JP2001051949A - 電子書類承認システム及び電子書類承認方法 - Google Patents

電子書類承認システム及び電子書類承認方法

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JP2001051949A
JP2001051949A JP11229183A JP22918399A JP2001051949A JP 2001051949 A JP2001051949 A JP 2001051949A JP 11229183 A JP11229183 A JP 11229183A JP 22918399 A JP22918399 A JP 22918399A JP 2001051949 A JP2001051949 A JP 2001051949A
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Takanobu Kuge
隆信 久下
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティ上の安全性を向上した電子書類
承認システムを提供する。 【解決手段】 電子書類承認システムは、データ端末1
0a…とサーバ30とがネットワーク50で接続されて
構成される。データ端末10a…には指紋を読み取る指
紋読取装置61a…が接続される。サーバ30は指紋情
報を含む種々のユーザ情報を格納したユーザ管理テーブ
ル70を有する。サーバ30は承認された文書データを
受けたときに、その承認をしたユーザがその文書に対し
て承認可能なユーザか否かの判断を、その文書データに
付加されて送信されたユーザの指紋情報をユーザ管理テ
ーブル70に登録されている指紋情報と比較し、両指紋
情報が一致したときに、そのユーザの承認を許可し、そ
の文書データを承認後のデータとして登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子書類に対して
電子的に承認を与える電子書類の承認システム及び電子
書類承認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業等の組織において書類に対す
る承認は、承認者の押印または署名を用いて行なわれて
きた。近年、オフィス内でのコンピュータネットワーク
の発展やペーパレス化にともない、そのような従来の承
認方法にかわり、電子的に作成した文書に対して電子的
に承認を与える電子承認システムが開発されてきた。
【0003】電子承認システムは、あるユーザが電子的
に作成した文書や図面に対して、権限のあるユーザが電
子的に承認を与えるシステムである。すなわち、従来の
紙による承認では、所定の内容が記録された文書(用
紙)が承認者に手渡され、承認者はその文書上に押印や
署名を行なうことによって承認していた。電子承認シス
テムはかかる処理を電子的に行なうものであり、具体的
には、電子的に作成された文書データをネットワークを
介して回覧し、その文書データに電子的に承認を与える
ことを可能とするシステムである。
【0004】従来の電子承認システムにおいては、ユー
ザはそのシステムにユーザ固有のユーザIDやパスワー
ドを入力してログインすることによりそのシステムの利
用が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのユーザIDや
パスワードは、何らかの方法で他人が知ることも可能で
あり、その場合、不正に知り得たユーザIDやパスワー
ドを用いて権限のない他人が、所定の書類に対して不正
に承認することもできる。
【0006】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、セキュリティ上の
安全性を向上した電子書類承認システム及び電子書類承
認方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子書類承
認システムは、データ処理装置にて作成された文書に対
して承認者が電子的に承認を与える電子書類の承認シス
テムであって、データ処理装置の操作者の指紋情報を読
み取る指紋読取手段と、電子書類の承認者の指紋情報を
記憶している指紋情報記憶手段と、指紋読取手段にて読
み取られた指紋情報と、指紋情報記憶手段に記憶されて
いる指紋情報とを比較し、両指紋情報が一致したとき
に、操作者による電子書類に対する承認を許可する許可
手段と、その許可手段により承認が許可されたときに、
電子書類に対して操作者の承認を与える承認手段とを備
える。
【0008】電子書類承認システムは、電子書類に対
し、その電子書類の承認者を指定する情報を付加する付
加手段と、その指定された承認者に対し、承認すべき電
