JP2001054318A - 生鮮品用搬送収納コンテナ及び貯蔵方法 - Google Patents

生鮮品用搬送収納コンテナ及び貯蔵方法

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JP2001054318A JP23092599A JP23092599A JP2001054318A JP 2001054318 A JP2001054318 A JP 2001054318A JP 23092599 A JP23092599 A JP 23092599A JP 23092599 A JP23092599 A JP 23092599A JP 2001054318 A JP2001054318 A JP 2001054318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生鮮品の長中期貯蔵、搬送または搬送収納時
の適正な処理に適した簡易かつ効率的な搬送収納コンテ
ナ及び中長期貯蔵方法を提供する。 【解決手段】 生鮮品用搬送収納コンテナ1において、
開閉装置3を具備し密閉可能な耐減圧性の筐体からなる
搬送収納容器2と、搬送収納容器2の内部の大気更新及び
生鮮品に対する処理用気体の導入曝露を可能とするべ
く、搬送収納容器の一部に設けられた内部と外部を連通
させる配管及び活栓4とを有する。好適には揮発性物質
を吸着する固体吸着剤と、相対湿度を制御するための飽
和塩溶液の貯留設備5とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮品(種子、果
実、根菜、花卉、塊根、塊茎類)の搬送収納に用いられ
るコンテナ、あるいは種子発芽力制御用及び塊根、塊茎
の萌芽力制御用搬送収納に用いられるコンテナに関し、
さらに、このようなコンテナを用いた生鮮品の中長期貯
蔵方法に関する。生鮮品とは、葉菜、根菜、穀類、豆
類、果実等の食品に限らず、観賞用の花卉類、遺伝資源
としての各種植物種子、種苗も含む。本発明は、これら
生鮮品の搬送保管にも適用可能な貯蔵システムを提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】生鮮品の貯蔵に類するものとして、パレ
ット上に積載した農産物の移動を伴うことなく、温度制
御やバナナ等の熟成制御を行う方法として、次のような
公知の方法がある。 1)特開昭第58-183014号公報に記載の、農産物を収容
したコンテナを運搬するフォークリフト用パレット上に
気体を噴出するダクトを配置することにより、農産物を
コンテナに収容したままの状態で、乾燥、加湿、冷却、
加温等の作業を容易に行う方法。 2)特開昭第63-79527号公報に記載の、パレット上に積
み上げられたコンテナ全体をガス不透過性のシートで包
み混んでガスを流通させ、生鮮品の熟成を制御する方
法。
【0003】一方、果実または野菜類の長期保存方法と
して次のような方法が公知となっている。 1)特開平第6-153785号公報に記載の、エチレン吸収剤
や炭酸ガス吸収剤を同封してそれらの有害ガスを吸収さ
せると共に、プラスチックフィルムを包み込むことによ
り内部の湿度を90%程度に保つ方法。 2)特公昭61-13793号公報に記載の、魚介類等の貯蔵物
の乾燥を防止するために加湿装置を備えた真空保存庫を
用いる方法。
【0004】また、貯蔵物品が種子である場合、竹内虎
太郎著(1975年)「緑化用樹木の実生繁殖法」によ
ると一般的な貯蔵方法として次のような方法がある。 1)布袋等の通気性のある袋に種子を入れ、倉庫や物置
等に常温下で貯蔵する方法(乾燥常温貯蔵:エゾマツ、
トドマツ、アカシア類、マメ科植物等) 2)シリカゲル等の乾燥剤と共に種子を容器に入れて密
封し低温下で貯蔵する方法(乾燥低温貯蔵:スギ、ヒノ
キ、カラマツ、ニレ、カンバ類、ツツジ類、シャクナゲ
類、トベラ、ナンキンハゼ、アカメガシワ、ムクノキ、
ウシコロシ、サンザシ類、ベニマンサク等)。 3)水洗後に陰干しした後に密封して低温下で貯蔵する
