JP2001057575A - ディジタルループキャリアを使用して、データネットワークに信号をルーティングするために、直接呼パスを確立するシステムおよび方法 - Google Patents

ディジタルループキャリアを使用して、データネットワークに信号をルーティングするために、直接呼パスを確立するシステムおよび方法

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JP2001057575A
JP2001057575A JP2000167041A JP2000167041A JP2001057575A JP 2001057575 A JP2001057575 A JP 2001057575A JP 2000167041 A JP2000167041 A JP 2000167041A JP 2000167041 A JP2000167041 A JP 2000167041A JP 2001057575 A JP2001057575 A JP 2001057575A
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トーマス・エイチ・ニール
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ステイーブン・マツク
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    • H04L2012/5665Interaction of ATM with other protocols

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルループキャリアDLCを使用し
て、通信装置とデータネットワークとの間で、信号の直
接的なルーティングを確立するシステムおよび方法を提
供すること。 【解決手段】 本発明は、DLCと、データネットワー
クと通信するデータネットワークサービスプロバイダD
SPと、ローカル通信ネットワークとを含めたリソース
を管理する。データネットワークには、インターネッ
ト、FR、およびATMネットワークを含めることがで
きる。本発明は、DLCとDSPとの間の直接接続を可
能にする。データネットワークを介して、呼パスを確立
することができ、双方向通信が可能となる。従来の電話
機、モデム付きIP機能を有するコンピュータ、PBX
ネットワーク、FAX装置を含め、様々な通信装置およ
びシステムを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に通信システ
ムおよびデータネットワークに関し、より詳細には、デ
ィジタルループキャリア(「DLC」)を使用して、通
信装置とデータネットワークとの間で、信号の直接的な
(ダイレクトな)ルーティングを確立するシステムおよ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークは、定義された領域内
のローカル呼と、米国および他国にわたる長距離呼の両
方を可能にする。これらのネットワークは、公法人およ
び私法人と政府とによって、所有および運営される場合
がある。これらの通信ネットワークには、所有エンティ
ティまたは運営エンティティの私用(プライベート)用
途のためのもある。その他のものは、通信事業者または
通信サービスプロバイダによって、公衆による使用また
は限られた加入者グループによる使用のために運営され
る。
【0003】様々な通信装置を使用して、既存の通信ネ
ットワークの電話回線を介した通信を行うことができ
る。装置のいくつかは、従来型の電話などのアナログ技
術に基づく。というのは、これらは人間の音声のアナロ
グ波形をサポートするように設計されているからであ
る。その他の装置、ファクシミリ(「FAX」)機やパ
ーソナルコンピュータなどは、ディジタル技術に基づ
く。というのは、これらの装置によって処理されるデー
タは、データのバイナリストリングで符号化および操作
されるからである。パーソナルコンピュータは、モデ
ム、または当業者に知られている他の同様な装置を使用
して、電話回線を介して通信することができる。
【0004】電話やモデムなどの通信装置は、一般に、
「加入者ループ」と一般に呼ばれる一対のワイヤを通し
て、ローカル通信ネットワークのサービス交換ポート
(「SSP」)に接続される。SSPによりループの両
端に電圧が加えられて、通信装置に電力が供給され、通
信装置の動作を監視する機構が提供される。例えば、発
呼者が、通話を開始するために電話の受話器を上げると
き、電話のスイッチが閉じ、それにより、ループを通し
てSSPと電話との間に電流が流れるようになる。SS
Pは、ループ中の電流を検出し、これを「オフフック」
状態と見なす。次いで、SSPは、通信装置にダイアル
トーンを送信し、したがって、発呼者が被呼者の、すな
わち呼に対して意図された受け手の番号をダイヤルする
ことができるようになる。
【0005】前述のように、既存の通信ネットワーク
は、ローカルネットワーク間の長距離呼を可能にする。
長距離呼とは、一般に、ローカル通信ネットワークによ
ってサービス提供される呼よりも長い距離にわたる呼の
ルーティングを指す。例えば、第1の通信ネットワーク
のSSPによってサービス提供される発呼者は、光ファ
イバネットワークなどの長距離キャリアを介して、別の
通信ネットワークのSSPによってサービス提供される
被呼者に長距離呼を届けることができる。これは通常、
被呼者によって使用される番号のディジットをダイヤル
する前に「1」をダイヤルすることによって行われる。
【0006】通常、長距離通信に対する回路に増幅器を
使用して、呼信号が長距離用の回路を渡るときの信号減
衰を補償している。しかし、増幅器が一般に単方向性で
あるため、通信ネットワーク間で長距離にわたって伝送
される信号は、一般に、各パスを通した信号伝送がそれ
ぞれの増幅器によって電力を供給されるように、2つの
異なるパスに分割される。一方のパスは、呼信号を送信
するのに使用され、他方のパスは、呼信号を受信するの
に使用される。このような信号分割は、4線式回線の使
用となり、この4線式回線は、一般に「トランク」と呼
ばれる。
【0007】様々なタイプの大容量通信ネットワーク
が、データ伝送用に特に開発されてきた。これらのデー
タネットワークは、通常、フレームリレー(「F
R」)、非同期転送モード(「ATM」)、インターネ
ットプロトコル(「IP」)、または他のパケットベー
スのデータ伝送技術を使用する。パケットベースのデー
タネットワークを通して、データ信号を送信するには、
信号はまず、限られたサイズの個別のブロック、すなわ
ち「パケット」に分けられる。次いで、これらデータの
個別のブロックは、ネットワークを通して送信され、受
信時に再構築されて元の信号が形成される。データネッ
トワークの容量は、一般に、ネットワークを通して信号
を最小限のコストで通信できるようなものである。した
がって、適切な伝送のシステムおよび方法が使用されれ
ば、データネットワークは、ローカルの、また特に長距
離の通信に対して、従来の電話ネットワークよりも相対
的に安価な代案を提供することができる。
【0008】データネットワークは、一般に、既存の通
信ネットワークとインタフェースするようには設計され
ない。これは、データネットワークが、通常、前述のよ
うにディジタルデータの離散的なパケットまたはブロッ
クの形で信号を通信するからである。一方で、通信ネッ
トワークは、連続するアナログ波形として通信信号を伝
送する。したがって、データネットワークを通してアナ
ログ音声信号を送信するには、例えば、アナログ信号を
ディジタル形式に変換し、次いで適切なサイズのブロッ
クに分割することが望ましい。次いで、これらディジタ
ル音声データのブロックは、データネットワークを通し
て個別に通信される。データブロックがネットワークを
通過した後、ブロックは、元のアナログ音声信号に含ま
れていた何らかのメッセージを維持するように、好まし
くは送信された順に、再び組み立てられる。次いで、再
び組み立てられたディジタル音声信号は、被呼者に通信
されるようにアナログ音声信号に変換し直される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】公衆交換電話網(「P
STN」)などのローカル通信ネットワークを、データ
ネットワークに効率的に融合することが必要とされてい
る。最も従来型の技術は、もっぱらPSTNと従来の長
距離公衆交換電話回線だけに依拠して、長距離通信パス
を確立する。従来の長距離通信システムの一例は、ビデ
オ・オーディオ機能を有するコンピュータを含む。各コ
ンピュータは、例えば約33KbpsのV.34モデム
速度で動作するモデムに結合される。コンピュータのう
ちの1つは、第1のローカル通信ネットワークのSSP
によってサービス提供される発信電話回線から、第2の
ローカル通信ネットワークのSSPによってサービス提
供される着信電話回線に接続された別のコンピュータに
起呼する。ローカル通信ネットワーク間の接続は、専用
PSTNネットワークトランクを介して形成される。従
来の長距離通信システムの別の例は、それぞれの通信ネ
ットワークよって同様にサービス提供され、PSTNだ
けを通して相互に通信する「FAX」機を含む。これら
の接続は、コンピュータやFAX機を含めた、コストの
かかる機器を必要とし、そのために広く使用されていな
い。したがって、ローカル通信ネットワークの、データ
ネットワークへの効率的な融合を実現する必要性が依然
としてある。
【0010】最近になり、インターネットなどのデータ
ネットワークを介して通信をサポートするいくつかの技
術が開発されてきた。例えば、第1の構内交換機(「P
BX」)および第2のPBXが、データネットワークと
の通信に配置される場合がある。次いで、これらのPB
Xは、アナログトランクを介して様々な通信装置に接続
される。この機器は、ダイヤル操作に応答し、呼が受信
されるときにリング(ring)電圧を提供し、着信呼
に対する発呼者識別データを被呼者に渡す。さらに、機
器は、発信呼が発信されるときにリングバックトーンや
ビジートーンなどのコールプログレス(call pr
ogress)トーンを各PBXに提供する。しかし、
この技術が私用であるため、すなわち一般に単一の組織
内だけのものであり公衆に利用できないため、この技術
には限度がある。
【0011】ある特許が、データネットワークを介し
て、1つのPSTNと別のPSTNの間に呼パスを確立
することに関係している。具体的には、Land他が、
米国特許第5751706号で「System and
Method for Establishing
a Call Telecommunications
Path」を述べている。Land他が述べるシステム
および方法は、インターネットなどパケットベースの通
信ネットワークを介して、呼を発信することを可能にす
るものである。しかし、Land他によって提案される
ように、呼は、PSTNなど通信ネットワークの交換機
器を介して、電話機などの通信装置からパケットベース
のネットワークにルーティングされることになる。La
nd他は、通信装置からデータネットワークに、呼をル
ーティングする直接的な呼パスの確立を開示していな
い。したがって、データネットワークを介した通信信号
の伝送を可能にする機器は存在するが、効果的かつ効率
的な伝送、すなわちデータネットワーク間でこれらの信
号を直接的にルーティングすることへの必要性は、依然
として存在する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の例示的な実施形
態による方法およびシステムにより、従来の電話機のユ
ーザは、データネットワークを通して公衆交換用電話番
号をダイヤルすることができる。接続を確立することが
でき、ローカルレベル、国内レベル、国際レベルで呼を
発信することができる。本発明の原理は、公衆データネ
ットワークと私用データネットワークの両方を含めた様
々なデータネットワークに適用できる。様々なタイプの
データネットワークを使用することができ、これらに
は、公衆インターネット、私用イントラネット、公衆お
よび私用FRネットワーク、公衆および私用ATMネッ