子書類があることを通知する通知手段とをさらに備えて
もよい。
【0009】電子書類承認システムにおいて、許可手段
は両指紋情報が一致したときに、電子書類の更新を許可
するようにしてもよく、さらに、許可手段により更新が
許可されたときに電子書類を更新する更新手段をさらに
備えてもよい。
【0010】電子書類の承認システムは、電子書類が更
新されたときに、更新履歴を電子書類に付加する手段を
さらに備えてもよい。
【0011】電子書類承認システムは、指紋情報記憶手
段は指紋情報に順位を付けて記憶し、許可手段は、指紋
情報読取手段にて読み取られた指紋情報の順位が、電子
書類に対して指定された承認者の指紋情報の順位よりも
上位であるか否かを判定し、読み取られた指紋情報の順
位が、指定された承認者の指紋情報の順位よりも上位で
あったときに、その電子書類の更新を許可するようにし
てもよい。
【0012】本発明に係る別の態様の電子書類承認シス
テムは、データ処理装置にて作成された文書に対して承
認者が電子的に承認を与える電子書類の承認システムで
あって、データ処理装置の操作者の指紋を読み取る指紋
読取手段と、電子書類に対する閲覧可能者の指紋情報を
記憶している指紋情報記憶手段と、指紋読取手段にて読
み取られた指紋情報と、指紋情報記憶手段に記憶されて
いる指紋情報とを比較し、両指紋が一致したときに、操
作者による前記電子書類の閲覧を許可する許可手段とを
備える。
【0013】本発明に係る電子書類承認方法は、データ
処理装置にて作成された文書に対して承認者が電子的に
承認を与える方法であって、電子書類に対する承認者の
指紋情報を保存しておき、データ処理装置の操作者の指
紋情報を読み取り、読み取られた操作者の指紋情報と、
保存されている指紋情報とを比較し、比較した結果、両
指紋情報が一致したときに、承認を許可し、電子書類に
対して前記操作者の承認を与える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る電子書類承認システムの実施の形態を詳細に説
明する。
【0015】図1は本発明に係る電子書類承認システム
の構成を示した図である。図に示すように、電子書類承
認システムは、文書作成等の所定のデータ処理を行なう
データ端末10、10a、10b…と、データの保存、
管理を行なうサーバ30とからなり、それぞれLAN
(構内ネットワーク)等のネットワーク50に接続され
ている。
【0016】データ端末10は、その動作を制御するC
PU11と、CPU11が実行時に参照するプログラム
やデータがロードされるRAM(ランダムアクセスメモ
リ)13と、CPU11が実行する所定のプログラムを
格納しているROM(読み出し専用メモリ)15と、補
助記憶手段であるハードディスク17と、キーボードや
ディスプレイ等からなる表示入力部19と、ネットワー
ク50を介して通信するためのネットワークインタフェ
ース21と、外部機器と接続するための外部インタフェ
ース23とからなる。データ端末10は、人間の指の指
紋情報を読み取って指紋データとして出力する指紋読取
装置61に接続されている。ネットワーク50に接続さ
れる他のデータ端末10a、10bもデータ端末10と
同様の構成を有しており、それぞれ指紋読取装置61
a、61b…に接続されている。ユーザはデータ端末1
0を操作する際は、表示入力部19においてディスプレ
イ上に表示された画面を見ながら、キーボードやマウス
等を操作して種々のデータや設定の入力を行なう。
【0017】サーバ30は、その動作を制御するCPU
31と、CPU31が実行時に参照するプログラムやデ
ータがロードされるRAM33と、CPU31が実行す
る所定のプログラムを格納するROM35と、補助記憶
手段であるハードディスク37と、ネットワーク50を
介して通信するためのネットワークインタフェース41
とからなる。
【0018】以上のように構成される電子承認システム
における文書データの流れの概要を図2を用いて説明す
る。ここでは、ユーザAが作成した文書に対してユーザ
Bの承認を得る場合の文書データの流れを説明する。ユ
ーザAは、データ端末10a上で文書100を作成し、
この文書100に対して承認者の情報等の所定の情報1
01〜104を付加して、サーバ30に送信する。
【0019】ここで、文書データ100に対して付加さ
れる種々の情報101〜104について説明する。図3
に示すように、文書データ100に対しては、登録者情
報101、承認者指定情報102、閲覧可能者指定情報
103及び履歴情報104が付加される。
【0020】登録者情報101は、文書データ100を
サーバ30に登録(送信)したユーザ(以下「登録者」
という。)を特定するための情報である。実際には、こ