方法(風乾低温貯蔵:乾燥が著しいと発芽力を失うハゼ
ノキ、シロダモ、ヤブニッケイ、ハクサンボク、シャシ
ャンポ、サクラ類、モッコク、エノキ、ブナ、カシ類、
イボタノキ、ゴンズイ、クロガネモチ、タラヨウ、ナナ
メノキ、モチノキ、ヤマモガシ等)。 4)網状の袋に種子を入れ、排水の良い土地に穴を掘っ
て埋蔵する方法(土中埋蔵貯蔵:倉庫等の室内貯蔵で
は、乾燥によって発芽力を失うイチョウ、イチイ、カエ
デ類、クスノキ、ゲッケイジュ、クリ、センダン、ツバ
キ、サザンカ、シャリンバイ、クヌギ、コナラ、トチノ
キ、ナギ、トウネズミモチ、エゾユズリハ等)。 5)湿った砂や水苔と混合して保湿し、低温下で貯蔵す
る方法(保湿低温貯蔵:シナノキ、オオバボダイジュ、
マユミ、ニシキギ、ツリバナ、ナナカマド、ヤマボウ
シ、ウメモドキ、ニワトコ、オオカメノキ等の休眠性の
高い種子を暖地で貯蔵する場合)。尚、保湿低温貯蔵
は、土中埋蔵貯蔵種子等のように湿潤低温条件下での貯
蔵が好ましい種子に対しても広く用いられている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】従来、果実や根菜等の
生鮮品は、木箱、ダンボール箱、プラスチックケース等
の貯蔵容器に収納されて倉庫や保冷庫内に貯蔵されてい
る。通常、こうした貯蔵容器は、フォークリフト用パレ
ット上に複数積載される。また、送風、加湿等の制御を
行いながら貯蔵する方法がとられたり、塊根や塊茎の場
合はX線を照射したり、あるいは二酸化炭素濃度を高く
して萌芽を抑える貯蔵等が一般的に行われている。
【0006】こうした従来の貯蔵方法には、次のような
問題点がある。 1)木箱、ダンボール箱、プラスチックケース等の貯蔵
容器は、各貯蔵容器毎に湿度を制御することが困難であ
る。従って、調湿する必要がある場合は貯蔵室全体を制
御する方法、あるいは、後述するようにパレット上に積
載した貯蔵容器をシート等で包んだ上で調湿送風機へ接
続する等の方法をとる必要がある。 2)大量の同一貯蔵物品を貯蔵するような場合には合理
的手法であるが、性質の異なる貯蔵物品を一つの貯蔵庫
内で貯蔵する場合には、不適当である。特に、同一の貯
蔵庫内において、植物種子のように種類によって貯蔵に
適する相対湿度が異なり、多品種に及ぶような貯蔵物品
を貯蔵する場合には、大きな問題となる。
【0007】次に、フォークリフト用パレットを用いた
場合の貯蔵方法には次のような問題点がある。 1)特開昭第58-183014号、特開昭第63-79527号に代表
される方法は、穀物を始めとする農産物の貯蔵には適し
ているが、例えば植物種子のように種類によって貯蔵に
適する相対湿度が異なるような貯蔵物品を貯蔵する場合
には有効な方法とはいえない。また、各貯蔵物品に好適
な相対湿度を外部から供給するためには、コンテナに収
容した貯蔵物品毎に異なる湿度を供給できるような送風
調湿設備が必要であり、同じ湿度条件で貯蔵可能な品種
を大量に取り扱う場合を除き、実用化は経済的に困難で
ある。 2)特開平第6-153785号に代表される方法は、コンテナ
内の湿度のコントロールは吸水剤に頼らざるを得ず、厳
密な相対湿度のコントロールを行うことは困難である。
従って、比較的ラフな湿度コントロールで支障がないよ
うな貯蔵物品を対象とする場合には適用できるが、例え
ば植物種子のように種類によって長期貯蔵に好適な相対
湿度が異なる貯蔵物品を貯蔵する場合には不適である。
また、吸収剤が吸着できる有害ガスには限界があり、長
期貯蔵を行う場合には吸着剤の容量をかなり大きくしな
いと困難である。 3)特公昭第61-13793号に代表される方法は、厳密に湿
度を調節することが可能であるが、真空条件下での貯蔵
となることから魚介類等の貯蔵には適するが、呼吸を阻
止できるとしても、発酵によって有害ガス(アセトアル
デヒド等)を放出する植物種子等の貯蔵には不適であ
る。また、上述の特開昭第58-183014号及び特開昭第63-
79527号に記載の方法と同様に、湿度供給装置等の外部
取り付け装置が必要であるためコスト高となり、実用化
が難しい。