トワーク、SMDSネットワーク、および他の様々なデ
ィジタルキャリアシステムを含めることができる。
【0013】本発明の例示的な実施形態によれば、デー
タネットワークを通して、ローカルまたは長距離の呼パ
スを様々なシステムおよび通信装置の間に確立すること
ができ、続いて双方向通信を行うことができる。使用で
きるシステムおよび装置には、双方向会話用の従来の電
話システム、モデム付きIP機能を有するコンピュー
タ、PBXネットワーク、FAX装置、およびこれらの
様々な組合せが含まれる。例えば、通信は、以下の間に
確立することができる。すなわち、従来の電話システム
または電話装置とモデムに接続されたIP機能を有する
ディジタルコンピュータとの間、ローカル電話ネットワ
ークとPBXネットワークとの間、IP機能を有するコ
ンピュータとPBXネットワークとの間、発信と着信の
FAXシステムまたはFAX装置の間、発信と着信のI
P機能を有するディジタルコンピュータの間などであ
る。
【0014】本発明の例示的な実施形態による方法およ
びシステムは、ローカル通信ネットワークにあるリソー
ス、ディジタルループキャリア、およびデータネットワ
ークサービスプロバイダを管理する接続方法およびデー
タベースを含み、これらの間で互換性ある接続を形成し
てこれらの接続を管理する。これらの接続方法およびシ
ステムは、データネットワークサービスプロバイダとデ
ィジタルループキャリアとの間の直接接続、すなわち、
データネットワークを介した、それぞれ被呼者へまたは
発呼者からの着信呼と発信呼の両方に対する「ラインサ
イドダイレクト(line side direc
t)」接続を可能にする。
【0015】本発明の例示的な一実施形態では、ディジ
タルループキャリアは、通信装置に結合され、データネ
ットワークと通信するデータネットワークサービスプロ
バイダに直接的に結合される。このようにして、通信装
置とデータネットワークとの間で呼信号をルーティング
するために、ディジタルループキャリアとデータネット
ワークサービスプロバイダとの間に直接呼パスが提供さ
れる。ディジタルループキャリアとデータネットワーク
サービスプロバイダとの間の直接呼パスは、ローカル通
信ネットワークのサービス交換ポートを通るデフォルト
の呼パスをバイパスすることができる。
【0016】本発明の別の例示的な実施形態では、通信
装置とデータネットワークとの間に通信パスを確立する
システムが提供される。システムは、データネットワー
クと通信するデータネットワークサービスプロバイダ
と、通信装置に結合されるディジタルループキャリアを
含む。ディジタルループキャリアは、データネットワー
クサービスプロバイダに直接的に結合されて、通信装置
とデータネットワークとの間の呼信号をルーティングす
るために、ディジタルループキャリアとデータネットワ
ークサービスプロバイダとの間に直接呼パスを提供す
る。メガハブ(megahub)コントローラをディジ
タルループキャリアに結合して、直接呼パスを介して呼
信号のルーティングを制御することができる。直接呼パ
スは、通信装置へ、および通信装置から呼をルーティン
グするために確立することができる。
【0017】本発明の別の一実施形態では、データネッ
トワークサービスプロバイダは、いくつかの考えられる
形式のうちの1つを有する呼信号を、ディジタルループ
キャリアとデータネットワークの間で、ルーティングす
る複数のパスを有する。考えられる形式には、音声符号
化、モデム符号化、ファクシミリ符号化、および通信信
号をルーティングする当業者に知られた他の形式を含め
ることができる。この目的のために、データネットワー
クサービスプロバイダは、呼信号の形式を識別して、識
別した形式に基づいて呼信号を搬送するパスの1つを選
択するように構成された回路を有する。
【0018】本発明の別の例示的な実施形態では、通信
システム内のリソースを識別するネットワークトポロジ
を、例えば通信システム内で使用されるメガハブコント
ローラ中に保存することができる。通信システムは、さ
らに、1つまたは複数の他のメガハブコントローラと、
データネットワークと通信する複数のデータネットワー
クサービスプロバイダと、データネットワークサービス
プロバイダに直接的に結合される複数のディジタルルー
プキャリアとを含む。通信システム内の1つまたは複数
のメガハブコントローラ内にある記録可能媒体上に、デ
ータベースをおそらくルーティングテーブルの形で保存
することができ、このデータベースは、メガハブコント
ローラと、データネットワークサービスプロバイダと、
ディジタルループキャリアと、通信システム内の様々な
構成要素間に結合される様々なトランクグループとを識
別する。ディジタルループキャリアは、各ディジタルル
ープキャリアによってサポートされる電話番号で索引を
付けられるのが好ましい。
【0019】本発明の例示的な一方法は、通信装置と通
信するディジタルループキャリアと、データネットワー
クと通信するデータネットワークサービスプロバイダと
の間に、通信パスを確立するものである。このようにし
て、データネットワークに送信する呼、およびデータネ
ットワークから送信される呼に対して、呼信号を通信装
置とデータネットワークとの間で搬送することができ
る。ディジタルループキャリアは、通信回線によって通
信ネットワークのサービス交換ポートに結合される。サ
ービス交換ポートは、データネットワークサービスプロ
バイダに結合される。サービス交換ポートは、呼処理機
能を有し、この機能は、サービス交換ポートによって活
動状態にされたとき、通信回線を介して転送された呼を
処理する。例示的な呼処理機能は、呼転送、呼待機、お
よび3方向呼出しを含む。この方法は、サービス交換ポ
ートが通信回線に対して呼処理機能を活動状態にしたか
どうかを判定すること、および、呼処理機能が非活動状
態の場合に直接トランクグループを使用して通信パスを
確立することを含む。呼処理特性が活動状態な場合は、
通信パスは、通信回線を使用してサービス交換ポートを
通して確立される。
【0020】本発明は、その特定の実施形態に関して述
べることとし、同じ番号が同じ部分を示す図面を参照す
ることとする。
【0021】
【発明の実施の形態】(通信システム)図1は、本発明
の例示的な一実施形態による、データネットワーク10
2を介してローカル通信ネットワークと通信装置との間
で電話信号を送信するシステム100の概略ブロック図
である。図1のローカル通信ネットワークは、発信ネッ
トワーク104および着信ネットワーク106を含む。
データネットワーク102は、インターネット、FRネ
ットワーク、ATMネットワーク、または当業者に知ら
れている他のパケットベースの通信ネットワークとする
ことができる。
【0022】図1に、発信ネットワーク104をPST
Nのローカル端局として示し、これは、発信信号転送ポ
イント(「STP」)108および発信サービス交換ポ
ート(「SSP」)110を含む。発信SSP110
は、例えば、公衆または私用の通信ネットワークの端局
で通常使用される交換機器を含むことができる。発信S
TP108は、信号方式No.7(「SS7」)「A」
リンク112を介して発信SSP110と通信する。
【0023】図1で、システム100は、さらに発信通
信装置114も含み、これを従来の電話装置または電話
システムとして図1に示す。通信装置114はまた、F
AX機や、ディジタルコンピュータに接続されたモデム
など、適切な他の通信システムまたは通信装置のいずれ
でもよい。第1の通信装置114は、従来の電話システ
ム、IP機能を有するコンピュータ、PBXネットワー
ク、あるいはFAX機など他の適切な通信システムまた
は通信装置のいずれかとすることができる。
【0024】図1で、発信通信装置114への、および
発信通信装置114からの通信は、発信ディジタルルー
プキャリア(「DLC」)116によってサポートさ
れ、発信通信装置114は、発信電話回線118を介し
て発信DLCに結合される。発信DLC116は、回線
120を介して発信通信ネットワークの発信SSP11
0と通信する。発信DLC116は、Alcatel
USA製のディジタルループキャリア製品、例えばLi
tespan(R)−2000やLitespan
(R)−Broadband DLCの1つであること
が好ましく、以下により詳細に述べる。回線120は、
特定の電話番号に従い発信SSP110によって識別さ
れ、発信DLC116および発信通信装置114へ、お
よびそれらから呼をルーティングするために、発信SS
P110によってサポートされる。
【0025】図1で、発信データネットワークサービス
プロバイダ(「DSP」)122は、データネットワー
ク102と通信する。発信DSP122はまた、直接ト
ランクグループ124を介して、発信DLC116にも
直接的に結合され、SS7トランク126を介して、発
信ネットワーク104の発信SSP110に結合され
る。複数の追加の発信DSP(図示せず)もまた同様
に、それぞれ別々のトランクグループによって発信DL
C116および発信SSP110に結合される。
【0026】本発明の例示的な実施形態によって使用さ
れる図1の発信DLC116などのディジタルループキ
ャリアは、データネットワークサービスプロバイダ12
2に直接的に結合される。ディジタルループキャリアと
データネットワークサービスプロバイダとの間の直接結
合は、ディジタルT1キャリア、一次群速度ISDN回
線、または当業者に知られている他のインタフェースを
使用して実現することができる。さらに、1つまたは複
数のマルチプレクサをディジタルループキャリアとデー
タネットワークサービスプロバイダとの間に結合して、
それらの間で通信される信号を様々な伝送率に多重化す
ることができる。これは、発信DLC116と着信DL
C144の両方、ならびに、DLC116および144
が結合されるそれぞれのDSP122および150にあ
てはまる。
【0027】ディジタルループキャリアをデータネット
ワークサービスプロバイダに直接的に結合することによ
り、呼は、通信装置からディジタルループキャリアを通
してデータネットワークサービスプロバイダに直接的に
ルーティングすることができる。同様に、呼は、データ
ネットワークサービスプロバイダからディジタルループ
キャリアを通して通信装置に直接的にルーティングする
ことができる。したがって、呼信号のこの直接ルーティ
ングによって、ローカル交換機、例えばローカルネット
ワークまたはPSTNのクラス5交換機がバイパスされ
る。
【0028】当業者なら理解されるであろうが、本発明
によれば、通信システムの「発信」側または「着信」側
のいずれにおいても、ディジタルループキャリアの代わ
りに他の適したキャリアまたはスイッチ、例えばエッジ
スイッチやトランスポートキャリアを使用することがで
きる。したがって、本明細書で使用されるとき、「ディ
ジタルループキャリア」とは、データネットワークサー
ビスプロバイダに直接的に結合されて、データネットワ
ークサービスプロバイダと通信装置との間で呼信号の直
接ルーティングを提供することのできる、これらのよう
な適したキャリアまたは交換機のいずれかを指す。
【0029】本発明の例示的な実施形態によって提供さ
れるように、ディジタルループキャリアを通して、呼を
DSPに直接的にルーティングすることは、ローカル端
局の交換機を通した従来の呼のルーティングに勝るいく
つかの重要な利点を有する。ディジタルループキャリア
を直接DSPに結合することの利点の1つは、DS1当
たりのコスト、あるいはポート当たりまたは回線当たり
の一次群速度インタフェース(「PRI」)が、ローカ
ル端局の交換機をDSPに接続する場合に対してより低
くなることである。さらに、呼信号を伝送するのに必要
とされるスイッチ素子の数が削減され、それだけでな
く、これらのネットワーク要素を相互に結合するのに必
要とされるリンクのコストも削減される。さらに、ディ
ジタルループキャリアをDSPに直接的に結合すること
により、直接の呼ルートをより速く活動状態状態に変更
することができる。最後に、ライン側およびトランク側
の長期の呼およびデータ呼にクラス5機器を使用するこ
とに対して電話会社およびデータネットワークサービス
プロバイダ会社に普通なら課されるコストも削減され
