JP2001046911A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
- Publication number
- JP2001046911A JP2001046911A JP22775699A JP22775699A JP2001046911A JP 2001046911 A JP2001046911 A JP 2001046911A JP 22775699 A JP22775699 A JP 22775699A JP 22775699 A JP22775699 A JP 22775699A JP 2001046911 A JP2001046911 A JP 2001046911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- ionization
- wire
- dust collector
- stretched
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを低減できる電気集塵機を提供す
る。 【解決手段】 本発明の電気集塵機は、イオン化線を覆
って保護するカバー１０そのものにイオン化線を張設す
るので、従来の電気集塵機のようにイオン化線を張設す
る枠体とイオン化線を覆って保護するカバーとを別個に
製造する必要がなく、部品点数を削減して電気集塵機の
製造コストを大幅に低減できる。また、一本のイオン化
線を複数の異なった経路に沿わせて張設できるように予
め複数の張設部１１ａ〜１１ｆをカバー１０に配設する
ので、イオン化線の張設経路を電気集塵機の集塵能力に
合わせて自在に変化させることができる。これにより、
集塵能力に合わせて複数のカバー１０を製造する必要が
なく、カバー１０の製造に用いる金型の費用を減少させ
て電気集塵機の製造コストを低減させることができる。
る。 【解決手段】 本発明の電気集塵機は、イオン化線を覆
って保護するカバー１０そのものにイオン化線を張設す
るので、従来の電気集塵機のようにイオン化線を張設す
る枠体とイオン化線を覆って保護するカバーとを別個に
製造する必要がなく、部品点数を削減して電気集塵機の
製造コストを大幅に低減できる。また、一本のイオン化
線を複数の異なった経路に沿わせて張設できるように予
め複数の張設部１１ａ〜１１ｆをカバー１０に配設する
ので、イオン化線の張設経路を電気集塵機の集塵能力に
合わせて自在に変化させることができる。これにより、
集塵能力に合わせて複数のカバー１０を製造する必要が
なく、カバー１０の製造に用いる金型の費用を減少させ
て電気集塵機の製造コストを低減させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気調和機
に搭載する電気集塵機に関し、より詳しくは電気集塵機
の放電極となるイオン化線の張設を改善することによ
り、電気集塵機の製造に用いる金型等の費用を減少さ
せ、電気集塵機の製造コストを低減する技術に関する。
に搭載する電気集塵機に関し、より詳しくは電気集塵機
の放電極となるイオン化線の張設を改善することによ
り、電気集塵機の製造に用いる金型等の費用を減少さ
せ、電気集塵機の製造コストを低減する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気調和機に電気集塵機を搭載す
ることにより、空気調和機によって循環させられる被空
調室内の空気に含まれる微細な塵埃を集塵し、被空調室
の空気を清浄化するようになっている。
ることにより、空気調和機によって循環させられる被空
調室内の空気に含まれる微細な塵埃を集塵し、被空調室
の空気を清浄化するようになっている。
【０００３】この電気集塵機は、高電圧が印加される放
電極としてのイオン化線と、このイオン化線に対向して
設けられたアース電極としての対向電極板とをそれぞれ
有したイオン化部を備えている。そして、このイオン化
部の下流には、一方の面に導電層を有した多数の電極シ
ートを所定間隔で積層保持してなる集塵コレクタが配置
される。
電極としてのイオン化線と、このイオン化線に対向して
設けられたアース電極としての対向電極板とをそれぞれ
有したイオン化部を備えている。そして、このイオン化
部の下流には、一方の面に導電層を有した多数の電極シ
ートを所定間隔で積層保持してなる集塵コレクタが配置
される。
【０００４】これにより、被空調室内の空気に含まれる
微細な塵埃がイオン化部に至ると、イオン化線から対向
電極板へのイオン放電によって微細な塵埃にプラスの電
荷が帯電する。そして、プラスに帯電した微細な塵埃が
集塵コレクタに至ると、マイナス電極としての導電層に
クーロン力によって補足されて集塵される。
微細な塵埃がイオン化部に至ると、イオン化線から対向
電極板へのイオン放電によって微細な塵埃にプラスの電
荷が帯電する。そして、プラスに帯電した微細な塵埃が
集塵コレクタに至ると、マイナス電極としての導電層に
クーロン力によって補足されて集塵される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電気
集塵機においては、図８に示したように、イオン化線１
を張設する枠体２と、この枠体２に張設したイオン化線
１を覆って保護する、枠体２に取り付けられるカバー３
とが互いに独立して設けられている。これにより、従来
の電気集塵機においては、枠体２およびカバー３を製造
するための金型等をそれぞれ別個に準備せざるを得ず、
電気集塵機の製造コスト低減に改善の余地があった。
集塵機においては、図８に示したように、イオン化線１
を張設する枠体２と、この枠体２に張設したイオン化線
１を覆って保護する、枠体２に取り付けられるカバー３
とが互いに独立して設けられている。これにより、従来
の電気集塵機においては、枠体２およびカバー３を製造
するための金型等をそれぞれ別個に準備せざるを得ず、
電気集塵機の製造コスト低減に改善の余地があった。
【０００６】また、従来の電気集塵機においては、図８
に示したように、枠体２に設けた複数のループ部（張設
部）２ａ〜２ｆ間にイオン化線１を掛け回すとともに、
