JP2001050831A - トルク、スラスト力およびラジアル力の検出方法並びに検出装置 - Google Patents

トルク、スラスト力およびラジアル力の検出方法並びに検出装置

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JP2001050831A
JP2001050831A JP2000067801A JP2000067801A JP2001050831A JP 2001050831 A JP2001050831 A JP 2001050831A JP 2000067801 A JP2000067801 A JP 2000067801A JP 2000067801 A JP2000067801 A JP 2000067801A JP 2001050831 A JP2001050831 A JP 2001050831A
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Hiroo Ozeki
宏夫 大関
Akitomo Komazaki
聡寛 駒崎
Hideki Aoyama
英樹 青山
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ、磁歪層を備えた軸と検出素子との間
の距離が変化した場合であっても、その影響を受けるこ
とがなく、回転体が受けるトルク、スラスト力およびラ
ジアル力を精度良くかつ非接触で同時に検出することが
できるトルク、スラスト力およびラジアル力の検出方法
並びに検出装置の提供。 【解決手段】 第1、第2の検出ユニット20〜23が
検出する磁歪層11の透磁率の変化量を、この透磁率の
変化量とトルク、スラスト力、X軸方向およびY軸方向
のラジアル力並びに距離との間の関係式に代入すること
により、トルク、スラスト力、X軸方向およびY軸方向
のラジアル力と距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁歪効果を利用す
ることにより、回転体が受けるトルク、スラスト力およ
びラジアル力を非接触で検出するトルク、スラスト力お
よびラジアル力の検出方法および検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の回転体が受けるトルク、スラス
ト力およびラジアル力を非接触で検出するトルク、スラ
スト力およびラジアル力の検出装置として、本出願人
は、新規の磁歪式応力検出装置(特願平7−74177
号参照)を提案した。この磁歪式応力検出装置は、軸に
形成され、応力の変化にともない透磁率が変化する磁歪
層と、指向性を有し、磁歪層に対向してかつ上記軸の軸
方向に対してその指向性が45度をなすように設けられ
た磁歪層の透磁率の変化を検出する複数の検出コイル
と、各検出コイルの出力から、上記軸にかかるトルク、
スラスト力およびラジアル力を演算する信号処理手段と
から構成されている。そして、上記磁歪式応力検出装置
にあっては、回転体が受けるトルク、スラスト力および
ラジアル力を非接触で同時に検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
磁歪式応力検出装置においては、磁歪層を備えた軸と検
出コイルとの間の距離の変化について考慮されていなか
った。すなわち、上記磁歪層を備えた軸と検出コイルと
の間の距離(ギャップ)が変化すると、検出コイルの出
力が変動するため、たとえば、芯ぶれに起因する回転に
ともなう出力の変動(回転零点変動)、およびラジアル
力に起因する撓みにともなう出力の変動などが生じると
いう問題があった。また、温度変化による出力の変動も
無視できないものとなっており、このような温度変化に
よる誤差発生の対策が要望されている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、たとえ、磁歪層を備えた
軸と検出素子との間の距離が変化した場合であっても、
その影響を受けることがなく、回転体が受けるトルク、
スラスト力およびラジアル力を精度良くかつ非接触で同
時に検出することができ、かつ、温度変化の影響を受け
ることがないトルク、スラスト力およびラジアル力の検
出方法並びに検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、軸
に形成され、かつこの軸にかかるトルクおよび力により
