JP2001057605A - アナログ電話イーサーネット変換装置 - Google Patents

アナログ電話イーサーネット変換装置

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JP2001057605A
JP2001057605A JP11232177A JP23217799A JP2001057605A JP 2001057605 A JP2001057605 A JP 2001057605A JP 11232177 A JP11232177 A JP 11232177A JP 23217799 A JP23217799 A JP 23217799A JP 2001057605 A JP2001057605 A JP 2001057605A
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signal
analog telephone
packet
ethernet
private network
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Nobutaka Maruyama
修孝 丸山
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NET KURIASU SYSTEMS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イーサーネットHUBにおける占有ポートを
最小限とし、しかも、電話機及びパソコンからのイーサ
ーネットHUBへの配線の一元化を可能とする。 【解決手段】 アナログ電話機が電話加入者線10を介
して接続され、加入者線制御部1及び呼制御部2による
通話の制御を受けると共に、コーデック部3及びパケッ
ト部4によって音声信号のアナログ・ディジタル変換及
びディジタル・アナログ変換が施され、イーサーネット
MAC部5及びスイッチ部6によって、コンピュータ側
及びローカルエリアネットワークへの信号の送出又はこ
れらからの信号の受信が制御される一方、第1のイーサ
ーネット物理層部7には、コンピュータが接続されて、
スイッチ部6及び第2のイーサーネット物理層部8を介
してローカルエリアネットワークとのデータの送受が可
能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ電話機を
イーサーネットに代表されるLAN(Local AreaNetwar
k)回線を介して通話可能とするための変換装置に係り、
特に、コンピュータと共にLANに接続可能としたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話に代表される音声信号は、ア
ナログまたは回線交換型のディジタル通信方式により伝
送されていたが、近年のディジタル通信技術の発展に伴
い、いわゆるパケット化して転送する方式が標準化さ
れ、これに関する様々な装置が提案、実用化されてい
る。その代表的なものの一つに、図7に示されたような
構成を有してなるアナログ電話イーサーネット変換装置
がある。すなわち、このアナログ電話イーサーネット変
換装置SCONV は、アナログ電話機TELを、イーサーネ
ットに代表されるLANに接続可能とし、LAN回線を
介した通話ができるようにするためのもので、その出力
側はイーサーネットHUB(イーサーネット集線装置)
の一つの接続端子に接続されるようになっているもので
ある(図7参照)。そして、イーサーネットHUBに
は、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と言
う)PCからの配線も接続されるようになっている(図
7参照)。
【0003】ところで、近年、いわゆるオフィス環境の
発展により、職場等での各人の机毎に、パソコンと電話
機とが設けられることは、以前に比してそれ程希なこと
ではなくなってきている。したがって、このような環境
下で上述のアナログ電話イーサーネット変換装置SCONV
を用いる場合、各人の机には、イーサーネットHUB
までの電話用の配線とパソコン用の配線とがそれぞれ別
個に敷設されることとなる。
【0004】上述のアナログ電話イーサーネット変換装
置SCONV は、一つの電話回線専用のものであるが、図
8に示されたように複数の電話回線の接続を可能とした
ものもある。すなわち、このアナログ電話イーサーネッ
ト変換装置SCONV は、複数のアナログ電話機TELが、
イーサーネットHUBの一つのポートを共有使用できる
ように構成されたものである(図8参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置にあっては、一つの電話機をLANへ接続するため
のものであるため、イーサーネットHUBにおいては、
使用される電話機の数だけポートが必要となることに加
えて、各人の机に電話機とパソコンとが設けられる環境
下にあっては、各人の机とイーサーネットHUBとの間
に電話機用とパソコン用と2つの配線が必要となる。ま
た、後者の装置にあっては、複数の電話機が使用される
場合であってもイーサーネットHUBにおける電話用の
ポートは、一つで済むという利点はあるものの、各人の
机に電話機とパソコンとが設けられる環境下にあって
は、各人の机とイーサーネットHUB及びアナログ電話
イーサーネット変換装置SCONV との間に電話機用とパ
ソコン用と2つの配線が必要となるという点では前者と
変わるところがない。
【0006】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、イーサーネットHUBにおける占有ポートが最小限
で済み、しかも、電話機とパソコンとの配線の一元化が
可能となるアナログ電話イーサーネット変換装置を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、本発明に係るアナログ電話イーサーネット変換装
置は、アナログ電話機とコンピュータとがそれぞれ接続
され、前記アナログ電話機をイーサーネットによる構内
網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構内網へ接
続可能とするためのアナログ電話イーサーネット変換装
置であって、当該アナログ電話イーサーネット変換装置
は、イーサーネットによる構内網に接続される一つのポ
ートを有し、当該ポートを介して前記アナログ電話機か
らの信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対し
て送られた信号を送受すると共に、前記コンピュータか
ら前記構内網へ出力される信号及び前記構内網から前記
コンピュータへ対して送られた信号を送受するよう構成
される一方、前記アナログ電話機とコンピュータ間の信
号の送受を可能としてなるものである。
【0008】かかる構成においては、コンピュータが接
続されている構内網を介してアナログ電話機による通話
が可能となるようパケット信号に変換されて必要な処理
が施されて送受されると共に、コンピュータと構内網間
との信号も送受できるようになっており、しかも、構内
網へ接続されるイーサーネット集線装置との間のデータ
の送受は、一つポートを介して、換言すれば、一つの接
続配線を介してなされるようにした構成であるため、従
来と異なり、コンピュータとアナログ電話機とからそれ
ぞれイーサーネット集線装置へ配線を設ける必要がなく
なり、イーサーネット集線装置における占有ポートが最
小限で済むこととなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図6を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、図1を参照しつつ本発明に係るア
ナログ電話イーサーネット変換装置Sを用いた場合のパ
ソコン・電話システムの全体構成について説明する。ま
ず、前提として、パーソナルコンピュータ500と電話
機600は、例えば一つの仕事机(図示せず)にいわゆ
るペアで設けられるものであるとすると、アナログ電話
イーサーネット変換装置(以下「本装置」と言う)S
は、パーソナルコンピュータ500と電話機600とが
設けられた机毎に設けられるものとなっており、電話機
600とパーソナルコンピュータ500とがその入力段
に接続され、出力段は、一本の接続配線700を介して
イーサーネットHUB(イーサーネット集線装置)のポ
ートに接続されるようになっている。換言すれば、この
アナログ電話イーサーネット変換装置Sは、接続配線7
00を介してイーサーネットによる構内網へ接続される
ようになっている。
【0010】図2には、本発明の実施の形態における第
1の構成例によるアナログ電話イーサーネット変換装置
S1の基本的な構成例が示されており、以下、同図を参
照しつつこの構成例について説明する。本装置S1は、
加入者線制御部(図2においては「加入者線制御」と表
記)1と、呼制御部(図2においては「呼制御」と表
記)2と、コーデック部(図2においては「CODEC」と表
記)3と、パケット処理部(図2においては「パケット
処理」と表記)4と、イーサーネットMAC部(図2に
おいては「Ethernet MAC」と表記)5と、送受制御部
(図2においては「T/RX CONT」と表記)6と、第1の
イーサーネット物理層部(図2においては「Ethernet PH
Y(A)」と表記)7と、第2のイーサーネット物理層部(図
2においては「Ethernet PHY(B)」と表記)8とを具備し
て構成されたものとなっている。電話機600は、電話
加入者線10を介して加入者線制御部1に接続される
が、加入者線制御部1は、その電話加入者線10におけ
る信号の伝送を制御するものである。より具体的には、
この加入者線制御部1は、電話機600のいわゆるオン
フック、オフフックの検出、電話機600からのダイヤ
ル信号の検出、電話機600へのリンギング信号の送出
等の主たる機能を有してなるものである。
【0011】呼制御部2は、加入者線側の状態を認識す
ると共に、パケット処理部4で受信された呼制御パケッ
トを認識して、呼の管理を行う機能を有してなるもので
ある。コーデック部3は、アナログ音声信号をディジタ
ル音声信号へ、また、ディジタル音声信号をアナログ音
声信号へ、それぞれ変換するためのもので、その変換方
法は、ITU-T(International Telecommunication Un
ion-Telecommunication standardization sector)勧告
G.711に規定されたものに従ったものとなってお
り、電話アナログ音声信号の場合は、64kbpsのデータ
ストリームとなる。なお、信号変換方法は、G.711
に代えて、G.723−1やG.729に規定される音声
圧縮・伸張を行うものであってもよい。
【0012】パケット処理部4は、ITU-T勧告H.2
25.0で規定されているRAS(Remote Access Servic
e)プロトコル(登録、承認、状態表示のためのプロトコ
ル)及び呼制御プロトコルを実現すると共に、ITU-
T勧告H.245で規定されている論理チャンネル制御
機能、TCP/IP機能及びUDP/IP機能を実現す
るためのものである。なお、パケット処理部4として
は、必ずしも上述したようなITU-T勧告H.225.