こに、その登録者固有の指紋データを指定する。但し、
その文書が新規に作成されたときのみ、登録者の社員番
号や名前で指定してもよい。
【0021】承認者情報102は、文書データ100に
対して承認を行なうべきユーザ(すなわち、承認者)を
指定するための情報であり。この情報102としては承
認者の社員番号や指紋データ等を指定する。すなわち、
新規に文書を作成した者は、承認者情報102に承認を
受けたい承認者を指定する。承認者として指定された者
が承認した後、その承認者よりも上位の者にさらに承認
を得たい場合は、承認者情報102に次の承認者を指定
する。このように、順次、承認者を指定することができ
る。承認者として指定された者が承認しないときは、承
認者情報102に「破棄」を指定する。
【0022】閲覧可能者情報103は、文書データ10
0の閲覧が可能なユーザを指定するための情報であり、
閲覧可能ユーザの社員番号や名前によって指定する。
【0023】履歴情報104は、文書データに対する変
更や承認等の履歴情報であり、具体的には、文書データ
100の変更や承認等があったときに、それらが行なわ
れた日時、変更者(または承認者等)等の情報が含まれ
る。したがって、履歴情報104の内容を確認すること
により、その文書データを誰がいつ承認したかを確認で
きる。
【0024】図2に戻り、サーバ30は文書を受信する
と、登録すなわちハードディスク37の所定の記憶領域
に格納し、その後、文書データ100に付加された承認
者情報102に基きユーザBを認識し、ユーザBに通知
する。
【0025】ユーザBは通知により承認すべき文書があ
ることを知ると、文書100をデータ端末10b上に読
み出し、その内容を確認し、承認する。承認は、ユーザ
Bの指紋データを登録者情報101として文書100b
に付加することにより行なわれる。このとき、必要に応
じて文書データの内容が変更される。承認後の文書10
0bは、サーバ30に送信され、ハードディスク37に
保管されている元の文書100と置き換えられる。
【0026】以上のような機能を実現するため、電子承
認システムは図4に示すようなユーザに関する情報、例
えば、社員番号、性別、名前、指紋データ、ランク(順
位)等を事前に登録したユーザ管理テーブル70を有し
ている。このユーザ管理テーブル70は、サーバ30の
ハードディスク37に格納されている。このユーザ管理
テーブル70は、文書データに付加された指紋データか
らユーザを識別したり、登録者情報101や承認者情報
102、閲覧可能者情報103に指定された情報を検証
したりする際に参照される。
【0027】図5のフローチャートを用いてデータ登録
のための送信処理について説明する。本処理は、新規に
文書を作成し承認を得るためにサーバ30に送信する
際、または、承認が求められた文書を承認者が承認後に
サーバ30へ登録のために送信する際に行なわれる処理
であり、データ端末10…側にて実行される。すなわ
ち、本処理の前に、ユーザによる文書の新規作成、また
は、文書の承認(この場合、必要に応じて内容の変更を
伴う)がなされている。その後、ユーザにより表示入力
部19上で所定の操作がなされたときに本処理が開始さ
れる。
【0028】最初に、登録されるべき文書データを読み
こむ(S11)。このとき、登録者(すなわち、その文
書の送信者)により、登録されるべき文書データが表示
入力部19上で指定されている(以下の承認者、閲覧可
能者の指定についても同様とする。)。
【0029】次に、登録者の指紋データを読み込む(S
12)。ここで読み取られた情報は、登録者情報101
として文書データに付加される。文書データを新規に登
録する際は、指紋データのかわりに登録者の名前や社員
番号を用いてもよい。文書データを承認する際は、登録
者の指紋データが与えられる。すなわち、登録者がその
文書データに対して承認を与えるときは、表示入力部1
9で所定の操作を行ない(例えば、承認ボタンを押
下)、指紋読取装置61a…で指紋を読み取らせる。そ
の読み取られた指紋データが本ステップにおいて読み込
まれる。このとき、承認された文書データ中には承認者
を示す所定のマークが文書中に貼り付けられてもよい。
【0030】次に、登録者により指定された、その文書
データに対する承認者の情報を読みこむ(S13)。こ
こで読み取られた情報は、承認者情報102として文書
データに付加される。前述のように、承認者情報102
には、文書に対して初めて承認を得るためにサーバに文
書を新規登録する場合、その文書データの承認者を指定
する。また、文書データを承認後、さらに別の承認者に
よる承認が必要なときは、その次の承認者を指定する。
また、その文書を承認しないときは、承認者情報102
に「破棄」を指定する。
