JP2001051311A - 結晶保持装置 - Google Patents
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- JP2001051311A JP2001051311A JP22508399A JP22508399A JP2001051311A JP 2001051311 A JP2001051311 A JP 2001051311A JP 22508399 A JP22508399 A JP 22508399A JP 22508399 A JP22508399 A JP 22508399A JP 2001051311 A JP2001051311 A JP 2001051311A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 潮解性を有するCLBO、BBO等の非線形
光学結晶を長時間に渡って安定に使用することが可能な
結晶保持装置を提供すること。 【解決手段】 ヒータ5を巻き付けたホルダ本体2、ヒ
ータボビン3内に非線形光学結晶1を設置し、これらを
ハウジング10内に収納する。また、ハウジング10に
窓部材13a、13bを有する延長フランジ8a、8b
を取り付け、この延長フランジ8a、8bにガス導入
路、ガス排出路を設け、非線形光学結晶が設置される空
間に外部から上記酸素ガスあるいは混合ガスを供給する
ようにする。また、外部から上記ガスを常時導入する場
合には窓部材13a、13bを設けず、延長フランジ8
a、8bの両端を開放してもよい。なお、非線形光学結
晶1の入射面と出射面はガスに接触するがその側面は気
密に保持されている。
光学結晶を長時間に渡って安定に使用することが可能な
結晶保持装置を提供すること。 【解決手段】 ヒータ5を巻き付けたホルダ本体2、ヒ
ータボビン3内に非線形光学結晶1を設置し、これらを
ハウジング10内に収納する。また、ハウジング10に
窓部材13a、13bを有する延長フランジ8a、8b
を取り付け、この延長フランジ8a、8bにガス導入
路、ガス排出路を設け、非線形光学結晶が設置される空
間に外部から上記酸素ガスあるいは混合ガスを供給する
ようにする。また、外部から上記ガスを常時導入する場
合には窓部材13a、13bを設けず、延長フランジ8
a、8bの両端を開放してもよい。なお、非線形光学結
晶1の入射面と出射面はガスに接触するがその側面は気
密に保持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線を放出する非
線形光学結晶を保持するための結晶保持装置に関し、さ
らに詳細には、非線形光学結晶を長寿命で使用すること
ができる結晶保持装置に関する。
線形光学結晶を保持するための結晶保持装置に関し、さ
らに詳細には、非線形光学結晶を長寿命で使用すること
ができる結晶保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非線形光学結晶を用いた波長変換
により紫外光を発生させ、該紫外光を産業用に応用する
試みがなされている。このような用途に使用される非線
形光学結晶としては、CLBO(Cs Li B6 O10)、
LBO(Li B3 O5 )、BBO(β−Ba B
2 O4 )、CBO(Cs B3 O5 )等が知られている。
これらの結晶は潮解性であり、そのまま空気中に放置す
ると、表面に水和物ができる。表面に水和物があるまま
光が非線形光学結晶に入射すると、そこで急激な熱上昇
が発生し、場合によっては非線形光学結晶にクラック等
のダメージが発生する。
により紫外光を発生させ、該紫外光を産業用に応用する
試みがなされている。このような用途に使用される非線
形光学結晶としては、CLBO(Cs Li B6 O10)、
LBO(Li B3 O5 )、BBO(β−Ba B
2 O4 )、CBO(Cs B3 O5 )等が知られている。
これらの結晶は潮解性であり、そのまま空気中に放置す
ると、表面に水和物ができる。表面に水和物があるまま
光が非線形光学結晶に入射すると、そこで急激な熱上昇
が発生し、場合によっては非線形光学結晶にクラック等
のダメージが発生する。
【0003】したがって、上記非線形光学結晶を長時間
に渡って使用するには、通常、非線形光学結晶を保持装
置内に設置し、保持装置内に水分を含まない特定ガスを
供給する必要がある。しかしながら、上記非線形光学結
晶を産業上で使用する用途は、従来、ほとんどなかった
ので、上記非線形光学結晶を保持する結晶保持装置は公
表されたものはなく、上記非線形光学結晶の長寿命化を
図るために上記結晶保持装置内に供給されるガスも知ら
れていなかった。
に渡って使用するには、通常、非線形光学結晶を保持装
置内に設置し、保持装置内に水分を含まない特定ガスを
供給する必要がある。しかしながら、上記非線形光学結
晶を産業上で使用する用途は、従来、ほとんどなかった
ので、上記非線形光学結晶を保持する結晶保持装置は公
表されたものはなく、上記非線形光学結晶の長寿命化を
図るために上記結晶保持装置内に供給されるガスも知ら
れていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであって、その目的とするところは、潮
解性を有するCLBO、BBO等の非線形光学結晶を長