掛け回したイオン化線１にコイルスプリングＳによって
張力を負荷して張設するようになっている。ところが、
これらのループ部２ａ〜２ｆは、イオン化線１を枠体２
の長手方向に２往復半だけ蛇行させるように、言い換え
るとイオン化線１の図示左右方向に延びる部分が１ａ〜
１ｅの５カ所となるように張設するだけのために設けら
れている。これにより、電気集塵機の集塵能力を変更す
るためにイオン化線１の張設経路を変更しようとする
と、イオン化線１の新たな張設経路に合わせてループ部
４を配設した新たな枠体２を製造せざるを得ず、枠体２
の製造に用いる金型等の費用がかさむため、電気集塵機
の製造コスト低減に改善の余地があった。
に示したように、枠体２に設けた複数のループ部（張設
部）２ａ〜２ｆ間にイオン化線１を掛け回すとともに、
掛け回したイオン化線１にコイルスプリングＳによって
張力を負荷して張設するようになっている。ところが、
これらのループ部２ａ〜２ｆは、イオン化線１を枠体２
の長手方向に２往復半だけ蛇行させるように、言い換え
るとイオン化線１の図示左右方向に延びる部分が１ａ〜
１ｅの５カ所となるように張設するだけのために設けら
れている。これにより、電気集塵機の集塵能力を変更す
るためにイオン化線１の張設経路を変更しようとする
と、イオン化線１の新たな張設経路に合わせてループ部
４を配設した新たな枠体２を製造せざるを得ず、枠体２
の製造に用いる金型等の費用がかさむため、電気集塵機
の製造コスト低減に改善の余地があった。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、その製造コストを低減でき
る電気集塵機を提供することにある。
術が有する問題点を解消し、その製造コストを低減でき
る電気集塵機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１に記載の電気集塵機は、高電圧が印加され
るイオン化線からのイオン放電によって被集塵空気内に
含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機におい
て、前記イオン化線を覆って保護するカバーの裏面に複
数の張設部を突設するとともに、これらの張設部間に前
記イオン化線を掛け回すことにより前記イオン化線を前
記カバーに張設したものである。すなわち、請求項１に
記載の電気集塵機は、イオン化線を覆って保護するカバ
ーそのものにイオン化線を張設するので、従来の電気集
塵機のようにイオン化線を張設する枠体とイオン化線を
覆って保護するカバーとを別個に製造する必要がなく、
部品点数およびその製造に用いる金型等の費用を削減し
て電気集塵機の製造コストを大幅に低減することができ
る。
め、請求項１に記載の電気集塵機は、高電圧が印加され
るイオン化線からのイオン放電によって被集塵空気内に
含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機におい
て、前記イオン化線を覆って保護するカバーの裏面に複
数の張設部を突設するとともに、これらの張設部間に前
記イオン化線を掛け回すことにより前記イオン化線を前
記カバーに張設したものである。すなわち、請求項１に
記載の電気集塵機は、イオン化線を覆って保護するカバ
ーそのものにイオン化線を張設するので、従来の電気集
塵機のようにイオン化線を張設する枠体とイオン化線を
覆って保護するカバーとを別個に製造する必要がなく、
部品点数およびその製造に用いる金型等の費用を削減し
て電気集塵機の製造コストを大幅に低減することができ
る。
【０００９】また、請求項２に記載の電気集塵機は、前
記カバーを、張設された前記イオン化線の延長線上に位
置する側壁が前記延長線と交差しないようにその高さを
形成したものである。これにより、カバーの裏面にイオ
ン化線を張設する際にイオン化線がカバーの側壁と干渉
することがないから、イオン化線を張設する作業を効率
よく行うことができる。
記カバーを、張設された前記イオン化線の延長線上に位
置する側壁が前記延長線と交差しないようにその高さを
形成したものである。これにより、カバーの裏面にイオ
ン化線を張設する際にイオン化線がカバーの側壁と干渉
することがないから、イオン化線を張設する作業を効率
よく行うことができる。
【００１０】請求項３に記載の電気集塵機は、張設され
た前記イオン化線に当接して前記イオン化線を前記カバ
ーの裏面に押さえ付ける押さえ部材を前記カバーに取り
付けたものである。これにより、張設したイオン化線が
カバーの裏面から離間して電気集塵機の他の部位と干渉
することを確実に防止できる。
た前記イオン化線に当接して前記イオン化線を前記カバ
ーの裏面に押さえ付ける押さえ部材を前記カバーに取り
付けたものである。これにより、張設したイオン化線が
カバーの裏面から離間して電気集塵機の他の部位と干渉
することを確実に防止できる。
【００１１】請求項４に記載の電気集塵機は、前記押さ
え部材を、前記カバーに一体に設けた係合部に係合させ
ることにより前記カバーに保持するものである。これに
より、押さえ部材をカバーに取り付けるための専用部材
を必要としないので、製造コストを低減できるばかりで
なく、押さえ部材をカバーに取り付ける作業を効率よく
行うことができる。
え部材を、前記カバーに一体に設けた係合部に係合させ
ることにより前記カバーに保持するものである。これに
より、押さえ部材をカバーに取り付けるための専用部材
を必要としないので、製造コストを低減できるばかりで
なく、押さえ部材をカバーに取り付ける作業を効率よく
行うことができる。
【００１２】請求項５に記載の電気集塵機は、前記押さ
え部材を前記イオン化線の複数箇所に当接する導電性の
部材としたものである。これにより、高電圧を印加され
るイオン化線の電荷をより一層均一に保つことができ
る。
え部材を前記イオン化線の複数箇所に当接する導電性の
部材としたものである。これにより、高電圧を印加され
るイオン化線の電荷をより一層均一に保つことができ
る。
【００１３】請求項６に記載の電気集塵機は、高電圧が
印加されるイオン化線からのイオン放電によって被集塵
