JP2001051878A - ファイル管理装置及びファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理装置及びファイル管理方法

Info

Publication number
JP2001051878A
JP2001051878A JP11227893A JP22789399A JP2001051878A JP 2001051878 A JP2001051878 A JP 2001051878A JP 11227893 A JP11227893 A JP 11227893A JP 22789399 A JP22789399 A JP 22789399A JP 2001051878 A JP2001051878 A JP 2001051878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
media
removable medium
removable
removable media
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11227893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kusayanagi
和典 草柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11227893A priority Critical patent/JP2001051878A/ja
Publication of JP2001051878A publication Critical patent/JP2001051878A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リムーバルメディアの記憶容量を越えるデジ
タルデータ量を有するファイルの記録及び再生を簡便な
操作にて行う。 【解決手段】 複数のリムーバルメディアが装着され、
各リムーバルメディアのファイル情報を取得するCPU
36と、CPU36で取得したファイル情報を用いて、
1つのリムーバルメディアとして認識するCPU43
と、ファイルを複数のリムーバルメディアへ記録する第
1のメディアコントローラ33及び/又は第2メディア
コントローラ34と、ファイルを複数のリムーバルメデ
ィアから再生する第1のメディアコントローラ33及び
/又は第2メディアコントローラ34と、CPU43か
らの認識結果に基づいて、第1のメディアコントローラ
33及び/又は第2メディアコントローラ34を制御し
て、各リムーバルメディアに対してファイルの記録及び
/又は再生を行うCPU36とを備えることにより実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のメディアを
1つのメディアとして扱うためのファイル管理を行うフ
ァイル管理装置及びファイル管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像や音声等のデジタルデータを記録す
る記録媒体として、リムーバルメディアがある。
【0003】リムーバルメディアは、フラッシュメモリ
ー等の記憶素子が組み込まれており、所定の記憶容量の
記憶が可能である。例えば、4MByteの記憶容量を
有するメモリースティック(登録商標)は、フロッピー
(登録商標)ディスクより容量が大きく、サイズが小さ
いという特徴を持つリムーバルメディアである。
【0004】このようなリムーバルメディアの記録及び
/又は再生を行うには、所定の記録装置及び/又は再生
装置とそれを制御する制御装置が必要である。なお、こ
の記録装置及び/又は再生装置は、あらかじめパソコン
(パーソナルコンピュータ)、デジタルVTR(Vid
eo Tape Recorder)、デジタルカメラ
等に搭載されている場合もあり、それぞれの機種間でデ
ジタルデータの受け渡し及び/又は編集等が容易に行え
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リムーバルメディアの
記録容量以上の容量を有するファイルをリムーバルメデ
ィアへ記録するには、複数のリムーバルメディアに渡っ
て記録をする必要がある。これには、まず、装置へ1枚
目のリムーバルメディアを装着し、ホストコンピュータ
へ記録命令を与える。次に、ホストコンピュータは、こ
のリムーバルメディアの空き容量に適したデジタルデー
タ量となるようにファイルを分割し、記録をする。続い
て、未記録の分割されたファイルを記録するためには、
空き容量のある2枚目のリムーバルメディアを装置に入
れ、そのリムーバルメディアへ未記録分のファイルを記
録する。このように、リムーバルメディアの記録容量以
上の容量を有するファイルをリムーバルメディアへ記録
するには、複数のリムーバルメディアを順次、差し替え
ながら記録する必要がある。
【0006】また、上述のようにファイルを複数枚のリ
ムーバルメディアに渡って分割して記録を行った場合、
その再生にも複数のリムーバルメディアを個々に差し替
える必要があるため煩雑さを伴うことになる。
【0007】例えば、上述した4MByteの記憶容量
を有するメモリースティックに8MByteのファイル
を記録する場合、メモリスティックは2枚以上必要であ
る。メモリースティックを2枚用意した場合、8MBy
teのファイルは、ソフト上でバイナリ形式で4MBy
te単位で分割され、上述のようにメモリースティック
の差し替えを行うことで、2枚のメモリースティックに
記録される。
【0008】また、上述のように2枚のメモリースティ
ックに分割されて記録されたファイルを再生するには、
分割されたファイルを一度パソコンのハードディスク等
に全て読み込み、バイナリ形式で連結させてから出力す
る必要がある。
【0009】そこで、本発明は、上述したように、複数
のリムーバルメディアの記録及び/又は再生をするにあ
たって、差し替え作業のような煩雑さを伴う操作をする
必要がある、といった問題を解決するために案出された
ものであり、複数のリムーバルメディアのファイル情報
を一つのリムーバルメディアのファイル情報として認識
し、一つのリムーバルメディアとして制御をすること
で、複数のリムーバルメディアのファイルの記録及び/
又は再生を容易に行うファイル管理装置及びファイル管
理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】まず、上述の目的を達成
するために、本発明に係るファイル管理装置は、複数の
リムーバルメディアを装着し、1つのリムーバルメディ
アとして認識するメディア検出手段と、ファイルを複数
のリムーバルメディアへ記録する記録手段と、ファイル
を複数のリムーバルメディアから再生する再生手段と、
検出手段から複数のリムーバルメディアのファイル情報
を伝える信号を受け、それに応じて記録手段及び/又は
再生手段を制御し、記録及び/又は再生を行う制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】以上のように構成された本発明に係るファ
イル管理装置は、検出手段と、記録手段と、再生手段
と、制御手段とによって、複数のリムーバルメディアを
一括して管理し、一つのリムーバルメディアとして扱う
ことで、リムーバルメディアの記録及び/又は再生をす
る。
【0012】次に、上述の目的を達成するために、複数
のリムーバルメディアのファイルを一括して管理するフ
ァイル管理方法は、複数のリムーバルメディアを装着
し、検出手段によって1つのリムーバルメディアとして
認識し、検出手段から複数のリムーバルメディアのファ
イル情報を伝える信号を受け、それに応じて、記録手段
及び/又は再生手段を制御手段により制御することで、
ファイルを複数のリムーバルメディアへ記録及び/又は
複数のリムーバルメディアから再生をすることを特徴と
する。
【0013】以上のように構成された本発明に係るファ
イル管理方法は、検出手段により複数のリムーバルメデ
ィアのファイル情報の信号を制御手段へ伝え、それに応
じて制御手段は、記録手段及び/又は再生手段を制御す
ることで、リムーバルメディアの記録及び/又は再生の