時間に渡って安定に使用することが可能な結晶保持装置
を提供することである。
みなされたものであって、その目的とするところは、潮
解性を有するCLBO、BBO等の非線形光学結晶を長
時間に渡って安定に使用することが可能な結晶保持装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記したように、CLB
O、LBO、BBO、CBO等の非線形光学結晶は潮解
性を有し、そのまま空気中に放置すると、表面に水和物
ができ使用出来なくなる。そこで、本発明者らは、結晶
保持装置内にCLBO結晶を設置し、その内部に高純度
窒素ガスを流す構造の結晶保持装置を作製し使用を試み
た。これは、CLBO結晶を、低湿度な雰囲気内に保つ
ためであった。しかし、上記高純度窒素ガスが封入され
た結晶保持装置を、例えばNd:YAGレーザ装置が放
出する光の2倍波を入射しその4倍波(266nm)を
放出する波長変換装置に適用したところ、CLBO結晶
の後端面全体が動作時間の経過とともに荒れ、Nd:Y
AG4倍波出力が動作時間の経過ともに減少することが
わかった。
O、LBO、BBO、CBO等の非線形光学結晶は潮解
性を有し、そのまま空気中に放置すると、表面に水和物
ができ使用出来なくなる。そこで、本発明者らは、結晶
保持装置内にCLBO結晶を設置し、その内部に高純度
窒素ガスを流す構造の結晶保持装置を作製し使用を試み
た。これは、CLBO結晶を、低湿度な雰囲気内に保つ
ためであった。しかし、上記高純度窒素ガスが封入され
た結晶保持装置を、例えばNd:YAGレーザ装置が放
出する光の2倍波を入射しその4倍波(266nm)を
放出する波長変換装置に適用したところ、CLBO結晶
の後端面全体が動作時間の経過とともに荒れ、Nd:Y
AG4倍波出力が動作時間の経過ともに減少することが
わかった。
【0006】次に、高純度アルゴンガスを結晶保持装置
内に供給、上記と同様にNd:YAG4倍波を放出させ
た。しかしながら、この場合にも、動作時間の経過とと
もにNd:YAG4倍波出力が減少した。そこで、さら
に高純度酸素ガスを結晶保持装置内に供給し、上記と同
様にNd:YAG4倍波を放出させた。上記のように高
純度酸素ガスを結晶保持装置内に供給したところ、出力
が低下することなくCLBO結晶を長時間使用すること
が可能となった。
内に供給、上記と同様にNd:YAG4倍波を放出させ
た。しかしながら、この場合にも、動作時間の経過とと
もにNd:YAG4倍波出力が減少した。そこで、さら
に高純度酸素ガスを結晶保持装置内に供給し、上記と同
様にNd:YAG4倍波を放出させた。上記のように高
純度酸素ガスを結晶保持装置内に供給したところ、出力
が低下することなくCLBO結晶を長時間使用すること
が可能となった。
【0007】この原因は明らかでないが、その一因は、
CLBO結晶の構成要素である酸素(O)が非線形光学
結晶から抜けてしまうためではないかと考えられる。す
なわち、CLBO等の非線形光学結晶は元来、酸素を含
んでいるが、Nd:YAG4倍波の発生とともに酸素が
結晶から離脱しやすくなり、酸素が結晶から抜けてしま
うためと考えられる。また、CLBO結晶を湿度を低い
状態(35%以下)に保った部屋の大気中にさらした状
態で、上記と同様にNd:YAG4倍波を放出させたと
ころ、高純度酸素ガスを流した場合と同様、出力の低下
はみられなかった。また、酸素ガスと不活性ガスの混合
ガスの場合も同様の効果が得られた。
CLBO結晶の構成要素である酸素(O)が非線形光学
結晶から抜けてしまうためではないかと考えられる。す
なわち、CLBO等の非線形光学結晶は元来、酸素を含
んでいるが、Nd:YAG4倍波の発生とともに酸素が
結晶から離脱しやすくなり、酸素が結晶から抜けてしま
うためと考えられる。また、CLBO結晶を湿度を低い
状態(35%以下)に保った部屋の大気中にさらした状
態で、上記と同様にNd:YAG4倍波を放出させたと
ころ、高純度酸素ガスを流した場合と同様、出力の低下
はみられなかった。また、酸素ガスと不活性ガスの混合
ガスの場合も同様の効果が得られた。
【0008】いずれにしても、結晶保持装置にガス導入
路とガス導出路を設け、酸素を供給する構造であれば、
CLBO結晶の出力劣化は小さくなるものと考えられ、
これは、酸素と不活性ガスの混合ガスの場合であっても
同様の効果が得られると考えられる。さらに、一部が開
放した結晶保持装置を用いた場合であっても、ガス導入
路から酸素もしくは上記混合ガスを常に導入し、結晶保
持装置内の結晶の周囲が酸素で満たされた状態になるよ
うにすれば、同様な効果を得ることが可能である。
路とガス導出路を設け、酸素を供給する構造であれば、
CLBO結晶の出力劣化は小さくなるものと考えられ、
これは、酸素と不活性ガスの混合ガスの場合であっても
同様の効果が得られると考えられる。さらに、一部が開
放した結晶保持装置を用いた場合であっても、ガス導入
路から酸素もしくは上記混合ガスを常に導入し、結晶保
持装置内の結晶の周囲が酸素で満たされた状態になるよ
うにすれば、同様な効果を得ることが可能である。
【0009】以上のことは、CLBO結晶だけでなく、
潮解性を有する前記したLBO、BBO、CBO結晶等
の、一般に化学式”Mx Ny (B3 O5 )z "で表され
