JP2001057079A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001057079A
JP2001057079A JP11231461A JP23146199A JP2001057079A JP 2001057079 A JP2001057079 A JP 2001057079A JP 11231461 A JP11231461 A JP 11231461A JP 23146199 A JP23146199 A JP 23146199A JP 2001057079 A JP2001057079 A JP 2001057079A
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effect transistor
channel mos
mos field
sense amplifier
potential
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English (en)
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Takahiro Aoyama
恭弘 青山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧動作時にセンスアンプによりビット線
対の微少電位を高速かつ正確に増幅することが可能な半
導体記憶装置を提供すること。 【解決手段】 センスアンプ回路50において、クロス
カップル型に接続されたトランジスタ61、62、6
3、64のゲート電位をそれぞれ、相補ビット線対SB
L、/SBLから抵抗性素子51、52、53、54を
介した内部ノードFPR、FPL、FNR、FNLに接
続することにより、センスアンプ回路の活性化時に、そ
の増幅動作に寄与するトランジスタのゲート−ソースバ
イアス値を従来回路よりも大きくして、低電圧化による
トランジスタの電流能力の劣化を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ダイナミック型メ
モリとセンスアンプ回路を搭載する半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ)における従来のセンスアンプ回路の構
成と動作について図4を用いて説明する。図4(a)
は、従来型のセンスアンプ回路であり、2つのpMOS
電界効果トランジスタと2つのnMOS電界効果トラン
ジスタがクロスカップリングされた構成を成す。また、
図4(c)は、従来型のセンスアンプ回路が活性化時の
相補ビット線BL、/BL、センスアンプ用電源ノード
SAP、及びセンスアンプ用グランドノードSANの電
位を示す波形図である。
【0003】ビット線の初期電位差に関して、ビット線
BLの電位に対してビット線/BLの電位が低い条件で
あった場合、センスアンプ回路にて対を成すpMOS電
界効果トランジスタのうちBLに接続された側がより強
いオン状態となり、また、対を成すnMOS電界効果ト
ランジスタのうち/BLに接続された側がより強いオン
状態となり、相補ビット線BL、/BLの電位はそれぞ
れ電源ノード側、グランドノード側の電位に増幅され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4(a)および
(c)に示すVgp1は、センスアンプ回路が活性化さ
れた直後のタイミングでBLの電位を上昇させる働きを
成すpMOS電界効果トランジスタのゲート−ソース間
バイアス値を示しており、またVgn1は、同タイミン
グで/BLの電位を降下させる働きを成すnMOS電界
効果トランジスタのゲート−ソース間バイアス値を示し
ている。これらのバイアス値は、センスアンプ回路が活
性化以前におよそ電源電位の半分の電位にプリチャージ
されたビット線の初期電位に依存することから、Vgp
1、Vgn1は電源電位の低下とともに小さくなる。
【0005】一方で、上記バイアスが印加されるトラン
ジスタの閾値電位は電源電位によらず一定であることか
ら、電源電位の低下とともに当該トランジスタの電流駆
動能力は減少して、センスアンプ回路の増幅動作に要す
る時間が長くなり、結果としてメモリ装置自体の読み出
し速度が低下する。更に電源電位が低い動作条件では、
上記バイアス値がトランジスタの閾値電位に満たなくな
り、センスアンプ回路は所望の動作が行なえなくなる。
この制約はDRAMの動作電源電圧の下限を決める第1
の要因となっている。
【0006】また、DRAMにおいて、一般にセンスア
ンプ回路が増幅しようとする相補ビット線対の初期デー
タは微少な電位差であるため、クロスカップル型のセン
スアンプ回路で対を成すトランジスタの能力に不均衡が
生じると、誤まったデータを増幅する可能性がある。こ
の問題は相補ビット線対の初期データがより小さくなる
低電圧動作時に顕在化し、DRAMの動作電源電圧の下
限を決める第2の要因となっている。同一チップ上に形
成される個々のトランジスタの能力は、トランジスタが
閾値近傍の非飽和領域で動作するほどばらつきが大きい
ため、前述した電源電位に伴うゲート−ソース間バイア
ス値の低下は、上記第2の要因を冗長する傾向にある。
【0007】半導体装置一般の傾向として、高集積化や
動作速度の向上を目的にトランジスタの微細化が進めら
れ、それに伴い耐圧等の信頼性を確保する為に動作電源
電圧を低電圧化する傾向にある。特に、バッテリ駆動に
よる携帯機器に使用される半導体装置には低電圧化と共
に低消費電力化が求められている。従って上記問題の解
決によるセンスアンプの低電圧動作の保証が、今後DR
AMの安定動作を確保する上での必要命題となる。
【0008】よって、本発明の目的は、動作電源電圧を
低電圧化したとしても、センスアンプによりビット線対
の微少電位を高速かつ正確に増幅することが可能な半導
体記憶装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の第1の半導体記憶装置は、
直交して配置されるワード線及び相補ビット線ならびに
これらワード線及び相補ビット線の交点に格子状に配置
されるダイナミック型のメモリセルを含むメモリセルア
レイと、前記メモリセルの各相補ビット線に対応して設
けられた単位増幅回路を含む複数のセンスアンプと、前
記単位増幅回路の電源ノードとグランドノードを駆動す
る駆動回路を具備した半導体記憶装置であって、前記単
位増幅回路は、対応する相補ビット線の一方に各一端が
接続された第1及び第2の抵抗性素子と、前記対応する
相補ビット線の他方に各一端が接続された第3及び第4
の抵抗性素子と、前記単位増幅回路の電源ノードにソー
スが接続された第1及び第2のpチャネル型MOS電界
効果トランジスタと、前記単位増幅回路のグランドノー
ドにソースが接続された第1及び第2のnチャネル型M
OS電界効果トランジスタを備え、前記第1の抵抗性素
子の他端には、前記第1のpチャネル型MOS電界効果
トランジスタのドレインと前記第2のnチャネル型MO
S電界効果トランジスタのゲートが接続され、前記第2
の抵抗性素子の他端には、前記第1のnチャネル型MO
S電界効果トランジスタのドレインと前記第2のpチャ
ネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが接続さ
れ、前記第3の抵抗性素子の他端には、前記第2のpチ
ャネル型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記
第1のnチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲー
トが接続され、前記第4の抵抗性素子の他端には、前記
第2のnチャネル型MOS電界効果トランジスタのドレ
インと前記第1のpチャネル型MOS電界効果トランジ
スタのゲートが接続されていることを特徴とする。
【0010】本発明の第1の半導体記憶装置によれば、
センスアンプの単位増幅回路において、抵抗性素子に流
れる電流による電圧降下分だけ、増幅作用に寄与するト
ランジスタのゲート−ソース間バイアス値を従来方式よ
りも大きく確保することができるため、動作電源電圧を
低電圧化したとしても、単位増幅回路の電流能力が劣化
せず、微少電位の増幅に要する時間が長くなることがな
いので、半導体記憶装置の読み出し速度の低下が少な
く、また、製造プロセスに起因した各トランジスタの性
能バラツキの影響を受けることなく、正確で安定した読
み出し動作を実現することができる。
【0011】前記の目的を達成するため、請求項2に記
載した発明の第2の半導体記憶装置は、直交して配置さ
れるワード線及び相補ビット線ならびにこれらワード線
及び相補ビット線の交点に格子状に配置されるダイナミ
ック型のメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メ
モリセルの各相補ビット線に対応して設けられた単位増
幅回路を含む複数のセンスアンプと、前記単位増幅回路
の電源ノードとグランドノードを駆動する駆動回路を具
備した半導体記憶装置であって、前記単位増幅回路は、
対応する相補ビット線の一方に各ドレインが接続された
第1のpチャネル型MOS電界効果トランジスタ及び第
1のnチャネル型MOS電界効果トランジスタと、前記
対応する相補ビット線の他方に各ドレインが接続された
第2のpチャネル型MOS電界効果トランジスタ及び第
2のnチャネル型MOS電界効果トランジスタと、前記
単位増幅回路の電源ノードに各ソースが接続された第3