【0008】一方、近年では環境緑化への関心の高まり
から、緑化工事等において郷土産の植物種子が多用され
るようになり、遺伝資源として地域性を有する植物種子
の長期貯蔵が必要となってきている。こうした植物を使
用した緑化工事を効率よく行うためには、播種工で使用
する場合も植栽工で使用する苗木を生産する場合も、種
子を高品質のまま採取後から使用時期まで長期間貯蔵す
る必要がある。
【0009】しかし、一般的に乾燥した状態での貯蔵が
可能な種子は、乾燥常温貯蔵、乾燥低温貯蔵等の従来の
方法でもある程度の期間は品質を保持することができる
が、貯蔵期間中に湿潤状態を保つことが必要な種子は、
土中埋蔵貯蔵や保湿低温貯蔵を行っても長期間品質を保
持することは難しく、大量の種子を取り扱う緑化事業に
おいて大きな障害となっている。
【0010】各貯蔵法の具体的な問題点は次の通りであ
る。 1)風乾低温貯蔵は、種子の過剰な乾燥を防止するため
に、一般的に水選後陰干しして軽く乾燥させた状態で密
閉容器に種子を入れ、低温で貯蔵する方法である。しか
しながら、貯蔵期間中は密閉条件下に置かれるため、有
害なアルデヒド化合物の発生を伴うこととなり、種子の
劣化が徐々に進み、長期間品質を保持することは難し
い。 2)土中埋蔵貯蔵は、種子の貯蔵に労力を要するほか、
湿度の調節が困難であることから天候等によって種子の
品質が大きく左右される。従って、事業的に大量の種子
を対象とする場合には、実用性の高い貯蔵方法とはいえ
ない。 3)保湿低温貯蔵は、砂や水苔で湿度を維持しながら貯
蔵する方法で、湿潤状態で貯蔵する必要がある種子の最
も一般的な貯蔵方法である。しかし、事業的に砂や水苔
等の保湿資材の取り扱いが面倒な上、風乾低温貯蔵と同
様に密閉容器に種子を入れなくてはならないため、アル
デヒド化合物に起因する種子の劣化が徐々に進み、長期
間品質を保持することは難しい。また、砂や水苔等の保
湿資材では種子の種類に応じた好適な湿度を正確に維持
することは困難である。
【0011】本発明の目的は、上記の各問題点を解消す
る生鮮品の搬送収納コンテナ及びそれを用いた生鮮品の
中長期貯蔵方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明は以下の構成を提供する。 (1) 生鮮品を搬送及び収納するために用いられる生
鮮品用搬送収納コンテナにおいて、開閉装置を具備し密
閉可能な耐減圧性の筐体からなる搬送収納容器と、前記
搬送収納容器の内部の大気更新及び該搬送収納容器内に
収納された前記生鮮品に対する処理用気体の導入曝露を
可能とするべく、該搬送収納容器の一部に設けられた該
搬送収納容器の内部と外部を連通させる配管及び該配管
を開閉する活栓とを有する。
【0013】(2) 上記(1)の構成において、前記
搬送収納容器の内部に、揮発性物質を吸着する固体吸着
剤と、該搬送収納容器内の相対湿度を制御するための飽
和塩溶液の貯留設備とを設ける。
【0014】(3) 上記(1)の構成において、前記
搬送収納容器の前記筐体の底部がフォークリフト用パレ
ットとしての機能を具備し、該搬送収納容器と該フォー
クリフト用パレット間の通気性が保持され、かつ該フォ
ークリフト用パレットの部分に前記配管及び前記活栓が
設けられる。
【0015】(4) 上記(1)の構成において、前記
搬送収納容器の前記筐体の底部がフォークリフト用パレ
ットとしての機能を具備し、該搬送収納容器と該フォー
クリフト用パレット間の通気性が保持され、かつ該フォ
ークリフト用パレットに、揮発性物質を吸着する固体吸
着剤と、該搬送収納容器内の相対湿度を制御するための
飽和塩溶液の貯留設備とを設ける。
【0016】(5) 上記(1)乃至(4)のいずれか
の構成において、前記搬送収納容器の前記筐体が、少な
くとも酸素分子を透過可能な分子篩機能を具備する透明
または半透明の材質からなる。
【0017】(6) 生鮮品の中長期貯蔵方法におい
て、上記(1)乃至(5)のいずれかの生鮮品用搬送収
納コンテナに生鮮品を収納し、前記搬送収納コンテナを
低温保冷庫内に格納し、定期的に前記搬送収納コンテナ