0に規定されたプロトコル及びITU-T勧告H.245
で規定された論理チャンネル制御機能等を実現するもの
である必要はなく、これらの規定に準じたプロトコル及
び論理チャンネル制御機能等を実現するものであればよ
いことは勿論である。イーサーネットMAC部5は、IE
EE(The Institute of Electrical and Electronics Eng
inieers)802.3で規定されているイーサネットMAC(Me
dia Access Control)を実現するものである。すなわ
ち、イーサーネットMAC部5は、パケット処理部4か
らの送信要求が生じた際、パケット処理部4から送られ
るデータに宛先MACアドレス、発信MACアドレス、
データの長さ(又はタイプ)及びFCS(Frame Check S
equence)を添付し、CSMA/CD(Carrier Sence Mul
tiple Access/Collision Detect)手順に従ってMACフ
レームを第1及び第2のイーサーネット物理層部7,8
へ送出するようになているものである。また、イーサー
ネットMAC部5は、受信状態の場合、すなわち、第1
及び第2のイーサーネット物理層部7,8から送られて
くるMACフレームの宛先アドレスが自分宛のものであ
るか否かを判断し、自分宛のものである場合、それをパ
ケット処理部4へ渡す処理を行うようにもなっているも
のである。
【0013】第1及び第2のイーサーネット物理層部
7,8は、いずれもIEEE802.3で規定されているイーサ
ーネットの物理層の機能を実現するものである。IEEE80
2.3で規定されている物理層には、10BASE-T,100BASE-X
など様々な形態があるが、本装置Sにおける第1及び第
2のイーサーネット物理層部7,8の場合、これらのい
ずれかに限定される必要はなく、いずれの形態の物理層
とするかは、本装置Sが用いられるLAN環境等の条件
に応じて適宜選択すればよいものである。ここで、第1
のイーサーネット物理層部7は、パーソナルコンピュー
タ500との接続のためのポートを形成する部分であ
り、第2のイーサーネット物理層部8は、LANとの接
続のためのポートを形成する部分(換言すれば、イーサ
ーネットHUBに接続されるようになっている)であ
る。
【0014】なお、この第1及び第2のイーサーネット
物理層部7,8とイーサーネットMAC部5とのインタ
ーフェイスとして、少なくとも、TX信号線、RX信号
線、COL信号線及びCRS信号線の4種類が必要であ
る。ここで、TX信号線は、イーサーネットMAC部5
からの送信フレームを第1又は第2のイーサーネット物
理層部7,8へ転送するためのもので、RX信号線は、
第1又は第2のイーサーネット物理層部7,8で受信さ
れたフレームをイーサーネットMAC部5へ転送するた
めのものである。また、COL信号線は、第1又は第2
のイーサーネット物理層部7,8で検出されたデータ間
の衝突をイーサーネットMAC部5へ通知する信号を送
るためのもので、CRS信号線は、第1又は第2のイー
サーネット物理層部7,8で検出されたキャリアセンス
をイーサーネットMAC部5へ通知する信号を送るため
のものである。
【0015】さらに、本装置S1においては、上述した
TX信号線の内、特に、イーサーネットMAC部5から
送受制御部6へ送られる信号のための信号線を、「TX
_M信号線」(図2乃至図5においては「TX_M」と表
示)と、送受制御部6から第1のイーサーネット物理層
部7へ送られる信号のための信号線を「TX_A信号
線」(図2乃至図5においては「TX_A」と表示)
と、送受制御部6から第2のイーサーネット物理層部8
へ送られる信号のための信号線を「TX_B信号線」
(図2乃至図5においては「TX_B」と表示)と、そ
れぞれ称するものとする。なお、図6においては、第1
のイーサーネットMAC部5Aから第1のイーサーネッ
ト物理層部7へ送られる信号のための信号線が「TX_
A信号線」とされ、第2のイーサーネットMAC部5B
から第2のイーサーネット物理層部8へ送られる信号の
ための信号線が「TX_B信号線」とされている。ま
た、同様にRX信号線の内、特に、第1のイーサーネッ
ト物理層部7から送受制御部6へ送られる信号のための
信号線を「RX_A信号線」(図2乃至図5においては
「RX_A」と表示)と、第2のイーサーネット物理層
部8から送受制御部6へ送られる信号のための信号線を
「RX_B信号線」(図2乃至図5においては「RX_
B」と表示)と、送受制御部6からイーサーネットMA
C部5へ送られる信号のための信号線を「RX_M信号
線」(図2乃至図5においては「RX_M」と表示)
と、それぞれ称するものとする。なお、図6において
は、第1のイーサーネット物理層部7から第1の第1の
イーサーネットMAC部5Aへ送られる信号のための信
号線が「RX_A信号線」とされ、第2のイーサーネッ
ト物理層部8から第2の第1のイーサーネットMAC部
5Bへ送られる信号のための信号線が「RX_B信号
線」とされている。さらに、COL信号線の内、特に、
第1のイーサーネット物理層部7から送受制御部6へ送
られる信号のための信号線を「COL_A信号線」(図
2乃び図3においては「COL_A」と表示)と、第2
のイーサーネット物理層部8から送受制御部6へ送られ
る信号のための信号線を「COL_B信号線」(図2乃
び図3においては「COL_B」と表示)と、それぞれ
称するものとする。またさらに、CRS信号線の内、特
に、第1のイーサーネット物理層部7から送受制御部6
へ送られる信号のための信号線を「CRS_A信号線」
(図2乃び図3においては「CRS_A」と表示)と、
第2のイーサーネット物理層部8から送受制御部6へ送
られる信号のための信号線を「CRS_B信号線」(図
2乃び図3においては「CRS_B」と表示)と、それ
ぞれ称するものとする。
【0016】次に、上記構成における本装置S1動作に
ついて、特に、電話を使用する場合を中心に説明する。
最初に、電話をかける場合について説明する。まず、電
話加入者線10に接続された電話機600の受話器が上
げられると、それが加入者線制御部1により検出され、
加入者線制御部1は、電話加入者線10からの発呼があ
ったことを呼制御部2に対して通知する。続いて、電話
機600からトーン又はダイヤルパルスによるダイヤル
信号が送出されると、加入者線制御部1は、このダイヤ
ル信号を呼制御部2へ送り、呼制御部2では、着信者の
宛先が認識されて、着信者の特定が行われて、パケット
処理部4に対して発呼要求がなされることとなる。
【0017】パケット処理部4においては、呼制御部2
からの発呼要求が生じると、ITU-T勧告H.323で規
定される手順又はこれに準じた手順に従って、呼制御部
2が、着信者とIPアドレスの関連表を予め有している
かを判断し、有していない場合には、この関連について
情報を有しているネットワーク内のステーション(IT
U-T勧告H.323では「ゲートキーパ」と称される)に
問い合わせを行うようになっている。この後、パケット
処理部4におては、H.323の規定に従ったSETUPパケッ
トが生成され、イーサーネットMAC部5へ送出され
る。そして、イーサーネットMAC部5においては、パ
ケット処理部4から送られてきたパケットに対して、こ
のイーサーネットMAC部5で定められている所定のヘ
ッダ及びトレーラが付加され、送受制御部6及び第2の
イーサーネット物理層部8を介して構内網上へこのパケ
ットが送出されることとなる。
【0018】また、これとは別に、構内網上にパケット
が生じた場合、第2のイーサーネット物理層部8及び送
受制御部6を介してイーサーネットMAC部5に取り込
まれ、このパケットのアドレスフィールドのMACアド
レスが、イーサーネットMAC部5のMACアドレスに
一致する場合には、そのパケットはパケット処理部4へ
送られるようになっている。
【0019】一方、着信側においては、上述のようにし
て発呼側から送出されたSETUPパケットが受信され受け
付けられると、着信側からは、Call proceedingパケッ
トが送出されると共に、電話機600のベルを鳴らして
いることを示すAlertingパケットが送出されるようにな
っている。さらに、着信側で受話器(図示せず)が取ら
れてオフフック状態となると、Connectパケットが着信
