JP2001051950A - 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置 - Google Patents

暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置

Info

Publication number
JP2001051950A
JP2001051950A JP22212799A JP22212799A JP2001051950A JP 2001051950 A JP2001051950 A JP 2001051950A JP 22212799 A JP22212799 A JP 22212799A JP 22212799 A JP22212799 A JP 22212799A JP 2001051950 A JP2001051950 A JP 2001051950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key information
card
encrypted data
user
encryption key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22212799A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Inamitsu
哲治 稲光
Masayuki Inoue
雅之 井上
Koichi Yoneda
幸一 米田
Hidenori Nanami
秀昇 名波
Katsutoshi Sato
勝俊 佐藤
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Minoru Takami
高見  穣
Kenji Matsumoto
健司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22212799A priority Critical patent/JP2001051950A/ja
Publication of JP2001051950A publication Critical patent/JP2001051950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコンテンツの不正コピーや不当な使
用への対策が可能で、そして、デジタルコンテンツの利
用料を確実に徴収ができ、さらに、経済的なシステムを
構築することをも可能にする暗号データ復号再生システ
ムを提供する。 【解決手段】 小売店機器4を設置した小売店40で購
入した暗号データを、再生装置1で復号化して再生する
暗号データ復号再生システムにおいて、小売店機器4
と、利用者ICカード2と、データ記憶媒体3と、再生
装置1と、で構成され、そして、小売店機器4は、利用
者ICカード2が有するカード特定情報を使用して鍵情
報を暗号化した暗号鍵情報を、また、該暗号鍵情報を使
用して販売するデータを暗号化して暗号データを、それ
ぞれ作成する暗号化部4aを備え、利用者ICカード2
は、暗号鍵情報を格納する暗号鍵情報格納部2bと暗号
化鍵情報を復号化する復号化部2cとを備え、データ記
憶媒体3は、暗号データを格納する暗号データ格納部3
aを備え、再生装置1は、暗号データを復号化する復号
化部13bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、MD、VT
Rテープ等に格納されたもしくはインターネット等を使
用して配信される音楽、映像等の有料情報を再生するデ
コーダ装置を使用するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサービス情報として、音楽、映
画、静止画、動画などがあり、それぞれの情報は、利用
者が、小売店からの購入、レンタル店からの借用、ネッ
トワークからのダウンロードなど、色々な方法でこれら
のサービスを受けることが可能である。しかし、これら
情報は、再生、複製機器の性能の向上や、パーソナルコ
ンピュータの発達により、複製品の作成が容易に可能に
なってきている。特に、デジタル情報をコピーするとオ
リジナルとまったく同じ物を生成することができるた
め、一旦複製したものがサービス提供者の意図しないと
ころで無断で使用される可能性がある。そのため、サー
ビス提供者が、得るべき正当な利用料を確実に徴収する
ことが難しいという問題が発生していた。また、ICカ
ードを利用することが、特開平9−44993号公報、
特開平7−162832号公報、特開平6−62402
号公報等で提案されているが、複製を防止すること等に
は不十分であった。
【0003】従来の映像情報、音楽情報等は、CD、M
D、VTRテープというような形式で提供されていた。
しかし、このような形式で情報を提供した場合、マスタ
ーデータの複製が簡単に行うことができ、特にネットワ
ークから提供されるデジタルデータは不特定多数の人に
配信されるため、マスターデータの管理が難しいという
問題が発生し、複製した情報を取得した利用者からは料
金を徴収することができなかった。また、データを複製
しなくても、知り合いからマスターデータを借用する等
の行為を行なえば、料金の支払うことを行なわなくて済
み、データを利用した利用者から確実に使用料の徴収が
出来なかった。このことにより、情報の単価を下げる事
が難しくなっていた。従来システムは、コンテンツのコ
ピー或いは不当な使用への防御として不十分であり、且
つ経済的であるとは言い難かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシス
テムの問題等を解決するものであり、デジタルコンテン
ツの不正コピーや不当な使用への対策が可能で、そし
て、デジタルコンテンツの利用料を確実に徴収ができ、
さらに、経済的なシステムを構築することをも可能にす
る暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用
者ICカード及び再生装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、小売店機器を設置した小売店で購入し
た暗号データを、再生装置で復号化して再生する暗号デ
ータ復号再生システムにおいて、小売店機器と、利用者
ICカードと、データ記憶媒体と、再生装置と、で構成
され、そして、小売店機器は、利用者ICカードが有す
るカード特定情報を使用して鍵情報を暗号化した暗号鍵
情報を、また、該暗号鍵情報を使用して販売するデータ
を暗号化して暗号データを、それぞれ作成する暗号化部
を備え、利用者ICカードは、暗号鍵情報を格納する暗
号鍵情報格納部と暗号化鍵情報を復号化する復号化部と
を備え、データ記憶媒体は、暗号データを格納する暗号
データ格納部を備え、再生装置は、暗号データを復号化
する復号化部を備える暗号データ復号再生システムであ
る。
【0006】また、本発明は、上記利用者ICカード
は、暗号鍵情報を消去する鍵情報消去部を備える暗号デ
ータ復号再生システムである。
【0007】そして、本発明は、上記利用者ICカード
の暗号鍵情報格納部は、複数個の暗号鍵情報を格納する
暗号データ復号再生システムである。
【0008】更に、本発明は、上記利用者ICカードの
暗号鍵情報格納部は、暗号鍵情報を、複数回格納するこ
とが可能である暗号データ復号再生システムである。
【0009】また、本発明は、上記利用者ICカードに
格納されている暗号鍵情報は、他の利用者ICカードに
移動することが可能な暗号データ復号再生システムであ
る。
【0010】そして、本発明は、上記利用者ICカード
は、暗号データを復号化することが可能な回数の回数デ
ータを格納する回数格納部を備える暗号データ復号再生
システムである。
【0011】更に、本発明は、上記利用者ICカード
は、復号化可能な回数が終了すると、暗号鍵情報を消去
する暗号データ復号再生システムである。
【0012】また、本発明は、上記利用者ICカードの
回数格納部に格納される復号化可能な回数の回数データ
は、他のICカードに移動することが可能である暗号デ
ータ復号再生システムである。
【0013】そして、本発明は、上記記憶媒体は、暗号
データを復号化可能な回数の回数データを格納する回数
格納部を備える暗号データ復号再生システムである。
【0014】更に、本発明は、上記再生装置は、暗号デ
ータを復号化すると、記憶媒体の回数格納部に格納する
復号化可能な回数を減らす暗号データ復号再生システム
である。
【0015】また、本発明は、上記再生装置は、再チェ
ッグフラグ制御部を備える暗号データ復号再生システム
である。
【0016】そして、本発明は、小売店に鍵情報を卸す
るサービスセンタに設置されたサービスセンタ機器を具
備する暗号データ復号再生システムである。
【0017】更に、本発明は、上記サービスセンタ機器
は、小売店の複写の許可回数を作成する許可回数作成部
を備える暗号データ復号再生システムである。