生ずる歪みに応じて透磁率が変化する磁歪層と、この磁
歪層に対向配置され、かつ上記磁歪層の透磁率の変化を
検出する複数の検出素子と、この検出素子の温度補償回
路とを備え、これらの検出素子の出力に基づいて、上記
軸にかかるトルク、スラスト力およびラジアル力を検出
する検出方法であって、上記軸の軸線に対して所定角度
傾斜した検出方向を有する検出素子と、この検出素子の
検出方向に対して直交する方向に検出方向を有する検出
素子とを組み合わせた第1の検出ユニットおよび上記軸
の軸線に対して直交する方向に検出方向を有する検出素
子と、この検出素子の検出方向に対して直交する方向に
検出方向を有する検出素子とを組み合わせた第2の検出
ユニットを、それぞれ一対ずつ備え、上記両第1の検出
ユニットどうしを、上記軸の軸線を中心に互いに90度
の位置に配置し、かつ上記両第2の検出ユニットどうし
を、上記軸の軸線を中心に互いに90度の位置に配置
し、上記各第1、第2の検出ユニットが検出した上記磁
歪層の透磁率の変化に基づいて、上記軸にかかるトル
ク、スラスト力およびラジアル力を演算により求めるも
のである。この請求項1にあっては、上記第1、第2の
検出ユニットが検出する磁歪層の透磁率の変化量を、こ
の透磁率の変化量とトルク、スラスト力、X軸方向およ
びY軸方向のラジアル力並びに距離との間の関係式に代
入することにより、トルク、スラスト力、X軸方向およ
びY軸方向のラジアル力と距離を求める。ここで、温度
によって変化する検出素子の出力値は温度補償回路によ
って補正される。
【0006】本発明の請求項2は、軸に形成され、かつ
この軸にかかるトルクおよび力により生ずる歪みに応じ
て透磁率が変化する磁歪層と、この磁歪層に対向配置さ
れ、かつ上記磁歪層の透磁率の変化を検出する複数の検
出素子と、この検出素子の温度補償回路とを備え、これ
らの検出素子の出力に基づいて、上記軸にかかるトル
ク、スラスト力およびラジアル力を検出する検出装置で
あって、上記軸の軸線に対して所定角度傾斜した検出方
向を有する検出素子と、この検出素子の検出方向に対し
て直交する方向に検出方向を有する検出素子とを組み合
わせた第1の検出ユニットおよび上記軸の軸線に対して
直交する方向に検出方向を有する検出素子と、この検出
素子の検出方向に対して直交する方向に検出方向を有す
る検出素子とを組み合わせた第2の検出ユニットを、そ
れぞれ一対ずつ備え、上記両第1の検出ユニットどうし
を、上記軸の軸線を中心に互いに90度の位置に配置
し、かつ上記両第2の検出ユニットどうしを、上記軸の
軸線を中心に互いに90度の位置に配置し、上記各第
1、第2の検出ユニットが検出した上記磁歪層の透磁率
の変化に基づいて、上記軸にかかるトルク、スラスト力
およびラジアル力を演算する演算処理手段を設けたもの
である。この請求項2にあっては、上記第1、第2の検
出ユニットが検出した磁歪層の透磁率の変化を演算処理
手段に入力することにより、この演算処理手段にあらか
じめ設定された関係式に基づいて、トルク、スラスト
力、X軸方向およびY軸方向のラジアル力と距離を算出
する。ここで、温度によって変化する検出素子の出力値
は温度補償回路によって補正される。
【0007】本発明の請求項3は、第1の検出ユニット
と第2の検出ユニットとを、軸を挟んで互いに対向する
ように配置したものである。この請求項3にあっては、
第1の検出ユニットの各検出素子と第2の検出ユニット
の各検出素子とを互いに対向配置することにより、各検
出素子を軸のまわりに等間隔に配置して、トルク、スラ
スト力およびラジアル力を算出する関係式の単純化を図
る。
【0008】本発明の請求項4は、第1の検出ユニット
と第2の検出ユニットとを、軸の軸線に沿って配置した
ものである。この請求項4にあっては、第1の検出ユニ
ットの各検出素子と第2の検出ユニットの各検出素子と
を、軸の軸線に沿って重ねるように配置することによ
り、トルク、スラスト力およびラジアル力を算出する関
係式の単純化を図るとともに、軸のまわりの大部分のス
ペースがあくため、軸の交換等において上記各検出ユニ
ットが作業の邪魔にならない。
【0009】本発明の請求項5は、検出ユニットが、中
心部に配置された磁心に巻回したコイルと、円周部に等
間隔に配置された4つの磁心にそれぞれ巻回したコイル
とから構成されたものである。この請求項5にあって
は、中心部および円周部に配置された磁心にそれぞれコ
