JP2001055281A - 不定形容器用液体抽出装置 - Google Patents

不定形容器用液体抽出装置

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JP2001055281A
JP2001055281A JP11233354A JP23335499A JP2001055281A JP 2001055281 A JP2001055281 A JP 2001055281A JP 11233354 A JP11233354 A JP 11233354A JP 23335499 A JP23335499 A JP 23335499A JP 2001055281 A JP2001055281 A JP 2001055281A
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liquid
container
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JP11233354A
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English (en)
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Yozo Araki
洋三 荒木
Tsukasa Ikemori
士 池森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性の不定形の液体収納容器を安定して立
てることができ、小さい力で内容物の液体を抽出可能な
不定形容器用液体抽出装置を提供する。 【解決手段】 ホルダー本体11は、一体的に成形され
た樹脂製の筐体であり、前部本体11A及び後部本体1
1Bの2つの部材を有し、蝶番部11Cを中心に相対回
動して開く。支持板11E、11Fは、倒立させた不定
形容器20の抽出口20Aを下側に通し、不定形容器2
0本体を支える。前部本体11Aの上部にはノズル17
を設けた。抽出用チューブ15は、このノズル17と倒
立した不定形容器20とを連結する。不定形容器20
は、その上側が巻取ローラ13に少し巻き取られてい
る。巻取ローラ13で巻取ることで、不定形容器20内
の圧力を高めることができ、内容物を抽出できる。巻取
ローラ13は、長孔11Iに沿って移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイン、飲料水、
液体調味料、洗剤(例えばシャンプー)又は化粧水等の
液体を収納した可撓性の不定形容器を立てて保持すると
共に、必要に応じて液体を抽出することができる不定形
容器用液体抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可撓性の不定形容器に収容された液体
(例えばシャンプーなどの洗剤や化粧水や液体調味料な
ど)の保持と抽出を行うホルダーとしては、自立型の不
定形容器に対して、「自立型可撓性液体収納袋用液体抽
出器」が特開平6−156554号に公示されている。
以下、図8乃至図10を用いて簡単に説明する。図9に
示すように、自立型可撓性液体収納袋101は自立可能
で、上方にキャップシール102aを付着した抽出口1
02を設けたものである。図8に示すように、液体抽出
体103は、この自立型可撓性液体収納袋101を自立
させることができる受部103aを設けると共に、この
受部103aに背面部103bを一体に立設し、かつこ
の背面部103bの上部103cに、抽出口102を露
出し得る長孔104aを上方所定位置に設けた板状の押
圧体104の上端部104bを蝶番105を介して回動
自在に枢着したものである。使用時には、押圧体104
により受部103aに自立させた自立型可撓性液体収納
袋101の上から押圧し得るようになっている。図8に
示すように、側面部103dは、背面部103b上に受
部103aと共に箱状に一体に形成されている。この側
面部103dの両側には、液体抽出体103を安定に立
設させるための袖部103eがそれぞれ一体に形成され
ている。このように側面部103dが形成されているた
め、自立型可撓性液体収納袋101を受部103aに自
立させて押圧体104により押圧すると、この自立型可
撓性液体収納袋101は、左右にずれることなく確実に
