JP2001057531A - 無線受信機 - Google Patents
無線受信機Info
- Publication number
- JP2001057531A JP2001057531A JP11231585A JP23158599A JP2001057531A JP 2001057531 A JP2001057531 A JP 2001057531A JP 11231585 A JP11231585 A JP 11231585A JP 23158599 A JP23158599 A JP 23158599A JP 2001057531 A JP2001057531 A JP 2001057531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- detection
- frequency component
- power
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の携帯電話などにおいて通話検出を行う
場合は、検波された信号電力の平均値のみに基づいて通
話検出を行っているので、雑音、又は、他システムの信
号が所定のレベル以上で検波されたときには、これを通
話信号と誤判断するなど問題であった。本発明は、上述
した通話検出に係わる誤判断を低減することが可能な無
線受信機を提供することを目的とする。 【解決手段】 受信した複数のチャネル信号を有する時
分割多重信号を中間周波数に周波数変換した後に検波を
行い、当該検波された信号における全周波数成分電力と
前記時分割多重信号のバースト周期に係わる周波数成分
電力とに基づいて通話検出を行うようにしたことを特徴
とする無線受信機である。
場合は、検波された信号電力の平均値のみに基づいて通
話検出を行っているので、雑音、又は、他システムの信
号が所定のレベル以上で検波されたときには、これを通
話信号と誤判断するなど問題であった。本発明は、上述
した通話検出に係わる誤判断を低減することが可能な無
線受信機を提供することを目的とする。 【解決手段】 受信した複数のチャネル信号を有する時
分割多重信号を中間周波数に周波数変換した後に検波を
行い、当該検波された信号における全周波数成分電力と
前記時分割多重信号のバースト周期に係わる周波数成分
電力とに基づいて通話検出を行うようにしたことを特徴
とする無線受信機である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線受信機に関し、
特に通話検出に係わる誤動作を低減する手段に関する。
特に通話検出に係わる誤動作を低減する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話が急速に普及しつつある
が、諸事情により病院や刑務所あるいは一般の事業所内
において携帯電話による通話が禁止されているエリアが
設定されている場合がある。このようなエリアの管理者
から、通話違反者発見手段の提供が望まれている。具体
的に説明すると、通話が禁止されているエリアにおいて
携帯電話に割り当てられている周波数帯の電波の放射状
況を検出することによって通話の有無を判定し、表示、
或いは、アラーム警報等の報知手段を備えた無線端末装
置である。この場合には通話内容を復調する機能は必要
なく、携帯電話に割り当てられた周波数帯の電波が監視
対象エリアから放射されているか否かを検出して表示で
きればよい。
が、諸事情により病院や刑務所あるいは一般の事業所内
において携帯電話による通話が禁止されているエリアが
設定されている場合がある。このようなエリアの管理者
から、通話違反者発見手段の提供が望まれている。具体
的に説明すると、通話が禁止されているエリアにおいて
携帯電話に割り当てられている周波数帯の電波の放射状
況を検出することによって通話の有無を判定し、表示、
或いは、アラーム警報等の報知手段を備えた無線端末装
置である。この場合には通話内容を復調する機能は必要
なく、携帯電話に割り当てられた周波数帯の電波が監視
対象エリアから放射されているか否かを検出して表示で
きればよい。
【0003】図2は、携帯電話端末の通話違反者発見手
段を構成する従来の通話検出部の構成例を示す機能ブロ
ック図である。この例に示す通話検出部は、RF帯域通過
フィルタ101を介してアンテナ102に接続されたRF増幅器
103の出力信号をミキサ104に導き、当該出力信号とロー
カル信号発振器105の出力信号とに基づき周波数変換し
た信号をIF帯域通過フィルタ106とIF増幅器107とを介し
て検波器108に供給するとともに、前記検波器108に接続
されたレベル判定器109より通話検出信号を出力し、同
時にチャネル変更信号(周波数制御信号)をチャネル設定
回路110を介して前記ローカル信号発振器105に供給する
ように構成される。