る。その他の利点も、当業者には認識および理解される
であろう。
【0030】図1で、発信DSP122は、発信メガハ
ブコントローラ128と通信する。発信メガハブコント
ローラ128は、図1に示すようにネットワークインタ
フェース130によって発信DSP122に接続され
る。発信メガハブコントローラ128は、このネットワ
ークインタフェース130を通して発信DSP122と
通信し、それを制御する。ネットワークインタフェース
130は、以下により詳細に述べるように、発信ネット
ワーク104と発信メガハブコントローラ128との間
の呼の互換性を拡張し、呼信号が発信ネットワーク10
4から発信DSP122に通信されるようにする。ネッ
トワークインタフェース130はまた、発信メガハブコ
ントローラ128と発信DSP122との間で、双方向
呼接続情報を含めたメッセージ信号および呼接続情報の
交換を可能にする。
【0031】図1で、発信メガハブコントローラ128
は、SS7「A」リンク132を介して、発信ネットワ
ーク104の発信STP108と通信し、専用制御リン
ク134を介して、発信DLC116と通信する。専用
制御リンク134は、発信メガハブコントローラ128
と発信DLC116との間の様々な目的のためのメッセ
ージ信号の交換をサポートするが、それらの目的とは、
例えば(i)発信メガハブコントローラ128中で保存
されるデータベースの更新、(ii)発信メガハブコン
トローラ128と発信DLC116との間の、双方向呼
接続情報を含めた呼接続情報の通信、(iii)DSP
N122に接続された直接トランクグループ124また
は他のトランクグループにラインカードポートを接続す
るための、発信メガハブコントローラ128から発信D
LCへのコマンドの送信、(iv)DSP122への呼
に必要とされる場合のある、DLC116接続の切断な
どである。
【0032】図1で、着信ネットワーク106は、着信
STP136および着信SSP138を含む。着信ST
P136は、SS7「A」通信リンク140によって着
信SSP138に接続される。第1の着信通信装置14
2は、着信DLC144と、それらの間に結合された第
1の着信電話回線146を介して通信する。第1の通信
装置142は、従来の電話システム、IP機能を有する
コンピュータ、PBXネットワーク、あるいはFAX機
など他の適した通信システムまたは通信装置のいずれか
とすることができる。着信DLC144は、148を介
して着信ネットワーク106の着信SSP138と通信
する。回線120と同様に、回線148は、特定の電話
番号によって着信SSP138により識別され、着信D
LC144および着信通信装置142に、ならびにそれ
らから呼をルーティングするために着信SSP138に
よってサポートされる。第2の着信通信装置154は、
第2の着信電話回線156を介して、着信SSP138
によって直接的にサービス提供される。
【0033】着信DSP150は、データネットワーク
102と通信する。着信DSP150は、好ましくは専
用暗号化ネットワークサービスプロバイダ回線を使用し
て、データネットワーク102を介して発信DSP12
2と通信する。着信DSP150はまた、着信DLC1
44と、着信ネットワーク106の着信SSP138の
両方と通信する。さらに、着信DSP150は、着信メ
ガハブコントローラ152とも通信する。システム10
0内の様々な「着信」装置の間の他のリンクまたは回線
は、システム100内の対応する「発信」装置の間のリ
ンクまたは回線と同様の構造および用途を有する。
【0034】図2は、本発明の例示的な一実施形態によ
る、従来の電話システム202とIP機能を有するディ
ジタルコンピュータ204との間でデータネットワー
ク、例えばインターネット206を介して電話信号を送
信するシステム200の概略ブロック図である。ディジ
タルコンピュータ204は、T1回線207を介してイ
ンターネット206と直接的に通信する内部モデムを有
する。図2に示す残りの装置およびそれらの間の接続
は、図1を参照しながら述べた装置と同様であり、全体
を通して、同じ参照番号は同じ部分を示す。図2で、デ
ィジタルコンピュータ204は、以下により詳細に述べ
る方法を使用して、呼信号を送信するために、電話シス
テム202との通信パスを確立する。発信メガハブコン
トローラ128は、以下に述べる呼管理技術を使用し
て、ディジタルコンピュータ204とのこのリンクを維
持する。
【0035】図1に示したようなメガハブコントローラ
128および152は、リソースの利用可能性に関する
情報を交換して、効率的な呼のルーティングを実現す
る。これらのリソースにはSSPやDLCなどの装置が
含まれ、それぞれのメガハブコントローラはそれらと通
信する。例えば図1で、着信メガハブコントローラ15
2は、呼を受信する着信SSP138および着信DLC
144の利用可能性を発信メガハブコントローラ128
に定期的に通信する。
【0036】図1におけるメガハブコントローラ間の情
報の交換は、「付随(associated)信号方式
(シグナリング)」を使用して行われる。すなわち、情
報は、データネットワーク102を介して中継される。
図3に、図1の付随信号方式の代案を示すが、この中で
は、リソースの利用可能性に関する情報を交換するため
に、メガハブコントローラ間で直接結合が使用される。
通信システム300の「独立(non−associa
ted)信号方式」構成では、発信メガハブコントロー
ラ128は、専用制御リンク302を介して着信メガハ
ブコントローラ152に直接的に結合される。メガハブ
コントローラ128と152との間のこの直接接続は、
メガハブコントローラ128と152との間の直接リン
ク302が、データネットワーク102を通したDSP
122と150との間の既存の通信リンクを補うという
点で、図1のシステム100に対する修正を表す。これ
により、呼信号を搬送するために、DSP122と15
0の間で、より多くの帯域幅が利用できるようになるた
め、呼確立はより速くなり、信号容量はより大きくな
る。
【0037】図1〜3で、発信DSP122も着信DS
P150も両方とも、データネットワーク102と通信
する。発信DSP122および着信DSP150は、デ
ータネットワーク102への接続を管理する役割をし、
DSPは、データネットワーク102内のデータリンク
の品質、特に音声および他のアナログ信号の伝送に対す
る品質を監視する。DSP122および150は、ま
た、データネットワーク102への、およびデータネッ
トワーク102からの呼信号に優先順位を付けることに
より、データネットワーク102への呼のルーティング
にサービス提供する。さらに、DSP122および15
0は、いくつかのデータネットワークと通信することが
でき、その場合DSPは、いくつかのデータネットワー
クの中から、呼信号を搬送するのに適したものを選択す
るように構成される。例えば、DSP122は、インタ
ーネット、私用イントラネット、ATMネットワーク、
およびFRネットワークと通信することができ、呼信号
の送信用にこれらのネットワークうちの1つを選択する
ことができる。この選択は、例えば、一日の時刻、着信
DSP150の利用可能性、QoS要件、コスト、およ
び様々なデータネットワークにおけるトラフィック量に
基づくことができる。
【0038】本発明によって構築されるDSP、例えば
発信DSP122および着信DSP150などは、各D
SPが結合されるデータネットワーク102を通して相
互に通信する。このために各DSPは、制御回路、例え
ばデータネットワークを通してシステム内の他のDSP
に信号を送信し、他のDSPから信号を受信するサービ
スプロバイダネットワーク回路(PVC)などを含む。
制御回路は、DSP間の安全な通信を保証する暗号化機
能を有することが好ましい。DSPを通して送信される
データ信号は、インターネットのような、普通なら信頼
性のない場合もあるデータネットワークを挟んで許容で
きるサービス品質を維持するために、パケット分割およ
びインテリジェントパケット廃棄を使用して処理される
ことが望ましい。データネットワークからの着信呼を受
信する着信DSPは、パケットシーケンスを保存し、音
声信号を所望のペースで送達する役割を果たす。
【0039】発信DSP122および着信DSP150
は、相互に通信するだけでなく、それぞれのメガハブコ
ントローラとも通信するため、一方のDSPと通信シス
テム内の別の装置またはネットワークとの間の接続が失
われた場合、発信メガハブコントローラ128と着信メ
ガハブコントローラ152の両方とも、それぞれのDS
Pによって通知されることが可能である。また、以下に
より詳細に述べるが、電話呼の呼確立段階の間、発信D
SP122および着信DSP150は、発呼番号および
被呼番号を識別する情報、ならびに、モデム付きディジ
タルコンピュータやFAX機からまたはそれらに呼を搬
送するそれぞれのモデムやFAX接続などのリソースの
利用可能性を交換する。
【0040】図4は、図1〜3で示したような通信シス
テム内の発信DSPまたは着信DSPとして使用するた
めの、本発明によって構築される例示的なDSP400
の概略ブロック図である。一方の端では、DSP400
は、ローカルディジタルスイッチ(「LDS」)402
およびDLC404に結合される。例えば、DSP40
0が、図2のシステム200内で発信DSP122とし
て使用されるとすれば、LDS402は、発信SSP1
10の一例となり、DLC404は、発信DLC116
に対応することになる。LDS402およびDLC40
4は、SS7トランクグループ406を介して相互に結
合される。DSP400は、SS7トランクグループ4
08を介してLDS402に接続され、DSP400は
また、専用直接トランクグループ410を通してDLC
404にも接続される。他方の端では、DSP400
は、ネットワーク入出力インタフェース412を通し
て、1つまたは複数のデータネットワーク(図示せ
ず)、例えばインターネット、FRネットワーク、AT
Mネットワーク、または当業者に知られている他のデー
タネットワークと通信する。
【0041】本発明の例示的なDSP、例えば図4のD
SP400は、グループIII FAX、V.34モデ
ム、PCM符号化音声、56Kbpsモデム、および2
B1Q符号化音声などの様々な形式を有するデータ信号
の伝送を認識し、サポートすることができる。DSP
は、これらの形式を有する着信データ信号を復号し、復
号した信号をデータネットワークとの間の伝送に適した
他の形式に符号化する。図4のDSP400は、音声、
モデム、FAXの呼を区別する回路を有する。この回路
は、回線ユニット、およびこれらの回線ユニットにサー
ビスするモデムグループを含む。
【0042】図4で、DSP400内には、SS7トラ
ンクグループ408を介してLDS402に接続される
回線ユニットの第1グループがあり、グループ中の各ト
ランクは、そのトランクが接続される特定の回線ユニッ
トによって認識されるデータ信号形式を搬送するように
指定される。この第1グループ内の回線ユニットは、F
AX回線ユニット414、音声回線ユニット416、お
よびV.34モデム回線ユニット418を含み、これら
は、LDS402から呼信号を受け取り、また、LDS
402に呼信号を送るように結合される。同様に、DS
P400は、直接トランクグループ410を介してDL
C404に接続される回線ユニットの第2グループを含
む。この第2グループ内の回線ユニットは、FAX回線
ユニット420、V.34モデム回線ユニット422、
および音声回線ユニット424を含み、これらは、DL
C404からデータ信号を受け取り、また、DLC40
4に呼信号を送るように結合される。
【0043】図4で、LDS402からの回線ユニット
414、またはDLC404からの回線ユニット414
のいずれかに通信されたFAX信号は、次いで、FAX
信号を復号し、復号した信号をCPU428に通信する
ことのできるFAXモデム426に通信され、次いで、
ネットワーク入出力インタフェース412を通してデー
タネットワークに通信される。LDS402からの回線
ユニット418かDLC404からの回線ユニット42
2のいずれかに通信されるV.34モデム信号は、V.
