JP2001049870A - 仮囲い装置 - Google Patents

仮囲い装置

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JP2001049870A
JP2001049870A JP11225175A JP22517599A JP2001049870A JP 2001049870 A JP2001049870 A JP 2001049870A JP 11225175 A JP11225175 A JP 11225175A JP 22517599 A JP22517599 A JP 22517599A JP 2001049870 A JP2001049870 A JP 2001049870A
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Masaru Morino
勝 森野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な技術を持たない一般人にも組み立てが
短時間で行え、かつ再利用可能な仮囲い装置を提供す
る。 【解決手段】 間隔をおいて配置された複数本の伸縮自
在な支柱2のうち、隣接するもの間の先端部間に横桟部
18を着脱自在に設け、これら横桟部18に上端部が配
置されるシート34を係止するように横桟部にシート係
止部30を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビル等の
建物内の形成された複数の店舗のうち、1つの店舗を改
装する際に、その店舗の周囲を囲う仮囲い装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような店舗を改装する際、
その仮囲いとしては、大工によって店舗の回りに間隔を
おいて支柱を立て、これら支柱の上端間にそれぞれ横桟
を取り付け、この横桟に不透明なシートを取り付けるこ
とが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような仮
囲いを行うだけで、複数の大工が少なくとも1日労働す
る必要があり、コストが高くなっていた。また、このよ
うな仮囲いに使用された支柱や桟は、一度釘を打ってい
るので、再利用することができず、廃棄しなければなら
ない。この点からも仮囲いにコストがかかっていた。
【0004】本発明は、特殊な技術を持たない一般人に
も容易に組み立てることが短時間で行え、かつ再利用可
能として、コストを低減させた仮囲い装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による仮囲い装置
は、間隔をおいて配置される少なくとも2本の伸縮自在
な支柱を有している。これら支柱は、仮囲いする必要の
ある場所の例えば4隅にそれぞれ立てることができる。
各支柱の伸縮機構としては、種々のものを使用すること
ができる。これら支柱の先端部間に着脱自在に横桟部が
設けられる。この横桟部に上端部が配置されるシートを
係止するように、横桟部にシート係止部が設けられてい
る。
【0006】この仮囲い装置では、支柱を仮囲いする場
所の例えば4隅に配置し、これら支柱の先端部間に横桟
部を取り付ける。これら横桟部のシート係止部にシート
を係止させる。この状態で、支柱を伸張させると、仮囲
いが完了する。なお、先に各支柱を伸張し、その後に伸
張した支柱間に横桟部を取り付け、取り付けた各横桟部
にシートをシート係止部によってそれぞれ取り付けても
よい。本仮囲い装置では、支柱への横桟部の取り付け、
横桟部へのシートの取り付け、支柱の伸張という比較的
単純な作業のみで仮囲いすることができるので、特殊技
能を持たない一般人でも容易にかつ短時間で仮囲いする
ことができる。しかも、使用される器具は、伸縮自在な
支柱と、横桟部と、シート係止部とであるので、釘等を
打つ必要がなく、再利用が可能である。
【0007】シートの側縁を支柱に固定する場合、シー
トの側縁に形成してある挿通孔と締結具とを利用すれば
よい。即ち、シートの内面側において締結具が備える帯
状体で支柱の半分を覆い、帯状体の先端を挿通孔を通し
てシートの外面側に導出し、この外面側にある帯状体に
抜け止めを通し、帯状体の先端を再び挿通孔に通して、
シートの内面側において支柱の残りの半分を包囲して、
帯状体の一端に形成してある固定部に帯状体の先端を通
す。この固定部は、帯状体を着脱自在に固定するように
構成されている。従って、この締結具は、容易に支柱に
着脱することができ、再利用が可能である。
【0008】前記各支柱は、これらの下部それぞれに、
高さ調整具を有するものとすることができる。仮囲いさ
れる場所は千差万別であり、床から天井までの高さが一
定とは限らない。支柱を或る程度伸ばしても、所望の高
さに支柱の先端を位置させることができず、また更にも
う1段支柱を伸ばすと、所望の高さを超えた位置に支柱