空気内に含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機
において、前記イオン化線を張設する張設体に、前記イ
オン化線を掛け回して張設する張設部を、任意の本数の
前記イオン化線を張設可能に複数箇所に配設したもので
ある。これにより、張設するイオン化線の本数を増減さ
せることにより電気集塵機の集塵能力を変化させること
ができるから、集塵能力に合わせて複数の張設体を製造
する必要がなく、張設体の製造に用いる金型の費用を減
少させて電気集塵機の製造コストを低減させることがで
きる。
印加されるイオン化線からのイオン放電によって被集塵
空気内に含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機
において、前記イオン化線を張設する張設体に、前記イ
オン化線を掛け回して張設する張設部を、任意の本数の
前記イオン化線を張設可能に複数箇所に配設したもので
ある。これにより、張設するイオン化線の本数を増減さ
せることにより電気集塵機の集塵能力を変化させること
ができるから、集塵能力に合わせて複数の張設体を製造
する必要がなく、張設体の製造に用いる金型の費用を減
少させて電気集塵機の製造コストを低減させることがで
きる。
【００１４】請求項７に記載の電気集塵機は、高電圧が
印加されるイオン化線からのイオン放電によって被集塵
空気内に含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機
において、前記イオン化線を張設する張設体に、前記イ
オン化線を掛け回して張設する張設部を、一本の前記イ
オン化線を複数の異なった経路にそれぞれ沿わせて張設
可能に複数箇所に配設したものである。これにより、イ
オン化線の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集塵
能力を変化させることができるから、集塵能力に合わせ
て複数の張設体を製造する必要がなく、張設体の製造に
用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コスト
を低減させることができる。
印加されるイオン化線からのイオン放電によって被集塵
空気内に含まれる塵埃を帯電させて集塵する電気集塵機
において、前記イオン化線を張設する張設体に、前記イ
オン化線を掛け回して張設する張設部を、一本の前記イ
オン化線を複数の異なった経路にそれぞれ沿わせて張設
可能に複数箇所に配設したものである。これにより、イ
オン化線の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集塵
能力を変化させることができるから、集塵能力に合わせ
て複数の張設体を製造する必要がなく、張設体の製造に
用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コスト
を低減させることができる。
【００１５】請求項８に記載の電気集塵機は、前記張設
部を、前記張設体に対して着脱自在に取付可能な、前記
張設体とは別個な部材としたものである。これにより、
イオン化線の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集
塵能力を変化させることができるから、集塵能力に合わ
せて複数の張設体を製造する必要がなく、張設体の製造
に用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コス
トを低減させることができる。
部を、前記張設体に対して着脱自在に取付可能な、前記
張設体とは別個な部材としたものである。これにより、
イオン化線の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集
塵能力を変化させることができるから、集塵能力に合わ
せて複数の張設体を製造する必要がなく、張設体の製造
に用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コス
トを低減させることができる。
【００１６】請求項９に記載の電気集塵機は、前記張設
体を、前記イオン化線を覆って保護するカバーとしたも
のである。これにより、従来の電気集塵機のようにイオ
ン化線を張設する枠体とイオン化線を覆って保護するカ
バーとを別個に製造する必要がなく、部品点数および製
造に用いる金型等の費用を削減して電気集塵機の製造コ
ストを大幅に低減することができる。
体を、前記イオン化線を覆って保護するカバーとしたも
のである。これにより、従来の電気集塵機のようにイオ
ン化線を張設する枠体とイオン化線を覆って保護するカ
バーとを別個に製造する必要がなく、部品点数および製
造に用いる金型等の費用を削減して電気集塵機の製造コ
ストを大幅に低減することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気集塵機の
一実施形態を、図１乃至図７を参照して詳細に説明す
る。ここで、図１は本発明に係る一実施形態の電気集塵
機のカバーを裏面側から見た全体斜視図、図２は図１に
示したカバーの要部拡大図、図３は図１に示したカバー
の要部破断側面図、図４乃至図７はイオン化線の張設経
路の各変形例を模式的に示す正面図である。
一実施形態を、図１乃至図７を参照して詳細に説明す
る。ここで、図１は本発明に係る一実施形態の電気集塵
機のカバーを裏面側から見た全体斜視図、図２は図１に
示したカバーの要部拡大図、図３は図１に示したカバー
の要部破断側面図、図４乃至図７はイオン化線の張設経
路の各変形例を模式的に示す正面図である。
【００１８】本実施形態の電気集塵機は、空気調和機の
熱交換器の前方に配置され、被空調室内の空気に含まれ
る微細な塵埃を集塵して清浄化するためのもので、図１
乃至図３に示したように、その本体部分を覆って保護す
るカバー１０の裏面にイオン化線１を張設する構造とな
っている。
熱交換器の前方に配置され、被空調室内の空気に含まれ
る微細な塵埃を集塵して清浄化するためのもので、図１
乃至図３に示したように、その本体部分を覆って保護す
るカバー１０の裏面にイオン化線１を張設する構造とな