イルを巻回することにより、単純な構造の部品で構成さ
れて、製作が容易である。
【0010】本発明の請求項6は、検出ユニットが、磁
心の中心部に設けられたコイル巻回部とこの磁心の円周
部に等間隔に設けられた4つのコイル巻回部とにそれぞ
れ巻回したコイルから構成されたものである。この請求
項6にあっては、磁心の中心部および円周部のコイル巻
回部にそれぞれコイルを巻回することにより、コイルが
精度良く配置され、磁気回路中の空隙が極力少なくされ
て、検出精度の向上が図れる。
【0011】本発明の請求項7は、検出ユニットが、互
いに直交する一対のU字状の磁心にそれぞれ巻回したコ
イルから構成されたものである。この請求項7にあって
は、コイルがそれぞれ巻回された一対のU字状の磁心を
互いに直交するように配置することにより、容易にかつ
精度良く設置される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を
示す斜視図、図2は磁歪層と検出ユニットとの関係を示
す展開図、図3は軸と検出ユニットとの関係を示す説明
図、図4は検出ユニットの一例を示す斜視図、図5は温
度補償回路の説明図、図6はコイルの温度とインピーダ
ンスとの関係を示すグラフ図、図7は検出ユニットの他
の一例を示す斜視図、図8は検出ユニットの別の一例を
示す斜視図、図9は検出素子の指向性について説明する
説明図、図10は検出素子の指向性と検出素子の出力と
の関係を説明する説明図、図11は第1の実施形態を組
み込んだ切削工具を示す断面図である。
【0013】図1〜図3において符号10は軸(回転
体)であり、この軸10の中間部(センサ軸部)には、
強磁性材料(たとえば、Fe−Ni−Mo−B)からな
る磁歪膜11が形成されている。この磁歪膜11は、た
とえば、プラズマ溶射法を用いて成膜されたものであ
る。
【0014】上記磁歪膜11に対向して、上記軸10の
まわりには、等間隔に4組の検出ユニット20、21、
22、23が配置されている。これらの検出ユニット2
0、21、22、23は、図1〜図3においては、それ
ぞれ、位置N、E、S、Wに対応して設置されている。
【0015】これらの検出ユニット20〜23は、たと
えば、図4〜図6に示すような構造をしている。なお、
これらの図において、矢印は磁界の向きを、かつ一点鎖
線は検出方向(指向性の方向)を示している。
【0016】すなわち、図4に示す検出ユニットは、ユ
ニット本体30の中心部に配置された円柱状の磁心31
および円周部に等間隔に配置された4つの磁心32に、
それぞれコイル33、34が巻回されたものである。そ
して、このコイル33を高周波電源によって励磁するこ
とにより、互いに直交する検出方向(指向性)を有する
一対の検出素子D1、D2が構成され、かつこれらの一
対の検出素子D1、D2によって検出ユニットが構成さ
れている。ここで、上記各コイル34には図5に示すよ
うに温度補償回路Hが直列に接続されている。
【0017】図5において温度補償回路Hは、NTCサ
ミスタ(Negative Temperature Coefficient サーミス
タ)Rtと、温度変化による抵抗値変化が小さくNTC
サーミスタRtに組み合わせて接続された抵抗R2〜R
7と、これらNTCサーミスタRt及び抵抗R2〜R7
による並列抵抗に直列接続された絶対値調整用の抵抗R
1とからなる。
【0018】上記NTCサーミスタRtは、温度上昇に
従ってその抵抗値が減少する負特性を有するサーミスタ
であり、その変化特性は温度上昇に正比例して抵抗値が
減少する訳ではなく、温度上昇に従って非線型的に抵抗
値が減少する特性を有する。このNTCサーミスタRt
は、温度変化によるそれぞれの磁歪膜11の磁気特性
(透磁率)の変化に起因するそれぞれのコイル34の変
化を補償するためのものであり、コイル34のインピー
ダンスは温度上昇による磁歪膜11の磁気特性の変化に
伴ってその値が上昇する特性を有するため、インピーダ
ンスの温度変化分を補償するため負特性を有するNTC
サーミスタRtが用いられる。
【0019】NTCサーミスタRtに組み合わされて接
続された抵抗R2〜R7は、NTCサーミスタRtの非
線型特性が線形特性となるように補償するためのもので
ある。つまり、NTCサーミスタRtと抵抗R2〜R7
とによる並列回路を1つのサーミスタとして見た場合
に、このサーミスタの特性は線形の特性を有する。した