34モデム430に通信され、このV.34モデムは、
モデム信号を認識および復号し、復号したモデム信号
を、ネットワーク入出力インタフェース412を通して
データネットワークに通信するように構成される。56
Kbpsまたは他のモデム信号を使用することもでき、
その場合は、DSP400内のV.34モデム430が
56Kbpsモデムまたは他の適したモデムで置き換え
られる。
【0044】図4では、DSP400は、音声ディジタ
ル化技法および圧縮技法を使用して、アナログ音声信号
をデータネットワークとの間で伝送できるようにする。
例えば図4で、回線ユニット416は、SS7トランク
グループ408中のトランクの1つを介してアナログ音
声信号(例えば約4KHzを中心とした周波数の信号)
をLDS402から受け取る場合がある。同様に、回線
ユニット424は、直接トランクグループ410中のト
ランクの1つを介してアナログ音声信号をDLC404
から受け取る場合がある。DSP400はさらに、図4
に示すように結合された無音圧縮ユニット432、音声
圧縮ユニット434、およびホワイトノイズ発生器43
6も含む。
【0045】図4のDSP400内の音声処理回路は、
いくつかの利点を有する。無音圧縮ユニット432は、
より効率的なデータネットワークの利用のために、送信
される音声信号上で無音除去を行う。さらに、音声圧縮
器434を使用して、音声信号上で音声圧縮を行うこと
により、データネットワークの負荷を低減する。また、
ホワイトノイズ発生器436は、バックグラウンドノイ
ズを音声信号に挿入して、例えば音声信号の送信中にパ
ケットが失われたときなどに無音を置換する。
【0046】本発明によって構築される例示的なDSP
はまた、その中に記憶され保存されるデータベースを含
むことができ、これらのデータベースは、特定の電話番
号への呼のルーティングを管理する、通信システム内の
メガハブコントローラを識別する。これらのデータベー
スはまた、これらのメガハブコントローラに結合され
た、システム内の他のDSPへ関連付けられたルートも
識別することが好ましい。例示的なDSPはまた、支払
請求(billing)を管理することもできる。支払
請求記録は、個々の発呼者に対してDSP内に記録し保
存することができる。このような支払請求はどれも、呼
信号(例えば音声、FAX、モデム)の形式を特徴とす
ることが好ましい。
【0047】図1で、発信メガハブコントローラ128
は、データネットワーク102を介して、様々なデータ
リンクのいずれかによって呼信号をルーティングするよ
うに構成される。発信メガハブコントローラ128は、
システムの他の構成要素によって認識されるセッション
プロトコルを使用して呼を管理する。セッションプロト
コルは、発呼者および被呼者以外の相手による盗聴を防
止することが好ましく、一般に3つの段階を含む。すな
わち、(i)呼確立、(ii)データ転送、および(i
ii)呼終了であり、これらすべてを、以下により詳細
に述べる。
【0048】図1に示すような付随信号方式の構成を使
用しても、あるいは図3に示すような独立信号方式の構
成を使用しても、メガハブコントローラは、データネッ
トワークを介した通信パスを呼信号に対して確立および
管理する役割をする。通信パスまたは「呼」パスを確立
するために、メガハブコントローラおよびDSPは、セ
ットアップ信号、呼処理信号、接続信号、およびリリー
ス信号を相互に送信するように構成される。メガハブコ
ントローラ間で通信される特定の情報は、特定の信号に
応じて様々である。
【0049】典型的な呼セットアップ信号は、信号タイ
プ(セットアップ、リリース、呼処理、接続)、呼形式
またはタイプ(例えばFAX、モデム、音声)、発呼者
番号、被呼者番号の番号、発信メガハブコントローラを
識別する発信点コード、着信メガハブコントローラを識
別する終着点コード、QoSパラメータ(例えば帯域
幅、トラフィッククラス、遅延変動など)、発信チャネ
ル識別、呼参照、リダイレクト番号、および発信DSP
を識別するアドレスを伝達する。典型的な呼処理信号
は、呼参照、および着信DSPを識別するアドレスを伝
達する。典型的な接続信号は、呼参照、QoSパラメー
タ、着信チャネル識別、および着信DSPを識別するア
ドレスを伝達する。最後に、典型的なリリース信号は、
呼参照および原因を伝達する。
【0050】図5は、本発明の例示的な実施形態によ
る、ローカル通信ネットワークとデータネットワークを
介する装置との間で電話信号を送信するために、図1〜
3に示すようなシステム内で使用する例示的なメガハブ
コントローラ500の概略ブロック図である。メガハブ
コントローラ500は、通信システム内の様々な装置に
信号を送り、また、それらからの信号を受け取るように
構成された制御回路502のグループを含む。制御回路
502は、インタフェース504、506、508を介
して、図1〜3に示す装置にリンクすることができる。
例えば、メガハブコントローラ500が、図1の発信メ
ガハブコントローラ128として使用される場合、イン
タフェース504は、発信STP108と通信するため
に、SS7「A」リンク132に接続することができ
る。同様に、インタフェース506は、発信DSP12
2と通信するために、ネットワークインタフェース13
0に接続することができ、インタフェース508は、発
信DLC116に制御信号を送信するために、専用制御
リンク134に接続することができる。
【0051】本発明によって構築されるメガハブコント
ローラは、図1のシステム100などの通信システム内
で使用されて、呼管理を行う。すなわち、システム10
0を通した呼のルーティングを管理する。発信メガハブ
コントローラ128中の制御回路502は、例えば、発
呼者から被呼者への発信呼のルーティングを管理するよ
うに構成される。着信メガハブコントローラ152中の
制御回路502は、同じ特徴によって、被呼者から発呼
者への着信呼のルーティングを管理するように構成され
る。制御回路502はまた、図1のDLCからDSP
に、例えば発信DLC116を通して発信DSP122
に直接的に呼を「リダイレクト」するように構成され
る。呼をルーティングするために、呼パスを確立するの
に使用される特定の技術を、以下により詳細に述べる。
【0052】呼の所望のルーティングを行うために、例
示的なメガハブコントローラは、DSP、DLC、SS
Pなどシステム内の様々なリソースの識別を含め、メガ
ハブコントローラが使用される通信システム内の中継設
備のネットワークトポロジを保存する。発信メガハブコ
ントローラ128は、付随信号方式の構成の使用により
データネットワーク102を通して着信メガハブコント
ローラ152と通信して、これら様々なシステムの構成
要素の使用を管理および監視する。
【0053】図5で、本発明の例示的な実施形態によれ
ば、メガハブコントローラ500によって保存されるネ
ットワークトポロジは、好ましくはメガハブコントロー
ラ500内の記録可能媒体510上に記憶されるデータ
ベースの使用によって実現される。これらのデータベー
スは、例えば、メガハブコントローラがそれによって通
信するシステム内の装置および構成要素を識別する情報
を有するルーティングテーブルとして構成することがで
きる。いくつかのデータベースがメガハブコントローラ
500中の制御回路502によって保存されるが、これ
には、メガハブコントローラ500に結合されてそれと
通信し、それぞれのSSPによってサービス提供される
回線の電話番号で索引を付けられる、例えばローカルデ
ィジタルスイッチなどのSSPを識別する、SSPデー
タベース512が含まれる。メガハブコントローラ50
0は、さらにMCデータベース514も含み、これは、
メガハブコントローラ500が、付随信号方式または独
立信号方式、あるいは当業者に知られている他の信号技
術を使用して通信する、通信システム内の他のメガハブ
コントローラを識別する。
【0054】図5で、メガハブコントローラは、DSP
データベース516も含み、これは、メガハブコントロ
ーラ500と通信するDSPを識別する。DSPは、例
えば5ディジットのキャリアコードの形をとるアドレス
によって識別されるのが好ましい。DSPを識別するア
ドレスは、使用される特定のデータネットワーク102
によって様々な形をとる場合がある。例えば、データネ
ットワーク102がFRネットワークの場合は、DLC
I番号を使用することができ、データネットワーク10
2がATMネットワークの場合は、E.164アドレス
を使用することができる。データネットワーク102が
インターネットの場合は、このアドレスはおそらくIP
アドレスとなる。DSPアドレスは、各DSPによって
サービス提供される電話回線を識別するコードで索引を
付けられるのが好ましい。例えば図1で、DSP150
に、第1および第2の着信電話回線146および156
に対応するコードで索引を付けることができる。
【0055】図5で、メガハブコントローラ500はま
た、DLCデータベース518も含み、これは、例えば
図1の直接トランクグループ124を介したDSPへの
呼の直接ルーティングを提供するために、メガハブコン
トローラ500が通信する各DLCを識別する。データ
ベース518中で識別されるDLCは、各DLCによっ
てサポートされる回線を識別する電話番号で索引を付け
られるのが好ましい。例えば図1で、着信DLC144
は、回線148に対応する電話番号で索引を付けられ
る。各DLCによってサービス提供される電話番号の集
合は、一般に、各DLC内で定期的に、例えば毎日また
は毎週、更新される。したがって、これらの電話番号
が、メガハブコントローラ500によって各DLCから
定期的に取り出されることが好ましい。あるいは、デー
タベース518中の電話番号の代わりにアクセス識別子
(「AID」)情報を使用して、各DLCの電話回線を
識別することもできる。
【0056】最後に、図5で、メガハブコントローラ5
00は、トランクグループデータベース520を含み、
これは、(i)DSPデータベース516中で識別され
る各DSPにデータネットワークを介して送信するため
に、SSPからDSPへの呼のルーティングを提供する
特定のトランクグループ、および(ii)メガハブコン
トローラ500と通信するDLCからDSPへの呼の直
接ルーティングを提供するトランクグループ、例えば図
1の直接トランクグループ124を識別する。DLCと
DSPの間の接続を識別するのに確保されるトランクグ
ループデータベース520の一部分はまた、DSPへの
接続用に各DLCによって使用される回路要素の目録も
作成することが好ましい。
【0057】(通信方法)本発明の例示的な実施形態に
よる通信システム内のメガハブコントローラによって管
理されるセッションプロトコルの第1段階は、データネ
ットワークを介した呼信号の送信用に通信チャネルまた
は「呼パス」を確立するものである。図1を参照する
と、発呼者は、発信通信装置114を活動状態にする。
例えば、通信装置が電話機である場合、この電話機は、
電話フックから受話器を上げることによって活動状態に
される。発信通信装置114の活動状態化は、発信DL
C116によって検出され、「オフフック」状況と認識
される。次いで、オフフック状況は、発信DLC116
から回線120を介して発信SSP110に信号として