側から送出される。発呼側である本装置S1のパケット
処理部4では、着信側からの上述のパケットを受信し、
その認識が行われ、呼制御部2にこれらのパケットが受
信されたことが通知されるようになっている。
【0020】そして、呼制御部2においては、先のConn
ectパケットが受信されたことがパケット処理部4から
通知されると、パケット処理部4に対して通話開始を指
示することとなる。これに対して、パケット処理部4で
は、電話加入者線10側からのアナログ音声信号がコー
デック部3でディジタル化されたものを受け、これを所
定の時間間隔でH.323で規定された所定のパケットにし
てイーサーネットMAC部5へ送出する。さらに、パケ
ット処理部4においては、イーサーネットMAC部5か
ら送られてきた着信者側からのパケット化音声が分解さ
れ、コーデック部3へ送られて、コーデック部3では、
パケット処理部4からのディジタル音声信号がアナログ
化され、加入者線制御部1を介して電話機600へ送出
されることとなる。なお、ディジタル化音声信号は、コ
ーデック部3で、例えば、ITU-T勧告G.723.-1
又はG.729で規定される処理方法又はこれらの処理
方法に準じた処理方法に従って圧縮して送出するように
してもよいものである。
【0021】次に、電話を受ける場合について説明す
る。発呼者側から構内網を介してSETUPパケットが送ら
れてくると、第2のイーサーネット物理層部8、送受制
御部6及びイーサーネットMAC部5を介してパケット
処理部4に入力され、パケット処理部4では、入力され
たパケットの認識が行われ、その結果、SETUPパケット
が受信されたことが、呼制御部2に対して通知される。
そして、呼制御部2においては、この呼を受け付けるに
当たり、パケット処理部4に対して、発呼側へCall pro
ceedingパケットを送出するよう指示がなされる。ま
た、呼制御部2により、加入者線制御部1に対して、電
話加入者線10へいわゆるリンギング信号を送出するよ
う指示がなされると共に、パケット処理部4に対して
は、Alerting信号を発呼側へ送出するよう要求がなされ
ることとなる。
【0022】一方、電話機600の受話器が取られてい
わゆるオフフック状態となると、これが加入者線制御部
1により認識されて、加入者線制御部1によって呼制御
部2へ通知されることとなる。呼制御部2においては、
パケット処理部4に対して、Connectパケットを発呼側
へ送出するよう要求がなされ、その後、呼制御部2によ
り、パケット処理部4に対して通話開始の指示がなされ
る。そして、この後は、先に電話をかける場合で説明し
たと基本的に同様にして、パケット処理部4を中心にデ
ィジタル音声信号の送出、ディジタル音声信号の分解等
がなされて通話が可能となる。なお、上述の説明は、電
話機600とイーサーネットによる構内網に接続された
電話機との間の信号の送受に関するものであったが、パ
ーソナルコンピュータ500とイーサネットによる構内
網に接続された他のコンピュータ(図示せず)との間の
パケット信号の送受、また、パーソナルコンピュータ5
00と本装置Sと間のパケット信号の送受(例えば、パ
ーソナルコンピュータ500を用いて本装置Sのソフト
ウェアの変更、管理等を行うような場合)も勿論発生
し、従来と同様な手順で相互の信号の送受が行われるよ
うになっているものである。
【0023】次に、送受制御部6のより具体的な構成に
ついて図3乃至図5を参照しつつ説明する。最初に、第
1の構成例について図3を参照しつつ説明する。この第
1の構成例における送受制御部6Aは、第1乃至第3の
マルチプレクサ(図3においてはそれぞれ、「MUX
(1)」、「MUX(2)」、「MUX(3)」と表記)11〜
13と、第1及び第2のOR回路(図3においてはそれ
ぞれ、「OR(1)」、「OR(2)」と表記)14,15
と、衝突検出部(図3においては「Collision Detectio
n」と表記)16と、ジャム発生部(図3においては
「JAMGenerate」と表記)17とを主たる構成要素と
して構成されたものとなっている。
【0024】第1のマルチプレクサ11は、ジャム発生
部17からのJam信号(ジャム信号)、イーサーネット
MAC部5からのTX_M信号線を介した信号、第2の
イーサーネット物理層部8からのRX_B信号線を介し
た信号が、それぞれ入力されるようになっており、後述
するような動作によりこれらのいずれかが選択されて出
力されるようになっているものである。第2のマルチプ
レクサ12は、ジャム発生部17からのJam信号、イー
サーネットMAC部5からのTX_M信号線を介した信
号、第1のイーサーネット物理層部7からのRX_A信
号線を介した信号が、それぞれ入力され、後述するよう
な動作により、これらのいずれかが選択されて出力され
るようになっているものである。
【0025】第3のマルチプレクサ13は、第1のイー
サーネット物理層部7からのRX_A信号線を介した信
号及び第2のイーサーネット物理層部8からのRX_B
信号線を介した信号が、それぞれ入力され、これらの
内、有効な信号が選択されてイーサーネットMAC部5
へ出力されるようになっているものである。第1のOR
回路14は、衝突検出部16からのCollision信号、第
1のイーサーネット物理層部7からのCOL信号及び第
2のイーサーネット物理層部8からのCOL信号のいず
れかが入力された場合、その入力された信号をイーサー
ネットMAC部5へ出力するようになっているものであ
る。第2のOR回路15は、第1のイーサーネット物理
層部7からのCRS信号又は第2のイーサーネット物理
層部8からのCRS信号のいずれかが入力されると、そ
れをイーサーネットMAC部5へ出力するようになって
いるものである。
【0026】衝突検出部16は、第1のイーサーネット
物理層部7から(換言すればPC側から)のRX_A信
号線、第2のイーサーネット物理層部8から(換言すれ
ば構内網側から)のRX_B信号線及びイーサーネット
MAC部5からのTX_M信号線の内、2つ以上の信号
線にパケットが同時に現れた場合に、パケットの衝突を
知らせるためのCollision信号をオン状態(例えば論理
値Highに対応する所定のレベル)として、ジャム発
生部17と第1のOR回路14へ出力するようになって
いる。ジャム発生部17は、Collision信号が発生した
場合、IEEE802.3に規定された所定時間の間、Jam信号を
生成し、これを第1及び第2のマルチプレクサ11,1
2へ出力するようになっている。
【0027】次に、上記構成における送受制御部6Aの
動作について説明する。まず、第1のマルチプレクサ1
1においては、ジャム発生部17からのJam信号、TX_
M信号線を介したイーサーネットMAC部5からの信号
及びRX_B信号線を介した第2のイーサーネット物理
層部8からの信号がそれぞれ入力されるようになってい
るが、Jam信号が入力された場合には、他の2つの信号
線からの信号に対して優先的に選択、出力されるように
なっており、この場合、Jam信号は、TX_A信号線を介
して第1のイーサーネット物理層部7へ出力されること
となる。また、第2のマルチプレクサ12においても同
様に、ジャム発生部17からのJam信号は、他の2つの
信号入力に対して優先的に選択され、出力されるように
なっており、この場合、Jam信号は、TX_B信号線を介
して第2のイーサーネット物理層部8へ出力されること
となる。
【0028】さらに、第3のマルチプレクサ13におい
ては、2つの信号の内、有効な信号、すなわち換言すれ
ば、その信号が本来の機能を果たす状態にあるものが選
択されて出力されるようになっているが、RX_A信号
線及びRX_B信号線の双方の信号が同時に有効な状態
となった場合には、この第3のマルチプレクサ13は、
その時点でイーサーネットMAC部5に対する出力を停
止するようになっている。したがって、RX_A信号線
とRX_B信号線のいずれか一方のみの信号が有効な場
合にだけイーサーネットMAC部5に対する出力が行わ
れることとなる。このような送受制御部6Aの動作によ
り、構内網を介しての電話機600による通話、パーソ
ナルコンピュータ500同士によるデータの授受やパー
ソナルコンピュータ500によるインターネットへの接
続等を支障無く行うことができることとなる。また、こ
の送受制御部6Aは、上述のような動作であるから、P
