JP2001047645A - インク色が異なる複数のインク滴で一画素を記録する印刷装置 - Google Patents

インク色が異なる複数のインク滴で一画素を記録する印刷装置

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JP2001047645A
JP2001047645A JP22280699A JP22280699A JP2001047645A JP 2001047645 A JP2001047645 A JP 2001047645A JP 22280699 A JP22280699 A JP 22280699A JP 22280699 A JP22280699 A JP 22280699A JP 2001047645 A JP2001047645 A JP 2001047645A
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light
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cyan
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Yasuhiko Kosugi
康彦 小杉
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラープリンタにおいて、インク色が異なる
複数のインク滴で一画素を記録して印刷を行う際に、イ
ンク滴の着弾位置ズレと着弾順序の違いに起因する画質
の劣化を防止し、同時に印刷ヘッドの大きさを小さくす
る。 【解決手段】 印刷ヘッドにおいて、ブラックノズル群
とシアンノズル群とマゼンタノズル群とは、主走査方向
に並んで配されており、かつ、ブラックノズル群のノズ
ルと、シアンノズル群のノズルと、マゼンタノズル群の
ノズルと、は、対応するそれぞれのノズル同士が主走査
方向に三つ並ぶように配されている。イエローノズル群
と、淡シアンノズル群と、淡マゼンタノズル群とは、副
走査方向の異なる位置に分けて配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主走査を往復で
双方向に行いつつ印刷媒体上に画像を印刷する技術に関
し、特に、インク色が異なる複数のインク滴で一画素を
記録可能な双方向印刷技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクをヘッドから吐出するタイプのカラープリ
ンタが広く普及している。このようなインクジェット型
カラープリンタの中には、印刷速度の向上のために、い
わゆる「双方向印刷」を行う機能を有するものがある。
また、それらのプリンタには、印刷用紙上の一画素内に
インク色が異なる複数のインク滴を打ち出すことによっ
て、一画素を記録するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリンタは現在、印刷
速度を高くし処理時間を短くするために、印刷ヘッドの
ノズルの数を増やす傾向にある。しかし、ノズルの数が
増えると印刷ヘッドが大きくなり、印刷を行う際に印刷
媒体上からはみ出る部分が大きくなって、装置全体が大
きくなる。一方、印刷ヘッドが大きいままで印刷装置全
体を小さくしようとすると、印刷媒体の隅の方の印刷で
きない部分が大きくなってしまう。そして、印刷媒体の
隅まで印刷しようとすると特殊な印刷方法を実行する必
要がある。従って、印刷速度を高くし、かつ、印刷装置
を小さくするためには、印刷ヘッドが大きくならないよ
うに複数のノズルを印刷ヘッド上に適切に配する必要が
ある。
【0004】また、カラー印刷において同一画素に複数
のインク滴を打ち込む場合には、ノズルの配置と関連し
て以下の問題が存在する。すなわち、先のインク滴を打
ち込んでから同一画素に後のインク滴を打ち込むまでの
間に副走査送りが入るか否かは、同一画素にインク滴を
打ち込むノズルがどのように配置されているかに依存す
る。また、インク滴をどの順番で同一画素に打ち込むか
も、同様に、ノズルがどのように配置されているかに依
存する。これらはいずれも印刷結果の画質に影響を与え
るため、印刷ヘッド上のノズルの配置は、これらの点も
考慮して決定する必要がある。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、カラープリンタ
において印刷を行う際に、インク滴の着弾位置ズレと着
弾順序の違いに起因する画質の劣化を防止し、また、ノ
ズル数を増加させたときの印刷ヘッドのサイズの増大を
抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では
以下の構成を採用した。本発明の双方向印刷装置は、主
走査を往復で双方向に行いつつ、印刷画像信号に応じて
印刷媒体上に画像を印刷する双方向印刷機能を有する双
方向印刷装置であって、同一色のインク滴を吐出する複
数のノズルからなるノズル群を複数備えた印刷ヘッド
と、印刷ヘッドと印刷媒体の少なくとも一方を駆動して
主走査を行う主走査駆動部と、主走査の最中に複数のノ
ズルのうちの少なくとも一部を駆動してインク滴を吐出
させるヘッド駆動部と、主走査が終わる度に印刷ヘッド
と印刷媒体の少なくとも一方を駆動して副走査を行う副
走査駆動部と、各手段を制御するための制御部と、を備
える。そして、比較的濃いインクを吐出するノズル群か
らなる濃色ノズル群と、比較的薄いインクを吐出するノ
ズル群からなる淡色ノズル群とは、印刷ヘッドにおいて
副走査方向の異なる位置に分けて配されており、濃色ノ
ズル群の副走査方向の一端に位置するノズルから他端に
位置するノズルまでの距離は、淡色ノズル群の副走査方
向の一端に位置するノズルから他端に位置するノズルま
での距離以下であることを特徴とする。
【0007】この態様においては、濃いインク滴を吐出
する濃色ノズル群は副走査方向のノズルの分布巾が比較