の先端が位置することがある。このような場合、高さ調
整具を調整することによって所望の高さに支柱の先端部
を位置させることができる。
【0009】各支柱は、複数の円筒状部が入れ子状態に
配置されたものとすることができる。この場合、内外で
隣接する2つの円筒状部のうち内側にある円筒状部をそ
の長さ方向に伸張した状態において、内側にある円筒状
部の下部に形成した第1の伸張状態保持用の係合部に、
外側にある円筒状部を貫通した伸張状態保持用の係止部
が侵入して、伸張状態を保持する。伸張状態保持用の係
止部を伸張状態保持用の係合部から除去することによっ
て、収縮状態とすることができる。各円筒状部のうち少
なくとも2つの内外で隣接する円筒状部のうち、内側の
円筒状部の長さ方向の中途に、前記伸張状態保持用の係
止部が侵入可能な第2の伸張状態保持用の係合部を形成
してある。この第2の伸張状態保持用の係合部は、円筒
状部の長さ方向に沿って異なる位置にそれぞれ位置する
ように、複数個形成することもできる。
【0010】このように第2の伸張状態保持用の係合部
を形成することによって、これが形成されている円筒状
部を、それが中途まで引き出された状態で保持すること
ができる。従って、上述したような高さ調整具のみの調
整では、所望の高さに支柱の先端部を位置させるまでに
時間がかかるような場合でも、第2の伸張状態保持用の
係合部に伸張状態保持用の係止部を侵入させることによ
って、所望の高さに近い位置に支柱の先端部を短時間で
位置させることができる。なお、上述した高さ調整具も
設けた場合、上述したように所望の高さ位置に近い位置
まで支柱の先端を位置させた後、高さ調整具を調整する
ことによって、高さ調整具のみで行う場合と比較して、
非常に短い時間で、所望の高さ位置に支柱の先端を位置
させることができる。
【0011】前記各支柱は、その先端部に、少なくとも
2個の前記横桟用の係合部を有するものとできる。これ
ら横桟用係合部は、ほぼそれぞれが90度異なる方向に
沿って設けられる。
【0012】例えば、横桟用係合部が1個だけ設けられ
ている場合、2枚のシートが重なり合う場所には、2本
の支柱を配置する必要がある。しかし、90度異なる2
方向に沿って設けておけば、1本の支柱を2枚のシート
を吊り下げるために共用することができ、仮囲い作業を
容易に行うことができる。なお、90度間隔ごとに少な
くとも3方向に係合部を突出させてもよいし、4方向に
突出させてもよい。
【0013】シート係止部は、前記横桟部の長さ方向に
沿って移動可能に設けることができる。この場合、シー
トによって係止部を係止させる位置が異なっていても、
シート係止部を移動させることによって、対応でき、様
々なシートを取り付けることができる。
【0014】横桟部は、その長さ方向の中途において折
り畳み可能に形成されているものとすることができる。
このように構成すると、例えば支柱間の距離が大きくて
も、折り畳んでいる横桟部を広げることによって対処す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態の仮囲い装
置は、例えば図1に点線で示すような建物内の店舗が開
設されていた場所を改装するために、この場所を仮囲い
するためのものである。この仮囲い装置では、複数本、
例えば図1のように矩形の領域を囲う場合には4本の支
柱2が使用されている。これら支柱2は、囲う必要のあ
る領域の4隅にそれぞれ配置されている。これら支柱2
は、その長さ方向に伸縮自在に構成され、その先端部が
天井に到達するように伸張される。
【0016】これら支柱2は、例えば図2に示すように
入れ子状態とされた複数、例えば8個の円筒状部4a乃
至4hを有している。これら円筒状部4a乃至4hで
は、最も外側に円筒状部4aが配置され、その内側に円
筒状部4bが配置されている。以下、同様にして最も内
側に円筒状部4hが配置されている。円筒状部4bを円
筒状部4aから所定の長さだけ引き出すと、円筒状部4
bが円筒状部4aに固定される。円筒状部4cを円筒状
部4bから所定の長さ引き出すと、円筒状部4が円筒状
部4bに固定され、伸張状態が保持される。以下、同様
に伸張され、かつ、この伸張状態が保持される。
【0017】各円筒状部を伸張し、かつ保持するための
構成は、各円筒状部において共通であるので、図3
(a)、(b)に示す円筒状部4a、4bにおける構成
のみを説明する。
【0018】外側にある円筒状部4a内に収容されてい
る内側の円筒状部4bの外面が、円筒状部4aの内面に
接触し、円筒状部4aの長さ方向に沿って摺動可能に構
成されている。この内側の円筒状部4bの下端部には、
伸張状態保持用の係合部として、内外に貫通した係合孔
6が形成されている。
【0019】外側の円筒状部4aの上端部には、その外
周面に接するように、環状部8が取り付けられている。
この環状部8における係合孔6に対応する位置には、伸
張状態保持用の係止部として、例えば、環状部8を貫通