C及び構内網へのイーサーネットは、いわゆる半二重動
作である。
【0029】なお、上述した第1の回路構成例において
は、衝突検出部16により請求項3における衝突検出手
段が、ジャム発生部17により請求項3におけるジャム
発生手段が、第1のマルチプレクサ11により請求項3
における第1のマルチプレクサ手段が、第2のマルチプ
レクサ12により請求項3における第2のマルチプレク
サ手段が、第3のマルチプレクサ13により請求項3に
おける第3のマルチプレクサ手段が、それぞれ実現され
たものとなっている。
【0030】次に、第2の回路構成例について、図4を
参照しつつ説明する。この第2の回路構成例における送
受制御部6Bは、PC側及び構内網側へのイーサーネッ
トをいわゆる全二重動作にしたものである。この送受制
御部6Bは、それぞれのポート、すなわち、パーソナル
コンピュータ500側のPC側ポート51、イーサーネ
ットHUB側の構内網側ポート52及びイーサーネット
MAC部5側のMAC側ポート53のそれぞれの構成が
基本的にほぼ同一のものとなっている。以下、ポート毎
にこの送受制御部6Bの構成について説明する。最初
に、PC側ポート51においては、第1のアドレス検出
部(図4においては「Address Detect(1)」と表記)2
1と、第1のアドレスフィルタ部(図4においては「Ad
dress Filtering(1)」と表記)24と、第1のFIFO
回路(図4においては「FIFO(1)」と表記)27と、第
1の選択器(図4においては「SEL(1)」と表記)30
と、第1のマルチプレクサ(図4においては「MUX(1)」
と表記)33と、第1のポーズパケット発生器(図4に
おいては「PAUSE Pkt.Gen.(1)」と表記)36とが設け
られたものとなっている。
【0031】次に、構内網側ポート52においては、第
2のアドレスフィルタ部(図4においては「Address Fi
ltering(2)」と表記)25と、第2のFIFO回路(図
4においては「FIFO(2)」と表記)28と、第2の選択
器(図4においては「SEL(2)」と表記)31と、第2の
マルチプレクサ(図4においては「MUX(2)」と表記)3
4とが設けられたものとなっている。また、MAC側ポ
ート53においては、第3のアドレス検出部(図4にお
いては「Address Detect(3)」と表記)23と、第3の
アドレスフィルタ部(図4においては「Address Filter
ing(3)」と表記)26と、第3のFIFO回路(図4に
おいては「FIFO(3)」と表記)29と、第3の選択器
(図4においては「SEL(3)」と表記)32と、第3のマ
ルチプレクサ(図4においては「MUX(3)」と表記)35
と、第3のポーズパケット発生器(図4においては「PA
USE Pkt.Gen.(3)」と表記)38とが設けられたものと
なっている。そして、上述した各々のポート51〜53
の構成部分に対して共用されるものとして、FIFO読
み出し制御部(図4においては「FIFO Read Cont.」と
表記)39が設けられている。
【0032】第1のアドレス検出部21は、RX_A信
号線を介してPC側より入力されたパケットから、その
パケットの発信元のMACアドレスを取り出し、この情
報を第1乃至第3のアドレスフィルタ部24〜26へ出
力するようになっているものである。第1のアドレスフ
ィルタ部24は、RX_A信号線を介してPC側から入
力されたパケットの宛先アドレスを取り込んで判定を行
い、その判定結果に応じて所定のポートを選択するため
の信号をSEL_PORT_1信号線(図4においては「SEL_PORT
_1」と表記)を介して第1の選択器30及びFIFO読
み出し制御部39へ出力するためのものである(詳細は
後述)。なお、第1乃至第3のアドレスフィルタ部24
〜26には、第1乃び第3のアドレス検出部21,23
で検出されたアドレスとポートとの関係が記憶(登録)
されるようになっている。
【0033】第1のFIFO(First in First Out)回路
27は、RX_A信号線を介してPC側から入力された
パケットを順次蓄積する一方、外部からの信号に応じて
その蓄積された順にパケットを出力するようになってい
るものである(詳細は後述)。第1の選択器30は、第
1のアドレスフィルタ部24からの信号によって、第1
のFIFO回路27からの出力データを、第2のマルチ
プレクサ34又は第3のマルチプレクサ35へ振り分け
るようになっているものである。第1のマルチプレクサ
33は、第1のポーズパケット発生器36、第2の選択
器31及び第3の選択器32からの信号が入力されるよ
うになっており、これらの内、信号が有効な状態のもの
を出力するようになっているものである。第1のポーズ
パケット発生器36は、詳細は後述するように、FIF
O読み出し制御部39からの信号に応じてPAUSEパケッ
ト(ポーズパケット)を発生、出力するようになってい
るものである。
【0034】第2のアドレスフィルタ部25は、RX_
B信号線を介して構内網側から入力されたパケットの宛
先アドレスを取り込んで判定を行い、その判定結果に応
じて所定のポートを選択するための信号をSEL_PORT_2信
号線(図4においては「SEL_PORT_2」と表記)を介して
第2の選択器31及びFIFO読み出し制御部39へ出
力するためのものである(詳細は後述)。第2のFIF
O(First in First Out)回路28は、RX_B信号線を
介して構内網側から入力されたパケットを順次蓄積する
一方、外部からの信号に応じてその蓄積された順にパケ
ットを出力するようになっているものである(詳細は後
述)。第2の選択器31は、第2のアドレスフィルタ部
25からの信号によって、第2のFIFO回路28から
の出力データを第1のマルチプレクサ33又は第3のマ
ルチプレクサ35へ振り分けるようになっているもので
ある。第2のマルチプレクサ34は、第3のポーズパケ
ット発生器38、第1の選択器30及び第3の選択器3
2からの信号が入力されるようになっており、これらの
内、信号が有効な状態のものを出力するようになってい
るものである。
【0035】第3のアドレス検出部23は、TX_M信
号線を介してイーサーネットMAC部5側から入力され
たパケットから、そのパケットの発信元のMACアドレ
スを取り出し、この情報を第3アドレスフィルタ部26へ
出力するようになっているものである。第3のアドレス
フィルタ部26は、TX_M信号線を介してイーサーネ
ットMAC部5側から入力されたパケットの宛先アドレ
スを取り込んで判定を行い、その判定結果に応じて所定
のポートを選択するための信号をSEL_PORT_3信号線(図
4においては「SEL_PORT_3」と表記)を介して第3の選
択器32及びFIFO読み出し制御部39へ出力するた
めのものである(詳細は後述)。第3のFIFO(First
in First Out)回路29は、TX_M信号線を介してイ
ーサーネットMAC部5側から入力されたパケットを順
次蓄積する一方、外部からの信号に応じてその蓄積され
た順にパケットを出力するようになっているものである
(詳細は後述)。
【0036】第3の選択器32は、第3のアドレスフィ
ルタ部26からの信号によって、第3のFIFO回路2
9からの出力データを第1のマルチプレクサ33又は第
2のマルチプレクサ34へ振り分けるようになっている
ものである。第3のマルチプレクサ35は、第1の選択
器30及び第2の選択器31からの信号が入力されるよ
うになっており、これらの内、信号が有効な状態のもの
を出力するようになっているものである。第3のポーズ
パケット発生器38は、詳細は後述するように、FIF
O読み出し制御部39からの信号に応じてPAUSEパケッ
トを発生、出力するようになっているものである。FI
FO読み出し制御部39は、詳細は後述するように、第
1乃至第3のFIFO回路27〜29におけるデータの
読み込み、読み出しを制御する一方、第1及び第3のポ
ーズパケット発生器36,38におけるPAUSEパケット
の発生を制御するものである。
【0037】次に、上記構成における動作について説明
する。各々のポート51〜53における動作は、基本的
に同様であるので、ここでは、構内網側ポート52の動
作を中心に説明することとする。まず、構内網側からR
X_B信号線を介してパケットが送られてくると、第2