的(淡色ノズル群に比べて)小さい。よって、複数の濃
色インク滴を1画素内に打ち込む場合に必要な副走査送
りが、比較的少ない(または不要である)。その結果、
ドット位置ズレが目立ちやすい濃色インクにつき、副走
査に起因するドット位置ズレが少ない。
【0008】なお、濃色ノズル群が、ブラックインクを
吐出するブラックノズル群と、シアンインクを吐出する
シアンノズル群と、マゼンタインクを吐出するマゼンタ
ノズル群と、を含み、淡色ノズル群が、イエローインク
を吐出するイエローノズル群と、淡シアンインクを吐出
する淡シアンノズル群と、淡マゼンタインクを吐出する
淡マゼンタノズル群と、を含む場合には、以下のように
することが好ましい。すなわち、ブラックノズル群のノ
ズルと、シアンノズル群のノズルと、マゼンタノズル群
のノズルと、の少なくとも一部は、ブラックノズル群と
シアンノズル群とマゼンタノズル群の対応するそれぞれ
のノズル同士が主走査方向に三つ並ぶように配されてい
ることが好ましく、イエローノズル群と、淡シアンノズ
ル群と、淡マゼンタノズル群とは、副走査方向の異なる
位置に分けて配されていることが好ましい。
【0009】この態様においては、マゼンタノズル群、
ブラックノズル群およびシアンノズル群の少なくとも一
部のノズルが主走査方向に並べられているため、それら
のノズルから吐出されるインク滴については、副走査を
行わずに一画素内に打ち込むことができる。このため、
それらのインク滴については、一画素内に打ち込む際に
副走査に起因するドット位置ズレが生じない。また、こ
の態様においては、イエローノズル群と淡シアンノズル
群と淡マゼンタノズル群とが、副走査方向の異なる位置
に分けて配されている。このため、淡インク滴に含まれ
るイエローインク滴、淡シアンインク滴、淡マゼンタイ
ンク滴の間において着弾の順番が一定となり、着弾の順
番の違いに起因する発色の違いが生じない。
【0010】なお、ブラックノズル群のノズルと、シア
ンノズル群のノズルと、マゼンタノズル群のノズルと、
の少なくとも一部は、ブラックノズル群とシアンノズル
群とマゼンタノズル群の対応するそれぞれのノズル同士
が主走査方向に三つ並ぶように配されており、イエロー
ノズル群のノズルと、淡シアンノズル群のノズルと、淡
マゼンタノズル群のノズルと、の少なくとも一部は、イ
エローノズル群と淡シアンノズル群と淡マゼンタノズル
群の対応するそれぞれのノズル同士が主走査方向に三つ
並ぶように配されている態様とすることもできる。この
態様においては、イエローノズル群と淡シアンノズル群
と淡マゼンタノズル群とが主走査方向に少なくとも一部
は並んで配されているため、印刷ヘッドの副走査方向の
寸法を小さくすることができる。
【0011】また、ブラックノズル群のノズルと、シア
ンノズル群のノズルと、マゼンタノズル群のノズルと、
の少なくとも一部は、ブラックノズル群とシアンノズル
群とマゼンタノズル群の対応するそれぞれのノズル同士
が主走査方向に三つ並ぶように配されており、淡シアン
ノズル群のノズルと、淡マゼンタノズル群のノズルと、
の少なくとも一部は、淡シアンノズル群と淡マゼンタノ
ズル群の対応するそれぞれのノズル同士が主走査方向に
並ぶように配されており、イエローノズル群は、淡シア
ンノズル群および淡マゼンタノズル群とは副走査方向の
異なる位置に配されている態様とすることもできる。
【0012】この態様においては、淡シアンインク滴お
よび淡マゼンタインク滴と、イエローインク滴との間の
関係において、副走査を挟んで一定の着弾順序が保たれ
る。したがって、それらのインク滴の間においては、着
弾順序の違いによる発色の違いの問題が生じない。しか
も、この態様においては、淡シアンノズル群と淡マゼン
タノズル群とが少なくとも一部のノズルについて主走査
方向に並んで配されているため、印刷ヘッドの副走査方
向の寸法を小さくすることができる。
【0013】なお、本発明は、以下に示すような種々の
態様で実現することが可能である。 (1)双方向印刷装置。 (2)印刷ヘッド。
【0014】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 A.同一画素にインク滴を打ち込むノズルの相対位置と
印刷結果の関係: B.第1実施例: C.第2実施例: D.第3実施例: E.第4実施例: F.その他:
【0015】A.同一画素にインク滴を打ち込むノズル
の相対位置と印刷結果の関係: A−1.ノズルが副走査方向の異なる位置に設けられて
いる場合の印刷結果:図1は、副走査方向に並んで配さ
れているノズル群で同一画素にインク滴を打ち込む場合
の、印刷結果を示す説明図である。図1中段の横一列の
格子は主走査方向に並ぶ画素の列L(ラスタL)を示し
ており、格子で区切られた1つの矩形領域が一画素分の
領域に相当する。各画素には、印刷ヘッド60aが主走
査方向に沿って往復移動する際に、ノズル群na,nb
からインク滴が打ち込まれる。この例では、ラスタLの
各画素のうち、△印が付けられている画素は主走査の往
路で記録され、×印が付けられている画素は復路で記録
される。また、図1下段に記載された2列の格子は、ノ
ズル群na,nbからラスタLの各画素に重ねてインク
滴を打ち込んだ結果、各画素において、いずれのノズル
から吐出されたインクが下層で、いずれのノズルから吐
出されたインクが上層となるかを示すものである。格子
中の「a」はノズル群naから吐出されたインクを示
し、「b」はノズル群nbから吐出されたインクを示
す。この例では、印刷ヘッド60aの副走査によってノ
ズル群naが先にラスタLに到達するので、ラスタLの
各画素は、まずノズル群naから吐出されるインク滴に
よって記録され、その後、副走査を経て、ノズル群nb
から吐出されるインク滴によって記録される。したがっ
て、ノズル群naが吐出するインクが常に下層であり、
ノズル群nbが吐出するインクが常に上層である。
【0016】A−2.ノズルが主走査方向に並んで設け
