JP2001055706A - 構造物用の沓装置 - Google Patents

構造物用の沓装置

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JP2001055706A
JP2001055706A JP11232763A JP23276399A JP2001055706A JP 2001055706 A JP2001055706 A JP 2001055706A JP 11232763 A JP11232763 A JP 11232763A JP 23276399 A JP23276399 A JP 23276399A JP 2001055706 A JP2001055706 A JP 2001055706A
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純男 武田
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郁夫 下田
Naofusa Iwaki
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HARUMOTO TEKKO KK
MATSUO KYORYO KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の一端を浮体式の構造物に回動自在に
連結するための沓装置及びこのような沓装置を用いた構
造体を提供すること。 【解決手段】 沓装置1は、浮体橋81の橋脚80に固
着されると共に上端5開放の凹所6を有した下沓7と、
橋桁9に固着されると共に、下方に突出して垂下した円
柱部13を具備した上沓14と、下沓7に対して上沓1
4を回動自在とするように、凹所6に配された軸受装置
15とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の一端を、
他の構造物、特に浮体橋の橋桁又は橋脚等の浮体式の構
造物に回動自在に連結するための構造物用の沓装置及び
これを具備した構造体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】陸からそれほど離れて
いない島又は浮島を含む人工島(以下、人工島等とい
う)と陸との間の海面に、比較的海面からの高さが低い
浮体橋(道路橋)を浮かばせ、この浮体橋を介して人工
島等と陸とを自動車道等により結び、船舶の通過時に
は、浮体橋をタグボートなどにより移動させて、船舶の
通過を許容するようにする橋構造体が提案されている。
【0003】この場合、人工島等及び陸と浮体橋とを夫
々結ぶために夫々の間に徐々に傾斜した傾斜道路橋が設
置されるが、この道路橋の橋桁は、潮の流れ、潮の干満
による浮体橋の横揺れ、上下動に追従でき、しかも、タ
グボートなどによる浮体橋の移動をも許容できるよう
に、浮体橋と連結解除自在になっている必要がある。
【0004】従来の高架道路又は道路橋におけるその橋
桁は、温度変化、荷重の変動等によるそれ自体の伸縮、
撓み及び地震等の振動を吸収するために、単に滑り支承
又は転がり支承等を介して橋脚上に載置、設置されてい
るが、このような滑り支承又は転がり支承のみでは、上
記のような人工島等及び陸と浮体橋とを夫々連結するこ
とが困難であって、これに対する連結装置としては、い
まだ満足し得るものが提案されていない。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、構造物の一端を、
他の構造物、特に浮体橋の橋桁又は橋脚等の浮体式の構
造物に回動自在に連結するための沓装置及びこのような
沓装置を用いた構造体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の構
造物用の沓装置は、基台又は構造物に固着されると共に
一端開放の凹所を有した一方の沓と、構造物又は基台に
固着されると共に、突出した円柱部を具備した他方の沓
と、この他方の沓に対して一方の沓を回動自在とする軸
受装置とを具備しており、この軸受装置が、凹球面状の