及び第4のpチャネル型MOS電界効果トランジスタ
と、前記単位増幅回路のグランドノードに各ソースが接
続された第3及び第4のnチャネル型MOS電界効果ト
ランジスタを備え、前記第1のpチャネル型MOS電界
効果トランジスタのソースには、前記第3のpチャネル
型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記第4の
nチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが接
続され、前記第2のpチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタのソースには、前記第4のpチャネル型MOS電
界効果トランジスタのドレインと前記第3のnチャネル
型MOS電界効果トランジスタのゲートが接続され、前
記第1のnチャネル型MOS電界効果トランジスタのソ
ースには、前記第3のnチャネル型MOS電界効果トラ
ンジスタのドレインと前記第4のpチャネル型MOS電
界効果トランジスタのゲートが接続され、前記第2のn
チャネル型MOS電界効果トランジスタのソースには、
前記第4のnチャネル型MOS電界効果トランジスタの
ドレインと前記第3のpチャネル型MOS電界効果トラ
ンジスタのゲートが接続されていることを特徴とする。
【0012】本発明の第2の半導体記憶装置によれば、
前記第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタと前記第1及び第2のnチャネル型MOS電界効
果トランジスタは、そのオン抵抗の値により抵抗性素子
として機能し、オン抵抗による電圧降下分だけ、増幅作
用に寄与するトランジスタのゲート−ソース間バイアス
値を従来方式よりも大きく確保することができるため、
動作電源電圧を低電圧化したとしても、単位増幅回路の
電流能力が劣化せず、微少電位の増幅に要する時間が長
くなることがないので、半導体記憶装置の読み出し速度
の低下が少なく、また、製造プロセスに起因した各トラ
ンジスタの性能バラツキの影響を受けることなく、正確
で安定した読み出し動作を実現することができる。
【0013】前記第2の半導体記憶装置において、前記
第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果トランジス
タは、ゲートに第1の所定電位が与えられて常に導通状
態であり、前記第1及び第2のnチャネル型MOS電界
効果トランジスタは、ゲートに第2の所定電位が与えら
れて常に導通状態であり、前記第2の所定電位は前記セ
ンスアンプに供給される電源電位に応じて値が変化する
ことが好ましい。
【0014】この構成によれば、単位増幅回路において
抵抗性素子を構成する、前記第1及び第2のpチャネル
型MOS電界効果トランジスタと前記第1及び第2のn
チャネル型MOS電界効果トランジスタのオン抵抗は、
いずれもセンスアンプに供給される電源電位に依存し、
低電圧動作時にはオン抵抗が高く、動作電圧が高い場合
はオン抵抗が低くなるといった特徴を有するため、前記
第1の半導体記憶装置における単位増幅回路に比べて相
対的に小さなレイアウト面積で、単位増幅回路の電流能
力を確保することが可能となる。
【0015】また、前記第2の半導体記憶装置におい
て、前記第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果ト
ランジスタは、ゲートに第1の制御信号が供給され、前
記第1及び第2のnチャネル型MOS電界効果トランジ
スタは、ゲートに第2の制御信号が供給され、前記単位
増幅回路の増幅動作の開始から所定時間経過した後に、
前記第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタと前記第1及び第2のnチャネル型MOS電界効
果トランジスタの少なくとも一方の電流能力が向上する
よう前記第1及び第2の制御信号の少なくとも一方の電
位を切替える制御手段を備えることが好ましい。
【0016】この構成によれば、単位増幅回路の増幅動
作の開始直後に関しては、請求項3に記載の発明による
単位増幅回路と同様のバイアス条件で動作することから
同様の効果を有するとともに、単位増幅回路の増幅動作
の開始直後における抵抗性素子を構成するトランジスタ
のオン抵抗よりも、増幅動作の開始から所定時間経過し
た後における抵抗性素子を構成するトランジスタのオン
抵抗を低くすることで、その電流能力を上昇させること
ができるので、単位増幅回路の増幅速度を更に向上させ
ることが可能になる。
【0017】また、前記第2の半導体記憶装置におい
て、前記制御手段は半導体記憶装置がスタンバイ状態時
に前記第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果トラ
ンジスタと前記第1及び第2のnチャネル型MOS電界
効果トランジスタが非導通状態となるように制御を行な
うことが好ましい。
【0018】この構成によれば、スタンバイ状態時のリ
ーク電流を減らすことができ、DRAM全体のリーク電
流を大幅に低減して、消費電力を低減することができ
る。
【0019】さらに、前記第2の半導体記憶装置におい
て、前記単位増幅回路はさらに、対応する相補ビット線
の一方に各ドレインが接続された第5のpチャネル型M
OS電界効果トランジスタ及び第5のnチャネル型MO
S電界効果トランジスタと、前記対応する相補ビット線
の他方に各ドレインが接続された第6のpチャネル型M
OS電界効果トランジスタ及び第6のnチャネル型MO
S電界効果トランジスタを含んで構成され、前記第5及
び第6のpチャネル型MOS電界効果トランジスタは、
ソースが共に前記単位増幅回路の電源ノードに接続さ
れ、ゲートがそれぞれ前記第2のnチャネル型MOS電
界効果トランジスタのソース、及び前記第1のnチャネ
ル型MOS電界効果トランジスタのソースに接続され、
前記第5及び第6のnチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタは、ソースが共に前記単位増幅回路のグランドノ
ードに接続され、ゲートがそれぞれ前記第2のpチャネ
ル型MOS電界効果トランジスタのソース、及び前記第
1のpチャネル型MOS電界効果トランジスタのソース
に接続されることが好ましい。
【0020】この構成によれば、単位増幅回路において
その増幅動作に寄与するトランジスタのゲート電位を発
生させるための素子群を、増幅動作に直接関与する素子
群とは別に設けることにより、単位増幅回路の設計自由
度を高くすることができ、従来の単位増幅回路に比べて
増幅速度を向上させることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図13を参照しながら説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態によるDRAMチップの構成について示した
ブロック図である。本DRAMチップは、制御信号発生
回路(CNT)101、センスアンプ制御回路(SAC
NT)102、及びセンスアンプ駆動回路(SADR
V)103を有し、また複数のセンスアンプユニット回
路(SAU)104(単位増幅回路)を含むセンスアン
プブロック(SABLK)105、及びメモリセルアレ
イブロック106から構成される。制御信号発生回路1
01は、センスアンプ制御回路102に対して、内部R
AS信号IRAS、ブロック選択信号XBK、及びセン
スアンプ制御信号SENを供給する。またセンスアンプ
制御回路102は、センスアンプブロック105に対し
て、シェアードゲート信号SSL及びSSR、データ転
送信号YGT、及びプリチャージ信号EQを供給し、ま
たセンスアンプ駆動回路103に対して、センスアンプ
駆動信号SEとプリチャージ信号EQを供給する。セン
スアンプ駆動回路103は、センスアンプブロック10
5に対して、センスアンプ用電源電位SAP、及びセン
スアンプ用グランド電位SANを供給する働きを成す。
【0023】メモリセルアレイブロック106は、マト
リクス状に形成された複数のメモリセルを含んで構成さ
れ、行方向に形成された相補ビット線対BL、/BL
が、列方向に形成されたワード線WLと直行する位置で
メモリセル107と接続される。またセンスアンプユニ
ット回路104は、相補ビット線対BL、/BLに読み
出された微少電位差を増幅する働きを成す。
【0024】図2に、センスアンプユニット回路104
の具体的回路構成を示す。図2において、BL及び/B
Lはメモリセルアレイ部10における相補ビット線対を
示し、SBL及び/SBLはセンスアンプ回路50を含
むセンスアンプユニット部の相補ビット線対を示してい
る。メモリセルアレイ10に含まれるメモリセル11
は、ドレインがビット線/BLに接続され、ゲートがワ
ード線WLに接続されたnMOS型メモリセルトランジ
スタ12と、電極の一方がセルプレート電位VCPに接
続され、他方がメモリセルトランジスタ12のソースに
接続されたメモリセルキャパシタンス13とから構成さ
れる。また、14は相補ビット線対BL、/BLのプリ
チャージを行うnMOS電界効果トランジスタ、15は
相補ビット線対のイコライズを行うnMOS電界効果ト
ランジスタである。nMOS電界効果トランジスタ14
のソースには、相補ビット線対のプリチャージ用電位V
BPが印加されており、nMOS電界効果トランジスタ
14及び15はともにプリチャージ信号EQにより制御
される。また、センスアンプユニット部の相補ビット線
対SBL、/SBLは、トランスファーゲートを成すn