押圧される。自立型可撓性液体収納袋101に設けたキ
ャップシール102aを付着した抽出口102には、ね
じ部102bが設けられている。キャップ付抽出パイプ
106は、図10に示すように、ねじ部106aを設け
たキャップ106bにパイプ106cを付設したもので
ある。このキャップ付抽出パイプ106を抽出口102
に取付けるに際しては、まずキャップシール102aに
孔をあけ、しかる後抽出口102のねじ部102bに、
キャップ付抽出パイプ106をねじ部106bによって
締着させる。パイプ106cの適宜位置には、自由に動
き得る蛇腹部106dが設けられている。なお、抽出口
106は、普段はキャップ(図示省略)を被せている。
【0003】次に、作用を説明する。まず、シャンプー
等の洗剤や化粧水や液体調味料など、その他の液体ある
いは流動物からなる内容物Aが充填されている自立型可
撓性液体収納袋101を購入して、キャップシール10
2aに孔をあけ、抽出口102にキャップ付抽出パイプ
106を締着させておく。次いで、液体抽出体103の
板状の押圧体104を、蝶番105を介して回動させて
上方に上げながら、この自立型可撓性液体収納袋101
を液体抽出体103の受部103aの上に自立させ、板
状の押圧体104の長孔104aに、キャップ付抽出パ
イプ106のパイプ106cを挿入しながら下方に下げ
ておく。このような状態において、自立型可撓性液体収
納袋101に充填されている内容物Aを抽出する際に
は、液体抽出体103の押圧体104の下方自由端部を
自立型可撓性液体収納袋101の上面から押圧すると、
自立型可撓性液体収納袋101内の内容物Aは押され
て、キャップ106bによって外部に漏れることなくキ
ャップ抽出パイプ106のパイプ106cから抽出す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】飲料水等を収納する不
定形容器は近年容量が大きくなり、上述の従来例の「自
立型可撓性液体収納袋用液体抽出器」では、次のような
不具合点がある。 (1) 対象容器(袋)が自立型に限られる。 (2) 容器内の液面が下がると容器の上部が負圧になり、
抽出口から容易に空気が逆流して容器内に入り、内容物
が微生物の汚染又は酸化をうけ、質的に劣化を起こす。 (3) 内容物の抽出時には押圧体と容器(袋)との接触面
積が大きくなり、また、機構上梃子の力比が小さいの
で、大きな押圧力が必要となる。
【0005】本発明は、かかる状況に鑑みてなされたも
のであり、自立型、非自立型を問わず比較的に容量の大
きい不定形の液体収納容器を対象として、安定して立て
ることができ、小さい力で内容物の液体を抽出すること
ができ、空気の吸込みがなく、ハンドリングに便利でコ
ストの安い不定形容器用液体抽出装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、可撓性の不定形容
器の内容物を抽出するための不定形容器用液体抽出装置
であって、内部に該不定形容器を交換可能に保持する本
体部と、該不定形容器を巻き込んで不定形容器内の内容
物を抽出する回動部材と、上記本体部に外部へ突出可能
に設置され不定形容器側抽出口と取外し可能に連結され
る抽出口とを有することを特徴とする。本発明は、上部
にキャップが螺着された抽出口と下部に適宜の巾をとっ
て設けられた孔を有する比較的容量の大きい可撓性の液
体収納用不定形容器を対象とする。ホルダー本体(本体
部)は、好ましくは樹脂製で一体的に成形され、断面が
ほぼ四角形で縦長の形状の筐体とし、これを前部本体及
び後部本体の2つに分割して、底部に設けた薄肉蝶番部
を中心に相対回動して開くことで開口部を形成できるよ
うにし、下部には倒立させた不定形容器の抽出口を下側
に通し、不定形容器本体を支える支持板を設ける。前部
本体の上部には、内壁面に固設された軸筒回りに回転
し、常時は前部本体内に収まって液通路を閉じ、液体抽
出時には外に突出して液通路を開く抽出口を設け、この
抽出口と倒立した不定形容器とを抽出用チューブで連結
する。また、上記回動部材は、本体部内に移動かつ回動
可能に設置されている。この回動部材は、好ましくは2
個のフックを備えたロッドの両端にノブと案内円板を固
着した巻取ローラであり、これを好ましくはホルダー本
体の両側面に設けた長孔に嵌め、2個のフックで倒立さ
せた不定形容器の上部の孔に掛けてノブを回して巻取
り、不定形容器内の液体を加圧して押出すようにする。
