JPH09113045A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH09113045A
JPH09113045A JP27439795A JP27439795A JPH09113045A JP H09113045 A JPH09113045 A JP H09113045A JP 27439795 A JP27439795 A JP 27439795A JP 27439795 A JP27439795 A JP 27439795A JP H09113045 A JPH09113045 A JP H09113045A
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JP
Japan
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alcohol
refrigerant
condenser
fed
evaporator
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Application number
JP27439795A
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English (en)
Inventor
Tomoko Harashima
友子 原嶋
Fumiko Harashima
文子 原嶋
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン層破壊の原因物質であるフロンを使用
しない冷却装置を提供する。 【解決手段】 気液混合状態のアルコールを圧縮及び送
出可能の圧力注入器と、凝縮器と、逆止弁と、強制気化
タンクと、膨張弁と、蒸発器とを、上記の順で連通連結
して無端状の冷媒流路を形成し、同冷媒流路中に冷媒と
してのアルコールを封入すると共に、上記強制気化タン
クの内部に冷媒を加熱するためのヒートパイプの放熱端
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却装置では、冷媒にフロンが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記フロン
は周知のように、オゾン層破壊の原因物質であるため、
フロンを使用しない方向への取組みが全地球的になされ
ている。
【0004】なお、フロン以前に使用されていたアンモ
ニアガスは、悪臭と毒性があるため、使用しないことが
望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、気
液混合状態のアルコールを圧縮及び送出可能の圧力注入
器と、凝縮器と、逆止弁と、強制気化タンクと、膨張弁
と、蒸発器とを、上記の順で連通連結して無端状の冷媒
流路を形成し、同冷媒流路中に冷媒としてのアルコール
を封入すると共に、上記強制気化タンクの内部に冷媒を
加熱するためのヒートパイプの放熱端を設けたことを特
徴とする冷却装置を提供せんとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0007】本発明に係る冷却装置Aを自動車用クーラ
ーに適用した実施形態について説明する。
【0008】図1は、上記冷却装置Aの構成を示してお
り、同冷却装置Aは、冷媒にアルコールを用いており、
構造的には、圧力注入器1と、凝縮器2と、逆止弁3
と、強制気化タンク4と、膨張弁5と、蒸発器6とを、
上記の順で連通連結して無端状の冷媒循環流路Rを形成
して、前記冷媒としてのアルコールを循環させるように
している。
【0009】圧力注入器1は、Vベルト等の連動機構を
介してエンジンEによって駆動されており、蒸発器6か
らの低圧で気液混合状態のアルコールを圧縮して凝縮器
2へ送出可能のポンプであり、本実施形態ではギヤポン
プを用いている。
【0010】凝縮器2は、熱交換器の一種であって、自
動車の車体前部に配置されており、蛇行状の導管と同導
管に配設した多数のフィンとを具備しており、走行風及
びファンによって流通する外気との熱交換により、圧力
注入器1からの加圧された気相のアルコールを冷却して
液相のアルコールに変化させる。
【0011】逆止弁3は、冷媒のアルコールを、凝縮器
2から強制気化タンク4への一方向にだけ流通を許容す
るものである。
【0012】強制気化タンク4は、凝縮器2からの液相
のアルコールを一時貯溜すると共に、後述するヒートパ
イプHの放熱端H1によって、液相のアルコールを加熱す
る。
【0013】膨張弁5は、絞り弁の一種であって、強制
気化タンク4からの高圧気相のアルコールを、減圧して
蒸発器6中に送出する。
【0014】蒸発器6は、熱交換器の一種であって、蛇
行状の導管と多数のフィンとを具備しており、ファン7
からの送風を、導管中を流れる低温のアルコールで冷却
して車室内に吹出させる。