段を構成する従来の通話検出部の構成例を示す機能ブロ
ック図である。この例に示す通話検出部は、RF帯域通過
フィルタ101を介してアンテナ102に接続されたRF増幅器
103の出力信号をミキサ104に導き、当該出力信号とロー
カル信号発振器105の出力信号とに基づき周波数変換し
た信号をIF帯域通過フィルタ106とIF増幅器107とを介し
て検波器108に供給するとともに、前記検波器108に接続
されたレベル判定器109より通話検出信号を出力し、同
時にチャネル変更信号(周波数制御信号)をチャネル設定
回路110を介して前記ローカル信号発振器105に供給する
ように構成される。
【0004】この例に示す通話検出部は以下のように機
能する。即ち、アンテナ102を介して受信された複数の
チャネル信号を含む高周波信号は、RF帯域通過フィルタ
101により不要成分が除去されると共にRF増幅器103によ
り増幅された後、ローカル信号発振器105とミキサ104と
により所定のIF周波数(例えば70MHz)に周波数変換されI
F帯域通過フィルタ106に供給される。
能する。即ち、アンテナ102を介して受信された複数の
チャネル信号を含む高周波信号は、RF帯域通過フィルタ
101により不要成分が除去されると共にRF増幅器103によ
り増幅された後、ローカル信号発振器105とミキサ104と
により所定のIF周波数(例えば70MHz)に周波数変換されI
F帯域通過フィルタ106に供給される。
【0005】IF帯域通過フィルタ106は、上記携帯電話
システムのチャネル信号帯域幅、例えば、25kHzに対応
した帯域を有し、前記ローカル信号発振器105の出力周
波数を適宜所要周波数に可変することで前記複数の受信
チャネル信号から所望のチャネル信号を取り出すチャネ
ル分離を行なう。このチャネル分離された信号は、IF増
幅器107により増幅された後、検波器108において包絡線
検波などにより信号電力として検出されると共にこの信
号電力に対応した直流電圧レベルがレベル判定109に出
力される。
システムのチャネル信号帯域幅、例えば、25kHzに対応
した帯域を有し、前記ローカル信号発振器105の出力周
波数を適宜所要周波数に可変することで前記複数の受信
チャネル信号から所望のチャネル信号を取り出すチャネ
ル分離を行なう。このチャネル分離された信号は、IF増
幅器107により増幅された後、検波器108において包絡線
検波などにより信号電力として検出されると共にこの信
号電力に対応した直流電圧レベルがレベル判定109に出
力される。
【0006】レベル判定器109は、入力した直流電圧レ
ベルの平均値が予め設定されたしきい値以上であれば通
話検出信号を出力するが、しきい値以下であれば通話検
出信号を出力せずチャネル設定回路110へチャネル変更
信号を出力するとともに、チャネル設定回路110は他の
チャネル信号が選択(分離)されるように周波数制御信号
を前記ローカル信号発振器105に供給してローカル信号
発振器105の出力周波数を可変する。
ベルの平均値が予め設定されたしきい値以上であれば通
話検出信号を出力するが、しきい値以下であれば通話検
出信号を出力せずチャネル設定回路110へチャネル変更
信号を出力するとともに、チャネル設定回路110は他の
チャネル信号が選択(分離)されるように周波数制御信号
を前記ローカル信号発振器105に供給してローカル信号
発振器105の出力周波数を可変する。
【0007】ここで、例えば、システムの帯域幅が810
〜818MHzの8MHzであり、25kHz間隔にて複数のチャネル
信号が割り当てられている場合に、70MHzの中間周波数
においてチャネル分離を行うためにはローカル信号発振
器105の出力周波数を740〜748MHz間において25kHz間隔
で切り換えることになる。なお、一般に通話検出動作は
全チャネル信号に対して順次実行するものであるから、
動作が完了するまでチャネル分離動作を繰り返すことに
なる。
〜818MHzの8MHzであり、25kHz間隔にて複数のチャネル
信号が割り当てられている場合に、70MHzの中間周波数
においてチャネル分離を行うためにはローカル信号発振
器105の出力周波数を740〜748MHz間において25kHz間隔
で切り換えることになる。なお、一般に通話検出動作は
全チャネル信号に対して順次実行するものであるから、
動作が完了するまでチャネル分離動作を繰り返すことに
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の通話検出部においては以下に示すような
問題点があった。つまり、検波された信号電力(に対応
した直流電圧レベル)のみに基づいて通話検出を行って
おり、そのため雑音、又は、他システムの信号が所定の
レベル以上で検波されたときには、これを通話信号と誤
判断して通話検出信号を出力するというものである。本