られている場合の印刷結果:図2は、主走査方向に並ん
で配されているノズルで同一画素にインク滴を打ち込む
場合の、印刷結果を示す説明図である。図2において
も、中段の横一列の格子はラスタLを示しており、1つ
の矩形領域が一画素分の領域に相当する。そして、各画
素のうち△印が付けられている画素は主走査の往路で記
録され、×が付けられている画素は復路で記録される。
また、下段の2列の格子がラスタLの各画素のインクの
重ね順を示している点も同様である。格子中「c」はノ
ズル群ncから吐出されたインクを示し、「d」はノズ
ル群ndから吐出されたインク層を示す。この例では、
主走査方向の往路の進行方向前寄りにノズル群ncが配
され、往路の進行方向後寄りにノズル群ndが配されて
いる。このため、往路で記録される△印が付けられてい
る画素は、まずノズル群ncから吐出されるインク滴に
よって記録され、その後、ノズル群ndから吐出される
インク滴によって記録される。一方、復路では印刷ヘッ
ドの移動方向が逆であることから、復路で記録される×
印が付けられている画素は、まずノズル群ndから吐出
されるインク滴によって記録され、その後、ノズル群n
cから吐出されるインク滴によって記録される。したが
って、往路で記録される画素では、ノズル群ncが吐出
するインクが下層であり、ノズル群ndが吐出するイン
クが上層である。そして、復路で記録される画素では、
ノズル群ndが吐出するインクが下層であり、ノズル群
ncが吐出するインクが上層である。
【0017】A−3.ノズルの相対位置と印刷結果の関
係:図1のノズル群na,nbは、間に副走査を挟んで
同一画素にインク滴を打ち込む。このため、副走査を行
うことによって生じる各駆動機構の機械的な作動誤差に
よってノズル群nbの位置が理想的な位置からずれ、イ
ンク滴が想定した着弾位置からずれて着弾するおそれが
ある。一方、図2のノズル群nc,ndは、間に副走査
を挟まずに同一画素にインク滴を打ち込むため、副走査
に起因する着弾位置ズレが生じない。したがって、副走
査に起因するインク滴の着弾位置ずれをなくすために
は、同一画素にインク滴を打ち込むノズル群は、主走査
方向に並んで配されていることが好ましい。なお、着弾
位置ズレは、濃色のインクについて特に目に付きやす
い。このため、濃色インクについてインク滴の着弾位置
ズレが生じた場合には、特に印刷結果の画質を大きく劣
化させる。一方、淡色インクについては、インク滴の着
弾位置ズレは目立ちにくいため、同一画素にインク滴を
打ち込むノズル群を主走査方向に並べて配する必要性
は、濃色インクほど高くない。
【0018】また、図2のラスタLの各画素は、往路で
記録されたか復路で記録されたかによって、インクが打
ち込まれる順番、すなわち印刷媒体上にインクが重ねら
れる順番が異なる。インクを重ねる順番が異なると、同
じインク滴を同じ量だけ打ち込んでも発色が異なってし
まうことがある。よって、図2の場合には、画素によっ
て発色が異なってしまうおそれがある。一方、図1のラ
スタLの各画素は、往路で記録されたか復路で記録され
たかによらず、印刷媒体上にインクが重ねられる順番は
一定である。よって、図1の場合には、ラスタLの各画
素は、同じインク滴を同じ量だけ打ち込めば、発色も等
しくなるはずである。すなわち、着弾順序の違いに起因
する発色の違いをなくすためには、同一画素にインク滴
を打ち込むノズル群は、図1のように副走査方向に並ん
で配されていることが好ましい。なお、このインクの重
ね順と発色の問題は、特に、淡色インクにおいて顕著で
ある。このため、淡色インクについてインクの重ね順が
異なる場合には、特に印刷結果の画質を大きく劣化させ
る。一方、濃色インクについては、インク滴の重ね順の
違いによる発色の違いは淡色インクほど顕著ではないた
め、同一画素にインク滴を打ち込むノズル群を副走査方
向に並べて配する必要性は、淡色インクほど高くない。
【0019】B.第1実施例: B−1.印刷装置全体の構成:図3は、インクジェット
プリンタ22を備えた印刷システムの概略構成図であ
る。このプリンタ22は、紙送りモータ23によって印
刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構と、キ
ャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン
26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走査送り
機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッドユニッ
ト60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動してイ
ンクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構
と、これらの紙送りモータ23,キャリッジモータ2
4,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32との
信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。制
御回路40は、コネクタ56を介してコンピュータ90
に接続されている。
【0020】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ23の回転をプラテン26と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示省略)。また、キャリッジ31を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリ
ッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位
置検出センサ39とを備えている。
