JP2001055420A - 硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法 - Google Patents

硬化性樹脂組成物、接着剤組成物、接合体及び接着方法

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JP2001055420A JP2000170028A JP2000170028A JP2001055420A JP 2001055420 A JP2001055420 A JP 2001055420A JP 2000170028 A JP2000170028 A JP 2000170028A JP 2000170028 A JP2000170028 A JP 2000170028A JP 2001055420 A JP2001055420 A JP 2001055420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低臭気で耐久性、硬化性、貯蔵安定性及び耐
湿性、特に鉄への接着性に優れた硬化性樹脂組成物や接
着剤組成物の提供。 【解決手段】 (1)一般式(A)の化合物Z−O−
(R2 O) p −R1〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基
を示し、R1はフェニル基又は炭素数1〜3個のアルキ
ル基を有するフェニル基を示す。R2は−C24−、−
36−、−CH2CH(CH3)−、−C48−又は−C
612−を示し、pは1〜10の整数を表す。〕、(2)
一般式(B)の化合物Z−O−(R2 O) p −H〔式
中、Z、R2及びpは前述の通りである。〕、(3)一
般式(C)の化合物Z−O−R3〔式中、Zは(メタ)
アクリロイル基を示し、R3 は炭素数5〜16個のアル
キル基を表す。〕、(4)重合開始剤及び(5)還元剤
を含有してなる硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低臭気で鉄への接
着性、貯蔵安定性、硬化性及び耐湿性に優れた硬化性樹
脂組成物や接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】常温下短時間で硬化する常温速硬化型接
着剤の要求は、省力化、省資源及び省エネルギー等のた
めに年々増大する傾向にある。従来、常温速硬化型接着
剤としては、二液型速硬化エポキシ系接着剤、嫌気性接
着剤、瞬間接着剤及び第二世代のアクリル系接着剤(S
GA) が知られている。
【0003】二液型速硬化エポキシ系接着剤は、主剤と
硬化剤を計量、混合して被着体に塗布し、主剤と硬化剤
の反応により硬化するものである。しかし、二液型速硬
化エポキシ系接着剤は主剤と硬化剤の計量と混合が不充
分な場合、著しい強度の低下を起こすことがあり、又、
計量と混合を充分に行った場合でも剥離強度と衝撃強度
が低いという欠点があった。
【0004】嫌気性接着剤は、被着体間において接着剤
組成物を圧着して空気を遮断することにより硬化する。
しかし、圧着する際に接着剤組成物の一部が被着体から
ハミ出した場合、ハミ出した部分は空気に接触するため
に硬化しないという欠点があった。又、被着体間のクリ
アランスが大きい場合も硬化しないという欠点があっ
た。
【0005】瞬間接着剤は通常シアノアクリレートを主
成分とし、作業性に優れている。しかし、剥離強度や衝
撃強度が低いという欠点があった。又、耐湿性と耐水性
も劣るために使用範囲が著しく限定されるという欠点が
あった。
【0006】SGAは二液性であるが、二液の正確な計
量を必要とせず、不完全な計量や混合、時には二液の接
触だけでも、常温で数分又は数十分で硬化するため、作
業性に優れ、しかもSGAは剥離強度や衝撃強度が高
く、ハミ出し部分の硬化も良好であるために広く用いら
れている。しかし、このようなSGAには、化合物とし
てメタクリル酸メチルのような高揮発性で臭気の強い
(メタ)アクリル酸アルキルエステルが使用されている
ため、臭気や引火性が強く、作業環境的にも大きな問題
となっていた。
【0007】これらのSGAの欠点を解決するために、
特開平10−7753号には、高沸点の化合物を含有す
る接着剤組成物が開示されている。これらの接着剤組成
物により、揮発性や引火性の問題は解決されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、さら
に、低臭気、低揮発性、弱引火性に加えて、長期間大き
な荷重に耐えられることが要求されるようになってき
た。特に被着体と接着剤との界面に水分が浸入すると被
着体が剥離するので、前記要求を満たすには高湿度等の
水分条件下でも接着性(特に鉄やアルミニウム)が低下
しない程度の耐湿性を有することも必要である。この高
い要求水準を満たすことにより、構造部材間の接合に用
いる構造用接着剤として、色々な使用環境条件において
高い強度特性を具備できるようになる。
【0009】本発明は、これらの要求を満たすために、
特定の化合物を組み合わせることにより得られた、低臭
