JP2001055931A - 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。 - Google Patents

石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。

Info

Publication number
JP2001055931A
JP2001055931A JP11228672A JP22867299A JP2001055931A JP 2001055931 A JP2001055931 A JP 2001055931A JP 11228672 A JP11228672 A JP 11228672A JP 22867299 A JP22867299 A JP 22867299A JP 2001055931 A JP2001055931 A JP 2001055931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel oil
oil
fuel
gas turbine
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11228672A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Matsuo
和俊 松尾
Manabu Tsukuda
学 佃
Takao Akama
貴朗 赤間
Toshiki Furukawa
俊樹 古川
Atsuo Nakatomi
淳夫 中富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
JGC Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JGC Corp, Toshiba Corp filed Critical JGC Corp
Priority to JP11228672A priority Critical patent/JP2001055931A/ja
Publication of JP2001055931A publication Critical patent/JP2001055931A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば原油を原料とする燃料製造設備と、こ
こで製造された燃料油を燃焼してガスタービン燃料油と
蒸気タービンとを組み合わせて発電する発電設備とを備
えた発電施設において常に安定してガスタービンを運転
すること。 【解決手段】 燃料製造設備にて、ガスタービンを定常
運転させるための第1の燃料油と、ガスタービンを熱い
状態で起動させるときまたは停止させるときに用いる、
蒸気圧の低い第2の燃料油とを製造し、これら燃料油を
夫々第1及び第2の燃料油タンクに貯蔵する。これら燃
料油タンクから夫々第1及び第2の輸送ラインを介して
ガスタービン設備に送る。ガスタービン設備には燃料油
切り替え手段が設けられ、定常運転時には第1の燃料油
を燃焼器に、また起動/停止時には第2の燃料油を燃焼
器に供給するように切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原油および/また
は重油よりガスタービン燃料油を製造する燃料製造設備
とその燃料を燃焼して発電する発電設備とを有する石油
燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設、さらにその運
転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油燃料を燃焼して発電するコンバイン
ドサイクル発電は、燃料ガスを燃焼させて得た燃焼ガス
によりガスタービンを回して発電を行うと共に、ガスタ
ービンの高温排ガスから排熱を回収して蒸気を発生し、
蒸気タービンを回して発電を行うものであり、高位発熱
量換算で49%程度の熱効率が達成されており、エネル
ギーの有効利用が可能である。このようなコンバインド
サイクルを行う発電設備とガスタービン燃料油を製造す
る燃料製造設備とを組み合わせた技術は既に特開平9−
189206号公報などに記載されている。例えば前記
公報には燃料製造設備で製造された燃料油をポンプによ
って燃料油タンクに送り、このタンクから燃料油を輸送
ラインを介して発電設備のガスタービン設備の燃焼器に
送り、ガスタービンを駆動することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の技
術では、燃料製造設備において石油を最大限有効利用し
ていることから、ガスタービン燃料油はブタン、ペンタ
ン等の軽質分まで含んだ混合物として生産されるため蒸
気圧が高く気化しやすい。その結果次のような問題点が
ある。 (1)ガスタービン停止後の熱い状態での起動(HOT
起動)の際、ガスタービン燃料輸送路内で燃料油の一部
が気化して流量制御ができなくなり、またフローディバ
イダー(複数燃焼器へ燃料を均等に分配する機器)によ
る燃料油分配に不具合が生じ、点火不良、異常燃焼等が
生じ、起動できなくなる。 (2)ガスタービン停止の際、ガスタービンの負荷を減
少し発電遮断器を開いた後も、さらに燃料油を減少させ
回転降下させるので、燃料油の流量が大幅に絞られ、高
温状態の燃料ノズルなどで加熱され、気化しやすい。燃
料油が気化した場合、流量制御ができなくなり、またフ