【0018】また、本発明は、上記小売店機器は、サー
ビスセンタに設置され、かつ、公衆回線を介して利用者
の再生装置に接続されたサービスセンタ機器である暗号
データ復号再生システムである。
【0019】そして、本発明は、上記サービスセンタ機
器は、公衆回線を介して受信したICカードのカード特
定情報を使用して鍵情報を暗号化して暗号鍵情報を、ま
た、該暗号鍵情報を使用して暗号データを、それぞれ作
成する暗号化部と、該暗号鍵情報及び暗号データを公衆
回線を介して送信する送信部と、を備える暗号データ復
号再生システムである。
【0020】更に、本発明は、上記再生装置は、公衆回
線を介して接続されたサービスセンタ機器にICカード
のカード特定情報を送信する送信部と、公衆回線を介し
て暗号鍵情報及び暗号データを受信する受信部と、を備
える暗号データ復号再生システムである。
【0021】また、本発明は、上記再生装置は、受信し
た暗号鍵情報を利用者ICカードに送信する送信部を備
える暗号データ復号再生システムである。
【0022】そして、本発明は、上記再生装置は、受信
した暗号データを格納するメモリを備える暗号データ復
号再生システムである。
【0023】更に、本発明は、上記利用者ICカードの
暗号鍵情報格納部は、再生装置からの暗号鍵情報を格納
する暗号データ復号再生システムである。
【0024】また、本発明は、小売店機器を設置した小
売店で購入した暗号データを、再生装置で復号化して再
生する暗号データ復号再生システムに使用される小売店
機器において、鍵情報格納部と、利用者ICカードが有
するカード特定情報を使用して鍵情報を暗号化した暗号
鍵情報を、また、該暗号鍵情報を使用して販売するデー
タを暗号化して暗号データを、それぞれ作成する暗号化
部と、を備える小売店機器である。
【0025】そして、本発明は、小売店機器を設置した
小売店で購入した暗号データを、再生装置で復号化して
再生する暗号データ復号再生システムに使用される利用
者ICカードにおいて、自己のカード特定情報を使用し
て暗号化された暗号鍵情報を格納する暗号鍵情報格納部
を備える利用者ICカードである。
【0026】更に、本発明は、暗号鍵情報を消去する鍵
情報消去部を備える利用者ICカードである。
【0027】また、本発明は、小売店機器を設置した小
売店で購入した暗号データを、再生装置で復号化して再
生する暗号データ復号再生システムに使用される再生装
置において、暗号データを復号する復号化部と、暗号鍵
情報を有する利用者ICカードに復号化された鍵情報を
要求するICカード制御部と、を備える再生装置であ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を説明
する。本発明の暗号データ復号再生システム並びに小売
店機器、利用者ICカード及び再生装置の実施例につい
て、図1〜図18を用いて説明する。図1は、実施例1
のシステムの構成説明図である。図2は、実施例1にお
ける記憶媒体に書き込まれた暗号データの構成説明図で
ある。図3は、実施例1のシステムの動作を表すフロー
チャート説明図である。図4は、実施例2のシステムの
構成説明図である。図5は、実施例2における記憶媒体
に書き込まれた暗号データの構成説明図である。図6
は、実施例2のシステムの動作を表すフローチャート説
明図である。図7は、実施例3のシステムの構成説明図
である。図8は、実施例3における記憶媒体に書き込ま
れた暗号データの構成説明図である。図9は、実施例3
のシステムの動作を表すフローチャート説明図である。
図10は、実施例4のシステムの構成説明図である。図
11は、実施例4における記憶媒体に書き込まれた暗号
データの構成説明図である。図12は、実施例4のシス
テムの動作を表すフローチャート説明図である。図13
は、実施例5のシステムの構成説明図である。図14
は、実施例5における記憶媒体に書き込まれた暗号デー
タの構成説明図である。図15は、実施例5のシステム
の動作を表すフローチャート説明図である。図16は、
実施例6のシステムの構成説明図である。図17は、実
施例7のシステムの構成説明図である。図18は、実施
例8のシステムの構成説明図である。
【0029】実施例1について、図1〜図3を用いて説
明する。本実施例の暗号データ復号再生システムは、図
1に示すように、デコーダ1A、利用者ICカード2、
記憶媒体3及び小売店機器4からなる。デコーダ1A
は、再生装置であり、ICカードコネクタ11、記憶媒
体挿入口12、マイコン13及び出力装置14を有して
おり、マイコン13は、デコーダ部13a、暗号化部1
3b、ICカード制御部13cからなる。デコーダ部1
3aは、音楽、映画等の暗号化されているデータを読み
出す等のデコーダの基本機能を実行する。復号化部13
bは、音楽、映画等の暗号化されているデータを暗号鍵
情報2bを使用して復号化する。ICカード制御部13
cは、利用者ICカード2を読み書きする。利用者IC
カード2は、カード制御部2a、暗号化情報格納部2
b、復号化部2c、カード特定情報格納部2dを有して
いる。カード制御部2aは、ICカードのデータの読み
出し、消去等を実行する。暗号化情報格納部2bは、暗
号化された鍵情報を格納する。復号化部2cは、復号化
する復号化機能2cを格納する。カード特定情報格納部
2dは、各ICカード特有のカード特定情報を、ICカ
ードの製造時等に格納している。記憶媒体3は、暗号デ
ータ格納部3aを有している。小売店機器4は、小売店
40に設置され、暗号化部4a、ICカード制御部4b
及び格納情報格納部4cを有する。暗号化部4aは、カ
ード特定情報を使用して鍵情報を暗号化する。ICカー
ド制御部4bは、利用者ICカード2を読み書きする。
格納情報格納部4cは、記憶媒体3に書き込まれる音
楽、映画等の暗号化された暗号データと音楽、映画等の
暗号化されたデータとを復号化するための鍵情報を格納
する。
【0030】実施例1の暗号データ復号再生システムの
動作について、説明する。利用者は、ICカード2及び
記憶媒体3を持参して、音楽、映画等のデータを小売店
40で購入する。小売店機器4は、利用者ICカード2
からICカードを特定するためのカード特定情報を読み
出し、読み出したカード特定情報を使用し、鍵情報格納
部4cに格納している鍵情報を暗号鍵情報を作成し、ま
た、暗号鍵情報を使用して購入するデータを暗号化して
暗号データを作成する。作成した暗号鍵情報は、利用者
ICカード2に格納され、暗号データは、記憶媒体3の
暗号データ格納部に格納される。なお、暗号鍵情報を予
め格納してある利用者ICカード2を販売してもよい。
利用者は、暗号鍵情報及び暗号データを再生装置1で、
符号化し再生することにより、購入した音楽、映画等の
データを楽しむことができる。
【0031】利用者ICカード2に格納された暗号鍵情
報は、そのまま読み出しでも、暗号化されているので、
使用できない。また、暗号鍵情報は、ICカードを特定
するためのカード特定情報を使用して利用者ICカード
2の復号化部2cで処理されるため、他のICカードへ
コピーして復号化しようとしても、復号化は不可能であ
る。なお、利用者ICカード2とデコーダ1との間は、
互いに認証しており、データの不正な取得はできない。
また、小売店機器4と利用者ICカード2との間も、同
様に互いに認証しており、データの不正な取得はできな
い。
【0032】記憶媒体3に格納している暗号化された音
楽、映画等のデータの構成の一例は、図2に示すよう
に、ヘッダ及びメディアID91、暗号データ92、鍵
消去ポイント93からなっている。鍵消去ポイント93
により、暗号データ92が使用できるかが判別される。
【0033】実施例1の暗号データ復号再生システムの
動作について、図2のフローチャートを用いて説明す
る。 S101) 利用者は、購入した音楽、映画等を再生
し、鑑賞する場合に、デコーダ1に音楽、映画等の暗号
データ9を記憶した記憶媒体3と利用者ICカード2を
挿入し、ステップS102に進む。 S102) デコーダ1は、挿入された利用者ICカー
ド2の暗号鍵情報が格納されているかの確認を行ない、
利用者ICカード2の暗号鍵情報が無い場合及び不正な
暗号鍵情報の場合には、ステップS115に進み、格納
されているときは、ステップS103に進む。 S103) デコーダ1は、利用者ICカード2の暗号
鍵情報及び記憶媒体3の暗号データのヘッダ情報のメデ
ィアIDの読み出しを行い、ステップS104に進む。 S104) 読み出したヘッド情報が一致するかメディ
アIDの比較を行い、一致すれば、ステップS105に
進み、一致しない場合には、ステップS115に進む。 S105) 利用者ICカードへ暗号鍵情報の読み出し
要求を送信し、ステップS106に進む。 S106) 利用者ICカードの暗号鍵情報を復号化
し、ステップS107に進む。 S107) 復号化が正常に終了したか確認し、正常に
終了したときはステップS108に進み、正常に終了し
ていないときはステップS115に進む。 S108) 復号化した鍵情報を取得し、ステップS1