【0021】図4は、制御回路40を中心としたプリン
タ22の構成を示すブロック図である。制御回路40
は、CPU41と、プログラマブルROM(PROM)
43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを記憶
したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備えた算
術論理演算回路として構成されている。この制御回路4
0は、さらに、外部のモータ等とのインタフェースを専
用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用回路
50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してイン
クを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ2
3およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回
路54と、を備えている。I/F専用回路50は、パラ
レルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56
を介してコンピュータ90から供給される印刷信号PS
を受け取ることができる。
【0022】B−2.印刷ヘッドの構成:キャリッジ3
1(図3)には、黒(K)、シアン(C),ライトシア
ン(LC)、マゼンタ(M),ライトマゼンタ(L
M)、イエロー(Y)のぞれぞれのインクを収納したカ
ートリッジ71ないし76が搭載可能である。キャリッ
ジ31の下部の印刷ヘッドユニット60下面には計6個
のノズルブロック61ないし66が形成されており、キ
ャリッジ31の底部には、この各色用ヘッド(ノズルブ
ロック)にインクタンクからのインクを導く導入管が立
設されている。キャリッジ31にカートリッジ71〜7
6を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた
接続孔に導入管(図示せず)が挿入され、各インクカー
トリッジからノズルブロック61ないし66へのインク
の供給が可能となる。なお、ここではインク色につき、
淡シアンをライトシアンと表記し、淡マゼンタをライト
マゼンタと表記する。
【0023】図5は、印刷ヘッドユニット60における
各色ごとのノズルブロック61ないし66の配列を示す
説明図である。なお図5においては、各ノズルブロック
は模式的に長方形で表されている。各ノズルブロックの
配置は、ブラック(K)のノズルユニット61、シアン
(C)のノズルユニット62、マゼンタ(M)のノズル
ブロック64が主走査方向に並び、イエロー(Y)のノ
ズルブロック66、ライトマゼンタ(LM)のノズルブ
ロック65、ライトシアン(LC)のノズルブロック6
3、シアン(C)のノズルブロック62がその順に副走
査方向に並んでいる。また、ブラック(K)のノズルユ
ニット61、シアン(C)のノズルユニット62、マゼ
ンタ(M)のノズルブロック64については、それぞれ
のノズルが、互いに主走査方向に並ぶように配されてい
る。すなわち印刷ヘッド上では、ブラック(K)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)の1個づつ計3個のノズルの
組が主走査方向に並んでいる。なお、本明細書では、特
にことわらない限り、各ノズルブロックの配置に関して
は以下のような順序で説明する。すなわち、主走査方向
に関しては、往路の向きの後方から前方にむかって(図
5及び図8〜図11において、左から右にむかって)配
置を説明し、副走査方向に関しては、副走査の向きの後
方から前方にむかって(図5及び図8〜図11におい
て、上から下にむかって)配置を説明する。
【0024】図6は、シアン(C)のノズルブロック6
2におけるノズルユニットの配置を示す説明図である。
ノズルブロック下面は4行2列の区域に分けられてお
り、右上角から互い違いにノズルユニット62a〜62
dが配されている。すなわち、左上角の区域を(1,
1)とし各区域を(行番号,列番号)で表すと、(1,
2)、(2,1)、(3,2)、(4,1)の区域にノ
ズルユニット62a,62b,62c,62dが配され
ている。ノズルユニット62a〜62dには、それぞれ
320個のノズルNzが、2列で互い違いに、いわゆる
千鳥状に設けられている。この千鳥状に設けられたノズ
ルNzの副走査方向のピッチはkである。また、角が互
いに接するノズルユニット同士(例えばノズルユニット
62aと62b)は副走査方向にわずかに重なり合う位
置に配されており、前方のノズルユニットの後端のノズ
ルと後方のノズルユニットの前端のノズルとの間のピッ
チもkとなっている。すなわち、一つのノズルブロック
では、1280個(320個×4ユニット)のノズルが
副走査方向に関して等ピッチkで配されている。このノ
ズルブロックは、あたかも全体が1つの大型ヘッドであ
るかのように機能する。なお、ノズルブロックの構成
は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、イエ
ロー(Y)の各ノズルブロック61〜66について同様
である。
【0025】なお、図5に示すように、ブラック
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色のノズル
ブロック61,62,64は、主走査方向(キャリッジ
31の搬送方向)に位置がずれている。また、各色ノズ
ルブロック61〜66内のノズルに関しても、キャリッ
ジ31の搬送方向に位置がずれることになる。プリンタ
22の制御回路40は、キャリッジ31を搬送しなが
ら、これらノズル位置の違いを考慮し適切なタイミング
でそれぞれのノズルユニットを駆動してインク滴を吐出
する。
【0026】以上説明したハードウェア構成を有するプ
