JP2001050058A - 内燃機関におけるタイミングチエン装置 - Google Patents

内燃機関におけるタイミングチエン装置

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JP2001050058A
JP2001050058A JP11224845A JP22484599A JP2001050058A JP 2001050058 A JP2001050058 A JP 2001050058A JP 11224845 A JP11224845 A JP 11224845A JP 22484599 A JP22484599 A JP 22484599A JP 2001050058 A JP2001050058 A JP 2001050058A
Authority
JP
Japan
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camshaft
sprocket
timing chain
crankshaft
internal combustion
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Pending
Application number
JP11224845A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakamura
仁 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロック1に軸支したクランク軸2
のスプロケット8と、シリンダヘッド3に軸支したカム
軸7のスプロケット9との間にタイミングチエン10を
巻掛けして成る内燃機関において、前記カム軸の一端
に、前記スプロケット9を設けることに加えて、エンジ
ン補機への出力軸部13を設けた場合に、その内燃機関
の組み立て性が低下することを回避する。 【解決手段】 前記カム軸7におけるスプロケット9
を、カム軸の一端部7aに対して着脱自在に装着し、こ
のスプロケット9の外側に、前記出力軸部13をを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におい
て、クランク軸の回転をカム軸に伝達するためのタイミ
ングチエン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、シリンダブロックに
軸支したクランク軸からシリンダヘッドに軸支したカム
軸への回転伝達は、クランク軸上のスプロケットと、カ
ム軸上のスプロケットとの間にタイミングチエンを巻掛
けすることによって行うのが一般的であるが、最近の内
燃機関においては、構造の簡単化を図ること等を目的と
して、クランク軸からタイミングチエンを介して動力伝
達される前記カム軸の一端におけるスプロケットの外側
に、同一軸線方向に延びる出力軸部を設けて、この出力
軸部から燃料噴射ポンプ等のエンジン補機に対して動力
伝達を行うように構成している。
【0003】従来、内燃機関の組み立てに際しては、作
業性の能率化を図るために、先づ、シリンダブロック
に、クランク軸及びピストンを組み付けると共に、タイ
ミングチエンとチエンカバーとを、タイミングチエンの
一部がチエンカバーの上端から上方に引き出した状態に
し、且つ、この状態を保持するようにして組み付け、次
いで、このシリンダブロックの上面に、予め各種の弁及
びカム軸を含む動弁機構を組み付けたシリンダヘッドを
載せて組み付けたのち、このシリンダヘッドにおけるカ
ム軸に対して前記タイミングチエンのチエンカバーから
はみ出した部分を巻掛けするという方法を採用してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この組み立て
方法において、チエンカバーの上端から上方に引き出し
たタイミングチエンのカム軸の軸線方向には曲がり難く
て、その方向への曲がりは小さいことにより、この組み
立てを、前記したように、カム軸の一端に、タイミング
チエンを巻掛けするスプロケットを設けると共に、燃料
噴射ポンプ等のエンジン補機への出力軸部を同一軸線方
向に延びるように設けた場合に適用したときには、タイ
ミングチエンを、出力軸部より外側の部位にまで曲げる
ことができないから、これをカム軸上のスプロケットに
巻掛けすることができなくなるという事態が発生するの
であった。
【0005】換言すると、前記した組み立て方法は、能
率の良い方法であっても、この組み立て方法を、カム軸
の一端に、スプロケットを設けると共に、エンジン補機
への出力軸部を同一軸線方向に延びるように設けた場合
に適用することができないのであった。
【0006】本発明は、前記した組み立て方法を、カム
軸の一端にスプロケットとエンジン補機への出力軸部と
を設けた場合にも確実に適用できるようにした装置を提
供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダブロックに軸支したクラン
ク軸上のスプロケットと、シリンダヘッドに軸支したカ
ム軸上のスプロケットとの間にタイミングチエンを巻掛
けて成る内燃機関において、前記カム軸におけるスプロ
ケットを、カム軸の一端に対して着脱自在に装着し、こ
のスプロケットの外側に、エンジン補機への出力軸部
を、カム軸の軸線方向に延びるように設ける。」という
構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】この構成において、カム軸におけ
るスプロケットへのタイミングチエンの巻掛けを、当該
スプロケットをカム軸から取り外した状態で行い、その
後において、前記スプロケットをカム軸に対して装着す
ることにより、タイミングチエンを、カム軸の軸線方向
に延びる出力軸部の外側の部位まで大きく曲げることな
く、カム軸におけるスプロケットに対して容易に巻掛け
することができる。
【0009】従って、本発明によると、カム軸の一端
に、タイミングチエンを巻掛けするスプロケットを設け
ると共に、燃料噴射ポンプ等のエンジン補機への出力軸
部を同一軸線方向に延びるように設けた内燃機関におい
て、この内燃機関における組み立てに、予めクランク
軸、ピストン、タイミングチエン及びチエンカバー等を
組み付けたシリンダブロックと、予め各種の弁及びカム
軸を含む動弁機構を組み付けたシリンダヘッドとを合わ
せると言う方法を適用することができる効果を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図4の図面について説明する。
【0011】この図において、符号1は、クランク軸2
を軸支したシリンダブロックを、符号3は、前記シリン
ダブロック1の上面にヘッドガスケット4を挟んで締結
されたシリンダブロックを、符号5は、前記シリンダブ
ロック1の下面に締結されたオイルパンを、符号6は、
前記シリンダヘッド3の上面に締結されたヘッドカバー
を各々示し、前記シリンダヘッド3には、カム軸7が軸
支されている。
【0012】前記クランク軸2上におけるスプロケット
8と、前記カム軸7におけるスプロケット9との間に
は、動力伝達用のタイミングチエン10が巻掛けされ、
このタイミングチエン10は、前記シリンダブロック1
の側面に対して着脱可能に取付けたチエンカバー11
と、前記シリンダヘッド3の側面に一体的に設けたチエ
ンカバー12とにより覆われている。
【0013】そして、前記カム軸7におけるスプロケッ
ト9を、カム軸7と別体に構成して、これに、前記カム
軸7の一端部7aに対する嵌合9aを形成する一方、こ
のスプロケット9における外側に、燃料噴射ポンプ等の
エンジン補機への出力軸部13を、前記カム軸7と同一
軸線方向に延びるように設け、前記カム軸7の一端部7
aに対して、これを貫通してカム軸7に螺合するボルト
14の締結にて取付けるように構成する。
【0014】なお、前記スプロケット9における嵌合部
9aには、カム軸7の一端部7aへの嵌合と同時にこれ
に係合するピン15又はキーが設けられている。また、
前記出力軸部13は、シリンダヘッド3と一体のチエン
カバー12に取付けた軸受け部16にて軸支され、この
出力軸部13には、プーリ17等の動力伝達輪が被嵌さ
れている。
【0015】この構成において、内燃機関の組み立てに
際しては、先づ、シリンダブロック1に対して、クラン
ク軸2及びピストンを組付けると共に、スプロケット8
の取付けと、タイミングチエン10の巻掛けと、チエン
カバー11の取付けとを行う。
【0016】次いで、図3に示すように、前記タイミン
グチエン10の一部を、チエンカバー11の上端から上
方に引き出した状態にし、この状態で、シリンダブロッ
ク1の上面に、予め各吸気弁及び排気弁(図示せず)及
びカム軸7と動弁機構を組み付けたシリンダヘッド3
を、これに一体に設けたチエンカバー12内に前記タイ
ミングチエン10を通すように、載せたのち、図示しな
いヘッドボルトの締結にて組み付ける。
【0017】次いで、図4に示すように、前記タイミン
グチエン10のうちチエンカバー11より上方に引き出
された部分に対して、出力軸部13を備えたスプロケッ
ト9を巻掛けしたのち、このスプロケット9を、カム軸
7の一端部7aに対して嵌合したのち、ボルト14の締
結にて装着し、そして、軸受け部16を組み付けるので
ある。
【0018】つまり、カム軸7におけるスプロケット9
へのタイミングチエン10の巻掛けを、当該スプロケッ
ト9をカム軸7から取り外した状態で行い、その後にお
いて、前記スプロケット9をカム軸7に対して装着する
ことにより、タイミングチエン10を、カム軸7の軸線
方向に延びる出力軸部13の外側の部位まで大きく曲げ
ることなく、カム軸7におけるスプロケット9に対して
容易に巻掛けすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】内燃機関の組み立て状態を示す図である。
【図4】内燃機関の組み立て状態を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 クランク軸 3 シリンダヘッド 7 カム軸 7a カム軸の一端部 8 クランク軸におけるスプ
ロケット 9 カム軸におけるスプロケ
ット 9a スプロケットにおける嵌
合部 10 タイミングチエン 11,12 チエンカバー 13 出力軸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックに軸支したクランク軸上
    のスプロケットと、シリンダヘッドに軸支したカム軸上
    のスプロケットとの間にタイミングチエンを巻掛けて成
    る内燃機関において、 前記カム軸におけるスプロケットを、カム軸の一端に対
    して着脱自在に装着し、このスプロケットの外側に、エ
    ンジン補機への出力軸部を、カム軸の軸線方向に延びる
    ように設けたことを特徴とする内燃機関におけるタイミ
    ングチエン装置。
JP11224845A 1999-08-09 1999-08-09 内燃機関におけるタイミングチエン装置 Pending JP2001050058A (ja)

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ID=16820076

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004017728A1 (de) * 2004-04-10 2005-10-27 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Antrieb einer Pumpe
JP2008032228A (ja) * 2007-09-11 2008-02-14 Yanmar Co Ltd エンジンのプーリー取付装置及び取付方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004017728A1 (de) * 2004-04-10 2005-10-27 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Antrieb einer Pumpe
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