っている。
【００１９】前記カバー１０の裏面には、イオン化線１
を掛け回して張設するための合計６個の張設部１１ａ〜
１１ｆと、イオン化線１に張力を負荷するコイルスプリ
ングＳを係止するための係止部１２が、絶縁樹脂製のカ
バー１０と一体に形成されている。また、カバー１０に
は、被集塵空気を取り入れるための矩形状に延びる複数
の透孔１３が、カバー１０の長手方向に延びるように貫
設されている。そして、これらの透孔１３間には、張設
されたイオン化線１を覆って保護する帯板状部分１４が
設けられている。また、図２に示したように、カバー１
０の長手方向の中央部にはイオン化線１を保持するため
の保持部１５が突設され、張設されたイオン化線１がカ
バー１０の長手方向に対して垂直な方向に撓まないよう
に保持する構造となっている。さらに、図３に示したよ
うに、カバー１０の長手方向の両端部の側壁１７には切
り欠き１８がそれぞれ設けられ、張設したイオン化線１
の延長線と交差しない高さに側壁１７が形成されてい
る。
を掛け回して張設するための合計６個の張設部１１ａ〜
１１ｆと、イオン化線１に張力を負荷するコイルスプリ
ングＳを係止するための係止部１２が、絶縁樹脂製のカ
バー１０と一体に形成されている。また、カバー１０に
は、被集塵空気を取り入れるための矩形状に延びる複数
の透孔１３が、カバー１０の長手方向に延びるように貫
設されている。そして、これらの透孔１３間には、張設
されたイオン化線１を覆って保護する帯板状部分１４が
設けられている。また、図２に示したように、カバー１
０の長手方向の中央部にはイオン化線１を保持するため
の保持部１５が突設され、張設されたイオン化線１がカ
バー１０の長手方向に対して垂直な方向に撓まないよう
に保持する構造となっている。さらに、図３に示したよ
うに、カバー１０の長手方向の両端部の側壁１７には切
り欠き１８がそれぞれ設けられ、張設したイオン化線１
の延長線と交差しない高さに側壁１７が形成されてい
る。
【００２０】このように形成されたカバー１０の各張設
部１１ａ〜１１ｆおよび係止部１２間にイオン化線１を
掛け回すことにより、イオン化線１を、図８に示した従
来の電気集塵機におけるイオン化線１と全く同様に、カ
バー１０の長手方向に２往復半だけ蛇行して延びるよう
に、言い換えるとイオン化線１のカバー１０の長手方向
に延びる部分が１ａ〜１ｅの５カ所となるように張設す
ることができる。
部１１ａ〜１１ｆおよび係止部１２間にイオン化線１を
掛け回すことにより、イオン化線１を、図８に示した従
来の電気集塵機におけるイオン化線１と全く同様に、カ
バー１０の長手方向に２往復半だけ蛇行して延びるよう
に、言い換えるとイオン化線１のカバー１０の長手方向
に延びる部分が１ａ〜１ｅの５カ所となるように張設す
ることができる。
【００２１】一方、前記保持部１５には、張設したイオ
ン化線１をカバー１０の裏面に押さえ付けるための押さ
え部材２０が取り付けられている。前記押さえ部材２０
は、本実施形態においては導電金属製の細長い棒材であ
り、保持部１５を形成する左右一対の縦壁１５ａ，１５
ｂ間に挿入すると、保持部１５に並設された一対の係合
部１６と係合してカバー１０に固定される。また、押さ
え部材２０は、カバー１０に固定されると、図２に示し
たように張設したイオン化線１の図示左右方向に延びる
各部分１ａ〜１ｅと電気的に接触する。
ン化線１をカバー１０の裏面に押さえ付けるための押さ
え部材２０が取り付けられている。前記押さえ部材２０
は、本実施形態においては導電金属製の細長い棒材であ
り、保持部１５を形成する左右一対の縦壁１５ａ，１５
ｂ間に挿入すると、保持部１５に並設された一対の係合
部１６と係合してカバー１０に固定される。また、押さ
え部材２０は、カバー１０に固定されると、図２に示し
たように張設したイオン化線１の図示左右方向に延びる
各部分１ａ〜１ｅと電気的に接触する。
【００２２】すなわち、本実施形態の電気集塵機は、イ
オン化線１を覆って保護するカバー１０そのものにイオ
ン化線１を張設するので、従来の電気集塵機のようにイ
オン化線を張設する枠体とイオン化線を覆って保護する
カバーとを別個に製造する必要がなく、部品点数を削減
して電気集塵機の製造コストを大幅に低減できる。
オン化線１を覆って保護するカバー１０そのものにイオ
ン化線１を張設するので、従来の電気集塵機のようにイ
オン化線を張設する枠体とイオン化線を覆って保護する
カバーとを別個に製造する必要がなく、部品点数を削減
して電気集塵機の製造コストを大幅に低減できる。
【００２３】また、張設したイオン化線１の延長方向に
位置するカバー１０の側壁１７を、張設したイオン化線
１の延長線と交差しない高さに形成するので、カバー１
０の裏面にイオン化線１を張設する際にイオン化線１が
カバー１０の側壁１７と干渉することがなく、イオン化
線１の張設作業を効率よく行うことができる。
位置するカバー１０の側壁１７を、張設したイオン化線
１の延長線と交差しない高さに形成するので、カバー１
０の裏面にイオン化線１を張設する際にイオン化線１が
カバー１０の側壁１７と干渉することがなく、イオン化
線１の張設作業を効率よく行うことができる。
【００２４】また、張設したイオン化線１に当接してイ
オン化線１をカバー１０の裏面に押さえ付ける押さえ部
材２０をカバー１０に取り付けるので、張設したイオン
化線１がカバー１０の裏面から離間して電気集塵機の他
の部位と干渉することを確実に防止できる。
オン化線１をカバー１０の裏面に押さえ付ける押さえ部
材２０をカバー１０に取り付けるので、張設したイオン
化線１がカバー１０の裏面から離間して電気集塵機の他
の部位と干渉することを確実に防止できる。
【００２５】また、押さえ部材２０を、カバー１０に一
体に設けた係合部１６に係合させることによりカバー１
０に保持するので、押さえ部材２０をカバー１０に取り
付けるための専用の部材を必要とせず、製造コストを低
減できるばかりでなく、押さえ部材をカバーに取り付け
る作業を効率よく行うことができる。
体に設けた係合部１６に係合させることによりカバー１
０に保持するので、押さえ部材２０をカバー１０に取り