通信される。発信SSP110は、オフフック信号を受
信すると、発信DLC116を通して、逆に発信通信装
置114にダイヤルトーンを中継する。次いで、発呼者
は、そのオプションが与えられる場合に、呼信号をデー
タネットワーク102に通信する特定のDSPを選択す
るか、あるいは、回線148または156など被呼者に
使用される特定の電話回線を識別する電話番号のディジ
ットをダイヤルすることによって直接、電話の発信に取
りかかる。
【0058】ダイヤルされたディジットは、発信通信装
置114から発信DLC116に通信され、次いで、発
信SSP110に通信される。次いで、発信SSP11
0は、発信STP108を通してイニシャルアドレスメ
ッセージ(「IAM」)信号を発信メガハブコントロー
ラ128に通信する。IAM信号は、少なくとも、
(1)発呼者に使用される発信電話回線118の電話番
号を識別する情報、(2)被呼者の電話番号を識別する
情報、例えば第1の着信電話回線148に対応する番
号、および(3)着信メガハブコントローラ152を識
別する終着点コードを含む。
【0059】発信メガハブコントローラ128は、終着
点コードを検査するように構成された検査回路、例え
ば、前述のようにデータネットワークを介して通信を確
立するための様々な着信SSPおよび着信DLCを識別
する番号を含むローカルナンバーポータビリティ(「L
NP」)データベースなどを含む。着信メガハブコント
ローラ152の終着点コードが、着信メガハブコントロ
ーラ152が、発信メガハブコントローラ128と通信
することを確認するために、MCデータベース514中
の番号と相互参照されて、呼パスが確立される。さら
に、着信SSP138は、ダイヤルされる電話番号、こ
の例では回線148に対応する番号を使用して識別され
る。
【0060】図6のステップ600で、発信SSP11
0から発信STP108を通してIAM信号を受信した
後、発信メガハブコントローラ128は、ステップ60
2で、データネットワーク102を介した発信DSP1
22と着信DSP150との間のデータリンクが、呼信
号を搬送するのに利用可能かどうかを判定する。これ
は、ダイヤルされたディジットを復号し、復号したディ
ジットを索引として使用して、DSPデータベース51
6中で表引きを行うことを伴う。このようにして、発信
メガハブコントローラ128は、着信電話回線148に
サービス提供するDSPとして着信DSP150を識別
するために、着信DSP150に被呼番号をマッピング
することを試みる。着信DSP150が識別されない場
合、DSP128と150の間ではデータリンクが利用
できず、そのため、発信メガハブコントローラ128
は、ステップ603で、発信DLC116を通して通信
装置114に逆にビジー信号を中継するために、発信S
SP110に信号を送り、後続のIAM信号を待機して
ステップ600に戻る。着信DSP150が表引きで識
別された場合、流れはステップ604に進む。
【0061】図6で、ステップ604は、例えば着信D
SP150、着信ネットワーク106、および着信DL
C144で、データネットワーク102から被呼者に呼
を搬送するのに必要なリソースが利用可能かどうかを発
信メガハブコントローラ128が判定することを含む。
この判定は、図7を参照しながら以下でより詳しく考察
する。ステップ604はまた、着信DSP150から着
信DLC144を通して着信通信装置142に呼を直接
的にルーティングし、それによって着信ネットワーク1
06をバイパスすることができるかどうかの判定も含
み、これは、図8を参照しながら以下でより詳しく考察
する。
【0062】図6のステップ604で、必要なリソース
が利用できない場合、流れはステップ603に進むか、
あるいは、発信メガハブコントローラ128は、ステッ
プ604を1回または複数回、所定の時間間隔で繰り返
すこともできる。ステップ602および604が満たさ
れた場合、発信メガハブコントローラ128は、最後に
ステップ606で、発信DLC116から直接トランク
124に沿って発信DSP122に直接的に呼信号をル
ーティングして、発信ネットワーク104をバイパスで
きるかどうかを判定する。この判定は、発信メガハブコ
ントローラ128と発信DLC116との間で、制御リ
ンク134を介して信号を送ることによって行われる。
特に、発信SSP110が、発信DLC116とDSP
122の間の直接通信をサポートしないいずれかの機能
を回線120上で活動状態にする場合、発信DLC11
6から発信メガハブコントローラ128に渡される信号
中で、SS7ビットに論理的「1」が割り当てられる。
これは、図8を参照しながら以下により詳しく述べる。
【0063】呼を発信DLC116から発信DSP12
2に直接的にルーティングできない場合、呼は、発信ネ
ットワーク104を通してルーティングされるべきであ
る。したがって、ステップ608で、発信DLC116
と発信DSP122との間のリンクを定義するためにト
ランク120および126を使用して、発信通信装置1
14と発呼者によって識別される特定の着信通信装置と
の間の呼パスが、発信SSP110を通して確立され
る。直接トランク124を介した、発信DLC116か
ら発信DSP122への呼の直接ルーティングが可能な
場合、ステップ610で、データネットワークを通した
通信装置間の呼パスが、ステップ608と同様に確立さ
れるが、発信DLC116と発信DSP122の間にあ
る呼パスの部分は、直接トランク124を使用して確立
される。
【0064】図7は、図1のシステム100などの通信
システム中で、データネットワークから被呼者に呼信号
を搬送するために、リソースが利用可能かどうかを判定
する例示的な方法を示す流れ図である。図7の方法は、
付随信号方式を使用して実施され、したがって、メガハ
ブコントローラ間の通信は、DSPによってデータネッ
トワーク102を介して中継される。あるいは、図3に
示すような独立信号方式の構成を使用することもでき、
この場合、メガハブコントローラ間の通信は、専用制御
リンク302を介して搬送される。DSP122と15
0の間のデータリンクが識別された後、発信メガハブコ
ントローラ128は、呼セットアップ信号を発信DSP
122に送信する。呼セットアップ信号に応答して、ス
テップ700で、発信DSP122は、データネットワ
ーク102を介して着信DSP150および着信メガハ
ブコントローラ152に接続要求信号を送信する。接続
要求信号は、発信メガハブコントローラ128から呼セ
ットアップ信号中で伝達される情報、具体的には(i)
発呼者の番号、(ii)発信メガハブコントローラ12
8を識別する発信点コード、(iii)着信メガハブコ
ントローラ152を識別する終着点コード、および(i
v)被呼者の番号を使用して、発信DSP122によっ
て送信される。
【0065】接続要求信号を受信すると、ステップ70
1で、着信メガハブコントローラ152は、着信DSP
150から着信SSP138に呼を搬送するSS7トラ
ンクグループが存在することを保証するために、被呼者
の電話番号を使用してトランクグループデータベースに
索引を付ける。ステップ702で、着信メガハブコント
ローラ152は、着信DSP150を通して、トランク
グループおよびメンバ番号の情報を含むSS7メッセー
ジを着信SSP138に送信する。CLASS呼に使用
される発呼者の番号に対する呼情報が、着信SSP13
8の被呼番号回線メモリ中に更新される。次いでステッ
プ704で、着信SSP138は、それを通して呼信号
を着信通信装置142に中継できるかどうかを判定す
る。これは、着信DLC144への回線148を使用し
て呼を着信DLC144に送達できることの保証、着信
DLC144が呼信号を着信通信装置142に通信でき
ることの保証、および着信回線146がアイドルまたは
ビジーでないことの保証を含む。これらの理由のいずれ
かのために呼が受信されない場合、ステップ706で、
着信SSPは、ミスルート信号を着信DSP150に逆
に通信し、このミスルート信号は、着信DSP150か
らデータネットワーク102を通して発信DSP122
および発信メガハブコントローラ128に逆に中継され
る。
【0066】図7で、ミスルート信号を受信すると、発
信メガハブコントローラ128は、被呼者との通信の確
立を再度試みるか、あるいはステップ708で、発信D
SP122およびデータネットワーク102との通信を
「中止する」。被呼者の回線がアイドルである場合に、
発信メガハブコントローラ128が被呼者との通信の確
立を再度試みることは、異なるデータネットワークを選
択して呼を搬送することを含むことができる。通信の
「中止」は、発信STP108を通してリリースコンプ
リートメッセージ(「RLC」)を発信SSP110に
送信して、それらの間の通信を中止することを含む。以
下により詳しく述べるように発信通信装置114から発
信DLC116を通して、呼を直接的に発信DSP12
2にルーティングする直接パスが確立されている場合、
発信メガハブコントローラ128は、発信DLC116
に信号を送って、発信DLC116と発信DSP122
との間に確立された直接呼パスを終了する。発信メガハ
ブコントローラ128はまた、ミスルート信号をメガハ
ブコントローラ保守端末(図示せず)にも転送する。
【0067】図7で、着信SSP138を通して、また
は着信DLC144を通して直接的に、着信DSP15
0と着信通信装置142との間に呼パスが確立できる場
合、ステップ710で、着信DSP150は、着信SS
P138に、それらの間に結合されたSS7トランクを
介して信号を送って、どのルーティングオプションを使
用するべきかを決定する。この信号は、TCAPメッセ
ージ形式であることが好ましい。着信SSP138は、
呼を着信DSP150から着信DLC144を通して直
接的に着信通信装置142に送信できるか、あるいは着
信ネットワーク106を通して呼を着信通信装置142
に向けるべきかを判定する。
【0068】図8は、DLCとDSPの間に直接的な通
信パスを確立するために、着信SSP138が使用でき
る例示的な方法を示す流れ図である。この方法を使用し
て、発信通信装置114から直接トランク124を介し
て発信DSP122に、および、着信通信装置142か
ら着信DLC144を通して着信DSP150に呼を直
接的に送信できるかどうかが判定される。この方法の原
理は、発信通信装置114から着信通信装置142また
は154に、および、着信通信装置142または154
から発信通信装置114に発信される呼に当てはまる。
図8の方法を以下に述べるが、分かりやすくするため
に、着信DSP150と着信DLC144との間におけ
る直接パスの確立のみに関して述べる。
【0069】図8で、着信メガハブコントローラ152
は、発呼者番号および被呼者番号の情報を含むTCAP
(transactional capabiliti
esapplication part)メッセージ信
号を、着信SSP138に送信する。このようにして、
着信メガハブコントローラ152は、着信DLC144
を通して着信通信装置142にサービス提供する着信S
SP138内の回路が、通常DLCと互換性を持たな
い、ダイヤルされた電話番号に対して活動状態にされる
発呼機能を有しているかどうかを要求する。これらの機