09に進む。 S109) 記憶媒体の暗号データを読み出し、ステッ
プS110に進む。 S110) 暗号データを復号化し、ステップS111
に進む。 S111) 復号化したデータを出力装置に出力し、ス
テップS112に進む。 S112) 全ての復号化が終了したか確認し、終了し
たときはステップS113に進み、終了していないとき
はステップS109に戻る。 S113) 使用した鍵情報の消去要求を送信し、ステ
ップS114に進む。 S114) ICカードの鍵情報を消去し、END処理
を実行する。 S115) 利用者へデータの再生不可を通知し、EN
処理を実行する。
【0034】実施例1の暗号データ復号再生システムに
よれば、暗号鍵情報が無いと音楽、映画等のデータを再
生することができない為、再生をするためには、暗号鍵
情報を必ず購入しなければならない。また、暗号鍵情報
自体に暗号化が施されているため、暗号鍵情報そのもの
をコピーしてもデータの復号に使用する事もできない。
そのため、データを利用した利用料は確実に徴収するこ
とが可能になる。また、再度、音楽、映画等を再生する
場合には、再び暗号化された暗号鍵情報を格納している
利用者ICカード2を購入するか、暗号鍵情報が消去さ
れた利用者ICカード2に暗号化された暗号鍵情報を購
入し、格納することで可能になる。なお、暗号鍵情報
は、自宅等で、インターネットに接続されたパソコンと
ICカードリーダライタを利用してして購入する事も可
能である。
【0035】実施例1の暗号データ復号再生システムの
動作について、レンタルビデオ店等で応用した場合を説
明する。従来は、レンタル利用者には、日数でメディア
を貸し出し、返却してもらっていた。本実施例によれ
ば、回数で貸し出しを行うことが可能である。まず、レ
ンタルビデオ店で、利用者が所有しているMD、DVD
等の記憶媒体3に暗号データを書き込む。記憶媒体3
は、レンタルビデオ店で販売しても良い。利用者は、料
金を支払うことで、料金に見合った回数分だけ暗号鍵情
報を利用者ICカード2に書き込みを行なってもらう。
利用者か家庭にあるデコーダ1で記憶媒体3に書き込ま
れた暗号データを利用者ICカード2に書き込まれてい
る暗号鍵情報で復号化し、再生する。1度暗号データを
復号再生した場合には、利用者ICカード2から暗号鍵
情報を1個削除する。利用者は、購入した暗号鍵情報の
回数分だけ暗号データを復号再生できる。利用者は、メ
ディアをレンタルビデオ店に返却に行く手間を省くこと
ができる。また、利用者が使い残した暗号鍵情報は、レ
ンタルビデオ店で、購入金額または、購入金額の一定の
料率で払い戻しを行なう事も可能である。次回、違うメ
ディアの暗号データを書き込んでもらう場合に暗号鍵情
報が利用者ICカード2に残っている場合には、メディ
アの暗号データの復号化に使用できる暗号鍵情報に変更
する事も可能である。
【0036】実施例2を説明する。本実施例について、
図4〜図6を用いて説明する。実施例1では、記憶媒体
3に一つの音楽、映画などの暗号データを一つの暗号鍵
情報で復号化しているが、実施例2では一つの音楽、映
画等の暗号データを複数個の暗号鍵情報を使用して復号
化する。実施例2の暗号化復号再生システムは、図4の
構成説明図に示すように、デコーダ1B、利用者ICカ
ード2、記憶媒体3及び小売店機器4からなる。実施例
1と比較して、利用者ICカード2の暗号鍵情報格納部
2bに複数個の暗号鍵情報を格納することができる。記
憶媒体3に書き込まれた音楽、映画等の暗号データの一
例は、図5に示すように、3個の暗号データ及び3個の
鍵情報消去データからなり、ヘッダメディアID91、
暗号データ921〜923、鍵情報消去931〜933
を有し、そして、暗号化された音楽、映画等の暗号デー
タに対応した部分のみの復号化を行うことが可能となっ
ている。
【0037】実施例2の暗号データ復号再生システムの
動作の一例について、図6のフローチャートを用いて説
明する。 S201) 利用者は、購入した音楽、映画等を再生
し、鑑賞する場合に、デコーダ1に音楽、映画等の暗号
データを記憶した記憶媒体3と利用者ICカード2を挿
入し、ステップS202に進む。 S202) デコーダ1は、挿入された利用者ICカー
ド2の暗号鍵情報が格納されているかの確認を行ない、
利用者ICカード2の暗号鍵情報が無い場合及び不正な
暗号鍵情報の場合には、ステップS217に進み、格納
されているときは、ステップS203に進む。 S203) デコーダ1は、利用者ICカード2の暗号
鍵情報及び記憶媒体3の暗号データのヘッダ情報のメデ
ィアID91の読み出しを行い、ステップS104に進
む。 S204) 読み出したヘッド情報が一致するかメディ
アID91の比較を行い、一致すれば、ステップS20
5に進み、一致しない場合には、ステップS217に進
む。 S205) 利用者ICカード2へ暗号鍵情報の読み出
し要求を送信し、ステップS206に進む。 S206) 利用者ICカード2の暗号鍵情報を復号化
し、ステップS207に進む。 S207) 復号化が正常に終了したか確認し、正常に
終了したときはステップS208に進み、正常に終了し
ていないときはステップS217に進む。 S208) 復号化した鍵情報を取得し、ステップS2
09に進む。 S209) 記憶媒体3の暗号データを読み出し、ステ
ップS210に進む。 S210) 暗号データを復号化し、ステップS211
に進む。 S211) 復号化したデータを出力装置14に出力
し、ステップS212に進む。 S212) 鍵情報消去のチェックポイント931〜9
33の有無を確認し、有るときはステップS213に進
み、無いときはステップS215に進む。 S213) 使用した鍵情報の消去要求を送信し、ステ
ップS214に進む。 S214) 利用者ICカード2の鍵情報を消去し、ス
テップS215に進む。 S215) 全ての復号化が終了したか確認し、終了し
たときはEND処理を実行し、終了していないときはス
テップS216に進む。 S216) 鍵情報が消去されたか確認し、消去された
ときはステップS205に戻り、消去されていないとき
はステップS209に戻る。 S217) 利用者へデータの再生不可を通知し、EN
D処理を実行する。
【0038】実施例2の暗号データ復号再生システムに
より、利用者が音楽、映画等のデータについて、一部の
みを再生し、後で残り部分を再生するという利用方法と
することができる。また、部分的に分けて鍵情報を消去
しているため、一度データを再生した部分は、再び暗号
鍵情報を購入しなければ鑑賞することができない様にす
ることが可能になる。また、利用者ICカード2に同じ
暗号鍵情報を一度に複数持つ事も可能である。上記実施
例は、暗号データを種類の異なる鍵情報を使用している
が、それぞれ区分された暗号データを同一の鍵情報を使
用して複数回復号化を可能としても良い。
【0039】実施例3について、図7〜図9を用いて説
明する。本実施例の暗号データ復号再生システムは、図
7の構成説明図に示すように、デコーダ1C、利用者I
Cカード2、記憶媒体3及び小売店機器4からなる。利
用者ICカード2に利用回数格納部2eを有している点
で、実施例1、2とは相違している。
【0040】利用者ICカード2は、データの読み出
し、消去等を実行するカード制御部2a、暗号鍵情報格
納部2b、鍵情報を復号化する復号化部2c、カード特
定情報格納部2d及び利用回数格納部2eを有する。記
憶媒体3に書き込まれた音楽、映画等の暗号データの一
例は、図8に示すように、3個の鍵情報を有しており、
ヘッダメディアID91、暗号データ921〜923、
利用回数削除941〜943を有し、そして、利用回数
削除941〜943は、一定時間毎に利用可能回数を削
除するチェックポイントとなっている。
【0041】音楽、映画等の暗号化されたデータと暗号
鍵情報と利用可能回数を小売店40で購入する。小売店
40に設置された小売店機器4は、暗号鍵情報と利用可
能回数について、利用者ICカード2からICカードを
特定するためのカード特定情報を読み出し、読み出した
データで、暗号化部4aを使用して鍵情報を暗号化して
暗号鍵情報を作成する。暗号鍵情報と利用可能回数は、
利用者ICカード2へ書き込みを行う。また、予め、暗
号鍵情報と利用可能回数を格納してある利用者ICカー
ド2を一緒に販売してもよい。暗号鍵情報は、そのまま
読み出しでも、暗号化されているので、使用できない。
また、ICカードを特定するためのカード特定情報で暗
号化されているため、他のICカードへコピーして復号
化しようとしても、復号化は不可能である。
【0042】実施例3の暗号データ復号再生システムの
動作について、図9のフローチャートを用いて説明す
る。 S301) 利用者は、購入した音楽、映画等を再生
し、鑑賞する場合に、デコーダ1に音楽、映画等の暗号
データを記憶した記憶媒体3と利用者ICカード2を挿
入し、ステップS302に進む。 S302) デコーダ1は、挿入された利用者ICカー
ド2の暗号鍵情報が格納されているかの確認を行ない、
利用者ICカード2の暗号鍵情報が無い場合及び不正な