して、係合孔6内に侵入可能な棒状体10が配置されて
いる。環状部8内には、棒状体10を内側円筒状部4b
側に牽引する牽引手段、例えば弾性体、具体的にはコイ
ルバネ12が配置されている。
【0020】例えば、内側円筒状部4bが外側円筒状部
4a内に収縮されている状態では、棒状体10の先端
は、コイルバネ12の作用力の付与にも拘わらず、図3
(a)に示すように内側円筒状部4bの外周壁に接触し
ているだけである。従って、内側の円筒状部4bを伸張
することができる。
【0021】内側円筒状部を伸張していくと、係合孔6
が棒状体10の設置位置まで上昇する。このとき、コイ
ルバネ12の作用力によって棒状体10が係合孔6内に
侵入し、内側円筒状部4bの伸張状態が保持される。同
様にして他の円筒状部も伸張され、その伸張状態が保持
される。
【0022】このようにして各円筒状部を最大限伸ばす
ことによって、この支柱2の最大長まで伸ばすことがで
きるし、特定の円筒状部のみを伸ばすことによって所定
の長さ、例えば天井に先端が接触するように支柱を伸ば
すことができる。そのため、各円柱状部ごとに係止用の
棒状体10が設けられている。
【0023】この支柱2を立てる場所によって、天井ま
での高さが異なる。そのため、伸張する円筒状部をどの
ように選択しても、天井に先端が接触する状態にできな
い場合がある。このような場合に対応するために、図2
に示すように、最も下段の円筒状部4aには、高さ調整
具14が取り付けられている。この高さ調整具14を調
整することによって、支柱2の高さを微少に調整し、天
井に接触させることができる。
【0024】なお、上記の高さ調整具14のみの調整で
は、所望の高さに調整するのにかなり時間がかかること
がある。これを防止するために、中途の円筒状部、例え
ば上側の円筒状部から順に伸張させていった状態で、平
均的身長の人が操作しやすい高さにある円筒状部には、
図4に示すように、第2の伸張状態保持用係合孔16が
複数個、異なる高さ位置に穿設されている。従って、こ
れら第2の伸張状態保持用係合孔16のいずれかに、棒
状体10を侵入させることによって、支柱2をその先端
部が天井に近い位置まで伸張させることができる。以
後、高さ調整具14を調整することによって、調整具1
4の調整のみで行うよりも短時間で、支柱2の先端部を
天井に接触させることができる。この第2の伸張状態保
持用係合孔16は、1つの円筒状部のみに形成したが、
複数の円筒状部に設けることもできる。
【0025】なお、上記の説明では、支柱2の先端を天
井に接触させることによって支柱2を自立させたが、支
柱2を天井に接触させない場合には、円筒状部4aに自
立用の補助脚を設けてもよい。
【0026】上記のように配置された支柱2の先端部間
には、図1及び図5に示すように、横桟部18が着脱自
在に取り付けられている。そのため、支柱2の先端部に
は、図6に示すように横桟用係合部20が形成されてい
る。この横桟用係合部20には、予め定めた角度、例え
ば90度ごとに合計3個のL字状の金具22が取り付け
られている。これらにそれぞれ外方に向かって突出する
ように、係合用の突出体、例えばボルト24が取り付け
られている。
【0027】ボルト24に後述するように横桟部18が
取り付けられる。もしボルト24を1つだけしか設けて
いない場合、例えば図1の左側の支柱2では、ボルト2
4が左側に位置するように支柱2を立てる必要があり、
また右側の支柱では、ボルト24が右側に位置するよう
に支柱2を立てねばならない。即ち、支柱2の建て方に
注意する必要がある。さらに、正面の横桟部18を取り
付けるためには、左右2本の支柱2の他に、これらにそ
れぞれ隣接して、別の支柱2を2本立てなければなら
ず、必要な支柱2の数が増加する。しかし、90度間隔
ごとに3本のボルト24を設けておけば、支柱2を立て
る向きに注意を払う必要がないし、2本の横桟部を取り
付けるために1本の支柱2を共用することができ、必要
な支柱2の本数を減少させることができる。なお、90
度間隔に4方向にボルト24を設けてもよい。
【0028】横桟部18は、図7に示すように縦断面形
状がL字状の板状の長尺体18a、18bとからなり、
図8に示すように、これらを重ね合わせた状態で、一端
部間に蝶番25によって結合されている。そして、図1
における正面の支柱2、2間のように、支柱2間の距離
が長い場合には、長尺体18a、18bが一直線状にな
るように開いた状態で使用される。長尺体18a、18
bには、図5に示すようにその長さ方向に沿って2本の
案内用の長孔26が形成されている。長尺体18a、1
8bを折り畳んだ状態では、両長孔26の支柱2側の端
部に、両支柱2のボルト24が図7に示すように挿通さ
れ、これらボルト24それぞれに蝶ナット28が螺合
し、支柱2に横桟部が着脱自在に取り付けられる。長尺
体18a、18bを開いた状態では、一直線上に並ぶ4
つの長孔26のうち最も外側にある2つの長孔26の支