のFIFO回路28に順次取り込まれて蓄積される。こ
れと同時に、そのパケットの宛先アドレス部が第2のア
ドレスフィルタ部25に取り込まれる。第2のアドレス
フィルタ部25には、PC側においてイーサーネットを
介して接続されている全てのパーソナルコンピュータの
MACアドレスと、本装置S1のMACアドレスとが所
定の記憶領域に記憶されており、宛先アドレス部が取り
込まれると、これが、予め記憶されているMACアドレ
スのいずれかに該当するのか否かが判断される。すなわ
ち、第2のアドレスフィルタ部25は、取り込まれた宛
先アドレスが、PC側のMACアドレスか、本装置S1
のMACアドレスか、同報アドレスか、或いは、それ以
外かを判断し、PC側のMACアドレスであると判断さ
れた場合には、PC側ポート51が選択されるよう、ま
た、本装置S1のMACアドレスであると判断された場
合には、MAC側ポート53が選択されるよう、さら
に、同報アドレスであると判断された場合には、PC側
ポート51とMAC側ポート53の両方が選択されるよ
う、それぞれSEL_PORT_2信号線を介して、第2の選択器
31及びFIFO読み出し制御部39に対してそれぞれ
所定の通知信号が出力されることとなる。
【0038】一方、第2のアドレスフィルタ部25によ
り、受信された宛先アドレスが、上述した三種類(PC
側のMACアドレス、イーサーネットMAC部5のアド
レス及び同報アドレス)のアドレス以外のものであっ
て、しかも、そのアドレスが既に登録されているもので
あると判断された場合には、その宛先アドレスを有して
入力されたパケットは、破棄されることとなりポートの
選択は行われない。また、受信された宛先アドレスが、
上述した三種類のアドレス以外のものであって、しか
も、そのアドレスが登録されていなものであると第2の
アドレスフィルタ部25により判定された場合には、初
めてパケットの送出がなされた場合等を考慮して、PC
側及びイーサーネットMAC部5の双方に当該パケット
を流すために、SEL_PORT_2信号線を介して、第2の選択
器31及びFIFO読み出し制御部39に対して、パケ
ットを流す旨に対応する所定の信号が出力されることと
なる。
【0039】一方、第2のFIFO回路28にパケット
が蓄積され始めると、そのことがFST_2信号線を介
して、FIFO読み出し制御部39へ通知される。例え
ば、第2のFIFO回路28からFIFO読み出し制御
部39に対して、FST_2信号線を介してパケットの
受信状態であることが通知され、この際、第2のアドレ
スフィルタ部25によりSEL_PORT_2信号線を介してPC
側ポート51が選択されるよう所定の信号が出力された
状態となると、FIFO読み出し制御部39において
は、それ以前のFIFO読み出し制御部39自身の動作
に関する情報によってPC側ポート51に対して現在パ
ケットが送出中であるか否かの確認が行われる。そし
て、PC側ポート51がパケット送出中ではないと判定
された場合には、FIFO読み出し制御部39により、
READ_2信号線を介して第2のFIFO回路28に対して
データの読み出しのための信号が出力されて、第2のF
IFO回路28からパケットの読み出しが行われる。
【0040】第2のFIFO回路28から読み出された
パケットは、第2の選択器31及び第1のマルチプレク
サ33を介してPC側ポート51からTX_A信号線を
介して出力されることとなる。一方、先のFIFO読み
出し制御部39によるPC側ポート51がパケット送出
中であるか否かの確認動作によって、PC側ポート51
がパケット送出中であると判断された場合には、そのパ
ケットの送出が終了するまで待機状態となり、その後、
先の場合と同様にしてFIFO読み出し制御部39から
の制御によって、第2のFIFO回路28からのパケッ
トがTX_A信号線を介して出力されることとなる。
【0041】また、例えばファイル転送などで、構内網
側からPC側にフルトラフィック状態でパケットの転送
がなされることがあるが、さらにこの時同時にイーサー
ネットMAC部5側からPC側へパケットが送信される
ことがある。このような場合、FIFO読み出し制御部
39から第3のポーズパケット発生器38に対して、PA
USE_RQ2信号線を介してPAUSEパケット送出の要求がなさ
れ、第3のポーズパケット発生器38からは、パケット
の送出を一時停止を構内網側に要求するためのPAUSEパ
ケットが送出されることとなる。すなわち、このPAUSE
パケットは、第2のマルチプレクサ34を介して、TX
_B信号線を用いて構内網側へ送出されることとなる。
なお、このPAUSEパケットの送出要求がなされるタイミ
ングは、第2及び第3のFIFO回路28,29のそれ
ぞれに蓄積されるパケットの量及び最大許容量、さらに
は、本装置S1の使用環境条件等に基づいて決定される
ものである。
【0042】ここで、第1及び第3のアドレスフィルタ
部24,26の動作は、上述した第2のアドレスフィル
タ部25の動作とは若干異なるので、次ぎにこれらの動
作について説明する。まず、第1のアドレスフィルタ部
24は、RX_A信号線を介してPC側から送られてき
たパケットの宛先アドレスを取り込み、この宛先アドレ
スが本装置S1のMACアドレスか、同報アドレスか、
それ以外かを判断するようになっている。そして、第1
のアドレスフィルタ部24により、取り込まれた宛先ア
ドレスが本装置S1のMACアドレスであると判断され
た場合には、MAC側ポート53が選択されるよう、ま
た、同報アドレスであると判断された場合は、構内網側
ポート52とMAC側ポート53の両方が選択されるよ
う、さらに、それ以外のMACアドレスであると判断さ
れた場合は、構内網側ポート52が選択されるよう、そ
れぞれSEL_PORT_1信号線を介して、第1の選択器30及
びFIFO読み出し制御部39に対してそれぞれ所定の
通知信号が出力されることとなる。
【0043】第3のアドレスフィルタ部26は、TX_
M信号線を介してイーサーネットMAC部5から送られ
てきたパケットの宛先アドレスを取り込み、この宛先ア
ドレスがPC側のMACアドレスか、同報アドレスか、
それ以外かを判断するようになっている。そして、第3
のアドレスフィルタ部26により、宛先アドレスがPC
側のMACアドレスであると判断された場合には、PC
側ポート51が選択されるよう、また、同報アドレスで
あると判断された場合は、PC側ポート51と構内網側ポ
ート53の両方が選択されるよう、さらに、それ以外の
MACアドレスであれば構内網側ポート53が選択され
るよう、それぞれSEL_PORT_3信号線を介して、第3の選
択器32及びFIFO読み出し制御部39に対してそれ
ぞれ所定の通知信号が出力されることとなる。このよう
な送受制御部6Bの動作により、構内網を介しての電話
機600による通話、パーソナルコンピュータ500同
士によるデータの授受やパーソナルコンピュータ500
によるインターネットへの接続等を支障無く行うことが
できることとなる。
【0044】なお、上述した第2の回路構成例において
は、第1のFIFO回路27により請求項4における第
1のデータバッファ手段が、第2のFIFO回路28に
より請求項4における第2のデータバッファ手段が、第
3のFIFO回路29により請求項4における第3のデ
ータバッファ手段が、それぞれ実現されたものとなって
いる。また、第1のアドレスフィルタ部24及び第1の
選択器30により請求項4における第1の出力選択手段
が、第2のアドレスフィルタ部25及び第2の選択器3
1により請求項4における第2の出力選択手段が、第3
のアドレスフィルタ部26及び第3の選択器32により
請求項4における第3の出力選択手段が、それぞれ実現
されたものとなっている。さらに、第1のポーズパケッ
ト発生器36により請求項4における第1のポーズパケ
ット発生手段が、第3のポーズパケット発生器38によ
り請求項4における第2のポーズパケット発生手段が、
FFO読み出し制御部39により請求項4における読み
出し制御手段が、それぞれ実現されたものとなってい
る。またさらに、第1のマルチプレクサ33により請求
項4における第1のマルチプレクサ手段が、第2のマル
チプレクサ34により請求項4における第2のマルチプ
レクサ手段が、第3のマルチプレクサ35により請求項
4における第3のマルチプレクサ手段が、それぞれ実現