【0007】課題解決手段のより具体的な構成は、以下
である。液体を収納する可撓性の不定形容器から内容物
を抽出するための抽出装置において、樹脂製の一体的に
形成され、下部に倒立した不定形容器を支える支持板を
備え、底部に設けた蝶番部を介して回転して前部本体と
後部本体に2つに割れて開くことができる縦長のホルダ
ー本体と、該ホルダー本体の前面上部に設けられ、常時
は前記のホルダー本体の中に収まって液通路を閉じ、抽
出時には回転して外に突出して液通路を開く抽出口と、
前記ホルダー本体の両側面に設けられた長孔に挿通さ
れ、ホルダー本体の内部側に前記不定形容器の底部を係
止するフックを有し、ホルダー本体の外側の両端にノブ
を有するロッドで成り、前記の倒立した不定形容器の上
部を巻取る巻取ローラと、前記不定形容器の抽出口に螺
着するエルボ付キャップ及び該キャップと前記ホルダー
本体の抽出口とを連結する抽出用チューブ(連結チュー
ブ)と、により成る。
【0008】上記構成において、前記抽出口は、前部本
体の内壁面に突出したブラケットに支持された軸筒と、
該軸筒に回転可能に嵌まったノズルとで構成され、該ノ
ズルが外部へ回動したときに該ノズル内部の液通路と該
軸筒の内部の液通路とが連通し、該ノズルがホルダ内に
収まったときに前記液通路間が閉になるように構成して
も良い。また、上記構成において、前記巻取ローラは、
ホルダ本体の長孔に形成された立上部(リブ)を挟んで
ノブと案内板がロッドと一体に形成されているように構
成しても良い。上記巻取ローラは、ホルダ本体の長孔に
沿って移動可能に構成しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る不定形容器用
液体抽出装置の実施の形態について図面に基づいて説明
する。この実施の形態は、不定形容器用抽出口付ホルダ
ーに、不定形容器20を収納するタイプの装置にかかる
ものである。まず、不定形容器用抽出口付ホルダー(以
下、容器ホルダーという。)10は、図1に示すような
外観であり、不定形容器20を収容して使用するもので
ある。一方、不定形容器20は、図2に示すように、2
枚の樹脂フィルムの周囲をシールして形成した可撓性の
袋で、上部にキャップ21を螺着された抽出口20A
と、下部のシール20Bに所定の間隔をとってあけられ
た2個の孔20Cとを備えている。抽出口20Aには、
雄ねじ20Dが設けられている。不定形容器20には、
液体が収容されている。
【0010】容器ホルダー10は、図1及び図3に示す
ように、ホルダー本体11、抽出口12、巻取ローラ1
3、エルボー付キャップ14及び抽出用チューブ15に
より構成されている。ホルダー本体11は、例えばポリ
プロピレン等の樹脂製で、一体的に形成されている。前
部本体11Aと後部本体11Bとは、ほぼ対称の断面形
状(「コ」の字状)をしている。前部本体11Aと後部
本体11Bは、底部中央に形成された薄肉の蝶番部11
Cで連結されており、両者は、この蝶番部11Cを中心
として相対的に回転して開くようになっている(同図中
の二点鎖線参照)。そして、閉じたときには、前部本体
11Aの上部に設けられたラッチ11Dが、後部本体1
1Bに設けられたラッチ受と係合して留められるように
なっている。前部支持板11Eは、前部本体11Aの下
部内壁面より突出して設けられており、後部支持板11
Fは、後部本体11Bの下部内壁面より突出して設けら
れている。前部支持板11Eの突出長さは、後部支持板
11Fよりも若干短い。前部支持板11E及び後部支持
板11Fは、ともにリブで補強されている。
【0011】図5に示すように、前部支持板11Eは、
その側端に抽出用チューブ15を通す切欠孔11Gを有
する。また、後部支持板11Fは、その中央部に容器2
0の抽出口20Aが通る切欠孔11Hを備えている。図
3又は図5に示すように、長孔11Iが2個対向配置し
ており、その縁部には、立上部(リブ)11Jが設けら
れている。この長孔11Iは、巻取ローラ13を挿通す
るためのものである。図1及び図3に示すように、孔1
1Kは、指が入るような大きさであり、ホルダー本体1
1の上部を持運ぶための把手として用いるものである。
なお、図1及び図5に示すように、覗窓11Lは内部の
様子が見えるように設けたものである。
【0012】図3又は図6に示すように、抽出口12
は、ホルダー本体11の上側に設けられており、軸筒1