柱2に近い端部にボルト24が挿通され、蝶ナット28
によって固定される。
【0029】このように重ね合わせた横桟部18を使用
することによって、長さの異なる横桟部18を複数準備
する必要がない。一般に、店舗に使用される床面の一辺
の長さは、一間、二間のように、間単位であることが多
いので、折り返した状態で一間となるように、長尺体1
8a、18bの長さを決定しておく。なお、横桟部18
は、2つの長尺体18a、18bを折り返すものとした
が、1件の長さの3本以上の長尺体を折り返すように構
成してもよい。
【0030】長尺体18a、18bの長孔26には、図
5に示すように、シート係止部、例えばフック30が、
長孔26に沿って摺動可能に取り付けられている。フッ
ク30は、図9に示すように、蝶ネジ30aの先端をほ
ぼ90度上側に向かって屈曲させた屈曲部30bを有す
るものである。蝶ネジ30aの中途には、蝶ネジの頭部
と共に長尺体18a、18bを挟むように板状体32が
取り付けられている。フック30の蝶ネジ30aを緩め
ることによってフック30は長孔26に沿って摺動可能
である。
【0031】このフック30を利用して、長方形状のシ
ート34が横桟部18に取り付けられている。シート3
4は、例えば不透明なビニルシートで、シート34の上
端には、予め定めた間隔をおいて係合用の孔36が図9
に示すように形成されており、これら係合用の孔36に
フック30の屈曲部30bを係合させることによって、
横桟部18にシート34を吊り下げることができる。シ
ート34に形成されている係合用の孔36の間隔が、シ
ート34によって異なることがある。この場合にも、フ
ック30を係合用の孔36に係合させられるようにする
ために、長孔26を設け、この長孔26にフック30を
摺動可能に設けている。シート34を吊り下げる場合、
図5に示すように、横桟部18の取り付け用のボルト2
4をシート34の係合孔36に挿通することによって
も、シート34を吊り下げてある。
【0032】1つの板状体18a、18bに間隔をおい
て長孔26、26を形成したのは、板状体18a、18
bの強度を大きくするためである。強度が問題にならな
い場合には、長尺体18a、18bの端から端まで1つ
の長孔を形成してもよい。各長孔26には、1個のフッ
ク30を設けるように図示してあるが、シート34の係
合用の孔36の間隔が小さい場合に備えて、1つの長孔
26に複数個のフック30を設けてもよい。
【0033】なお、シート34は、上端のみを固定して
いるので、適当な締結具によってシート34の側縁の高
さ方向の中途を、支柱2に固定するか、或いはシート3
4の下端に錘を付けて、固定すればよい。
【0034】上記のような締結具としては、例えば図1
0、図11に示す締結具50を使用できる。この締結具
50は、合成樹脂製の帯状体52を有し、その基端部に
固定部54を有している。固定部54は、シート34の
内面側に位置し、帯状体52の先端は、支柱2の半周を
包囲して、シート34の側縁に形成した挿通孔56を通
ってシート34の外面側に引き出されている。シート3
4の外面側において、帯状体52の先端は、抜け止め用
の58を通って再び挿通孔56からシート34の内面側
に戻り、支柱2の残りの半周を包囲し、固定部54に挿
通されている。この固定部54は、帯状体52を係脱自
在なものであり、帯状体52が進退可能な貫通孔60を
有している。この貫通孔60内には、弾性を有する係止
片62が形成されている。係止片62の先端部は、固定
部54の外方に突出している。係止片62の帯状体52
と接する面には、図11に示すように凹部が形成されて
いる。これら凹部と係合可能な突部が帯状体52の係止
片62と接する面側には、その長さ方向に沿って密集し
て形成されている。
【0035】従って、係止片62の先端部を図11にお
ける右側に折り曲げると、帯状体52は貫通孔60内を
自由に進退することができる。シート34を支柱2に固
定するのに適切な長さまで帯状体52を固定部54に挿
通したとき、係止片62の折り曲げを中止すると、図1
1に示す状体に係止片62が復帰し、帯状体52の突部
が係止片62の凹部と係合し、シート34が支柱2に固
定される。この締結具50を支柱2から外すときには、
上記とは逆に係止片62を折り曲げて、帯状体52を固
定部54から引き出せばよい。この締結、開放作業は非
常に容易に行える。また、この帯状体52は、合成樹脂
製であるので、外したのちも損傷がなく、再利用が行え
る。
【0036】なお、上記の実施の形態は、仮囲いする部
分の4隅だけに支柱2を設けた例であるが、仮囲いする
部分の一辺の長さが比較的長い場合には、その一辺の中
途にも支柱2を設けることがあるし、必ずしも仮囲いさ
れる部分が矩形状のものである必要もない。
【0037】このような仮囲い装置では、それぞれが同
じ規格の複数本の支柱2と複数本の横桟部18と複数枚
のシート34とによって構成されているので、これら支
