JP2001046700A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001046700A
JP2001046700A JP11246328A JP24632899A JP2001046700A JP 2001046700 A JP2001046700 A JP 2001046700A JP 11246328 A JP11246328 A JP 11246328A JP 24632899 A JP24632899 A JP 24632899A JP 2001046700 A JP2001046700 A JP 2001046700A
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JP11246328A
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Atsutomo Suzuki
淳智 鈴木
Hideaki Funabashi
秀彰 船橋
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作を抑え、割込みの割り出しに基づく不
正行為を防止し、多彩な演出をシンプルな構成で効率良
く実行する。 【解決手段】 遊技機の一例であるパチンコ機1には,
遊技内容を指示するコマンドを発信する主基板14と、
電飾基板9,9・・を制御する電飾制御基板28、及び
スピーカー7と、遊技内容が表現される図柄を表示する
図柄表示CPU32、及びコマンド処理CPU52を含
む図柄表示基板30とを含み、コマンド処理CPU52
は、図柄表示CPU32、並びに、電飾制御基板28及
びスピーカー7を、主基板14からのコマンドに基づい
て制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機をはじ
めとする遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一例であるパチンコ機は、正面
側に、多数の障害釘や各種入賞装置等を配置した円状の
遊技領域を有しており、遊技領域を流下する遊技球が特
定の入賞装置へ入賞したか否か、あるいは遊技者にとっ
て有利な大当たり状態が生起しているか否かといった遊
技の状態に応じ、様々な演出を行う。演出は、遊技領域
内の図柄表示装置による様々な図柄の表示と、遊技領域
の周縁に配置された電飾ランプの点滅と、パチンコ機内
部のスピーカーによる発音とによって、その大半が行わ
れる。
【0003】そして、図16に示すように、パチンコ機
301は、図柄表示CPU332を有し図柄表示装置を
制御する図柄表示基板312と、それぞれ電飾CPU3
22を有し電飾ランプを制御する複数の電飾基板318
・・と、図柄表示基板312、スピーカー316及び各
電飾基板318を制御する主基板314とを備えてい
る。主基板314は、数ms(ミリ秒)ごとの割込みを
発生する主CPU320を備えており、各基板312,
316及びスピーカー316に、信号334〜336を
送って制御を行う。
【0004】信号334〜336は、割込みごとに逐次
送られるものであって、図柄表示基板312に対する信
号334は、アニメーションにおけるコマの種類あるい
は所定部分の位置が少しずつ変わった情報を表すもので
あり、スピーカー316に対する信号335は、音階を
維持するか変ずるかの情報を表すものであり、電飾基板
に対する信号336は、点灯あるいは消灯状態を維持す
るかどうかの情報を表すものである。なお、不正情報の
流入を防止するため、各基板312,318及びスピー
カー316から主制御装置314へ信号を発することは
ない。また、主基板314は、遊技球の払い出し装置を
制御する払い出し基板340と、入賞装置の奥等に配置
される遊技球検出器342,342・・とも、電気的に
接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパチンコ機
301では、演出を行うため、主制御装置314は、割
込みごとに、信号334〜336を発する。よって、発
信に際しノイズを拾ってしまった場合にも、割込みに同
調して制御を行うので、瞬間的ではあるが、図柄表示装
置の画質が損なわれ、電飾ランプの点滅が不明瞭にな
り、音質が劣化する等、誤動作の原因となってしまう。
また、主基板314と各基板312,318あるいはス
ピーカー316との接続線のいずれかに、信号334〜
336の発信タイミングを読み取って割込みを割り出す
不正基板を取り付け、不正な制御を行うといった行為が
可能となってしまう。
【0006】更に、主基板314は、演出に関する制御
情報についても、割込みごとに発信しなければならない
一方、払い出し基板340や遊技球検出器342等も制
御するために、複雑な演出が困難となっている。加え
て、電飾基板318ごとに電飾CPU322が設けられ
ており、電飾CPU322が多数必要となる。
【0007】したがって、本発明のうち、請求項1から
請求項4に記載の発明の課題は、誤動作を抑え、割込み
の割り出しに基づく不正行為を防止し、多彩な演出をシ
ンプルな構成で効率よく実行することができる遊技機を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に記載の発明は、遊技機において、遊技内容を指示する
コマンドを発信する主制御手段と、電飾手段を制御する
電飾制御手段、及び効果音発生手段のうち少なくとも一
方と、遊技内容が表現される図柄を表示する図柄表示手
段、及びコマンド処理手段を含む図柄表示装置とを含
み、コマンド処理手段は、図柄表示手段、並びに、電飾
制御手段及び効果音発生手段のうち少なくとも一方を、
主制御手段からのコマンドに基づいて制御することを特
徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、コマンドは、所定条件の充足に
より、変動表示後に確定表示され、確定表示された種類
により遊技者にとって価値のある特別遊技状態の生起の
有無を報知する特別図柄に関するものであり、変動表示
される時間を指定する第1コマンド、確定表示される種
類を指定する第2コマンド、確定表示の実行を指令する
第3コマンド、のうちの少なくとも1つであることを特
徴とする。
【0010】更に、請求項3に記載の発明は、請求項
1,請求項2に記載の発明において、コマンド処理手段
は、受信したコマンドに基づいて、新たなコマンドを生
成することを特徴とする。
【0011】また更に、請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載の発明において、新たなコマンドは、受信し
たコマンドが所定のものと相違する場合に生成される、