ローディバイダー(複数燃焼器へ燃料油を均等に分配す
る機器)による燃料油分配に不具合が生じ失火となる。
【0004】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、燃料製造設備とコンバインドサ
イクル発電設備とを組み合わせた発電施設において常に
安定してガスタービンを運転することのできる技術を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る石油燃料燃
焼コンバインドサイクル発電施設は、原油及び/または
重油を原料油として、ガスタ−ビンを定常運転させるた
めの第1の燃料油とガスタ−ビンを起動させるまたは停
止させるための燃料油であって、第1の燃料油より蒸気
圧が小さい第2の燃料油とを製造する燃料製造設備と、
前記第1の燃料油または第2の燃料油を燃焼器で燃焼し
てガスタ−ビンと蒸気タ−ビンとを組み合わせて発電す
る発電設備と、前記第1の燃料油及び第2の燃料油を夫
々貯蔵する第1の燃料油タンク及び第2の燃料油タンク
と、前記第1の燃料油及び第2の燃料油を切り替えて前
記燃焼器に供給する燃料油切り替え手段と、前記第1の
燃料油タンク内の第1の燃料油を前記燃料油切り替え手
段に輸送するための第1の輸送ラインと、前記第2の燃
料油タンク内の第2の燃料油を前記燃料油切り替え手段
に輸送するための第2の輸送ラインと、を備えたことを
特徴とする。
【0006】また本発明の石油燃料燃焼コンバインドサ
イクル発電施設の運転方法は、燃料製造設備において原
油及び/または重油を原料油として、ガスタ−ビンを定
常運転させるための第1の燃料油を製造し、第1の燃料
油タンクに貯蔵する工程と、前記燃料製造設備において
原油及び/または重油を原料油として、ガスタ−ビンを
起動させるまたは停止させるための燃料油であって、第
1の燃料油より蒸気圧が小さい第2の燃料油を製造し、
第2の燃料油タンクに貯蔵する工程と、前記ガスタ−ビ
ンを定常運転させるときには第1の燃料油タンクに貯蔵
されている第1の燃料油を第1の輸送ラインを通じて燃
焼器に供給する工程と、前記ガスタ−ビンを熱い状態で
起動させるときまたは停止させるときには第1の輸送ラ
インから第2の輸送ラインに切り替えて、第2の燃料油
タンクに貯蔵されている第2の燃料油を第2の輸送ライ
ンを通じて燃焼器に供給する工程と、を備えたことを特
徴とする。
【0007】第1の燃料油は、例えば蒸留塔の塔頂油を
脱ガス塔により脱ガスしたものと前記蒸留塔の塔底油と
を混合したものであり、第2の燃料油は、前記蒸留塔の
塔底油である。なお第2の燃料油である塔底油とは、前
記脱ガスしたものが若干含まれているものも包含する意
味である。この場合前記蒸留塔に供給される油は、原油
及び/または重油から重質分を除去し、更に水素化精製
を行った精製油である。
【0008】本発明によれば、起動/停止時には蒸気圧
の低い専用の第2の燃料油を用いて燃焼させているた
め、燃料油の気化が抑えられ、流量制御が容易になるの
でガスタ−ビンを安定して運転することができると共
に、前記第2の燃料油を自給しているので燃料油の確保
が容易で確実である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る石油燃料燃焼
コンバインドサイクル発電施設の実施の形態を詳細に説
明するが、詳細な説明に入る前にこれら実施の形態の全
体の概略構成について図1を参照しながら簡単に説明す
る。図1においてAは例えば原油タンク1内の原油を原
料油としてガスタービン燃料油を製造する燃料製造設備
であり、Bは、燃料製造設備で得られたガスタービン燃
料油を燃焼してガスタービンと蒸気タービンとを組み合
わせて発電する油焚きコンバインドサイクル発電設備で
ある。
【0010】この実施の形態では、燃料製造設備Aに
て、発電設備Bのガスタービンを定常運転するための燃
料油(第1の燃料油)11とガスタービンを熱い状態で
起動させるときまたは停止させるときに用いる、軽質分
が除去された蒸気圧の低い燃料油(第2の燃料油)12と
を製造し、これら第1の燃料油11及び第2の燃料油1
2を貯蔵施設である第1及び第2の燃料油タンク61、
62に夫々貯蔵する。そして燃料油タンク61、62か
ら夫々第1の輸送ライン64及び第2の輸送ライン65
を介して発電設備Bに第1の燃料油11及び第2の燃料
油12が送られるが、発電設備B内に設けられた燃料油
切り替え手段71により、ガスタービンを定常運転する
ときには第1の燃料油11が燃焼器72に送られるよう
に、ガスタービンが熱い状態で起動するときや停止する
ときには第2の燃料油12が燃焼器72に送られるよう
に流路を切り替える。
【0011】続いて各設備及び実施の形態の全体構成に
ついて詳述する。図2は燃料製造設備Aの全体構成を示
す図である。この燃料製造設備Aは原油タンク1、蒸留
装置2、溶剤脱れき装置3、第1の水素化処理装置4、
第2の水素化処理装置5、第1の燃料油タンク61、第
2の燃料油タンク62、残渣油タンク63、およびその
他の付帯設備から構成される。
【0012】燃料製造設備Aでは加熱した原油を蒸留装
置2により処理し、具体的には予備蒸留塔21で低沸点
留分(軽質分)と高沸点留分(重質分)とに分離し、低
沸点留分はガスタービン燃料仕様を満足するように第1
の水素化処理装置4で精製される。ここで得られた精製
油は主蒸留塔22に送られ、軽質分及び重質分が夫々塔
頂油及び塔底油として取り出される。軽質分は脱ガス塔