発明は、上述した従来の無線受信機に関する問題を解決
するためになされたもので、通話検出に係わる誤動作を
低減することが可能な無線受信機を提供することを目的
とする。
たような従来の通話検出部においては以下に示すような
問題点があった。つまり、検波された信号電力(に対応
した直流電圧レベル)のみに基づいて通話検出を行って
おり、そのため雑音、又は、他システムの信号が所定の
レベル以上で検波されたときには、これを通話信号と誤
判断して通話検出信号を出力するというものである。本
発明は、上述した従来の無線受信機に関する問題を解決
するためになされたもので、通話検出に係わる誤動作を
低減することが可能な無線受信機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる無線受信機の請求項1記載の発明
は、受信した複数のチャネル信号を有する時分割多重信
号を中間周波数に周波数変換した後に検波を行い、当該
検波された信号における全周波数成分電力と前記時分割
多重信号のバースト周期に係わる周波数成分電力とに基
づいて通話検出を行うようにした。本発明に係わる無線
受信機の請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線受信
機において、前記全周波数成分電力の平均値αMが予め
設定した所定値より大きく、且つ、前記バースト周期に
係わる周波数成分電力の平均値αBとαMとの比αB/αM
が予め設定した値よりも大きいときにのみ通話検出する
ようにした。
に、本発明に係わる無線受信機の請求項1記載の発明
は、受信した複数のチャネル信号を有する時分割多重信
号を中間周波数に周波数変換した後に検波を行い、当該
検波された信号における全周波数成分電力と前記時分割
多重信号のバースト周期に係わる周波数成分電力とに基
づいて通話検出を行うようにした。本発明に係わる無線
受信機の請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線受信
機において、前記全周波数成分電力の平均値αMが予め
設定した所定値より大きく、且つ、前記バースト周期に
係わる周波数成分電力の平均値αBとαMとの比αB/αM
が予め設定した値よりも大きいときにのみ通話検出する
ようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
無線受信機における通話検出部の実施の形態例を示す機
能ブロック図である。この例に示す通話検出部は、RF帯
域通過フィルタ11を介してアンテナ12に接続されたRF増
幅器13の出力信号をミキサ14に導き、当該出力信号とロ
ーカル信号発振器15の出力信号とに基づき周波数変換し
た信号をIF帯域通過フィルタ16とIF増幅器17とを介して
検波器18に供給するとともに、前記検波器18に接続され
た通話判定器19が通話検出信号を出力し、同時にチャネ
ル変更信号(周波数制御信号)をチャネル設定回路20を介
して前記ローカル信号発振器15に供給するように構成さ
れる。
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
無線受信機における通話検出部の実施の形態例を示す機
能ブロック図である。この例に示す通話検出部は、RF帯
域通過フィルタ11を介してアンテナ12に接続されたRF増
幅器13の出力信号をミキサ14に導き、当該出力信号とロ
ーカル信号発振器15の出力信号とに基づき周波数変換し
た信号をIF帯域通過フィルタ16とIF増幅器17とを介して
検波器18に供給するとともに、前記検波器18に接続され
た通話判定器19が通話検出信号を出力し、同時にチャネ
ル変更信号(周波数制御信号)をチャネル設定回路20を介
して前記ローカル信号発振器15に供給するように構成さ
れる。
【0011】さらに、本発明を特徴づける通話判定器19
は、検波器18の出力信号に対して全周波数成分電力の平
均値を算出する全電力検出回路19aと、後述する受信信
号が有するバースト周期に係わる周波数成分電力の平均
値を算出するバースト周期成分検出回路19bと、これら
回路の出力レベルを予め設定したしきい値と比較して当
該受信信号が通話信号か否かを判定する判定回路19cと
から構成される。なお、本実施例においては、全電力検
出回路19aとして積分回路を、また、バースト周期成分
検出回路19bとしては所要の周波数成分を抽出するため
のPLL(Phase Lock Loop)回路と前記積分回路とを組合せ
て用いたが、要求される性能、コスト等を考慮してこれ
以外の回路構成としてもよい。
は、検波器18の出力信号に対して全周波数成分電力の平
均値を算出する全電力検出回路19aと、後述する受信信
号が有するバースト周期に係わる周波数成分電力の平均
値を算出するバースト周期成分検出回路19bと、これら
回路の出力レベルを予め設定したしきい値と比較して当