暗号鍵情報の場合には、ステップS317に進み、格納
されているときは、ステップS303に進む。 S303) デコーダ1は、利用者ICカード2の暗号
鍵情報及び記憶媒体3の暗号データのヘッダ情報のメデ
ィアID91の読み出しを行い、ステップS304に進
む。 S304) 読み出したヘッド情報が一致するかメディ
アID91の比較を行い、一致すれば、ステップS30
5に進み、一致しない場合には、ステップS317に進
む。 S305) 利用者ICカード2の利用可能回数(カウ
ンタ)が0より大きいか確認し、大きければステップS
306に進み、0以下であれば、ステップS317に進
む。 S306) 利用者ICカード2へ暗号鍵情報の読み出
し要求を送信し、ステップS307に進む。 S307) 利用者ICカード2の暗号鍵情報を復号化
し、ステップS308に進む。 S308) 復号化が正常に終了したか確認し、正常に
終了したときはステップS309に進み、正常に終了し
ていないときはステップS317に進む。 S309) 復号化した鍵情報を取得し、ステップS3
10に進む。 S310) 記憶媒体3の暗号データを読み出し、ステ
ップS311に進む。 S311) 暗号データを復号化し、ステップS312
に進む。 S312) 復号化したデータを出力装置14に出力
し、ステップS313に進む。 S313) 利用者ICカード2の利用可能回数(カウ
ンタ)削除のチェックポイントの有無を確認し、有ると
きはステップS3146に進み、無いときはステップS
316に進む。 S314) カウンタの削除要求を送信し、ステップS
315に進む。 S315) 利用者ICカード2のカウンタを−1と
し、ステップS316に進む。 S316) 全ての復号化の終了を確認し、終了してい
るときはEND処理を実行し、まだのときはステップS
305に戻る。 S317) 利用者へデータの再生不可を通知し、EN
D処理を実行する。
【0043】実施例3の暗号データ復号再生システムに
よれば、音楽、映画等の情報の提供を時間単位で管理で
き、利用料を徴収することができるシステムの構築が可
能になる。暗号鍵情報と利用可能回数が無いと音楽、映
画等のデータを再生することができない為、再生をする
ためには、暗号鍵情報と利用可能回数を必ず購入しなけ
ればならない。利用可能回数が残っていれば、他の音
楽、映画等の暗号データと暗号鍵情報との組み合わせ
で、他の音楽、映画等のデータを再生することが可能で
ある。また、暗号鍵情報と利用可能回数自体に暗号化が
施されているため、暗号鍵情報と利用可能回数そのもの
をコピーしてもデータの復号に使用する事もできない。
そのため、データを利用した利用料は確実に徴収するこ
とが可能になる。また、再度、音楽、映画等を再生する
場合には、再び暗号鍵情報と利用可能回数を格納してい
る利用者ICカード2を購入するか、鍵情報が消去され
た利用者ICカード2に暗号化された利用可能回数を購
入し、格納することで可能になる。なお、利用可能回数
は、自宅等で、インターネットに接続されたパソコンと
ICカードリーダライタを利用してして購入する事も可
能である。
【0044】実施例4について、図10〜図12を用い
て説明する。本実施例の暗号データ復号再生システム
は、図10のシステムの構成説明図に示すように、デコ
ーダ1D、利用者ICカード2、記憶媒体3及び小売店
機器4からなる。実施例1〜3と比較すると、デコーダ
1Dのマイコン13は、チェッグフラグ制御部13dを
有する点で相違している。利用者ICカード2、記憶媒
体3及び小売店機器4は、実施例1〜3と同様である。
【0045】実施例4における音楽、映画等の暗号デー
タの一例は、図11のように、ヘッダメディアID9
1、暗号データ921、922及びチェッグフラグ95
からなり、そして、チェッグフラグ95は、音楽でいう
とサビの部分や導入(イントロ)部以外の部分、映画な
どでいうとクライマックスの部分等の重要な部分にチェ
ックポイントが格納されている。
【0046】実施例4の暗号データ復号再生システムの
動作について説明する。音楽、映画等の暗号化されたデ
ータを小売店40で購入する。暗号データの作成に使用
した鍵情報を暗号化するため、小売店機器4のICカー
ド制御部4bは、利用者ICカード2からICカードを
特定するためのカード特定情報を読み出す。暗号化部4
aは、読み出したカード特定情報を使用し、鍵情報格納
部4cに格納された鍵情報を暗号化して暗号鍵情報を作
成する。ICカード制御部4bは、暗号化された鍵情報
を利用者ICカード2に書き込む。なお、暗号鍵情報を
予め格納してある利用者ICカード2を一緒に販売して
もよい。暗号鍵情報は、そのまま読み出しでも、暗号化
されているので、使用できない。また、ICカードを特
定するためのカード特定情報2cで暗号化されているた
め、他のICカードへコピーして復号化しようとして
も、復号化は不可能である。
【0047】実施例4の暗号データ復号再生システムの
動作の一例について、図12のフローチャート説明図を
用いて説明する。 S401) 利用者は、購入した音楽、映画等を再生
し、鑑賞する場合に、デコーダ1に音楽、映画等の暗号
データを記憶した記憶媒体3と利用者ICカード2を挿
入し、ステップS402に進む。 S402) デコーダ1は、挿入された利用者ICカー
ド2の暗号鍵情報が格納されているかの確認を行ない、
利用者ICカード2の暗号鍵情報が無い場合及び不正な
暗号鍵情報の場合には、ステップS418に進み、格納
されているときは、ステップS403に進む。 S403) デコーダ1は、利用者ICカード2の暗号
鍵情報及び記憶媒体3の暗号データのヘッダ情報のメデ
ィアID91の読み出しを行い、ステップS404に進
む。 S404) 読み出したヘッド情報が一致するかメディ
アID91の比較を行い、一致すれば、ステップS40
5に進み、一致しない場合には、ステップS418に進
む。 S405) 利用者ICカード2へ暗号鍵情報の読み出
し要求を送信し、ステップS406に進む。 S406) 利用者ICカード2の暗号鍵情報を復号化
し、ステップS407に進む。 S407) 復号化が正常に終了したか確認し、正常に
終了したときはステップS408に進み、正常に終了し
ていないときはステップS418に進む。 S408) 復号化した鍵情報を取得し、ステップS4
09に進む。 S409) 記憶媒体3の暗号データを読み出し、ステ
ップS410に進む。 S410) 暗号データを復号化し、ステップS411
に進む。 S411) 復号化したデータを出力装置14に出力
し、ステップS412に進む。 S412) 利用者ICカード2の消去のチェックポイ
ントの有無を確認し、有るときはステップS413に進
み、無いときはステップS414に進む。 S413) チェックフラッグをONとし、ステップS
414に進む。 S414) 鍵情報の消去条件が成立するか確認し、成
立するときはステップS415に進み、成立しないとき
はステップS416に進む。 S415) 全ての復号化の終了を確認し、終了してい
るときはEND処理を実行し、まだのときはステップS
405に戻る。 S416) 鍵情報の消去要求を送信し、ステップS4
17に進む。 S417) 利用者ICカード2の鍵情報を消去し、E
ND処理を実行する。 S418) 利用者へデータの再生不可を通知し、EN
D処理を実行する。
【0048】実施例4の暗号データ復号再生システムに
おいて、暗号鍵情報の消去条件は、例えば、記憶媒体3
をデコーダ1から取り出すような事を実行された場合な
どを設定する。チェックポイントフラグ95がONで、
かつ、消去条件が成立していた場合には、デコーダ1
は、利用者ICカード2に消去命令を送信する。消去命
令を受け取った利用者ICカード2は、復号化に使用し
た暗号鍵情報をカード制御部2aが削除を行う。
【0049】実施例4の暗号データ復号再生システムに
よれば、特定の部分の音楽、映画等の鑑賞した場合の
み、暗号鍵情報を削除し、利用料を徴収することが可能
になる。例えば、何度も見てもらいたい広告などでは料
金を徴収しない部分と実際に料金を徴収する部分とを分
けて管理することが可能になる。暗号鍵情報が無いと音
楽、映画等のデータを再生することができない為、再生
をするためには、暗号鍵情報を必ず購入しなければなら
ない。また、暗号鍵情報に暗号化が施されているため、
暗号鍵情報そのものをコピーしてもデータの復号に使用
する事もできない。そのため、データを利用した利用料
は確実に徴収することが可能になる。また、再度、音
楽、映画等を再生する場合には、再び暗号鍵情報を格納
している利用者ICカード2を購入するか、暗号鍵情報
が消去された利用者ICカード2に暗号化された暗号鍵
情報を購入し、格納することで可能になる。なお、暗号
鍵情報、自宅等で、インターネットに接続されたパソコ
ンとICカードリーダライタを利用してしてパソコンを
インターネットに経由して、暗号鍵情報を配布するサー
ビスセンタに接続して購入する事も可能である。
【0050】実施例5を説明する。本実施例の暗号デー