制御をする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るファイル管理
装置及びファイル管理方法の実施の形態を図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0015】図1に、ファイル管理装置の構成を説明す
るブロック図を示す。このファイル管理装置は、複数の
リムーバルメディアのファイルを一括して管理し、記録
及び再生をするものであり、使用者からの命令を入力
し、後述するパソコン4へと伝える操作入力部1、後述
するパソコン4から出力されたファイル情報等を表示す
る表示部2、複数のリムーバルメディアのファイル管理
を行うマルチリムーバルメディアアダプタ3、各部を統
括的に制御するパソコン4を有する。また、本発明に係
るファイル管理装置に装着するリムーバルメディアとし
て、第1のリムーバルメディア5及び第2のリムーバル
メディア6の2枚を用いる。
【0016】操作入力部1は、パソコン4と接続し、例
えばキーボード、マウス、ポインティングデバイス(例
えばタッチパネル。)等のようにこのファイル管理装置
に対して、使用者からの指示を入力するためのものであ
る。
【0017】表示部2は、例えばCRT(Cathod
e−Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレ
イ、プラズマ・ディスプレイ、エレクトロ・ルミネセン
ス・ディスプレイ等の表示器である。表示部2は、パソ
コン4と接続され、パソコン4の指示でファイル情報等
を表示する。
【0018】第1のリムーバルメディア5及び第2のリ
ムーバルメディア6は、例えば4MByteの記憶容量
を有するメモリースティック(登録商標)等であり、フ
ラッシュメモリー等の記憶素子が組み込まれていて、所
定の容量のデジタルデータの記憶が可能である。
【0019】第1のリムーバルメディア5及び第2のリ
ムーバルメディア6は、マルチリムーバルメディアアダ
プタ3の第1のメディアコントローラ33及び/又は第
2のメディアコントローラ34に装着され、ファイルの
記録及び/又は再生をされる。
【0020】マルチリムーバルメディアアダプタ3は、
パソコン4とUSB(Universal Seria
l Bus)方式でデジタルデータのやり取りをするた
めのUSBコネクタ31、パケット転送の制御をするU
SBコントローラ32、第1のリムーバルメディア5及
び/又は第2のリムーバルメディア6を装着し、記録及
び/又は再生をする第1のメディアコントローラ33及
び/又は第2のメディアコントローラ34、CPU(C
entral Processing Unit)36
からのデータを記憶するSRAM(Static Ra
ndom Access Memory)35、各部に
制御信号を出力して制御するCPU36を有している。
【0021】そして、マルチリムーバルメディアアダプ
タ3は、第1のリムーバルメディア5及び/又は第2の
リムーバルメディア6を装着し、それらを1つのリムー
バルメディアとして認識する。
【0022】USBコネクタ31は、上述したように、
パソコン4とUSB方式でデジタルデータ転送をするた
めに用いられている。
【0023】USBコントローラ32は、マルチリムー
バルメディアアダプタ3とパソコン4との間でデジタル
データをパケットにて転送する際のパケットの制御を行
う。すなわち、USBコントローラ32は、パソコン4
からUSBコネクタ41を介し、デジタルデータを第1
のメディアコントローラ33及び/又は第2のメディア
コントローラ34へ転送する際のパケットの制御、又は
デジタルデータをその逆方向へ転送する場合のパケット
の制御も行う。また、USBコントローラ32は、マル
チリムーバルメディアアダプタ3のデバイスリクエスト
データを受信する。
【0024】第1のメディアコントローラ33は、第1
のリムーバルメディア5へデジタルデータを記録する記
録手段であり、第1のリムーバルメディア5からデジタ
ルデータを再生する再生手段である。また、上述したデ
ジタルデータの記録及び再生は、まず使用者によって、
第1のリムーバルメディア5が第1のメディアコントロ
ーラ33へ装着され、CPU36が第1のメディアコン
トローラ33を駆動制御することで行われる。
【0025】第2のメディアコントローラ34は、第2
のリムーバルメディア6へデジタルデータを記録する記
録手段であり、第2のリムーバルメディア6からデジタ
ルデータを再生する再生手段である。また、上述したデ
ジタルデータの記録及び再生は、CPU36で第2のメ
ディアコントローラ34を駆動制御することで行われ
る。
【0026】SRAM35は、CPU36と接続され、
ファイルを管理するための第1のリムーバルメディア5
及び/又は第2のリムーバルメディア6からのファイル
情報を記憶し、CPU36の命令に応じて、随時、読み
出し及び/又は書き込みを行う。
【0027】第1のリムーバルメディア5及び/又は第
2のリムーバルメディア6をマルチリムーバルメディア
アダプタ3の第1のメディアコントローラ33及び/又
は第2のメディアコントローラ34へ装着すると、CP
U36は、第1のリムーバルメディア5及び/又は第2
のリムーバルメディア6から、FAT(File Al
location Table)情報を受け取り、マル
チリムーバルメディア論理物理変換テーブルの作成を行
い、それをSRAM35へ記憶させる。
【0028】また、マルチリムーバルメディア論理物理
変換テーブルは、テーブル情報として論理番号と物理番
号とを有する。論理番号は、ホストとなるパソコン4の
ファイルシステムで使用される番号であり、物理番号
は、第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリム
ーバルメディア6並びに第1のメディアコントローラ3
3及び/又は第2のリムーバルメディアコントローラ3
4に割り付けられた番号である。さらに物理番号は、複
数のリムーバルメディアを区別するために設けられたリ
ムーバルメディアコントローラナンバーと、第1のリム
ーバルメディア5及び/又は第2のリムーバルメディア
6のファイルのアドレス番地と、第1のリムーバルメデ
ィア5及び/又は第2のリムーバルメディア6のファイ
ルが分割された場合の標識となる継続フラグとからな
る。そして、マルチリムーバルメディア論理物理変換テ
ーブルは、ホストコンピュータであるパソコン4で認識
する論理番号と、マルチリムーバルメディアアダプタ3
で認識する物理番号との対応をつけるために用いられ
る。
【0029】CPU36は、第1のリムーバルメディア
5及び/又は第2のリムーバルメディア6のファイル情
報を読み込んでファイル管理を行い、それに準じてマル
チリムーバルメディアアダプタ3の動作を統括的に制御
する。
【0030】さらに、CPU36は、ファイル記録時
に、リムーバルメディアの空き容量に応じて最適にファ
イルを分割する際の判定をする。
【0031】CPU36の最適化の基準は、優先度の高
い順から、第1の条件、第2の条件とすると第1の条件
は、ファイルの分割はできる限りしないで記録する、と
なり、第2の条件は、空き容量領域はできる限り連結さ
せる、となる。
【0032】例えば、CPU36は、4MByteのデ
ジタルデータ量のファイルを2MByteの空き容量を
有する第1のリムーバルメディア5並びに1MByte
及び2MByteの空き容量を有する第2のリムーバル
メディア6へ記録する場合、上述した最適化の第1の条
件より、ファイルを3つに分割して記録するのではな
く、最も分割数が少なくなるように、第1のリムーバル
メディア5の2MByteの空き容量領域と、第2のリ
ムーバルメディア6の2MByteの空き容量領域の2
つにファイルを分割し記録をする。
【0033】また、例えば、第1のリムーバルメディア
5が、アドレス100番地にファイルA、アドレス20
0番地は空き領域、アドレス300番地にファイルB、
アドレス400番地は空き領域となっていた場合、アド
レス200番地とアドレス400番地の空き領域は、ア
ドレス300番地のファイルBを第2のリムーバルメデ
