機構10の構成を示す図
である。
【図5】 オフセット量調整機構10の回路構成を示す
図である。
【図6】 最適な出力条件を設定することにより画像デ
ータのAC成分を強調した場合を示す図である。
【図7】 本発明にかかる画像入力装置の実施の形態2
の構成を示す図である。
【図8】 本実施の形態の画像入力装置にて各種演算を
行いながら画素データを読み出すためのパルスパターン
を示す図である。
【図9】 本実施の形態の画像入力装置にて各種演算を
行いながら画素データを読み出すためのパルスパターン
を示す図である。
【図10】 最適な出力条件を設定することにより画像
データのAC成分を強調した場合を示す図である。
【図11】 本発明にかかる画像入力装置の実施の形態
3の構成を示す図である。
【図12】 特開平5−63975号公報に記載された
従来の画像入力装置の構成を示す図である。
【図13】 図12とは異なる従来の画像入力装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 画素アレイ部、2 アナログ演算部、3 タイミン
グ制御部、4 オフセット減算部、5 増幅器、6 A
/D変換器、7 出力力条件演算部、8 増幅率調整機
構、9 出力値原点調整機構、10 オフセット量調整
機構、11 水平ラインメモリ、12 スイッチアレ
イ、13 平均値メモリ、15 画像データライン、1
6 リセットデータライン、17,25 差動アンプ、
18,32出力端子、19,20 入力端子、21,2
2 容量、23,24 バッファ、28 定常電流源、
29,30 トランジスタ、31 レジスタ、41 単
位画素回路、50 最小値検出用MOSトランジスタ、
51 スイッチ用MOSトランジスタ、52 最小値出
力ライン、53 水平ラインメモリ単位成分、59最小
値出力回路、60 リセット用MOSトランジスタ、6
1 スイッチ用MOSトランジスタ、62 出力端子、
71 画素アレイ部、72 2D画像メモリ、73 射
影演算部、74 射影画像メモリ、75 出力部、76
A/D変換器、77 出力条件演算部、78 タイミ
ング制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長渕 洋二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA17 PA85 PA92 XA13 5C022 AA00 AB19 AC42 AC69

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素アレイ部から出力されるアナログ信
    号を増幅する増幅率設定手段をもちいて、A/D変換に
    おける入力範囲を最大限に利用可能な画像処理装置にお
    いて、 前記アナログ信号のAC成分を強調可能な出力条件とし
    て、前記増幅率、アナログ信号出力の原点、およびオフ
    セット量を演算する出力条件演算手段と、 前記アナログ信号出力の原点を設定する出力値原点設定
    手段と、 前記オフセット量を設定するオフセット量設定手段と、 を備えることを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記アナログ信号で表現された画像デー
    タを記憶する画像データ記憶手段と、 前記アナログ信号で表現された全画素の平均値を記憶す
    る平均値記憶手段と、 前記各記憶手段を選択的に出力する制御手段と、 を備え、 並列に演算された前記画像データと前記平均値がそれぞ
    れに対応する記憶手段に記憶された状態で、前記制御手
    段が、該平均値だけを選択出力し、その後、前記出力条
    件演算手段が、該平均値に基づいて前記出力条件を演算
    し、その演算結果を各設定手段に設定した段階で、再
    度、前記制御手段が、AC成分が強調された画像データ
    をA/D変換器に入力することを特徴とする請求項1に
    記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記出力値原点設定手段は、可変抵抗と
    ボルテージフォロワ増幅器とを備え、抵抗値を変化させ
    ることにより出力値原点を任意に変更可能とすることを
    特徴とする請求項1または2に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセット量設定手段は、オフセッ
    ト量を調整可能な可変電流源を備え、前記アナログ信号
    から、前記可変電流源の出力する電流量に応じたオフセ
    ット電圧(DC成分)を差し引くことを特徴とする請求
    項3に記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセット量の調整は、光電変換素
    子とモノシリックに形成されたレジスタの内容を書き換
    えることにより実現することを特徴とする請求項4に記
    載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記アナログ信号で表現された画像デー
    タ、全画素の平均値、または画素の最大値を選択的に出
    力する画像データ出力手段と、 前記アナログ信号で表現された画素の最小値を出力する
    平均値出力手段と、 前記各記憶手段を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段が、前記平均値、最小値、および最大値を
    選択出力し、その後、前記出力条件演算手段が、該平均
    値、最小値、および最大値に基づいて前記出力条件を演
    算し、その演算結果を各設定手段に設定した段階で、前
    記制御手段が、AC成分が強調された画像データをA/
    D変換器に入力することを特徴とする請求項1に記載の
    画像入力装置。
  7. 【請求項7】 画素アレイ部からの画像データを用いて
    射影演算を行い、その射影演算結果に基づいて、画像の
    中の明るい部分の大まかな位置や、大きく動作している
    部分の情報を抽出し、これらの情報により決定される出
    力領域に対応する画像データだけをA/D変換器に入力
    し、アナログの画像データをディジタル信号に変換して
    出力することを特徴とする画像入力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369795A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Pentax Corp 電子内視鏡装置
WO2008129885A1 (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Panasonic Corporation 出力制御回路、および撮像装置

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