エラー表示を指令するものを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面に基づいて説明する。図1は、遊技機の一例である
パチンコ機の正面説明図、図2はパチンコ機の構成を示
す説明図であって、パチンコ機1は、正面上半部に、障
害釘2,2・・や、図柄始動口4、アタッカー6、普通
図柄始動ゲート21,21等の各種入賞口等を配置した
円状の遊技領域8を備えている。図柄始動口4とアタッ
カー6の奥、及び各普通図柄始動ゲート21の周りに
は、それぞれ遊技球検出器16が設けられている。ま
た、通電39をすると磁力により図柄始動口4あるいは
アタッカー6を入賞容易あるいは可能に開放するソレノ
イド15が、それぞれの内部に設置されている。加え
て、遊技領域8の両側部には、それぞれ電飾ランプ3が
配置されている。各電飾ランプ3は、内側にLED5,
5・・を搭載した、電飾手段としての電飾基板9を備え
ている。
【0013】また、遊技領域8の中央には、遊技内容を
表現する特別図柄26等の図柄を表示可能な図柄表示部
10を備えた、図柄表示装置12が設けられている。図
柄表示装置12の内部構成を図3に示す。図柄表示装置
12は,図柄表示部10における表示を制御する、図柄
表示手段としての図柄表示基板30を備えている。図柄
表示基板30には、I/Oコントローラ66を仲立ちと
する、低速バス60と高速バス62とが設けられてい
る。
【0014】低速バス60には、更に、周辺機器用I/
Oコントローラ64と、メインROM34とが、各種イ
ンターフェイス(図示せず)を介して電気的に接続(以
下インターフェイスを含め単に接続という)されてい
る。I/Oコントローラ66と、周辺機器用I/Oコン
トローラ64とは、コマンド信号35を受け入れるべ
く、コマンド処理CPU52とも直接接続されている。
また、周辺機器用I/Oコントローラ64は、液晶板か
らなる図柄表示部10を制御する液晶コントローラ74
に、同期信号78を与えるべく接続されているととも
に、受け入れたコマンド信号35を出力するコマンド出
力端子65を備えており、更に、スピーカー7と電飾制
御基板28とに結線接続されている。
【0015】一方、高速バス62には、図柄表示CPU
32と、グラフィックエンジン70とが接続されてい
る。図柄表示CPU32は、処理能力はコマンド処理C
PU52と比較して大きく優れるものであるが、処理能
力を優先するがゆえに、外部に対し情報のやり取りをす
べくオープンとなる間隔は広く、時間は短いものであ
る。逆に、コマンド処理CPU52は、処理能力は小さ
いが、主制御装置14の割込みと同等以上の速さ若しく
は長さでオープンする。
【0016】また、グラフィックエンジン70は、メイ
ンRAM30と直接接続されており、メインRAM30
に設けられた仮想画面領域の情報に基づいて、液晶コン
トローラ74にRGB信号80を出力するものである。
グラフィックエンジン70は、図柄表示CPU32とI
/Oコントローラ66とに対し、それぞれの状態信号8
2に応じて、高速バス62のアクセスについての調停信
号84を送るため、それぞれと直接接続されている。グ
ラフィックエンジン70は、図柄表示CPU32の状態
信号82に優先的に応じ、高速バス62を介して、メイ
ンRAM30の情報を提供するとともに、処理された情
報をメインRAM30に書き込む。
【0017】なお、メインRAM33、メインROM3
4、グラフィックエンジン70、液晶コントローラ74
及びI/Oコントローラ66は、図柄表示CPU32を
サポートするものであるが、本実施形態においては、図
柄表示CPU32の動作として説明する。同様に、サブ
ROM53、サブRAM54、周辺機器用I/Oコント
ローラ64について、コマンド処理CPU52の動作と
して説明する。また、図柄表示CPU32とコマンド処
理CPU52間の情報のやり取りは、以下明記しない
が、低速,高速バス60,62を介するものである。
【0018】また、液晶コントローラ74は、RGB信
号80を、液晶である図柄表示部10の微小領域に印加
する電圧に変換するとともに、同期信号78の受信ごと
に出力して、図柄表示部10がバックライトの光を任意
に偏光するようにし、図柄表示部10としての機能を行
う。
【0019】一方、アタッカー6の下側には、普通図柄
表示部19及び普通入賞記憶表示部20が設けられてい
る。普通図柄表示部19は7セグメントLEDで構成さ
れ、普通図柄表示基板25と接続されている。また、普
通入賞記憶表示部20は、普通図柄表示部19近傍に配
置された4つのLEDからなり、アタッカー6の裏側の
電飾基板9と接続されている。
【0020】更に、遊技領域8の下方には、供給皿42
が突設されており、更に下方には、貯留皿43が突設さ
れている。更に、貯留皿43の右方には、ハンドル45
が突設されている。一方、供給皿42の奥側には、効果
音発生手段としてのスピーカー7が内設されている。
【0021】加えて、図4に示すパチンコ機1の背面側
には、ハンドル45と連結された発射装置46が設けら
れている。また、パチンコホールの遊技球循環装置から
の遊技球を貯える遊技球タンク48が上側に設けられて
いるとともに、遊技球タンク48と、貯留皿42及び供
給皿43とを結ぶ遊技球通路の途中に、所定個数の遊技
球を送り出す遊技球払い出し装置17aが設けられてい
る。遊技球払い出し装置17aは、接続されたうえ近傍
に設けられた払い出し基板17により制御される。そし
て、図柄表示装置12と発射装置46との間に位置した
カバー11の奥には、主制御手段としての主基板14が
搭載されている。
【0022】主基板14は、2msごとの割込みを発生
可能な主CPU18を備えている。主基板14はまた、
ソレノイド15・・、遊技球検出器16・・、払い出し
基板17、普通図柄表示基板25等の部材と接続されて
いる。なお、不正防止のため、主基板14と外部部材と
の接続において、双方向通信をしないように構成されて
いる。
【0023】更に、主基板14と図柄表示基板30との
間には、電飾制御手段として、各電飾基板9と接続され
た電飾制御基板28が設置されている。電飾制御基板2
8は、電飾制御CPU29を備えている。
【0024】そして、主基板14は、図柄表示基板30
と接続されている。また、図柄表示基板30は、スピー
カー7及び電飾制御基板28と接続されている。なお、
主CPU18及び電飾制御CPU29は、図柄表示CP
U32のように、RAMやROMと共動するものである
が、対応するCPU18,29の動作、あるいは基板1
4,28の動作に含めて説明する。RAMやROMは,
図柄表示CPU32のように基板上に実装されるもの、
CPUと併せワンチップで構成したもの、といった構成
が存在する。
【0025】上記構成のパチンコ機1の動作につき、次
に説明する。パチンコ機1の電源を入れると、主基板1