ィア6の空き領域へ移動させる等の処理をして連結され
る。
【0034】さらにまた、CPU36は、ファイル記録
時において、記録に適したリムーバルメディアを複数の
リムーバルメディアから選択するための判定もする。例
えば、4MByteのデジタルデータ量のファイルを4
MByteの空き容量を有する第1のリムーバルメディ
ア5及び2MByteの空き容量を有する第2のリムー
バルメディア6へ記録する場合、上述した最適化の第1
の条件より、ファイルの分割はできる限りしないで記録
する必要があるので、4MByteの空き容量を有する
第1のリムーバルメディア5へのみファイルを記録す
る。
【0035】パソコン4は、本発明のファイル管理装置
のホストコンピュータであり、USBコネクタ41、R
OM42、CPU43を備えている。また、パソコン4
は、マルチリムーバルメディアアダプタ3とUSBで接
続され、さらに、第1のリムーバルメディア5及び/又
は第2のリムーバルメディア6の情報を表示するため
に、表示部2とも接続されている。
【0036】USBコネクタ41は、マルチリムーバル
メディアアダプタ3に備えられているUSBコネクタ3
1と繋がり、パソコン4とマルチリムーバルメディアア
ダプタ3とを接続している。
【0037】CPU43は、操作入力部1からの命令に
よって、マルチリムーバルメディアアダプタ3及び/又
は表示部2の動作を統括的に制御する。また、CPU4
3は、ファイル情報の表示やファイルの実行等を行うア
プリケーションソフトウエアが格納されたROM42の
制御を行う。
【0038】また、CPU43は、USBコントローラ
32を介し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テ
ーブルのファイル情報が入力されたことに応じて、RO
M42に格納されたアプリケーションソフトウェアに従
い、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
ファイル情報を表示部2へと出力する。なお、ROM4
2のファイル情報表示を行うアプリケーションソフトウ
ェアは、マルチリムーバルメディアアダプタ3によって
送られた第1のリムーバルメディア5と第2のリムーバ
ルメディア6のファイル情報を、一つのリムーバルメデ
ィアのファイル情報として表示部2に表示するためのソ
フトウェアである。
【0039】例えば、CPU43は、アプリケーション
ソフトウェアを制御し、記録容量を第1のリムーバルメ
ディア5と第2のリムーバルメディア6の容量の和で表
示させ、あたかも1つのリムーバルメディアのみが装着
されたかのように認識させる。
【0040】続いて、図2のフローチャートを用い、記
録及び/又は再生動作へと移るための初期処理である、
第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリムーバ
ルメディア6をマルチリムーバルメディアアダプタ3に
装着した際の動作について説明する。
【0041】まず、ステップS1はリムーバルメディア
装着処理である。使用者は、第1のリムーバルメディア
5及び/又は第2のリムーバルメディア6をマルチリム
ーバルメディアアダプタ3の第1のメディアコントロー
ラ33及び/又は第2のメディアコントローラ34に装
着する。そして、第1のメディアコントローラ33及び
/又は第2のメディアコントローラ34は、第1のリム
ーバルメディア5及び/又は第2のリムーバルメディア
6を装着された旨をCPU36に伝える。
【0042】次に、ステップS2はマルチリムーバルメ
ディア物理論理変換テーブル作成処理であって、CPU
36は、第1のメディアコントローラ33及び/又は第
2のメディアコントローラ34を制御し、第1のリムー
バルメディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6
のFAT情報を読み出し、その情報に基づきマルチリム
ーバルメディア論理物理変換テーブルを作成し、SRA
M35へ記憶させる。
【0043】さらに、ステップS3はファイル情報表示
処理であって、CPU43は、USBコントローラ32
を介し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブ
ルのファイル情報が入力されたことに応じて、ROM4
2に格納されたアプリケーションソフトウェアを制御
し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
ファイル情報を表示部2へと出力する。
【0044】ここで、図3は、例えば、4MByteの
記憶容量を有し且つデジタルデータが何も記録されてい
ない、第1のリムーバルメディア5及び第2のリムーバ
ルメディア6の2枚をマルチリムーバルメディアアダプ
タ3へ装着し、その空き容量等のファイル情報を表示部
2へ出力するために、ROM42に格納されたアプリケ
ーションソフトウェアを介することで得られる結果の一
例を示す図である。
【0045】マルチリムーバルメディアアダプタ3に
は、第1のリムーバルメディア5及び第2のリムーバル
メディア6の2枚を装着したにもかかわらず、表示部2
で表示される結果は、1枚のリムーバルメディアのみが
マルチリムーバルメディアアダプタ3へ装着されたとき
のようなファイル情報である。この場合、例えば、第1
のリムーバルメディア5及び第2のリムーバルメディア
6の空き容量に関して、CPU43は、第1のリムーバ
ルメディア5及び第2のリムーバルメディア6の空き容
量はそれぞれ4Mbyteなので、その和をとり8MB
yteと表示し、あたかも8MByteの記憶容量を有
する1枚のリムーバルメディアのみが、マルチリムーバ
ルメディアアダプタ3へ装着されているかのような出力
結果を示す。
【0046】ステップS3が終了すると、ファイルをリ
ムーバルメディアへ記録するための命令及び/又はリム
ーバルメディアから再生をするための命令の待ち受け状
態となる。
【0047】次に、図4のフローチャート用いて、ファ
イル管理装置の再生の動作について説明する。
【0048】上述した初期処理の後、使用者はステップ
S11へと進み、再生の動作を始める。
【0049】まず、ステップS11は再生命令入力処理
であって、使用者は、操作入力部1からパソコン4のC
PU43へ第1のリムーバルメディア5及び/又は第2
のリムーバルメディア6に記録されているファイルの再
生を指示する命令を入力する。そして、CPU43はこ
の命令を受け、USBを介してマルチリムーバルメディ
アアダプタ3のCPU36へ制御信号を送る。
【0050】続いて、ステップS12はデジタルデータ
サイズ変換処理であって、上述した制御信号を受け取っ
たCPU36は、第1のリムーバルメディア5及び/又
は第2のリムーバルメディア6のFAT情報を、例え
ば、FAT12、FAT16、FAT32のいずれか適
切なものに変換する。また、それに併せてCPU36の
制御により、第1のメディアコントローラ33及び/又
は第2のメディアコントローラ34が第1のリムーバル
メディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6に記
録されているデジタルデータの読み込み単位であるクラ
スタサイズの制御を行う。
【0051】次に、ステップS13は、再生処理であっ
て、CPU36は、マルチリムーバルメディア論理物理
変換テーブルにしたがって、CPU43が要求する論理
番号に物理番号を対応させ、第1のメディアコントロー
ラ33及び/又は第2のメディアコントローラ34を駆
動制御し、該当するファイルを読み出し、USBコント
ローラ32を介し、パソコン4へと転送する。
【0052】また、この時、ステップS14で、CPU
36は、ファイルが、第1のリムーバルメディア5及び
第2のリムーバルメディア6に分割されて記録されてい
るか否か、を識別する分割識別処理を行う。CPU36
は、分割されていると判定したときには、連結処理が必
要であると判定してステップS15に進み、分割されて
いないと判定したときには、連結処理が必要でないと判
定してステップS16に進む。
【0053】ステップS15は分割されたファイルを連