気で、高湿度等の条件下でも接着性が低下しないという
耐湿性の良好な硬化性樹脂組成物が本目的を達成すると
の知見を得て、本発明を完成するに至った。
【0010】
〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフェニル基又は炭素数1〜3個のアルキル基を有するフェニル基を示す。R2は−C24−、−C36−、−CH2CH(CH3)−、−C48−又は−C612−を示し、pは1〜10の整数を表す。〕
(2)一般式(B)の化合物 一般式(B) Z−O−(R2 O) p −H〔式中、Z、
2及びpは前述の通りである。〕 (3)一般式(C)の化合物 一般式(C) Z−O−R3〔式中、Zは(メタ)アク
リロイル基を示し、R3 は炭素数5〜16個のアルキル
基を表す。〕 (4)重合開始剤 及び(5)還元剤 を含有してなる硬化性樹脂組成物であり、(5)還元剤
がβ−ジケトンキレート及び/又はβ−ケトエステル
である該硬化性樹脂組成物であり、(5)還元剤がβ
−ジケトンキレート及び/又はβ−ケトエステルと芳
香族アミン及び/又はピリジン誘導体を併用してなる該
硬化性樹脂組成物であり、さらに、(6)エラストマー
成分を含有してなる該硬化性樹脂組成物であり、さら
に、(7)リン酸塩を含有してなる該硬化性樹脂組成物
であり、β−ジケトンキレートがバナジルアセチルアセ
トネートである該硬化性樹脂組成物であり、芳香族アミ
ンがN,N−ジメチルアニリンである該硬化性樹脂組成
物であり、(7)リン酸塩が一般式(D)の酸性リン酸
化合物である該硬化性樹脂組成物であり、
【化2】 第一剤に少なくとも(4)重合開始剤を含有してなり、
第二剤に少なくとも(5)還元剤を含有してなる二剤型
の該硬化性樹脂組成物である。そして、該硬化性樹脂組
成物を含有してなる接着剤組成物である。又、該接着剤
組成物を使用して被着体を接着してなる接合体である。
さらに、接着剤組成物を使用して被着体を接着してなる
ことを特徴とする接着方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明で使用する(1)一般式(A)の化
合物とは以下の構造をいう。
【0013】 一般式(A) Z−O−(R2 O) p −R1 〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフ
ェニル基又は炭素数1〜3個のアルキル基を有するフェ
ニル基を示す。R2は−C24−、−C36−、−CH2
CH(CH3)−、−C48−又は−C612−を示し、p
は1〜10の整数を表す。〕
【0014】(1)一般式(A)の化合物としては、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキ
シプロピル(メタ)アクリレート、フェノキシジプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート及びフェノキシポ
リプロピレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。これらの中では、接着性の点で、フェノキシエ
チル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0015】(1)一般式(A)の化合物の添加量は、
(1)、(2)及び(3)の合計100重量部中、10
〜60重量部が好ましく、20〜50重量部がより好ま
しい。10重量部未満だと接着性が低下するおそれがあ
り、60重量部を越えても接着性が低下するおそれがあ
る。
【0016】本発明で使用する(2)一般式(B)の化
合物とは以下の構造をいう。
【0017】一般式(B) Z−O−(R2 O) p −H 〔式中、Z、R2及びpは前述の通りである。〕
【0018】(2)一般式(B)の化合物としては、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート及びポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの
中では、接着性や耐湿性の点で、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0019】(2)一般式(B)の化合物の添加量は、
(1)、(2)及び(3)の合計100重量部中、10
〜60重量部が好ましく、30〜55重量部がより好ま
しい。10重量部未満だと接着性が低下するおそれがあ
り、60重量部を越えると耐湿性が低下するおそれがあ
る。
【0020】本発明で使用する(3)一般式(C)の化
合物とは以下の構造をいう。
【0021】一般式(C) Z−O−R3〔式中、Zは
(メタ)アクリロイル基を示し、R3 は炭素数5〜16
個のアルキル基を表す。〕
【0022】(3)一般式(C)の化合物としては、2
−エチルへキシル(メタ)アクリレート、イソデシル
(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレ
ート及びトリデシル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらの中では、接着性や耐湿性の点で、2−エチ
ルへキシル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0023】式中、R3 の炭素数は5〜16個が好まし
く、6〜13個がより好ましい。5個未満だと耐湿性が
低下するおそれがあり、16個を越えると接着性が低下
するおそれがある。
【0024】(3)一般式(C)の化合物の添加量は、
(1)、(2)及び(3)の合計100重量部中、1〜
30重量部が好ましく、5〜20重量部がより好まし
い。1重量部未満だと耐湿性が低下するおそれがあり、
30重量部を越えると接着性、特に鉄に対する引張剪断
強度が低下するおそれがある。
【0025】本発明で使用する(4)重合開始剤として
は、有機過酸化物が好ましい。有機過酸化物としては、
クメンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイドロ
パーオキサイド、ターシャリーブチルハイドロパーオキ
サイド、ジイソプロピルベンゼンジハイドロパーオキサ
イド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイル
パーオキサイド及びターシャリーブチルパーオキシベン
ゾエート等が挙げられる。これらの1種又は2種以上が
使用できる。これらの中では、反応性の点で、クメンハ
イドロパーオキサイドが好ましい。
【0026】(4)重合開始剤の添加量は、(1)、
(2)及び(3)の合計100重量部に対して、0.5
〜10重量部が好ましく、1〜7重量部がより好まし
い。0.5重量部未満だと硬化速度が遅いおそれがあ
り、10重量部を越えると貯蔵安定性が悪くなるおそれ
がある。
【0027】本発明で使用する(5)還元剤は、前記
(4)重合開始剤と反応し、ラジカルを発生する公知の
還元剤であればよい。還元剤としては、β−ジケトン
キレート及び/又はβ−ケトエステル、芳香族アミン
及び/又はピリジン誘導体、第3級アルキルアミン及
びチオ尿素誘導体等が挙げられる。
【0028】β−ジケトンキレートとしては、バナジ
ルアセチルアセトネート、コバルトアセチルアセトネー
ト及び銅アセチルアセトネート等が挙げられる。β−ケ
トエステルとしては、ナフテン酸バナジル銅、ナフテン
酸バナジル及びステアリン酸バナジル等が挙げられる。
これらの1種又は2種以上が使用できる。これらの中で
は、(4)重合開始剤との反応性の点で、β−ジケトン
キレートが好ましく、バナジルアセチルアセトネートが
より好ましい。 芳香族アミンとしては、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジメチル−p−トルイジン及びN,N−ジオキ
シエチル−p−トルイジン等が挙げられる。ピリジン誘
導体としては、2,4−ピリジンジアミン等が挙げられ
る。これらの1種又は2種以上が使用できる。これらの
中では、(4)重合開始剤との反応性の点で、芳香族ア
ミンが好ましく、N,N−ジメチルアニリンがより好ま
しい。 第3級アルキルアミンとしては、トリエチルアミン、
トリプロピルアミン、トリブチルアミン及びN,N−ジ
メチルパラトルイジン等が挙げられる。 チオ尿素誘導体としては、2−メルカプトベンズイミ
ダゾール、メチルチオ尿素、シブチルチオ尿素、テトラ
メチルチオ尿素及びエチレンチオ尿素等が挙げられる。
【0029】これらの中では、接着性や硬化速度の点
で、β−ジケトンキレート及び/又はβ−ケトエステ
ルが好ましく、β−ジケトンキレート及び/又はβ−
ケトエステルと芳香族アミン及び/又はピリジン誘導
体を併用することがより好ましい。
【0030】(5)還元剤の添加量は、(1)、(2)
及び(3)の合計100重量部に対して、0.01〜5
重量部が好ましく、0.05〜1重量部がより好まし
い。0.01重量部未満だと硬化速度が遅く、接着性が
低下するおそれがあり、5重量部を越えると未反応の還
元剤が残り、接着性が低下し、貯蔵安定性が悪くなるお
それがある。
【0031】さらに、本発明では、剥離強度と衝撃強度
を向上させるために、(6)エラストマー成分を使用す
ることが好ましい。エラストマー成分とは、常温でゴム
状弾性を有する高分子物質をいい、(メタ)アクリル系
モノマーに溶解又は分散できるものが好ましい。
【0032】このような(6)エラストマー成分として
は、アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン−メチルメタクリ
レート共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−
アクリロニトリル−スチレン共重合体、メチルメタクリ
レート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS) 、ア
クリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、並び