【0015】ヒートパイプHは、放熱端H1を前記強制気
化タンク4中に配置し、吸熱端H2をエンジンEの高温部
分、例えば、冷却水流路中等に配置しており、内部に封
入した熱媒体の気液相転換を伴う対流により、極めて大
きい熱伝導性を示すものである。
【0016】冷媒としてのアルコールには、エタノール
やメタノール等の比較的分子量が小さく、気化しやすい
アルコールを用いる。
【0017】本発明の実施形態は上記のように構成され
ており、エンジンEからの動力で圧力注入器1を駆動す
ると、気相のアルコールが圧縮されて凝縮器2に送ら
れ、凝縮器2での冷却により凝縮して液相のアルコール
になり強制気化タンク4に送られる。
【0018】強制気化タンク4では、前記ヒートパイプ
Hの加熱によって、液相のアルコールを気化させて、高
圧気相のアルコールに変化させるのであるが、ヒートパ
イプHの熱伝導性が極めて高いことから、他の熱源を用
いずとも、エンジンEの廃熱により効果的にアルコール
を気化させることができる。
【0019】強制気化タンク4で高圧気相に変化したア
ルコールは、膨張弁5で減圧されて蒸発器6中に噴出
し、この際の断熱膨張によって、蒸発器6中のアルコー
ルの温度を低下させる。
【0020】このように、蒸発器6中を流れるアルコー
ルの温度が低下するので、ファン7からの空気を冷却し
て、車室内に送風することができる。
【0021】また、凝縮器2と強制気化タンク4との間
に、逆止弁3を介設しているので、エンジンE停止等の
原因で、圧力注入器1の駆動を停止したときでも、アル
コールが逆流せず強制気化タンク4中の圧力が保持さ
れ、また、エンジンEの冷却には時間を要することから
ヒートパイプHの加熱が持続するので、強制気化タンク
4中に液相のアルコールがあるうちは、冷却機能を保持
することができる。
【0022】なお、本発明の冷却装置Aは、前述した自
動車用クーラーのみならず、建築物の冷房装置、冷蔵
庫、保冷庫、製氷機等の冷却装置に適用することがで
き、この場合、圧力注入器1を駆動するのにモータを用
いたり、ヒートパイプHの代わりに電熱ヒータを用いた
りすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0024】請求項1記載の構成、即ち、気液混合状態
のアルコールを圧縮及び送出可能の圧力注入器と、凝縮
器と、逆止弁と、強制気化タンクと、膨張弁と、蒸発器
とを、上記の順で連通連結して無端状の冷媒流路を形成
し、同冷媒流路中に冷媒としてのアルコールを封入する
と共に、上記強制気化タンクの内部に冷媒を加熱するた
めのヒートパイプの放熱端を設けたことによって、次の
ような効果を奏することができる。
【0025】 オゾン層破壊の原因物質であるフロン
を使用しないので、環境破壊を防止することができる。
【0026】 冷媒のアルコールを加熱するのに、廃
熱を用いて省エネルギをはかることができる。
【0027】 圧力注入器と強制気化タンクとの間に
介設した逆止弁により、圧力注入器の駆動を停止して
も、暫時、冷却機能を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却装置の構成を示す説明図。
【符号の説明】
A 冷却装置 H ヒートパイプ R 冷媒循環流路 1 圧力注入器 2 凝縮器 3 逆止弁 4 強制気化タンク 5 膨張弁 6 蒸発器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液混合状態のアルコールを圧縮及び送
    出可能の圧力注入器(1) と、凝縮器(2) と、逆止弁(3)
    と、強制気化タンク(4) と、膨張弁(5) と、蒸発器(6)
    とを、上記の順で連通連結して無端状の冷媒循環流路
    (R) を形成し、同冷媒循環流路(R) 中に冷媒としてのア
    ルコールを封入すると共に、上記強制気化タンク(4) の
    内部に冷媒を加熱するためのヒートパイプ(H) の放熱端
    (H1)を設けたことを特徴とする冷却装置。
JP27439795A 1995-10-23 1995-10-23 冷却装置 Pending JPH09113045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247102A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Ihi Corp ヒートポンプ
CN103175423A (zh) * 2011-12-26 2013-06-26 宝山钢铁股份有限公司 热管型烟气余热回收储能装置和方法
CN106152840A (zh) * 2015-04-20 2016-11-23 浙江盾安人工环境股份有限公司 热管系统、制冷系统及其控制方法

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Effective date: 20050104