結させる連結処理であって、CPU36は、分割された
ファイルを順に読み出して連結し、パソコン4へと転送
する。
【0054】そして、ステップS16はファイル情報表
示処理であって、CPU43は、USBコントローラ3
2を介し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テー
ブルのファイル情報が入力されたことに応じて、ROM
42に格納されたアプリケーションソフトウェアを制御
し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
ファイル情報を表示部2へと出力する。
【0055】さらに、ステップS17はファイル実行処
理であって、ステップS15でパソコン4へと転送され
たファイルは、パソコン4のROM42に格納されたア
プリケーションソフトウェアによって読み込まれ、実行
され、表示部2へ出力される。
【0056】ここで、第1のリムーバルメディア5及び
第2のリムーバルメディア6のどちらにもファイルが記
録され、且つ一部のファイルが分割して記録されている
ために、上述したステップS14で連結処理が必要であ
ると判定される場合の初期処理及び再生動作について具
体的に説明をする。
【0057】まず、初期処理として、第1のリムーバル
メディア5及び第2のリムーバルメディア6をマルチリ
ムーバルメディアアダプタ3へ装着した際の動作につい
て説明する。図5は、第1のリムーバルメディア5及び
第2のリムーバルメディア6をマルチリムーバルメディ
アアダプタ3へ装着した結果得られたFAT情報であ
る。
【0058】ここでは、第1のリムーバルメディア5の
FAT情報をFAT1とし、第2のリムーバルメディア
6のFAT情報をFAT2とする。
【0059】また、図5中の「A」は、ファイルAを示
し、「B1」、「B2」は、それぞれファイルBが分割
されて記録された「ファイルB1」、「ファイルB2」
であることを示し、「C」は、ファイルCを示してい
る。「空」は、第1のリムーバルメディア5及び/又は
第2のリムーバルメディア6の当該領域に記録されてい
るファイルがないことを示している。
【0060】さらにまた、100、200、300、4
00の数字は、第1のリムーバルメディア5及び第2の
リムーバルメディア6のアドレス番地を示している。
【0061】図5に示すように、第1のリムーバルメデ
ィア5には、アドレス100番地にファイルA、アドレ
ス200番地にファイルB1が記録され、第2のリムー
バルメディア6には、アドレス100番地は空、アドレ
ス300番地にファイルC、アドレス400番地にファ
イルB2が記録されている。ファイルB1及びファイル
B2に添付された数字は、ファイルが分割されているこ
と示す。
【0062】第1のリムーバルメディア5及び第2のリ
ムーバルメディア6のFAT情報から、CPU36は、
図6に示すようなマルチリムーバルメディア論理物理変
換テーブルを作成する。
【0063】まず、CPU36は、論理番号1に、第1
のメディアコントローラ33へ装着された第1のリムー
バルメディア5のファイルAを割り当てる。
【0064】次に、CPU36は、論理番号2に、第1
のメディアコントローラ33へ装着された第1のリムー
バルメディア5のファイルB1を割り当てる。しかし、
ファイルが分割されているので、CPU36は、第2の
メディアコントローラ34へ装着された第2のリムーバ
ルメディア6のファイルB2を引き続き割り当てに加え
る。したがって、ファイルB1とファイルB2とでファ
イルBを形成し、論理番号2には、ファイルBが割り当
てられることになる。
【0065】続いて、CPU36は、論理番号3に、第
2のメディアコントローラ34に装着された第2のリム
ーバルメディア6のファイルCを割り当てる。
【0066】さらに、図7に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号2に対応す
るファイルB、論理番号3に対応するファイルCがマル
チリムーバルメディアアダプタアイコンの下に表示さ
れ、マルチリムーバルメディアアダプタ3には、1つの
リムーバルメディアのみが装着されたかのように表示さ
れる。
【0067】そして、使用者は、操作入力部1からパソ
コン4へ再生命令を入力し、それを受けて、このファイ
ル管理装置は、再生命令入力処理、デジタルデータサイ
ズ変換処理、再生処理、連結処理、ファイル情報表示処
理、ファイル実行処理を行い、第1のリムーバルメディ
ア5及び/又は第2のリムーバルメディア6に記録され
ているファイルを再生する。
【0068】次に、図8に示すフローチャートを用い
て、このファイル管理装置の記録の動作について説明す
る。
【0069】まず、上述した初期処理の後、ステップS
21は記録命令入力処理であって、使用者は、操作入力
部1からパソコン4のCPU43へ第1のリムーバルメ
ディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6へのフ
ァイルの記録を指示する命令を入力する。CPU43は
この命令を受け、USBコントローラ32を介して、マ
ルチリムーバルメディアアダプタ3のCPU36へ制御
信号を送る。
【0070】続いて、ステップS22は空き容量検索処
理であって、CPU36は、第1のリムーバルメディア
5及び/又は第2のリムーバルメディア6の空き容量を
検索し、それに応じて、読み込むファイルのクラスタサ
イズを制御する。
【0071】また、ステップS23で、CPU36は、
ファイルの分割及びファイルを記録するリムーバルメデ
ィアの選択を上述した最適化の基準に準じて行うか否か
の判定をする判定処理を行う。CPU36は、ステップ
S22の空き容量検索の結果から、最適化処理が必要で
あると判定するとステップS24に進み、最適化処理が
必要でないと判定するとステップS25に進む。
【0072】ステップS24では、最適化処理を行う。
なお、この処理の詳細については後述する。
【0073】次に、ステップS25で、CPU36は、
第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリムーバ
ルメディア6へファイルが書き込まれたことによってマ
ルチリムーバルメディア物理論理変換テーブルデータを
変更するマルチリムーバルメディア物理論理変換テーブ
ルデータ変更処理を行う。
【0074】また、ステップS26は記録処理であっ
て、CPU36は、データ変更されたマルチリムーバル
メディア物理論理変換テーブルに応じて、第1のメディ
アコントローラ33及び/又は第2のメディアコントロ
ーラ34を駆動制御し、第1のリムーバルメディア5及
び/又は第2のリムーバルメディア6へファイルを記録
する。
【0075】さらに、ステップS27はファイル情報表
示処理であって、第1のリムーバルメディア5及び/又
は第2のリムーバルメディア6へのデジタルデータの書
き込み終了後、CPU43は、USBコントローラ32
を介し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブ
ルのファイル情報が入力されたことに応じて、ROM4
2に格納されてるアプリケーションソフトウェアを制御
し、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
ファイル情報を表示部2へと出力する。
【0076】続いて、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6へのファイルの記録
動作に伴って行う最適化処理について説明する。
【0077】まず、第1のリムーバルメディア5及び/
又は第2のリムーバルメディア6へファイルを書き込む
動作以前の初期処理動作について説明する。
【0078】図9は、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6をマルチリムーバル
メディアアダプタ3へ装着した結果得られたFAT情報
の一例である。
【0079】図9に示すように、第1のリムーバルメデ
ィア5には、アドレス100番地にファイルA、アドレ
ス200番地にファイルB1、アドレス300番地は1