6及びノズル17により構成されている。軸筒16は、
前部本体11Aの内壁面に突設されたブラケット11M
に固着されている。軸筒16は、液通路16A、16B
を有する。液通路16Aは、軸心部に一端が盲(メク
ラ)で他端がエルボー形に曲がって開口しているもので
ある。液通路16Bは、図4又は図7に示すように、こ
の液通路16Aから横方向に直角に折れ曲がって形成さ
れている。ノズル17は、図3又は図6に示すように、
軸筒16に回転自在に外嵌装され、回転中心部から半径
方向に延び鍵型に曲がって開口する液通路17Aを有す
る。軸筒16とノズル17とのはめあいは、適宜の抵抗
モーメントが生ずるようになっており、ノズル17は、
軸筒16との摩擦による抵抗モーメントによって止まっ
た姿勢を保つようになっている。ノズル17は、図3に
示すように、その先端を押して矢印Dの方向に回転させ
ることができる。このように回転させると、ノズル17
の上側先端部に設けたストッパ17Bが前部本体11A
の内壁面に当接して位置決めされる。そして、ノズル1
7の先端が閉じる状態となる。この状態では、液通路1
6Bは、ノズル17の嵌合部の内壁面によって気密に閉
じられている。ノズル17は、図6に示すように、その
上側先端部を押して矢印Eの方向に回転させることがで
きる。このように回転させると、ノズル17は、開いた
状態となる。すなわち、前述したように、ノズル17
は、軸筒16との摩擦による抵抗モーメントによって止
まった姿勢を保ち、軸筒16の液通路16Bとノズル1
7の液通路17Aとは連通した状態となる。
【0013】巻取ローラ13は、図4に示すように、フ
ック13A、ロッド13B、巻取用のノブ13C及び案
内円板13Dを備えている。巻取ローラ13は、樹脂製
で一体的に形成されている。フック(頭付きピン)13
Aは、ロッド13Bの外周面に適宜の間隔をおいて2個
固設されている。ノブ13Cは、ロッド13Bの両端に
設けられている。案内円板13Dは、ノブ13Cの内側
に適宜の間隔を隔てて設けられている。ノブ13Cと案
内円板13Dとの対向する面は、互いに平行で、溝部1
3Eが形成されている。この溝部13Eに、ホルダー本
体11の長孔11Iの縁部の立上部11Jが嵌挿され、
適宜の摩擦力が出るようになっている。ノブ13Cの外
周部は、外(案内円板13D側)に向かって開くテーパ
部13Fが設けられている。案内円板13Dの外周部
は、外(ノブ13C側)に向かって開くテーパ部13G
が設けられている。
【0014】エルボ付キャップ14は、不定形容器20
のキャップ21を外した抽出口20Aの雄ねじ20Dに
螺合させ、フランジの付いたエルボパイプ14Aを任意
の方向に向けて不定形容器20の抽出口20Aに圧着さ
せる雌ねじ付きのキャップである。エルボパイプ14A
は、図7に示すように、抽出用チューブ15によって抽
出口12の軸筒16のエルボ部と連結している。
【0015】次に、容器ホルダー10の作用について説
明する。不定形容器20を容器ホルダー10に装填する
場合について説明する。まず、抽出口12を閉じてお
き、ホルダー本体11の上部のラッチ11Dを外して前
部本体11Aと後部本体11Bを蝶番部11Cを中心と
して回転させて開いて寝かせる。次いで、不定形容器2
0のキャップ21を外しておく。不定形容器20内に空
気が入らないようにして、前部本体11A側の抽出口1
2に抽出用チューブ15を介して連結しているエルボ付
キャップ14を螺着させ、抽出口20Aの首部を後部本
体11Bの切欠孔11Hに嵌めて、全体を後部本体11
Bの中に入れて寝かせ、図4に示すように、2個の孔2
0Cを巻取ローラ13のフック13Aに引っ掛ける。そ
の後、不定形容器20が外れない方向に巻取ローラ13
を回転させて少し巻取り、巻取ローラ13の溝部13E
を後部本体11Bの長孔11Iの縁部の立上部11Jに
嵌める。次いで、前部本体11Aを回転させ、抽出用チ
ューブ15が前部支持板11Eの切欠孔11Gに収まる
ようにして後部本体11Bと合わせて閉じる。以上で、
不定形容器20の装填は終わる。抽出口12を閉じてお
けば液通路は閉じられるので、容器ホルダー10は任意
の姿勢を取ることができる。
【0016】不定形容器20に収容されている液体を抽
出する場合について説明する。まず、容器ホルダー10
を鉛直に立てて置き、抽出口12のノズル17の上端部
を押して回転させてノズル17の下部先端を外に出し、