リンタ22は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送し
つつ(以下、副走査という)、キャリッジ31をキャリ
ッジモータ24により往復動させ(以下、主走査とい
う)、同時に印字ヘッド28の各色ノズルブロック61
ないし66のピエゾ素子PEを駆動して、各色インクの
吐出を行い、ドットを形成して用紙P上に多色の画像を
形成する。
【0027】なお、ここでは、ピエゾ素子PEを用いて
インクを吐出するヘッドを備えたプリンタ22を用いて
いるが、吐出駆動素子としては、ピエゾ素子以外の種々
のものを利用することが可能である。例えば、インク通
路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する
泡(バブル)によりインクを吐出するタイプの吐出駆動
素子を備えたプリンタに適用することも可能である。
【0028】また、本実施例では、同一色のインク滴を
吐出する複数のノズルを備えたノズルユニットを、さら
に複数集めたものをノズルブロックと呼び、ノズルヘッ
ド全体(集合ヘッド)はそのノズルブロックを複数備え
るものとした。しかし、ノズル群はそのような構成に限
られるものではなく、同一色のインク滴を吐出する複数
のノズルからなるノズル群を複数備えるものであれば、
どのようなものでもよい。
【0029】B−3.第1実施例の効果:第1実施例に
おいては、ブラック、シアンおよびマゼンタの各ノズル
ブロック61,62,64のノズルが主走査方向に並べ
られているため、それらのノズルから吐出されるインク
滴については、副走査を行わずに一画素内に打ち込むこ
とができる。このため、それらのインク滴については、
一画素内に打ち込む際に副走査に起因するドット位置ズ
レが生じない。なお、イエロー、ライトシアン、ライト
マゼンタについては、同一画素内に打ち込む際に副走査
送りを必要とするが、これらの淡色系のインクについて
はドット位置ズレが目立ちにくいため、副走査送りをし
て同一画素に打ち込んでも、画質を大きく劣化させるこ
とはない。なお、第1実施例においては、ブラック、シ
アンおよびマゼンタの各色のすべてのノズルが互いに主
走査方向に並べられているものとしたが、本発明はその
ような態様に限られるものではなく、少なくとも一部の
ノズルについて主走査方向に並べられているものであれ
ばよい。例えば、図7においては、ブラックのノズルブ
ロックは2個設けられており、そのうちのノズルブロッ
ク61aのノズルは、シアンおよびマゼンタのノズルブ
ロック62,64のノズルと主走査方向に並べられてい
るが、ノズルブロック61bのノズルは、ノズルブロッ
ク62,64のノズルと主走査方向に並べられてはいな
い。しかし、そのような態様においても、主走査方向に
並べられているノズルに関しては、副走査を行わずにシ
アンおよびマゼンタとの重ね打ちをすることができる。
なお、図7のように、ブラックのノズルの数を他の色の
ノズルに比べて増やすこととすれば、モノクロ印刷を高
速で行うことができる。そして、カラー印刷においては
ノズルブロック61bを使用しないこととすれば、カラ
ー印刷に関しては図5の態様と同様の効果が得られる。
【0030】また、第1実施例においては、イエロー、
ライトマゼンタ、ライトシアンの各ノズルブロック6
6,65,63は、印刷ヘッド60上において仮想的な
区分線BR1(図5)によって分けられ、言い換えれ
ば、副走査方向の異なる位置に配されている。このた
め、イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアンのインク
滴の間においては、着弾の順番が一定となる。よって、
重ね順の違いによって発色の違いが出やすい淡色系のイ
エロー、ライトマゼンタ、ライトシアンのインク滴につ
いて、逆方向の副走査送りをしない限り、着弾の順番の
違いに起因する発色の違いが生じない。なお、淡色系の
イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアンのノズルブロ
ック66,65,63と濃色系のインク(ブラック、シ
アン、マゼンタ)のノズルブロック61,62,64が
副走査方向に分けて配されていることから、濃色系のイ
ンクとイエロー、ライトシアン、ライトマゼンタを重ね
うちする場合にも、着弾の順番の違いに起因する発色の
違いが生じない。また、ブラック、シアンおよびマゼン
タの各ノズルブロック61,62,64は、主走査方向
に並んでいるため、双方向印刷においてこれらのインク
滴を同一画素内に打ち込む場合には、印刷媒体上への着
弾の順番が異なることもある。しかし、濃色インクは着
弾の順序が異なった場合に発色が変わる程度が低いた
め、着弾の順番が異なっても画質の劣化の程度は低い。
【0031】そして、主走査方向に並んで配されている
ブラック、シアンおよびマゼンタの濃色系のノズルブロ
ック61,62,64と、ライトシアンのノズルブロッ
ク63、ライトマゼンタのノズルブロック65、イエロ
ーのノズルブロック66は、副走査方向の異なる位置に
四つの分けて配されている。このため、これら四つのグ
ループについては、それぞれのインク滴を同一画素内に
打ち込む場合にも、その間に副走査を行って打ち込むこ
ととなる。よって、既に打ち込まれたインク滴が副走査
の間に乾き、インクを重ねて打ち込んでもにじみの問題
が発生しにくい。
【0032】さらに、第1実施例では、ノズルブロック
61〜66を主走査方向または副走査方向に一列に並べ
るのではなく、主走査方向に3ブロック、副走査方向に
4ブロックのT字状に並べている。このため、一列に並
べた場合に比べて印刷ヘッドの最大寸法を小さくするこ
とができ、印刷装置全体を小さくすることができる。ま
た、印刷装置を小さくするために、特殊な副走査送りを
する必要がない。
【0033】C.第2実施例: C−1.印刷ヘッドの構成:第2実施例は、印刷ヘッド
におけるノズルブロックの配置が第1実施例とは異な