内面を有すると共に一方の沓の凹所に配された軸受本体
と、この軸受本体の凹球面状の内面に摺動自在に接触し
た凸球面状の外面を有すると共に、他方の沓の円柱部の
環状表面に摺動自在に接触する環状内面を有した球面軸
受とを具備しており、他方の沓の円柱部は、球面軸受の
環状内面によって規定される円孔に挿抜自在に配されて
いる。
【0007】第一の態様の沓装置では、軸受装置が球面
軸受を具備し、他方の沓の円柱部が球面軸受の円孔に挿
抜自在に配されているために、基台に対する構造物の相
対的な大きな横揺れ、上下動を含む回動を許容でき、し
かも、必要により円柱部を円孔から引き抜いて両沓の連
結を解除でき、而して、基台と構造物との連結を解除で
きる。
【0008】本発明の第二の態様の沓装置では、第一の
態様の沓装置において、球面軸受の環状内面は、当該環
状内面によって規定される円孔への他方の沓の円柱部の
挿入方向から見て、徐々に縮径する第一の略截頭円錐面
と、この第一の略截頭円錐面に連接しており、当該第一
の略截頭円錐面よりも更に徐々に縮径する第二の略截頭
円錐面とを具備しており、他方の沓の円柱部の環状表面
は、当該円柱部の先端から見て、徐々に拡径する第三の
略截頭円錐面と、この第三の略截頭円錐面に連接してい
ると共に、第二の略截頭円錐面と相補的な形状となるよ
うに、第三の略截頭円錐面よりも更に徐々に拡径した第
四の略截頭円錐面とを具備している。
【0009】第二の態様の沓装置によれば、他方の沓の
円柱部が先端先細り状となっており、球面軸受の円孔が
先端広口となっているために、他方の沓の円柱部の円孔
からの抜き取り後の再挿入に際して、他方の円柱部と球
面軸受の円孔との間に若干の位置ずれが生じていたとし
ても、これを修正できて困難なく所望に他方の沓の円柱
部を球面軸受の円孔に挿入でき、しかも、他方の沓の円
柱部の環状表面は、球面軸受の環状内面の第二の略截頭
円錐面と相補的な形状となる第四の略截頭円錐面を具備
しているために、挿入後においては、他方の沓の円柱部
の環状表面と球面軸受の環状内面とを面接触させること
ができ、而して、他方の沓の円柱部を面的に回転自在に
連結できる。
【0010】本発明の第三の態様の沓装置では、第二の
態様の沓装置において、他方の沓の円柱部は、少なくと
も第四の略截頭円錐面の部位で、ステンレス鋼により肉
盛りされて形成されている。
【0011】第三の態様の沓装置によれば、他方の沓の
円柱部において、球面軸受の環状内面と摺動自在に接触
する略截頭円錐面がステンレス鋼により肉盛りされて形
成されているために、当該略截頭円錐面の腐食を低減で
き、長期に亘って好ましい摺動接触を確保できる。
【0012】本発明の第四の態様の沓装置では、第二又
は第三の態様の沓装置において、一方の沓は、凹所の底
面に弾性手段を具備しており、この弾性手段を介して軸
受本体は、一方の沓に対してその軸心方向に可動となる
ように凹所で一方の沓に着座している。
【0013】第四の態様の沓装置によれば、軸受本体が
一方の沓に対して軸心方向に可動となるように弾性手段
を介して一方の沓に着座しているために、他方の沓の円
柱部の略截頭円錐面と球面軸受の略截頭円錐面との間で
相互の噛み付きが生じようとしても、軸受本体が軸心方
向に逃げるために、他方の沓の円柱部が球面軸受の円孔
から抜けなくなるような過度な噛み付きを防止できる。
【0014】本発明の第五の態様の沓装置では、第2か
ら第四の態様のいずれかの沓装置において、軸受装置
が、軸受本体の外面と凹所の側面を規定する一方の沓の
内面との間に介在された滑り軸受を更に具備している。
【0015】第五の態様の沓装置によれば、軸受本体と
一方の沓との間に滑り軸受が介在されているために、軸
受本体の軸心方向の移動を滑らかに抵抗なしに行うこと
ができ、而して、他方の沓の円柱部の球面軸受の円孔へ
の過度な噛み付きを更に効果的に防止できる。
【0016】本発明の第六の態様の沓装置では、第五の
態様の沓装置において、軸受本体の軸心方向の更なる滑
らか移動を確保するために、軸受本体の外面に対面する
滑り軸受の表面には、固体潤滑材が埋設された複数の凹