の内部大気を更新する。
【0018】(7) 上記(6)の構成において、前記
内部大気を更新する際に、減圧脱気を行う。
【0019】(8) 上記(6)または(7)の構成に
おいて、前記生鮮品を木本植物種子とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による生鮮品用搬送
収納コンテナ(以下、単に「搬送収納コンテナ」と称す
る場合がある)及びそれを用いた中長期貯蔵方法の各実
施の形態についてそれぞれ説明する。
【0021】第1の実施の形態は、図1に概略的に示さ
れている。搬送収納コンテナ1は、搬送収納容器2を主
構造体とする中空の筐体である。搬送収納容器2は、耐
減圧性すなわち減圧により破損しない材質及び構造を具
備する。さらに、搬送収納容器2の一部には、当該容器
内と容器外空間とを連通させる配管及びその開閉用の活
栓4が設けられる。図示の例では、配管及び活栓4は、
搬送収納容器2の側部を貫通するように設けられてい
る。これにより、貯蔵物品から放出される二酸化炭素以
外の各種揮発性活性物質(有害なアルデヒド類化合物、
熟成促進のエチレン等)を含有するコンテナ内大気の更
新を行うことができ、併せて貯蔵物品の殺菌、老化防止
または熟成制御を行うための各種気体の導入等による曝
露が可能な構造となっている。搬送収納コンテナに収納
された貯蔵物品に対して所定の処理を施すこれらの各種
気体を、本明細書では「処理用気体」と総称することと
する。
【0022】尚、上記搬送収納容器2を図4に示すよう
な小型とすることもでき、その場合該搬送収納容器2内
に複数の小型貯蔵容器を収納することも出来る。またそ
の場合、搬送収納容器2は、パレットと同程度の底面積
を有する大型の容器となることからフレキシブルな材質
が望ましい。該搬送収納容器2を単独で小型の貯蔵容器
として利用する場合は、該貯蔵容器は積み重ねに耐える
程度の硬質の材質が望ましい。この小型貯蔵容器は、貯
蔵規模が小さい貯蔵物品を収納する場合に特に適する。
更に、この小型収納容器の場合の蓋は、ジッパーなどの
開閉装置よりも上蓋若しくは引き出しタイプ等が好適で
ある。
【0023】搬送収納コンテナ1は、好適な搬送機能を
備えるべく貯蔵物品の搬入及び搬出の便宜が図られてい
ることが必要である。特に、搬送収納コンテナ1が大型
の場合には、ジッパー(登録商標)またはマジックテー
プ(登録商標)等の取り扱い容易でかつ迅速な操作が可
能な開閉機構が設けられることが好ましい。本発明によ
る搬送収納コンテナは真空貯蔵を対象としないため、こ
のような簡易な構造とすることが可能である。従って、
物品の貯蔵中に定期的品質検査等のモニタリングを行う
場合にも容易に開閉操作することができる。
【0024】貯蔵物品の殺菌、老化防止または熟成調節
等を行うための各種処理用気体は特に限定されるもので
はなく、例えば、殺菌の場合はキャプタン、イプロジオ
ン、クロロピクリン、ヒノキチオール、チアベンダゾー
ル(TBZ)、オゾンガス等を用いる。老化防止の場合
には、二酸化炭素等を用いる。熟成促進の場合には、エ
チレン混合ガス等の公知の方法が活用できる。
【0025】さらに、従来の温度制御や湿度制御によっ
て種子の休眠を打破したり、ホルモン処理等を施したり
するのみでなく、低温湿潤貯蔵中に配管及び活栓4を通
じて強い発芽促進効果の知られている二酸化炭素、エチ
レン及び酸素の混合ガスをボンベから流して種子の発芽
力を増強することも可能である。
【0026】また、有害ガスの吸着効果を併せ持つ活性
炭、ゼオライト、アルデヒド類補足剤等の個体吸着剤、
及びシリカゲル等の個体乾燥剤を、コンテナ内部に所定
の設置場所を設け、必要に応じて常時備えることができ
る。
【0027】この搬送収納コンテナ1は、通常、フォー
クリフト用パレットに載せて利用されることが好適であ
る。従って、収納物品を直接、搬送収納コンテナ1に収
納してもよく、あるいは、予め貯蔵用網袋や通気性のあ
る既存のコンテナに収納物品を入れた上で搬送収納コン
テナ1に収納してもよい。このように貯蔵物品に応じた