4の主CPU18は、割込みごとに、記憶した分岐用変
数に基づいて分岐する同一プログラムを、繰り返し実行
し始める。分岐用変数は、メインRAM30内の各種フ
ラグ・変数等に基づいて変更される。一方で、主CPU
18は、一定の値域の下で繰り返し割込みごとに1増加
するループカウンタ(例えば0〜311、311の後0
に戻る)を各種駆動し始める。
【0026】そして、遊技者が供給皿42に遊技球を入
れると、遊技球が発射装置46に供給される。更に、遊
技者がハンドル45を捻ると、発射装置46は、捻り角
度に応じた強度で、供給された遊技球を遊技領域8へ弾
く。遊技領域8に達し流下した遊技球が、いずれかの普
通図柄始動ゲート21を通過すると、周りの遊技球検出
器16が、主基板14へ検出信号40を発する。検出信
号40を受けた主CPU18は、自身が記憶する普通入
賞記憶Zの値を、所定上限の4に達していない限り、1
増す。
【0027】普通入賞記憶Zの値は、普通入賞記憶表示
部20に、次に述べるように、主基板14が発するコマ
ンド信号35を用いて表示される。主基板14は、検出
信号40を受けると、更新された普通入賞記憶Zの値に
基づき、図5の下5段のような2バイトのコマンドを生
成する。例えば、Zが3になったとすると、コマンド
「91H・04H」(Hは16進数の意)を作成する。
作成後、図柄表示基板30へ、コマンドをコマンド信号
35として送る。
【0028】図柄表示基板30は、コマンド処理CPU
52において、1バイト目(DATA1)が「91H」
のコマンドを受けると、2バイト目(DATA2)に応
じた態様で普通入賞記憶表示部20のランプを点灯する
よう、電飾処理基板28に電飾制御信号38を送る。電
飾制御信号38は、コマンドに近いものであるが、実際
に点灯しているランプの数を電飾基板9から返してもら
うことを指示することができ、換言すれば双方向通信が
指定可能な点で、コマンドと相違するものである。なお
この場合、図柄表示CPU32及びスピーカー7へ信号
は発せられない(NO CARE)。
【0029】普通入賞記憶表示部20に関する電飾制御
信号38を受けた電飾制御基板9は、電飾制御信号38
に基づきアタッカー6付近の電飾基板9に対してLED
の点消灯を指令する電飾信号44を送り、結局、普通入
賞記憶Zの値分だけ、普通入賞記憶表示部20において
ランプが点灯する。
【0030】主基板14は一方で、普通入賞記憶Zが1
以上であれば、普通入賞記憶Zの値を1減じて、普通図
柄表示部19における普通図柄表示ゲームの開始を、普
通図柄表示基板25に指示する。なお、普通入賞記憶Z
を減じる場合も、DATA1が91Hであるコマンド
を、図柄表示基板30のコマンド処理CPU52に送信
し、普通入賞記憶表示部20の表示をする。
【0031】普通図柄表示ゲームは、所定時間(例えば
30秒)の変動表示の後、一桁の数字である普通図柄
を、普通図柄表示部19に確定表示(2秒以上の静止表
示)することにより行う。そして、普通図柄が奇数で確
定表示されると、図柄始動口4の役物が断続的に一定時
間開放し、図柄始動口4に入賞し易くなるという有利な
状態となる(小当たり)。
【0032】普通図柄は、主基板14において、小当た
り判定用ループカウンタの瞬時値Yの範囲と対応付けて
選択され、主基板14が、普通図柄表示部19におい
て、選択された普通図柄につき変動表示後に確定表示さ
れるよう、普通図柄表示基板25を直接に逐次制御する
(従来方式)。
【0033】他方、遊技球が図柄始動口4に入賞した場
合について説明する。図柄始動口4奥の遊技球検出器1
6が主基板14へ発した検出信号40を受けた主CPU
18は、RAM20内の入賞記憶Nの値を、所定上限の
4に達していない限り、1増すとともに、各種ループカ
ウンタの瞬時値を取り出し、入賞記憶Nの順序に対応付
けて保存する。
【0034】また、主基板14は一方で、所定条件とし
て入賞記憶Nが1以上であるかを判断し、真であり条件
を充足していれば入賞記憶Nの値を1減じて、図柄表示
ゲームを開始する。なお、入賞記憶Nの値は、図柄表示
装置12周辺の電飾LEDと共通の電飾基板9に含まれ
る入賞記憶表示部13において、普通入賞記憶部20と
同様のコマンド(DATA1が90H、DATA2は1
0H〜14H、図5)により、コマンド処理CPU52
及び電飾制御CPU29を介して、左詰めで表示され
る。
【0035】主基板14側における図柄表示ゲーム処理
100を、高レベルのフローチャートとして図6に示
す。図柄表示ゲーム処理100において、主基板14
は、減じた入賞記憶Nに対応する、存在するうち最前に
記憶された各種ループカウンタの瞬時値の記憶や、初期
値0の各種フラグ・変数・記憶を利用する。
【0036】なお、本実施形態では、図柄表示ゲーム
は、図7に示すような、それぞれ1つの麻雀牌を表した
左図柄22、中図柄24及び右図柄23(各12種)か
ら構成される特別図柄26について行われる。特別図柄
26は、図柄表示ゲームごとに、各左図柄等22〜24
のスクロールによって変動表示され、中図柄24を最後
にスクロールした後で全左図柄等22〜24を停止し
て、1種類につき確定表示される。確定表示された特別
図柄26の種類が、同一種類の左図柄等22〜24から
構成された大当たり図柄(「一萬・一萬・一萬」〜「中
・中・中」の12種)に相当すると、パチンコ機1は、
遊技者にとって有利となる特別遊技状態(大当たり)を
生起する。また、更に特定の大当たり図柄(三萬,伍
萬,七萬,白,發,中に係るもの、確変図柄)に該当す
ると、パチンコ機1は、大当たりに引き続き、遊技者に
とって更に有利となる高確率状態を生起する。なお、高
確率状態における特別図柄の変動を高確率変動という。
また、高確率状態でない場合を低確率状態といい、更に
高確率変動と同様に低確率変動の語を定義する。
【0037】図柄表示ゲーム処理100にあたり、主基
板14は、まず、値域が0〜311である大当たりルー
プカウンタの瞬時値の記憶である大当たり記憶Vが、所
定値7であるかどうかの大当たり判定102を行う。大
当たり記憶Vが7であれば、大当たりフラグBを1とす
る。
【0038】次に、第1コマンド決定処理104を実行
する。第1コマンドは、DATA1が80H若しくは8
1Hであり、DATA2ごとに図8に示すような内容を
有する。当該内容は、図柄表示基板30への変動表示指
令、スピーカー7の発音指定及び電飾点灯指定という3
種類の内容を一括して含み、主として変動表示をする通
算時間(変動時間)ごとに分かれたものである。なお、
低確率状態に対応するコマンド(DATA1=80H)
のみ図8に示すが、高確率状態のコマンド(DATA1
=81H)の内容は、低確率状態のものと同様である。
【0039】主基板14は、図9に示すように、大当た
りフラグBや入賞記憶Nといった値等ごとに、値域が0