る非線形光学結晶にも適用できるものと考えられる。こ
こで、M,NはCs ,Li 等の原子記号を表し、x,
y,zは整数値である。例えば、M=Cs 、N=Li 、
x=y=1、z=2は場合は、CS Li B6 O10(CL
BO)を表す。
潮解性を有する前記したLBO、BBO、CBO結晶等
の、一般に化学式”Mx Ny (B3 O5 )z "で表され
る非線形光学結晶にも適用できるものと考えられる。こ
こで、M,NはCs ,Li 等の原子記号を表し、x,
y,zは整数値である。例えば、M=Cs 、N=Li 、
x=y=1、z=2は場合は、CS Li B6 O10(CL
BO)を表す。
【0010】以上に基づき、本発明においては、次のよ
うにして前記課題を解決する。 (1)紫外線を放出するMx Ny (B3 O5 )z もしく
はBBOの非線形光学結晶の保持装置であって、この保
持装置はガス導入路とガス放出路とを備え、このガス導
入路より、純粋酸素または酸素と不活性ガスの混合ガス
が、保持装置内に常に供給されるとともに、前記結晶は
レーザ光の入射端面および出射端面が前記ガスに露出す
るとともに、その他の面は略気密に保持する。 (2)紫外線を放出するMx Ny (B3 O5 )z もしく
はBBOの非線形光学結晶の保持装置であって、この保
持装置は全体として気密シール可能な構造であり、か
つ、ガス導入路とガス放出路とを備え、このガス導入路
より、純粋酸素または酸素と不活性ガスの混合ガスが、
保持装置内に間欠的に供給されるとともに、前記結晶は
レーザ光の入射端面および出射端面が前記ガスに露出す
るとともに、その他の面は略気密に保持する。
うにして前記課題を解決する。 (1)紫外線を放出するMx Ny (B3 O5 )z もしく
はBBOの非線形光学結晶の保持装置であって、この保
持装置はガス導入路とガス放出路とを備え、このガス導
入路より、純粋酸素または酸素と不活性ガスの混合ガス
が、保持装置内に常に供給されるとともに、前記結晶は
レーザ光の入射端面および出射端面が前記ガスに露出す
るとともに、その他の面は略気密に保持する。 (2)紫外線を放出するMx Ny (B3 O5 )z もしく
はBBOの非線形光学結晶の保持装置であって、この保
持装置は全体として気密シール可能な構造であり、か
つ、ガス導入路とガス放出路とを備え、このガス導入路
より、純粋酸素または酸素と不活性ガスの混合ガスが、
保持装置内に間欠的に供給されるとともに、前記結晶は
レーザ光の入射端面および出射端面が前記ガスに露出す
るとともに、その他の面は略気密に保持する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の結
晶保持装置の構成を示す図である。同図は、本実施例の
結晶保持装置の断面図である。図1において、1はCL
BO結晶であり、CLBO結晶1は純アルミニウムで形
成されたホルダ本体2中に設置されている。CLBO結
晶1は、上記ホルダ本体2の凹部中に挿入されており、
図示しない板ばね等で押圧され、ホルダ本体2内で移動
しないように保持されている。CLBO結晶1は両端面
が外部空間に露出しており、一方の端面からCLBO結
晶1にレーザ光が入射し、他方の端面からレーザ光が放
出される。3は純アルミニウムから形成される略円筒状
のヒータボビンであり、ヒータボビン3の外周には、温
度計測用制御用の熱電対4が取り付けられ、その上に絶
縁材料で被覆されたニクロム線等からなるCLBO結晶
加熱用のヒータ5が巻かれている。
晶保持装置の構成を示す図である。同図は、本実施例の
結晶保持装置の断面図である。図1において、1はCL
BO結晶であり、CLBO結晶1は純アルミニウムで形
成されたホルダ本体2中に設置されている。CLBO結
晶1は、上記ホルダ本体2の凹部中に挿入されており、
図示しない板ばね等で押圧され、ホルダ本体2内で移動
しないように保持されている。CLBO結晶1は両端面
が外部空間に露出しており、一方の端面からCLBO結
晶1にレーザ光が入射し、他方の端面からレーザ光が放
出される。3は純アルミニウムから形成される略円筒状
のヒータボビンであり、ヒータボビン3の外周には、温
度計測用制御用の熱電対4が取り付けられ、その上に絶
縁材料で被覆されたニクロム線等からなるCLBO結晶
加熱用のヒータ5が巻かれている。
【0012】前記CLBO結晶1が設置されたホルダ本
体2は上記ヒータボビン3中に挿入され、ホルダ本体2
はOリング6によりヒータボビン3に固定されている。
ヒータボビン3の両端面には真空用フランジが形成され
ており、真空用フランジと断熱スペーサ7a,7bとが
接する面はほぼ気密に保持される。断熱スペーサ7a,
7bは機械加工可能なセラミックスで構成され、断熱効
果を持たせてある。断熱スペーサ7a,7bの中央には
光を通過させる穴7a1,7b1が設けられている。ま
た、断熱スペーサ7a,7bの両端面には真空用フラン
ジが形成されており、上記したようにヒータボビン3の
真空用フランジと接する面がほぼ気密に保持され、ま
た、後述する延長フランジ8a,8bと接する面が気密
に保持される。前記したヒータ5の外側には断熱材9が
巻かれており、断熱材9の厚さは、その外径が断熱スペ
ーサ7a,7bとほぼ同じ外径となるように選定されて
いる。