所が形成されており、この固体潤滑材の露出面は、軸受
本体の外面に摺動自在に接触している。なお、このよう
な凹所を滑り軸受の表面に代えて、この表面に対面する
軸受本体の外面に設けてもよい。
【0017】本発明の第七の態様の沓装置では、第一か
ら第六の態様のいずれかの沓装置において、球面軸受の
凸球面状の外面には、固体潤滑材が埋設された複数の凹
所が形成されており、この固体潤滑材の露出面は、軸受
本体の凹球面状の内面に摺動自在に接触している。
【0018】本発明の第八の態様の沓装置では、第一か
ら第七の態様のいずれかの沓装置において、球面軸受の
環状内面には、固体潤滑材が埋設された複数の凹所が形
成されており、この固体潤滑材の露出面は、他方の沓の
円柱部の環状表面に摺動自在に接触している。
【0019】第七の態様及び第八の態様の沓装置におい
ては、他方の沓の一方の沓に対する相対的回動に際して
各摺動面に固体潤滑材を流出させて、各摺動面に固体潤
滑材の薄層を形成することができるので、各摺動面を固
体潤滑材の薄層により常に低摩擦状態に維持できる結
果、構造物の大きな相対的回動を長期に亘って滑らかに
許容できる。固体潤滑材としては、黒鉛を主体とし、こ
れにポリテトラフルオロエチレン等を混入したものが好
ましいが、本発明はこれに必ずしも限定されない。
【0020】両沓には、通常、アンカーボルトが植設さ
れ、このアンカーボルトを介して構造物及び基台が固着
される。本発明の沓装置においては、好ましくは、他方
の沓は、その上面で構造物に固着される上沓であり、こ
の構造物は、人工島等又は陸側の構造物であり、一方の
沓が、その下面で基台に固着される下沓であり、ここ
で、基台は、上記の構造物に隣接する浮体式の構造物で
あるが、基台としては、これに限定されず、固定式の構
造物であってもよく、要は、両沓は、隣接する構造物同
士を連結するように配されればよい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、
本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0022】図1から図13において、本例の沓装置1
は、下面2でシム3及び4を介して基台としての後述す
る浮体橋81の橋脚80(図14及び図15参照)にア
ンカーボルト(図示せず)又は溶接等により固着される
と共に上端5開放の凹所6を有した一方の沓としての下
沓7と、上面8で浮体橋81の橋桁84(図14及び図
15参照)に隣接した構造物としての橋桁9にシム10
及び11を介してアンカーボルト12又は溶接等により
固着されると共に、下方に突出して垂下した円柱部13
を具備した他方の沓としての上沓14と、下沓7に対し
て上沓14を回動自在とするように、凹所6に配された
軸受装置15と、凹所6からの軸受装置15の抜け出し
を防止するように、中央に貫通孔16を有して下沓7の
上端面にボルト又は溶接等により固着された円環状の押
え板17とを具備している。
【0023】下沓7は、特に図3及び図4に示すよう
に、円筒状の側壁部21と、側壁部21に一体的に形成
された矩形状の底壁部22と、側壁部21の截頭円錐面
状の外周面23に固着された複数の吊り下げ金具24
と、凹所6の底面25に配された弾性手段26とを具備
している。
【0024】側壁部21の円筒状の内周面27及び底壁
部22の上面28により凹所6が規定されており、底壁
部22には、凹所6に侵入した雨水を排出する貫通孔2
9が複数個形成されている。
【0025】弾性手段26は、凹所6の底面25におい
て、底壁部22の上面28に複数個等角度間隔で形成さ
れた円形穴30に、一端部が上方に突出して嵌合された
円柱状のウレタン製のゴム部材31を具備している。な
お、弾性手段26は、このように離散的に配されたゴム
部材31から構成する代わりに、底壁部22の上面28
に側壁部21の内周面27と同心に少なくとも一個の環
状溝を形成して、この環状溝に嵌合された円環状(リン
グ状)のゴム部材から構成してもよい。また、ゴム部材
31としては、ウレタン製に限らず、その他の天然ゴ