収納方法を選択できる。
【0028】第2の実施の形態は、第1の実施の形態に
加えてさらに、搬送収納容器内に固体吸着剤及び湿度調
節剤を具備した構造を有する搬送収納コンテナである。
再び図1を参照すると、第2の実施形態では、搬送収納
容器2の内部空間の各角部近傍に筒状の湿度調節剤容器
5が設置されている。湿度調節剤は、搬送収納容器2内
の相対湿度を各々の貯蔵物品に応じて貯蔵適正水準に制
御するものである。各湿度調節剤容器5内には、湿度調
節剤として各種飽和塩溶液が一定量貯留されている。
【0029】湿度調節剤容器5の形状、数及び配置は、
図1に示す例に限られないが、少なくとも容器5の内部
と搬送収納容器2の内部空間とを連通させる通気孔6を
具備する。図1の例では、開閉可能なペットボトルの上
部に通気孔を設けた容器5を用いている。
【0030】図2は、第2の実施形態における別の実施
例を示す図である。この例では、搬送収納容器2の底部
に固定式の湿度調節剤容器5を埋設している。図2の湿
度調節剤容器5は引き出し式になっており、容易に飽和
塩溶液の交換若しくは補充ができる。引き出し式容器5
の天井部にあたる搬送収納容器2の底部に、通気孔6が
適宜設けられている。この例の場合、引き出し式容器5
を所定の位置に設置したとき、容器5の周縁部がゴム等
のパッキンにより封止されることが好ましい。これによ
り、減圧に耐える程度の密閉性を確保することができ
る。
【0031】図2では、配管及び活栓4についても図1
とは異なる形状の例を示している。この場合、配管及び
活栓4は、搬送収納容器2の底部に穿設されており、一
方の開口が搬送収納容器2の内部空間に面した底部上面
に、他方の開口が搬送収納容器2の外部に面した底部側
面に設けられている。
【0032】湿度調節剤として用いられる飽和塩溶液
は、種子の貯蔵に適する相対湿度に応じて調整すること
が可能である。所定の相対湿度と、その場合に用いられ
る飽和塩溶液との組み合わせは、例えば3℃で貯蔵する
場合には次のようなものが使用できる。 1)相対湿度 2%:塩化リチウム 2)相対湿度37%:塩化マグネシウム六水和物 3)相対湿度40%:塩化カルシウム 4)相対湿度43%:炭酸カリウム 5)相対湿度52%:チオシアン酸カリウム 6)相対湿度56%:臭化ナトリウム 7)相対湿度63%:硝酸マグネシウム六水和物 8)相対湿度76%:塩化ナトリウム 9)相対湿度79%:硝酸ナトリウム 10)相対湿度80%:塩化アンモニウム
【0033】尚、湿度調節剤容器5には、湿度調節剤の
補充が可能な開閉機構を備えておくことが好ましい。こ
れにより、湿度調節剤の量を容易に管理することができ
る。また、搬送、保管若しくは貯蔵に湿潤条件が望まし
い収納物品については、各種飽和塩溶液の代わりに水を
利用する他、吸水ウレタンやスポンジ等を同封すること
で対応することができる。湿度調節剤を用いる点以外に
ついては、第2の実施形態においても、上述した第1の
実施形態と同様な方法で貯蔵物品を収納する。
【0034】第3の実施形態は、図3に概略的に示す通
り、搬送収納容器2とフォークリフト用パレット7を一
体化させた構造を有する搬送収納コンテナである。すな
わち、搬送収納容器2の筐体の底部が、フォークリフト
用パレットとしての形状及び材質を有し、フォークリフ
ト用パレットとしての機能を具備している。フォークリ
フト用パレット7の側部には、フォークリフトの爪を挿
入する複数の孔8が設けられている。図3の搬送収納コ
ンテナ1は、搬送収納容器2とフォークリフト用パレッ
ト7間に設けた通気孔6により、これらの間の通気性が
保たれる構造となっている。搬送収納容器2の配管及び
活栓のための装置4は、フォークリフト用パレット7の
上面と側面を連通させるべく穿設され、これにより搬送
収納容器2の内部空間と外部との間を連通させる。一般
的に、フォークリフト用パレットは硬質であり、このパ
レット自体に通気孔6や配管及び活栓4を設ける構造と
することにより、強度的にも強く、脱気作業や各種気体
による曝露作業を容易に行うことができる。