該受信信号が通話信号か否かを判定する判定回路19cと
から構成される。なお、本実施例においては、全電力検
出回路19aとして積分回路を、また、バースト周期成分
検出回路19bとしては所要の周波数成分を抽出するため
のPLL(Phase Lock Loop)回路と前記積分回路とを組合せ
て用いたが、要求される性能、コスト等を考慮してこれ
以外の回路構成としてもよい。
【0012】図1に示した本発明に係わる無線受信機の
通話検出部は以下のように機能する。即ち、アンテナ12
を介して受信した複数のチャネル信号を含む高周波信号
を、RF帯域通過フィルタ11により不要成分を除去すると
共にRF増幅器13により増幅した後、ローカル信号発振器
15とミキサ14とにより所定のIF周波数(例えば70MHz)に
周波数変換してIF帯域通過フィルタ16に供給する。
通話検出部は以下のように機能する。即ち、アンテナ12
を介して受信した複数のチャネル信号を含む高周波信号
を、RF帯域通過フィルタ11により不要成分を除去すると
共にRF増幅器13により増幅した後、ローカル信号発振器
15とミキサ14とにより所定のIF周波数(例えば70MHz)に
周波数変換してIF帯域通過フィルタ16に供給する。
【0013】IF帯域通過フィルタ16は、システムのチャ
ネル信号帯域幅、例えば、25kHzに対応した帯域を有
し、前記ローカル信号発振器15の出力周波数を適宜所要
周波数に可変することで前記複数の受信チャネル信号か
ら所望のチャネル信号を取り出すチャネル分離を行な
う。このチャネル分離された信号は、IF増幅器17により
増幅された後、検波器18において包絡線検波などにより
信号電力として検出され通話判定器19に出力される。
ネル信号帯域幅、例えば、25kHzに対応した帯域を有
し、前記ローカル信号発振器15の出力周波数を適宜所要
周波数に可変することで前記複数の受信チャネル信号か
ら所望のチャネル信号を取り出すチャネル分離を行な
う。このチャネル分離された信号は、IF増幅器17により
増幅された後、検波器18において包絡線検波などにより
信号電力として検出され通話判定器19に出力される。
【0014】ここで、上述したように、例えばシステム
の帯域幅が810〜818MHzの8MHzであり、25kHz間隔にて複
数のチャネル信号が割り当てられている場合に、70MHz
の中間周波数においてチャネル分離を行うために、ロー
カル信号発振器105の出力周波数を740〜748MHz間におい
て25kHz間隔で切り換えることは従来技術と同様であ
る。なお、一般に通話検出動作は全チャネル信号に対し
て順次実行するものであるから、動作が完了するまでチ
ャネル分離動作を繰り返すことも従来と同じである。
の帯域幅が810〜818MHzの8MHzであり、25kHz間隔にて複
数のチャネル信号が割り当てられている場合に、70MHz
の中間周波数においてチャネル分離を行うために、ロー
カル信号発振器105の出力周波数を740〜748MHz間におい
て25kHz間隔で切り換えることは従来技術と同様であ
る。なお、一般に通話検出動作は全チャネル信号に対し
て順次実行するものであるから、動作が完了するまでチ
ャネル分離動作を繰り返すことも従来と同じである。
【0015】ところで、現行のPDC方式デジタル携帯電
話システムにおいては、周知のように時分割多重アクセ
ス(TDMA)方式を用いて20ms毎に(20ms周期で)バースト送
信を行っているため、この送信信号には必ず50Hz(1/20m
s)成分が所定の大きさで含まれている。
話システムにおいては、周知のように時分割多重アクセ
ス(TDMA)方式を用いて20ms毎に(20ms周期で)バースト送
信を行っているため、この送信信号には必ず50Hz(1/20m
s)成分が所定の大きさで含まれている。
【0016】そこで、通話判定器19では、全電力検出回
路19aにより前記検波信号の全周波数成分電力の平均値
αMを算出して判定回路19cに出力するとともに、バース
ト周期成分検出回路19bにより上記バースト周期に係わ
る周波数成分(50Hz)の電力の平均値α50を算出して判定
回路19cに出力する。
路19aにより前記検波信号の全周波数成分電力の平均値
αMを算出して判定回路19cに出力するとともに、バース
ト周期成分検出回路19bにより上記バースト周期に係わ
る周波数成分(50Hz)の電力の平均値α50を算出して判定
回路19cに出力する。
【0017】判定回路19cでは、前記全周波数成分電力
の平均値αMと50Hz成分電力の平均値α50とに基づき受
信した信号が通話信号か否かを下記のようにして判定す
る。即ち、従来の如く全周波数成分電力の平均値αM
を予め設定した所定のしきい値β1と比較することに加
えて、α50/αMの比を所定のしきい値β2と比較するよ
うにする。つまり、 αM >β1 かつ α50/αM>β2 (1) の条件を満足するときに、受信信号を通話信号と判定す