柱2間に横桟部18を取り付け、横桟部18にシート3
4を取り付け、支柱2を伸ばすことによって仮囲いする
ことができる。従って、仮囲いするために、釘打ち等の
作業を行う必要がなく、大工等の専門職の人間でなくて
も、容易に仮囲いを行うことができ、仮囲いに要する時
間も非常に短時間である。また、仮囲いに使用した支柱
2、横桟部18及びシート34は、何度でも再使用する
ことができるので、仮囲いに要する費用を少なくするこ
とができる。また、支柱2、横桟部18及びシート34
は、全く嵩張らないので、運搬も容易に行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特殊な
技術を持たない一般人にも組み立てが短時間で行え、か
つ再利用可能な仮囲い装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の仮囲い装置によって店
舗改装部分を仮囲いした状態の平面図である。
【図2】図1の仮囲い装置において使用される支柱の部
分省略正面図である。
【図3】図2の支柱の非伸張状態と伸張状態との部分省
略縦断面図である。
【図4】図2の支柱を構成する円筒状部の部分省略縦断
面図である。
【図5】図1の仮囲い装置で仮囲いした状態の部分省略
正面図である。
【図6】図2の支柱の平面図である。
【図7】図1の仮囲い装置において支柱と横桟部との結
合状態を示す縦断面図である。
【図8】図1の仮囲い装置の横桟部の平面図である。
【図9】図1の仮囲い装置において横桟部へのシートの
取り付け状態を示す縦断面図である。
【図10】図1の仮囲い装置においてシートの側縁を支
柱に締結具によって固定した状態を示す部分破断平面図
である。
【図11】図10の締結具の部分省略縦断面図である。
【符号の説明】
2 支柱 18 横桟部 34 シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をおいて配置される少なくとも2本
    の伸縮自在な支柱と、 これら支柱の先端部間に着脱自在に設けられる横桟部
    と、 この横桟部に上端部が配置されるシートを係止するよう
    に前記横桟部に設けられたシート係止部とを、具備する
    仮囲い装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮囲い装置において、前
    記各支柱は、これらの下部それぞれに、高さ調整具を有
    する仮囲い装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の仮囲い装置において、前
    記各支柱は、複数の円筒状部が入れ子状態に配置され、
    内外で隣接する2つの前記円筒状部のうち内側にある円
    筒状部をその長さ方向に伸張した状態において、内側に
    ある円筒状部の下部に形成した第1の伸張状態保持用の
    係合部に、外側にある円筒状部を貫通した伸張状態保持
    用の係止部が侵入して、伸張状態を保持し、前記各円筒
    状部のうち少なくとも2つの内外で隣接する円筒状部の
    うち内側の円筒状部の長さ方向の中途に、前記伸張状態
    保持用の係止部が侵入可能な第2の伸張状態保持用の係
    合部を形成した仮囲い装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の仮囲い装置において、前
    記各支柱は、その先端部に、少なくとも2個の前記横桟
    用の係合部を有し、これら横桟用係合部は、ほぼ90度
    間隔ごとに2方向に沿って設けられている仮囲い装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の仮囲い装置において、前
    記シート係止部は、前記横桟部の長さ方向に沿って移動
    可能に設けられている仮囲い装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の仮囲い装置において、前
    記横桟部は、その長さ方向の中途において折り畳み可能
    に形成されている仮囲い装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074956A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 三同建設株式会社 飛散防止装置および、それを使用した建物の解体方法

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JP2015074956A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 三同建設株式会社 飛散防止装置および、それを使用した建物の解体方法

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