がって、図6に示すように前記コイル34のインピーダ
ンスが実線で示すような勾配(温度上昇にしたがってイ
ンピーダンスが増加する)を持っている場合に、NTC
サーミスタRtと抵抗R2〜R7とによる並列回路を1
つのサーミスタとして見た場合にそのインピーダンス
(抵抗値)が破線で示すように前記特性を打ち消すよう
な逆勾配に設定されている。尚、温度上昇に従ってイン
ピーダンス(抵抗値)が減少する性質の素子は、上記サ
ーミスタでなくても良い。
【0020】また、図7に示す検出ユニットは、略円柱
状の磁心36の中心部に設けた円柱状のコイル巻回部3
7とこの磁心36の円周部に該コイル巻回部37を囲む
ように設けた4つの扇状のコイル巻回部38とに、それ
ぞれ、コイル39が巻回されたものである。そして、こ
の検出ユニットにおいても、上記図4に示す検出ユニッ
トと同様に、コイル巻回部37を挟んで互いに対向する
コイル巻回部38間に、互いに直交する検出方向を有し
ており、これらの互いに直交する検出方向を有する一対
の検出素子D1、D2によって検出ユニットが構成され
ている。ここで、上記各コイル39にも前述した図5に
示すような温度補償回路Hが直列に接続されている。
【0021】さらに、図8に示す検出ユニットは、互い
に直交する一対のU字状の磁心41にそれぞれコイル4
2が巻回されたものである。そして、これらのU字状の
磁心41およびコイル42によって、互いに直交する検
出方向を有する一対の検出素子D1、D2が構成され、
かつこれらの一対の検出素子D1、D2によって検出ユ
ニットが構成されている。この各コイル42にも図5に
示すような温度補償回路Hが接続されている。ここで、
これらの検出ユニットの指向性の方向について、図9と
図10を参照して説明する。
【0022】図9に示すように、平板試験片1に形成さ
れた磁歪膜2に対向して、平板試験片1の軸線に対して
所定角度θ傾斜した方向に指向性を有する(図9におい
て符号3が指向性の方向を示している)検出素子4が配
置されている。そして、この平板試験片1に、その軸線
方向に沿って引張力Fを加えるとともに、検出素子4を
回転させて指向性の方向3を変化させると、検出素子の
指向性の方向と検出素子の出力との間には、図10に示
すような関係がある。
【0023】上記のように構成された検出ユニット2
0、21、22、23のうち、検出ユニット(第1の検
出ユニット)20、21は、その検出方向が軸10の軸
線に対して所定角度θ(45度)およびθ+90度(1
35度)傾斜して設定されている。また、検出ユニット
(第2の検出ユニット)22、23は、その検出方向が
軸10の軸線に直交する方向および軸線に沿う方向に設
定されている。なお、図1において、矢印A1、A2、
A3は、それぞれ、軸10にかかるスラスト力、トルク
およびラジアル力を示しており、φはラジアル力A3の
ラジアル方向の角度を示している。
【0024】このような構成の検出装置において、上記
軸10に、図3に示すように、X、Y、Z軸成分Fx、
Fy、Fzを有する力Fがかかると、この力Fが生じさ
せる歪みに応じて、軸10のセンサ軸部に成形された磁
歪膜11の透磁率が変化する。そして、この磁歪膜11
の透磁率の変化を、上記各検出ユニット20、21、2
2、23によって検出する。これらの検出ユニット20
〜23が検出した磁歪膜11の透磁率の変化量を、それ
ぞれ、N1、N2、E1、E2、S1、S2、W1、W
2とすると、これらの変化量は以下の式で表せられる。
【0025】E1=Fz/2+Mz+Fx/2−Dx E2=Fz/2−Mz+Fx/2−Dx W1=Dx W2=Fz−Fx+Dx N1=Fz/2+Mz+Fy/2−Dy N2=Fz/2−Mz+Fy/2−Dy S1=Dy S2=Fz−Fy+Dy
【0026】ここで、変化量S1、W1は軸10の軸線
に直交する方向の成分であり、変化量S2、W2は軸1
0の軸線に沿う方向の成分である。また、図3におい
て、Mzは軸10にかかるトルクを示し、かつDx、D
yはそれぞれX、Y軸方向の変位(距離)成分を示して
いる。
【0027】上記各式を展開すると、以下の各式が得ら
れる。 Fz=(E1+E2+W1+W2)/2=(N1+N2
+S1+S2)/2 Mz=(E1−E2)/2=(N1−N2)/2 Fx=(E1+E2+3W1−W2)/2 Fy=(N1+N2+3S1−S2)/2 Dx=W1 Dy=S1 φ=tan-1(Fy/Fx) =tan-1{(N1+N2+3S1−S2)/(E1+