るようにしている。
の平均値αMと50Hz成分電力の平均値α50とに基づき受
信した信号が通話信号か否かを下記のようにして判定す
る。即ち、従来の如く全周波数成分電力の平均値αM
を予め設定した所定のしきい値β1と比較することに加
えて、α50/αMの比を所定のしきい値β2と比較するよ
うにする。つまり、 αM >β1 かつ α50/αM>β2 (1) の条件を満足するときに、受信信号を通話信号と判定す
るようにしている。
【0018】例えば、受信信号が通話信号ではなく白色
雑音(White Noise)の場合には、各周波数成分は均一で
あるのでα50/αM の比は極めて小さくなり、従って、
αM >β1を満足することはあってもα50/αM>β2 を満
足することはなく、その結果、この受信信号を通話信号
と誤判定することはない。
雑音(White Noise)の場合には、各周波数成分は均一で
あるのでα50/αM の比は極めて小さくなり、従って、
αM >β1を満足することはあってもα50/αM>β2 を満
足することはなく、その結果、この受信信号を通話信号
と誤判定することはない。
【0019】以上のように本発明に係わる無線受信機の
通話検出部は、通話信号(時分割多重信号)が所定のバー
スト周期に係わる周波数成分を有する点に着目し、該周
波数成分を判定条件に加えることで通話検出の精度を向
上させることができ、従って、通話検出の誤動作を低減
することができる。
通話検出部は、通話信号(時分割多重信号)が所定のバー
スト周期に係わる周波数成分を有する点に着目し、該周
波数成分を判定条件に加えることで通話検出の精度を向
上させることができ、従って、通話検出の誤動作を低減
することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように全電力検出
回路に加えて通話信号が有するバースト周期に係わる周
波数成分電力を検出する回路を備えたものであるから、
受信信号が通話信号であるか否かの判定精度を向上で
き、従って、通話検出の誤動作を低減することが可能な
無線受信機を実現する上で著効を奏す。
回路に加えて通話信号が有するバースト周期に係わる周
波数成分電力を検出する回路を備えたものであるから、
受信信号が通話信号であるか否かの判定精度を向上で
き、従って、通話検出の誤動作を低減することが可能な
無線受信機を実現する上で著効を奏す。
【図1】本発明に係わる無線受信機における通話検出部
の実施の形態例を示す機能ブロック図
の実施の形態例を示す機能ブロック図
【図2】従来の通話検出部の構成例を示す機能ブロック
図
図
11・・RF帯域通過フィルタ 12・・アンテナ 13・・RF増幅器 14・・ミキサ 15・・ローカル信号発振器 16・・IF帯域通過フィルタ 17・・IF増幅器 18・・検波器 19・・通話判定器 19a・・全電力検出回路 19b・・バースト周期成分検出回路 19c・・判定回路 20・・チャネル設定回路
Claims (2)
- 【請求項1】 受信した複数のチャネル信号を有する時
分割多重信号を中間周波数に周波数変換した後に検波を
行い、当該検波された信号における全周波数成分電力と
前記時分割多重信号のバースト周期に係わる周波数成分
電力とに基づいて通話検出を行うようにしたことを特徴
とする無線受信機。 - 【請求項2】 前記全周波数成分電力の平均値αMが予
め設定した所定値より大きく、且つ、前記バースト周期
に係わる周波数成分電力の平均値αBとαMとの比αB/α
Mが予め設定した値よりも大きいときにのみ通話検出す
ることを特徴とする請求項1記載の無線受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11231585A JP2001057531A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 無線受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11231585A JP2001057531A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 無線受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001057531A true JP2001057531A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16925831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11231585A Pending JP2001057531A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 無線受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001057531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021078096A (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 財團法人資訊工業策進會 | 室内空間で用いられるネットワーク挙動検出器及びそのネットワーク挙動検出方法 |