付けるための専用の部材を必要とせず、製造コストを低
減できるばかりでなく、押さえ部材をカバーに取り付け
る作業を効率よく行うことができる。
【００２６】また、押さえ部材２０を張設したイオン化
線１の複数箇所１ａ〜１ｅに当接する導電性の部材とす
るので、高電圧が印加されるイオン化線１に生じる電荷
をイオン化線１の長手方向に沿ってより一層均一に保つ
ことができる。
線１の複数箇所１ａ〜１ｅに当接する導電性の部材とす
るので、高電圧が印加されるイオン化線１に生じる電荷
をイオン化線１の長手方向に沿ってより一層均一に保つ
ことができる。
【００２７】次に、図４乃至図７を参照し、イオン化線
１の張設経路を自在に変更可能に構成した変形例のカバ
ーについて説明する。
１の張設経路を自在に変更可能に構成した変形例のカバ
ーについて説明する。
【００２８】図４に示したカバー３０は、図１に示した
カバー１０の裏面に設けた張設部１１ａ，１１ｆの形状
を変更してその外周円筒面をカバー１０の長手方向の中
央部側に延長するとともに、新たな張設部１１ｇ，１１
ｈを追加したものである。
カバー１０の裏面に設けた張設部１１ａ，１１ｆの形状
を変更してその外周円筒面をカバー１０の長手方向の中
央部側に延長するとともに、新たな張設部１１ｇ，１１
ｈを追加したものである。
【００２９】これにより、イオン化線１を各張設部１１
ｇ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｅ，１１
ｆ，１１ｈの順に掛け回すと、イオン化線１をカバー３
０の長手方向に２往復半だけ蛇行して延びるように、言
い換えるとイオン化線１のカバー３０の長手方向に延び
る部分が１ａ〜１ｅの５カ所となるように張設すること
ができる。
ｇ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｅ，１１
ｆ，１１ｈの順に掛け回すと、イオン化線１をカバー３
０の長手方向に２往復半だけ蛇行して延びるように、言
い換えるとイオン化線１のカバー３０の長手方向に延び
る部分が１ａ〜１ｅの５カ所となるように張設すること
ができる。
【００３０】また、図５に示したように、イオン化線１
を各張設部１１ｇ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，
１１ｈの順に掛け回すと、イオン化線１をカバー３０の
長手方向に１往復半だけ蛇行して延びるように、言い換
えるとイオン化線１のカバー３０の長手方向に延びる部
分が１ａ〜１ｃの３カ所となるように張設することがで
きる。
を各張設部１１ｇ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，
１１ｈの順に掛け回すと、イオン化線１をカバー３０の
長手方向に１往復半だけ蛇行して延びるように、言い換
えるとイオン化線１のカバー３０の長手方向に延びる部
分が１ａ〜１ｃの３カ所となるように張設することがで
きる。
【００３１】また、図６に示したように、イオン化線１
を各張設部１１ｇ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｈの順に掛け
回すと、イオン化線１をカバー３０の長手方向に平行に
蛇行することなく延びるように張設することができる。
を各張設部１１ｇ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｈの順に掛け
回すと、イオン化線１をカバー３０の長手方向に平行に
蛇行することなく延びるように張設することができる。
【００３２】同様に、図７に示したようにイオン化線１
を各張設部１１ｇ，１１ａ，１１ｆ，１１ｈの順に掛け
回すと、イオン化線１をカバー３０の長手方向に対して
傾斜させつつ蛇行することなく「Ｎ字形」に延びるよう
に張設することができる。このとき、イオン化線１をカ
バー３０の長手方向に平行に張設する場合よりも長く延
びるように張設できるから、同じ数の張設部を用いなが
らも、より効率の高いイオン化線の張設が可能となる。
なお、このようにイオン化線１をカバーの長手方向に対
して傾斜させつつ張設する場合には、傾斜して延びる透
孔を有したデザインのカバーを用いれば良い。また、傾
斜して延びる部分が複数となるようにイオン化線１を張
設できることは言うまでもない。
を各張設部１１ｇ，１１ａ，１１ｆ，１１ｈの順に掛け
回すと、イオン化線１をカバー３０の長手方向に対して
傾斜させつつ蛇行することなく「Ｎ字形」に延びるよう
に張設することができる。このとき、イオン化線１をカ
バー３０の長手方向に平行に張設する場合よりも長く延
びるように張設できるから、同じ数の張設部を用いなが
らも、より効率の高いイオン化線の張設が可能となる。
なお、このようにイオン化線１をカバーの長手方向に対
して傾斜させつつ張設する場合には、傾斜して延びる透
孔を有したデザインのカバーを用いれば良い。また、傾
斜して延びる部分が複数となるようにイオン化線１を張
設できることは言うまでもない。
【００３３】すなわち、本変形例のカバー３０は、一本
のイオン化線１を複数の異なった経路にそれぞれ沿わせ
て張設できるように、その裏面に複数の張設部１１ａ〜
１１ｈを予め配設したものである。これにより、イオン
化線１の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集塵能
力を変化させることができるから、集塵能力に合わせて
複数のカバーを製造する必要がなく、カバーの製造に用
いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コストを
低減させることができる。
のイオン化線１を複数の異なった経路にそれぞれ沿わせ
て張設できるように、その裏面に複数の張設部１１ａ〜
１１ｈを予め配設したものである。これにより、イオン
化線１の張設経路を自在に変更して電気集塵機の集塵能
力を変化させることができるから、集塵能力に合わせて
複数のカバーを製造する必要がなく、カバーの製造に用
いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造コストを