【0035】また、斯かる搬送収納コンテナを載置貯蔵
する貯蔵庫内の収納棚に脱気、曝露用の配管を施してお
くことにより、複数のパレットに積載された搬送収納コ
ンテナをまとめて脱気、曝露等の処置を行うことが可能
となる。尚、配管及び活栓のための装置をフォークリフ
ト用パレットに設置する場合は、搬送収納コンテナ1の
搬送時におけるコックの損傷等を防止するために、パレ
ットの外側にこれらが突出しない設計とすることが望ま
しい。
【0036】第4の実施の形態は、上記の第3の実施の
形態に加えて、搬送収納容器2内の貯蔵物品に応じた貯
蔵適正水準に制御するための固体吸着剤または各種飽和
塩溶液を一定量貯留する機能をフォークリフト用パレッ
ト7内に具備させた搬送貯蔵コンテナである。図3で
は、引き出し式の容器5として示されている。引き出し
式容器5は、通気孔6の下に設けられる。フォークリフ
ト用パレット7内にこれらの機能を具備させることによ
り、飽和塩溶液の液漏れによる貯蔵物品への悪影響を防
止することができる。
【0037】第5の実施の形態は、上述した搬送収納コ
ンテナが、少なくとも酸素を透過する分子篩としての機
能を具備しているものである。搬送収納容器の一部に分
子篩機能をもたせる加工をするか、あるいは、搬送収納
容器全体を分子篩機能を有する素材で製作する。
【0038】例えば、種子、塊根、塊茎等の場合、一般
に貯蔵中の酸素欠乏に伴ってアセトアルデヒドが生成さ
れ、蛋白質や核酸の変性を来して劣化する。従って、搬
送収納コンテナ自体に少なくとも酸素を透過する機能を
もたせることは、貯蔵環境を大きく改善することにつな
がるとともに、脱気作業等の軽減に寄与することとな
る。
【0039】以下、上述の搬送収納コンテナを用いた中
長期貯蔵方法の実施の形態について説明する。第6の実
施の形態は、貯蔵物品を収納した搬送収納コンテナを低
温貯蔵庫内に格納し、定期的に各種有害揮発性ガスを除
去するために、コンテナ内の大気を更新する中長期貯蔵
方法である。
【0040】ガス吸着剤等によるこれら有害ガスの吸着
には限界があり、短期間の貯蔵には有効であるが、中長
期の貯蔵の場合に内部大気の更新作業を併用しなけれ
ば、貯蔵物品の劣化が急速に進行する。植物種子、塊
根、塊茎等を少なくとも1〜2年間以上の中長期間貯蔵
するためには、保冷庫で低温貯蔵を行い、加えて定期的
な脱気作業(内部大気の更新)を行うことにより従来の
種子貯蔵方法と比較して高品質の種子を長期間貯蔵する
ことが可能となる。
【0041】この場合、搬送収納コンテナの材質は、低
温の保冷庫内においても硬化することがなく、減圧に耐
え得る程度の弾性を有する透明乃至半透明の素材が特に
好適である。また、作業上軽量であることが望ましく、
合成樹脂素材で形成された構造体が好ましい。
【0042】第7の実施の形態は、搬送収納コンテナの
内部大気の更新を、減圧により行う方法である。減圧後
に大気を吸入させることにより、搬送収納容器内部の貯
蔵物品の隙間に含まれる有害ガスをほぼ完全に更新する
ことができる。尚、配管及び活栓のための装置は、適宜
吸気ホース等を接続して内部大気を交換できる構造と
し、ポンプ等を用いて搬送収納容器を減圧することによ
り貯蔵容器内のガスを効率よく容易に更新することがで
きる。
【0043】この場合、貯蔵物品の殺菌、老化防止、熟
成制御を行うためには、搬送収納コンテナ内を減圧した
後に、大気の代わりに各種気体を吸入曝露させることに
より、これらの制御用気体を貯蔵物品の隅々にまで行き
渡らせることができる。
【0044】第8の実施の形態は、上述の搬送収納コン
テナを用いた貯蔵物品が、特に木本植物種子である場合
の貯蔵方法である。本発明による貯蔵方法は、生鮮物品
一般に適用することができるが、特に、貯蔵中に多量の
アセトアルデヒドを発散する木本植物種子の貯蔵方法と
して有効である。貯蔵期間中の種子は、低温下において
も呼吸を行っているため、密閉した条件下では徐々にア
ルデヒド化合物等の有害ガスが発生して種子を劣化させ
る。これを防止するため定期的な脱気作業が必要とな
る。
【0045】一般的に、従来の通常の低温貯蔵では、種