23に送られ、ガス分が除去されて前記主蒸留塔22の
塔底油と混合される。この混合油は後述のガスタービン
を定常運転させるための第1の燃料油11であり、冷却
された後第1の燃料油タンク61に貯蔵される。一方主
蒸留塔22の塔底油は、一部が前記軽質分と混合されず
に起動/停止用の第2の燃料油12として抜き出され、
冷却された後第2の燃料油タンク62に貯蔵される。起
動/停止用とは、ガスタービンを熱い状態で起動させる
とき、または停止させるときに使用するという意味であ
る。この第2の燃料油12は第1の燃料油11より蒸気
圧が小さい燃料油であり、蒸気圧がガスタービンから要
求される値よりも大きいと、ガスタービンの起動/停止
時に燃料油の気化により流量制御が困難になる。なお第
2の燃料油12は、起動/停止用としての仕様を満足す
る範囲であれば、脱ガス塔23に送られ、ガス分が除去
された軽質分を混合してもよい。第1の燃料油11及び
第2の燃料油の性状の一例を図3に示す。図3中TBP
はTrue Boiling Point、IBPは最
初の沸点であり、例えば38℃における真の蒸気圧につ
いて見れば第1の燃料油11は0.26ata、第2の
燃料油12は0.07ataであり、IBPについて見
れば第1の燃料油11は−4℃、第2の燃料油12は1
35℃であり、第2の燃料油12は、第1の燃料油11
に比べて揮発性の軽質分が少ないことが分かる。
【0013】一方、予備蒸留塔21の塔底油である高沸
点留分は、溶剤抽出塔32、溶剤分離器33、34を備
えた溶剤脱れき装置3で抽出油と残渣油に分離され、抽
出油は第2の水素化処理装置5にて精製される。第2の
水素化処理装置5にて得られた精製油は、第1の水素化
処理装置4にて得られた精製油と混合されて主蒸留塔2
2に供給され、同様に第1の燃料油11及び第2の燃料
油12として夫々第1の燃料油タンク61及び第2の燃
料油タンク62に送られる。また、溶剤脱れき装置3の
残渣油は残渣油タンク63に送られ貯蔵される。この例
では燃料製造設備Aにおける原料油として原油を用いて
いるが、原油の代りに重油を用いてもよいし、原油及び
重油を混合したものを用いてもよい。即ち燃料製造設備
Aにおける原料油は原油及び/または重油である。
【0014】図4はコンバインドサイクル発電設備Bの
主な構成機器を示す。この発電設備Bは、空気圧縮機7
0、燃料油切り替え手段71、燃焼器72、ガスタービ
ン本体73とからなるガスタービン設備7と、蒸気ター
ビン81、復水器82、復水ポンプ83、給水加熱器8
4、給水ポンプ85、排熱回収ボイラ86とから構成さ
れる蒸気タービン設備8と、発電機Gとから構成され
る。ここでガスタービン設備7は、空気圧縮機70で圧
縮された空気とガスタービン燃料油(第1の燃料油11
または第2の燃料油12)とを燃焼器72で燃焼し、こ
の燃焼ガスの膨張により回転されるものでタービン軸に
連結された発電機Gを回転する周知のものでよい。蒸気
サイクル設備8では、排熱回収ボイラ86に、ガスター
ビンからの排出ガス(温度約600℃)が導入され、蒸
気タービン設備8を駆動する構成となっている。排熱回
収ボイラ86では、図示しないエコノマイザや再熱器、
過熱器においてガスタービンからの排出ガスの熱で給水
を加熱し蒸気を発生させ、その蒸気で発電機Gに連結す
る蒸気タービン81を回転し発電している。なお、排熱
回収ボイラ86の排ガスは、必要に応じて設けられる脱
硝装置やダンパ等を経由して煙突から大気に放出され
る。蒸気タービン81を出た蒸気は復水器82で凝縮さ
れた後、復水ポンプ83で抜き出され、給水加熱器84
で加熱され、給水ポンプ85で加圧された後、再び排熱
回収ボイラ86に供給される。
【0015】図5は発電設備Bの燃料油切り替え手段7
1及び燃焼器72の詳細を示す図である。前記第1の燃
料油タンク61及び第2の燃料油タンク62には、夫々
ガスタービン設備7に第1の燃料油11及び第2の燃料
油12を供給するための燃料油配管である第1の輸送ラ
イン64及び第2の輸送ライン65が接続されている。
第1の輸送ライン64にはポンプ66、燃料油フィルタ
F1及び止め弁V1が設けられ、第2の輸送ライン65
にはポンプ67、燃料油フィルタF2及び止め弁V2が
設けられている。輸送ライン64、65は止め弁V1、
V2の下流側にて合流し、合流ラインである燃料油供給
ライン91には、ポンプ92及び流量調整弁93が並列
に介設されている。燃料油供給ライン91の下流側には
燃焼器72が接続されており、この燃焼器72は燃料油
供給ライン91から送られた燃料油をフローディバイダ
94により複数の燃料ノズル95に均等に分配するよう
に構成されている。
【0016】この実施の形態においては、ガスタービン
の定常運転時には止め弁V1、V2を夫々「開」、
「閉」の状態とし、ポンプ66により第1の燃料油タン
ク61内の第1の燃料油11をガスタービン設備7まで
送り、流量調整弁93により所定の流量にして燃焼器7
2に供給する。燃焼器72に供給された第1の燃料油1
1はフローディバイダ94で各燃料ノズル95に分配さ
れて燃焼される。また起動/停止時、つまりガスタービ
ン停止後の熱い状態での起動(HOT起動)を行う場合
やガスタービンを停止する場合には、止め弁V1、V2
を夫々「閉」「開」の状態とすることにより輸送ライン
を第1の輸送ライン64から第2の輸送ライン65に切
り替え、第2の燃料油タンク62内の第2の燃料油12