〜410の第1コマンド決定用ループカウンタに基づく
第1コマンド決定記憶Pと、第1コマンドとの対応を示
す、データテーブル90,90・・が記憶されている。
そして、第1コマンド決定処理104において、主基板
14は、第1コマンド決定記憶Pを参照し、対応するデ
ータテーブル90に当てはめて、対応した第1コマンド
を引き出す。なお、第1コマンド決定処理104におい
ては、割込みごとに値を1減算し、0となることをほぼ
毎回判断(モニタ)して時間経過を知らせる減算タイマ
Gの値を、第1コマンドで指定される変動時間に相当す
る値(変動時間が5秒であれば2500等)に準備して
おく。減算タイマGの値は、主CPU18により減算さ
れる。
【0040】即ち、低確率状態における第1コマンド決
定処理104においては、大当たりフラグBが0であ
り、かつ入賞記憶Nの値が4未満である場合、例えば、
第1コマンド決定記憶Pが1であると、0〜360の範
囲内であるので、第1コマンドが「80H・02H」と
決定され、379(361〜380)であると、第1コ
マンドが「80H・01H」と決定され、383(38
1〜387)であると、第1コマンドが「80H・03
H」と決定される。
【0041】また、低確率状態において、大当たりフラ
グBが0であり、かつ入賞記憶Nの値が上限の4である
場合、第1コマンドは、第1コマンド決定記憶Pが0〜
360であると「80H・01H」、361〜380だ
と「80H・02H」・・といったように決定される。
なおこの場合、最も短い変動時間に対応する「80H・
01H」と決定される確率が比較的に高く、したがっ
て、変動時間が平均して短くなる。
【0042】更に、低確率状態において大当たりフラグ
Bが1である場合、第1コマンドは、第1コマンド決定
記憶Pが0〜200であると「80H・03H」、20
1〜300であると第1コマンド「80H・04H」・
・といったように決定され、「80H・01H」「80
H・02H」に決定されることはない。
【0043】第1コマンド決定処理104に続いては、
図10に高レベルに示す、第2コマンド決定処理106
に移る。第2コマンドは、停止される左図柄等22〜2
4(停止図柄)の種類をそれぞれに指定する左,右,中
小コマンドの集合であり、各小コマンドは、第1コマン
ドと同様に2バイト数で表現される。各小コマンドのD
ATA1には、左小コマンドが「82H」、右小コマン
ドが「84H」、中小コマンドは「83H」が与えられ
る。また、各小コマンドのDATA2は、図11に中小
コマンドについて示すように、左図柄等22〜24を構
成する麻雀牌に対応した数値01H〜0CHをとる。
【0044】各小コマンドのDATA2は、値域が0〜
11(0BH)である左,右,中小コマンド用ループカ
ウンタWL,WR,WC(L,R,Cはそれぞれ左図柄
22,右図柄23,中図柄24についてのループカウン
タや記憶等であることを示し、以下同様とする)の瞬時
値の記憶である左〜中小コマンド決定記憶SL〜C、大
当たりフラグB、第1コマンドのDATA2等に基づい
て決定される。なお、右停止図柄用ループカウンタWR
は、左小コマンド用ループカウンタWLが1回りすると
(11から0になると)値を1つカウントし、右,中小
コマンド用ループカウンタWR,Cの関係も同様であ
る。右,中小コマンド用ループカウンタWR,C以外の
ループカウンタは、1割込みごとに駆動される。
【0045】主CPU18は、まず、ブロック130に
おいて、大当たりフラグBを参照する。大当たりフラグ
Bが0である場合には、更にブロック131において、
第1コマンドのDATA2を参照する。当該DATA2
が03H未満であると、最終的に、ブロック136にお
いて、各小コマンド決定記憶SL〜Cに1加えたものを
各小コマンドのDATA2とし、記憶する。ただし、ブ
ロック132で左右小コマンド決定記憶SL,Rが一致
しているか否か判断し,一致している場合には、ブロッ
ク134で右小コマンド決定記憶SLを1増した後、右
小コマンドのDATA2を決定して、必ず異なるものを
指定されることとする。なお、加算の結果、右小コマン
ド決定記憶SRが12となると、0に戻して扱う。
【0046】例えば、小コマンド決定記憶SL〜Cがそ
れぞれ0,1,2であるとき、左〜中小コマンドのDA
TA2を、順に01H,02H,03Hとし、組み合わ
せで「一萬・三萬・二萬」という種類に係る特別図柄2
6を指定するものとする。また、小コマンド決定記憶S
L〜Cが11,11,11のときは、右小コマンド決定
記憶SRを12とし、下限0に戻して、左〜中小コマン
ドのDATA2を0CH,01H,0CHとし、「中・
中・一萬」の種類の特別図柄26を指定するものとす
る。このように、大当たりフラグBが0であると、主C
PU18は、小コマンドのDATA2を、大当たり図柄
以外の種類(はずれ図柄)を表すものにする(図8)。
【0047】一方、主CPU18は、大当たりフラグB
は0であるが第1コマンドのDATA2が03H以上で
ある場合、ブロック138に移行して、左小コマンド決
定記憶SLを右小コマンド決定記憶SRに複製するとと
もに、ブロック142において、中小コマンド決定記憶
SCに、左小コマンド決定記憶SLから所定値ずらした
ものを複製して、最終的に、ブロック136において、
左図柄22と右図柄23とが揃う種類(リーチ図柄)の
うち、最後に停止する中図柄24が揃わないもの(はず
れリーチ図柄)を示す内容に決定する。なお、上記所定
値は、乱数で決めることができるし、第1コマンドのD
ATA2の値に応じて決定することもできる。
【0048】したがって、例えば中小コマンド決定記憶
SCをずらすため、左小コマンド決定記憶SLに−1を
加えるとし、更に小コマンド決定記憶SL〜Cがそれぞ
れ0,*,*であるとき(*はいずれの数値であっても
良いことを示す)は、左〜中小コマンドのDATA2
は、順に01H,01H,0CHと決定され、「一萬・
中・一萬」という、はずれリーチ図柄である特別図柄2
6を指定するものとされる。
【0049】他方、大当たりフラグBが1であると、ブ
ロック130からブロック143に移行し、左小コマン
ド決定記憶SLを、右小コマンド決定記憶SRと(ブロ
ック143)中小コマンド決定記憶SCと(ブロック1
44)に複製し、ブロック136において、全ての左図
柄等22〜24が揃う大当たり図柄を指定するものとす
る。なお、主CPU18は、左小コマンド決定記憶SL
が、確変図柄に対応する2,4,6,9,10,11で
ある場合、後に高確率状態とするため、確率状態フラグ
Kを1にセットする(ブロック146)。
【0050】即ち、主CPU18は、各小コマンド決定
記憶SL〜Cがそれぞれ0,*,*であるときは、左〜
中小コマンドのDATA2を、順に01H,01H,0
1Hで、「一萬・一萬・一萬」という大当たり図柄を表
すものとする。各小コマンド決定記憶SL〜Cが2,