子の品質を劣化させずに中長期貯蔵することは不可能で
ある。例えば、緑化工事等において前年に採取した種子
を翌春以降に使用することは難しかった。本発明の貯蔵
方法を用いることにより、木本植物種子を1〜2年以上
にわたる長期間貯蔵することが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明は、木本植物種
子等の長期貯蔵を可能とするばかりでなく、果実、根
菜、花卉、塊根、塊茎等の生鮮品を短期〜長期間貯蔵す
る方法としても幅広く活用することができる。さらに、
収納物品に応じて減圧脱気時に各種気体を曝露させるこ
とにより、熟成、老化防止、種子発芽力制御、塊根、塊
茎の萌芽力制御等の生長調節を容易に行うことができる
多機能貯蔵容器及び貯蔵方法である。
【0047】本発明による搬送収納コンテナ及びこれを
もちいた中長期貯蔵方法によれば、複数の異なる適正な
相対湿度を各コンテナ、もしくは各パレット単位で制御
することが可能であることから、貯蔵規模が小さい場合
や、貯蔵物品が多品種に亘る場合においても容易に適用
することができる。
【0048】また、コンテナ内の湿度は各種飽和塩溶液
を用いて調節するため、厳密な制御を行うことが可能
で、必要に応じて飽和塩溶液の補充を行うことができ
る。また、脱気による内部大気の更新作業が可能なだけ
でなく、それを補完するために有害ガスを吸着する固体
吸着剤を併せて設置することにより、貯蔵環境をさらに
好適に保つことが可能となる。
【0049】さらに、特別で高価な装置や真空貯蔵に拠
ることなく、生鮮品を長期間収納貯蔵したり、搬送した
りすることが可能である。
【0050】また、生鮮品の輸出入においては、税関に
おいて検疫検査が行われている。本発明による搬送収納
容器を用いることにより、輸出元にて曝露による殺菌、
殺虫処理を施して収納貯蔵し搬送し、そして輸入先にて
一括して同様の処理を行うことにより、輸入時の煩雑な
検疫を省略でき、輸出入の合理化に寄与することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態による一実施
例の搬送収納コンテナの概略的斜視図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態による別の実
施例の搬送収納コンテナの概略的斜視図である。
【図3】本発明の第3及び第4の実施形態による一実施
例の搬送収納コンテナの概略的斜視図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態の変形体即ち小型
収納容器を示す概略図である。
【符号の説明】
1 搬送収納コンテナ 2 搬送収納容器 3 開閉装置 4 配管及び活栓 5 飽和塩貯留設備 6 通気孔 7 フォークリフト用パレット 8 フォークリフトの爪を挿入する孔 9 上蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B100 AA01 AA03 AA07 AA09 BA07 BA08 BA09 BB06 BC01 BD02 BD03 BD16 DA02 DA08 DA16 DA22 DA23 GA28 GB01 GB11 GB15 HA03 HA06 3E070 AA25 AB40 QA03 RA01 RA30 WJ06 4B069 AA04 GA03 HA18 KA04 KB04 KC01 KC11 KD02 KD04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生鮮品を搬送及び収納するために用いら
    れる生鮮品用搬送収納コンテナにおいて、 開閉装置を具備し密閉可能な耐減圧性の筐体からなる搬
    送収納容器と、 前記搬送収納容器の内部の大気更新及び該搬送収納容器
    内に収納された前記生鮮品に対する処理用気体の導入曝
    露を可能とするべく、該搬送収納容器の一部に設けられ
    た該搬送収納容器の内部と外部を連通させる配管及び該