タ復号再生システムは、図13に示すように、デコーダ
1E、利用者ICカード2、記憶媒体3及び小売店機器
4とからなる。小売店40に設置された小売店機器4
は、暗号化部4a、ICカード制御部4b及び鍵情報格
納部4cを有している。実施例1〜4と比較すると、暗
号鍵情報について再生することができる回数である再生
可能回数を使用する点で相違している。再生可能回数
は、小売店40で暗号データを購入すると、記憶媒体3
に書き込まれ、再生可能回数格納部3bに格納される。
再生利用回数は、音楽、映画等の暗号化された暗号デー
タと同様に、利用者ICカード2のカード特定情報で暗
号化される。利用者ICカード2は、実施例1〜4と同
様であり、その説明は省略する。デコーダ1Eは、実施
例1〜4と比較すると、マイコン13に再生可能回数制
御部13eを有している点で相違する。再生利用回数に
ついては、後述する。
【0051】記憶媒体3に書き込まれた音楽、映画等の
暗号データの一例は、図14に示すように、ヘッドメデ
ィアID91、暗号データ92及び可能回数削除93を
有している。可能回数削除93には、一定時間毎に利用
可能回数を削除するチェックポイントが格納されてい
る。暗号データ92及び可能回数削除93について、複
数個とすることは可能である。
【0052】実施例5の暗号データ復号再生システムの
動作について、説明する。利用者は、音楽、映画等の暗
号化されたデータと暗号鍵情報と利用可能回数を小売店
40で購入する。暗号データ、暗号鍵情報及び利用可能
回数を暗号化するため、小売店機器4のICカード制御
部4bは、利用者ICカード2からICカードを特定す
るためのカード特定情報を読み出す。暗号化部4aは、
読み出したデータを使用し、鍵情報格納部4cに格納さ
れた鍵情報を暗号化して暗号鍵情報2bを作成する。I
Cカード制御部4bは、暗号化された鍵情報と利用可能
回数を、利用者ICカード2へ書き込む。なお、暗号鍵
情報と暗号利用可能回数を予め格納してある利用者IC
カード2を一緒に販売してもよい。暗号鍵情報は、その
まま読み出しでも、暗号化されているので、使用できな
い。また、利用者ICカード2を特定するためのカード
特定情報で暗号化されているため、他のICカードへコ
ピーして復号化しようとしても、復号化は不可能であ
る。
【0053】実施例5の暗号データ復号再生システムの
動作の一例について、図9のフローチャート説明図を用
いて説明する。 S501) 利用者は、購入した音楽、映画等を再生
し、鑑賞する場合に、デコーダ1に音楽、映画等の暗号
データを記憶した記憶媒体3と利用者ICカード2を挿
入し、ステップS502に進む。 S502) デコーダ1は、挿入された利用者ICカー
ド2の暗号鍵情報が格納されているかの確認を行ない、
利用者ICカード2の暗号鍵情報が無い場合及び不正な
暗号鍵情報の場合には、ステップS515に進み、格納
されているときは、ステップS503に進む。 S503) デコーダ1は、利用者ICカード2の暗号
鍵情報及び記憶媒体3の暗号データのヘッダ情報のメデ
ィアID91の読み出しを行い、ステップS504に進
む。 S504) 読み出したヘッド情報が一致するかメディ
アID91の比較を行い、一致すれば、ステップS50
5に進み、一致しない場合には、ステップS515に進
む。 S505) 利用者ICカード2へ暗号鍵情報の読み出
し要求を送信し、ステップS506に進む。 S506) 利用者ICカード2の暗号鍵情報を復号化
し、ステップS507に進む。 S507) 復号化が正常に終了したか確認し、正常に
終了したときはステップS508に進み、正常に終了し
ていないときはステップS515に進む。 S508) 復号化した鍵情報を取得し、ステップS5
09に進む。 S509) 利用回数が0より大きいか確認し、大きい
ときはステップS510に進み、大きくないときはステ
ップS515に進む。 S510) 暗号データを読み出し、ステップS511
に進む。 S511) 暗号データを復号化し、ステップS512
に進む。 S512) 復号化したデータを出力装置14に出力
し、ステップS513に進む。 S513) 全ての復
号化の終了を確認し、終了しているときはステップS5
14に進み、終了していないときはステップS510に
戻る。 S514) 再生可能回数から1を減らし、END処理
を実行する。 S515) 利用者へデータの再生不可を通知し、EN
D処理を実行する。
【0054】実施例5の暗号データ復号再生システムに
よれば、暗号鍵情報と利用可能回数が無いと音楽、映画
等のデータを再生することができない為、再生をするた
めには、暗号鍵情報と再生可能回数を必ず小売店40で
購入しなければならない。そのため、データを利用した
利用料は確実に徴収することが可能になる。また、再
度、音楽、映画等を再生する場合には、再び暗号鍵情報
と再生可能回数を格納している利用者ICカードを購入
するか、鍵情報が消去された利用者ICカード2に暗号
化された再生可能回数を購入し、格納することで可能に
なる。なお、再生可能回数等は、自宅等で、インターネ
ットに接続されたパソコンとICカードリーダライタを
利用してして購入する事も可能である。
【0055】実施例6を説明する。本実施例では、暗号
データ復号再生システムにおける小売店での鍵の管理に
ついて、図16のシステムの構成説明図を用いて説明す
る。実施例1〜5と比較すると、サービスセンタ50に
設置されるサービスセンタ機器5を有している。サービ
スセンタ機器5は、鍵情報格納部5b、複写許可回数作
成部5cを有している。まず、一つ目の例として、鍵情
報の実体を管理する方法について説明する。小売店40
Aが鍵情報が欲しい場合には、サービスセンタ50に鍵
情報の料金81aを支払うことで、鍵料金81aに応じ
た鍵情報をN個受け取り、鍵情報格納部4cに格納す
る。鍵情報を受け取る方法として、公衆回線等を介して
実行することも可能である。小売店40が利用者に鍵情
報を提供する場合には、利用者から鍵情報の鍵料金82
を受取り、利用者ICカード2からカード特定情報を読
み取る。小売店機器4の暗号化部4aは、カード特定情
報を使用して鍵情報格納部4cに格納する鍵情報を暗号
化を行い、暗号鍵情報を作成する。暗号鍵情報を作成し
た後、鍵情報の実体の個数は、N−1個になる。鍵情報
の実体が無ければ、暗号鍵情報は作成できないため、利
用者に暗号鍵情報を提供するためには、サービスセンタ
から鍵情報を購入しなければならない。
【0056】次に、2つ目の例として、鍵情報の複写回
数を管理する方法について説明する。小売店40Bは、
サービスセンタ5に鍵情報の料金81bを支払うこと
で、鍵料金81bに応じた鍵情報の複写可能回数を充填
し、複写可能回数はn個になる。サービスセンタは、小
売店40に充填した数だけ複写許可回数nを加算する。
小売店40Bが利用者に鍵情報を提供する場合には、利
用者から鍵情報の鍵料金82を受取り、利用者ICカー
ド2からカード特定情報を読み取る。小売店機器4Bの
暗号化部4aは、カード特定情報を使用して鍵情報(マ
スタ鍵)格納部4cに格納する暗号鍵を暗号化を行い、
暗号鍵情報を作成する。暗号鍵情報を作成した後、鍵情
報の複写可能回数は、n−1個になる。複写可能回数が
0になった場合には、暗号鍵情報の作成ができなくなる
ため、再度、サービスセンタ50に鍵料金81bを支払
い、複写可能回数を充填してもらわなければならない。
以上のような方式を取ることで、サービスセンタ5は、
鍵情報の管理を小売店40に渡した鍵情報の実体の数又
は充填した複写許可回数で管理することができる。
【0057】実施例7を説明する。本実施例は、利用者
ICカード2A内に格納されている暗号鍵情報の他人の
ICカード2Bへ譲渡する例であり、図17のシステム
の構成説明図を用いて説明する。端末装置6は、ICカ
ードコネクタ61a、61b、マイコン62、出力装置
63を備えている。マイコン62は、端末装置の基本動
作を制御する端末装置制御部62aと、利用者ICカー
ド2A、2Bを読み書きするICカード制御部62B等
を有する。譲渡元ICカード2Aは、カード制御部2
a、暗号鍵情報格納部2b、復号化部2c、カード特定
情報格納部2d及び暗号化部2e等を有する。譲渡先I
Cカード2Bは、カード制御部2a、復号化部2c、カ
ード特定情報格納部2d等を有しており、譲渡元ICカ
ード2Aと同様である。端末装置6のICカードコネク
タ61a、61bに譲渡元ICカード2A、譲渡先IC
カード2Bをに挿入する。端末装置6は、譲渡元ICカ
ード2Aに鍵情報譲渡要求を送信する。要求を受け取っ
た譲渡元ICカード2Aの復号化部2cは、暗号鍵情報
をカード特定情報を使用して復号化する。端末装置6
は、次に、譲渡先ICカード2Bにカード特定情報要求
を送信する。要求を受け取った譲渡先ICカード2B
は、カード特定情報格納部2dに格納されているカード
特定情報を、端末装置6を介して譲渡元ICカード2A
に送出する。譲渡元ICカード2Aの暗号化部2eは、
受け取った譲渡先ICカード2Bのカード特定情報を使