を燃焼器72に供給する。ガスタービンのHOT起動時
や停止時には既に「発明が解決しようとする課題」の項
にて記載したように定常運転用の第1の燃料油11を用
いると気化して流量制御が困難になるが、本実施の形態
では図3に示したように軽質分を含まない起動/停止専
用の第2の燃料油を用いているため、燃料油が気化せ
ず、流量制御に問題は生じないのでガスタービンを安定
して運転することができる。
【0017】そして起動/停止専用の燃料油(第2の燃
料油)を外部から搬入するのではなく、発電施設の一部
である燃料製造設備にて製造し、自給しているため、当
該燃料油の確保が確実であると共に、タンクローリから
の移し替え等の手間が不要であって、第2の燃料油タン
ク62の残量に応じて燃料油の製造量をコントロールで
きるので燃料油の供給及び管理が容易である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、起動
/停止専用の蒸気圧の低い燃料油を燃料製造設備で製造
し、起動/停止時に切り替え手段により輸送ラインを切
り替えて定常運転用の燃料油に代えて当該燃料油を発電
設備に供給するようにしているため、常にガスタービン
を安定して運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石油燃料燃焼コンバインドサイクル発
電施設の実施の形態の全体の概要を示す構成図である。
【図2】燃料製造設備の全体の概要を示す構成図であ
る。
【図3】第1及び第2の燃料油の性状を示す説明図であ
る。
【図4】油焚きコンバインドサイクル発電設備の全体の
概要を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態における燃料油の輸送ライ
ン、燃料油の切り替え手段及び燃焼器を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
A 燃料製造設備 B 発電設備 1 原油タンク 11 第1の燃料油 12 第2の燃料油 2 蒸留装置 3 溶剤脱れき装置 4,5 水素化処理装置 61 第1の燃料油タンク 62 第2の燃料油タンク 64 第1の輸送ライン 65 第2の輸送ライン 7 ガスタービン設備 71 燃料油切り替え手段 72 燃焼器 73 ガスタービン本体 8 蒸気サイクル設備 94 フローディバイダ 95 燃料ノズル
フロントページの続き (72)発明者 佃 学 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株式会社内 (72)発明者 赤間 貴朗 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株式会社内 (72)発明者 古川 俊樹 東京都港区芝浦1−1−1 株式会社東芝 本社事務所内 (72)発明者 中富 淳夫 東京都港区芝浦1−1−1 株式会社東芝 本社事務所内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BA11 BB00 BC07 BD00 DA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原油及び/または重油を原料油として、
    ガスタ−ビンを定常運転させるための第1の燃料油とガ
    スタ−ビンを起動させるまたは停止させるための燃料油
    であって、第1の燃料油より蒸気圧が小さい第2の燃料
    油とを製造する燃料製造設備と、 前記第1の燃料油または第2の燃料油を燃焼器で燃焼し
    てガスタ−ビンと蒸気タ−ビンとを組み合わせて発電す
    る発電設備と、 前記第1の燃料油及び第2の燃料油を夫々貯蔵する第1
    の燃料油タンク及び第2の燃料油タンクと、 前記第1の燃料油及び第2の燃料油を切り替えて前記燃
    焼器に供給する燃料油切り替え手段と、 前記第1の燃料油タンク内の第1の燃料油を前記燃料油
    切り替え手段に輸送するための第1の輸送ラインと、 前記第2の燃料油タンク内の第2の燃料油を前記燃料油
    切り替え手段に輸送するための第2の輸送ラインと、を
    備えたことを特徴とする石油燃料燃焼コンバインドサイ
    クル発電施設。
  2. 【請求項2】 第1の燃料油は、蒸留塔の塔頂油を脱ガ
    ス塔により脱ガスしたものと前記蒸留塔の塔底油とを混
    合したものであり、第2の燃料油は、前記蒸留塔の塔底
    油であることを特徴とする請求項1記載の石油燃料燃焼
    コンバインドサイクル発電施設。
  3. 【請求項3】 前記蒸留塔に供給される油は、原油及び
    /または重油から重質分を除去し、更に水素化精製を行
    った精製油であることを特徴とする請求項2記載の石油
    燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設。
  4. 【請求項4】 燃料油を製造する燃料製造設備と、前
    記燃料油を燃焼器で燃焼してガスタ−ビンと蒸気タ−ビ
    ンとを組み合わせて発電する発電設備と、を備えた石油
    燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設を運転する方法
    において、 前記燃料製造設備において原油及び/または重油を原料
    油として、ガスタ−ビンを定常運転させるための第1の
    燃料油を製造し、第1の燃料油タンクに貯蔵する工程