*,*では、各小コマンドのDATA2を、「三萬・三
萬・三萬」という確変図柄を表す03H,03H,03
Hと決定し、また確率状態フラグKを1とし、双方を記
憶する。
【0051】このようにして、第1コマンドや、第2コ
マンドの各小コマンドが決定されると、主基板14は、
各コマンドに係る2バイトの数値からなるコマンド信号
35を、図12(a)のタイムチャートに表されるよう
に、図柄表示基板30のコマンド処理CPU52へ送信
する。このコマンド送信処理108において、第1コマ
ンド決定後の所定割込み内で、第1コマンド信号120
を発する。主CPU18は、第1コマンド信号120の
発信と同時に、第1コマンドの変動時間に対応した減算
タイマGを駆動させる。続いて、次の割込み内に、第2
コマンドの左図柄22に関する左小コマンド信号122
を発する。更に、連続した割込み内で、順に右小コマン
ド信号123、中小コマンド信号124を発する。
【0052】また、主CPU18は、減算タイマGをモ
ニタして、0となり、数千から数万割込み後に訪れる変
動時間の経過を示したら、第3コマンド信号126を発
信する。第3コマンド信号126は、2バイト数「85
H・01H」で構成される。なお、中コマンド信号12
4と第3コマンド信号126の間においては、原則とし
てコマンド信号35は発せられない。
【0053】そして、発せられたコマンド信号35は、
図柄表示基板30のコマンド処理CPU52に流入す
る。コマンド処理CPU52は、コマンド信号35を受
け取ると、そのまま記憶する。
【0054】一方、コマンド処理CPU52は、コマン
ド信号35の記憶(特に明記しない限り、コマンドに含
める)に基づいて、図柄表示CPU32に内部信号77
を送るとともに、スピーカー7、電飾制御基板28につ
き、それぞれ制御信号37,38を送る。ここでは、1
つのコマンドにつき、図8,図11等の「内容」で示さ
れた秒数(変動時間)にわたる、上記3種の部材に対す
る制御信号が発せられる(第1・第2コマンド処理11
0、図6)。なお、内部信号77及び音制御信号37
は、電飾制御信号38と同様、双方向のやり取りが可能
であり、コマンドと同等の情報を有する。
【0055】なお、図柄表示CPU32に対する内部信
号77については、図柄表示CPU32からの、状態信
号82の一種である要求信号を待って発信する。図柄表
示CPU32は、一定レベル以上の表示処理中には、要
求信号を出してコマンドを受け入れることをせず、図柄
表示処理を優先する。但し、第1コマンドに基づく内部
信号77については、変動開始前であるため、すぐに受
け取られる。
【0056】例えば、コマンド処理CPU52が、第1
コマンド「80H・01H」を受けると、図柄表示CP
U32に対して、特別図柄26が5.1秒間変動するア
ニメーション(左図柄等22〜24のスクロール等)を
行うような内部信号77を発するとともに、スピーカー
7には5.1秒間にわたり所定のメロディを繰り返すよ
うに音制御信号37を発し、更に適宜選択された電飾基
板9,9・・において5.1秒間にわたり一定のパター
ンで点灯することを指令する電飾制御信号38を発す
る。当該3つの部材に対しては、ほぼ同時に発信され、
変動表示の開始及び終了につき遊技者が感じ取れるほど
ずれることはない。
【0057】また、第1コマンド「80H・0AH」を
受けると、同様に図柄表示基板30、スピーカー7、各
電飾基板9に対して内部信号77、音制御信号37、電
飾制御信号38を発する。そして、本第1コマンドは、
第1コマンド決定記憶Pに関するデータテーブル90,
90・・の態様により,主基板14において稀にしか生
成されず、しかも、DATA2は03H以上で、第2コ
マンドは第2コマンド決定処理106においてリーチ図
柄とされ、変動表示のアニメーションはリーチ動作を含
む長時間にわたるものである。リーチ動作は、左右図柄
22,23が揃った状態で中図柄24が変動する動作で
ある。そして、リーチ動作に対応させ、内部信号77の
アニメーションの内容はもちろん、音制御信号37につ
き特別な音階の発音を指令するものとして、また電飾制
御信号38の内容を、激しく点滅することを指令するも
のとして、興趣高い演出をする。
【0058】コマンド処理CPU52はまた、第1コマ
ンドと同様に、記憶した第2コマンドを参照し、図柄表
示CPU52に対して、各停止図柄を、対応する小コマ
ンドのDATA2で表現される左図柄等22〜24とす
るよう、準備させる旨の内部信号77を、要求信号と交
換に送る。なおこの場合、スピーカー7及び電飾制御基
板28に対してはNO CAREであり、図柄表示部1
0のアニメーションも含め、第1コマンドに基づく動作
を続ける。
【0059】そして、主基板14の減算タイマGによっ
て変動時間後に発せられた第3コマンドを、コマンド処
理CPU52が受け取ると、図柄表示CPU32に対し
て、全左図柄等22〜24を、記憶済の第2コマンドに
基づき停止し、特別図柄26を少なくとも2秒間確定表
示する旨の内部信号77を発するとともに、各スピーカ
ー7及び電飾制御基板28に対して、発音及び点灯を一
旦停止する制御信号37,38を送る(図6の第3コマ
ンド処理112)。遊技者は、特別図柄26が大当たり
図柄で図柄表示部10に確定表示されたか否かによっ
て、大当たりの生起の有無を認識することができる。
【0060】ここで、図柄表示ゲーム処理100につ
き、図柄表示基板30の図柄表示CPU32は、要求信
号を発した後に行うコマンドの通信と、図柄表示部10
における表示にのみ使用され、主基板14のように、色
々な対象について処理は行わないし、賞品球の払い出し
も制御しない。したがって、アニメーション等の図柄に
ついてのデータを極めて多量に保持し、かつ処理するこ
とができ、図柄表示ゲームに関する図柄表示等を、複雑
で多彩なものとすることができる。
【0061】例えば、データの一部を、3次元の参照点
を要素とする極めて多要素の集合として作成しておき、
短時間ごとに徐々に切り替えて発生させた視線ベクトル
に基づいて、全ての参照点について演算し、左右図柄等
22〜24について、それぞれ異なった方向に高速に回
転しながらスクロールされる、といったアニメーション
も、図柄表示基板30によってスムーズに処理されてし
まう。
【0062】また、コマンド処理CPU52と図柄表示
CPU32との間においては、双方向通信が可能である
ため、図柄表示基板30で出現したデータをコマンド処
理CPU52に戻すことができ、変動時間や確定表示に
ついては主基板14からの第1コマンド等による指令ど
おりであるが、アニメーションにつき図柄表示CPU3
2側でパターンを乱数により振り分けるといった場合で
あって、当該パターンごとに電飾若しくは音を変化した
いときにも有効である。
【0063】さて、主基板14は、第3コマンド送信後
