JP2001054534A

JP2001054534A - 尖足を予防する穴あき袋

Info

Publication number: JP2001054534A
Application number: JP11269168A
Authority: JP
Inventors: Kaori Tamenaga; 香織為永
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-08-17
Filing date: 1999-08-17
Publication date: 2001-02-27

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は、寝たきりの人が装具を使用す
ることで尖足を予防し、良肢位を保つ事が出来、早期離
床に役だつ装具に関するものである。【構成】穴あき袋１はマジック付き伸縮可能な素材
とし、同じ大きさの裏布２はゴム製品の伸縮可能な素材
を貼る。この穴あき袋の間１と２に弾力性の芯を足底３
と足首の横４に縫い込める。足首の横は足の太さに合わ
せて巻き付けれるようにマジックテープ（２Ｘ４Ｃｍを
２本から４本）５を縫いつけ、身体装着後に止める。足
底の先端に５Ｃｍ幅の伸縮可能なマジックテープ６の中
心を足裏の先端に縫いつけ、足首の横に身体装着後に八
字帯に止める。足の大きさにより直ぐに使用出来る様
に、各種類の寸法を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、寝たきりの人に起こ
りやすい尖足を予防し良肢位を保つ目的の装具である。

【０００２】

【従来の技術】従来の尖足予防具（フットボード）は、
足底と足首（すね）に当たる所が硬いプラスチックにな
っており、身体に装着しても時間の経過と共にと足底
（かかと部分）が装具からはずれてしまい先端の趾だけ
が当たり、尖足予防の目的が得られず、また、その度に
何度も装着し直す必要があり、看護婦の手を頻回に必要
とした。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】目的を果たす尖足予防
具がないために、長期間臥床した人は尖足となり、足底
（かかと）が地につかないために立てず、正常に矯正す
るために長い時間を必要とするか、アキレス鍵の手術を
必要とした。本発明は、こうした長期間臥床する人の尖
足を予防し離床をより早く実現させるために役立つため
の装具である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】その構成を説明すると、（イ）柔らかい素材を使用することで、身体に密着し希
望する装具の矯正が足の矯正となる。（ロ）伸縮可能なマジック素材を使用することで、その
人の足の大きさに合わせてマジックテープで止めて、希
望する矯正位置が保てる。（ハ）袋１の先端を開けておくことで、締め付けの為に
生じる異常の早期発見と足のむれを防ぐ。（ニ）固定紐６の中心部を足底に当たる袋先端の中央
（指骨部を避け中足骨部に当たる位置）の裏に縫いつ
け、身体装着後に両先端を足首の横４の位置に八字帯状
に固定し使用する。そのことで、足首が９０度に保ち易
く良肢位固定が容易にできる。（ホ）足の足底３と足首横４に弾力性の芯を１と２の間
に縫い込めることで、装着後に装具がしわによるよじれ
を少なくする。（ヘ）足底布３の長さは足の長さに合わせて各種類の寸
法を作る事で、希望する大きさが選択出来る。

【０００５】

【作用】本発明の作用を述べると、人は寝ると足は尖足
となる。この柔らかい素材でできた装具を足に装着し八
字帯固定する事で希望する足首の角度が保て、足を良肢
位に保持することが可能となり尖足が予防できる。ま
た、布と布の間に芯を入れたことでたるみやしわを少な
くし、足裏の長さに合った装具を使うことで必要以上の
締め着けを少なくなる。足の指を解放することで足先が
観察でき異常の早期発見と密閉による発汗や窮屈感を少
なくすることができる。

【０００６】

【実施例】なお、本発明は（イ）足底の各種大きさにより、医療者がその人に合っ
たサイズを自由に選び即使用することが出来る。（ロ）穴あき袋素材をマジック付き柔らかい伸縮素材に
したことで、希望する肢位固定が可能である。（ハ）固定紐を伸縮可能素材にしたことで、紐を八字帯
に固定する時に固定紐の強さを希望調節できる。（ニ）柔らかい素材のために足に違和感のない装着感が
得られ、足と装具の密着性により、装具の固定位置が希
望する足固定となり、希望する良肢位保持効果が得られ
る。（ホ）足の指が出ている事で、観察ができ、異常がわか
る。また、足先の蒸れを少なく出来る。皮膚刺激も少な
く汗をかいたり汚れても洗濯が容易にできる。（ヘ）足の大きさや太細に関係なく、その人の足背や足
首の太さに合わせてマジックテープで止めることがで
き、その人の身体に装具が密着した状態で固定できる。（ト）穴あき袋の表裏布の間、２箇所に力紐を入れたこ
とで、製品のしわによる固定のずれを少なくできる。（チ）足底の位置する布の表裏の間の芯は足幅とするた
め、足幅を自然の状態における。

【０００７】

【発明の効果】足を良肢位に固定でき、尖足が予防でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の使用斜視図

【図３】本発明の他の実施例の斜視図

【符号の説明】

１は足底と足首横に当たる表面伸縮可能なマジック素材
の穴あき袋２は１と同じ形と大きさの裏面で直接皮膚に当たる伸縮
可能なゴム素材の穴あき袋３は足底に当たり足幅を締め付けないための保護役割の
力紐で、袋のしわを少なくする４は足首に当たる力紐で袋のしわを少なし、八字帯固定
位置を保つ５は足の太さにより調節し足首を固定するマジックテー
プ６は足底と足首横を八字帯に固定する５Ｃｍ幅のマジッ
クテープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）穴あき袋１の表布はマジック付き
伸縮可能な素材を使用する。（ロ）穴あき袋１の裏布２はゴム製品の伸縮可能素材を
１に合わせて貼る。（ハ）足底３と足首横４の位置する所に弾力性の芯３と
４を１と２の間に縫い込める。（ニ）芯の幅は足底幅の大きさに合わせて作り足首の幅
は２Ｃｍとし、長さは表布に合わせる。（ホ）足首の横は開いた状態で作り足の太さに合わせて
身体装着後に巻き付け、マジックテープ５で止める。（ヘ）５Ｃｍ幅の長さ５７Ｃｍのマジック付き伸縮可能
なテープ６を足裏の先端中央に縫いつける。身体に装着
時は足首横に八字帯に交差し止める。以上の如く構成された、尖足を予防する穴あき袋帯。