る。それ以外の点は第1実施例と同様である。
【0034】図8は、印刷ヘッド60における各色ごと
のノズルブロックの配列を示す説明図である。なお図8
においても、各ノズルブロックは模式的に長方形で表さ
れている。各ノズルブロックの配置は、ブラック(K)
のノズルユニット61、シアン(C)のノズルユニット
62、マゼンタ(M)のノズルブロック64がその順に
主走査方向に並び、それらの上方(副走査方向の後方)
に、ライトシアン(LC)のノズルブロック63、ライ
トマゼンタ(LM)のノズルブロック65、イエロー
(Y)のノズルブロック66がその順に主走査方向に並
んでいる。また、ブラック(K)、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)の各ノズルブロック61,62,64同士だ
けでなく、イエロー(Y)、ライトマゼンタ(LM)、
ライトシアン(LC)のノズルブロック66,65,6
3同士についても、それぞれのノズルが互いに主走査方
向に並ぶように配されている。すなわち印刷ヘッド上
に、イエロー(Y)、ライトマゼンタ(LM)、ライト
シアン(LC)の1個づつ計3個のノズルの組が、副走
査方向に1280組存在する。そして、ブラック
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各ノズルブロ
ック61,62,64と、イエロー(Y)、ライトマゼ
ンタ(LM)、ライトシアン(LC)の各ノズルブロッ
ク66,65,63は、印刷ヘッド60上において仮想
的な区分線BR2(図8)によって分けられ、言い換え
れば、副走査方向の異なる位置に配されている。
【0035】C−2.第2実施例の効果:第2実施例に
おいては、イエロー(Y)、ライトマゼンタ(LM)、
ライトシアン(LC)のノズルブロック66,65,6
3が主走査方向に並んでいるため、印刷ヘッド全体で副
走査方向の寸法を小さくすることができる。なお、第2
実施例では、イエロー(Y)、ライトマゼンタ(L
M)、ライトシアン(LC)の各ノズルは、主走査方向
に並ぶように配されるものとしたが、各ノズルの配置は
そのようなものに限られるものではない。例えば、各ノ
ズルは主走査方向に並ばずに、図9に示すように互い違
いに配されていてもよい。すなわち、イエロー(Y)、
ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)のノズ
ルブロック66,65,63が全体として主走査方向に
並んでいるものとすれば、印刷ヘッド全体で副走査方向
の寸法を小さくすることができる。
【0036】また、イエロー(Y)、ライトマゼンタ
(LM)、ライトシアン(LC)のノズルが主走査方向
に並んで配されているため、それらのインク滴について
も、副走査送りを行わないで1画素内に打ち込むことが
できる。したがって、それらのインク滴については、副
走査に起因するドット位置ズレが発生しない。
【0037】D.第3実施例: D−1印刷ヘッドの構成:第3実施例も、印刷ヘッドに
おけるノズルブロックの配置が第1実施例とは異なる。
それ以外の点は第1実施例と同様である。
【0038】図10は、印刷ヘッド60における各色ご
とのノズルブロックの配列を示す説明図である。各ノズ
ルブロックの配置は、ブラック(K)のノズルユニット
61、シアン(C)のノズルユニット62、マゼンタ
(M)のノズルブロック64がその順に主走査方向に並
び、それらの上方に、ライトマゼンタ(LM)のノズル
ブロック63、ライトシアン(LC)のノズルブロック
65がその順に主走査方向に並んでいる。そして、さら
にライトシアン(LC)のノズルブロックの上方にイエ
ロー(Y)のノズルブロック66が配されている。そし
て副走査方向には、イエロー(Y)のノズルブロック6
6の下方(副走査方向の前方)に、ライトシアン(L
C)のノズルブロック63、シアン(C)のノズルブロ
ック62がその順に位置する。また、ブラック(K)、
シアン(C)、マゼンタ(M)のノズルブロック61,
62,64同士だけでなく、ライトマゼンタ(LM)、
ライトシアン(LC)のノズルブロック63,65同士
についても、それぞれのノズルが互いに主走査方向に並
ぶように配されている。そして、ブラック(K)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)の各ノズルブロック61,6
2,64と、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン
(LC)の各ノズルブロック65,63と、イエロー
(Y)のノズルブロック66とは、印刷ヘッド60上に
おいて仮想的な区分線BR3a,BR3b(図10)に
よって分けられ、言い換えれば、副走査方向の異なる位
置に配されている。
【0039】D−2.第3実施例の効果:第3実施例に
おいては、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(L
C)のノズルブロック63,65が主走査方向に並んで
いるため、それだけ第1実施例に比べて印刷ヘッド全体
で副走査方向の寸法を小さくすることができる。
【0040】また、イエロー(Y)のノズルブロック6
6がライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)の
ノズルブロック63,65よりも上方に配されているた
め、双方向印刷の際にライトマゼンタ(LM)またはラ
イトシアン(LC)とイエロー(Y)のインク滴を重ね
うちしても、逆方向に副走査送りをしない限り、常にイ
エロー(Y)のインク滴が後から重ねられることとな
る。よって、逆方向に副走査送りをしない限り重ね打ち
した画素の発色が変わってしまうことがない。イエロー
は特に色が薄く、重ね順に違いによって発色が大きく変
わるので、イエローについて重ね順を一定に保つこと
で、画質の向上に大きく寄与することができる。
【0041】E.第4実施例: E−1.印刷ヘッドの構成:第4実施例も、印刷ヘッド
におけるノズルブロックの配置が第1実施例とは異な
る。それ以外の点は第1実施例と同様である。
【0042】図11は、印刷ヘッド60における各色ご
とのノズルブロックの配列を示す説明図である。各ノズ
ルブロックの配置は、イエロー(Y)のノズルブロック
66、ライトマゼンタ(LM)のノズルブロック65、
ライトシアン(LC)のノズルブロック63、マゼンタ
(M)のノズルブロック64、シアン(C)のノズルブ
ロック62が、副走査方向にその順で並び、シアン
(C)のノズルブロック62とブラック(K)のノズル
ブロック61が主走査方向に並んでいる。また、ブラッ
ク(K)とシアン(C)のノズルブロック61,62に
ついては、それぞれのノズルが互いに主走査方向に並ぶ
ように配されている。そして、ブラック(K)とシアン
(C)の各ノズルブロック61,62と、マゼンタ
(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(L
M)、イエロー(Y)の各ノズルブロック64,63,
65,66は、印刷ヘッド60上において仮想的な区分
線BR4a,BR4b,BR4c,BR4d(図11)
によって分けられ、言い換えれば、副走査方向の異なる
位置に配されている。
【0043】E−2.第4実施例の効果:第4実施例に
おいては、イエロー(Y)、ライトマゼンタ(LM)、
ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、シアン(C)
のノズルブロック66,65,63,64,62が副走
査方向の異なった位置に配されているため、双方向印刷
の際にそれらのインク滴を重ねうちしても、逆方向に副
走査送りをしない限り、インク滴を重ねる順番は一定に
保たれるよって、逆方向に副走査送りをしない限り発色
が変わってしまうことがない。
【0044】また、特に色が濃いシアン(C)とブラッ
ク(K)について、副走査を行わずにインク滴を重ね打
ちする事ができるため、副走査に起因するドット位置ズ
レがなく、印刷結果の画質が高い。そして、主走査方向
に並べられているノズルブロックが2列だけなので、印
刷ヘッドの主走査方向の巾が狭い。なお、第4実施例に
おいては、シアンのノズルとブラックのノズルがすべて
主走査方向に並ぶものとしたが、図12に示すように、
シアンとブラックの一部のノズルについて主走査方向並
ぶものとしてもよい。このような態様においても、主走
査方向に並んでいるノズルに関しては、副走査を行わず
に重ね打ちをすることができる。また、図12の態様に
おいては、マゼンタとブラックのノズルのうちの主走査
方向に並んでいるノズルに関しても同様の効果がある。
そして、主走査方向に並べられているノズルブロックが
2列だけなので、同様に、印刷ヘッドの主走査方向の巾
が狭い。
【0045】F.その他:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0046】(1)上記実施例では、インクジェットプ
リンタについて説明したが、本発明はインクジェットプ
リンタに限らず、一般に、印刷ヘッドを用いて印刷を行
う種々の印刷装置に適用可能である。
【0047】(2)上記実施例において、ハードウェア
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】副走査方向に並んで配されているノズルで同一
画素にインク滴を打ち込む場合の、印刷結果を示す説明
図。
【図2】主走査方向に並んで配されているノズルで同一
画素にインク滴を打ち込む場合の、印刷結果を示す説明
図。
【図3】インクジェットプリンタ22を備えた印刷シス
テムの概略構成図。
【図4】制御回路40を中心としたプリンタ22の構成
を示すブロック図。
【図5】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブロ
ック61ないし66の配列を示す説明図。
【図6】ノズルブロック62におけるノズルNzの配置
を示す説明図。
【図7】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブロ
ック61ないし66の配列を示す説明図。
【図8】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブロ
ック61ないし66の配列を示す説明図。
【図9】印刷ヘッド60におけるノズルブロック63,
65,66のノズルの配列を示す説明図。
【図10】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブ
ロック61ないし66の配列を示す説明図。
【図11】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブ
ロック61ないし66の配列を示す説明図。
【図12】印刷ヘッド60における各色ごとのノズルブ
ロック61ないし66の配列を示す説明図。
【符号の説明】
22…カラープリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…インク吐出用ヘッド(印字ヘッド) 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 41…CPU 43…PROM 44…RAM 45…キャラクタジェネレータ(CG) 50…I/F専用回路 52…ヘッド駆動回路 54…モータ駆動回路 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 61〜66…ノズルブロック 68…インク通路 71〜76…インク用カートリッジ 90…コンピュータ 204…マスク回路 206…原駆動信号発生部 230…駆動信号補正部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査を往復で双方向に行いつつ、印刷
    画像信号に応じて印刷媒体上に画像を印刷する双方向印
    刷機能を有する双方向印刷装置であって、 同一色のインク滴を吐出する複数のノズルからなるノズ
    ル群を複数備えた印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の少なくとも一方を駆動
    して主走査を行う主走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記複数のノズルのうちの少なくと
    も一部を駆動してインク滴を吐出させるヘッド駆動部
    と、 前記主走査が終わる度に前記印刷ヘッドと前記印刷媒体
    の少なくとも一方を駆動して副走査を行う副走査駆動部
    と、 前記各手段を制御するための制御部と、を備え、 比較的濃いインクを吐出する前記ノズル群からなる濃色
    ノズル群と、比較的薄いインクを吐出する前記ノズル群
    からなる淡色ノズル群とは、前記印刷ヘッドにおいて副
    走査方向の異なる位置に分けて配されており、 濃色ノズル群の副走査方向の一端に位置するノズルから
    他端に位置するノズルまでの距離は、淡色ノズル群の副
    走査方向の一端に位置するノズルから他端に位置するノ
    ズルまでの距離以下であることを特徴とする、双方向印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記濃色ノズル群は、ブラックインクを吐出するブラッ
    クノズル群と、シアンインクを吐出するシアンノズル群
    と、マゼンタインクを吐出するマゼンタノズル群と、を
    含み、 前記ブラックノズル群のノズルと、前記シアンノズル群
    のノズルと、前記マゼンタノズル群のノズルと、の少な
    くとも一部は、前記ブラックノズル群と前記シアンノズ
    ル群と前記マゼンタノズル群の対応するそれぞれのノズ
    ル同士が主走査方向に三つ並ぶように配されており、 前記淡色ノズル群は、イエローインクを吐出するイエロ
    ーノズル群と、淡シアンインクを吐出する淡シアンノズ
    ル群と、淡マゼンタインクを吐出する淡マゼンタノズル
    群と、を含み、 前記イエローノズル群と、前記淡シアンノズル群と、前
    記淡マゼンタノズル群とは、副走査方向の異なる位置に
    分けて配されている、双方向印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記濃色ノズル群は、ブラックインクを吐出するブラッ
    クノズル群と、シアンインクを吐出するシアンノズル群
    と、マゼンタインクを吐出するマゼンタノズル群と、を
    含み、 前記ブラックノズル群のノズルと、前記シアンノズル群
    のノズルと、前記マゼンタノズル群のノズルと、の少な
    くとも一部は、前記ブラックノズル群と前記シアンノズ
    ル群と前記マゼンタノズル群の対応するそれぞれのノズ
    ル同士が主走査方向に三つ並ぶように配されており、 前記淡色ノズル群は、イエローインクを吐出するイエロ
    ーノズル群と、淡シアンインクを吐出する淡シアンノズ
    ル群と、淡マゼンタインクを吐出する淡マゼンタノズル
    群と、を含み、 前記イエローノズル群のノズルと、前記淡シアンノズル
    群のノズルと、前記淡マゼンタノズル群のノズルと、の
    少なくとも一部は、前記イエローノズル群と前記淡シア
    ンノズル群と前記淡マゼンタノズル群の対応するそれぞ
    れのノズル同士が主走査方向に三つ並ぶように配されて
    いる、双方向印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記濃色ノズル群は、ブラックインクを吐出するブラッ
    クノズル群と、シアンインクを吐出するシアンノズル群
    と、マゼンタインクを吐出するマゼンタノズル群と、を
    含み、 前記ブラックノズル群のノズルと、前記シアンノズル群
    のノズルと、前記マゼンタノズル群のノズルと、の少な
    くとも一部は、前記ブラックノズル群と前記シアンノズ
    ル群と前記マゼンタノズル群の対応するそれぞれのノズ
    ル同士が主走査方向に三つ並ぶように配されており、 前記淡色ノズル群は、イエローインクを吐出するイエロ
    ーノズル群と、淡シアンインクを吐出する淡シアンノズ
    ル群と、淡マゼンタインクを吐出する淡マゼンタノズル
    群と、を含み、 前記淡シアンノズル群のノズルと、前記淡マゼンタノズ
    ル群のノズルと、の少なくとも一部は、前記淡シアンノ
    ズル群と前記淡マゼンタノズル群の対応するそれぞれの
    ノズル同士が主走査方向に並ぶように配されており、 前記イエローノズル群は、前記淡シアンノズル群および
    前記淡マゼンタノズル群とは副走査方向の異なる位置に
    配されている、双方向印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104254448A (zh) * 2012-06-15 2014-12-31 惠普发展公司,有限责任合伙企业 颜色定向打印

Cited By (2)

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CN104254448A (zh) * 2012-06-15 2014-12-31 惠普发展公司,有限责任合伙企业 颜色定向打印
US9144997B2 (en) 2012-06-15 2015-09-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color-directional printing

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