すぐに、分岐処理114(図6)として、大当たりフラ
グBと確率状態フラグKとに応じ、次のコマンドを送信
する。B=0かつK=0の場合には、はずれ図柄が確定
表示されるが、主基板14は自らの各種フラグ・記憶等
を適宜リセットするとともに、コマンド「90H・01
H」を送る(図5)。コマンド処理CPU52は、当該
コマンドを受けると、消音及び消灯といった、次のコマ
ンドである新たな入賞記憶Nの消化に対応する第1コマ
ンドを受信するまでの待機を指令する制御信号37,3
8を送り、内部信号77は発しない。したがって、待機
中は、図柄表示装置12は、はずれ図柄若しくははずれ
リーチ図柄に係る特別図柄26を確定表示し続ける。
【0064】一方、リーチ動作後大当たり図柄が確定表
示されるB=1においては、大当たり処理を行う。大当
たり処理において、主基板14は、まずコマンド「89
H・04H」を送信する(図13)。コマンド処理CP
U52は、「89H・04H」に基づき、大当たり開始
画面(遊技内容が表現される図柄の一種である)を表示
する指令としての内部信号77を送信するとともに、フ
ァンファーレの発音指令を内容とする音制御信号37を
送り、更に電飾制御基板28に電飾制御信号38を送
る。電飾制御基板28は、殆ど全ての電飾基板9に電飾
信号44を送る。
【0065】そして、主基板14は、ソレノイド15に
断続的に通電39をし、アタッカー6を前方へ開放して
入賞可能とする。また、アタッカー6に入賞して奥の遊
技球検出器16からの検出信号40を受けると、遊技球
払い出し装置17aが多数の遊技球を供給皿42若しく
は貯留皿43へ払い出すように、払い出し基板17に払
い出し指令41を送る。したがって、アタッカー6の開
放により、遊技者は多数の遊技球を得られ、有利とな
る。
【0066】通電39によるアタッカー6の開放は、通
算して16回指示し、各回(ラウンド)の開放は原則3
0秒間で、遊技球検出器13が1ラウンドにつき所定上
限(10回)以上入賞すると、そのラウンドの開放を強
制的に終える。なお、ラウンド自体の所要時間は一定で
ある。
【0067】各ラウンドにおいては、主基板14が、D
ATA1を「8BH」とするコマンドを発信する。受信
したコマンド処理CPU52は、図柄表示CPU32
に、DATA2に対応するラウンド中のアニメーション
(図柄の一種)を表示するための内部信号77を発する
とともに、アタッカー6開放に係る、音制御信号37及
び電飾制御信号38を発する(図9)。電飾制御基板2
8は、当該電飾制御信号38に基づき電飾信号44を生
成し、アタッカー6内側のものを含む電飾基板9,9・
・を点滅させる。そして、ラウンドが終了すると(ある
いは第1ラウンドの開始時には)、主基板14は「8A
H」をDATA1とするコマンドを発し、当該コマンド
に基づきコマンド処理CPU52がDATA2に対応す
るラウンド開始画面(図柄の一種)の表示指令をし、ア
タッカー6閉鎖に係る、擬音の音制御信号37及び電飾
制御信号38を発する(図9)。電飾制御信号38は電
飾制御CPU29等により電飾信号44となり、各電飾
基板9のLED5,5・・を点滅させる。以上が最終の
16ラウンドまで繰り返される。
【0068】なお、主基板14は、各ラウンド中に、確
定表示された大当たり図柄の一部と同種の図柄を表示指
令する「8CH」(DATA2は、左小コマンドのDA
TA2と同じもの)、アタッカー6の入賞数に対応した
数字を含む図柄を表示指令する「8DH」(DATA2
は、アタッカー6に係る検出信号40のカウンタに基づ
く)等を送る。
【0069】最終ラウンド終了後、主基板14は確率状
態フラグKを参照し、0であればはずれた場合と同様の
待機状態に移行する(コマンド「90H・01H」が発
せられる)。一方、確変図柄を確定表示済のK=1であ
ると、更に高確率状態を生起する。高確率状態は、図柄
表示ゲームにおいて、大当たり判定102で大当たりと
する値を7の他に11、15・・と数個増やして大当た
りを生起し易くするように、主基板14によって処理さ
れ、図柄表示ゲームが所定回数(150回等)行われる
まで持続される。当該所定回数経過直後には、確率状態
フラグKがリセットされる(K=0)。
【0070】主基板14はまた、大当たり判定時以外に
おいても、確率状態フラグKを適宜参照し、高確率状態
であると、低確率状態と異なる制御をする。例えば、図
柄表示ゲーム終了後B=0かつK=1の場合「90H・
01H」の代わりに「90H・02H」を送り、高確率
ランプ点灯の指令を含む待機状態の制御をする。また、
第1コマンドとして、電飾点灯パターンを変じた他はほ
ぼ低確率状態と同様の内容を持つ、DATA1が「81
H」のコマンドを「80H」のものの代わりに送る。
【0071】なお、主基板14は、長時間入賞記憶Nあ
るいは普通入賞記憶Zがなく第1コマンドを発信しない
場合、「89H・01H」「89H・02H」のいずれ
か一方(パチンコ機1の機種に対応するもの)を送信
し、図柄表示基板30のコマンド処理CPU52を介し
て、2種類のタイトル画面(図柄の一種)を表示させる
内部信号77を発し、かつ所定の態様で発音及びLED
点滅するよう指令する(図14中央付近参照)。LED
点滅は、電飾制御基板28を介して行われる。
【0072】また、主基板14は、電源投入直後、図柄
表示装置12へ所定のはずれ図柄に係る左図柄等22〜
24の表示(図柄の一種)をするように、86H〜88
HをDATA1とするコマンドを送信し、コマンド処理
CPU52は図柄表示CPU32に初期表示(図柄の一
種)を指示する(音と電飾はNO CARE、図14上
部参照)。更に、タイトル画面表示時に発射装置からの
信号を受けた場合、「89H・03H」を送信し、コマ
ンド処理CPU52は、図柄表示CPU32に、第2コ
マンド若しくは初期表示についての記憶に基づいて、タ
イトル画面表示前の特別図柄26及び背景を表示するよ
う指令する。
【0073】このようにして、パチンコ機1において
は、図柄表示部10における大部分の表示と、大半の音
制御及び電飾とを行うが、一連の制御を、ごく少ないコ
マンドで実現するため、発生は極めて稀であっても、コ
マンドの欠落や変化(エラー)への対策をする必要があ
る。また、エラー対策としては、図柄表示ゲーム処理1
00について、特別図柄26が大当たり図柄で確定表示
されているがアタッカー6が開放しないといった事態を
回避することが特に重要である。
【0074】例えば、図12(b)のように、第2コマ
ンドの左,中小コマンド信号122,124がエラーと
なった場合を考える。コマンド処理CPU52は、第1
コマンド信号120を受け取ると、1秒間の経過を知ら
せる減算タイマMを駆動する。コマンド処理CPU52
は、減算タイマMが0となるまでに、全小コマンド信号
122〜124、即ちDATA1が82H〜84Hの第