能には、ステップ800の呼転送、ステップ802の呼
待機、ステップ804の3方向呼出し、ステップ806
の第三者による盗聴用の盗聴器、または、着信DLC1
44を通した着信DSP150と着信通信装置142と
の間の直接接続をサポートしない当業者に知られている
他の機能が含まれる。
【0070】図8で、前述の機能のいずれかが、着信電
話回線146に対して活動状態にされる場合、ステップ
808で、着信SSP138は、着信DSP150に、
それらの間のSS7トランクを介して、発信DLC11
6を通した呼のルーティングが不可能であることを示す
応答信号を送信する。この応答信号は、TCAPメッセ
ージ形式であることが好ましい。着信DSP150は、
TCAP応答信号を受信して解釈し、着信DSP150
と着信DLC144との間における呼パスの一部分に対
するデフォルト選択である、着信DSP150と着信D
LC144との間における着信SSP138を介した呼
パスの一部分を確立する。
【0071】図8で、着信電話回線146に対する前述
の発呼機能が、着信SSP138においてどれも活動状
態でない場合、ステップ810で、着信SSP138
は、着信DLC144を通した呼のルーティングが可能
であることを示す応答信号を着信DSP150に送信す
る。したがって、着信DSP150は、呼パスの一部分
を着信DSP150と着信DLC144との間に直接的
に確立して、着信ネットワーク106をバイパスしなが
ら、着信通信装置142に呼信号を通信する。通信装置
142および着信DLC144が、GR−303インタ
フェースによって着信SSP138に対してサービス提
供される場合、DLC144は、回線148を介して着
信SSP138に埋め込みオペレーションチャネル
(「EOC」)メッセージを送信して、回線148が呼
「ビジー」であることを示す。着信SSP138は、T
CAP発呼番号および被呼番号の情報を使用して、被呼
番号情報で回線履歴ブロックを更新する。さらに、着信
SSP138は、盗聴または呼追跡の機能が、回線14
8に対して活動状態にされているかどうかを決定する。
【0072】着信DSP150と着信通信装置142と
の間の呼パスが決定された後、着信SSP138は、D
LC144を通して通信装置142に「ベル音(リン
グ)」信号を送信する。ベル音信号が送信された後すぐ
に、着信SSP138は、アドレス完了メッセージ
(「ACM」)信号を着信DSP150に送信する。A
CM信号を受信すると、着信DSP150は、前述のよ
うにデータネットワーク102を通して、発信DSP1
22および発信メガハブコントローラ128に呼処理信
号をトランク識別子および呼参照と共に逆に送信し、し
たがって通信を確立することができる。
【0073】図6に戻り、ステップ606で、発信メガ
ハブコントローラ128は、前述の図8の一般方法を使
用して、呼信号を発信DLC116から直接トランク1
24に沿って発信DSP122に直接的にルーティング
して発信ネットワーク104をバイパスすることができ
るかどうかを判定する。さらに、発信メガハブコントロ
ーラ128は、発呼者の番号を使用してDLCデータベ
ース518中で表引きも行って、適切なトランク、例え
ば直接トランクグループ124を決定する。次いで、発
信メガハブコントローラ128は、発信DLC116に
信号を送信し、直接トランクグループ124が利用可能
かどうかを判定する。直接トランク124が利用できな
い場合、発信DLC116は、「原因により失敗」信号
を発信メガハブコントローラ128に送信する。「原因
により失敗」信号を受信すると、発信メガハブコントロ
ーラ128は、呼信号を発信ネットワーク104内の従
来の電話交換を使用して発信DSP122に送信するた
めに、回線120を介して発信SSP110に送信する
ようステップ608で、発信DLC116に信号を送信
する前に、所定の時間にわたって待ち、直接トランクグ
ループ124の利用可能性の検査を再度試みることもで
きる。
【0074】図6で、発信SSP110が、発信DLC
116から発信DSP122への呼の直接ルーティング
をサポートしない機能を活動状態にしない場合、および
直接トランク124が利用可能な場合、ステップ610
で、発信メガハブコントローラ128は、発信DLC1
16から発信DSP122への呼のルーティング用に直
接トランクグループ124を使用するために、専用制御
リンク134を介して発信DLC116に信号を送信す
る。この情報は、例えば、おそらく図5のトランクグル
ープデータベース520から取り出される、直接トラン
クグループ124を識別する電話番号の形をとることが
できる。元来メガハブコントローラ128はまた、特定
のトランクグループおよび回線の識別情報と回線番号情
報とを、専用制御リンク134を介して、発信DLC1
16に送信して、発信DLC116と発信DSP122
との間の接続を確立する。次いで、呼パスは完成し、こ
のとき、発信DLC116は、回線120を介して、回
線120がビジーであることを示す信号を発信SSP1
10に送信する。
【0075】ベル音信号は、前述のように通信装置14
2に加えられる。被呼者が呼に応答すると、例えば電話
の受話器をフックから上げると、着信DLC144およ
び着信SSP138によってオフフック状況が認識され
る。次いで、着信SSP138は、着信DSP150に
応答メッセージ(「ANM」)信号を送信し、これは、
着信メガハブコントローラ152に中継することができ
る。次いで、着信メガハブコントローラ152または着
信DSP150は、前述のように、データネットワーク
102を介して、発信DSP122に接続信号を送信す
ることができる。その後データは、確立された呼パスを
介して発呼者と被呼者の間で転送することができる。
【0076】データ転送の実際の量および長さは、呼信
号の形式によって変動する。特にFAX信号に関して
は、発信DSP122は、発信SSP110と発信DL
C116のいずれかからFAX送信を受信し、通常、送
信されたFAXデータをローカルディスクに記憶する。
次いで、発信DSP122は、安全な電子メールかFT
Pかどちらかを一般に使用して、FAX信号を着信DS
P150に送信する。着信DSP150および着信DL
C144が、信号のFAX形式をサポートすると仮定し
た場合、着信DSP150は、FAX信号を受信する
と、次いで、着信DLC144および着信電話回線14
6を介した被呼者へのFAX信号の送達を計画する。
【0077】データ転送の間、どちらの側も、それが使
用する通信装置と、その通信装置が結合されるDLCと
の間の接続を開放することにより、呼を終了することが
できる。例えば図1で、通信装置142が従来の電話機
である場合、被呼者は、受話器を電話機のフックの上に
置くことによって呼を終了する。着信DLC144は、
これを「オンフック」状況と認識し、この状況を信号と
して着信SSP138に通信する。それに応答して、着
信SSP138は、リリースメッセージ(「REL」)
信号を着信DSP150に送信し、REL信号は、着信
DSP150から着信メガハブコントローラ152に中
継される。REL信号を受信すると、着信メガハブコン
トローラ152は、データネットワーク102を介して
発信DSP122にリリース信号(前により詳しく述べ
た)を送信し、発信DSP122は、この信号を発信メ
ガハブコントローラ128に転送する。次いで、発信メ
ガハブコントローラ128は、着信メガハブコントロー
ラ152との通信を終了することができる。
【0078】(ユーザからのアクセス)前述のいずれか
の通信システムのユーザは、発呼者または被呼者の役割
を担うことができる。発呼者となる場合、ユーザは、デ
ータネットワークを介して送信しようとする呼信号に対
する通信パスを選択する能力を与えられることが望まし
い。本発明の例示的な実施形態によれば、ユーザは、様
々なシステムおよび方法によってこの選択を行うことが
できる。例えば、通信システム内のDSPがキャリアコ
ード(例えば「10322」などの5ディジットコー
ド)でプログラムされている場合、ユーザは、被呼者の
番号をダイヤルする前にそのDSPのキャリアコードを
ダイヤルすることにより、データネットワークを介して
呼を送信するために、特定のDSPを選択することがで
きる。このタイプの選択は、PSTNなどのみの(イン
ターネットなどのデータネットワークを使用しない)ロ
ーカル通信ネットワークを通した、またはそれらの間
の、デフォルトの呼ルーティングを無効にすることにな
る。
【0079】他の例示的な実施形態によれば、ユーザ
は、800または900番をダイヤルすることにより
(例えば、被呼者の番号を「xxx−xxxx」で表す
場合に1−800−xxx−xxxxまたは1−900
−xxx−xxxxをダイヤルすることにより)、特定
のDSPをキャリアとして選択することができる。ある
いは、キャリア選択は、ユーザが対応するローカル通信
ネットワークに、電話サービスを要求するときに、すべ
ての呼がSSPプログラミング中で識別される特定のD
SPによってデータネットワークを通してルーティング
されるようにローカルSSP中にプログラムすることも
できる。本発明によって考えられる他のキャリア選択シ
ステムおよび方法には、専用NXX番号ルーティング
(例えばxxx−xxxxまたはNPA−xxx−xx
xxをダイヤルする)、従来の6/10ディジットルー
ティングによるローカル7ディジット呼(例えばnxx
−xxxxをダイヤルする)、および標準的な6/10
ディジットルーティングによるローカル呼または長距離
呼(例えばNPA−Nxx−xxxx)が含まれる。
【0080】前述の特定の実施形態は、本発明の原理を
例示するものにすぎず、当業者により本発明の趣旨およ
び範囲を逸脱することなく様々な修正を加えることがで
きる。したがって、本発明の趣旨は、特許請求の範囲の
みによって限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークを介してローカル通信ネットワークと装置と
の間で、電話信号を送信するシステムの概略ブロック図
である。
【図2】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークを介して従来の電話システムとモデム付きデ
ィジタルコンピュータとの間で、電話信号を送信するシ
ステムの概略ブロック図である。
【図3】本発明の例示的な一実施形態による、独立信号
方式の使用により、データネットワークを介してローカ
ル通信ネットワークと装置との間で、電話信号を送信す
るシステムの概略ブロック図である。
【図4】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークを介してローカル通信ネットワークと装置と
の間で、電話信号を送信するシステムに使用される例示
的なデータネットワークサービスプロバイダの概略ブロ
ック図である。
【図5】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークを介してローカル通信ネットワークと装置と
の間で、電話信号を送信するシステムに使用される例示
的なメガハブコントローラの概略ブロック図である。
【図6】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークを介したローカル通信ネットワークと装置と