体2は上記ヒータボビン3中に挿入され、ホルダ本体2
はOリング6によりヒータボビン3に固定されている。
ヒータボビン3の両端面には真空用フランジが形成され
ており、真空用フランジと断熱スペーサ7a,7bとが
接する面はほぼ気密に保持される。断熱スペーサ7a,
7bは機械加工可能なセラミックスで構成され、断熱効
果を持たせてある。断熱スペーサ7a,7bの中央には
光を通過させる穴7a1,7b1が設けられている。ま
た、断熱スペーサ7a,7bの両端面には真空用フラン
ジが形成されており、上記したようにヒータボビン3の
真空用フランジと接する面がほぼ気密に保持され、ま
た、後述する延長フランジ8a,8bと接する面が気密
に保持される。前記したヒータ5の外側には断熱材9が
巻かれており、断熱材9の厚さは、その外径が断熱スペ
ーサ7a,7bとほぼ同じ外径となるように選定されて
いる。
【0013】ホルダ本体2が挿入されたヒータボビン
3、断熱材9、断熱スペーサ7a,7bは薄いフッ素樹
脂材で形成された円筒状の断熱スペーサ11内に挿入さ
れ、これら全体が機械加工可能なセラミックスで形成さ
れたハウジング10内に収納される。フッ素樹脂は断熱
材として優れており、これによりCLBO結晶1の効率
良い加熱が可能となる。上記ハウジング10、断熱スペ
ーサ7a,7b、円筒状の断熱スペーサ11は、ハウジ
ングの上面側の角部に取り付けられたネジにより一体で
固定される。
3、断熱材9、断熱スペーサ7a,7bは薄いフッ素樹
脂材で形成された円筒状の断熱スペーサ11内に挿入さ
れ、これら全体が機械加工可能なセラミックスで形成さ
れたハウジング10内に収納される。フッ素樹脂は断熱
材として優れており、これによりCLBO結晶1の効率
良い加熱が可能となる。上記ハウジング10、断熱スペ
ーサ7a,7b、円筒状の断熱スペーサ11は、ハウジ
ングの上面側の角部に取り付けられたネジにより一体で
固定される。
【0014】断熱スペーサ7a,7bの両側には、円筒
状の延長フランジ8a,8bが接続され、延長フランジ
8a,8bは、断熱スペーサ7a,7bを貫通しヒータ
ボビン3に達する止めねじにより固定されている。上記
延長フランジ8a,8bは機械加工可能なセラミックス
で形成されている。延長フランジ8a,8bのそれぞれ
の他方端には、合成石英ガラスからなり表面に反射防止
膜が形成された前窓13a、後窓13bが設けられる。
前窓13a、後窓13bは窓押さえ14a,14bによ
り延長フランジ8a,8bに気密に取り付けられてい
る。
状の延長フランジ8a,8bが接続され、延長フランジ
8a,8bは、断熱スペーサ7a,7bを貫通しヒータ
ボビン3に達する止めねじにより固定されている。上記
延長フランジ8a,8bは機械加工可能なセラミックス
で形成されている。延長フランジ8a,8bのそれぞれ
の他方端には、合成石英ガラスからなり表面に反射防止
膜が形成された前窓13a、後窓13bが設けられる。
前窓13a、後窓13bは窓押さえ14a,14bによ
り延長フランジ8a,8bに気密に取り付けられてい
る。
【0015】結晶保持装置の前端側(光入射側)および
後端側(光出射側)の延長フランジ8a,8bにはガス
導入路31およびガス放出路32が設けられ、ガス導入
路31には開閉バルブV1が設けられ、また、ガス放出
路32には開閉バルブV2が設けられている。前記酸素
ガスもしくは混合ガスを連続供給する際には、上記開閉
バルブV1、V2は常時開かれ、ガス導入路31のガス
供給口Aから酸素ガスもしくは混合ガスが結晶保持装置
内に連続的に供給される。また、前記酸素ガスもしくは
混合ガスを間欠供給する際には、上記開閉バルブV1、
V2は一定時間毎に同期して開閉が繰り返され、ガス導
入路31のガス供給口Aから供給される酸素ガスもしく
は混合ガスは、間欠的に結晶保持装置内に供給される。
ここで、混合ガスは酸素と不活性ガスの混合であり、具
体的には酸素と希ガス、酸素と窒素、酸素と希ガスと窒
素の場合がある。また、混合ガスの場合は酸素と酸素以
外の全てのガスとの圧力比率において、酸素25%以上
とする必要がある。ここで、CLBO結晶1は入射面と
出射面が上記供給されたガスと接触するように両延長フ
ランジ内の空間に露出するように配置され、CLBO結
晶1の側面(入射面と出射面以外の面)はホルダ本体2
とほぼ気密に接触している。したがって、例えば延長フ
ランジ8bに設けられたガス導入路31から供給された
ガスが、CLBO結晶1の側面あるいはヒータボビン3
内の空間を貫通して延長フランジ8a内の空間に導かれ
るようなガス流路は設けられていない。すなわち、CL
BO結晶1はその側面においてほぼ気密に保持されてい
る。
後端側(光出射側)の延長フランジ8a,8bにはガス
導入路31およびガス放出路32が設けられ、ガス導入
路31には開閉バルブV1が設けられ、また、ガス放出
路32には開閉バルブV2が設けられている。前記酸素
ガスもしくは混合ガスを連続供給する際には、上記開閉
バルブV1、V2は常時開かれ、ガス導入路31のガス
供給口Aから酸素ガスもしくは混合ガスが結晶保持装置
内に連続的に供給される。また、前記酸素ガスもしくは
混合ガスを間欠供給する際には、上記開閉バルブV1、
V2は一定時間毎に同期して開閉が繰り返され、ガス導
入路31のガス供給口Aから供給される酸素ガスもしく