用して鍵情報を暗号化し、暗号鍵情報を作成する。そし
て、譲渡元ICカード2Aは、作成した暗号鍵情報を譲
渡先ICカード2Bに端末装置6を介して送出する。音
楽、映画等の暗号データを復号し再生する場合、譲渡先
ICカード2Bに譲渡された暗号鍵情報を使用すること
ができる。暗号鍵情報は、譲渡先ICカード2Bのカー
ド特定情報で暗号化されているため、譲渡先ICカード
自身のカード特定情報2Bの復号化部2cを使用するこ
とで、鍵情報を取り出す事ができる。取り出した鍵情報
を使用して音楽、映画などの暗号データを復号し、再生
することができる。以上のような処理を行うことで、I
Cカード間での暗号鍵情報の移動が可能となり、他人の
ICカードへ譲渡することができる。また、ICカード
間で、送受信されるデータは、暗号化を施されているた
め、端末装置上での、データの変更及び複写は不可能で
ある。
【0058】実施例8を説明する。本実施例は、暗号鍵
情報及び暗号データをインターネットを使用して取得す
る例であり、図18のシステムの構成説明図を用いて説
明する。実施例8の暗号データ復号再生システムは、デ
コーダ1F、利用者ICカード2、サービスセンタ機器
5からなり、公衆回線7を介して接続されている。サー
ビスセンタに設置されたサービスセンタ機器5は、暗号
化部5a、鍵情報格納部5b、暗号データ格納部5dを
有しており、音楽、映画等の暗号化された暗号データと
音楽、映画等の暗号化されたデータを復号化するための
鍵情報と特定の情報で鍵情報を暗号化する暗号化機能を
有する。
【0059】利用者ICカード2は、実施例1〜6と同
様であり、説明は省略する。デコーダ1Fは、実施例1
〜6と比較すると、モデム装置15とメモリ16を備え
ており、また、マイコン13は、モデム通信制御部13
gを有している。モデム装置15及びモデム通信制御部
13gを使用して、インターネット等公衆回線を介して
サービスセンタ機器5に接続してやり取りすることがで
きる。
【0060】実施例8の暗号データ復号再生システムの
動作の一例について、説明する。まず最初に、デコーダ
1Fを公衆回線7を経由して、サービスセンタ機器5に
接続する。接続後、サービスセンタ機器5に欲しいサー
ビス情報の要求を送信する。要求を受信したサービスセ
ンタ機器5は、利用者に対して、提供する情報の料金を
送信する。利用者は、サービスセンタ50に指定された
料金、利用者ICカード2のカード特定情報を送信す
る。料金の支払いに関しては、電子マネー、クレジット
等を使うのが望ましい。サービスセンタ機器5は、暗号
化部5aを使用して、利用者から受け取った利用者IC
カードを特定するためのカード特定情報で鍵情報に暗号
化をかけ、暗号鍵情報を作成する。その後、サービスセ
ンタ機器5は、作成した暗号鍵情報と暗号データをデコ
ーダ1に送信する。デコーダ1は、受け取った暗号鍵情
報を利用者ICカード2に、暗号データをメモリ16に
書き込む。暗号データの復号、再生方法は、実施例1の
暗号データの読み出し元を記憶媒体からメモリ16に変
更し、実施例1と同様の方法で、復号、再生すれば良
い。なお、メモリ16として外部記憶媒体とすることは
可能である。
【0061】実施例8の暗号データ復号再生システムに
よれば、インターネットに接続するだけで、欲しいサー
ビス情報の提供を受けることができる。なお、利用者I
Cカード2から読み出したデータ(カード特定情報)
で、鍵情報を暗号化部5aを使用して暗号鍵情報を作成
する。よって、鍵情報は、単一であったとしても、各ユ
ーザには異なる暗号化が行われる。暗号鍵情報が無いと
サービスセンタから送信された暗号データを再生するこ
とができない為、再生をするためには、暗号鍵情報2b
を必ず購入しなければならない。また、暗号鍵情報2b
自体に暗号化が施されているため、暗号鍵情報そのもの
をコピーしてもデータの復号に使用する事もできない。
そのため、サービスを利用した利用料は確実に徴収する
ことが可能になる。他の方法として、利用者ICカード
2のカード特定情報を利用して、暗号鍵情報を作成する
とともに、その作成された鍵を使ってデータ自身の暗号
化を行なう。これで得られた鍵及び暗号化されたデータ
を利用者に送付する。この様にすることで、各利用者毎
に異なる暗号データを送付することができる。
【0062】以上説明したように、本実施例によれば、
映像及び音楽データの不法な鑑賞を完全に防止する事が
できることで、著作権を確実に守ることが可能になる。
映像及び音楽データを復号化し、鑑賞するためには、デ
ータを復号化するための鍵を購入しなければならないた
め、料金を確実に徴収できる。そのため、今までは、不
正コピーが使われるのをある程度見越して単価を設定し
ていた製品データの単価を下げることが出来る。また、
映像及び音楽データ自体に暗号化が施されてされている
ため、データのコピーを無意味化することができる。ま
た、暗号化されているデータ自体には、特にコピーガー
ドを設けないことで、利用者間でのコピーを可能とする
ことで、鍵情報の販売網を整えれば、広い地域での製品
展開を行なう事が可能となる。また、レンタルビデオ店
などで本発明を使用した場合、予め、利用者が用意した
記憶手段(MD,DVD−RAM等)に暗号データを書
き込み、暗号鍵情報と一緒に提供すれば、今まで、レン
タルビデオ店にメディアを返却しなければならなかった
のが返却に行かなくて済むようになる。
【0063】なお、各実施例において、利用者ICカー
ドの代わりに携帯型のマイコンを使用することは、可能
であり、そして、同様な作用効果を奏することができ
る。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、デジタルコンテンツの
不正コピーや不当な使用への対策が可能で、そして、デ
ジタルコンテンツの利用料を確実に徴収ができ、さら
に、経済的なシステムを構築することをも可能にする暗
号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者I
Cカード及び再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシステムの構成説明図。
【図2】実施例1における記憶媒体に書き込まれた暗号
データの構成説明図。
【図3】実施例1のシステムの動作を表すフローチャー
ト説明図。
【図4】実施例2のシステムの構成説明図。
【図5】実施例2における記憶媒体に書き込まれた暗号
データの構成説明図。
【図6】実施例2のシステムの動作を表すフローチャー
ト説明図。
【図7】実施例3のシステムの構成説明図。
【図8】実施例3における記憶媒体に書き込まれた暗号
データの構成説明図。
【図9】実施例3のシステムの動作を表すフローチャー
ト説明図。
【図10】実施例4のシステムの構成説明図。
【図11】実施例4における記憶媒体に書き込まれた暗
号データの構成説明図。
【図12】実施例4のシステムの動作を表すフローチャ
ート説明図。
【図13】実施例5のシステムの構成説明図。
【図14】実施例5における記憶媒体に書き込まれた暗
号データの構成説明図。
【図15】実施例5のシステムの動作を表すフローチャ
ート説明図。
【図16】実施例6のシステムの構成説明図。
【図17】実施例7のシステムの構成説明図。
【図18】実施例8のシステムの構成説明図。
【符号の説明】
1A〜1F デコーダ 11 ICカードコネクタ 12 記憶媒体挿入口 13 マイコン 13a デコーダ制御部 13b 復号化部 13c ICカード制御部 13d フラグチェック部 13e 再生可能回数制御部 13f 端末装置制御部 13g モデム通信制御部 14 出力装置 15 モデム装置 16 メモリ 2 利用者ICカード 2a カード制御部 2b 暗号鍵情報格納部 2c 復号化部 2d カード特定情報格納部 2e 利用可能回数格納部 2A 譲渡元ICカード 2B 譲渡先ICカード 3 記憶媒体 3a 暗号データ格納部 3b 再生可能回数格納部 40、40A、40B 小売店 4、4A、4B 小売店機器 4a 暗号化部 4b ICカード制御部 4c 鍵情報格納部 4d 複写可能回数格納部 50 サービスセンタ 5 サービスセンタ機器 5a 暗号化部 5b 鍵情報格納部 5c 複写許可回数作成部 5d 暗号データ格納部 6 端末装置 61 ICカードコネクタ 62 マイコン 62a 端末装置制御部 62b ICカード制御部 63 出力装置 7 公衆回線網 81、82 鍵料金 91 ヘッダ、メディアID 92、921〜923 暗号データ 93、931〜933 鍵消去ポイント 94、941〜943 利用可能回数削除 95 チェックフラッグ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/08 G06F 15/21 340Z H04L 9/00 601A (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 米田 幸一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 名波 秀昇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 佐藤 勝俊 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 BB02 CA16 5B049 AA05 BB11 CC39 DD04 EE23 EE28 FF08 GG04 GG07 GG10 5B058 CA01 KA40 YA20 5B085 AA08 AC04 AE09 AE13 AE23 AE29 BE07 BG02 5J104 AA16 EA18 EA22 JA03 NA02 NA35 PA07 PA10 PA14