の間で、直接通信パスを確立する方法を示す流れ図であ
る。
【図7】本発明の例示的な一実施形態による、データネ
ットワークから被呼者に呼信号を搬送するために、リソ
ースが通信システム内で利用可能かどうかを判定する方
法を示す流れ図である。
【図8】本発明の例示的な一実施形態による、ディジタ
ルループキャリアを通した通信装置とデータネットワー
クとの間で、直接通信パスを確立する方法を示す流れ図
である。
【符号の説明】
100、200、300 通信システム 102、206 データネットワーク 104、106 ローカル通信ネットワーク 108、136 信号転送ポイント(「STP」) 110、138 サービス交換ポート(「SSP」) 114、142、154、202、204 通信装置 116、144、404 ディジタルループキャリア
(「DLC」) 122、150、400 データネットワークサービス
プロバイダ(「DSP」) 124、410 直接トランクグループ 128、152、500 メガハブコントローラ 402 ローカルディジタルスイッチ(「LDS」) 426 FAXモデム 430 V.34モデム 432 無音圧縮ユニット 434 音声圧縮ユニット 436 ホワイトノイズ発生器 502 制御回路 512 SSPデータベース 514 MCデータベース 516 DSPデータベース 518 DLCデータベース 520 トランクグループデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステイーブン・マツク アメリカ合衆国、コロラド・80234、デン バー、ブルチエス・パークウエイ・2718、 ナンバー・108

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データネットワークと通信装置との間
    で、呼信号をルーティングするために、前記データネッ
    トワークと前記通信装置との間に、通信パスを確立する
    方法であって、 前記データネットワークと通信するデータネットワーク
    サービスプロバイダを利用して呼信号を搬送できるかど
    うかを判定するステップと、 前記通信装置に結合され、前記データネットワークサー
    ビスプロバイダに直接的に結合されたキャリアを利用し
    て、前記呼信号を搬送できるかどうかを判定するステッ
    プと、 前記キャリアおよび前記データネットワークサービスプ
    ロバイダが利用可能な場合に、前記キャリアおよび前記
    データネットワークサービスプロバイダを通して通信パ
    スを確立するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記キャリアが、ディジタルループキャ
    リアである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記キャリアが、トランスポートキャリ
    アである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記キャリアが、エッジスイッチである
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 通信装置とデータネットワークとの間で
    呼信号を搬送するために、ディジタルループキャリアと
    データネットワークと通信するデータネットワークサー
    ビスプロバイダとの間に、通信パスを確立する方法であ
    り、 前記ディジタルループキャリアが、(i)前記通信装置
    に結合され、(ii)直接トランクグループによって前
    記データネットワークサービスプロバイダに直接的に結
    合され、(iii)通信回線によって通信ネットワーク
    のサービス交換ポートに結合され、 前記サービス交換ポートが、前記データネットワークサ
    ービスプロバイダに結合され、前記サービス交換ポート
    によって活動状態にされたときに前記通信回線を介して
    送信された呼を処理する呼処理機能を有する方法であっ
    て、 前記サービス交換ポートが前記通信回線に対して呼処理
    機能を活動状態にしたかどうかを判定するステップと、 前記呼処理機能が活動状態であるとき、前記サービス交
    換ポートによって前記通信回線を介して通信パスを確立
    するステップと、 前記呼処理機能が活動状態でないとき、前記直接トラン
    クグループを使用して通信パスを確立するステップとを
    含む方法。
  6. 【請求項6】 前記呼処理機能が、呼転送機能である請
    求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記呼処理機能が、呼待機機能である請
    求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記呼処理機能が、3方向呼出し機能で
    ある請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記呼処理機能が、盗聴機能である請求
    項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記サービス交換ポートが前記呼処理
    機能を活動状態にしたかどうかを判定するステップが、
    前記サービス交換ポートにTCAP照会を送信するステ
    ップを含む請求項5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記TCAP照会が、SS7「A」リ
    ンクを介して前記サービス交換ポートに送信される請求
    項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記呼処理機能が活動状態でないと
    き、被呼番号および発呼番号の情報によって、前記TC
    AP照会中の回線履歴ブロックを更新するステップをさ
    らに含む請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 通信装置に結合され、データネットワ
    ークと通信するデータネットワークサービスプロバイダ
    に直接的に結合され、 前記通信装置と前記データネットワークとの間で呼信号
    をルーティングするために、前記ディジタルループキャ
    リアと前記データネットワークサービスプロバイダとの
    間に直接呼パスを提供する、ディジタルループキャリ
    ア。
  14. 【請求項14】 前記データネットワークサービスプロ
    バイダと通信するローカル通信ネットワークのサービス
    交換ポートにさらに結合され、前記ディジタルループキ
    ャリアと前記データネットワークサービスプロバイダと
    の間の直接呼パスが、前記サービス交換ポートを通る呼
    パスをバイパスする、請求項13に記載のディジタルル
    ープキャリア。
  15. 【請求項15】 前記ディジタルループキャリアが、L
    itespan装置である請求項13に記載のディジタ
    ルループキャリア。
  16. 【請求項16】 通信装置とデータネットワークとの間
    に、通信パスを確立するシステムであって、 データネットワークと通信するデータネットワークサー
    ビスプロバイダと、 前記通信装置に結合され、前記データネットワークサー
    ビスプロバイダに直接的に結合されて、前記通信装置と
    前記データネットワークとの間で呼信号をルーティング
    するために、前記ディジタルループキャリアと前記デー
    タネットワークサービスプロバイダとの間に、直接呼パ
    スを提供するディジタルループキャリアとを含むシステ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記ディジタルループキャリアに結合
    されて、前記直接呼パスを介して呼信号のルーティング
    を制御するメガハブコントローラをさらに含む、請求項
    16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記データネットワークサービスプロ
    バイダと前記ディジタルループキャリアとの間に結合さ
    れたサービス交換ポートを有する通信ネットワークをさ
    らに含み、 前記メガハブコントローラが、前記直接呼パスを介し
    て、または前記通信ネットワークのサービス交換ポート
    を通して、前記ディジタルループキャリアから前記デー
    タネットワークサービスプロバイダに、呼信号をルーテ
    ィングするように結合される、請求項17に記載のシス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記通信装置が、電話機、ファクシミ
    リ機、ディジタルコンピュータに結合されたモデムから
    なるグループから選択される請求項16に記載のシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記通信装置が、構内交換ネットワー
    クの一部である請求項16に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 データネットワークを介して、発信通
    信装置と着信通信装置との間に、通信パスを確立するた
    めのシステムであって、 前記データネットワークと通信する発信データネットワ
    ークサービスプロバイダと、 前記データネットワークと通信する着信データネットワ
    ークサービスプロバイダと、 前記発信通信装置に結合され、前記発信データネットワ
    ークサービスプロバイダに直接的に結合されて、前記発
    信通信装置から前記データネットワークに呼信号をルー
    ティングするために、前記発信ディジタルループキャリ
    アと前記発信データネットワークサービスプロバイダと
    の間に、発信直接呼パスを提供する、発信ディジタルル
    ープキャリアと、 前記着信通信装置に結合され、前記着信データネットワ
    ークサービスプロバイダに直接的に結合されて、前記デ
    ータネットワークから前記着信通信装置に呼信号をルー
    ティングするために、前記着信ディジタルループキャリ
    アと前記着信データネットワークサービスプロバイダと
    の間に、着信直接呼パスを提供する、着信ディジタルル
    ープキャリアとを含むシステム。
  22. 【請求項22】 前記発信ディジタルループキャリアに
    結合されて、前記発信直接呼パスを介して呼信号のルー
    ティングを制御する、発信メガハブコントローラをさら
    に含む請求項21に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記着信ディジタルループキャリアに
    結合されて、前記着信直接呼パスを介して呼信号のルー
    ティングを制御する、着信メガハブコントローラをさら
    に含む請求項21に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記データネットワークが、フレーム