E2+3W1−W2)}
【0028】これらの式からスラスト力Fz、トルクM
zおよびX、Y軸方向のラジアル力Fx、Fy並びに距
離(変位)Dx、Dy、ラジアル力の方向φをそれぞれ
演算処理によって容易に求めることができる。
【0029】図11は、上記構成の検出装置をフライス
加工における切削抵抗(切削トルク、X、YおよびZ軸
方向の切削力)を測定する場合に適用したものである。
この図においては、主軸51に工具ホルダ52を介して
切削工具(回転体)53が装着され、この切削工具53
のセンサ軸部に磁歪膜54が形成されるとともに、上記
主軸頭58にセンサ本体55が取付部材56を介して取
り付けられ、かつこのセンサ本体55の先端に装着され
た4つの検出ユニット57が上記磁歪膜54のまわりに
等間隔に対向配置されたものである。そして、上述した
検出ユニット20〜23と同様の構成を有する上記検出
ユニット57によって上記磁歪膜54の透磁率の変化を
検出する。また、この検出ユニット20〜23の図示し
ない各コイルに図5に示すような温度補償回路Hが接続
されているため、測定中に環境の温度変化が生じてもこ
れに影響されることなく、フライス加工における切削抵
抗(切削トルク、X、Y及びZ軸方向の切削力)の正確
な測定が行なえる。
【0030】図12は本発明の第2の実施形態を示すも
のである。そして、この第2の実施形態においては、図
1および図2に示す上記第1の実施形態の検出ユニット
20、21、22、23の代わりに、同様の構造の検出
ユニット60、61、62、63を用いている。
【0031】このうち、検出ユニット(第1の検出ユニ
ット)60、61は、検出ユニット20、21と同様
に、その検出方向が軸10の軸線に対して所定角度θ
(45度)およびθ+90度(135度)傾斜して設定
されており、両検出ユニット60、61は、軸10の軸
線に直交する面内において、該軸線まわりに90度離間
して配置されている。
【0032】また、検出ユニット(第2の検出ユニッ
ト)62、63は、検出ユニット22、23と同様に、
その検出方向が軸10の軸線に直交する方向および軸線
に沿う方向に設定されており、上記各検出ユニット6
0、61の下方に(軸10の軸線に沿った方向に)所定
間隔離間してそれぞれ配置されている。尚、この実施形
態においても検出ユニット60〜63の図示しない各コ
イルに図5に示すような温度補償回路Hが接続されてい
る。
【0033】このように構成することにより、上記第1
の実施形態と同様に、各検出ユニット60〜63によっ
て、円滑に磁歪膜11の透磁率の変化をとらえて、この
変化量に基づいて、容易にスラスト力Fz、トルクMz
およびX、Y軸方向のラジアル力Fx、Fy並びに距離
(変位)Dx、Dyを演算することができる。また、測
定中に環境の温度変化が生じても、温度補償回路Hによ
ってコイルのインピーダンスが補正されるため、前記測
定中における環境の温度変化が生じてもこれに影響され
ることなく、フライス加工における切削抵抗(切削トル
ク、X、Y及びZ軸方向の切削力)の正確な測定が行な
える。
【0034】図13と図14は、上記第2の実施形態の
検出装置をフライス加工における切削抵抗(切削トル
ク、X、YおよびZ軸方向の切削力)を測定する場合に
適用したものである。これらの図においては、図11に
示す検出ユニット57の代わりに、上記主軸頭58に取
付部材66を介して取り付けたセンサ本体65の先端に
4つの検出ユニット67が装着されている。そして、上
述した検出ユニット60〜63(20〜23)と同様の
構成を有する上記検出ユニット67は、上記検出ユニッ
ト60〜63の空間配置と同様に磁歪膜54のまわりに
配置されている。
【0035】したがって、上記各検出ユニット67によ
って磁歪膜54の透磁率の変化を確実に検出することが
できるとともに、図14に示すように、各検出ユニット
67が、切削工具53の先端側からみて約1/4のスペ
ースを占めるだけで、残りの3/4のスペースがあいて
いるから、切削工具53の交換作業等において検出ユニ
ット67が作業の邪魔になることがなく、作業性が大幅
に向上する。また、温度補償回路Hによってコイルのイ
ンピーダンスが補正されるため、前記測定中における環
境の温度変化が生じてもこれに影響されることなく、フ
ライス加工における切削抵抗(切削トルク、X、Y及び
Z軸方向の切削力)の正確な測定が行なえる点は前記実