されたものとなっている。
【0045】次に、第3の回路構成例について図5を参
照しつつ説明する。なお、先の図4に示された構成要素
と同一の構成要素については、同一の符号を付してその
詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する
こととする。この第3の回路構成例における送受制御部
6Cは、先の図4に示された構成を基本として、特に、
実際の動作としては、主としてPCと構内網間との間に
おいて多量のデータの授受がなされ、イーサーネットM
AC部5から送出されるデータは、音声パケットだけで
あり、そのトラフィックは数十m秒に一度の割合で、数
十バイト程度であり、逆にイーサーネットMAC部5が
受信するパケットもほぼ同じ程度の考えてよいことに加
えて、PC側からイーサーネットMAC部5への通信は
殆どないと考えられることに鑑みて回路のより簡素化を
図ったものである。具体的には、この送受制御部6C
は、PC側ポート51において、第1のFIFO回路2
7と、第1のマルチプレクサ33と、第1のポーズパケ
ット発生器36とが設けられたものとなっている。ま
た、構内網側ポート52においては、第2のマルチプレ
クサ34が設けられており、MAC側ポート53におい
ては、第3のマルチプレクサ35が設けられたものとな
っている。
【0046】このような構成におけるこの送受制御部6
Cの動作について、図4に示された送受制御部6Bとの
対比で説明する。まず、構内網側ポート52では、先の
図4において示された第2のFIFO回路28、第2の
アドレスフィルタ部25及び第2の選択器31が削除さ
れた構成となっているが、これは次のような理由による
ものである。すなわち、まず、第2のFIFO回路28
は、イーサーネットMAC部5からPC側へパケットが
転送されている最中に構内網側からパケットを受信した
場合、また、PC側へのPAUSEパケットが転送されてい
る最中に構内網側からパケットを受信した場合、さらに
は、PC側からイーサーネットMAC部5へのパケット
が転送されている最中に構内網側からパケットを受信し
た場合、のそれぞれにおいて、その構内網側からのパケ
ットの蓄積に利用されるものである。しかしながら、先
に述べたように、イーサーネットMAC部5側からPC
側へのパケット及び、PC側からイーサーネットMAC
部5側へのパケットの転送は、いずれも実際には非常に
少なく、また、PC側へのPAUSEパケットの発生も非常
に少ないものと考えられ、そのため、第2のFIFO回
路28が削除された構成であっても動作的には大きな影
響はないと考えられるためのである。
【0047】また、第2のアドレスフィルタ部25の削
除により、RX_B信号線からのフレームは、全てPC
側ポート51と、MAC側ポート53に送出されること
となるが、何ら動作上の問題を招くものではない。な
お、RX_B信号線を介して送出されてきたフレーム
は、具体的には、PC側ポート51においては、最初に
第1のマルチプレクサ33に、また、MAC側ポート5
3では、最初に第3のマルチプレクサ35に、それぞれ
入力されるようになっている。
【0048】次に、MAC側ポート53では、先の図4
において示された第3のポーズパケット発生器38が削
除されているが、これは、次のような観点から削除され
たものである。すなわち、まず、第3のポーズパケット
発生器38は、RX_B信号線を介して入力されるパケ
ットのトラフィックコントロールのために設けられたも
のである。より具体的には、多量のトラフィックがイー
サーネットMAC部5側からPC側に発生する場合、R
X_B信号線を介して入力されるパケットが第2のFI
FO回路28で吸収しきれずにいわゆるオーバーフロー
状態となる場合に、PAUSEパケットを構内網側へ送出す
ることで、構内網側からのパケットの送出を一時的に停
止させて、第2のFIFO回路28におけるパケットの
オーバーフロー状態を防ぐために利用されるものであっ
た。しかし、先に述べたように、イーサーネットMAC
部5からPC側へ発生するトラフィックはほとんどな
く、そのため、RX_B信号線からのパケットは滞るこ
となくPC側又はイーサーネットMAC部5へ流れ、そ
れ故、第3のポーズパケット発生器38が削除されても
現実的には問題が生じないものと考えられる。
【0049】一方、MAC側ポート53においては、先
の図4において示された第3のアドレスフィルタ部26
及び第3のFIFO回路29が削除されたものとなって
いるが、第3のFIFO回路29を削除したことに代え
て、FIFO読み出し制御部39からイーサーネットM
AC部5へ対してTX_EN信号線が新たに設けられた
ものとなっている(図5参照)。すなわち、FIFO読
み出し制御部39は、TX_M信号線を介してイーサー
ネットMAC部5側からのパケットが入力可能な状態に
あると判断した場合に、このTX_EN信号線をいわゆ
るオン状態とする(例えば所定の論理値の状態とする)
ようになっており、これによりイーサーネットMAC部
5からのパケットの送出が開始されるようになってい
る。また、第3のアドレスフィルタ部26の削除によ
り、TX_M信号線を介して入力されるパケットは、P
C側と構内網側の双方に流れることとなるが、これによ
る動作上の問題は生じない。この第3のアドレスフィル
タ部26の削除に伴い、図4に示された第3のアドレス
検出部23及び第3の選択器32も削除されたものとな
っている。
【0050】また、PC側ポート51においては、先の
第3のアドレスフィルタ部26の削除によって実質的に
動作上の問題を生じないとしたと同様な理由で、第1の
アドレスフィルタ部24が削除されており、それに伴い
第1のアドレス検出部21も削除された構成となってい
る。なお、上述した第3の回路構成例においては、第1
のFIFO回路27により請求項5における第1のデー
タバッファ手段が、第1のポーズパケット発生器36に
より請求項5における第1のポーズパケット発生手段
が、FIFO読み出し制御部39により請求項5におけ
る読み出し制御手段が、第1のマルチプレクサ33によ
り請求項5における第1のマルチプレクサ手段が、第2
のマルチプレクサ34により請求項5における第2のマ
ルチプレクサ手段が、第3のマルチプレクサ35により
請求項5における第3のマルチプレクサ手段が、それぞ
れ実現されたものとなっている。
【0051】次に、他の構成例におけるアナログ電話イ
ーサーネット変換装置S2について図6を参照しつつ説
明する。先の図2に示された構成例は、第1及び第2の
イーサーネット物理層部7,8とイーサーネットMAC
部5との間に送受制御部6が設けられた構成であった
が、図6に示された構成例のアナログ電話イーサーネッ
ト変換装置S2は、第1及び第2の物理層部7,8にそ
れぞれ対応するように第1及び第2のイーサーネットM
AC部5A,5Bが設けられ、これら第1及び第2のイ
ーサーネットMAC部5A,5Bとパケット処理部4と
の間に送受制御部6が設けられた構成となっているもの
である。
【0052】この場合、送受制御部6は、具体的には、
先に図4において示されたものと基本的に同一のもので
ある。但し、図6におけるRX_MA信号線は、図4に
おけるRX_A信号線に、同様にTX_MA信号線は、T
X_A信号線に、RX_MB信号線は、RX_B信号 線
に、TX_MB信号線は、TX_B信号線に、RX_U信
号線は、RX_M信号線に、TX_U信号線は、TX_M
信号線に、それぞれ対応するものである。
【0053】なお、上述した各々の回路構成例における
各々の構成要素(加入者線制御部1、呼制御部2、衝突
検出部16、ジャム発生部17等)は、それぞれいわゆ
るハードウェアにより実現してもよく、また、各々説明
した動作が得られるようにいわゆるマイクロコンピュー
タによるソフトウェアの実行により実現するようにして
も、いずれでもよいものである。
【0054】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
アナログ電話機をコンピュータと共に、イーサーネット
集線装置へ一つの配線を介して接続できるように構成し
たので、従来と異なり、コンピュータとアナログ電話機
とからそれぞれイーサーネット集線装置へ配線を設ける
必要がなくなり、イーサーネット集線装置における占有