低減させることができる。
【００３４】なお、上述したカバー３０においては複数
の張設部１１ａ〜１１ｈをカバー３０の裏面に一体に形
成しているが、これらの張設部１１ａ〜１１ｈをカバー
３０とは別個の部材として形成するとともに、カバー３
０の裏面に例えばスクリュねじ等を用いて着脱自在に取
り付け可能とし、イオン化線１を張設する経路に合わせ
て自在に張設部１１ａ〜１１ｈを設定することもでき
る。これにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製
造する必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を
減少させて電気集塵機の製造コストを低減させることが
できる。
の張設部１１ａ〜１１ｈをカバー３０の裏面に一体に形
成しているが、これらの張設部１１ａ〜１１ｈをカバー
３０とは別個の部材として形成するとともに、カバー３
０の裏面に例えばスクリュねじ等を用いて着脱自在に取
り付け可能とし、イオン化線１を張設する経路に合わせ
て自在に張設部１１ａ〜１１ｈを設定することもでき
る。これにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製
造する必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を
減少させて電気集塵機の製造コストを低減させることが
できる。
【００３５】以上、本発明に係る電気集塵機の一実施形
態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態
によって限定されるものではなく、種々の変更が可能で
あることは言うまでもない。例えば、上述した実施形態
においては空気調和機に搭載する電気集塵機を例にとっ
て説明したが、本発明は、単独で使用される電気集塵機
にも適用することができる。また、上述した実施形態に
おいてはイオン化線を張設する張設体をカバーとした
が、従来の電気集塵機のように枠体を張設体とすること
もできる。また、１本のイオン化線を複数の張設部間に
掛け回すのではなく、任意の本数のイオン化線を複数の
張設部間に掛け回すことにより電気集塵機の集塵能力を
自在に変更することもできる。
態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態
によって限定されるものではなく、種々の変更が可能で
あることは言うまでもない。例えば、上述した実施形態
においては空気調和機に搭載する電気集塵機を例にとっ
て説明したが、本発明は、単独で使用される電気集塵機
にも適用することができる。また、上述した実施形態に
おいてはイオン化線を張設する張設体をカバーとした
が、従来の電気集塵機のように枠体を張設体とすること
もできる。また、１本のイオン化線を複数の張設部間に
掛け回すのではなく、任意の本数のイオン化線を複数の
張設部間に掛け回すことにより電気集塵機の集塵能力を
自在に変更することもできる。
【００３６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気集塵機は、イオン化線を覆って保護するカバーそ
のものにイオン化線を張設するので、従来の電気集塵機
のようにイオン化線を張設する枠体とイオン化線を覆っ
て保護するカバーとを別個に製造する必要がなく、部品
点数を削減して電気集塵機の製造コストを大幅に低減で
きる。また、張設したイオン化線の延長方向に位置する
カバーの側壁を張設したイオン化線の延長線と交差しな
い高さに形成するので、カバーの裏面にイオン化線を張
設する際にイオン化線がカバーの側壁と干渉することが
なく、イオン化線の張設作業を効率よく行うことができ
る。また、張設したイオン化線に当接してイオン化線を
カバーの裏面に押さえ付ける押さえ部材をカバーに取り
付けるので、張設したイオン化線がカバーの裏面から離
間して電気集塵機の他の部位と干渉することを確実に防
止できる。また、押さえ部材を、カバーに一体に設けた
係合部に係合させることによりカバーに保持するので、
押さえ部材をカバーに取り付けるための専用の部材を必
要とせず、製造コストを低減できるばかりでなく、押さ
え部材をカバーに取り付ける作業を効率よく行うことが
できる。また、押さえ部材を張設したイオン化線の複数
箇所に当接する導電性の部材とするので、高電圧が印加
されるイオン化線に生じる電荷をイオン化線の長手方向
に沿ってより一層均一に保つことができる。また、任意
の本数のイオン化線を張設できるように複数の張設部を
張設体に配設するので、イオン化線の張設経路を電気集
塵機の集塵能力に合わせて自在に変化させることができ
る。これにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製
造する必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を
減少させて電気集塵機の製造コストを低減させることが
できる。また、一本のイオン化線を複数の異なった経路
に沿わせて張設できるように予め複数の張設部を張設体
に配設するので、イオン化線の張設経路を電気集塵機の
集塵能力に合わせて自在に変化させることができる。こ
れにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製造する
必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を減少さ
せて電気集塵機の製造コストを低減させることができ
る。また、張設体の裏面に設ける張設部を張設体に対し
て着脱自在に取付可能な別部材とするので、集塵能力に
合わせて複数の張設体を製造する必要がなく、カバーの
製造に用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造
コストを低減させることができる。さらに、複数の張設
部を配設する張設体を、イオン化線を覆って保護するカ
バーとすれば、従来の電気集塵機のようにイオン化線を
張設する枠体とイオン化線を覆って保護するカバーとを