KByteの空き容量領域がある。第2のリムーバルメ
ディア6には、アドレス100番地に2KByteの空
き容量、アドレス300番地にファイルC、アドレス4
00番地にファイルB2、アドレス500番地に1KB
yteの空き容量領域がある。ファイルB1及びファイ
ルB2に添付された数字は、ファイルが分割されている
こと示す。
【0080】第1のリムーバルメディア5及び第2のリ
ムーバルメディア6のFAT情報から、CPU36は、
図10に示すようなマルチリムーバルメディア論理物理
変換テーブルを作成する。
【0081】まず、CPU36は、論理番号1に、第1
のメディアコントローラ33へ装着された第1のリムー
バルメディア5のファイルAを割り当てる。
【0082】次に、CPU36は、論理番号2に、第1
のメディアコントローラ33へ装着された第1のリムー
バルメディア5のファイルB1を割り当てる。しかし、
継続フラグが添付されていることから、CPU36は、
第2のメディアコントローラ34へ装着された第2のリ
ムーバルメディア6のファイルB2を引き続き割り当て
に加える。したがって、ファイルB1とファイルB2と
でファイルBを形成し、論理番号2には、ファイルBが
割り当てられることになる。
【0083】続いて、CPU36は、論理番号3に、第
2のメディアコントローラ34に装着された第2のリム
ーバルメディア6のファイルCを割り当てる。
【0084】さらに、図11に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号2に対応す
るファイルB、論理番号3に対応するファイルCがマル
チリムーバルメディアアダプタアイコンの下に表示さ
れ、マルチリムーバルメディアアダプタ3には、1つの
リムーバルメディアのみが装着されたかのように表示さ
れる。
【0085】続いて、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6に2KByteのフ
ァイルDを書き込む際の動作を説明する。なお、この動
作は、上述した初期処理の後に継続して行われる。
【0086】まず、記録命令入力処理を行い、次に、空
き容量検索処理を行うと、図9より、第1のリムーバル
メディア5には、アドレス300番地に1KByteの
空き容量があり、第2のリムーバルメディア6は、アド
レス100番地に2KByteの空き容量と、アドレス
500番地に1KByteの空き容量があることが分か
る。
【0087】したがって、この場合、最適化処理が必要
となり、上述したように最適化の第1の条件、ファイル
の分割はできる限りしないで記録する、より第2のリム
ーバルメディア6のアドレス100番地にある2KBy
teの空き容量にファイルDを書き込む。
【0088】これより、マルチリムーバルメディア論理
物理変換テーブルは、CPU36によってマルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルデータ変更処理がな
され、図12に示すようにデータ変更される。
【0089】このとき、CPU36は、論理番号4に、
第2のメディアコントローラ34に装着された第2のリ
ムーバルメディア6のファイルDを割り当てる。
【0090】このように、最適化処理を行うことで、第
1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリムーバル
メディア6のFAT情報は、図13のように変更され
る。
【0091】図13に示すように、第1のリムーバルメ
ディア5には、アドレス100番地にファイルA、アド
レス200番地にファイルB1、アドレス300番地は
1KByteの空き容量領域がある。第2のリムーバル
メディア6には、アドレス100番地にファイルD、ア
ドレス300番地にファイルC、アドレス400番地に
ファイルB2、アドレス500番地に1KByteの空
き容量領域がある。ファイルB1及びファイルB2に添
付された数字は、ファイルが分割されていること示す。
【0092】さらに、図14に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号2に対応す
るファイルB、論理番号3に対応するファイルC、論理
番号4に対応するファイルDが、マルチリムーバルメデ
ィアアダプタアイコンの下に表示される。
【0093】続いて、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6に2KByteのフ
ァイルEを書き込む際、ファイルの分割を伴う場合の動
作を説明する。なお、この動作は、上述した図14の状
態の後に継続して行われる。
【0094】まず、記録命令入力処理を行い、次に、空
き容量検索処理をすると、図13より、第1のリムーバ
ルメディア5のアドレス300番地に1KByteの空
き容量があり、第2のリムーバルメディア6のアドレス
500番地に1KByteの空き容量があることが分か
る。
【0095】したがって、2KByteのファイルEを
書き込むためには、ファイルを分割して書き込む必要が
ある。新たに書き込まれる2KByteのデジタルデー
タ量のファイルは、第1のリムーバルメディア5のアド
レス300番地にE1、第2のリムーバルメディア6の
アドレス500番地にE2というように分割される。
【0096】これより、マルチリムーバルメディア論理
物理変換テーブルは、CPU36によってマルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルデータ変更処理がな
され、図15に示すようにデータ変更される。
【0097】このとき、CPU36は、論理番号5に、
第1のメディアコントローラ33に装着された第1のリ
ムーバルメディア5のファイルE1を割り当てる。しか
し、継続フラグが添付されていることから、第2のメデ
ィアコントローラ34へ装着された第2のリムーバルメ
ディア5のファイルE2が引き続き割り当てに加えられ
る。したがって、ファイルE1とファイルE2とでファ
イルEを形成し、論理番号5には、ファイルEが割り当
てられることになる。
【0098】次に、記録処理を行うと第1のリムーバル
メディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6のF
AT情報は、図16のように変更される。
【0099】図16に示すように、第1のリムーバルメ
ディア5には、アドレス100番地にファイルA、アド
レス200番地にファイルB1、アドレス300番地に
ファイルE1がある。第2のリムーバルメディア6に
は、アドレス100番地にファイルD、アドレス300
番地にファイルC、アドレス400番地にファイルB
2、アドレス500番地にファイルE2がある。ファイ
ルB1及びファイルB2並びにファイルE1及びファイ
ルE2に添付された数字は、ファイルが分割されている
こと示す。
【0100】さらに、図17に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号2に対応す
るファイルB、論理番号3に対応するファイルC、論理
番号4に対応するファイルD、論理番号5に対応するフ
ァイルEが、マルチリムーバルメディアアダプタアイコ
ンの下に表示される。
【0101】今度は、図18のフローチャートを用い、
第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリムーバ
ルメディア6に格納されているファイルの削除の動作つ
いて説明する。
【0102】まず、上述した初期処理の後、ステップS
31は削除命令入力処理であって、使用者は、操作入力
部1から、パソコン4のCPU43へ第1のリムーバル
メディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6から
のファイルの削除を指示する命令を入力する。そして、
CPU43はこの命令を受け、USBコントローラ32
を介して、マルチリムーバルメディアアダプタ3のCP
U36へ制御信号を送る。
【0103】次に、ステップS32は、削除処理であっ
て、CPU36は、第1のメディアコントローラ33及
び/又は第2のメディアコントローラ34を駆動制御
し、第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリム
ーバルメディア6から所望のファイルの削除を行う。
【0104】続いて、ステップS33で、CPU36
は、第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリム
ーバルメディア6に複数の空き容量領域がある場合、そ
れをまとめる作業を上述した最適化の基準に準じて行う
か否かの判定をする。CPU36は、第1のリムーバル
メディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6の最
適化処理が必要であると判定するとステップS34に進
み、最適化処理が必要でないと判定するとステップS3
5に進む。
【0105】ステップS34で最適化処理を行う。な
お、この処理の詳細については後述する。
【0106】次に、ステップS35で、CPU36は、
第1のリムーバルメディア5及び/又は第2のリムーバ
ルメディア6からファイルが削除されたことによってマ
ルチリムーバルメディア物理論理変換テーブルデータを
変更するマルチリムーバルメディア物理論理変換テーブ
ルデータ変更処理を行う。
【0107】さらに、ステップS36はファイル情報表
示処理であって、第1のリムーバルメディア5及び/又
は第2のリムーバルメディア6からのデジタルデータの
削除終了後、CPU43は、USBコントローラ32を
介し、マルチリムーバルメディア物理論理変換テーブル
のファイル情報が入力されたことに応じて、ROM42
に格納されたアプリケーションソフトウェアを制御し、
マルチリムーバルメディア物理論理変換テーブルのファ
イル情報を表示部2へと出力する。
【0108】続いて、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6のファイルの削除を
行った場合の最適化について説明する。
【0109】ここで、例えば、図15に示すマルチリム
ーバルメディア物理論理変換テーブル及び図16に示す
FAT情報により、その内容が表現された第1のリムー
バルメディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6
からファイルBの削除を行った際の最適化について説明
する。なお、この動作は、上述した図17の状態の後に
継続して行われる。
【0110】始めに、削除命令入力処理を行い、次に、
ファイルBの削除処理を行う。
【0111】図16のFAT情報より、ファイルBは、
第1のリムーバルメディア5のアドレス200番地にフ
ァイルB1として、第2のリムーバルメディア6のアド
レス400番地にB2として分割して記録されている。
ファイルBを削除するとリムーバルメディアの空き領域
も分割された形で存在してしまう。
【0112】そこで、上述した最適化の第2の条件、空
き容量領域はできる限り連結させる、を適用し、第1の
リムーバルメディア5のファイルB1があったアドレス
200番地に第2のリムーバルメディアのアドレス30
0番地のファイルCを移動させ、第2のリムーバルメデ
ィア6のアドレス400番地の空き領域と、アドレス3
00番地から始まる空き領域とを連結させる、という最
適化処理を行う。
【0113】これより、第1のリムーバルメディア5に
は、空き領域がなくなり、第2のリムーバルメディア6
には、アドレス300番地からなる空き領域と、アドレ
ス400番地からなる空き領域とが連結した1つの空き
領域が形成される。
【0114】これより、マルチリムーバルメディア論理
物理変換テーブルは、CPU36によってマルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルデータ変更処理がな
され、図19に示すようになる。
【0115】また、削除処理を行うと第1のリムーバル
メディア5及び/又は第2のリムーバルメディア6のF
AT情報は、図20のように変更される。
【0116】図20に示すように、第1のリムーバルメ
ディア5には、アドレス100番地にファイルA、アド
レス200番地にファイルC、アドレス300番地にフ
ァイルE1がある。第2のリムーバルメディア6には、
アドレス100番地にファイルD、アドレス300番地
は空、アドレス400番地も空、アドレス500番地に
ファイルE2がある。ファイルE1及びファイルE2の
数字部分は、ファイルが分割されていること示す。
【0117】さらに、図21に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号3に対応す
るファイルC、論理番号4に対応するファイルD、論理
番号5に対応するファイルEがマルチリムーバルメディ
アアダプタアイコンの下に表示される。
【0118】続いて、第1のリムーバルメディア5及び
/又は第2のリムーバルメディア6からファイルEの削
除を行った際の最適化について説明する。なお、この動
作は、上述した図21の状態の後に継続して行われる。
【0119】始めに、削除命令入力処理を行い、次に、
ファイルEの削除処理を行う。
【0120】図20のFAT情報より、ファイルEは、
第1のリムーバルメディア5のアドレス300番地のフ
ァイルE1と、第2のリムーバルメディア6のアドレス
500番地のファイルE2とに分割して記録されてい
る。ファイルEを削除することで、第1のリムーバルメ
ディア5と第2のリムーバルメディア6には、それぞれ
空き領域が生じる。また、第2のリムーバルメディア6
のアドレス100番地にはファイルDがあるので、上述
した最適化の第2の条件、空き容量領域はできる限り連
結させる、を適用し、ファイルDを第1のリムーバルメ
ディア5のアドレス300番地に移動させ、上述の移動
によって形成された第2のリムーバルメディア6のアド
レス100番地の空き領域と、アドレス300番地から
始まる空き領域とを連結させる、という最適化処理を行
う。
【0121】したがって、第1のリムーバルメディア5
は、ファイルA、ファイルB、ファイルCで満たされ、
第2のリムーバルメディア6に記録されているファイル
は全てなくなる。
【0122】これより、マルチリムーバルメディア論理
物理変換テーブルは、CPU36によってマルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルデータ変更処理がな
され、図22に示すようになる。
【0123】ここで、論理番号2には、始めから割り当
てはない。
【0124】図23に示すように、第1のリムーバルメ
ディア5には、アドレス100番地にファイルA、アド
レス200番地にファイルC、アドレス300番地にフ
ァイルDがある。また、第2のリムーバルメディア6に
は、記録されているファイルはない。
【0125】さらに、図24に示すように、表示部2に
は、マルチリムーバルメディア論理物理変換テーブルの
論理番号1に対応するファイルA、論理番号3に対応す
るファイルC、論理番号4に対応するファイルDがマル
チリムーバルメディアアダプタアイコンの下に表示され
る。
【0126】以上より、CPU36によりマルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルを作成し、それに応
じて、CPU43の制御でROM42に格納されたアプ
リケーションソフトウェアを制御し、表示部2へファイ
ル情報を表示することで、第1のリムーバルメディア5
及び第2のリムーバルメディア6という二つのリムーバ
ルメディアのファイル情報を、一つのリムーバルメディ
アのファイル情報として認識することが可能となる。
【0127】また、一つのリムーバルメディアとして制
御をすることで、複数のリムーバルメディアから、容易
にファイルの再生をすることが可能となり、複数のリム
ーバルメディアへ、容易にファイルの記録をすることが
可能となる。
【0128】なお、再生、記録、削除の各処理は、上述
した初期処理の後ならいつでも良い。例えば、初期処理
の後に再生を行い、記録を行ってもよいし、初期処理の
後に記録、削除と続けて行ってもよい。
【0129】なお、パソコン4とマルチリムーバルメデ
ィアアダプタ3との接続に用いたUSBは、IEEE