ポートが最小限で済むという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置を用いたシステム構成例を示す構成
図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置の第1の構成例を示す構成図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置に用いられる送受制御部の第1の構
成例を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置に用いられる送受制御部の第2の構
成例を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置に用いられる送受制御部の第3の構
成例を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるアナログ電話イー
サーネット変換装置の第2の構成例を示す構成図であ
る。
【図7】従来のアナログ電話イーサーネット変換装置を
用いたシステム構成例の一例を示す構成図である。
【図8】従来のアナログ電話イーサーネット変換装置の
他の例を用いたシステム構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…加入者線制御部 2…呼制御部 3…コーデック部 4…パケット処理部 5…イーサーネットMAC部 6…送受制御部 7…第1のイーサーネット物理層部 8…第2のイーサーネット物理層部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ電話機とコンピュータとがそれ
    ぞれ接続され、前記アナログ電話機をイーサーネットに
    よる構内網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構
    内網へ接続可能とするためのアナログ電話イーサーネッ
    ト変換装置であって、 当該アナログ電話イーサーネット変換装置は、 イーサーネットによる構内網に接続される一つのポート
    を有し、当該ポートを介して前記アナログ電話機からの
    信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対して送
    られた信号を送受すると共に、 前記コンピュータから前記構内網へ出力される信号及び
    前記構内網から前記コンピュータへ対して送られた信号
    を送受するよう構成される一方、 前記アナログ電話機とコンピュータ間の信号の送受を可
    能としてなることを特徴とするアナログ電話イーサーネ
    ット変換装置。
  2. 【請求項2】 アナログ電話機とコンピュータとがそれ
    ぞれ接続され、前記アナログ電話機をイーサーネットに
    よる構内網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構
    内網へ接続可能とするためのアナログ電話イーサーネッ
    ト変換装置であって、 当該アナログ電話イーサーネット変換装置は、 イーサーネットによる構内網に接続される第1のポート
    を有し、当該第1のポートを介して前記アナログ電話機
    からの信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対
    して送られた信号を送受すると共に、 イーサネットにより前記コンピュータが接続される第2
    のポートを有し、当該第2のポートを介して前記コンピ
    ュータから前記構内網へ出力される信号及び前記構内網
    から前記コンピュータへ対して送られた信号を送受し、 前記アナログ電話機に関する信号の送受に際しては、前
    記アナログ電話機からの信号をディジタルパケット信号
    に変換して送出し、また、外部からの前記アナログ電話
    機へ対するディジタルパケット信号を基にアナログ音声
    信号を再生して前記アナログ電話機へ送出する一方、 パケット信号の衝突が生じたか否かを判定し、パケット
    信号の衝突が生じたと判定された場合には、パケット信
    号の発信元へ対してパケット信号の衝突の発生を知らし
    めるよう構成されてなることを特徴とするアナログ電話
    イーサーネット変換装置。
  3. 【請求項3】 アナログ電話機とコンピュータとがそれ
    ぞれ接続され、前記アナログ電話機をイーサーネットに
    よる構内網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構
    内網へ接続可能とするためのアナログ電話イーサーネッ
    ト変換装置であって、 当該アナログ電話イーサーネット変換装置は、 イーサーネットによる構内網に接続される第1のポート
    を有し、当該第1のポートを介して前記アナログ電話機
    からの信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対
    して送られた信号を送受すると共に、 イーサネットにより前記コンピュータが接続される第2
    のポートを有し、当該第2のポートを介して前記コンピ
    ュータから前記構内網へ出力される信号及び前記構内網
    から前記コンピュータへ対して送られた信号を送受し、 前記アナログ電話機に関する信号の送受に際しては、前
    記アナログ電話機からの信号をディジタルパケット信号
    に変換して送出し、また、外部からの前記アナログ電話
    機へ対するディジタルパケット信号を基にアナログ音声
    信号を再生して前記アナログ電話機へ送出する一方、 信号の送受を制御する送受制御手段が設けられ、 当該送受制御手段は、 前記コンピュータへ対する前記構内網からのパケット信
    号と前記アナログ電話機側からのパケット信号とが衝突
    状態にあるか否かを検出する衝突検出手段と、 前記衝突検出手段によりパケットの衝突が検出されてい
    る間、ジャム信号を出力するジャム発生手段と、 前記コンピュータへ対する前記構内網からのパケット信
    号及び前記アナログ電話機側からのパケット信号並びに
    前記ジャム発生手段からのジャム信号を入力信号とし、
    前記ジャム信号が入力された場合以外は、前記コンピュ
    ータへ対する前記構内網からのパケット信号又は前記ア
    ナログ電話機側からのパケット信号のいずかの信号が有
    効な場合に当該信号を選択して出力する一方、前記ジャ
    ム信号が入力された場合は、優先的に当該ジャム信号を
    選択して出力する第1のマルチプレクサ手段と、 前記構内網へ対する前記コンピュータからのパケット信
    号及び前記アナログ電話機側からのパケット信号並びに
    前記ジャム発生手段からのジャム信号を入力信号とし、
    前記ジャム信号が入力された場合以外は、前記構内網へ
    対する前記コンピュータからのパケット信号又は前記ア
    ナログ電話機側からのパケット信号のいずかの信号が有
    効な場合に当該信号を選択して出力する一方、前記ジャ
    ム信号が入力された場合は、優先的に当該ジャム信号を
    選択して出力する第2のマルチプレクサ手段と、 前記アナログ電話機側へ対する前記構内網からのパケッ
    ト信号及び前記コンピュータからのパケット信号を入力
    信号とし、これらいずれかの信号が有効な場合に当該信
    号を選択して出力する一方、いずれの信号も同時に有効
    な状態となった場合には、双方の出力を禁止する第3の
    マルチプレクサ手段と、を具備してなることを特徴とす
    るアナログ電話イーサーネット変換装置。
  4. 【請求項4】 アナログ電話機とコンピュータとがそれ
    ぞれ接続され、前記アナログ電話機をイーサーネットに
    よる構内網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構
    内網へ接続可能とするためのアナログ電話イーサーネッ
    ト変換装置であって、 当該アナログ電話イーサーネット変換装置は、 イーサーネットによる構内網に接続される第1のポート
    を有し、当該第1のポートを介して前記アナログ電話機