2コマンドを、1つずつ受け取らないと、保有するエラ
ー用プログラムにより、左,中小コマンド信号122,
124を正常に受け取ることができなかった旨の情報を
含むエラーコマンドを新たに生成し、記憶する。
【0075】図柄表示CPU32は、第1コマンドに基
づくコマンド処理CPU52からの内部信号77に基づ
き、特別図柄26を変動表示し始めているが、その後、
内部信号77としてエラーコマンドを受け取ると、変動
表示を続けるとともに、図15のような「通信エラー」
の文字(図柄の一種)を表示する。また、図柄表示基板
30は、エラーコマンドの記憶を有した状態で、第3コ
マンドに基づくコマンド処理CPU52からの指令を受
けると、図15のように、正常に受信できなかった左,
中小コマンド122,124に対応する左,中図柄2
2,24の部分に「?」という図柄を表示し、正常に受
信した右小コマンド信号123に対応する右図柄23
は,右小コマンドで示される種類にて確定表示する。
【0076】また、図12(c)のように、第1コマン
ド信号120がエラーとなった場合には、コマンド処理
CPU52は、DATA1が80Hもしくは81Hでは
ない、各第2コマンド信号122〜124あるいは第3
コマンド126等が図柄表示ゲーム処理100の最初に
送信されたことに基づいて、エラーコマンドを生成す
る。図柄表示基板30は、特別図柄26を変動表示する
ことなく、「通信エラー」の文字、及び第2コマンド信
号の受信状況に応じた左図柄等22〜24若しくは
「?」の図柄を表示する。なおこの場合、音制御信号3
7及び電飾制御信号38が発せられず、電飾ランプ3,
3・・が全消灯し、また無音となり、この点からも第1
コマンド信号120のエラーが確認できる。
【0077】更に、図12(d)のように、第3コマン
ド信号126のみがエラーとなった場合には、コマンド
処理CPU52はエラーコマンドを生成せず、図柄表示
CPU32は、特別図柄26について、アニメーション
による変動表示を継続する。即ち、図柄表示CPU32
は、第3コマンドを待って、アニメーションのうち最後
の部分を繰り返す処理を行い、確定表示はしない。一
方、電飾制御基板28は、第1コマンドで指定された変
動時間分の電飾信号44を送ると送信を停止し、コマン
ド処理CPU52からの音制御信号37も同様である。
したがってこの場合、特段のエラー表示はされないが、
特別図柄26がいつまで経っても確定表示されないこ
と、及び変動表示中にも関わらず無音及び全消灯となる
ことにより、エラーを認識できる。
【0078】加えて、非常に稀な事態ではあるが、図1
2(e)のように、全コマンド信号がエラーとなった場
合が起こると、特別図柄26が変動表示されず、エラー
表示もされず、発音及び電飾も行われない。しかし、遊
技球が図柄始動口4へ入賞したにも関わらず、特別図柄
26が変動表示されないこととなるし、発音及び電飾が
行われないため、エラーの発生を認識することができ
る。
【0079】そして、上記図12(b)〜(e)の場合
によれば、第1〜第3コマンドのエラーにつき、いずれ
の組み合わせで発生しても対応することができる。ま
た、エラー表示若しくは変動表示の継続、あるいは変動
表示が開始しないことにより、エラー時に大当たり図柄
の確定表示をしてしまうことはないし、エラー表示に係
る図柄の種類及び状態、また図柄表示と効果音・電飾
(入賞記憶を含む)との関係により、いずれの信号がエ
ラーとなったかを判別することができる。なお、主基板
14側が認識可能なエラーを主基板14内で発生した場
合には、コマンド「89H・08H」等をコマンド処理
CPU52へ送る(図14下部)。コマンド処理CPU
52は、「89H・08H」により、エラー画面につい
ての内部信号77のみを送る。
【0080】以上のパチンコ機1では、遊技内容を指示
するコマンドを発信する主基板14と、電飾基板9,9
・・を制御する電飾制御基板28、及びスピーカー7
と、遊技内容が表現される図柄を表示する図柄表示CP
U32、及びコマンド処理CPU52を含む図柄表示基
板30とを含み、コマンド処理CPU52は、図柄表示
CPU32、並びに、電飾制御基板28及びスピーカー
7を、主基板14からのコマンドに基づいて制御するの
で、主基板14がコマンド信号35を数個送信するだけ
で、各種図柄の多彩な表示と、効果音の発生と、電飾と
を制御することができる。
【0081】したがって、パチンコ機1の主基板14に
基づく図柄表示CPU32、スピーカー7及び電飾制御
基板28への指令は、コマンド処理CPU52によって
それぞれ別個に発信され、誤動作の防止をすることがで
きる。また、大半のコマンドにおいて、1つ当たり3種
類の制御を成立させることができ、図柄表示基板30、
スピーカー7及び各電飾基板9のそれぞれについて制御
するよりもはるかに効率的である。なお、仮に当該3つ
の部材をそれぞれコマンド制御するとした場合と比較し
ても、コマンド数および送信頻度が減少し、効率面で優
位であることに変わりはない。更に、主基板14から引
き出す電線が激減し、コマンド処理CPU52と電飾制
御CPU29とにより多数の電飾CPUが必要なくなる
ので、パチンコ機1内部の構成をシンプルにすることが
できる。
【0082】また、主基板14から、図柄表示基板30
のコマンド処理CPU52へのコマンド信号35の送信
は、主基板14において平均して数千割込みに1回程度
と、格段に少なくて済む。よって、定常的な送信を原因
とするノイズが発生せず、図柄表示部10の表示やメロ
ディーの発音、電飾の点滅を綺麗に行うことができる
し、誤動作を防止にも寄与することができる、また、主
基板14と図柄表示基板30との間等に不正基板を取り
付けたとしても、割込みの割り出しを防止することがで
き、したがって、割込みタイミングを用いた不正行為を
防止することができる。なお,各種信号37,38,4
4について、コマンド信号35と同様に、制御の質の向
上と不正行為の防止に寄与している。
【0083】更に、図柄表示CPU32について、遊技
球の検出や払い出しのための信号を送受信しないし、要
求信号と交換に内部信号77を受けるので、表示に関す
る情報処理に集中することができるし、表示制御につい
てのほぼ全ての情報を、主基板14以外に保持すること
ができ、主基板14側の情報の節約になる。特に、特別
図柄26においては、図柄表示基板30は、第1〜第3
コマンド信号120〜126のみに基づいて、図8等に
示す多様なパターンで表示することができる。そしてそ
の表示は、3次元データを利用して、立体的で極めて滑
らかな動画を表示する等、極めて複雑だが斬新かつ興味
深い変動表示を行うことができる。ここで、動画は、別
データのコマの切り替えによらず、1通りの3次元デー
タを演算して行うことができ、記憶面で効率的に使用す
ることができる。