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小売店機器を設置した小売店で購入した
    暗号データを、再生装置で復号化して再生する暗号デー
    タ復号再生システムにおいて、 小売店機器と、利用者ICカードと、データ記憶媒体
    と、再生装置と、で構成され、そして、小売店機器は、
    利用者ICカードが有するカード特定情報を使用して鍵
    情報を暗号化した暗号鍵情報を、また、該暗号鍵情報を
    使用して販売するデータを暗号化して暗号データを、そ
    れぞれ作成する暗号化部を備え、利用者ICカードは、
    暗号鍵情報を格納する暗号鍵情報格納部と暗号化鍵情報
    を復号化する復号化部とを備え、データ記憶媒体は、暗
    号データを格納する暗号データ格納部を備え、再生装置
    は、暗号データを復号化する復号化部を備えることを特
    徴とする暗号データ復号再生システム。
  2. 【請求項2】 請求項記載1の暗号データ復号再生シス
    テムにおいて、 上記利用者ICカードは、暗号鍵情報を消去する鍵情報
    消去部を備えることを特徴とする暗号データ復号再生シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の暗号データ復号
    再生システムにおいて、 上記利用者ICカードの暗号鍵情報格納部は、複数個の
    暗号鍵情報を格納することを特徴とする暗号データ復号
    再生システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の暗
    号データ復号再生システムにおいて、 上記利用者ICカードの暗号鍵情報格納部は、暗号鍵情
    報を、複数回格納することが可能であることを特徴とす
    る暗号データ復号再生システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の暗
    号データ復号再生システムにおいて、 上記利用者ICカードに格納されている暗号鍵情報は、
    他の利用者ICカードに移動することが可能なことを特
    徴とする暗号データ復号再生システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の暗
    号データ復号再生システムにおいて、 上記利用者ICカードは、暗号データを復号化すること
    が可能な回数の回数データを格納する回数格納部を備え
    ることを特徴とする暗号データ復号再生システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の暗号データ復号再生シス
    テムにおいて、 上記利用者ICカードは、復号化可能な回数が終了する
    と、暗号鍵情報を消去することを特徴とする暗号データ
    復号再生システム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の暗号データ復号
    再生システムにおいて、 上記利用者ICカードの回数格納部に格納される復号化
    可能な回数の回数データは、他のICカードに移動する
    ことが可能であることを特徴とする暗号データ復号再生
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の暗
    号データ復号再生システムにおいて、 上記記憶媒体は、暗号データを復号化可能な回数の回数
    データを格納する回数格納部を備えることを特徴とする
    暗号データ復号再生システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の暗号データ復号再生シ
    ステムにおいて、 上記再生装置は、暗号データを復号化すると、記憶媒体
    の回数格納部に格納する復号化可能な回数を減らすこと
    を特徴とする暗号データ復号再生システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の暗号データ復号再生システムにおいて、 上記再生装置は、再チェッグフラグ制御部を備えること
    を特徴とする暗号データ復号再生システム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の暗号データ復号再生システムにおいて、 小売店に鍵情報を卸するサービスセンタに設置されたサ
    ービスセンタ機器を具備することを特徴とする暗号デー
    タ復号再生システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の暗号データ復号再生
    システムにおいて、 上記サービスセンタ機器は、小売店の複写の許可回数を
    作成する許可回数作成部を備えることを特徴とする暗号
    データ復号再生システム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の暗号データ復号再生システムにおいて、 上記小売店機器は、サービスセンタに設置され、かつ、
    公衆回線を介して利用者の再生装置に接続されたサービ
    スセンタ機器であることを特徴とする暗号データ復号再
    生システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の暗号データ復号再生
    システムにおいて、 上記サービスセンタ機器は、公衆回線を介して受信した
    ICカードのカード特定情報を使用して鍵情報を暗号化
    して暗号鍵情報を、また、該暗号鍵情報を使用して暗号
    データを、それぞれ作成する暗号化部と、該暗号鍵情報
    及び暗号データを公衆回線を介して送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする暗号データ復号再生システ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の暗号データ復号再生
    システムにおいて、 上記再生装置は、公衆回線を介して接続されたサービス
    センタ機器にICカードのカード特定情報を送信する送
    信部と、公衆回線を介して暗号鍵情報及び暗号データを
    受信する受信部と、を備えることを特徴とする暗号デー
    タ復号再生システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の暗号データ復号再生
    システムにおいて、 上記再生装置は、受信した暗号鍵情報を利用者ICカー
    ドに送信する送信部を備えることを特徴とする暗号デー
    タ復号再生システム。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17に記載の暗号デー
    タ復号再生システムにおいて、 上記再生装置は、受信した暗号データを格納するメモリ
    を備えることを特徴とする暗号データ復号再生システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載の暗号デー
    タ復号再生システムにおいて、 上記利用者ICカードの暗号鍵情報格納部は、再生装置
    からの暗号鍵情報を格納することを特徴とする暗号デー
    タ復号再生システム。
  20. 【請求項20】 小売店機器を設置した小売店で購入し
    た暗号データを、再生装置で復号化して再生する暗号デ
    ータ復号再生システムに使用される小売店機器におい
    て、 鍵情報格納部と、利用者ICカードが有するカード特定
    情報を使用して鍵情報を暗号化した暗号鍵情報を、ま
    た、該暗号鍵情報を使用して販売するデータを暗号化し
    て暗号データを、それぞれ作成する暗号化部と、を備え
    ることを特徴とする小売店機器。
  21. 【請求項21】 小売店機器を設置した小売店で購入し
    た暗号データを、再生装置で復号化して再生する暗号デ
    ータ復号再生システムに使用される利用者ICカードに
    おいて、 自己のカード特定情報を使用して暗号化された暗号鍵情
    報を格納する暗号鍵情報格納部を備えることを特徴とす