-
1999
- 1999-08-18 JP JP11231585A patent/JP2001057531A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021078096A (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 財團法人資訊工業策進會 | 室内空間で用いられるネットワーク挙動検出器及びそのネットワーク挙動検出方法 |
JP6992038B2 (ja) | 2019-11-11 | 2022-01-13 | 財團法人資訊工業策進會 | 室内空間で用いられるネットワーク挙動検出器及びそのネットワーク挙動検出方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4166927A (en) | Apparatus and method for frequency channel selection in a radiotelephone system | |
RU2298888C2 (ru) | Способ и устройство для уменьшения контроля в сжатом режиме восходящего канала связи в устройстве связи | |
US5774810A (en) | Mobile radio communication device | |
GB2223146A (en) | Radio transceiver capable of avoiding intermodulation distortion | |
JP2003289259A (ja) | 高周波信号受信装置とその製造方法 | |
JP2005526426A (ja) | エネルギー変動を検出することによる無線ローカルエリアネットワークの存在を示すための方法及び装置 | |
JP2001230686A (ja) | 妨害受信信号オーバロードの保護のための方法および装置 | |
EP0429871B1 (en) | Cellular telephone system capable of reducing intermodulation distortion at portable telephone | |
US5533010A (en) | Channel switching control method and a cordless telephone system using the same | |
JPH09162773A (ja) | 消費電流低減機能付無線送受信装置 | |
JP2000349847A (ja) | 受信機及びその利得制御方法 | |
US6480709B2 (en) | Method for reducing scan time in a radio receiver | |
KR100363358B1 (ko) | 소비전력절감장치 | |
US7313366B1 (en) | Radio communications unit | |
KR20060094550A (ko) | 이동통신용 무선 중계기 및 그 제어방법 | |
JP2001057531A (ja) | 無線受信機 | |
JPH07240702A (ja) | スペクトラム拡散通信装置 | |
JPH07123037A (ja) | ダイバーシチ受信装置 | |
JPH11145858A (ja) | 無線受信機と無線選択呼出受信機 | |
CN210143120U (zh) | 上下行失步检测电路和通信设备 | |
JPH05304485A (ja) | 受信機 | |
JPS6326129A (ja) | 複数基地局の制御方法 | |
CN114520988B (zh) | 一种静噪控制方法、装置、设备及可读存储介质 | |
JP2000232421A (ja) | 無線受信機 | |
JP2007251994A (ja) | 無線周波信号受信機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040604 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061226 |