    からの信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対
    して送られた信号を送受すると共に、 イーサネットにより前記コンピュータが接続される第2
    のポートを有し、当該第2のポートを介して前記コンピ
    ュータから前記構内網へ出力される信号及び前記構内網
    から前記コンピュータへ対して送られた信号を送受し、 前記アナログ電話機に関する信号の送受に際しては、前
    記アナログ電話機からの信号をディジタルパケット信号
    に変換して送出し、また、外部からの前記アナログ電話
    機へ対するディジタルパケット信号を基にアナログ音声
    信号を再生して前記アナログ電話機へ送出する一方、 信号の送受を制御する送受制御手段が設けられ、 当該送受制御手段は、 前記コンピュータからの入力データを外部からの制御信
    号に応じて順次蓄積すると共に、入力された順に出力す
    る第1のデータバッファ手段と、 前記コンピュータからのパケット信号に含まれる宛先ア
    ドレスを検出し、当該宛先アドレスに応じて、前記第1
    のデータバッファ手段の出力先を選択する第1の出力選
    択手段と、 前記構内網からの入力データを外部からの制御信号に応
    じて順次蓄積すると共に、入力された順に出力する第2
    のデータバッファ手段と、 前記構内網からのパケット信号に含まれる宛先アドレス
    を検出し、当該宛先アドレスに応じて、前記第2のデー
    タバッファ手段の出力先を選択する第2の出力選択手段
    と、 前記アナログ電話機側からの入力データを外部からの制
    御信号に応じて順次蓄積すると共に、入力された順に出
    力する第3のデータバッファ手段と、 前記アナログ電話機側からのパケット信号に含まれる宛
    先アドレスを検出し、当該宛先アドレスに応じて、前記
    第3のデータバッファ手段の出力先を選択する第3の出
    力選択手段と、 外部からの制御信号に応じて、ポーズパケット信号を発
    生する第1のポーズパケット発生手段と、 外部からの制御信号に応じて、ポーズパケット信号を発
    生する第2のポーズパケット発生手段と、 前記第1乃至第3のデータバッファ手段の動作を制御す
    る一方、 前記第1及び第2のデータバッファ手段のそれぞれにお
    けるデータの蓄積状態が所定量を超える状態であるか否
    かを判定し、前記第1のデータバッファ手段が所定量を
    超えるデータ蓄積状態にあると判定された場合には、前
    記第1のポーズパケット発生手段にポーズパケット信号
    を発生せしめ、また、前記第2のデータバッファ手段が
    所定量を超えるデータ蓄積状態にあると判定された場合
    には、前記第2のポーズパケット発生手段にポーズパケ
    ット信号を発生せしめる読み出し制御手段と、 前記コンピュータへ対する前記第2のデータバッファ手
    段からのパケット信号及び前記第3のデータバッファ手
    段からのパケット信号並びに前記第1のポーズパケット
    発生手段からのポーズパケット信号を入力信号とし、前
    記ポーズパケット信号が入力された場合以外は、前記コ
    ンピュータへ対する前記第2のデータバッファ手段から
    のパケット信号又は前記第3のデータバッファ手段から
    のパケット信号のいずかの信号が有効な場合に当該信号
    を選択して出力する一方、前記ポーズパケット信号が入
    力された場合は、優先的に当該ポーズパケット信号を選
    択して出力する第1のマルチプレクサ手段と、 前記構内網へ対する前記第1のデータバッファ手段から
    のパケット信号及び前記第3のデータバッファ手段から
    のパケット信号並びに前記第2のポーズパケット発生手
    段からのポーズパケット信号を入力信号とし、前記ポー
    ズパケット信号が入力された場合以外は、前記構内網へ
    対する前記第1のデータバッファ手段からのパケット信
    号又は前記第3のデータバッファ手段からのパケット信
    号のいずかの信号が有効な場合に当該信号を選択して出
    力する一方、前記ポーズパケット信号が入力された場合
    は、優先的に当該ポーズパケット信号を選択して出力す
    る第2のマルチプレクサ手段と、 前記アナログ電話機側へ対する前記第1のデータバッフ
    ァ手段からのパケット信号及び前記第2のデータバッフ
    ァ手段からのパケット信号を入力信号とし、これらいず
    れかの信号が有効な場合に当該信号を選択して出力する
    一方、いずれの信号も同時に有効な状態となった場合に
    は、双方の出力を禁止する第3のマルチプレクサ手段
    と、を具備してなることを特徴とするアナログ電話イー
    サーネット変換装置。
  5. 【請求項5】 アナログ電話機とコンピュータとがそれ
    ぞれ接続され、前記アナログ電話機をイーサーネットに
    よる構内網へ接続し、且つ、前記コンピュータを前記構
    内網へ接続可能とするためのアナログ電話イーサーネッ
    ト変換装置であって、 当該アナログ電話イーサーネット変換装置は、 イーサーネットによる構内網に接続される第1のポート
    を有し、当該第1のポートを介して前記アナログ電話機
    からの信号及び前記構内網から前記アナログ電話機へ対
    して送られた信号を送受すると共に、 イーサネットにより前記コンピュータが接続される第2
    のポートを有し、当該第2のポートを介して前記コンピ
    ュータから前記構内網へ出力される信号及び前記構内網
    から前記コンピュータへ対して送られた信号を送受し、 前記アナログ電話機に関する信号の送受に際しては、前
    記アナログ電話機からの信号をディジタルパケット信号
    に変換して送出し、また、外部からの前記アナログ電話
    機へ対するディジタルパケット信号を基にアナログ音声
    信号を再生して前記アナログ電話機へ送出する一方、 信号の送受を制御する送受制御手段が設けられ、 当該送受制御手段は、 前記コンピュータからの入力データを外部からの制御信
    号に応じて順次蓄積すると共に、入力された順に出力す
    る第1のデータバッファ手段と、 外部からの制御信号に応じて、ポーズパケット信号を発
    生する第1のポーズパケット発生手段と、 前記第1のデータバッファ手段の動作を制御する一方、 前記第1のデータバッファ手段におけるデータの蓄積状
    態が所定量を超える状態であるか否かを判定し、前記第
    1のデータバッファ手段が所定量を超えるデータ蓄積状
    態にあると判定された場合には、前記第1のポーズパケ
    ット発生手段にポーズパケット信号を発生せしめる読み
    出し制御手段と、 前記コンピュータへ対する前記アナログ電話機側からの
    パケット信号及び前記構内網からのパケット信号並びに
    前記第1のポーズパケット発生手段からのポーズパケッ
    ト信号を入力信号とし、前記ポーズパケット信号が入力
    された場合以外は、前記コンピュータへ対する前記アナ
    ログ電話機側からのパケット信号又は前記構内網からの
    パケット信号のいずかの信号が有効な場合に当該信号を
    選択して出力する一方、前記ポーズパケット信号が入力
    された場合は、優先的に当該ポーズパケット信号を選択
    して出力する第1のマルチプレクサ手段と、 前記構内網へ対する前記第1のデータバッファ手段から
    のパケット信号及び前記アナログ電話機側からのパケッ
    ト信号を入力信号とし、前記構内網へ対する前記第1の
    データバッファ手段からのパケット信号又は前記アナロ
    グ電話機側からのパケット信号のいずかの信号が有効な
    場合に当該信号を選択して出力する第2のマルチプレク
    サ手段と、 前記アナログ電話機側へ対する前記第1のデータバッフ
    ァ手段からのパケット信号及び前記構内網からのパケッ
    ト信号を入力信号とし、これらいずれかの信号が有効な
    場合に当該信号を選択して出力する第3のマルチプレク
    サ手段と、を具備してなることを特徴とするアナログ電
    話イーサーネット変換装置。
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