JP2001047290A - スクリュープレス式脱水機 - Google Patents

スクリュープレス式脱水機

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JP2001047290A
JP2001047290A JP11223544A JP22354499A JP2001047290A JP 2001047290 A JP2001047290 A JP 2001047290A JP 11223544 A JP11223544 A JP 11223544A JP 22354499 A JP22354499 A JP 22354499A JP 2001047290 A JP2001047290 A JP 2001047290A
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JP
Japan
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screw
outlet
screw body
screw shaft
inlet
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Pending
Application number
JP11223544A
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English (en)
Inventor
Yurimasa Honda
百合正 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUROISHI JUKO KK
Original Assignee
KUROISHI JUKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスクリュープレス式脱水装置は、スク
リュー体の加工が困難かつ煩雑であり、また、共まわり
現象が発生すると共に、スクリュー体の回転に大きな動
力を必要とする。 【解決手段】 上流側に入口11を有し下流側に出口1
2を有する円筒状の濾過筒10内に、スクリューシャフ
ト21の外周面にスクリュー羽根22を取付けたスクリ
ュー体20を回転自在に取付けて、濾過筒とスクリュー
体との間に脱水空間部15を形成し、濾過筒の入口側に
投入ホッパー13を取付けると共に、出口12側に制御
装置と油圧シリンダー31によって進退動して該出口を
開閉するコーンリング30を設け、スクリュー体のスク
リューシャフト21を全長にわたって同一径とすると共
に、スクリュー羽根22のピッチを出口に向かって徐々
に短く設定して脱水空間部15を徐々に小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、下水処理場等の
汚泥やパルプ、あるいはこれらに類する物質を連続的に
脱水するスクリュープレス式の脱水機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 図1を参照して説明する。従来、汚泥
やこれに類する物質を連続的に脱水する装置として、円
筒状の濾過筒50内に、スクリューシャフト61とその
外周面にスクリュー羽根62を取付けたスクリュー体6
0を設け、当該スクリュー体60を回転させて投入され
た汚泥等を濾過筒50との間に形成した脱水空間部55
で圧縮して連続的に脱水する装置がある。この従来の装
置は、スクリューシャフト61の径を入口51側から出
口52側に向かって拡径するテーパー状としており、こ
れによって脱水空間部55を徐々に小さくして、効果的
に脱水するようにしている。
【0003】しかし、この従来装置にあっては、スクリ
ューシャフト61をテーパー状としているので、その加
工が難しいという問題がある。また、スクリュー羽根6
2も、その内径を、テーパー状スクリューシャフト61
の取付け箇所の径に対応させる必要があるので、加工が
きわめて煩雑であるという問題がある。
【0004】さらに、この従来装置では、汚泥等がスク
リュー体60と共に回転するいわゆる共まわり現象が発
生して、汚泥等が円滑に送られず、これに伴い、スクリ
ュー体60に大きな抵抗が作用し、スクリュー体60の
回転に大きな動力を必要とするといった問題もある。こ
れは、スクリューシャフト61が出口52側に向かって
拡径となっていることに起因すると考えられる。すなわ
ち、汚泥等が送られる方向に向かってスクリューシャフ
ト61の径が大きくなっているので、当該スクリューシ
ャフト61の外周面が汚泥等の前進移動を妨げることに
なり、これよって共まわり現象が発生すると共にスクリ
ューシャフト61に大きな抵抗が作用するものと考えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来のスクリュープレス式脱水装置は、スクリュ
ー体60の加工が困難かつ煩雑であり、また、共まわり
現象が発生すると共に、スクリュー体53の回転に大き
な動力を必要とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 図2および図3を参照
して説明する。本発明は、上流側に入口11を有し下流
側に出口12を有する円筒状の濾過筒10内に、スクリ
ューシャフト21の外周面にスクリュー羽根22を取付
けたスクリュー体20を回転自在に取付けて、濾過筒1
0とスクリュー体20との間に脱水空間部15を形成
し、濾過筒10の入口11側に投入ホッパー13を取付
けると共に、出口12側に制御装置と油圧シリンダー3
1によって進退変位して該出口12を開閉するコーンリ
ング30を設け、スクリュー体20のスクリューシャフ
ト21を全長にわたって同一径とすると共に、スクリュ
ー羽根22のピッチP,Qを出口12に向かって徐々に
短く設定して脱水空間部15を徐々に小さくしてなるも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明の実施形態に係るスクリ
ュープレス式脱水機は、上流側に入口11を有し下流側
に出口12を有する円筒状の濾過筒10内に、スクリュ
ーシャフト21の外周面にスクリュー羽根22を取付け
たスクリュー体20を回転自在に取付け、濾過筒10と
スクリュー体20との間に脱水空間部15を形成して構
成している。濾過筒10は、壁面に多数の小孔を穿設し
たいわゆるパンチングプレートで形成している。スクリ
ュー体20の回転は、駆動モーター25の回転力をVベ
ルト26、プーリー24および回転軸23を介してスク
リューシャフト21に伝達させて達成している。
【0008】また、濾過筒10の入口11側に、汚泥等
を投入する投入ホッパー13を取付けると共に、出口1
2側に制御装置(図示せず)と油圧シリンダー31によ
って進退変位して該出口12を開閉するコーンリング3
0を、スクリューシャフト21に対して進退変位可能に
嵌装させた状態で取付けている。そして、スクリュー体
20のスクリューシャフト21を全長にわたって同一径
とすると共に、スクリュー羽根22のピッチを出口12
に向かって徐々に短く設定することによって、脱水空間
部15を徐々に小さくしている。図2において、下流側
のピッチQは、上流側のピッチPより所定長さ短く設定
されている。
【0009】このスクリュープレス式脱水機の作用につ
いて説明する。まず、投入ホッパー13に脱水の対象と
なる物質である汚泥等を投入すると共に、スクリュー体
20を回転させる。スクリュー体20の回転によって、
汚泥等は脱水空間部15内を出口12に向かって送られ
る。このとき、脱水空間部15は出口12に向かって徐
々に小さく設定されているので、汚泥等は徐々に圧搾さ
れて脱水される。
【0010】また、濾過筒10の出口12はコーンリン
グ30によって閉鎖されているので、汚泥等は強く圧搾
されて効果的に脱水される。この際、スクリューシャフ
ト21はその全長にわたって同一径に設定されているの
で、汚泥等の前進変位を妨げることがない。これによ
り、共まわり現象が発生せず、当該スクリューシャフト
21に作用する抵抗が小さい。従って、汚泥等は濾過筒
10内を円滑に送られると共に、スクリュー体20は小
さな動力で回転することができる。なお、脱水された水
は濾過筒10の壁面に形成された小孔(図示省略)を通
過して排出される。
【0011】脱水空間部15に汚泥等が圧搾状態で溜ま
り内圧を発生し、その状態でスクリュー羽根22により
出口12側へ押される。出口12へ設けられたコーンリ
ング30は、油圧(又は空圧)で予め設定された圧力T
aで出口12へ押し付けられている。出口12へ押され
てきた圧搾物Sは、この押し付け圧力Taより高い内圧
Tbを発生した時(Ta<Tb)、コーンリング30を
押し開き、出口12とコーンリング30の隙間より排出
される。
【0012】圧搾物Sは濾過筒10内を出口12へ向か
って進行しながら圧搾され、さらにコーンリング30閉
鎖により発生する内圧Tbにより脱水される。従って、
コーンリング30を押している油圧(又は空圧)の圧力
Taを調整することで、出口12へのコーンリング30
の押し付け圧Taを調整することになり、さらに、濾過
筒10内の内圧Tbを調整し圧搾物Sの脱水率を調整す
る。
【0013】コーンリング30の設定初圧に、油圧(又
は空圧)を使用することにより、圧力の調整が容易にな
り、スプリングのような圧縮変位による圧力変動もな
く、一定圧で実施できるため、正確な動作が可能とな
る。更に、圧搾物Sによっては、自動制御装置により、
一定時間コーンリング30を前進させ閉鎖し、且つ一定
時間経過後にコーンリング30を後退させ解放を繰り返
すことにより、さらに脱水効率、処理能力を向上させる
ことも可能である。
【0014】このスクリュープレス式脱水機において
は、スクリューシャフト21を全長にわたって同一径と
しているので、その加工が容易である。また、スクリュ
ーシャフト21の外周面に取付けられるスクリュー羽根
22も、その内径を同一に設定すれば良いので加工が容
易である。
【0015】
【発明の効果】 本発明は、スクリューシャフト21を
全長にわたって同一径としているので、テーパー状とし
たものと比較して、その加工が容易である。また、スク
リューシャフト21の外周面に取付けられるスクリュー
羽根22も、その内径を同一に設定すれば良いので加工
が容易である。よって、きわめて生産性に優れる。
【0016】また、スクリューシャフト21の全長を同
一径に設定し、かつスクリュー羽根22のピッチを出口
12に行くに従って徐々に小さく設定したことによっ
て、優れた脱水効果を維持しつつ、共まわり現象の発生
を未然に防ぐと共に、スクリュー体20を小さな動力で
円滑に回転させることができる。従って、脱水効率と稼
動効率に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例を示す側面垂直断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態を示す側面垂直断面図で
ある。
【図3】 図2における出口側の正面図である。
【符号の説明】
10 濾過筒 11 入口 12 出口 13 投入ホッパー 15 脱水空間部 20 スクリュー体 21 スクリューシャフト 22 スクリュー羽根 23 回転軸 24 プーリー 25 駆動モーター 26 Vベルト 30 コーンリング 31 油圧シリンダー 50 濾過筒 51 入口 52 出口 55 脱水空間部 60 スクリュー体 61 スクリューシャフト 62 スクリュー羽根 P 上流側のピッチ Q 下流側のピッチ S 圧搾物 Ta コーンリングの圧力 Tb 圧搾物の圧力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に入口(11)を有し下流側に出
    口(12)を有する円筒状の濾過筒(10)内に、スク
    リューシャフト(21)の外周面にスクリュー羽根(2
    2)を取付けたスクリュー体(20)を回転自在に取付
    けて、濾過筒(10)とスクリュー体(20)との間に
    脱水空間部(15)を形成し、濾過筒(10)の入口
    (11)側に投入ホッパー(13)を取付けると共に、
    出口(12)側に制御装置と油圧シリンダー(31)に
    よって進退変位して出口(12)を開閉するコーンリン
    グ(30)を設け、スクリュー体(20)のスクリュー
    シャフト(21)を全長にわたって同一径とすると共
    に、スクリュー羽根(22)のピッチを出口(12)に
    向かって徐々に短く設定して脱水空間部(15)を徐々
    に小さくしてなるスクリュープレス式脱水機。
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