MOS電界効果トランジスタ16及び17を介してメモ
リセルアレイ部10の相補ビット線対BL、/BLと接
続されており、nMOS電界効果トランジスタ16及び
17はそれぞれ、シェアードゲート信号SSL乃びSS
Rを受けて選択的に非活性となり、センスアンプ起動時
にどちらか片側のメモリセルアレイ部10の相補ビット
線対BL、/BLとの接続を遮断する。トランスファー
ゲートを成すnMOS電界効果トランジスタ18は、デ
ータ転送信号YGTを受けて、センスアンプユニット部
の相補ビット線対SBL、/SBLと相補データ線対D
L、/DLを接続する働きを成す。ここで相補データ線
対DL、/DLは本図に示していない読み出し又は書き
込み回路に接続される。
【0025】また、センスアンプ回路50は、抵抗性素
子51、52、53、及び54と、pMOS電界効果ト
ランジスタ61、62と、nMOS電界効果トランジス
タ63、64から構成される。抵抗性素子51及び53
の一方の端子はビット線SBLに共通接続され、他方の
端子はそれぞれ内部ノードFPR、FNRに接続され
る。同様に、抵抗性素子52及び54の一方の端子はビ
ット線/SBLに共通接続され、他方の端子はそれぞれ
内部ノードFPL、FNLに接続される。pMOS電界
効果トランジスタ61及び62は、各々のソースがセン
スアンプ用電源ノードSAPに接続され、ドレインがそ
れぞれ内部ノードFPR、FPLに接続され、ゲートが
それぞれ内部ノードFNL、FNRに接続される。ま
た、nMOS電界効果トランジスタ63及び64は、各
々のソースがセンスアンプ用グランドノードSANに接
続され、ドレインがそれぞれ内部ノードFNR、FNL
に接続され、ゲートがそれぞれ内部ノードFPL、FP
Rに接続される。センスアンプ回路50において、対を
なす素子、すなわち抵抗性素子51と52、53と5
4、pMOS電界効果トランジスタ61と62、nMO
S電界効果トランジスタ63と64は、それぞれの組合
せで互いに能力が等しくなるように設計されている。
【0026】なお、全てのnMOS電界効果トランジス
タの基盤には、サブスレショルドリーク電流の低減を目
的に、DRAMのグランド電位VSSよりも低い電位で
あるバックゲート電位VBBが印加されており、全ての
pMOS電界効果トランジスタの基盤には、電源電位V
DDが印加されている。また、プリチャージ用電位VB
P及びセルプレート電位VCP電位は、およそVDD電
位の半分の大きさに設定されている。また、信号線SS
L、SSR、YGT、WLはいずれも、データ伝送効率
の向上を目的として、グランド電位VSSレベルからV
PPレベルの電位振幅を有する。ここでVPP電位は、
DRAMの電源電位VDDよりも高く設定された電源電
位であり、DRAM内部にて発生させるか、もしくはD
RAM外部より供給される。
【0027】次に、以上のように構成されたセンスアン
プユニット回路104の動作について、図3のタイミン
グチャートを参照しながら説明する。なお、本説明で
は、図2に示すメモリセル11に書き込まれた論理”
L”レベルを読み出す場合を例にして説明する。
【0028】図3において、時間t1より以前の期間は
DRAMのプリチャージ期間に相当し、この期間中シェ
アードゲート信号SSL及びSSRがVPPレベルであ
るため、図2に示すシェアードゲートのnMOS電界効
果トランジスタ16及び17がオン状態であり、センス
アンプ回路50の相補ビット線対SBL、/SBLが、
左右のメモリセルアレイ10の相補ビット線対BL、/
BLと電気的に接続された状態となる。またプリチャー
ジ信号EQがVDDレベルであるために、プリチャージ
用nMOS電界効果トランジスタ14及びイコライズ用
nMOS電界効果トランジスタ15がオン状態であり、
相補ビット線対BL、/BL、及びSBL、/SBLは
VBP電位にプリチャージされる。
【0029】次に、時間t1において、シェアードゲー
ト信号SSRがVPPレベルからVSSレベルへと変化
すると、シェアードゲートトランジスタ17がオフ状態
となり、センスアンプ回路50の相補ビット線対SB
L、/SBLと右側のメモリセルアレイ10の相補ビッ
ト線対BL、/BLとの接続が遮断される。同時にEQ
信号がVDDレベルからVSSレベルへと変化し、相補
ビット線対SBL、/SBLのプリチャージ動作が停止
する。センスアンプ用電源ノードSAP及びセンスアン
プ用グランドノードSANに関しても、ビット線と同様
にEQ信号により、そのプリチャージ動作が制御され
る。すなわち、DRAMのプリチャージ期間においてS
AP及びSANはVBP電位にプリチャージされてい
る。
【0030】次に、時間t2において、ワード線WLが
VSSレベルからVPPレベルへと変化すると、メモリ
セルトランジスタ12がオン状態となり、ビット線/B
Lとメモリセルキャパシタンス13の蓄積電荷量の間で
電荷再分配が起こる。本実施形態では、論理”L”レベ
ルが書き込まれたメモリセルを読み出す場合を想定して
いるので、上記電荷再分配の結果、ビット線/BLの電
位はプリチャージ電位VBPよりも若干低い電位で安定
する。
【0031】さらに、時間t3において、センスアンプ
駆動信号SEがVSSレベルからVDDレベルへと変化
すると、図1のセンスアンプ駆動回路103においてセ
ンスアンプ用電源電位SAPおよびセンスアンプ用グラ
ンド電位SANが駆動され、センスアンプ回路50が活
性化されて、相補ビット線対SBL、/SBLの初期電
位差の増幅が開始される。
【0032】ここで、センスアンプ回路50の動作につ
いて説明する。時間t3以前はセンスアンプ回路のpM
OS電界効果トランジスタ61、62およびnMOS電
界効果トランジスタは63、64は、それぞれのドレイ
ン、ソース、ゲート端子がいずれもVBP近傍の電位で
あるためにオフ状態であり、センスアンプ回路50は非
活性状態であるが、時間t3において、センスアンプ用
電源ノードSAPがVBPレベルからVDDレベルに変
化すると、pMOS電界効果トランジスタ61、62
は、そのソース−ゲート間バイアス値がともにトランジ
スタの閾値電位を越えるためオン状態となり、相補ビッ
ト線対SBL、/SBLと、センスアンプ用電源ノード
SAPから供給されるVDD電位は電気的に接続状態と
なる。また、時間t3において、センスアンプ用グラン
ドノードSANがVBPレベルからVSSレベルに変化
すると、nMOS電界効果トランジスタ63、64も同
じくオン状態となり、相補ビット線対SBL、/SBL
と、センスアンプ用グランドノードSANから供給され
るVSS電位は電気的に接続状態となる。
【0033】この際、内部ノードFPRの電位V
FPRは、センスアンプ用電源ノードSAPのVDDレベ
ルとビット線SBLの電位との間の電位差を、pMOS
電界効果トランジスタ61のオン抵抗と抵抗性素子51
との抵抗比で分圧した電位となり、また、内部ノードF
PLの電位VFPLは、VDDレベルとビット線/SBL
の電位との間の電位差を、pMOS電界効果トランジス
タ62のオン抵抗と抵抗性素子52との抵抗比で分圧し
た電位となる。ここで、抵抗性素子51と52、及びp
MOS電界効果トランジスタ61と62はそれぞれ、同
じ能力となるように設計されているが、時間t3の時点
で、相補ビット線対SBL、/SBLは初期電位差を有
する、すなわちビット線SBLはVBP電位にあり、ビ
ット線/SBLはVBPより僅かに低い電位にあり、S
BLの電位が/SBLの電位よりも高い状態であるた
め、内部ノードFPRとFPLの電位にはVFPR>VFPL
の関係が成り立つ。
【0034】同様に、内部ノードFNRの電位V
FNRは、センスアンプ用グランドノードSANのVSS
レベルとビット線SBLの電位との間の電位差を、nM
OS電界効果トランジスタ63のオン抵抗と抵抗性素子
53との抵抗比で分圧した電位となり、また、内部ノー
ドFNLの電位VFNLは、VSSレベルとビット線/S
BLの電位との間の電位差を、nMOS電界効果トラン
ジスタ64のオン抵抗と抵抗性素子54との抵抗比で分
圧した電位となる。ここで、抵抗性素子53と54、及
びnMOS電界効果トランジスタ63と64はそれぞ
れ、同じ能力となるように設計されているが、上記のよ
うに、相補ビット線対SBL、/SBLの初期電位差か
ら、内部ノードFNRとFNLの電位にはVFNR>VFNL
の関係が成り立つ。
【0035】時間t3以降、pMOS電界効果トランジ
スタ61、62は、それぞれのゲート電位VFNLとVFNR
の間にVFNL<VFNRの関係があるため、pMOS電界効
果トランジスタ61がより強いオン状態となり、ビット
線SBLには、/SBLに比べてより多くの電荷がセン
スアンプ用電源ノードSAPからpMOS電界効果トラ
ンジスタ61を介して供給される。また、nMOS電界
効果トランジスタ63、64は、それぞれのゲート電位
FPLとVFPRの間にVFPLに<VFPRの関係があるため、
nMOS電界効果トランジスタ64がより強いオン状態
となり、ビット線/SBLからは、SBLに比べてより
多くの電荷がnMOS電界効果トランジスタ64を介し
てセンスアンプ用グランドノードSANへと引き抜かれ
る。
【0036】これらの動作により、時間とともに相補ビ
ット線対SBLと/SBL間の電位差が大きくなると、
内部ノードFPRとFPL間の電位差、及び内部ノード
FNRとFNL間の電位差はより顕著となり、センスア
ンプ回路50の増幅動作がより促進される。
【0037】また、ビット線SBLの電位とともに内部
ノードFPRの電位が高くなると、その内部ノードFP
Rの電位がゲートにかかるnMOS電界効果トランジス
タ64のオン抵抗は小さくなり、そのオン抵抗と抵抗性
素子54による分圧で決まる内部ノードFNLの電位が
より低くなることから、結果として、内部ノードFNL
の電位がゲートにかかるpMOS電界効果トランジスタ
61はさらに活性化され、SBLの電位を上昇させる動
作に対して正帰還がかかる。同様に、ビット線/SBL
の電位とともに内部ノードFNLの電位が低くなると、
その内部ノードFNLの電位がゲートにかかるpMOS
電界効果トランジスタ61のオン抵抗は小さくなり、そ
のオン抵抗と抵抗51による分圧で決まる内部ノードF
PRの電位がより高くなることから、結果として、内部
ノードFPRの電位がゲートにかかるnMOS電界効果
トランジスタ64はさらに活性化され、/SBLの電位
を下降させる動作に対して正帰還がかかる。
【0038】以上の機構を経て、時間t4において、ビ
ット線SBL、/SBLの電位がそれぞれVDD、VS
Sまで増幅されるとセンスアンプ回路50の増幅動作は
完了する。
【0039】その後、時間t5において、データ転送信
号YGTが電位VSSからVPPへ変化すると、nMO
S電界効果トランジスタ18がオン状態となり、相補ビ
ット線対SBL、/SBLは相補データ線対DL、/D
Lと電気的に接続され、相補ビット線対SBL、/SB
Lに読み出されたデータが相補データ線対DL、/DL
を介して読み出し回路まで伝搬される。
【0040】さらに、時間t6において、データ転送信
号YGT信号が再び電位VPPからVSSへと変化する
と、相補ビット線対SBL、/SBLと相補データ線対
DL、/DLとの接続は遮断される。
【0041】次に、時間t7において、ワード線WLが
VPPレベルからVSSレベルへ変化し、メモリセルト
ランジスタ12がオフ状態になると、これまで接続状態
であったビット線/BLとメモリセルキャパシタンス1
3との接続関係が途絶えるため、時間t7におけるビッ
ト線/BLの電位がメモリセル11の記憶電位として保
持される。
【0042】さらに、時間t8においては、センスアン
プ駆動信号SEがVDDレベルからVSSレベルへと変
化し、図1に示すセンスアンプ駆動回路103にてセン
スアンプ用電源電位SAPおよびセンスアンプ用グラン
ド電位SANの駆動が停止する。
【0043】時間t9においては、シェアードゲート信
号SSRがVSSレベルからVPPレベルへ変化し、シ
ェアードゲートのnMOS電界効果トランジスタ17が
オン状態になるとともに、同タイミングでプリチャージ
信号EQがVSSレベルからVDDレベルへ変化するこ
とから、相補ビット線対BL、/BLとSBL、/SB
Lは共にVBP電位にプリチャージされる。この際、セ
ンスアンプ回路50内の内部ノードFPL、FPR、F
NL、FNRは相補ビット線対SBL、/SBLを介し
てVBP電位にプリチャージされる。また、センスアン
プ駆動回路103においても、センスアンプ用電源電位
SAP及びセンスアンプ用グランド電位SANがともに
VBP電位にプリチャージされる。
【0044】次に、図4を参照して、本実施形態と従来
技術によるセンスアンプ回路の構成の違いから、その動
作を比較説明する。
【0045】図4(a)は、2つのpMOS電界効果ト
ランジスタと2つのnMOS電界効果トランジスタで構
成された、従来技術によるクロスカップル型のセンスア
ンプ回路を示しており、図4(b)は、本実施形態によ
るセンスアンプ回路であり、従来技術によるセンスアン
プ回路との違いは4つの抵抗性素子が追加されている点
にある。図4(c)は、図4(a)の従来技術によるセ
ンスアンプ回路が活性化された際の相補ビット線対B
L、/BLの波形図であり、図4(d)は、図4(b)
の本実施形態によるセンスアンプ回路が活性化された際
の相補ビット線対BL、/BL、及び内部ノードFP
R、FNLの波形図である。図4(c)及び(d)の波
形図は、相補ビット線対の読み出しデータとして/BL
側に論理”L”データを読み出す場合を例にしている。
【0046】図4(c)及び(d)中に示す電位差Vg
p1、Vgp2は、それぞれ図(a)の従来技術、及び
図(b)の本実施形態によるセンスアンプ回路が活性化
された直後のタイミングで、ビット線BLの電位を上昇
させる働きを成すpMOS電界効果トランジスタのゲー
ト−ソース間バイアス値を示しており、また、電位差V
gn1、Vgn2は、同タイミングで、ビット線/BL
の電位を下降させる働きを成すnMOS電界効果トラン
ジスタのゲート−ソース間バイアス値を示している。
【0047】ここで、それぞれ従来技術と本実施形態で
のゲート−ソース間バイアス値Vgp1とVgp2を比
較すると、Vgp1はVDD電位を供給するセンスアン
プ用電源ノードSAPとビット線/BLとの電位差であ
るのに対して、Vgp2はSAPと内部ノードFNLと
の電位差であり、前述した通りFNLの電位はビット線
/BLの電位とVSS電位を供給するセンスアンプ用グ
ランドノードSANの電位との間の中間電位となるた
め、図4(c)と図4(d)に示すように、常にVgp
1<Vgp2の関係が成り立つ。同様に、Vgn1とV
gn2を比較すると、Vgn1はVSS電位を供給する
SANとビット線BLとの電位差であるのに対して、V
gn2はSANと内部ノードFPRとの電位差であり、
前述した通りFPRの電位はビット線BLの電位とSA
Pの電位との間の中間電位となるため、図4(c)と図
4(d)に示すように、常にVgn1<Vgn2の関係
が成り立つ。すなわち、図4(b)に示す本実施形態の
センスアンプ回路は、図4(a)に示す従来技術のセン
スアンプ回路に比べて、その増幅作用に寄与するトラン
ジスタがより強いオン状態で動作する。
【0048】一般にセンスアンプ回路が増幅しようとす
る相補ビット線対の初期データは微少な電位差であるた
め、クロスカップル型のセンスアンプ回路で対を成すト
ランジスタの能力に不均衡が生じると、誤まったデータ
を増幅する可能性がある。この問題はビット線対の初期
データがより小さくなる低電圧動作時に顕在化し、DR
AMの動作電源電圧の下限を決める一要因となってい
る。また同一チップ上に形成される個々のトランジスタ
の能力は、ゲート−ソース間バイアス値が閾値近傍の非
飽和領域動作であるほどばらつきが大きいため、上記問
題の対策としてDRAMが低電圧動作の場合であっても
センスアンプ回路の増幅に寄与するトランジスタのゲー
ト−ソース間バイアス値をより大きく確保することがの
望ましい。
【0049】以上の観点から、図4(b)に示す本実施
形態のセンスアンプ回路は、図4(a)に示す従来技術
のセンスアンプ回路と比較して、DRAMが低電圧動作
時でも読み出しエラーが少ない安定した動作が行えると
いった効果を有する。
【0050】また一方で、センスアンプ回路が活性後、
上記のゲート−ソース間バイアス値はビット線電位の増
幅に伴って大きくなることから、センスアンプ自体の動
作下限電圧を決定しているのは、センスアンプ回路が活
性化した直後の値である。この時点のバイアス値は前述
の通り、電源電圧のおよそ半分の電位にプリチャージさ
れたビット線の初期電位に依存し、電源電圧が下がれば
ともに小さくなる。DRAMの電源電位を下げてゆく
と、上記バイアス値がトランジスタの閾値電圧に満たな
くなり、センスアンプ回路は所望の動作が行なえなくな
る。図4(a)に示す従来技術のセンスアンプ回路と図
4(b)に示す本発明のセンスアンプ回路の動作下限電
圧を比較すると、前述したVgp1<Vgp2およびV
gn1<Vgn2の関係ゆえに、本実施形態のセンスア
ンプ回路は、従来技術のセンスアンプ回路に比べてより
低電圧で動作し得るという効果を有する。
【0051】なお、本実施形態のセンスアンプ回路は、
その特徴とする抵抗性素子の形成方法や材質について制
約するものではない。半導体集積回路一般に用いられる
配線抵抗や拡散抵抗、コンタクト抵抗など、任意に選択
が可能である。抵抗性素子の抵抗値に関しては、それぞ
れpMOS電界効果トランジスタに接続された抵抗性素
子どうし、nMOS電界効果トランジスタに接続された
抵抗性素子どうしで同じ抵抗値でなくてはならないが、
pMOS側とnMOS側で別の抵抗値の抵抗性素子を用
いても構わない。
【0052】また、抵抗性素子の適用に関しても、図5
(a)に示すように、pMOS電界効果トランジスタ側
だけに適用した構成であっても、図5(b)に示すよう
に、nMOS電界効果トランジスタ側だけに適用した構
成であっても構わない。その場合でも同様の効果が望め
る。
【0053】本実施形態はセンスアンプ回路の構成につ
いて特徴とするものであり、その本質を損なわない範疇
において、センスアンプユニット回路の構成や、その動
作タイミング、各制御信号の種類やその電位振幅および
駆動方法、トランジスタの基盤電位について任意に設計
変更が可能である。
【0054】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態によるセンスアンプユニット回路の回路図で
ある。図6にて図2と同様の構成の部分については同じ
番号、信号線名を付している。本実施形態のセンスアン
プ回路150は、pMOS電界効果トランジスタ15
1、152、161、及び162と、nMOS電界効果
トランジスタ153、154、163、及び164から
構成される。pMOS電界効果トランジスタ151、1
52は、ゲートがともにVSS電位(第1の所定電位)
に固定され、ドレインがそれぞれビット線SBL、/S
BLに接続され、ソースがそれぞれ内部ノードFPR、
FPLに接続される。また、nMOS電界効果トランジ