施形態と同様である。
【0036】なお、上記各実施形態においては、検出ユ
ニット20〜23を軸10のまわりに等間隔に配置し、
また検出ユニット60〜63を軸10の軸線に沿って2
段に配置して説明したが、これに限らず、4つの検出ユ
ニットの8つの検出素子(検出方向)成分を軸10のま
わりに等間隔に(45度ごとに)配置しても良い。ただ
し、この場合には、ラジアル力を受けた際の軸10のセ
ンサ軸部表面の応力分布および角度を考慮した距離の変
化を含む式を立てなければならず、式が複雑化する。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1は、軸に形成され、か
つこの軸にかかるトルクおよび力により生ずる歪みに応
じて透磁率が変化する磁歪層と、この磁歪層に対向配置
され、かつ上記磁歪層の透磁率の変化を検出する複数の
検出素子と、この検出素子の温度補償回路とを備え、こ
れらの検出素子の出力に基づいて、上記軸にかかるトル
ク、スラスト力およびラジアル力を検出する検出方法で
あって、上記軸の軸線に対して所定角度傾斜した検出方
向を有する検出素子と、この検出素子の検出方向に対し
て直交する方向に検出方向を有する検出素子とを組み合
わせた第1の検出ユニットおよび上記軸の軸線に対して
直交する方向に検出方向を有する検出素子と、この検出
素子の検出方向に対して直交する方向に検出方向を有す
る検出素子とを組み合わせた第2の検出ユニットを、そ
れぞれ一対ずつ備え、上記両第1の検出ユニットどうし
を、上記軸の軸線を中心に互いに90度の位置に配置
し、かつ上記両第2の検出ユニットどうしを、上記軸の
軸線を中心に互いに90度の位置に配置し、上記各第
1、第2の検出ユニットが検出した上記磁歪層の透磁率
の変化に基づいて、上記軸にかかるトルク、スラスト力
およびラジアル力を演算により求めるものであるから、
上記第1、第2の検出ユニットが検出する磁歪層の透磁
率の変化量を、この透磁率の変化量とトルク、スラスト
力、X軸方向およびY軸方向のラジアル力並びに距離と
の間の関係式に代入することにより、トルク、スラスト
力、X軸方向およびY軸方向のラジアル力と距離を容易
に求めることができる。したがって、たとえ、磁歪層を
備えた軸と検出素子との間の距離が変化した場合であっ
ても、その影響を受けることがなく、回転体が受けるト
ルク、スラスト力およびラジアル力を精度良くかつ非接
触で同時に検出することができる。また、前記温度補償
回路により温度による影響を無くして正確な検出を行な
うことができる。
【0038】本発明の請求項2は、軸に形成され、かつ
この軸にかかるトルクおよび力により生ずる歪みに応じ
て透磁率が変化する磁歪層と、この磁歪層に対向配置さ
れ、かつ上記磁歪層の透磁率の変化を検出する複数の検
出素子と、この検出素子の温度補償回路とを備え、これ
らの検出素子の出力に基づいて、上記軸にかかるトル
ク、スラスト力およびラジアル力を検出する検出装置で
あって、上記軸の軸線に対して所定角度傾斜した検出方
向を有する検出素子と、この検出素子の検出方向に対し
て直交する方向に検出方向を有する検出素子とを組み合
わせた第1の検出ユニットおよび上記軸の軸線に対して
直交する方向に検出方向を有する検出素子と、この検出
素子の検出方向に対して直交する方向に検出方向を有す
る検出素子とを組み合わせた第2の検出ユニットを、そ
れぞれ一対ずつ備え、上記両第1の検出ユニットどうし
を、上記軸の軸線を中心に互いに90度の位置に配置
し、かつ上記両第2の検出ユニットどうしを、上記軸の
軸線を中心に互いに90度の位置に配置し、上記各第
1、第2の検出ユニットが検出した上記磁歪層の透磁率
の変化に基づいて、上記軸にかかるトルク、スラスト力
およびラジアル力を演算する演算処理手段を設けたもの
であるから、上記第1、第2の検出ユニットが検出した
磁歪層の透磁率の変化を演算処理手段に入力することに
より、この演算処理手段にあらかじめ設定された関係式
に基づいて、トルク、スラスト力およびラジアル力を円
滑にかつ確実に算出することができる。また、前記温度
補償回路により温度による影響を無くして正確な検出を
行なうことができる。
【0039】本発明の請求項3は、第1の検出ユニット
と第2の検出ユニットとを、軸を挟んで互いに対向する
ように配置したものであるから、第1の検出ユニットの
各検出素子と第2の検出ユニットの各検出素子とを互い