(The Institute of Electri
caland Electronics Engine
ers,Inc.)1394であってもよい。
【0130】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のファイル管理装置は、複数のリムーバルメディアを
装着し、1つのリムーバルメディアとして認識するメデ
ィア検出手段と、ファイルを複数のリムーバルメディア
へ記録する記録手段と、ファイルを複数のリムーバルメ
ディアから再生する再生手段と、検出手段から複数のリ
ムーバルメディアのファイル情報を伝える信号を受け、
それに応じて記録手段及び/又は再生手段を制御し、記
録及び/又は再生を行う制御手段とを備え、複数のリム
ーバルメディアのファイル情報を一つのリムーバルメデ
ィアのファイル情報として認識し、一括表示し、一つの
リムーバルメディアとして制御をし、複数のリムーバル
メディアのファイルの記録及び/又は再生を容易に行う
ことを可能とする。
【0131】また、本発明のファイル管理方法は、複数
のリムーバルメディアを装着し、この複数のリムーバル
メディアを検出手段によって1つのリムーバルメディア
として認識し、検出手段から複数のリムーバルメディア
のファイル情報を伝える信号を受け、それに応じて、記
録手段及び/又は再生手段を制御手段により制御するこ
とで、複数のリムーバルメディアのファイル情報を一つ
のリムーバルメディアのファイル情報として認識し、一
括表示し、一つのリムーバルメディアとして制御をし、
複数のリムーバルメディアのファイルの記録及び/又は
再生を容易に行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すファイル管理装
置の構成を説明するブロック図である。
【図2】同ファイル管理装置において、リムーバルメデ
ィアを装着した際の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】同ファイル管理装置において、複数のファイル
情報を一括して表示した結果の一例を示す図である。
【図4】同ファイル管理装置において、ファイルを再生
する際の動作を説明するフローチャートである。
【図5】同ファイル管理装置において、FAT情報の一
例を示す図である。
【図6】同ファイル管理装置において、マルチリムーバ
ルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図7】同ファイル管理装置において、ファイル情報を
表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示の
一例を示す図である。
【図8】同ファイル管理装置において、ファイルを記録
する際の動作を説明するフローチャートである。
【図9】同ファイル管理装置において、FAT情報の一
例を示す図である。
【図10】同ファイル管理装置において、マルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図11】同ファイル管理装置において、ファイル情報
を表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示
の一例を示す図である。
【図12】同ファイル管理装置において、マルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図13】同ファイル管理装置において、FAT情報の
一例を示す図である。
【図14】同ファイル管理装置において、ファイル情報
を表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示
の一例を示す図である。
【図15】同ファイル管理装置において、マルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図16】同ファイル管理装置において、FAT情報の
一例を示す図である。
【図17】同ファイル管理装置において、ファイル情報
を表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示
の一例を示す図である。
【図18】同ファイル管理装置において、ファイルを削
除をする際の動作を説明するフローチャートである。
【図19】同ファイル管理装置において、マルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図20】同ファイル管理装置において、FAT情報の
一例を示す図である。
【図21】同ファイル管理装置において、ファイル情報
を表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示
の一例を示す図である。
【図22】同ファイル管理装置において、マルチリムー
バルメディア物理論理変換テーブルの一例を示す図であ
る。
【図23】同ファイル管理装置において、FAT情報の
一例を示す図である。
【図24】同ファイル管理装置において、ファイル情報
を表示するためのアプリケーションソフトウェアの表示
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 操作入力部、2 表示部、3 マルチリムーバルメ
ディアアダプタ、4パソコン、5 第1のリムーバルメ
ディア、6 第2リムーバルメディア、31USBコネ
クタ、32 USBコントローラ、33 第1のメディ
アコントローラ、34 第2のメディアコントローラ、
35 SRAM、36 CPU、41 USBコネク
タ、42 ROM、43 CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリムーバルメディアが装着され、
    各リムーバルメディアのファイル情報を取得する検出手
    段と、 上記検出手段で取得した上記ファイル情報を用いて、複
    数のリムーバルメディアを1つのリムーバルメディアと
    して認識する認識手段と、 ファイルを上記複数のリムーバルメディアへ記録する記
    録手段と、 ファイルを上記複数のリムーバルメディアから再生する
    再生手段と、 上記認識手段からの認識結果に基づいて、上記記録手段
    及び/又は上記再生手段を制御して、上記各リムーバル
    メディアに対してファイルの記録及び/又は再生を行う
    制御手段とを備えることを特徴とするファイル管理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記記録手段で記録す
    るファイルを上記複数のリムーバルメディアの空き容量
    に応じて分割するための判定手段を備え、上記判定手段
    の判定に基づき上記複数のリムーバルメディアへ上記フ
    ァイルを分割して上記記録手段によって、記録すること
    を特徴とする請求項1記載のファイル管理装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、検出されたファイル情
    報に基づいて上記ファイルの記録に適したリムーバルメ
    ディアを上記複数のリムーバルメディアから選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載のファイル管理装置。
  4. 【請求項4】 上記認識手段からの認識結果に基づい
    て、上記複数のリムーバルメディアのファイル情報を1
    つのリムーバルメディアのファイル情報として一括して
    表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載のファイル管理装置。
  5. 【請求項5】 複数のリムーバルメディアを装着し、各
    リムーバルメディアのファイル情報を取得し、 取得した上記ファイル情報を用いて、1つのリムーバル
    メディアとして認識し、 認識結果に基づいて、各リムーバルメディアに対して記
    録及び/又は再生をすることを特徴とするファイル管理
    方法。
  6. 【請求項6】 リムーバルメディアへ記録するファイル
    を上記複数のリムーバルメディアの空き容量に応じて分