    リレーネットワークである請求項21に記載のシステ
    ム。
  25. 【請求項25】 前記データネットワークが、非同期転
    送モードネットワークである請求項21に記載のシステ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記データネットワークが、公衆イン
    ターネットである請求項21に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記データネットワークが、私用イン
    トラネットである請求項26に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 前記発信通信装置が、電話機、ファク
    シミリ機、ディジタルコンピュータに結合されたモデム
    からなるグループから選択される請求項21に記載のシ
    ステム。
  29. 【請求項29】 前記着信通信装置が、電話機、ファク
    シミリ機、ディジタルコンピュータに結合されたモデム
    からなるグループから選択される請求項21に記載のシ
    ステム。
  30. 【請求項30】 前記発信通信装置が、電話機であり、
    前記着信通信装置が、モデムに結合されたディジタルコ
    ンピュータである請求項21に記載のシステム。
  31. 【請求項31】 データネットワークと通信し、ディジ
    タルループキャリアに直接的に結合され、前記ディジタ
    ルループキャリアと前記データネットワークとの間で、
    複数の形式のうちの1つを有する呼信号をルーティング
    する複数のパスを有するデータネットワークサービスプ
    ロバイダであって、 前記呼信号の形式を識別し、前記識別した形式に基づい
    て、前記呼信号を搬送するパスの1つを選択するように
    構成される回路を有するデータネットワークサービスプ
    ロバイダ。
  32. 【請求項32】 前記複数の形式に、音声符号化、モデ
    ム符号化、ファクシミリ符号化が含まれる請求項31に
    記載のデータネットワークサービスプロバイダ。
  33. 【請求項33】 サービス交換ポートを通して前記ディ
    ジタルループキャリアと前記データネットワークとの間
    で前記呼信号をルーティングするために、通信ネットワ
    ークのサービス交換ポートにさらに結合される請求項3
    1に記載のデータネットワークサービスプロバイダ。
  34. 【請求項34】 ネットワーク入出力インタフェースを
    通してデータネットワークと通信し、所定の形式を有す
    る呼信号をディジタルループキャリアとデータネットワ
    ークとの間でルーティングするために、前記ディジタル
    ループキャリアに直接的に結合される、データネットワ
    ークサービスプロバイダであり、 前記ディジタルループキャリアと前記ネットワーク入出
    力インタフェースとの間にそれぞれ結合される音声パ
    ス、ファクシミリパス、モデムパスを有するデータネッ
    トワークサービスプロバイダであって、 前記呼信号の形式を音声符号化として識別し、前記音声
    パスを通して、前記音声符号化の呼信号をルーティング
    するように結合される音声回線ユニットと、 前記呼信号の形式をファクシミリ符号化として識別し、
    前記ファクシミリパスを通して、前記ファクシミリ符号
    化の呼信号をルーティングするように結合されるファク
    シミリ回線ユニットと、 前記呼信号の形式をモデム符号化として識別し、前記モ
    デムパスを通して、前記モデム符号化の呼信号をルーテ
    ィングするように結合されるモデム回線ユニットとを含
    むデータネットワークサービスプロバイダ。
  35. 【請求項35】 前記音声回線ユニットと前記ネットワ
    ーク入出力インタフェースとの間に結合され、前記音声
    パスに沿ってルーティングされる前記音声符号化の呼信
    号を処理するように構成される音声処理回路と、 前記ファクシミリ回線ユニットと前記ネットワーク入出
    力インタフェースとの間に結合され、前記ファクシミリ
    パスに沿ってルーティングされる前記ファクシミリ符号
    化の呼信号を処理するように構成されるファクシミリモ
    デムと、 前記モデム回線ユニットと前記ネットワーク入出力イン
    タフェースとの間に結合され、前記モデムパスに沿って
    ルーティングされる前記モデム符号化の呼信号を処理す
    るように構成されるV.56モデムとをさらに含む請求
    項34に記載のデータネットワークサービスプロバイ
    ダ。
  36. 【請求項36】 前記音声処理回路が、無音圧縮ユニッ
    ト、音声圧縮ユニット、ホワイトノイズ発生器を含む請
    求項35に記載のデータネットワークサービスプロバイ
    ダ。
  37. 【請求項37】 複数のメガハブコントローラと、デー
    タネットワークと通信する複数のデータネットワークサ
    ービスプロバイダと、前記データネットワークサービス
    プロバイダに直接的に結合された複数のディジタルルー
    プキャリアとを含む通信システム内のリソースを識別す
    るネットワークトポロジを保存する方法であって、 前記通信システム内のメガハブコントローラのうちの発
    信メガハブコントローラ内にある記録可能媒体上で、前
    記メガハブコントローラを識別するメガハブコントロー
    ラデータベースを保存するステップと、 前記通信システム内の発信メガハブコントローラ内にあ
    る記録可能媒体上で、前記データネットワークサービス
    プロバイダを識別するデータネットワークサービスプロ
    バイダデータベースを保存するステップと、 前記通信システム内の発信メガハブコントローラ内にあ
    る記録可能媒体上で、前記ディジタルループキャリアを
    識別するディジタルループキャリアデータベースを保存
    するステップとを含む方法。
  38. 【請求項38】 前記通信システム内のトランクグルー
    プを識別するトランクグループデータベースを保存する
    ステップをさらに含み、 識別される各トランクグループが、前記ディジタルルー
    プキャリアデータベース中で識別される前記ディジタル
    ループキャリアの1つと前記データネットワークサービ
    スプロバイダデータベース中で識別される前記データネ
    ットワークサービスプロバイダの1つとの間に結合され
    る請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記ディジタルループキャリアデータ
    ベースが、ルーティングテーブルの形で保存され、識別
    される各ディジタルループキャリアが、前記識別される
    ディジタルループキャリアによってサポートされる電話
    回線に対応する電話番号で索引を付けられる請求項37
    に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記各ディジタルループキャリアによ
    ってサポートされる電話番号が、前記各ディジタルルー
    プキャリア内に記憶される方法であって、 前記記録可能媒体に記憶するために、前記ディジタルル
    ープキャリアから前記電話番号を取り出すステップをさ
    らに含む請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記ディジタルループキャリアデータ
    ベースが、ルーティングテーブルの形で保存され、識別
    される各ディジタルループキャリアが、AID番号によ
    って索引を付けられる請求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 各データネットワークサービスプロバ
    イダが、データネットワークサービスプロバイダアドレ
    スによって識別される請求項37に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記データネットワークが、フレーム
    リレーネットワークであり、各データネットワークサー
    ビスプロバイダアドレスが、DLCI番号である請求項
    42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記データネットワークが、非同期転
    送モードネットワークであり、各データネットワークサ
    ービスプロバイダアドレスが、E.164アドレスであ
    る請求項42に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記データネットワークが、インター
    ネットであり、各データネットワークサービスプロバイ
    ダアドレスが、インターネットプロトコルアドレスであ
    る請求項42に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記通信システムが、ローカル通信ネ
    ットワークの複数のサービス交換ポートをさらに含む方
    法であって、 前記サービス交換ポートを識別するサービス交換ポート
    データベースを保存するステップをさらに含む請求項3
    7に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記サービス交換ポートデータベース
    が、ルーティングテーブルの形で保存され、識別される
    各サービス交換ポートが、前記サービス交換ポートによ
    ってサービスされる電話回線に対応する1つまたは複数
    の電話番号で索引を付けられる請求項46に記載の方
    法。
  48. 【請求項48】 発信通信装置からデータネットワーク
    を介して発信された呼信号を受信するため、および前記
    呼信号を着信通信装置に送達するために、前記データネ
    ットワークと通信する複数のデータネットワークサービ
    スプロバイダのうちの着信データネットワークサービス
    プロバイダを通信システム内で識別する方法であり、 前記着信通信装置が、前記発信通信装置を使用してダイ
    ヤルされた電話番号によって識別される方法であって、 データネットワークサービスプロバイダデータベースを
    ルーティングテーブルの形で記録可能媒体上に保存する
    ステップであって、前記複数のデータネットワークサー
    ビスプロバイダのそれぞれが、前記データネットワーク
    サービスプロバイダによってサービス提供される電話番
    号でそれぞれ識別され索引を付けられるステップと、 前記着信データネットワークサービスプロバイダを識別
    するために、ダイヤルされた電話番号を使用して前記デ
    ータネットワークサービスプロバイダデータベースにア
    クセスするステップと、 前記呼信号を受信および送達するために、前記識別され
    た着信データネットワークサービスプロバイダを選択す
    るステップとをさらに含む方法。
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