【0031】その文書データを閲覧可能なユーザの情報
を読みこむ(S14)。ここで読み取られた情報は、閲
覧可能者情報103として文書データに付加される。こ
れらの読み込んだ登録者情報101、承認者情報10
2、閲覧可能者情報103を、読み込んだ文書データに
対して履歴情報104とともに付加する(S15)。こ
のとき、履歴情報104には、その文書データが最初に
登録された場合(新規作成時)は何も登録されていな
い。一方、その文書データが承認された後であれば、そ
の承認日時、承認者の情報(指紋データ、名前等)が履
歴として登録される。最後に、これらの情報が付加され
た文書データがネットワーク50を介してサーバ30に
送信される(S16)。
【0032】次に、サーバが、上記のようにしてデータ
端末から送信された文書データを受信したときに、その
文書データをハードディスクに登録する登録処理を図6
のフローチャートを用いて説明する。本処理は例えば図
2に示すように、サーバ30が、データ端末10aから
文書データを新規に受信したときに、または、データ端
末10bから承認後の文書データを受信したときに、文
書データをハードディスク37に登録する処理であり、
サーバ30にて実行される。
【0033】最初に、受信したデータを解析し(S3
1)、文書データ100に付加された登録者情報10
1、承認者情報102、履歴情報104等を読み取る。
登録者情報101に基いて、その文書データの登録者を
検証する。すなわち、その登録者がユーザ管理テーブル
70に登録されているか否かを判断する(S32)。登
録されていない場合、文書データの登録者に、その登録
者が未登録である旨のメッセージを通知し(S41)、
処理を終了する。
【0034】その登録者が登録されている場合は、履歴
情報104に基き、その文書データが新規に登録される
ものであるか否かを判断する(S33)。ここで、新規
登録か否かの判断は履歴情報104に登録されているデ
ータの有無により行なう。すなわち、履歴情報104に
おいてデータが何も登録されていないときは新規登録と
判断し、データが何か登録されているときは新規登録で
はないと判断する。文書データが新規登録でないこと
は、その文書データは承認者により承認され、送信され
てきたものであることを意味する。
【0035】その文書データが新規登録のものである場
合(S34でYES)、承認者情報102において指定
された承認者が、ユーザ管理テーブル70中に登録され
ているか否かを判断する(S42)。承認者が登録され
ていない場合は、文書データの登録者に、その承認者が
未登録である旨を通知し(S45)、処理を終了する。
承認者が登録されている場合、文書データをサーバ30
に登録するとともに、履歴情報104に新規登録された
旨の履歴を追加する(S43)。その後、承認者情報1
02に指定された承認者に承認すべき文書データがある
旨を通知し(S44)、処理を終了する。このように、
承認者として指定されたユーザには、その旨が通知され
るので、そのユーザはその通知を確認後、サーバ30に
アクセスして文書の承認作業を行なうことができる。
【0036】一方、その文書データが新規登録でない場
合、すなわち、承認されて送信されたデータである場合
(S34でNO)、文書データに付加された登録者情報
101内の指紋データに基いて承認許可の判断を行なう
(S35)。すなわち、文書データに付加された登録者
情報101内の指紋データに基いて、送信されてきた文
書データの送信者が、指定されて送信者であるか否かを
判断する。なお、本実施形態では、承認が許可されたと
きは、同時に、文書データの更新も許可されるとしてい
る。指紋データに基く承認許可の判断(S35)の詳細
については後述する。
【0037】指紋データに基く承認許可の判断(S3
5)の結果、承認が許可されたときは、ハードディスク
37に記憶されている元の文書データを、受信した文書
データ(すなわち、承認後の文書データ)に置き換える
(S37)。このとき、文書データのみならず、その新
たな文書データに付加されて送信されてきた登録者情報
101、承認者情報102、閲覧者情報103も、同時
に元の情報と置き換えられる。そして、その文書データ
に付加されている履歴情報104を更新する(S3
8)。すなわち、その文書データを最後に承認、変更
(更新)等を行なった日時、承認、変更等を行なったユ
ーザの情報を履歴情報104に追加する。このように、
その文書データに対する承認や変更があったことが履歴
情報104において履歴として記録される。
【0038】その後、その文書データに付加された承認
者情報102に基き、次の承認者の有無を判断する(S
39)。次の承認者があるときは、その承認者に承認す
べき文書データがある旨のメッセージを通知する(S4