ム、合成ゴムでもよく、要は、耐腐食、耐荷重性に優れ
て、耐久性のあるものであればよい。加えて、弾性手段
26としては、ゴム部材31に代えて又はゴム部材31
と共にコイルばね、板ばね、皿ばね等であってもよい。
【0026】下沓7は、吊り下げ金具24を利用してク
レーン等により吊り下げられて橋脚80上に設置され
る。
【0027】上沓14は、特に図5及び図6に示すよう
に、中央の上面8に位置決め用の円柱状の突起35を一
体的に有した矩形状の取付基部36と、取付基部36に
一体的に垂下して形成された上記の円柱部13と、取付
基部36の周面37に固着された複数の吊り下げ金具3
8とを具備しており、取付基部36の四隅には、アンカ
ーボルト12を挿通させる貫通孔39が形成されてい
る。
【0028】上沓14の円柱部13の環状表面45は、
当該円柱部13の先端46から見て、徐々に拡径する略
截頭円錐面47と、略截頭円錐面47に連接していると
共に、後述の球面軸受48の略截頭円錐面49と相補的
な形状となるように、略截頭円錐面47よりも更に徐々
に拡径した略截頭円錐面50とを具備しており、上沓1
4の円柱部13は、略截頭円錐面50の部位で、ステン
レス鋼により肉盛りされて形成されている。上沓14
は、円柱部13の環状表面45における略截頭円錐面5
0の部位で、球面軸受48の略截頭円錐面49に摺動自
在に接触するようになっている。
【0029】上沓14は、下沓7と同様にして、吊り下
げ金具38を利用してクレーン等により吊り下げられて
軸受装置15上に設置される。
【0030】軸受装置15は、凹球面状の内面55を有
すると共に下沓7の凹所6に配された軸受本体56と、
軸受本体56の凹球面状の内面55に摺動自在に接触し
た凸球面状の外面57を有すると共に、上沓14の円柱
部13の環状表面45に摺動自在に接触する環状内面5
8を有した環状の球面軸受48と、軸受本体56の円筒
状の外面59と凹所6の側面を規定する下沓7の内面、
すなわち側壁部21の円筒状の内周面27との間に介在
された滑り軸受60とを具備している。
【0031】略円筒状の軸受本体56は、特に図7及び
図8に示すように、ボルト61に互いに連結されて一体
化された二個の半割体62及び63からなり、弾性手段
26を介して下沓7に対して軸心方向Aに可動となるよ
うに凹所6で下沓7の上面28に着座されている。
【0032】軸受本体56の中央円孔64に配されて、
軸受本体56に包持された球面軸受48は、特に図9、
図10及び図11に示すように、その環状内面58が、
当該環状内面58によって規定される円孔65への上沓
14の円柱部13の挿入方向から見て、徐々に縮径する
略截頭円錐面66と、略截頭円錐面66に連接してお
り、当該略截頭円錐面66よりも更に徐々に縮径する略
截頭円錐面49と、略截頭円錐面49に連接しており、
略截頭円錐面66に対して逆に徐々に拡径する略截頭円
錐面67とを具備して形成されている。
【0033】球面軸受48の外面57並びに環状内面5
8、すなわち略截頭円錐面49、66及び67の夫々に
は、固体潤滑材68が埋設された複数の凹所69が形成
されており、外面57の固体潤滑材68の露出面は、軸
受本体56の内面55に摺動自在に接触しており、略截
頭円錐面49の固体潤滑材68の露出面は、上沓14の
円柱部13の環状表面45における略截頭円錐面50に
摺動自在に接触している。固体潤滑材68が埋設された
凹所69は、一つの好ましい例では、外面57並びに略
截頭円錐面49、66及び67の夫々の全面に均等に且
つランダムに分散、分布して形成されている。
【0034】球面軸受48は、軸受本体56の内面55
に対して相対的に回転自在に軸受本体56の中央円孔6
4に配されており、上沓14の円柱部13は、球面軸受
48の円孔65に挿抜自在に配されている。なお、固体
潤滑材68が埋設された複数の凹所69を球面軸受48
の外面57並びに略截頭円錐面49、66及び67の夫
々に形成する代わりに、これと同等の固体潤滑材が埋設
された複数の凹所を、軸受本体56の内面55及び円柱