に、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、線
状ポリウレタン、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム及びブタジエンゴム等の各種合成ゴム、天然ゴ
ム、スチレン−ポリブタジエン−スチレン系合成ゴムと
いったスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエチレン
−EPDM合成ゴムといったオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー、並びに、カプロラクトン型、アジペート型及
びPTMG型といったウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメチレン
グリコールマルチブロックポリマーといったポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー、ナイロン−ポリオールブロ
ック共重合体やナイロン−ポリエステルブロック共重合
体といったポリアミド系熱可塑性エラストマー、1,2
−ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、並びに、塩
ビ系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらのエ
ラストマー成分は相溶性が良ければ、1種又は2種以上
が使用できる。
【0033】又、末端メタクリル変性したポリブタジエ
ンも使用できる。
【0034】これらの中では、化合物に対する溶解性及
び接着性の点で、メチルメタクリレート−ブタジエン−
スチレン共重合体及び/又はアクリロニトリル−ブタジ
エンゴムが好ましく、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ムがより好ましい。
【0035】(6)エラストマー成分の添加量は、
(1)、(2)及び(3)の合計100重量部に対し
て、5〜35重量部が好ましく、10〜30重量部がよ
り好ましい。5重量部未満だと粘度及び接着性が低下す
るおそれがあり、35重量部を越えると粘度が高すぎて
作業上不都合が生じるおそれがある。
【0036】さらに、本発明では接着性を向上させ、硬
化速度を速くするために、(7)リン酸塩を使用するこ
とが好ましい。
【0037】リン酸塩の中では、接着性や硬化速度の点
で、一般式(D)の酸性リン酸化合物が好ましい。
【0038】
【化3】
【0039】この一般式(D)の酸性リン酸化合物とし
ては、アシッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、アシッドホスホオキシプロピル(メタ)アクリレー
ト及びビス(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)
フォスフェート等が挙げられる。これらの中では、接着
性や硬化速度の点で、アシッドホスホオキシエチルメタ
クリレートが好ましい。
【0040】(7)リン酸塩の添加量は、(1)、
(2)及び(3)の合計100重量部に対して、0.0
5〜10重量部が好ましく、0.1〜7重量部がより好
ましい。0.05重量部未満だと硬化速度が遅く、接着
性、特にアルミニウムへの接着性が低下するおそれがあ
り、10重量部を越えても接着性が低下するおそれがあ
る。
【0041】又、本発明の硬化性樹脂組成物は、空気に
接している部分の硬化を迅速にするために各種パラフィ
ン類を使用することができる。パラフィン類としては、
パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバ
ろう、蜜ろう、ラノリン、鯨ろう、セレシン及びカンデ
リラろう等が挙げられる。
【0042】パラフィン類の添加量は、(1)、(2)
及び(3)の合計100重量部に対して、0.1〜5重
量部が好ましく、0.3〜2.5重量部がより好まし
い。0.1重量部未満だと空気に接している部分の硬化
が悪くなるおそれがあり、5重量部を越えると接着性が
低下するおそれがある。
【0043】更に、貯蔵安定性を改良する目的で、重合
禁止剤を含む各種の酸化防止剤等を使用することができ
る。酸化防止剤としては、ハイドロキノン、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル、2,6−ジターシャリーブチ
ル−p−クレゾール、2,2’−メチレンビス(4−メ
チル−6−ターシャリーブチルフェノール)、トリフェ
ニルホスファイト、フェノチアジン及びN−イソプロピ
ル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン等が挙げ
られる。
【0044】酸化防止剤の添加量は、(1)、(2)及
び(3)の合計100重量部に対して、0.001〜3
重量部が好ましく、0.01〜1重量部がより好まし
い。0.001重量部未満だと効果がないおそれがあ
り、3重量部を越えると接着性が低下するおそれがあ
る。
【0045】なお、これらの他にも所望により可塑剤、
充填剤、着色剤及び防錆剤等の既に知られている物質を
使用することもできる。
【0046】以上、本発明で使用する成分について説明
したが、本発明の硬化性樹脂組成物には更に上記
(1)、(2)及び(3)以外の臭気の少ない化合物を
使用してもよい。
【0047】本発明の実施態様としては、接着剤組成物
として使用することが好ましい。この場合には例えば、
二剤型の接着剤組成物として使用することが挙げられ
る。二剤型については、本発明の接着剤組成物の必須成
分全てを貯蔵中は混合せず、接着剤組成物を第一剤及び
第二剤に分け、第一剤に少なくとも(4)重合開始剤
を、第二剤に少なくとも(5)還元剤と必要に応じて
(7)リン酸塩を含有させ、別々に貯蔵する。この場
合、両剤を同時に又は別々に塗布して接触、硬化するこ
とによって、二剤型の接着剤組成物として使用できる。
【0048】別の実施態様としては、第一剤及び第二剤
のいずれか一方又は両方に重合性ビニルモノマー及びそ
の他の任意の成分を予め含有せしめ、硬化時に両者を混
合することによって、一剤型の接着剤組成物として使用
できる。
【0049】これらの実施態様の中では、貯蔵安定性に
優れる点で、二剤型の接着剤組成物として使用すること
が好ましい。
【0050】本発明では、硬化性樹脂組成物の硬化体に
より、被着体を接合して接合体を作製する。被着体の各
種材料については、紙、木材、セラミック、ガラス、陶
磁器、ゴム、プラスチック、モルタル、コンクリート及
び金属等制限はないが、被着体が金属の場合、特に鉄や
アルミニウムの場合により優れた接着性を示す。
【0051】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。なお、各物質の使用量の単位は重量部で示す。な
お、各物質についてパラフィン類としてはパラフィンを
用い、酸化防止剤としてはハイドロキノンモノメチルエ
ーテルを用いた。各種物性については、次のようにして
測定した。
【0052】〔引張剪断強度〕試験片として100×2
5×1.6mmのSPCC−Dのサンドブラスト鋼板を
用いた。温度23℃、湿度50%の環境下でJIS K
−6850に従い、一枚の試験片の片面に第一剤を塗布
し、もう一枚の試験片に第二剤を塗布した。その後直ち
に塗布面同士を重ね合わせて貼り合わせた。こののち、
室温で24時間養生し、これを引張剪断強度測定用試料
とした。試料の引張剪断強度(単位:MPa)は、温度
23℃、湿度50%の環境下で引張速度10mm/分で
測定した。
【0053】〔剥離強度〕試験片として100×25×
0.3mmのSPCC−Dのサンドブラスト処理鋼板又
は100×25×0.5mmのアルミニウムA−505
2のサンドブラスト処理鋼板を用いた。温度23℃、湿
度50%の環境下でJIS K−6854に従い、一枚
の試験片の片面に第一剤を塗布し、もう一枚の試験片に
第二剤を塗布した。その後直ちに塗布面同士を重ね合わ
せて貼り合わせた。こののち、室温で24時間養生し、
これを剥離強度測定用試料とした。なお、硬化性樹脂組
成物層の厚さを均一化するため、SPCC−Dのサンド
ブラスト処理鋼板では粒径100μmのガラスビーズ
を、アルミニウムA−5052のサンドブラスト処理鋼
板では400μmのガラスビーズをそれぞれ微量添加し
た。試料の剥離強度(単位:kN/m)は、温度23
℃、湿度50%の環境下で、SPCC−Dのサンドブラ
スト処理鋼板は引張速度50mm/分で、アルミニウム
A−5052のサンドブラスト処理鋼板では引張速度2
50mm/分でT剥離強度を測定した。
【0054】〔耐湿性引張剪断強度保持率〕接着耐久性
の評価項目として耐湿性引張剪断強度保持率を測定し
た。試験片として100×25×2.0mmのアルミニ
ウムA−5052のサンドブラスト処理鋼板を用いた。
アルミニウムの引張剪断強度測定用試料を温度50℃、
湿度98%の環境下に1週間放置した後、取り出して温
度23℃、湿度50%の環境下で引張速度2.5mm/
分で引張剪断強度を測定した。温度23℃、湿度50%
の環境下に曝した引張剪断強度に対して、温度50℃、
湿度98%の環境下に曝した引張剪断強度の割合を耐湿
性引張剪断強度保持率(単位:%)とした。
【0055】〔臭気〕各硬化性樹脂組成物の臭気の強さ
を次のようにした。 ○:ほとんど臭気が無い。 ×:明らかに臭気がある。
【0056】〔固着時間〕JISK−6856に従い、
試験片(100mm×25mm×1.6mmt、SPC
C−Dのサンドブラスト処理鋼板)の片方に第一剤と第
二剤を等量混合したものを塗布し、その後、直ちにもう
片方の試験片を重ね合わせて貼り合わせたものを試料と
した。試料の固着時間(単位:分)は、温度23℃、湿
度50%の環境下で、試料をプッシュプルゲージ(Mo
delS、Komura社製)で引っ張り、貼り合わせ
直後から、0.4MPa以上の強度が測定されるまでの
時間を測定した。
【0057】〔粘度〕JIS K−7117に従い、第
一剤と第二剤を500mlずつ取り、25℃の恒温槽に
24時間放置したものを試料とした。粘度の測定は、2
5℃で単一円筒型回転粘度計で2分間連続して測定し
た。
【0058】(実験例1)表1の添加量で各物質を混合
して第一剤と第二剤からなる硬化性樹脂組成物を調製
し、各種物性を測定した。測定結果を表1に示した。
【0059】
【表1】
【0060】(実験例2)実験No.1−1の硬化性樹
脂組成物につき、各種物性を測定した。測定結果を表2
に示した。
【0061】
【表2】
【0062】(実験例3)表3〜4の添加量で各物質を
混合して第一剤と第二剤からなる硬化性樹脂組成物を調
製し、各種物性を測定した。測定結果を表3〜4に示し
た。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物によって、低
臭気、低揮発性、弱引火性に加えて、引張剪断強度が大
きく、高湿度等の水分条件下でも接着性(特に鉄やアル
ミニウム)が低下しない程度の耐湿性が得られるとい
う、色々な使用環境条件において高い強度特性を具備
し、かつ、長期間大きな荷重に耐えられる低臭気型の構
造用接着剤が得られる。又、本発明の接着剤組成物は、
耐久性、硬化性及び貯蔵安定性にも優れている。接合体
の耐久性の劣化要因としては湿気が挙げられるが、本発
明の接着剤組成物は耐湿性が向上するので、接合体の耐
久性も向上するものである。従って、その産業上の有益
性は極めて大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/30 C08F 220/30 230/02 230/02 290/06 290/06 291/02 291/02 C09J 4/02 C09J 4/02 4/06 4/06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)一般式(A)の化合物 一般式(A) Z−O−(R2 O) p −R1 〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R1はフ
    ェニル基又は炭素数1〜3個のアルキル基を有するフェ
    ニル基を示す。R2は−C24−、−C36−、−CH2
    CH(CH3)−、−C48−又は−C612−を示し、p
    は1〜10の整数を表す。〕 (2)一般式(B)の化合物 一般式(B) Z−O−(R2 O) p −H 〔式中、Z、R2及びpは前述の通りである。〕 (3)一般式(C)の化合物 一般式(C) Z−O−R3 〔式中、Zは(メタ)アクリロイル基を示し、R3 は炭
    素数5〜16個のアルキル基を表す。〕 (4)重合開始剤及び(5)還元剤を含有してなる硬化
    性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (5)還元剤がβ−ジケトンキレート
    及び/又はβ−ケトエステルである請求項1記載の硬化
    性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (5)還元剤がβ−ジケトンキレート
    及び/又はβ−ケトエステルと芳香族アミン及び/又
    はピリジン誘導体を併用してなる請求項1記載の硬化性
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、(6)エラストマー成分を含有
    してなる請求項1〜3のいずれか1項記載の硬化性樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】 さらに、(7)リン酸塩を含有してなる
    請求項1〜4のいずれか1項記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 β−ジケトンキレートがバナジルアセチ
    ルアセトネートである請求項2又は3項記載の硬化性樹
    脂組成物。
  7. 【請求項7】 芳香族アミンがN,N−ジメチルアニリ
    ンである請求項3記載の硬化性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 (7)リン酸塩が一般式(D)の酸性リ
    ン酸化合物である請求項5記載の硬化性樹脂組成物。 【化1】
  9. 【請求項9】 第一剤に少なくとも(4)重合開始剤を
    含有してなり、第二剤に少なくとも(5)還元剤を含有
    してなる二剤型の請求項1〜8のいずれか1項記載の硬
    化性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載の硬
    化性樹脂組成物を含有してなる接着剤組成物。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の接着剤組成物を使用
    して被着体を接着してなる接合体。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の接着剤組成物を使用
    して被着体を接着してなることを特徴とする接着方法。
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