    割し、 分割した上記ファイルを分割して上記複数のリムーバル
    メディアへ記録することを特徴とする請求項5記載のフ
    ァイル管理方法。
  7. 【請求項7】 上記ファイルの記録に最適なリムーバル
    メディアを上記複数のリムーバルメディアから選択し、 選択したリムーバルメディアにファイルを記録すること
    を特徴とする請求項5記載のファイル管理方法。
  8. 【請求項8】 1つのリムーバルメディアとして認識し
    た認識結果に基づいて、上記複数のリムーバルメディア
    のファイル情報を1つのリムーバルメディアのファイル
    情報として一括して表示することを特徴とする請求項5
    記載のファイル管理方法。
JP11227893A 1999-08-11 1999-08-11 ファイル管理装置及びファイル管理方法 Withdrawn JP2001051878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227893A JP2001051878A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 ファイル管理装置及びファイル管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227893A JP2001051878A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 ファイル管理装置及びファイル管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001051878A true JP2001051878A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16867978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11227893A Withdrawn JP2001051878A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 ファイル管理装置及びファイル管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001051878A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139439A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US8531685B2 (en) 2007-10-10 2013-09-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Display device, printing apparatus, method to display contents in storage devices and a computer usable medium therefor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139439A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP4561323B2 (ja) * 2004-11-11 2010-10-13 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US8531685B2 (en) 2007-10-10 2013-09-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Display device, printing apparatus, method to display contents in storage devices and a computer usable medium therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7639925B2 (en) File management system of image data
JP4561759B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2005015406A1 (ja) 半導体メモリカード、アクセス装置及びアクセス方法
US6990554B2 (en) Data rewriting apparatus, control method, and recording medium
EP1826663A2 (en) Apparatus, method and computer program for processing information
JPH04338843A (ja) 電子プリントシステムのファイルコンパクト化方法
KR101176022B1 (ko) 기록재생장치, 정보전송 관리방법 및 기록매체
US6625626B1 (en) Recording apparatus and recording method, reproducing apparatus and reproducing method, and recording medium
EP1748369A1 (en) Information processing apparatus, method, and computer program product for storing files on removable storage media
JP2001051878A (ja) ファイル管理装置及びファイル管理方法
US8634692B2 (en) Image recording/reproducing apparatus, control method thereof, program and storage medium
JP4211563B2 (ja) 再生記録装置
JP2001243107A (ja) Avデータ記録装置及び方法、又は当該avデータ記録装置及び方法で記録されたディスク
JP2001110169A (ja) データ管理方法
JP2008027248A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び制御プログラム
JP2006155461A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム
US20070074259A1 (en) Data recording device, connecting device, information processing device, information processing method, and information processing system
JP3443304B2 (ja) 動画像記録装置
US7424573B2 (en) Information processing apparatus, method, and program for formatting multiple recording media integrated as one
JP2007310533A (ja) 不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、及びファイルデータ書き込み方法
JPH10340533A (ja) データ記録装置及び方法
JPH117408A (ja) 情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法
JP4206872B2 (ja) 情報編集装置、撮像装置および情報編集方法
JP2007172297A (ja) 情報処理装置、データベース修復システム、及び、プログラム。
JP2009301683A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法、並びにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107