部13の環状表面45、特に略截頭円錐面50に夫々形
成してもよい。
【0035】特に図12及び図13に示す円筒部材から
なる滑り軸受60は、その円筒状の外周面71で下沓7
の側壁部21の内周面27に嵌着されており、その円筒
状の内周面72で軸受本体56の外面59に摺動自在に
接触している。軸受本体56の外面59に対面する滑り
軸受60の表面、本例では、円筒状の内周面72には、
固体潤滑材73が埋設された複数の凹所74が形成され
ており、固体潤滑材73の露出面は、軸受本体56の外
面59に摺動自在に接触している。固体潤滑材73が埋
設された凹所74は、凹所69と同様に、一つの好まし
い例では、内面72の全面に均等に且つランダムに分
散、分布して形成されている。
【0036】軸受本体56は、内周面72に対して軸心
方向Aに可動となるように、滑り軸受60に支持されて
いる。なお、滑り軸受60の内周面72に固体潤滑材7
3が埋設された複数の凹所74を形成する代わりに、軸
受本体の外面59に同等の固体潤滑材が埋設された複数
の凹所を形成してもよい。また、滑り軸受60を設けな
い場合には、軸受本体56の外面59と下沓7の内周面
27とを摺動自在に直接当接させてもよく、この場合、
外面59と内周面27とのいずれか一方に、固体潤滑材
73が埋設された凹所74と同様の凹所を形成してもよ
い。
【0037】橋桁9と浮体橋81の橋脚80との間への
設置に際しては、上沓14は、仮固定金(図示せず)を
介して、回転、揺動しないように下沓7に仮止めされ、
設置後は、仮固定金具は取り除かれるようになってい
る。
【0038】押え板17は、下沓7の側壁部21の上面
76にボルト等により固着されて、凹所6からの軸受装
置15の軸受本体56及び滑り軸受60の抜け出しを防
止しており、上沓14の円柱部13は、押え板17の貫
通孔16を通って球面軸受48の円孔65に配されてい
る。
【0039】以上の沓装置1は、図14及び図15に示
すような、浮体橋81と陸82及び人工島83とを夫々
結ぶ橋桁9と、橋桁9に隣接した浮体橋81の橋脚80
との間に介在されて、構造体としての橋構造体を構成す
る。
【0040】浮体式の構造物としての浮体橋81は、橋
桁84と、橋桁84を支える橋脚80と、橋桁84を橋
脚80を介して海面85上に支持するポンツーン(浮
き)86とを具備しており、橋桁84は、陸82側で
は、当該陸82側の橋桁9の一端部87に、解除自在な
ヒンジ機構88(図16参照)を介して水平面内で回動
自在に連結されており、人工島83側では、当該人工島
83側の橋桁9の一端部89に、同じく解除自在なヒン
ジ機構90を介して水平面内で回動自在に連結されてい
る一方、陸82側及び人工島83側の夫々で、海中に固
定されて、夫々一対の伸縮自在な支持機構91及び92
により移動しないように挟持されて保持されている。
【0041】船舶の通過に際しては、ヒンジ機構88及
び90のいずれかにおけるヒンジ連結が解除され、更
に、支持機構91及び92の片側が油圧ジャッキ等によ
り下降されて、浮体橋81は、図15に示すように、タ
グボート93により水平面内で回動されるようになって
いる。
【0042】浮体橋81の回動に際し、陸82側及び人
工島83側の夫々の橋桁9は、浮体橋81の回動を許容
するように、夫々のその一端部87及び89が油圧ジャ
ッキ等により、橋脚5に隣接した橋脚94から若干上
方、すなわちB方向に持ち上げられるようになってい
る。
【0043】各橋桁9は、一端部87及び89がA方向
に持ち上げ可能となると共に、橋脚5上でその他端部9
5及び96が橋軸方向に移動可能となるように、各橋桁
9を直動及び揺動自在に案内支持する他の沓装置と、橋
桁9の他端部95及び96と各橋脚5との間に介在され
た図示しないロラー又はコロにより支持されるようにな
っており、また、同じく図示しない適宜なストッパ機構
により橋軸方向の一定以上のその移動が阻止されるよう
になっている。
【0044】橋桁9の一端部87及び89と各橋脚80
との間には、沓装置1が配されていると共に、橋桁9の
他端部95及び96と同様に、ロラー又はコロが配され