に対向配置することにより、各検出素子を軸のまわりに
等間隔に配置することができ、トルク、スラスト力およ
びラジアル力を算出する関係式の単純化を図ることがで
きる。
【0040】本発明の請求項4は、第1の検出ユニット
と第2の検出ユニットとを、軸の軸線に沿って配置した
ものであるから、第1の検出ユニットの各検出素子と第
2の検出ユニットの各検出素子とを、軸の軸線に沿って
重ねるように配置することにより、トルク、スラスト力
およびラジアル力を算出する関係式を単純化することが
できるとともに、軸のまわりの大部分のスペースがあく
ため、軸の交換等において上記各検出ユニットが作業の
邪魔になることがなくて、円滑に作業することができ
る。
【0041】本発明の請求項5は、検出ユニットが、中
心部に配置された磁心に巻回したコイルと、円周部に等
間隔に配置された4つの磁心にそれぞれ巻回したコイル
とから構成されたものであるから、中心部および円周部
に配置された磁心にそれぞれコイルを巻回することによ
り、単純な構造の部品で構成でき、容易に製作すること
ができる。
【0042】本発明の請求項6は、検出ユニットが、磁
心の中心部に設けられたコイル巻回部とこの磁心の円周
部に等間隔に設けられた4つのコイル巻回部とにそれぞ
れ巻回したコイルから構成されたものであるから、磁心
の中心部および円周部のコイル巻回部にそれぞれコイル
を巻回することにより、コイルを精度良く配置すること
ができ、磁気回路中の空隙を極力少なくできて、検出精
度を向上させることができる。
【0043】本発明の請求項7は、検出ユニットが、互
いに直交する一対のU字状の磁心にそれぞれ巻回したコ
イルから構成されたものであるから、コイルがそれぞれ
巻回された一対のU字状の磁心を互いに直交するように
配置することにより、容易にかつ精度良く設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】 磁歪層と検出ユニットとの関係を示す展開図
である。
【図3】 軸と検出ユニットとの関係を示す説明図であ
る。
【図4】 検出ユニットの一例を示す斜視図である。
【図5】 温度補償回路の説明図である。
【図6】 温度とインピーダンスとの関係を示すグラフ
図である。
【図7】 検出ユニットの他の一例を示す斜視図であ
る。
【図8】 検出ユニットの別の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】 検出素子の指向性について説明する説明図で
ある。
【図10】 検出素子の指向性と検出素子の出力との関
係を説明する説明図である。
【図11】 第1の実施形態を組み込んだ切削工具を示
す断面図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】 第2の実施形態を組み込んだ切削工具を示
す正面図である。
【図14】 図13を切削工具の先端側からみた平面図
である。
【符号の説明】
A1 スラスト力 A2 トルク A3 ラジアル力 D1、D2 検出素子 H 温度補償回路 10 軸(回転体) 11、54 磁歪膜(磁歪層) 20、21、60、61 (第1の)検出ユニット 22、23、62、63 (第2の)検出ユニット 31、32、36、41 磁心 33、34、39、42 コイル 37、38 コイル巻回部 53 切削工具(軸、回転体) 57、67 検出ユニット
フロントページの続き (72)発明者 青山 英樹 神奈川県横浜市港北区日吉3−14−1 学 校法人慶應義塾大学 理工学部内 Fターム(参考) 2F051 AA11 AB05 BA00 BA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に形成され、かつこの軸にかかるトル
    クおよび力により生ずる歪みに応じて透磁率が変化する
    磁歪層と、この磁歪層に対向配置され、かつ上記磁歪層
    の透磁率の変化を検出する複数の検出素子と、この検出
    素子の温度補償回路とを備え、これらの検出素子の出力
    に基づいて、上記軸にかかるトルク、スラスト力および
    ラジアル力を検出する検出方法であって、 上記軸の軸線に対して所定角度傾斜した検出方向を有す
    る検出素子と、この検出素子の検出方向に対して直交す
    る方向に検出方向を有する検出素子とを組み合わせた第
    1の検出ユニットおよび上記軸の軸線に対して直交する