    配管を開閉する活栓とを有することを特徴とする生鮮品
    用搬送収納コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記搬送収納容器の内部に、揮発性物質
    を吸着する固体吸着剤と、該搬送収納容器内の相対湿度
    を制御するための飽和塩溶液の貯留設備とを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の生鮮品用搬送収納コンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記搬送収納容器の前記筐体の底部がフ
    ォークリフト用パレットとしての機能を具備し、該搬送
    収納容器と該フォークリフト用パレット間の通気性が保
    持され、かつ該フォークリフト用パレットの部分に前記
    配管及び前記活栓が設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の生鮮品用搬送収納コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記搬送収納容器の前記筐体の底部がフ
    ォークリフト用パレットとしての機能を具備し、該搬送
    収納容器と該フォークリフト用パレット間の通気性が保
    持され、かつ該フォークリフト用パレットに、揮発性物
    質を吸着する固体吸着剤と、該搬送収納容器内の相対湿
    度を制御するための飽和塩溶液の貯留設備とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の生鮮品用搬送収納コン
    テナ。
  5. 【請求項5】 前記搬送収納容器の前記筐体が、少なく
    とも酸素分子を透過可能な分子篩機能を具備しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の生鮮
    品用搬送収納コンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の生鮮
    品用搬送収納コンテナに生鮮品を収納し、前記搬送収納
    コンテナを低温保冷庫内に格納し、定期的に前記搬送収
    納コンテナの内部大気を更新することを特徴とする生鮮
    品の中長期貯蔵方法。
  7. 【請求項7】 前記内部大気を更新する際に、減圧脱気
    を行うことを特徴とする請求項6に記載の生鮮品の中長
    期貯蔵方法。
  8. 【請求項8】 前記生鮮品が木本植物種子であることを
    特徴とする請求項6または7に記載の生鮮品の中長期貯
    蔵方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2616845C1 (ru) * 2016-03-02 2017-04-18 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный аграрный университет" (ФГБОУ ВО Волгоградский ГАУ) Способ хранения сельскохозяйственной продукции
JP2019080586A (ja) * 2015-04-23 2019-05-30 株式会社東芝 殺菌方法、殺菌システム及び保管方法

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RU2616845C1 (ru) * 2016-03-02 2017-04-18 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный аграрный университет" (ФГБОУ ВО Волгоградский ГАУ) Способ хранения сельскохозяйственной продукции

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