0)。次の承認者がないときは、承認者情報102にお
いて「破棄」の指定の有無を判断し(S46)、「破
棄」の指定があるときは、文書データを破棄すなわちハ
ードディスク37から削除し(S47)、その旨をその
文書データに対する関係者に通知する(S48)。ここ
で、関係者には、例えば、その文書の履歴情報104を
参照し過去にその文書を更新した者が考えられる。
【0039】上記の承認許可の判断の処理(ステップS
35)の詳細を図7のフローチャートを用いて説明す
る。図に示すように、まず、サーバ30に格納されてい
る文書データに付加された承認者情報102から指定さ
れた承認者の指紋情報を取出す(S51)。受信した文
書データに付加された登録者情報101から実際の承認
者の指紋情報を取出す(S52)。それらの指紋が一致
するか否かを判断する(S53)。両指紋が一致したと
きは、文書データの承認を許可する(S54)。一致し
ないときは許可しない。
【0040】図8に、上記の承認許可の判断の処理(ス
テップS35)の別の例を示すフローチャートを示す。
本処理では、ユーザのランク(順位)に基いて許可の当
否を判断している点が図7に示す処理と異なる。図に示
すように、まず、サーバ30に格納されている文書デー
タに付加された承認者情報102に基きユーザ管理テー
ブル70を参照し、指定された承認者のランクを取出す
(S51')。新たに受信した文書データに付加された
登録者情報101に基きユーザ管理テーブル70を参照
し、新たに受信した文書データの登録者(すなわち、実
際の承認者)のランクを取出す(S52')。それらの
ランクを比較し(S53')、実際の承認者のランク
が、指定された承認者のランク以上のときに、その文書
データの承認を許可する(S54')。それ以外のとき
は許可しない。このように、本例では、指定された承認
者よりも高いランクを有する承認者でないと、承認が許
可されないようになっている。なお、文書データに対す
るアクセスの種類(承認、更新、閲覧等)ごとにランク
を設定しておき、文書データに付加されたユーザの指紋
情報に基き、そのユーザの文書データに対するアクセス
の可否を判断するようにしてもよい。すなわち、ランク
に応じてアクセスできる範囲を変更してもよい。
【0041】以上のように、本実施形態の電子書類承認
システムでは、ユーザの指紋情報に基いて電子書類に対
してそのユーザが承認する権限があるか否かを判断す
る。このように、個人特有の指紋情報に基いて承認の可
否を判断するため、承認者として指定された本人以外の
者による不正な承認を防止できる。
【0042】図9は、サーバ30に登録されている文書
データの読み出し、または、閲覧する際の処理を示すフ
ローチャートである。本処理はサーバ30にて行なわれ
る。
【0043】最初に、指紋読取装置により読み取られた
ユーザの指紋情報を入力する(S71)。ユーザ管理テ
ーブル70を参照して入力された指紋情報が登録されて
いるか否かを確認する(S72)。すなわち、そのユー
ザが登録されているか否かを判断する。ユーザが未登録
の場合は処理を終了する。
【0044】ユーザが登録されている場合、そのユーザ
による承認が必要な文書データの一覧を表示する「承認
文書表示」か、そのユーザが閲覧可能な文書データの一
覧を表示する「閲覧可能文書表示」のいずれかの機能を
選択するための選択メニューを表示する(S73)。ユ
ーザによる選択が「承認文書表示」のときは(S7
4)、そのユーザによる承認が必要な文書データの一覧
を表示させる(S75)。ユーザによる選択が「閲覧可
能文書表示」のときは(S74)、そのユーザが閲覧可
能な文書データの一覧を表示する(S78)。ある文書
に対してそのユーザが閲覧可能か否かは閲覧可能者情報
103を参照して判断される。その後、表示された一覧
の中からユーザにより選択があったときに(S76)、
その選択された文書データをハードディスク37から読
み出し、そのユーザが使用しているデータ端末に送信す
る(S77)。
【0045】このように、本実施形態においては、電子
書類に対する閲覧できる権限の有無の判断を、個人特有
の指紋情報を用いて行なうため、権限がない者による不
正なアクセスを防止できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、電子書類に対して電子
的に承認を与える承認システムにおいて、個人特有の指
紋情報を用いて、その電子書類に対して承認の権限があ
るか否かの判断を行なう。このように指紋情報を用いる
ことにより、権限のない第3者による不正な承認を防止
でき、セキュリティ上の安全性を向上することができ
る。また、電子書類に対する更新(変更)、閲覧等のア
クセス権限においても、指紋情報を用いてその権限の有