    方向に検出方向を有する検出素子と、この検出素子の検
    出方向に対して直交する方向に検出方向を有する検出素
    子とを組み合わせた第2の検出ユニットを、それぞれ一
    対ずつ備え、 上記両第1の検出ユニットどうしを、上記軸の軸線を中
    心に互いに90度の位置に配置し、かつ上記両第2の検
    出ユニットどうしを、上記軸の軸線を中心に互いに90
    度の位置に配置し、 上記各第1、第2の検出ユニットが検出した上記磁歪層
    の透磁率の変化に基づいて、上記軸にかかるトルク、ス
    ラスト力およびラジアル力を演算により求めることを特
    徴とするトルク、スラスト力およびラジアル力の検出方
    法。
  2. 【請求項2】 軸に形成され、かつこの軸にかかるトル
    クおよび力により生ずる歪みに応じて透磁率が変化する
    磁歪層と、この磁歪層に対向配置され、かつ上記磁歪層
    の透磁率の変化を検出する複数の検出素子と、この検出
    素子の温度補償回路とを備え、これらの検出素子の出力
    に基づいて、上記軸にかかるトルク、スラスト力および
    ラジアル力を検出する検出装置であって、 上記軸の軸線に対して所定角度傾斜した検出方向を有す
    る検出素子と、この検出素子の検出方向に対して直交す
    る方向に検出方向を有する検出素子とを組み合わせた第
    1の検出ユニットおよび上記軸の軸線に対して直交する
    方向に検出方向を有する検出素子と、この検出素子の検
    出方向に対して直交する方向に検出方向を有する検出素
    子とを組み合わせた第2の検出ユニットを、それぞれ一
    対ずつ備え、 上記両第1の検出ユニットどうしを、上記軸の軸線を中
    心に互いに90度の位置に配置し、かつ上記両第2の検
    出ユニットどうしを、上記軸の軸線を中心に互いに90
    度の位置に配置し、 上記各第1、第2の検出ユニットが検出した上記磁歪層
    の透磁率の変化に基づいて、上記軸にかかるトルク、ス
    ラスト力およびラジアル力を演算する演算処理手段を設
    けたことを特徴とするトルク、スラスト力およびラジア
    ル力の検出装置。
  3. 【請求項3】 第1の検出ユニットと第2の検出ユニッ
    トとを、軸を挟んで互いに対向するように配置したこと
    を特徴とする請求項2記載のトルク、スラスト力および
    ラジアル力の検出装置。
  4. 【請求項4】 第1の検出ユニットと第2の検出ユニッ
    トとを、軸の軸線に沿って配置したことを特徴とする請
    求項2記載のトルク、スラスト力およびラジアル力の検
    出装置。
  5. 【請求項5】 検出ユニットが、中心部に配置された磁
    心に巻回したコイルと、円周部に等間隔に配置された4
    つの磁心にそれぞれ巻回したコイルとから構成されたこ
    とを特徴とする請求項2、3または4記載のトルク、ス
    ラスト力およびラジアル力の検出装置。
  6. 【請求項6】 検出ユニットが、磁心の中心部に設けら
    れたコイル巻回部とこの磁心の円周部に等間隔に設けら
    れた4つのコイル巻回部とにそれぞれ巻回したコイルか
    ら構成されたことを特徴とする請求項2、3または4記
    載のトルク、スラスト力およびラジアル力の検出装置。
  7. 【請求項7】 検出ユニットが、互いに直交する一対の
    U字状の磁心にそれぞれ巻回したコイルから構成された
    ことを特徴とする請求項2、3または4記載のトルク、
    スラスト力およびラジアル力の検出装置。
JP2000067801A 1999-03-11 2000-03-10 トルク、スラスト力およびラジアル力の検出方法並びに検出装置 Withdrawn JP2001050831A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019513995A (ja) * 2016-04-07 2019-05-30 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh トルク検出装置および車両
JP7349132B2 (ja) 2019-09-24 2023-09-22 システム計測株式会社 応力測定装置

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