    る利用者ICカード。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の利用者ICカードに
    おいて、 暗号鍵情報を消去する鍵情報消去部を備えることを特徴
    とする利用者ICカード。
  23. 【請求項23】 小売店機器を設置した小売店で購入し
    た暗号データを、再生装置で復号化して再生する暗号デ
    ータ復号再生システムに使用される再生装置において、 暗号データを復号する復号化部と、暗号鍵情報を有する
    利用者ICカードに復号化された鍵情報を要求するIC
    カード制御部と、を備えることを特徴とする再生装置。
JP22212799A 1999-08-05 1999-08-05 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置 Pending JP2001051950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22212799A JP2001051950A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22212799A JP2001051950A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001051950A true JP2001051950A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16777598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22212799A Pending JP2001051950A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001051950A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030157A (ja) * 2001-05-02 2003-01-31 Sony Corp 情報提供方法、情報提供装置、情報提供方法のプログラム及び情報提供方法のプログラムを記録した記録媒体
US6757871B1 (en) * 1999-08-10 2004-06-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Common document editing apparatus
JP2007035136A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Buffalo Inc 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム
JP2010198722A (ja) * 2010-02-23 2010-09-09 Buffalo Inc 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム
US7809944B2 (en) 2001-05-02 2010-10-05 Sony Corporation Method and apparatus for providing information for decrypting content, and program executed on information processor
JP2010277531A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Hitachi Ltd シンクライアント管理方法及びシステム、並びにシンクライアント管理用プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757871B1 (en) * 1999-08-10 2004-06-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Common document editing apparatus
JP2003030157A (ja) * 2001-05-02 2003-01-31 Sony Corp 情報提供方法、情報提供装置、情報提供方法のプログラム及び情報提供方法のプログラムを記録した記録媒体
US7809944B2 (en) 2001-05-02 2010-10-05 Sony Corporation Method and apparatus for providing information for decrypting content, and program executed on information processor
JP2007035136A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Buffalo Inc 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム
JP4502898B2 (ja) * 2005-07-26 2010-07-14 株式会社バッファロー 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム
JP2010277531A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Hitachi Ltd シンクライアント管理方法及びシステム、並びにシンクライアント管理用プログラム
JP2010198722A (ja) * 2010-02-23 2010-09-09 Buffalo Inc 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4857123B2 (ja) 不正機器検出装置、不正機器検出システム、不正機器検出方法、プログラム、記録媒体及び機器情報更新方法
JP3977549B2 (ja) コンテンツ管理方法、コンテンツ利用管理システム、コンテンツ利用管理装置及び再生装置
JP3733026B2 (ja) 電子著作物販売装置
CN1312593C (zh) 分布系统、半导体存储卡、接收装置、计算机可读记录介质和接收方法
US20020013940A1 (en) Content rental system
US20030101142A1 (en) Information recording apparatus, information reproducing apparatus, and information distribution system
US20050144136A1 (en) Content providing system and content reproducing apparatus
JP3173352B2 (ja) ディジタル著作物流通システム
JP2006014035A (ja) 記憶媒体処理方法、記憶媒体処理装置及びプログラム
JP4389129B2 (ja) 情報送信システム、情報送信装置、情報受信装置、情報送信方法
JP2003187524A (ja) Rfidチップ搭載記録媒体レンタルシステム
JP2001067324A (ja) 情報送信システム、情報送信装置及び情報受信装置
JP2003509881A (ja) 記録された電子出版資料からのマスター鍵の復元方法
JP2001092880A (ja) 情報提供システム、リスト送信装置、情報受信装置及び情報提供方法
JP2001051950A (ja) 暗号データ復号再生システム並びに小売店機器、利用者icカード及び再生装置
TW200917782A (en) Method, system and apparatus for distributing digital content
JP2005328530A (ja) 情報記録方法、情報記録装置及び情報再生装置
EP1252770B1 (en) Flexible content distribution method
JP2003228684A (ja) チケット管理システム、チケット管理装置、携帯端末、icカード、入場管理装置、チケット管理方法、チケット販売方法、および入場管理方法
JP3793220B2 (ja) 記録方法及び記録装置
JP4242014B2 (ja) 電子出版物配布システム、情報処理端末装置、情報処理方法、および、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4406799B2 (ja) 情報提供システム及び情報提供装置
JP2001067795A (ja) 情報受信システム及び情報受信装置
JP2001236403A (ja) デジタル情報からなるコンテンツの配信方法、配信システム、配信装置、配信システムを記録した記録媒体
JP4502822B2 (ja) 電子書籍表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205