スタ153、154は、ゲートがともにVDD電位(第
2の所定電位)に固定され、ドレインがそれぞれビット
線SBL、/SBLに接続され、ソースがそれぞれ内部
ノードFNR、FNLに接続される。pMOS電界効果
トランジスタ161及び162は、各々のソースがセン
スアンプ用電源ノードSAPに接続され、ドレインはそ
れぞれFPR、FPLに接続され、ゲートがそれぞれF
NL、FNRに接続される。また、nMOS電界効果ト
ランジスタ163及び164は、各々のソースがセンス
アンプ用グランドノードSANに接続され、ドレインは
それぞれFNR、FNLに接続され、ゲートがそれぞれ
FPL、FPRに接続される。センスアンプ回路150
において、対を成す素子、すなわち、pMOS電界効果
トランジスタ151と152、161と162、nMO
S電界効果トランジスタ153と154、163と16
4は、それぞれの組合せで互いに能力が等しくなるよ
う、同じサイズで設計されている。本実施形態によるセ
ンスアンプ回路150は、第1の実施形態によるセンス
アンプ回路50の抵抗性素子51、52、53、及び5
4の働きを、pMOS電界効果トランジスタ151、1
52、MOS電界効果トランジスタ153、及び154
のオン抵抗で置き換えた構成であり、センスアンプユニ
ット回路全体の動作として、図2に示すセンスアンプユ
ニット回路50と同じ回路動作を行なう。
【0055】センスアンプ回路150が活性化された状
態、すなわちセンスアンプ用電源電位SAPにVDD電
位が供給され、センスアンプ用グランド電位SANにV
SS電位が供給された状態で、pMOS電界効果トラン
ジスタ151と152のゲート−ソース間にはVSS−
VDDのバイアスが印加され、nMOS電界効果トラン
ジスタ153と154のゲート−ソース間にはVDD−
VSSのバイアスが印加され、VSS電位は通常DRA
Mのグランド電位と共通に0Vであることから、上記4
つのトランジスタは常時オン状態であり、これら4つの
トランジスタのオン抵抗により、図2の第1の実施形態
によるセンスアンプ回路50と同様の動作状態となる。
【0056】しかし、第1の実施形態によるセンスアン
プ回路50における抵抗性素子51、52、53、及び
54は、DRAMが低電圧動作時にセンスアンプ回路の
動作を安定化させるよう働くが、一方で、センスアンプ
全体の電流能力を従来回路と同程度に確保するために、
センスアンプ回路を構成するトランジスタのサイズを従
来回路よりも大きく設計しなければならないといった弊
害を伴う。
【0057】これに対して、本実施形態のセンスアンプ
回路によれば、pMOS電界効果トランジスタ151と
152、及びnMOS電界効果トランジスタ153と1
54のオン抵抗はいずれも電源電位VDDに依存し、D
RAMが低電圧動作時にはオン抵抗が高く、動作電圧が
高い場合はオン抵抗が低くなるといった特徴を有するた
め、上記第1の実施形態に伴う弊害が緩和される。ま
た、半導体集積回路一般に、抵抗性素子をトランジスタ
により形成する場合、相対的に小さなレイアウト面積で
抵抗性素子を実現することが可能である。以上の特徴に
より、本実施形態のセンスアンプ回路は、第1の実施形
態のセンスアンプ回路と同様の効果を得るのに、レイア
ウト面積が少なくて済み、素子の実装効率を向上させる
ことが出来る。
【0058】なお、本実施形態のセンスアンプ回路15
0として、pMOS電界効果トランジスタ151、15
2、もしくはnMOS電界効果トランジスタ153、1
54のどちらかの組合せがない構成であっても同様の効
果が望める。
【0059】また、pMOS電界効果トランジスタ15
1、152、及びnMOS電界効果トランジスタ15
3、154は常時オン状態であればよく、トランジスタ
能力の向上を目的として、それぞれのゲート電位をVB
B電位、VPP電位に設定することも可能である。その
他、本発明の本質を逸脱しない範疇で任意に設計変更が
可能である。
【0060】(第3の実施形態)図7は、本発明の第3
の実施形態によるDRAMチップの構成について示した
ブロック図である。本DRAMチップは、制御信号発生
回路(CNT)101、センスアンプ制御回路(SAC
NT)102、センスアンプ駆動回路(SADRV)1
03、及びセンスアンプ抵抗制御回路(RSDRV)2
01(制御手段)を有し、また、複数のセンスアンプユ
ニット回路(SAU)202(単位増幅回路)からなる
センスアンプブロック203と、メモリセルアレイブロ
ック106とから構成される。
【0061】本DRAMチップの構成は、図1に示す第
1の実施形態によるDRAMチップに対して、センスア
ンプ抵抗制御回路201を追加した構成であり、このセ
ンスアンプ抵抗制御回路201は、制御信号発生回路1
01から供給されるセンスアンプ駆動信号SENに応じ
て、センスアンプ抵抗制御信号RSP(第1の制御信
号)及びRSN(第2の制御信号)を出力し、当該信号
をセンスアンプブロック(SABLK)203に供給す
る。
【0062】図8に、センスアンプ抵抗制御回路201
の具体的回路構成を示す。センスアンプ抵抗制御回路2
01は、制御回路210、第1電位供給回路211、及
び第2電位供給回路212から構成され、外部から入力
されるセンスアンプ駆動信号SENに応じて、出力信号
RSN及びRSPの電位を切替える動作を行なう。制御
回路210は、遅延回路220、221、インバータ回
路222、223、NOR回路224、及び電位変換回
路225、226から構成されており、内部信号PEN
として、入力信号SENの立ち上がり変化に応じたワン
ショットパルス信号が形成される。遅延回路220は、
SEN信号の立ち上がり変化からPEN信号のパルス発
生までの遅延時間を決めており、また遅延回路221
は、PEN信号のパルス幅を決定している。また電位変
換回路225、226は、VSSからVDDの電位振幅
をVBBからVPPの電位振幅に変換する働きを成す。
【0063】第1電位供給回路211は、pMOS電界
効果トランジスタ227とnMOS電界効果トランジス
タ228から構成されており、これらのトランジスタ2
27、228は、内部信号PENがVSS電位にある期
間に活性化して、センスアンプ抵抗制御信号RSN及び
RSPとしてそれぞれVDD電位、VSS電位を出力す
る。同様に、第2電位供給回路212は、pMOS電界
効果トランジスタ229とnMOS電界効果トランジス
タ230から構成されており、これらのトランジスタ2
29、230は、内部信号PENがVDD電位にある期
間に活性化して、センスアンプ抵抗制御信号RSN及び
RSPとしてそれぞれVPP電位、VBB電位を出力す
る。すなわち、内部信号PENがVSSからVDDに変
化すると、センスアンプ抵抗制御信号RSN及びRSP
はそれぞれ、VDDからVPP電位に、及びVSSから
VBB電位に切り替えられる。このセンスアンプ抵抗制
御信号RSN及びRSPが供給されるセンスアンプユニ
ット回路202について、次に説明する。
【0064】図9に、図7におけるセンスアンプユニッ
ト回路202の具体的回路構成を示す。図9において、
図2に示す第1の実施形態のセンスアンプユニット回路
104と同様の構成をとる部分については同じ番号、信
号名を付し説明を省く。
【0065】本実施形態によるセンスアンプ回路250
は、pMOS電界効果トランジスタ251、252、2
61、及び262と、nMOS電界効果トランジスタ2
53、254、263、及び264から構成されてお
り、pMOS電界効果トランジスタ251、252のゲ
ートに一方のセンスアンプ抵抗制御信号RSP(第1の
制御信号)が接続され、nMOS電界効果トランジスタ
253、254のゲートに他方のセンスアンプ抵抗制御
信号RSN(第2の制御信号)が接続されている点で、
第2の実施形態のセンスアンプ回路150と構造が異な
る。センスアンプ回路250において、対を成す素子、
すなわちpMOS電界効果トランジスタ251と25
2、261と262、nMOS電界効果トランジスタ2
53と254、及び263と264は、それぞれの組合
せで互いに能力が等しくなるように、同じサイズで設計
されている。またpMOS電界効果トランジスタ261
及び262の基盤にはVDD電位が印加され、pMOS
電界効果トランジスタ251及び252の基盤にはVP
P電位が印加され、また全てのnMOS電界効果トラン
ジスタの基盤にはVBB電位が印加されている。
【0066】次に、センスアンプ抵抗制御回路201と
センスアンプ回路250の動作について、図10のタイ
ミングチャートを用いて説明する。本説明では、図9に
示すメモリセル11に書き込まれた論理”L”レベル電
位を読み出す場合を例にして説明する。
【0067】図10において、信号SSL及びSSR、
WL、SE、SAP、SAN、YGTの動作は、図3に
示すように、第1の実施形態のセンスアンプユニット回
路104における信号の動作に等しく、その動作タイミ
ングt2〜t9については同様に符号を付している。
【0068】時間t3以前のDRAMのプリチャージ期
間においては、センスアンプ駆動信号SEがVSS電位
であり、センスアンプ抵抗制御回路201において内部
信号PENがVSS電位に固定されることから、図8の
第1電位供給回路211が活性化され、センスアンプ抵
抗制御信号RSN、RSPとしてそれぞれVDD電位、
VSS電位を出力する。
【0069】時間t3において、センスアンプ駆動信号
SEがVSSレベルからVDDレベルへと変化すると、
センスアンプ用電源ノードSAPおよびセンスアンプ用
グランドノードSANが駆動され、センスアンプ回路2
50が活性化されて相補ビット線対SBL、/SBLの
初期電位差の増幅を開始する。
【0070】時間t3以降、図8の遅延回路220で決
まるT1の期間、センスアンプ抵抗制御回路201の内
部信号PENはVSS電位を保ち、センスアンプ抵抗制
御信号RSNおよびRSPはそれぞれ引続きVDD電
位、VSS電位を保持する。この際、センスアンプ回路
250に与えられるバイアス条件は、図6に示す第2の
実施形態のセンスアンプ回路150におけるバイアス条
件に等しく、それぞれのトランジスタの動作及びセンス
アンプ回路全体としての働きも同様である。
【0071】次に時間t10において、内部信号PEN
がVDD電位に変化して図8の第2電位供給回路212
が活性状態になると、センスアンプ抵抗制御信号RS
N、RSPはそれぞれVPP電位、VBB電位に切り替
えられる。
【0072】時間t10以降、図8の遅延回路221で
決まるT2の期間中、センスアンプ抵抗制御信号RS
N、RSPの電位はそれぞれVPP、VBBに保持さ
れ、pMOS電界効果トランジスタ251、252とn
MOS電界効果トランジスタ253、254の電流能力
を増加させることから、期間T1の場合と比べてセンス
アンプ回路の電流能力は向上する。
【0073】時間t11以降は、センスアンプ抵抗制御
回路201にて再び第1電位供給回路211が活性化
し、センスアンプ抵抗制御信号RSNとRSPの電位が
それぞれVDD、VSSに戻るため、以降の動作は、図
6に示す第2の実施形態によるセンスアンプ回路150
の動作と同様になる。
【0074】以上の動作を行なう本実施形態のセンスア
ンプ回路250は、その増幅動作の開始直後の間(時間
t3からt10の間:T1)では、第2の実施形態のセ
ンスアンプ回路150と同様のバイアス条件で動作する
ことから、DRAMの低電圧動作時にセンスアンプ回路
の動作を安定化させる効果を同じく有するものであり、
またその増幅動作の開始から所定時間T1経過した後の
間(時間t10からt11の間:T2)では、抵抗性素
子を構成するトランジスタの電流能力が上昇することか
ら、第2の実施形態のセンスアンプ回路150と比べて
増幅速度が高まり、またより少ないレイアウト面積で構
成することが可能である。
【0075】なお、センスアンプ回路250の構成とし
て、pMOS電界効果トランジスタ251、252もし
くはnMOS電界効果トランジスタ253、254のど
ちらかの組合せがない構成であっても同様の効果が望め
る。
【0076】また、センスアンプ回路250の構成とし
ては、pMOS電界効果トランジスタ251、252お
よびnMOS電界効果トランジスタ253、254が常
時オン状態であり、センスアンプ回路の増幅動作の開始
から所定期間経過した後の間で上記pMOS電界効果ト
ランジスタ251、252もしくはnMOS電界効果ト
ランジスタ253、254の少なくとも一方の組合せの
電流能力が向上するよう動作するものであれば如何なる
構成をとってもよく、また、センスアンプ抵抗制御信号
RSN、RSPの電位設定については本実施形態に限定
されるものではない。その他、本発明の本質を逸脱しな
い範疇で任意に設計変更が可能である。
【0077】(第4の実施形態)図11は、本発明の第
4の実施形態によるセンスアンプ抵抗制御回路の具体的
回路図である。センスアンプ抵抗制御回路は、制御回路
300、第1の電位供給回路211、第2の電位供給回
路212、及び第3の電位供給回路301から構成さ
れ、外部より入力されるセンスアンプ駆動信号SENと
スタンバイ信号STBに応じて、センスアンプ抵抗制御
信号RSN及びRSPの電位を切替える動作を行なう。
制御回路300は、遅延回路310、311、インバー
タ回路312、313、314、NOR回路315、A
ND回路316、317、NAND回路318、31
9、及び電位変換回路320、321から構成されてお
り、内部信号PENとして入力信号SENの立ち上がり
変化に応じたワンショットパルス信号を形成する。遅延
回路310は、SEN信号の立ち上がり変化からPEN
信号のパルス発生までの遅延時間を決めており、また遅
延回路311はPEN信号のパルス幅を決定している。
【0078】第1電位供給回路211及び第2電位供給
回路212の構成は、図8に示す第3の実施形態のセン
スアンプ抵抗制御回路201におけるそれぞれの構成に
等しい。
【0079】また、第3電位供給回路301は、pMO
S電界効果トランジスタ322とnMOS電界効果トラ
ンジスタ323から構成されており、スタンバイ信号S
TBがVDD電位の期間に活性化して、センスアンプ抵
抗制御信号RSN及びRSPとしてそれぞれVSS電
位、VDD電位を出力する。
【0080】スタンバイ信号STBは、DRAMが外部
アクセス動作を行わないスタンバイ状態時にはVDD電
位となり、DRAMの通常動作時においてはVSS電位
となる信号である。従ってDRAMの通常動作時におい
ては、第3電位供給回路301が非活性状態であり、第
1電位供給回路211は内部信号PENがVSS電位の
場合に活性化し、また第2電位供給回路212は内部信
号PENがVDD電位の場合に活性化する。すなわち、
DRAMの通常動作時において、図11のセンスアンプ
抵抗制御回路は、図8に示すセンスアンプ抵抗制御回路
と同じ動作を行なう。逆に、DRAMのスタンバイ状態
時においては、第1電位供給回路211と第2電位供給
回路212がともに非活性状態となり、また第3電位供
給回路301が活性化されて、センスアンプ抵抗制御信
号RSN及びRSPとしてそれぞれVSS電位、VDD
電位を出力する。
【0081】次に、図12を参照して、上記センスアン
プ抵抗制御回路を備えた本実施形態のセンスアンプ回路
と従来技術によるセンスアンプ回路の構成の違いから、
DRAMのスタンバイ状態時における回路動作を比較説
明する。図12は、DRAMのスタンバイ状態時でのセ
ンスアンプ回路におけるリーク電流の経路を摸式的に示
した回路図であり、(a)が従来技術のセンスアンプ回
路の場合、(b)が本実施形態のセンスアンプ回路の場
合を示している。
【0082】図12において、325は従来型のセンス
アンプ回路、326は本発明の第3の実施形態によるセ
ンスアンプ回路を示す。また327はセンスアンプ駆動
回路を示しており、これは、センスアンプ用電源ノード
SAPを駆動するpMOS電界効果トランジスタ33
1、センスアンプ用グランドノードSANを駆動するn
MOS電界効果トランジスタ332、SE信号を反転さ
せるインバータ回路333、SAP及びSAN電位のイ
コライズを行なうnMOS電界効果トランジスタ33
4、及びSAP及びSAN電位をVBP電位にプリチャ
ージする2つのnMOS電界効果トランジスタ335か
ら構成される。
【0083】図12(a)に示す従来回路の場合、スタ
ンバイ状態においてプリチャージ信号EQはVDD電位
に固定され、相補ビット線対BL、/BL、センスアン
プ用電源ノードSAP、及びセンスアンプ用グランドノ
ードSANはいずれもVBP電位にプリチャージされて
いる。この状態で、センスアンプ回路325を形成する
4つのトランジスタはソース、ゲート、ドレインのいず
れの端子にもVBP電位が供給されてオフ状態である。
またセンスアンプ駆動信号SEがVSS電位に固定され
ることから、センスアンプ駆動回路327にてSAPを
駆動するpMOS電界効果トランジスタ331と、SA
Nを駆動するnMOS電界効果トランジスタ332は、
ともにオフ状態である。このような状況下でセンスアン
プ回路35では図12(a)に示したリーク電流Iaが
流れるリーク電流経路が考えられる。
【0084】一方、図12(b)に示す本実施形態のセ
ンスアンプ回路326の場合、スタンバイ状態におい
て、相補ビット線対BL、/BL、センスアンプ電源用
ノードSAP、センスアンプ用グランドノードSAN、
及びセンスアンプ回路326の内部ノードFPL、FP
R、FNL、FNRがいずれもVBP電位にプリチャー
ジされており、センスアンプ回路326のpMOS電界
効果トランジスタ261、262とnMOS電界効果ト
ランジスタ263、264はオフ状態にある。また、抵
抗性素子を構成するpMOS電界効果トランジスタ25
1、252は、それらのゲートに接続されたRSP信号
がVDD電位であるためオフ状態であり、また、nMO
S電界効果トランジスタ253、254も、それらのゲ
ートに接続されたRSN信号がVSS電位であるため、
同じくオフ状態である。また図12(a)の従来回路と
同様に、SAPを駆動するpMOS電界効果トランジス
タ331と、SANを駆動するnMOS電界効果トラン
ジスタ332はともにオフ状態であり、センスアンプ回
路326のリーク電流としてIbの経路が考えられる。
【0085】次に、図12(a)におけるリーク電流I
aの大きさと、図12(b)におけるリーク電流Ibの
大きさの比較を行なう。図12に示したVg1とVg2
はそれぞれ、センスアンプ回路におけるトランジスタの
ゲート−ソース間バイアスを示しており、バイアス値が
0VのものをVg1、バイアス値が−VBPのものをV
g2で示している。一般に、オフ状態にあるトランジス
タのドレイン−ソース間を流れるサブスレショルドリー
ク電流は、そのゲート−ソース間のバイアス値が小さく
なるほど指数関数的に減少する。すなわち、図12
(b)のセンスアンプ回路326で抵抗性素子を構成す
るトランジスタ251、252、253、及び254
は、そのゲート−ソース間にVg2のバイアスが印加さ
れていることから、Vg1のバイアスが印加された他の
トランジスタに比べて指数関数的にサブスレショルドリ
ーク電流が小さくなる。
【0086】従って、本実施形態のセンスアンプ抵抗制
御回路は、抵抗性素子を構成するトランジスタを有する
センスアンプ回路に対して、スタンバイ状態時のリーク
電流を大幅に低減する効果を有する。一般に、センスア
ンプ回路はDRAMのメモリセルアレイに多数配置され
るため、そのリーク電流を低減することによりDRAM
全体のリーク電流を大幅に低減することができる。ま
た、本実施形態のセンスアンプ回路は、抵抗性素子を構
成するトランジスタを電流経路に有することから、その
増幅能力を従来回路と同等に確保する為にセンスアンプ
回路のトランジスタをより大きく設計する必要がある
が、その場合でもスタンバイ状態におけるリーク電流を
増加させる懸念がない。
【0087】なお、本実施形態は、センスアンプ回路に
て抵抗性素子を構成するトランジスタを、DRAMのス
タンバイ時にオフ状態にすることを特徴とするものであ
る。本実施形態による同等の作用効果を生じせしめるた
めに、スタンバイ状態時にRSN信号、RSP信号の電
位ををそれぞれVBB電位、VPP電位に固定するよう
にしてもよい。その他、スタンバイ状態時のRSN信
号、RSP信号の電位については任意に設定が可能であ
り本実施形態に限定されるものではない。さらに、セン
スアンプ抵抗制御回路の構成や入力信号の論理に関して
も任意に設計変更が可能である。 (第5の実施形態)図13は、本発明の第5の実施形態
によるセンスアンプ回路350の回路図である。本実施
形態のセンスアンプ回路350は、pMOS電界効果ト
ランジスタ351、352、361、362と、nMO
S電界効果トランジスタ353、354、363、36
4から構成されたゲート電位制御部390に対して、p
MOS電界効果トランジスタ371、372とnMOS
電界効果トランジスタ373、374を付加した構成を
成す。pMOS電界効果トランジスタ371、372
は、各々のソースがセンスアンプ用電源ノードSAPに
接続され、ドレインがそれぞれビット線BL、/BLに
接続され、ゲートがそれぞれ内部ノードFNL、FNR
に接続される。また、nMOS電界効果トランジスタ3
73及び374は、各々のソースがセンスアンプ用グラ
ンドノードSANに接続され、ドレインがそれぞれビッ
ト線BL、/BLに接続され、ゲートがそれぞれ内部ノ
ードFPL、FPRに接続される。センスアンプ回路に
おいて、対をなす素子、すなわちpMOS電界効果トラ
ンジスタ351と352、361と362、371と3
72、nMOS電界効果トランジスタ353と354、
363と364、373と374は、それぞれの組合せ
で互いに能力が等しくなるように同じサイズで設計され
ている。全てのpMOS電界効果トランジスタの基盤に
は、電源電位VDDが印加されており、全てのnMOS
電界効果トランジスタの基盤には、バックゲート電位V
BBが印加されている。
【0088】本実施形態のセンスアンプ回路350は、
センスアンプ用電源ノードSAPとセンスアンプ用グラ
ンドノードSANの電位変化に応じて活性化して、相補
ビット線対BL、/BLの微少電位差を増幅する働きを
成す。ゲート電位制御部390の回路構成は、第2の実
施形態のセンスアンプ回路150と同じ構成であるた
め、低電圧動作時に安定したセンスアンプ動作が行え、
より低電圧で動作し得るという第2の実施形態のセンス
アンプ回路150と同様の効果を有する。
【0089】また、pMOS電界効果トランジスタ37
1、372は、pMOS電界効果トランジスタ361、
362と同様に、ゲートがビット線とSANの間の中間
電位にあり、ビット線とSAPの間に直接接続されてい
る為、pMOS電界効果トランジスタ361、362に
比べてより効率良くビット線の増幅を行なうことが出来
る。また、nMOS電界効果トランジスタ373、37
4は、nMOS電界効果トランジスタ363、364と
同様に、ゲートがビット線とSAPの間の中間電位にあ
り、ビット線とSANの間に直接接続されている為、n
MOS電界効果トランジスタ363、364に比べてよ
り効率良くビット線の増幅を行なうことが出来る。
【0090】これらの観点から、ゲート電位制御部39
0の回路は、ビット線対に対するセンスアンプ回路の電
流能力を確保するためにトランジスタサイズを大きくす
る必要がなく、第2の実施形態のセンスアンプ回路15
0と比べて、構成要素のトランジスタサイズを大幅に小
さくすることができる。また、ゲート電位制御部390
の構成トランジスタのサイズを変更することで、pMO
S電界効果トランジスタ371、372とnMOS電界
効果トランジスタ373、374のゲート電位の設定変
更が容易に可能である。
【0091】本実施形態のセンスアンプ回路350は、
従来のセンスアンプ回路に比べて、その増幅動作を行な
うトランジスタがより強いオン状態で動作することか
ら、増幅速度の向上が望め、低電圧で高速動作を行なう
DRAMに好適である。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、センス
アンプの単位増幅回路において、抵抗性素子に流れる電
流による電圧降下分だけ、増幅作用に寄与するトランジ
スタのゲート−ソース間バイアス値を従来方式よりも大
きく確保することができるため、動作電源電圧を低電圧
化したとしても、単位増幅回路の電流能力が劣化せず、
微少電位の増幅に要する時間が長くなることがないの
で、半導体記憶装置の読み出し速度の低下が少なく、ま
た、製造プロセスに起因した各トランジスタの性能バラ
ツキの影響を受けることなく、正確で安定した読み出し
動作が可能なDRAMを実現することができる。
【0093】請求項2に記載の発明によれば、単位増幅
器において抵抗性素子を構成するトランジスタは、その
オン抵抗による電圧降下分だけ、増幅作用に寄与するト
ランジスタのゲート−ソース間バイアス値を従来方式よ
りも大きく確保することができるため、動作電源電圧を
低電圧化したとしても、単位増幅回路の電流能力が劣化
せず、微少電位の増幅に要する時間が長くなることがな
いので、半導体記憶装置の読み出し速度の低下が少な
く、また、製造プロセスに起因した各トランジスタの性
能バラツキの影響を受けることなく、正確で安定した読
み出し動作が可能なDRAMを実現することができる。
【0094】請求項3に記載の発明によれば、単位増幅
回路において抵抗性素子を構成するトランジスのオン抵
抗がセンスアンプに供給される電源電位に依存し、低電
圧動作時にはオン抵抗が高く、動作電圧が高い場合はオ
ン抵抗が低くなることから、相対的に小さなレイアウト
面積で単位増幅回路の電流能力を確保することが可能と
なる。
【0095】請求項4に記載の発明によれば、単位増幅
回路の増幅動作の開始から所定期間経過した後に、抵抗
性素子を構成するトランジスのオン抵抗を下げて電流能
力を上昇させるので、前記第2の半導体記憶装置におけ
る単位増幅回路の増幅速度を向上させ、より読み出し速
度の速いDRAMを実現することが可能となる。
【0096】請求項5に記載の発明によれば、スタンバ
イ状態時に単位増幅回路において抵抗性素子を構成する
トランジスタを非導通状態にすることにより、DRAM
全体のスタンバイリーク電流を大幅に低減して、消費電
力を低減することができる。
【0097】請求項6に記載の発明によれば、単位増幅
回路においてその増幅動作に寄与するトランジスタのゲ
ート電位を発生させるための素子群を、増幅動作に寄与
する素子群とは別に設けることにより、単位増幅回路の
設計自由度が高く、従来の単位増幅回路に比べて増幅速
度を向上させることができ、低電圧で高速動作を行なう
DRAMを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態によるDRAMチッ
プのブロック図
【図2】 本発明の第1の実施形態によるセンスアンプ
ユニット回路104の回路構成図
【図3】 図2のセンスアンプユニット回路104の回
路動作を示すタイミングチャート
【図4】 従来のセンスアンプ回路と本発明の第1の実
施形態によるセンスアンプ回路の構成(a)と(b)、
及びその動作(c)と(d)を示す図
【図5】 本発明の第1の実施形態によるセンスアンプ
回路の第1変形例(a)及び第2変形例(b)を示す回
路図
【図6】 本発明の第2の実施形態によるセンスアンプ
ユニット回路の回路構成図
【図7】 本発明の第3の実施形態によるDRAMチッ
プのブロック図
【図8】 本発明の第3の実施形態によるセンスアンプ
抵抗制御回路201を示す回路図
【図9】 本発明の第3の実施形態によるセンスアンプ
ユニット回路の回路構成図
【図10】 図8及び図9の回路の動作を示すタイミン
グチャート
【図11】 本発明の第4の実施形態によるセンスアン
プ抵抗制御回路の回路構成図
【図12】 従来のセンスアンプ回路と本発明の第4の
実施形態によるセンスアンプ回路のリーク電流の経路を
比較した摸式図
【図13】 本発明の第5の実施形態によるセンスアン
プ回路の回路構成図
【符号の説明】
10 メモリセルアレイ 11、107 メモリセル 12 メモリセルトランジスタ 13 メモリセルキャパシタンス 50、150、250、326、350 センスアンプ
回路 101 制御信号発生回路 102 センスアンプ制御回路 103、327 センスアンプ駆動回路 104、202 センスアンプユニット回路(単位増幅
回路) 105、203 センスアンプブロック 106 メモリセルアレイブロック 201 センスアンプ抵抗制御回路(制御手段) 390 センスアンプ回路350のゲート電位制御部 BL、/BL メモリセルアレイ側の相補ビット線対 DL、/DL 相補データ線対 RSP 一方のセンスアンプ抵抗制御信号(第1の制御
信号) RSN 他方のセンスアンプ抵抗制御信号(第2の制御
信号) SAP センスアンプ用電源ノード SAN センスアンプ用グランドノード SBL、/SBL センスアンプユニット側の相補ビッ
ト線対 VSS DRAMのグランド電位(第1の所定電位) VDD DRAMの電源電位(第2の所定電位) WL ワード線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交して配置されるワード線及び相補ビ
    ット線ならびにこれらワード線及び相補ビット線の交点
    に格子状に配置されるダイナミック型のメモリセルを含
    むメモリセルアレイと、前記メモリセルの各相補ビット
    線に対応して設けられた単位増幅回路を含む複数のセン
    スアンプと、前記単位増幅回路の電源ノードとグランド
    ノードを駆動する駆動回路を具備した半導体記憶装置で
    あって、 前記単位増幅回路は、 対応する相補ビット線の一方に各一端が接続された第1
    及び第2の抵抗性素子と、 前記対応する相補ビット線の他方に各一端が接続された
    第3及び第4の抵抗性素子と、 前記単位増幅回路の電源ノードに各ソースが接続された
    第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果トランジス
    タと、 前記単位増幅回路のグランドノードに各ソースが接続さ
    れた第1及び第2のnチャネル型MOS電界効果トラン
    ジスタを備え、 前記第1の抵抗性素子の他端には、前記第1のpチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記第2
    のnチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが
    接続され、 前記第2の抵抗性素子の他端には、前記第1のnチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記第2
    のpチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが
    接続され、 前記第3の抵抗性素子の他端には、前記第2のpチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記第1
    のnチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが
    接続され、 前記第4の抵抗性素子の他端には、前記第2のnチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのドレインと前記第1
    のpチャネル型MOS電界効果トランジスタのゲートが
    接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 直交して配置されるワード線及び相補ビ
    ット線ならびにこれらワード線及び相補ビット線の交点
    に格子状に配置されるダイナミック型のメモリセルを含
    むメモリセルアレイと、前記メモリセルの各相補ビット
    線に対応して設けられた単位増幅回路を含む複数のセン
    スアンプと、前記単位増幅回路の電源ノードとグランド
    ノードを駆動する駆動回路を具備した半導体記憶装置で
    あって、 前記単位増幅回路は、 対応する相補ビット線の一方に各ドレインが接続された
    第1のpチャネル型MOS電界効果トランジスタ及び第
    1のnチャネル型MOS電界効果トランジスタと、 前記対応する相補ビット線の他方に各ドレインが接続さ
    れた第2のpチャネル型MOS電界効果トランジスタ及
    び第2のnチャネル型MOS電界効果トランジスタと、 前記単位増幅回路の電源ノードに各ソースが接続された
    第3及び第4のpチャネル型MOS電界効果トランジス
    タと、 前記単位増幅回路のグランドノードに各ソースが接続さ
    れた第3及び第4のnチャネル型MOS電界効果トラン
    ジスタを備え、 前記第1のpチャネル型MOS電界効果トランジスタの
    ソースには、前記第3のpチャネル型MOS電界効果ト
    ランジスタのドレインと前記第4のnチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのゲートが接続され、 前記第2のpチャネル型MOS電界効果トランジスタの
    ソースには、前記第4のpチャネル型MOS電界効果ト
    ランジスタのドレインと前記第3のnチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのゲートが接続され、 前記第1のnチャネル型MOS電界効果トランジスタの
    ソースには、前記第3のnチャネル型MOS電界効果ト
    ランジスタのドレインと前記第4のpチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのゲートが接続され、 前記第2のnチャネル型MOS電界効果トランジスタの
    ソースには、前記第4のnチャネル型MOS電界効果ト
    ランジスタのドレインと前記第3のpチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのゲートが接続されていることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のpチャネル型MOS
    電界効果トランジスタは、ゲートに第1の所定電位が与
    えられて常に導通状態であり、前記第1及び第2のnチ
    ャネル型MOS電界効果トランジスタは、ゲートに第2
    の所定電位が与えられて常に導通状態であり、前記第2
    の所定電位は前記センスアンプに供給される電源電位に
    応じて値が変化することを特徴とする請求項2に記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のpチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのゲートに第1の制御信号が供給
    され、前記第1及び第2のnチャネル型MOS電界効果
    トランジスタのゲートに第2の制御信号が供給され、前
    記単位増幅回路の増幅動作の開始から所定時間経過した
    後に、前記第1及び第2のpチャネル型MOS電界効果
    トランジスタと前記第1及び第2のnチャネル型MOS
    電界効果トランジスタの少なくとも一方の電流能力が向
    上するよう前記第1及び第2の制御信号の少なくとも一
    方の電位を切替える制御手段を備える請求項2に記載の
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、半導体記憶装置がスタ
    ンバイ状態時に前記第1及び第2のpチャネル型MOS
    電界効果トランジスタと前記第1及び第2のnチャネル
    型MOS電界効果トランジスタが非導通状態となるよう
    に制御を行なうことを特徴とする請求項4に記載の半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記単位増幅回路は更に、前記対応する
    相補ビット線の一方に各ドレインが接続された第5のp
    チャネル型MOS電界効果トランジスタ及び第5のnチ
    ャネル型MOS電界効果トランジスタと、前記対応する
    相補ビット線の他方に各ドレインが接続された第6のp
    チャネル型MOS電界効果トランジスタ及び第6のnチ
    ャネル型MOS電界効果トランジスタを含んで構成さ
    れ、 前記第5及び第6のpチャネル型MOS電界効果トラン
    ジスタは、ソースが共に前記単位増幅回路の電源ノード
    に接続され、ゲートがそれぞれ前記第2のnチャネル型
    MOS電界効果トランジスタのソース、及び前記第1の
    nチャネル型MOS電界効果トランジスタのソースに接
    続され、 前記第5及び第6のnチャネル型MOS電界効果トラン
    ジスタは、ソースが共に前記単位増幅回路のグランドノ
    ードに接続され、ゲートがそれぞれ前記第2のpチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのソース、及び前記第
    1のpチャネル型MOS電界効果トランジスタのソース
    に接続された請求項2から請求項5のいずれか一項に記
    載の半導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8842483B2 (en) 2012-04-05 2014-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of operating the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8842483B2 (en) 2012-04-05 2014-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of operating the same

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