別個に製造する必要がなく、部品点数を削減して電気集
塵機の製造コストを大幅に低減できる。したがって、本
発明によれば、製造コストを低減できる電気集塵機を提
供することができる。
の電気集塵機は、イオン化線を覆って保護するカバーそ
のものにイオン化線を張設するので、従来の電気集塵機
のようにイオン化線を張設する枠体とイオン化線を覆っ
て保護するカバーとを別個に製造する必要がなく、部品
点数を削減して電気集塵機の製造コストを大幅に低減で
きる。また、張設したイオン化線の延長方向に位置する
カバーの側壁を張設したイオン化線の延長線と交差しな
い高さに形成するので、カバーの裏面にイオン化線を張
設する際にイオン化線がカバーの側壁と干渉することが
なく、イオン化線の張設作業を効率よく行うことができ
る。また、張設したイオン化線に当接してイオン化線を
カバーの裏面に押さえ付ける押さえ部材をカバーに取り
付けるので、張設したイオン化線がカバーの裏面から離
間して電気集塵機の他の部位と干渉することを確実に防
止できる。また、押さえ部材を、カバーに一体に設けた
係合部に係合させることによりカバーに保持するので、
押さえ部材をカバーに取り付けるための専用の部材を必
要とせず、製造コストを低減できるばかりでなく、押さ
え部材をカバーに取り付ける作業を効率よく行うことが
できる。また、押さえ部材を張設したイオン化線の複数
箇所に当接する導電性の部材とするので、高電圧が印加
されるイオン化線に生じる電荷をイオン化線の長手方向
に沿ってより一層均一に保つことができる。また、任意
の本数のイオン化線を張設できるように複数の張設部を
張設体に配設するので、イオン化線の張設経路を電気集
塵機の集塵能力に合わせて自在に変化させることができ
る。これにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製
造する必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を
減少させて電気集塵機の製造コストを低減させることが
できる。また、一本のイオン化線を複数の異なった経路
に沿わせて張設できるように予め複数の張設部を張設体
に配設するので、イオン化線の張設経路を電気集塵機の
集塵能力に合わせて自在に変化させることができる。こ
れにより、集塵能力に合わせて複数のカバーを製造する
必要がなく、カバーの製造に用いる金型の費用を減少さ
せて電気集塵機の製造コストを低減させることができ
る。また、張設体の裏面に設ける張設部を張設体に対し
て着脱自在に取付可能な別部材とするので、集塵能力に
合わせて複数の張設体を製造する必要がなく、カバーの
製造に用いる金型の費用を減少させて電気集塵機の製造
コストを低減させることができる。さらに、複数の張設
部を配設する張設体を、イオン化線を覆って保護するカ
バーとすれば、従来の電気集塵機のようにイオン化線を
張設する枠体とイオン化線を覆って保護するカバーとを
別個に製造する必要がなく、部品点数を削減して電気集
塵機の製造コストを大幅に低減できる。したがって、本
発明によれば、製造コストを低減できる電気集塵機を提
供することができる。
【図１】本発明に係る一実施形態の電気集塵機のカバー
を裏面側から見た全体斜視図。
を裏面側から見た全体斜視図。
【図２】図１に示したカバーの要部拡大図。
【図３】図１に示したカバーの要部を破断して示す側面
図。
図。
【図４】イオン化線の張設経路の第１の変形例を模式的
に示す正面図。
に示す正面図。
【図５】イオン化線の張設経路の第２の変形例を模式的
に示す正面図。
に示す正面図。
【図６】イオン化線の張設経路の第３の変形例を模式的
に示す正面図。
に示す正面図。
【図７】イオン化線の張設経路の第４の変形例を模式的
に示す正面図。
に示す正面図。
【図８】従来の電気集塵機の枠体およびカバーを組み立
てた状態で示す要部破断正面図。
てた状態で示す要部破断正面図。
Ｓ コイルスプリング １ イオン化線 ２ 枠体 ３ カバー ４ 張設部 １０ 本発明の電気集塵機のカバー １１ 張設部 １２ 係止部 １３ 透孔 １４ 帯板状部分 １５ 保持部 １６ 側壁 １７ 側壁 １８ 切り欠き ２０ 押さえ部材 ３０ 変形例のカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石 川 裕 東京都港区新橋３丁目３番９号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Ｆターム(参考） 4D054 AA11 BA02 BB26 BB28 EA08
Claims (9)
- 【請求項１】高電圧が印加されるイオン化線からのイオ
ン放電によって被集塵空気内に含まれる塵埃を帯電させ
て集塵する電気集塵機において、 前記イオン化線を覆って保護するカバーの裏面に複数の
張設部を突設するとともに、これらの張設部間に前記イ
オン化線を掛け回して前記イオン化線を前記カバーに張
設することを特徴とする電気集塵機。 - 【請求項２】前記カバーは、張設された前記イオン化線
の延長線上に位置する側壁が前記延長線と交差しないよ
うにその高さを形成されることを特徴とする請求項１に
記載の電気集塵機。 - 【請求項３】張設された前記イオン化線に当接して前記
イオン化線を前記カバーの裏面に押さえ付ける押さえ部
材を前記カバーに取り付けることを特徴とする請求項１
または２に記載の電気集塵機。 - 【請求項４】前記押さえ部材は、前記カバーに一体に設
けた係合部に係合して前記カバーに取り付けられること
を特徴とする請求項３に記載の電気集塵機。 - 【請求項５】前記押さえ部材は、張設された前記イオン
化線の複数箇所に当接する導電性の部材であることを特
徴とする請求項３または４に記載の電気集塵機。 - 【請求項６】高電圧が印加されるイオン化線からのイオ
ン放電によって被集塵空気内に含まれる塵埃を帯電させ
て集塵する電気集塵機において、 前記イオン化線を張設する張設体に、前記イオン化線を
掛け回して張設する張設部を、任意の本数の前記イオン
化線を張設可能に複数箇所に配設したことを特徴とする
電気集塵機。 - 【請求項７】高電圧が印加されるイオン化線からのイオ