ており、橋桁9の一端部87及び89は、このロラー又
はコロを介して各橋脚80に橋軸方向に移動可能となる
ように支持されていると共に、各沓装置1を介して各橋
脚80に回動自在に連結されている。
【0045】沓装置1と、沓装置1が上面に載置、固定
された橋脚80と、沓装置1により端部87(又は8
9)が回動自在に連結された橋桁9とを具備した橋構造
体97(又は98)において、沓装置1は、橋桁9の一
端部87(又は89)に対する橋脚80の水平面内での
相対的回動を、主に上沓14の円柱部13での略截頭円
錐面50の球面軸受48の略截頭円錐面49に対する相
対的回動により許容し、橋桁9の一端部87(又は8
9)に対する橋脚80の垂直面内での相対的回動を、球
面軸受48の外面57の軸受本体56の内面55に対す
る相対的回動により許容するようになっている。
【0046】橋桁9が油圧ジャッキ等によりB方向に持
ち上げられる際には、上沓14の円柱部13は、図16
に示すように、球面軸受48の円孔65から抜き出さ
れ、而して、沓装置1は、橋桁9の一端部87(又は8
9)と橋脚80との連結を解除し、浮体橋81が図15
に示すように回動できるようにする。橋桁9が元に復帰
される際には、円柱部13の略截頭円錐面47と球面軸
受48の略截頭円錐面66との摺接に案内されて、上沓
14の円柱部13は球面軸受48の円孔65に滑らかに
挿入される。
【0047】沓装置1では、軸受装置15が球面軸受4
8を具備し、上沓14の円柱部13が球面軸受48の円
孔65に挿抜自在に配されているために、橋桁9の相対
的な大きな回動を許容でき、しかも、必要により円柱部
13を円孔65から引き抜いて下沓7と上沓14との連
結を解除でき、また、上沓14の円柱部13が先端先細
り状となっており、球面軸受48の円孔65が先端広口
となっているために、上沓14の円柱部13の円孔65
への再挿入に際して、上沓14の円柱部13と球面軸受
48の円孔65との間に若干の位置ずれが生じてたとし
ても、これを修正できて困難なく所望に上沓14の円柱
部13を球面軸受48の円孔65に挿入でき、しかも、
上沓14の円柱部13の環状表面45は、球面軸受48
の略截頭円錐面49と相補的な形状となる略截頭円錐面
50を具備しているために、挿入後においては、上沓1
4の円柱部13の環状表面45と球面軸受48の環状内
面58とを面接触させることができ、而して、上沓14
の円柱部13を面的に回転自在に連結できる。
【0048】また、沓装置1では、上沓14の円柱部1
3において、球面軸受48の環状内面58と摺動自在に
接触する略截頭円錐面50がステンレス鋼により肉盛り
されて形成されているために、腐食を低減でき、長期に
亘って好ましい摺動接触を確保でき、更に、軸受本体5
6が下沓7に対して軸心方向Aに可動となるように弾性
手段26を介して下沓7に着座しているために、上沓1
4の円柱部13の略截頭円錐面50と球面軸受48の略
截頭円錐面49との間で相互の噛み付きが生じようとし
ても、軸受本体56が軸心方向Aに逃げるために、上沓
14の円柱部13が球面軸受48の円孔65から抜けな
くなるような過度な噛み付きを防止できる上に、軸受本
体56と下沓7との間に滑り軸受60が介在されている
ために、軸受本体56の軸心方向Aの移動を滑らかに抵
抗なしに行うことができ、而して、円柱部13の円孔6
5への過度な噛み付きを更に効果的に防止できる。
【0049】加えて、沓装置1では、上沓14の下沓7
に対する回動、揺動に際して各摺動面に固体潤滑材68
又は73を流出させて、各摺動面に固体潤滑材の薄層を
形成することができるので、各摺動面を固体潤滑材の薄
層により常に低摩擦状態に維持できる結果、橋桁9の大
きな回動を長期に亘って滑らかに許容できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、構造物の一端を、他の
構造物、特に浮体式の構造物に回動自在に連結するため
の沓装置及びこのような沓装置を用いた構造体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例を示す橋軸