は混合ガスは、間欠的に結晶保持装置内に供給される。
ここで、混合ガスは酸素と不活性ガスの混合であり、具
体的には酸素と希ガス、酸素と窒素、酸素と希ガスと窒
素の場合がある。また、混合ガスの場合は酸素と酸素以
外の全てのガスとの圧力比率において、酸素25%以上
とする必要がある。ここで、CLBO結晶1は入射面と
出射面が上記供給されたガスと接触するように両延長フ
ランジ内の空間に露出するように配置され、CLBO結
晶1の側面(入射面と出射面以外の面)はホルダ本体2
とほぼ気密に接触している。したがって、例えば延長フ
ランジ8bに設けられたガス導入路31から供給された
ガスが、CLBO結晶1の側面あるいはヒータボビン3
内の空間を貫通して延長フランジ8a内の空間に導かれ
るようなガス流路は設けられていない。すなわち、CL
BO結晶1はその側面においてほぼ気密に保持されてい
る。
【0016】図2は本実施例の結晶保持装置を波長変換
に適用した場合の構成の一例を示す図である。同図にお
いて、20は本実施例の結晶保持装置であり、結晶保持
装置20内にはCLBO結晶1が設置されており、CL
BO結晶1は前記したヒータ5により加熱され温度制御
されている。なお、CLBO結晶1を保持する構造はこ
の実施例では省略している。21は集光レンズであり、
Nd:YAGレーザ装置(図示せず)が出射するレーザ
光の2倍波を集光レンズ21に入射させ、集光レンズ2
1から出射した光を、延長フランジ8aの前窓13aか
ら結晶保持装置20内に入射する。結晶保持装置20内
に入射した光はCLBO結晶1の中央部付近に集光し、
CLBO結晶1で波長変換され、Nd:YAGレーザ装
置が出射する光の4倍波(266nm)が延長フランジ
8bの後窓13bから出射する。
に適用した場合の構成の一例を示す図である。同図にお
いて、20は本実施例の結晶保持装置であり、結晶保持
装置20内にはCLBO結晶1が設置されており、CL
BO結晶1は前記したヒータ5により加熱され温度制御
されている。なお、CLBO結晶1を保持する構造はこ
の実施例では省略している。21は集光レンズであり、
Nd:YAGレーザ装置(図示せず)が出射するレーザ
光の2倍波を集光レンズ21に入射させ、集光レンズ2
1から出射した光を、延長フランジ8aの前窓13aか
ら結晶保持装置20内に入射する。結晶保持装置20内
に入射した光はCLBO結晶1の中央部付近に集光し、
CLBO結晶1で波長変換され、Nd:YAGレーザ装
置が出射する光の4倍波(266nm)が延長フランジ
8bの後窓13bから出射する。
【0017】図3は上記結晶保持装置20内にアルゴン
ガスのみをガス導入路から供給した場合と、高純度酸素
ガスをガス導入路から供給した場合の結晶保持装置20
の出力を示す図である。なお、同図は、アルゴンガスお
よび酸素ガスの封入圧力が1気圧の場合を示しており、
横軸は時間(Hours)、縦軸は上記266nmの光
の相対出力(酸素ガス、アルゴンガスを封入した場合の
経過時間0のときの出力を1とした相対出力)を示して
いる。同図から明らかなように、アルゴンガスを封入し
た場合には、出力の低下が見られるが、高純度酸素ガス
を封入した場合には、出力の低下がほとんどみられなか
った。なお、上記実験は、アルゴン、高純度酸素ガスを
それぞれ結晶保持装置20内に供給した場合の結果を示
しているが、アルゴン等の希ガスと酸素ガスを混合した
場合でも高純度酸素ガスを封入した場合と同様の効果が
得られる。ちなみに、アルゴンガスと酸素ガスの混合比
が3:1の場合でも同様な効果が得られることが確認さ
れており、希ガスと純粋酸素の混合比が5:1程度まで
同様の効果が得られると推察される。
ガスのみをガス導入路から供給した場合と、高純度酸素
ガスをガス導入路から供給した場合の結晶保持装置20
の出力を示す図である。なお、同図は、アルゴンガスお
よび酸素ガスの封入圧力が1気圧の場合を示しており、
横軸は時間(Hours)、縦軸は上記266nmの光
の相対出力(酸素ガス、アルゴンガスを封入した場合の
経過時間0のときの出力を1とした相対出力)を示して
いる。同図から明らかなように、アルゴンガスを封入し
た場合には、出力の低下が見られるが、高純度酸素ガス
を封入した場合には、出力の低下がほとんどみられなか
った。なお、上記実験は、アルゴン、高純度酸素ガスを
それぞれ結晶保持装置20内に供給した場合の結果を示
しているが、アルゴン等の希ガスと酸素ガスを混合した
場合でも高純度酸素ガスを封入した場合と同様の効果が
得られる。ちなみに、アルゴンガスと酸素ガスの混合比
が3:1の場合でも同様な効果が得られることが確認さ
れており、希ガスと純粋酸素の混合比が5:1程度まで
同様の効果が得られると推察される。
【0018】図4は本発明の第2の実施例の結晶保持装
置の構成を示す図である。本実施例は、図1に示した前
窓13a、後窓13bを除去して結晶保持装置の前端側
(光入射側)、後端側(光出射側)を開放し、前端側の
延長フランジ8a、後端側の延長フランジ8bにそれぞ
れガス導入路を設けた場合を示している。なお、同図で
は結晶保持装置の細部が省略されているが、図示されて
いない部分は図1と同様な構成を有する。図5におい
て、40は本実施例の結晶保持装置であり、結晶保持装
置40内にはCLBO結晶1が設置されており、CLB
O結晶1は前記したヒータ5により加熱され温度制御さ
れている。
置の構成を示す図である。本実施例は、図1に示した前
窓13a、後窓13bを除去して結晶保持装置の前端側
(光入射側)、後端側(光出射側)を開放し、前端側の
延長フランジ8a、後端側の延長フランジ8bにそれぞ
れガス導入路を設けた場合を示している。なお、同図で
は結晶保持装置の細部が省略されているが、図示されて
いない部分は図1と同様な構成を有する。図5におい
て、40は本実施例の結晶保持装置であり、結晶保持装
置40内にはCLBO結晶1が設置されており、CLB
O結晶1は前記したヒータ5により加熱され温度制御さ
れている。
【0019】結晶保持装置40の前端側(光入射側)お
よび後端側(光出射側)の延長フランジ8a,8bには
ガス導入路41,41’が設けられ、ガス導入路41,
41’には開閉バルブV1,V1’が設けられている。
また、延長フランジ8a、8bの両端は開放され、ガス
供給口Aから供給される酸素もしくは混合ガスは、延長
フランジ8a、8bの両端の開口部42,42’から外
部に放出される。本実施例においては、上記のようにC
LBO結晶の前側および後側にガス導入路41,41’
を設け、上記開閉バルブV1、V1’を常時開いて、C
LBO結晶の前側および後側に酸素ガスもしくは混合ガ
スを連続供給する。これにより、延長フランジ8a、8
bの両端が開放されていても、CLBO結晶の周囲を上
記酸素ガスもしくは混合ガスで満たすことができ、CL
BO結晶の防湿を図るとともに長寿命化を図ることがで
きる。本実施例の結晶保持装置を波長変換に適用する場
合には、第1の実施例と同様に、延長フランジ8aの前
端側の開口部42から光を結晶保持装置40内に入射
し、CLBO結晶1で波長変換された光を延長フランジ
8bの後端側の開口部42’から出射させる。
よび後端側(光出射側)の延長フランジ8a,8bには
ガス導入路41,41’が設けられ、ガス導入路41,
41’には開閉バルブV1,V1’が設けられている。
また、延長フランジ8a、8bの両端は開放され、ガス
供給口Aから供給される酸素もしくは混合ガスは、延長
フランジ8a、8bの両端の開口部42,42’から外
部に放出される。本実施例においては、上記のようにC
LBO結晶の前側および後側にガス導入路41,41’
を設け、上記開閉バルブV1、V1’を常時開いて、C
LBO結晶の前側および後側に酸素ガスもしくは混合ガ
スを連続供給する。これにより、延長フランジ8a、8
bの両端が開放されていても、CLBO結晶の周囲を上
記酸素ガスもしくは混合ガスで満たすことができ、CL
BO結晶の防湿を図るとともに長寿命化を図ることがで
きる。本実施例の結晶保持装置を波長変換に適用する場
合には、第1の実施例と同様に、延長フランジ8aの前
端側の開口部42から光を結晶保持装置40内に入射
し、CLBO結晶1で波長変換された光を延長フランジ
8bの後端側の開口部42’から出射させる。
【0020】ガス導入路およびガス放出路の配置として
は、次のように種々の変形をすることができる。図5は
結晶保持装置が気密シールされている場合のガス導入
路、ガス放出路の配置例を示す図である。同図(a)は
図1に示したガス導入路31、ガス放出路32の配置を
示し、同図(b)はガス導入路31、ガス放出路32の
配置が前端側(光入射側)と後端側(光出射側)で異な
る例を示す。また、同図(c)は、ガス導入路31前端
側の延長フランジ8aに設け、ガス放出路32を後端側
の延長フランジ8bに設けるとともに延長フランジ8a
と延長フランジ8bの間に中間パイプ33を設けた例を
示し、同図(d)はガス導入路31を後端側の延長フラ
ンジ8bに設け、また、ガス放出路32を前端側の延長
フランジ8aに設け、さらに中間パイプ33を延長フラ
ンジ8aと延長フランジ8bの間に設けた例を示してい
る。
は、次のように種々の変形をすることができる。図5は
結晶保持装置が気密シールされている場合のガス導入
路、ガス放出路の配置例を示す図である。同図(a)は
図1に示したガス導入路31、ガス放出路32の配置を
示し、同図(b)はガス導入路31、ガス放出路32の
配置が前端側(光入射側)と後端側(光出射側)で異な
る例を示す。また、同図(c)は、ガス導入路31前端
側の延長フランジ8aに設け、ガス放出路32を後端側
の延長フランジ8bに設けるとともに延長フランジ8a
と延長フランジ8bの間に中間パイプ33を設けた例を
示し、同図(d)はガス導入路31を後端側の延長フラ
ンジ8bに設け、また、ガス放出路32を前端側の延長
フランジ8aに設け、さらに中間パイプ33を延長フラ
ンジ8aと延長フランジ8bの間に設けた例を示してい
る。
【0021】図6は結晶保持装置の延長フランジ8a,
8bの両端が開放されている場合のガス導入路、ガス放
出路の配置例を示す図である。同図(a)は図4に示し
たガス導入路41,41’の配置を示し、導入されたガ
スは延長フランジ8a,8bの両端の開口部42,4
2’から放出される。同図(b)はガス導入路41を前
端側(光入射側)の延長フランジ8aと後端側(光出射
側)の延長フランジ8bに設け、導入されたガスを延長
フランジ8a,8bの両端の開口部42,42’から放
出させる場合を示し、同図(c)は、ガス放出路43を
前端側(光入射側)の延長フランジ8aと後端側(光出
射側)の延長フランジ8bに設けた場合を示している。
8bの両端が開放されている場合のガス導入路、ガス放
出路の配置例を示す図である。同図(a)は図4に示し
たガス導入路41,41’の配置を示し、導入されたガ
スは延長フランジ8a,8bの両端の開口部42,4
2’から放出される。同図(b)はガス導入路41を前
端側(光入射側)の延長フランジ8aと後端側(光出射
側)の延長フランジ8bに設け、導入されたガスを延長
フランジ8a,8bの両端の開口部42,42’から放
出させる場合を示し、同図(c)は、ガス放出路43を
前端側(光入射側)の延長フランジ8aと後端側(光出
射側)の延長フランジ8bに設けた場合を示している。
【0022】図7は複数のCLBO結晶1を並べた場合
の結晶保持装置を示す。各結晶の前端部と後端部に延長
フランジ8が設けられ、各々の延長フランジ8にガス導
入路31とガス放出路32が設けられる。同図(a)は
各々の延長フランジに独立したガス導入路31とガス放
出路32が設けられた場合を示し、同図(b)は中間パ
イプ33によって接続した場合を示す。なお、同図
(b)の構造においてガスの流れは種々の変形が可能で
ある。また、図7に示すような複数の結晶を並べて構造
においても延長フランジ3の最前端、最後端に窓13
a,13bを有しない構造も当然に可能である。
の結晶保持装置を示す。各結晶の前端部と後端部に延長
フランジ8が設けられ、各々の延長フランジ8にガス導
入路31とガス放出路32が設けられる。同図(a)は
各々の延長フランジに独立したガス導入路31とガス放
出路32が設けられた場合を示し、同図(b)は中間パ
イプ33によって接続した場合を示す。なお、同図
(b)の構造においてガスの流れは種々の変形が可能で
ある。また、図7に示すような複数の結晶を並べて構造
においても延長フランジ3の最前端、最後端に窓13
a,13bを有しない構造も当然に可能である。
【0023】なお、上記例では、延長フランジ8a,8
bの両端が閉じている場合、および両端が開放している
場合について示したが、延長フランジ8a,8bの一方
端が閉じ、他方端が開放していてもよい。
bの両端が閉じている場合、および両端が開放している
場合について示したが、延長フランジ8a,8bの一方
端が閉じ、他方端が開放していてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、紫外線を放出するMx Ny (B3 O 5 )z の非線形
光学結晶が設置された保持装置内に、純粋酸素または酸
素と希ガスの混合ガスを外部から導入するようにしたの
で、潮解性を有する上記非線形光学結晶の長寿命化を図
ることができ、結晶保持装置の出力光の低下を抑止する
ことができる。
は、紫外線を放出するMx Ny (B3 O 5 )z の非線形
光学結晶が設置された保持装置内に、純粋酸素または酸
素と希ガスの混合ガスを外部から導入するようにしたの
で、潮解性を有する上記非線形光学結晶の長寿命化を図
ることができ、結晶保持装置の出力光の低下を抑止する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施例の結晶保持装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】本実施例の結晶保持装置を波長変換に適用した
場合の構成の一例を示す図である。
場合の構成の一例を示す図である。
【図3】結晶保持装置内にアルゴンガスのみを供給した
場合と、高純度酸素ガスを供給した場合の出力を示す図
である。
場合と、高純度酸素ガスを供給した場合の出力を示す図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の結晶保持装置の概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図5】第1の実施例の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施例の変形例を示す図である。
【図7】本発明の他の変形例を示す図である。
1 CLBO結晶 2 ホルダ本体 3 ヒータボビン 4 熱電対 5 ヒータ 6 Oリング 7a,7b 断熱スペーサ 8a,8b 延長フランジ 9 断熱材 10 ハウジング 11 断熱スペーサ(円筒) 13a 前窓 13b 後窓 20,30,40 結晶保持装置 31,41 ガス導入路 42 開口部 32,43 ガス放出路 V1,V2 開閉バルブ
Claims (2)
- 【請求項1】 紫外線を放出するMX Ny (B3 O5 )
z もしくはBBOの非線形光学結晶の保持装置であっ
て、 この保持装置はガス導入路とガス放出路とを備え、 このガス導入路より、純粋酸素または酸素と不活性ガス
の混合ガスが、保持装置内に常に供給されるとともに、 前記結晶はレーザ光の入射端面および出射端面が前記ガ
スに露出するとともに、その他の面は略気密に保持され
ていることを特徴とする結晶保持装置。 - 【請求項2】 紫外線を放出するMx Ny (B3 O5 )
z もしくはBBOの非線形光学結晶の保持装置であっ
て、 この保持装置は全体として気密シール可能な構造であ
り、かつ、ガス導入路とガス放出路とを備え、 このガス導入路より、純粋酸素または酸素と不活性ガス
の混合ガスが、保持装置内に間欠的に供給されるととも
に、 前記結晶はレーザ光の入射端面および出射端面が前記ガ
スに露出するとともに、その他の面は略気密に保持され
ていることを特徴とする結晶保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22508399A JP2001051311A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 結晶保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22508399A JP2001051311A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 結晶保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001051311A true JP2001051311A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16823755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22508399A Pending JP2001051311A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 結晶保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001051311A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048786A1 (fr) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Procede de conversion de longueur d'onde, dispositif de conversion de longueur d'onde et machine a faisceau laser |
WO2002048787A1 (fr) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Procede et appareil de transformation de longueur d'onde, et dispositif laser et dispositif d'usinage laser a longueur d'onde transformee |
JP2008298832A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Lasertec Corp | 波長変換装置、マスク検査装置 |
WO2019067376A1 (en) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | Kla-Tencor Corporation | HERMETIC SEALING OF A NON-LINEAR CRYSTAL FOR USE IN A LASER SYSTEM |
JP2020046492A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | レーザーテック株式会社 | 波長変換装置、及び波長変換方法 |
JPWO2021049022A1 (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | ||
JPWO2021049021A1 (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 |
-
1999
- 1999-08-09 JP JP22508399A patent/JP2001051311A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048787A1 (fr) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Procede et appareil de transformation de longueur d'onde, et dispositif laser et dispositif d'usinage laser a longueur d'onde transformee |
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JPWO2021049022A1 (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | ||
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JPWO2021049021A1 (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | ||
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