ン放電によって被集塵空気内に含まれる塵埃を帯電させ
て集塵する電気集塵機において、 前記イオン化線を張設する張設体に、前記イオン化線を
掛け回して張設する張設部を、一本の前記イオン化線を
複数の異なった経路にそれぞれ沿わせて張設可能に複数
箇所に配設したことを特徴とする電気集塵機。 - 【請求項８】前記張設部は、前記張設体に対して着脱自
在に取付可能な、前記張設体とは別個な部材であること
を特徴とする請求項６または７に記載の電気集塵機。 - 【請求項９】前記張設体が、前記イオン化線を覆って保
護するカバーであることを特徴とする請求項６乃至８の
いずれかに記載の電気集塵機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22775699A JP2001046911A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電気集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22775699A JP2001046911A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電気集塵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001046911A true JP2001046911A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16865891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22775699A Pending JP2001046911A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001046911A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030085206A (ko) * | 2002-04-29 | 2003-11-05 | 엘지전자 주식회사 | 전기식 집진필터의 전리부 구조 |
| JP2015163206A (ja) * | 2015-04-09 | 2015-09-10 | 三菱電機株式会社 | 放電装置及び放電装置を備える製品 |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP22775699A patent/JP2001046911A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030085206A (ko) * | 2002-04-29 | 2003-11-05 | 엘지전자 주식회사 | 전기식 집진필터의 전리부 구조 |
| JP2015163206A (ja) * | 2015-04-09 | 2015-09-10 | 三菱電機株式会社 | 放電装置及び放電装置を備える製品 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3155775B2 (ja) | 電気集塵機 | |
| EP1585551B1 (en) | Plasma air dust collector | |
| JP4553125B2 (ja) | 荷電装置、捕集装置及び静電式集塵装置 | |
| US20200179946A1 (en) | Filtering device | |
| JPH04171064A (ja) | 静電式空気清浄装置の電極 | |
| JP2001121033A (ja) | 電気集塵装置 | |
| JP2001046911A (ja) | 電気集塵装置 | |
| KR101963786B1 (ko) | 대전부를 포함하는 필터링 장치 | |
| JP2585089B2 (ja) | 静電式空気清浄装置 | |
| JPH06165949A (ja) | 電気集塵機 | |
| JPH11207208A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JP3019961B2 (ja) | 電気集塵機 | |
| TW202130419A (zh) | 電集塵機 | |
| JP2539206Y2 (ja) | 電気集塵器のアイオナイザ | |
| JPH06182255A (ja) | 電気集塵器 | |
| KR20190120390A (ko) | 정전 필터 및 정전 필터의 필터 판을 위한 랙 | |
| JPH07192Y2 (ja) | 静電式空気清浄装置 | |
| JPH04187252A (ja) | 電気集塵機 | |
| JP3141434B2 (ja) | 集塵電極ユニット | |
| JPH0125637Y2 (ja) | ||
| JPS60151546U (ja) | 電気集塵装置 | |
| JPH0418944A (ja) | 電気集塵器 | |
| KR200156094Y1 (ko) | 전자식 공기청정기의 배출공기 음이온화 장치 | |
| JPS62149359A (ja) | 電気集塵装置 | |
| KR19990034401U (ko) | 전기집진기의 포집부 전극필림 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050908 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080519 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080811 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080815 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081014 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |