JP2001046943A - 塗料冷却装置 - Google Patents

塗料冷却装置

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JP2001046943A
JP2001046943A JP11224573A JP22457399A JP2001046943A JP 2001046943 A JP2001046943 A JP 2001046943A JP 11224573 A JP11224573 A JP 11224573A JP 22457399 A JP22457399 A JP 22457399A JP 2001046943 A JP2001046943 A JP 2001046943A
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JP
Japan
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paint
coating material
cooling device
temperature control
tank
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JP11224573A
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English (en)
Inventor
Takashi Akama
孝 赤間
Tadayuki Suzuki
忠幸 鈴木
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SAMESU CORP
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
SAMESU CORP
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の塗料冷却装置における温調用の水パイ
プ及び水ポンプを不要とし、簡単な構成によりコストを
低減すると共に、熱交換ロスを低減するようにした塗料
冷却装置を提供する。 【解決手段】 塗料2aが収容されていて、エアポンプ
3により塗料吐出装置に塗料を供給すると共に、残りの
塗料が還流される塗料タンク2に対して、内部の塗料を
冷却するための塗料冷却装置10において、ヒートパイ
プ11を備え、その一端11aをエアポンプの排気ノズ
ル3bに対向して配設すると共に、他端11bを塗料タ
ンク2の塗料2a中に位置させることにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
車体に対するスプレー塗装のための塗料供給装置におい
て、とくに塗料タンク内の塗料を冷却するための塗料冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような塗料供給装置は、例え
ば図4に示すように構成されている。図4において、塗
料供給装置1は、塗料が収容される塗料タンク2と、塗
料タンク2に対してエアポンプ3を介して接続された塗
料吐出装置4と、これらの塗料タンク2,エアポンプ3
及び塗料吐出装置4を循環する塗料流通パイプ5と、塗
料加熱装置6及び塗料冷却装置7とから構成されてい
る。
【0003】上記塗料加熱装置6は、ヒータ6aを備え
た温調用水タンク6bと、塗料タンク2に設けられた温
調用水路6cと、塗料吐出装置4の領域における塗料流
通パイプ5に設けられた温調用水路6dと、これらを循
環する第一の温調用水パイプ6eと、第一の温調用水パ
イプ6eの途中(図示の場合、温調用水タンク6bと温
調用水路6cとの間)に設けられた第一の水ポンプ6f
とから構成される。
【0004】また、上記塗料冷却装置7は、エアポンプ
3のポンプヘッド(図示せず)に設けられた温調用水路
7aと、前記温調用水タンク6b及び温調用水路7aを
循環する第二の温調用水パイプ7bと、温調用水パイプ
7bの途中(図示の場合、温調用水タンク6bと温調用
水路7aとの間)に設けられた第二の水ポンプ7cとか
ら構成されている。
【0005】このような構成の塗料供給装置1によれ
ば、塗料タンク2内に収容された塗料2aは、図4に実
線にて塗料循環経路を示すように、エアポンプ3により
塗料吐出装置4に送出して吐出され、残りの塗料2aが
塗料タンク2に還流する。ここで、温調用水タンク6b
内の温調用水は、図4に破線にて温調水循環経路を示す
ように、第一の水ポンプ6fによって、第一の温調用水
パイプ6eを経由して、温調用水路6c,6dを通って
温調用水タンク6b内に還流する。
【0006】また、温調用水タンク6b内の温調用水
は、第二の水ポンプ7cによって、第二の温調用パイプ
7bを経由して、温調用水路7aを通って、温調用水タ
ンク6b内に還流する。その際、エアポンプ3のポンプ
ヘッドにおいて、温調用水との間で熱交換が行なわれる
ことによりポンプヘッドの凍結が防止される。そして、
ポンプヘッドで奪熱され冷却された温調用水は、温調用
水タンク6b内に還流する。これにより、温調用水タン
ク6b内の温調用水が冷却されることになる。
【0007】他方、温調用水タンク6b内の温調用水
は、ヒータ6aによって加熱される。これにより温調用
水タンク6b内の温調用水は、上述のように塗料冷却装
置7によって冷却されると共に、塗料加熱装置6によっ
て加熱されることにより、所望の温度に温度調整され
る。そして、温調用水は、第一の水ポンプ6fにより温
調用水路6c及び6dに供給されて、塗料2aを所望の
温度に加熱または冷却して保持するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
塗料供給装置1においては、塗料2aの冷却のために、
第二の温調用水パイプ7b及び第二の水ポンプ7cが必
要である。このため、部品点数が多くなり、部品コスト
及び組立コストが高くなってしまう。また、塗料の冷却
が冷却された温調用水を介して行なわれているので、熱
交換によるエネルギー損失が大きく、消費エネルギーが
増大してしまう。
【0009】この発明は、以上の点にかんがみ、簡単な
構成によりコストを低減すると共に、熱交換ロスを低減
するようにした、塗料冷却装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明によれば、塗料が収容されていてエアポン
プにより塗料吐出装置に塗料を供給すると共に、残りの
塗料が還流される塗料タンクに対して、内部の塗料を冷
却するための塗料冷却装置において、一端をエアポンプ
の排気ノズルに対向して配設すると共に、他端を塗料タ
ンクの塗料中に位置する熱伝導部材から構成するように
したものである。この発明による塗料冷却装置は、好ま
しくは、上記熱伝導部材を、塗料タンクの塗料中にて表
面積が広くなるように形成している。また、この発明に
よる塗料冷却装置は、好ましくは、上記熱伝導部材を、
ヒートパイプで構成し得る。
【0011】上記構成によれば、エアポンプの排気ノズ
ルから排出されるエアポンプの排気が、断熱膨張によっ
てほぼ0℃まで冷却されることを利用して、エアポンプ
の排気を熱伝導部材、好ましくはヒートパイプの一端に
向かって当てることにより、ヒートパイプの一端を冷却
する。これにより、ヒートパイプの他端も冷却されるの
で、ヒートパイプの他端によって、塗料タンク内に収容
された塗料も冷却される。
【0012】したがって、塗料タンク内に収容された塗
料が、エアポンプの排気を利用して直接に冷却されるの
で、熱交換によるエネルギー損失を排除することができ
る。また、従来の塗料冷却装置における温調用の水パイ
プ及び水ポンプが不要となるので、簡単な構成により、
部品点数を削減することができ、部品コスト及び組立コ
ストを低減することができる。上記熱伝導部材が、塗料
タンクの塗料中にて表面積が広くなるように形成されて
いる場合には、熱伝導部材と塗料との間の熱交換効率が
向上することになり、塗料をより一層効率的に冷却する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいてこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明によ
る塗料冷却装置の一実施形態の構成を示している。図1
において、塗料冷却装置10は図4に示された塗料供給
装置において、塗料冷却装置7の代わりに、ヒートパイ
プ11が組み込まれるようになっており、このヒートパ
イプ11の一端11aは、塗料供給装置1のエアポンプ
3のポンプヘッド3aの排気ノズル3bに対向して配設
されると共に、他端11bは、塗料タンク2内に収容さ
れた塗料2a中に位置するよう配設されている。
【0014】上記ヒートパイプ11は公知の構成であっ
て、例えば図3に示すように、細長い中空の容器12
と、この容器12内に液密的に封入された作動流体13
とから構成されていると共に、このヒートパイプの一端
11aが凝縮部として、また他端11bが蒸発部とし
て、そして中間部が断熱部として構成されている。上記
作動流体13は、例えばメタノール,エタノール等が使
用されている。これにより、例えば他端11bが冷却す
べき塗料2aによって加熱されると、容器12内の作動
流体が気化して一端11aに移動して、一端11aでエ
アポンプ3の排気によって冷却されることにより液化し
て、容器12の内面に沿って液流として他端11bに向
かって移動し、他端11bにて再び気化する。以上の作
用を繰り返すことにより、良好な熱伝導が得られるよう
になっている。なお、ヒートパイプ11は熱効率を向上
させるために、図2に示すように複数本設けられてもよ
く、また他端11bにて表面積が広くなるように形成さ
れている。
【0015】本発明実施形態による塗料冷却装置10
は、以上のように構成されており、塗料タンク2内に収
容された塗料2aは、エアポンプ3により、図示しない
塗料吐出装置(図4の塗料吐出装置4)に送出して吐出
され、残りの塗料2aが再び塗料タンク2内に還流す
る。
【0016】ここで、エアポンプ3が作動すると、その
ポンプヘッド3aの排気ノズル3bから、断熱膨張によ
ってほぼ0℃まで冷却された排気が排出される。そし
て、この排気がヒートパイプ11の一端11aに当てら
れる。これにより、ヒートパイプ11の一端11aが冷
却される。他方、ヒートパイプ11の他端11bは、塗
料タンク2内の塗料2a中に位置している。これによ
り、ヒートパイプ11の他端11bは塗料2aによって
加熱される。
【0017】従って、ヒートパイプ11は、図3に示す
ように、容器12内の作動流体13が気化,液化を繰り
返すことにより、ヒートパイプ11の他端11bも冷却
されるので、塗料タンク2内の塗料2aも冷却される。