方向の一部断面説明図である。
【図2】図1に示す例の橋軸方向と直交する方向(橋軸
横断方向)の一部断面説明図である。
【図3】図1に示す例の下沓の図4に示すIII−II
I線断面図である。
【図4】図1に示す例の下沓の平面図である。
【図5】図1に示す例の上沓の平面図である。
【図6】図1に示す例の上沓の側面図である。
【図7】図1に示す例の軸受本体の一部切欠平面図であ
る。
【図8】図1に示す例の軸受本体の一部切欠側面図であ
る。
【図9】図1に示す例の球面軸受の平面図である。
【図10】図1に示す例の球面軸受の側面図である。
【図11】図1に示す例の球面軸受の図9に示すXI−
XI線断面図である。
【図12】図1に示す例の滑り軸受の平面図である。
【図13】図1に示す例の滑り軸受の図12に示すXI
II−XIII線断面図である。
【図14】図1に示す例が用いられる橋桁及び浮体橋等
の側面説明図である。
【図15】図7に示す橋桁及び浮体橋等の作用の平面説
明図である。
【図16】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 沓装置 6 凹所 7 下沓 9 橋桁 13 円柱部 14 上沓 15 軸受装置 45 環状表面 48 球面軸受 55 内面 56 軸受本体 57 外面 58 環状内面 65 円孔 80 橋脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591016840 株式会社春本鐵工 大阪府大阪市大正区南恩加島6丁目20番34 号 (71)出願人 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 (71)出願人 000000974 川崎重工業株式会社 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 (71)出願人 390007788 松尾橋梁株式会社 大阪府大阪市大正区鶴町3丁目4番18号 (71)出願人 591099212 片山ストラテック株式会社 大阪府大阪市大正区南恩加島6丁目2番21 号 (71)出願人 000103644 オイレス工業株式会社 東京都港区芝大門1丁目3番2号 (72)発明者 指吸 政男 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2−500 号 大阪市建設局土木部橋梁課内 (72)発明者 武田 純男 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 下田 郁夫 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 (72)発明者 岩城 直房 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 Fターム(参考) 2D059 BB11 BB15 GG59

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台又は構造物に固着されると共に一端
    開放の凹所を有した一方の沓と、構造物又は基台に固着
    されると共に、突出した円柱部を具備した他方の沓と、
    この他方の沓に対して一方の沓を回動自在とする軸受装
    置とを具備しており、この軸受装置が、凹球面状の内面
    を有すると共に一方の沓の凹所に配された軸受本体と、
    この軸受本体の凹球面状の内面に摺動自在に接触した凸
    球面状の外面を有すると共に、他方の沓の円柱部の環状
    表面に摺動自在に接触する環状内面を有した球面軸受と
    を具備しており、他方の沓の円柱部は、球面軸受の環状
    内面によって規定される円孔に挿抜自在に配されてい
    る、構造物用の沓装置。
  2. 【請求項2】 球面軸受の環状内面は、当該環状内面に
    よって規定される円孔への他方の沓の円柱部の挿入方向
    から見て、徐々に縮径する第一の略截頭円錐面と、この
    第一の略截頭円錐面に連接しており、当該第一の略截頭
    円錐面よりも更に徐々に縮径する第二の略截頭円錐面と
    を具備しており、他方の沓の円柱部の環状表面は、当該
    円柱部の先端から見て、徐々に拡径する第三の略截頭円
    錐面と、この第三の略截頭円錐面に連接していると共
    に、第二の略截頭円錐面と相補的な形状となるように、
    第三の略截頭円錐面よりも更に徐々に拡径した第四の略
    截頭円錐面とを具備している請求項1に記載の構造物用
    の沓装置。
  3. 【請求項3】 他方の沓の円柱部は、少なくとも第四の
    略截頭円錐面の部位で、ステンレス鋼により肉盛りされ
    て形成されている請求項2に記載の構造物用の沓装置。
  4. 【請求項4】 一方の沓は、凹所の底面に弾性手段を具
    備しており、この弾性手段を介して軸受本体は、一方の
    沓に対してその軸心方向に可動となるように凹所で一方
    の沓に着座している、請求項2又は3に記載の構造物用
    の沓装置。
  5. 【請求項5】 軸受装置が、軸受本体の外面と凹所の側
    面を規定する一方の沓の内面との間に介在された滑り軸
    受を更に具備している請求項2から4のいずれか一項に
    記載の構造物用の沓装置。
  6. 【請求項6】 軸受本体の外面に対面する滑り軸受の表
    面には、固体潤滑材が埋設された複数の凹所が形成され
    ており、この固体潤滑材の露出面は、軸受本体の外面に
    摺動自在に接触している請求項5に記載の構造物用の沓
    装置。
  7. 【請求項7】 球面軸受の凸球面状の外面には、固体潤
    滑材が埋設された複数の凹所が形成されており、この固
    体潤滑材の露出面は、軸受本体の凹球面状の内面に摺動
    自在に接触している請求項1から6のいずれか一項に記
    載の構造物用の沓装置。
  8. 【請求項8】 球面軸受の環状内面には、固体潤滑材が
    埋設された複数の凹所が形成されており、この固体潤滑
    材の露出面は、他方の沓の円柱部の環状表面に摺動自在
    に接触している請求項1から7のいずれか一項に記載の
    構造物用の沓装置。
  9. 【請求項9】 基台が、隣接する浮体式の構造物である
    請求項1から8のいずれか一項に記載の構造物用の沓装
    置。
  10. 【請求項10】 一方の沓が、その下面で基台に固着さ
    れる下沓であり、他方の沓が、上面で構造物に固着され
    る上沓である請求項1から9のいずれか一項に記載の構
    造物用の沓装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項に記
    載の構造物用の沓装置に用いられる一方若しくは他方の
    沓、軸受装置、軸受本体、球面軸受又は滑り軸受。
  12. 【請求項12】 請求項1から10のいずれか一項に記
    載の構造物用の沓装置と、この沓装置が上面に載置、固
    定された基台と、沓装置により端部が回動自在に基台に
    連結された構造物とを具備した構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7904993B2 (en) 2005-12-21 2011-03-15 Oiles Corporation Spherical bearing for lock gate door and lock gate door having the same
CN102296529A (zh) * 2011-06-23 2011-12-28 中国五冶集团有限公司 滑动球铰座及其在桥梁举升过程中的使用方法

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CN102296529B (zh) * 2011-06-23 2013-06-19 中国五冶集团有限公司 滑动球铰座及其在桥梁举升过程中的使用方法

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