手で巻取ローラ13のノブ13Cを掴んで回して、不定
形容器20の上端部を巻取って絞る。この圧力で抽出用
チューブ15、液通路16A、16B、17Aを通して
液体を外に抽出することができる。このときにノブ13
Cから手を離しても、巻取ローラ13は、ノブ13Cと
案内円板13Dで長孔11Iの縁部の立上部11Jを挟
んでおり、摩擦によって止まっている。このため、抽出
口12から外の空気を吸込むことはない。また、ノズル
17の先端を押して閉じると、軸筒16の液通路16B
が閉じられる。なお、容器ホルダー10の持運びは、上
部の孔11Kに指を入れて吊上げて行うことができる。
【0017】このような実施形態に係る不定形容器用抽
出口付ホルダーによって次の効果が得られる。 (1)不定形容器20(袋)は、把手付きの剛性の大きい
容器ホルダー10に収納されるので、安定して自立させ
ることができると共に、例えば冷蔵庫への出入れ等の取
扱い性(ハンドリング性)が良い。 (2)不定形容器20は、自立型及び非自立型のいずれで
も良い。 (3)不定形容器20内に空気の逆流はない。 (4)巻取ローラ13のロッド13Bの径に対してノブ1
3Cの径が大きく、また、不定形容器20内の圧力を絞
りによって加圧するので、小さい力で容易に抽出するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、可撓性の不定形容器の内容物
を抽出するための不定形容器用液体抽出装置において、
内部に該不定形容器を交換可能に保持する本体部と、該
不定形容器を巻き込んで不定形容器内の内容物を抽出す
る回動部材と、上記本体部に外部へ突出可能に設置され
不定形容器側抽出口と取外し可能に連結される抽出口と
を有するので、自立型はもちろん、非自立型であっても
安定して自立させることができ、取扱い性も向上させる
ことができる。また、不定形容器内の加圧を絞りにより
行うので、小さい力で内容物を容易に抽出することがで
き、空気の逆流を回避することができる。
【0019】また、上記本体部を、2つの本体分割部よ
り形成し、これらの本体分割部が相対回動して開くこと
で開口部を形成可能とすると、不定形容器の交換作業性
を向上させることができるとともに、コスト低減をする
ことができる。
【0020】また、上記本体部に長孔が設けられ、上記
回動部材は、該長孔に沿って移動可能に構成すると、不
定形容器の内容物を抽出するための加圧が、不定形容器
本体の大きさに関係なく行うことができ、しかも、不定
形容器の内容物が残り少なくなった場合でも絞りきるこ
とができるので、最後まで加圧して抽出することができ
る。
【0021】また、上記回動部材を上記本体部の外部か
ら回動させるノブを有するように構成すると、不定形容
器の内容物の抽出作業性を向上させることができる。
【0022】また、上記本体部の長孔に立上部が形成さ
れ、該立上部に対応する溝部が上記回動部材に設けら
れ、該溝部が該立上部を挟むように上記回動部材を設置
すると、長孔に沿った回動部材の移動を円滑に行うこと
ができ、また、遊び量が小さくなるので、不定形容器側
抽出口に作用する外力を軽減することができ、その連結
部の変形や破損等を防止することができる。
【0023】また、上記抽出口が、上記不定形容器側抽
出口に螺着されるエルボ付キャップと、該エルボ付キャ
ップと上記抽出口とを連結する連結チューブとを有する
ように構成した場合、エルボ付キャップの着脱が容易に
なり、不定形容器の交換作業性をより一層向上させるこ
とができる。また、内容物の種類が異なる不定形容器に
交換する場合であってもその作業性の低下を防止するこ
とができる。
【0024】また、上記抽出口は、上記本体部の内壁面
から突出したブラケットに支持された軸筒と、該軸筒に
回転可能に嵌まったノズルとで構成され、該ノズルが外
部へ回動したときに該ノズルの内部の液通路と該軸筒の
内部の液通路とが連通し、該ノズルが上記本体部に収ま
ったときに上記連通した液通路同士が閉となるように構
成すると、ノズルを突出させて不定形容器を絞るだけで
内容物を抽出することができ、ノズルを戻すと内容物が
ノズルから流出することがないので、別途蓋部を設けて
おく必要がなく、抽出作業性を一層向上させることがで
きるとともに、部品の紛失等を防止することができる。
また、本体部を任意の姿勢にする際には、ノズルを戻す
だけで、内容物がノズルから流出することがないので、