    と、 前記燃料製造設備において原油及び/または重油を原料
    油として、ガスタ−ビンを起動させるまたは停止させる
    ための燃料油であって、第1の燃料油より蒸気圧が小さ
    い第2の燃料油を製造し、第2の燃料油タンクに貯蔵す
    る工程と、 前記ガスタ−ビンを定常運転させるときには第1の燃料
    油タンクに貯蔵されている第1の燃料油を第1の輸送ラ
    インを通じて燃焼器に供給する工程と、 前記ガスタ−ビンを熱い状態で起動させるときまたは停
    止させるときには第1の輸送ラインから第2の輸送ライ
    ンに切り替えて、第2の燃料油タンクに貯蔵されている
    第2の燃料油を第2の輸送ラインを通じて燃焼器に供給
    する工程と、を備えたことを特徴とする石油燃料燃焼コ
    ンバインドサイクル発電施設の運転方法。
JP11228672A 1999-08-12 1999-08-12 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。 Withdrawn JP2001055931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228672A JP2001055931A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228672A JP2001055931A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001055931A true JP2001055931A (ja) 2001-02-27

Family

ID=16880014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11228672A Withdrawn JP2001055931A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001055931A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6289698B2 (ja) 二酸化炭素循環作動流体を用いた高効率発電のためのシステムおよび方法
US8136740B2 (en) Thermodynamic cycles using thermal diluent
US8631657B2 (en) Thermodynamic cycles with thermal diluent
JP6749780B2 (ja) 追い焚きガスタービンコンバインドサイクルプラントの改良された温度が比較的低い状態の蒸気タービンを起動する方法
US10753600B2 (en) Turbine system and method
Rao Evaporative gas turbine (EvGT)/humid air turbine (HAT) cycles
EP3844371B1 (en) System for generating energy in a working fluid from hydrogen and oxygen and method of operating this system
JP2001527615A (ja) 残燃料油による発電方法及び装置
JP2001055931A (ja) 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。
Cheng The distinction between the Cheng and STIG cycles
CN105980773A (zh) 用于热电联产的方法和设备
JPH102234A (ja) コンバインド・サイクル発電設備
JP2870243B2 (ja) 石炭ガス化プラントとその運転方法
JP2007291897A (ja) 重質油改質燃料焚きガスタービン及び重質油改質燃料焚きガスタービンの運転方法
Rao Gas-fired combined-cycle power plant design and technology
Long III et al. The Use of Integrated Mild/Partial Gasification Combined (IMPGC) Cycle Technology As a Potential Retrofit Option for Pulverized Coal Plants
JP5615199B2 (ja) 燃焼装置
JPH09194852A (ja) コンバインド・サイクル発電用燃料の製造方法
JP2001050011A (ja) 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。
Kallio et al. Report on limitations of combustion-based generation technologies
JP2009063205A (ja) 貫流式排熱回収ボイラ
JPH09195721A (ja) コンバインド・サイクル発電設備
JPH09137904A (ja) 蒸気発生装置を有するパワープラント
JP2001041006A (ja) 石油燃料燃焼コンバインドサイクル発電施設及びその発電施設の運転方法。

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107