無を判断するため、この場合も、権限がない者による不
正なアクセスを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子書類承認システムの構成
図。
【図2】 本発明に係る電子書類承認システムにおける
文書の流れを説明した図。
【図3】 文書データと、それに付加される種々の情報
とを説明した図。
【図4】 ユーザ管理テーブル70を説明した図。
【図5】 データ登録のための送信処理のフローチャー
ト。
【図6】 承認文書の登録処理のフローチャート。
【図7】 更新許可の判断処理のフローチャート。
【図8】 別の例の更新許可の判断処理のフローチャー
ト。
【図9】 承認または閲覧のためのデータ送信処理のフ
ローチャート。
【符号の説明】
10,10a,10b データ端末 30 サーバ 50 ネットワーク 61,61a,61b 指紋読取装置 70 ユーザ管理テーブル 100 文書 101 送信者情報 102 承認者情報 103 閲覧可能者情報 104 履歴情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置にて作成された文書に対
    して承認者が電子的に承認を与える電子書類の承認シス
    テムにおいて、 データ処理装置の操作者の指紋情報を読み取る指紋読取
    手段と、 前記電子書類の承認者の指紋情報を記憶している指紋情
    報記憶手段と、 前記指紋読取手段にて読み取られた指紋情報と、前記指
    紋情報記憶手段に記憶されている指紋情報とを比較し、
    両指紋情報が一致したときに、前記操作者による前記電
    子書類に対する承認を許可する許可手段と、 該許可手段により承認が許可されたときに、前記電子書
    類に対して前記操作者の承認を与える承認手段とを備え
    たことを特徴とする電子書類承認システム。
  2. 【請求項2】 前記電子書類に対し、その電子書類の承
    認者を指定する情報を付加する付加手段と、該指定され
    た承認者に対し、承認すべき電子書類があることを通知
    する通知手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項
    1記載の電子書類承認システム。
  3. 【請求項3】 前記許可手段は前記両指紋情報が一致し
    たときに、前記電子書類の更新を許可し、該許可手段に
    より更新が許可されたときに該電子書類を更新する更新
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電
    子書類承認システム。
  4. 【請求項4】 前記電子書類が更新されたときに、更新
    履歴を該電子書類に付加する手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項3記載の電子書類承認システム。
  5. 【請求項5】 前記指紋情報記憶手段は指紋情報に順位
    を付けて記憶し、 前記許可手段は、前記指紋情報読取手段にて読み取られ
    た指紋情報の順位が、前記電子書類に対して指定された
    承認者の指紋情報の順位よりも上位であるか否かを判定
    し、前記読み取られた指紋情報の順位が、前記指定され
    た承認者の指紋情報の順位よりも上位であったときに、
    その電子書類の更新を許可することを特徴とする請求項
    3記載の電子書類承認システム。
  6. 【請求項6】 データ処理装置にて作成された文書に対
    して承認者が電子的に承認を与える電子書類の承認シス
    テムにおいて、 データ処理装置の操作者の指紋を読み取る指紋読取手段
    と、 電子書類に対する閲覧可能者の指紋情報を記憶している
    指紋情報記憶手段と、 前記指紋読取手段にて読み取られた指紋情報と、前記指
    紋情報記憶手段に記憶されている指紋情報とを比較し、
    両指紋が一致したときに、前記操作者による前記電子書
    類の閲覧を許可する許可手段とを備えたことを特徴とす
    る電子書類承認システム。
  7. 【請求項7】 データ処理装置にて作成された文書に対
    して承認者が電子的に承認を与える方法において、 前記電子書類に対する承認者の指紋情報を保存し、 データ処理装置の操作者の指紋情報を読み取り、 該読み取られた操作者の指紋情報と、前記保存されてい
    る指紋情報とを比較し、 比較した結果、両指紋情報が一致したときに、承認を許
    可し、前記電子書類に対して前記操作者の承認を与える
    ことを特徴とする電子書類承認方法。
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