不用意な内容物の流出を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不定形容器用液体抽出装置の一実施形
態に係る不定形容器用抽出口付ホルダーを表した斜視図
である。
【図2】図1の不定形容器用抽出口付ホルダーに用いる
不定形容器を表した正面図である。
【図3】図1の不定形容器用抽出口付ホルダーを表した
抽出口が閉状態のときの断面図である。
【図4】図3の線IV−IVによる断面図である。
【図5】図3の線V −V による断面図である。
【図6】図3の抽出口が開状態のときの部分拡大図であ
る。
【図7】図3の抽出口の軸筒の分解斜視図である。
【図8】従来の不定形容器用液体抽出装置を表した斜視
図である。
【図9】図8の不定形容器用液体抽出装置に用いる自立
型可撓性液体収容袋の斜視図である。
【図10】図8の不定形容器用液体抽出装置の抽出パイ
プの斜視図である。
【符号の説明】
10 不定形容器用抽出口付ホルダー(容器ホルダー) 11 ホルダー本体 11A 前部本体 11B 後部本体 11C 蝶番部 11D ラッチ 11E 前部支持板 11F 後部支持板 11G、11H 切欠孔 11I 長孔 11J 立上部(リブ) 11K 孔 11L 覗窓 11M ブラケット 12 抽出口 13 巻取ローラ 13A フック(頭付きピン) 13B ロッド 13C ノブ 13D 案内円板 13E 溝部 13F、13G テーパ部 14 エルボ付キャップ 14A エルボパイプ 15 抽出用チューブ 16 軸筒 16A、16B、17A 液通路 17 ノズル 17B ストッパ 20 不定形容器 20A 抽出口 20B シール 20C 孔 20D 雄ねじ 21 キャップ D 矢印(図3) E 矢印(図6)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の不定形容器の内容物を抽出する
    ための不定形容器用液体抽出装置において、内部に該不
    定形容器を交換可能に保持する本体部と、該不定形容器
    を巻き込んで不定形容器内の内容物を抽出する回動部材
    と、上記本体部に外部へ突出可能に設置され不定形容器
    側抽出口と取外し可能に連結される抽出口とを有するこ
    とを特徴とする不定形容器用液体抽出装置。
  2. 【請求項2】 上記本体部を、2つの本体分割部より形
    成し、これらの本体分割部が相対回動して開くことで開
    口部を形成可能としたことを特徴とする請求項1に記載
    の不定形容器用液体抽出装置。
  3. 【請求項3】 上記本体部に長孔が設けられ、上記回動
    部材は、該長孔に沿って移動可能であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の不定形容器用液体抽出装置。
  4. 【請求項4】 上記回動部材を上記本体部の外部から回
    動させるノブを有することを特徴とする請求項3に記載
    の不定形容器用液体抽出装置。
  5. 【請求項5】 上記本体部の長孔に立上部が形成され、
    該立上部に対応する溝部が上記回動部材に設けられ、該
    溝部が該立上部を挟むように上記回動部材が設置された
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の不定形容器用液体抽出装置。
  6. 【請求項6】 上記抽出口が、上記不定形容器側抽出口
    に螺着されるエルボ付キャップと、該エルボ付キャップ
    と上記抽出口とを連結する連結チューブとを有すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の不
    定形容器用液体抽出装置。
  7. 【請求項7】 上記抽出口は、上記本体部の内壁面から
    突出したブラケットに支持された軸筒と、該軸筒に回転
    可能に嵌まったノズルとで構成され、該ノズルが外部へ
    回動したときに該ノズルの内部の液通路と該軸筒の内部
    の液通路とが連通し、該ノズルが上記本体部に収まった
    ときに上記連通した液通路同士が閉となることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の不定形容器
    用液体抽出装置。
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