【0018】この場合、塗料タンク2内の塗料2aは、
エアポンプ3の排気を利用してヒートパイプ11により
直接に冷却されるので、冷却媒体としての温調用水のた
めの温調用水パイプ及び温調用水ポンプが不要である。
これにより、塗料冷却装置10の構成が簡単になり、部
品点数を削減して、部品コスト及び組立コストを低減す
ることができる。なお、ヒートパイプ11の他端11b
が、その表面積が広くなるように形成されていると、ヒ
ートパイプ11の他端11bと塗料タンク2内の塗料2
aとの間の熱交換効率が向上し、より一層良好に塗料2
aを冷却することができる。
【0019】上述した実施形態においては、エアポンプ
3の排気の冷気を伝達するための熱伝導部材として、ヒ
ートパイプ11が使用されているが、これに限らず、他
の熱伝導部材も使用され得ることは明らかである。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
エアポンプの排気ノズルから排出されるエアポンプの排
気が、断熱膨張によってほぼ0℃まで冷却されることを
利用して、エアポンプの排気を熱伝導部材、好ましくは
ヒートパイプの一端に向かって当てることにより、ヒー
トパイプの一端を冷却する。これにより、ヒートパイプ
の他端も冷却されるので、ヒートパイプの他端によって
塗料タンク内に収容された塗料も冷却される。
【0021】したがって、塗料タンク内に収容された塗
料が、エアポンプの排気を利用して直接に冷却されるの
で、熱交換によるエネルギー損失を排除することができ
る。また、従来の塗料冷却装置における温調用の水パイ
プ及び水ポンプが不要となるので、簡単な構成により部
品点数を削減することができ、部品コスト及び組立コス
トを低減することができる。このようにしてこの発明に
よれば、簡単な構成によりコストを低減すると共に、熱
交換ロスを低減するようにした極めて優れた塗料冷却装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による塗料冷却装置の一実施形態の構
成を示す概略図である。
【図2】図1の塗料冷却装置の要部拡大斜視図である。
【図3】図1の塗料冷却装置で使用されるヒートパイプ
の構成を示す断面図である。
【図4】従来の塗料冷却装置を備えた塗料供給装置の一
例の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
2 塗料タンク 2a 塗料 3 エアポンプ 3a ポンプヘッド 3b 排気ノズル 10 塗料冷却装置 11 ヒートパイプ 11a ヒートパイプの一端(凝縮部) 11b ヒートパイプの他端(蒸発部) 12 容器 13 作動流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 忠幸 埼玉県戸田市大字新曽1948番地 サメス・ コーポレーション内 Fターム(参考) 4D073 AA01 BB03 CA04 CA06 CB02 DB28 4F042 AA09 CA01 CB02 CB20 CB26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料が収容されていて、エアポンプによ
    り塗料吐出装置に塗料を供給すると共に、残りの塗料が
    還流される塗料タンクに対して内部の塗料を冷却するた
    めの塗料冷却装置において、 一端がエアポンプの排気ノズルに対向して配設されると
    共に、他端が塗料タンクの塗料中に位置する熱伝導部材
    から構成されていることを特徴とする、塗料冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記熱伝導部材が、塗料タンクの塗料中
    にて表面積が広くなるように形成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載の塗料冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記熱伝導部材がヒートパイプであるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の塗料冷却装置。
JP11224573A 1999-08-06 1999-08-06 塗料冷却装置 Pending JP2001046943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104353582A (zh) * 2014-10-17 2015-02-18 安徽华润涂料有限公司 涂料机上料装置
KR20150142013A (ko) * 2013-04-12 2015-12-21 듀르 시스템스 게엠베하 냉각장치를 갖춘 코팅 시스템
CN105728267A (zh) * 2016-04-20 2016-07-06 江苏通用科技股份有限公司 密炼车间的隔离剂池、下辅机系统及隔离剂的浸涂工艺

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KR102217669B1 (ko) * 2013-04-12 2021-02-22 듀르 시스템스 아게 냉각장치를 갖춘 코팅 시스템
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