【0084】加えて、本制御を実行する基板構成は、コ
マンドに応答するコマンド処理CPU52の指令の内容
を変更するだけで、例えば、メロディや点滅パターンが
相違するものといった、演出の異なる別機種に適用可能
とすることができ、汎用性に優れる。また、主基板14
以外の基板は、コマンドに対応している主基板14であ
ればどのようなものでも接続することができ、各基板の
組み合わせが自在で、転用は容易である。例えば、電飾
制御基板28を変更し、別機種に対応した電飾パターン
にすることができる。また同様に、図柄表示装置12の
ROM34等を変更して、特別図柄26につき、麻雀牌
をモチーフにしたものではなく、花札をモチーフにした
ものとすることもできる。
【0085】また更に、コマンド制御基板50は、減算
タイマMに基づき、所定のコマンドが所定時間内に送信
されてきたかどうか判断し、正常に送信されてこなかっ
た場合には、新たにエラーコマンドを生成し、図柄表示
基板30にエラー情報を示す各種図柄の表示を指令する
ので、図柄表示部10において、エラーの発生を的確に
報知することができるし、図柄表示CPU32や電飾制
御基板28等が通信エラーから保護される。
【0086】加えて、図柄表示装置12には、コマンド
を出力するコマンド出力端子65が設けられているの
で、コマンドをモニタする外部装置と接続することによ
り、大当たり発生時に特別図柄を揃えるコマンドを生成
しているかどうかといったコマンドの手順や、表示内容
とコマンドとの整合性等を簡単にチェックすることがで
きる。
【0087】なお、本発明は、以上の実施形態に限定さ
れるものではなく、次に一部示すように様々に変更可能
である。図柄表示基板には、スピーカーのみ接続し、1
つのコマンド当たり当該2つの部材が制御されるように
することができる。この場合、電飾制御基板は主基板に
よる直接制御とすることができる。同様に、電飾制御基
板のみ接続することができる。また、電飾制御基板28
と電飾基板9との間において、双方向通信をさせること
ができる。
【0088】更に、コマンドの指示内容に対する値は、
他の範囲のものとすることができるし、2バイトで表現
される必要はなく、1ビットから通信可能なオーダーま
での範囲で変更可能である。また更に、コマンド処理基
板は、コマンドについて、そのまま記憶をせずに、図柄
表示CPU等に適した数値とする等の目的で、様々に新
たなコマンドを生成することができる。コマンドの生成
に際しては、基のコマンドを削除することができるし、
変形・加工により生成することができる。また更に、エ
ラーは、図柄表示部において表示せずに、電飾のパター
ンにより、あるいは所定の効果音により、またはこれら
の組み合わせにより、表示することができる。
【0089】加えて、図柄表示CPUは、1つの第1コ
マンドのDATA2に対し、1つの表示パターンに関す
るデータを集合させる必要はなく、大当たりフラグや確
率状態フラグ等の値に反しない範囲で、更にいくつかの
表示パターンに関するデータを選択するように構成する
ことができる。この場合、図柄表示CPUによって発生
される乱数を用いて、表示パターンを振り分けることが
できる。また、主基板側の、大当たりフラグ等に基づく
第2コマンド決定の処理を適宜変更することができる。
更に、演出の適用に関するデータテーブル90の項目数
やフラグとの対応、またフラグによる各種変数等の変化
を変更することもできる。これらによれば、更に演出を
多様なものとすることができる。
【0090】また、各種CPUのオープン状況や処理能
力は上記に限定されず、例えばコマンド処理CPUに優
れた処理能力を付与しても良い。同様に、各種RAMや
ROMの規模や保有する情報等も適宜変更することがで
きる。
【0091】一方、高確率状態に関しては、大当たりと
なる数値の増加に限られず、平均変動時間の短い第1コ
マンド決定用のデータテーブルを用意あるいは利用し
て、所定時間当たりに大当たり判定回数を増やすもの
や、小当たりの確率増加あるいは変動時間短縮をするも
のや、これらの複合したもの等にでき、生起しないよう
にし、あるいは独自の図柄により生起の判定をすること
もできる。更に、高確率状態の終了条件は、所定回数の
変動・確定表示完了後とせずに、一定時間内、所定発射
数内、所定入賞数内等とすることができるし、確定表示
や独自の図柄ごとに終了条件を変化させても良い。
【0092】また、各種ループカウンタ、変数、記憶の
値域や、左図柄等の種類数・態様、大当たり時のラウン
ド数等は、様々に変更することができる。更に、大当た
り時表示、タイトル画面、エラー表示画面についても、
3次元データに基づく表示を行うことができる。加え
て、3次元データに基づく表示は、視線ベクトルを用い
た回転に限定されず、外力ベクトルを与えて計算した、
背景にぶつかる演出の変形や、モーションキャプチャと
いったものを利用することができる。そして、本発明
は、図柄表示装置にCRTを使用するものや、電飾ラン
プにLEDを使用しないもの、スピーカーを複数設けた
もの、あるいは普通図柄を有しないもの等他のタイプの
パチンコ機に適用することができるし、他の遊技機に適
用することもできる。
【0093】
【発明の効果】本発明のうち、請求項1に記載の発明
は、遊技機において、遊技内容を指示するコマンドを発
信する主制御手段と、電飾手段を制御する電飾制御手
段、及び効果音発生手段のうち少なくとも一方と、遊技
内容が表現される図柄を表示する図柄表示手段、及びコ
マンド処理手段を含む図柄表示装置とを含み、コマンド
処理手段は、図柄表示手段、並びに、電飾制御手段及び
効果音発生手段のうち少なくとも一方を、主制御手段か
らのコマンドに基づいて制御するので、図柄表示と発音
と電飾とを効率良くかつ信頼性高く制御するとともに、
パチンコ機の内部構成をシンプルにすることができ、更
に、割込みを割り出す基板による不正行為を防止する一
方、多彩な演出を実行することができる、という効果を
奏する。
【0094】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、コマンドは、所定条件の充足に
より、変動表示後に確定表示され、確定表示された種類
により遊技者にとって価値のある特別遊技状態の生起の
有無を報知する特別図柄に関するものであり、変動表示
される時間を指定する第1コマンド、確定表示される種
類を指定する第2コマンド、確定表示の実行を指令する
第3コマンド、のうちの少なくとも1つを含むので、請
求項1に記載の発明の効果に加えて、特別図柄につき効
率的かつ斬新・多彩な演出を実行することができる、と
いう効果を奏する。
【0095】更に、請求項3に記載の発明は、請求項
1,請求項2に記載の発明において、コマンド処理手段
は、受信したコマンドに基づいて、新たなコマンドを生
成するので、請求項1,請求項2に記載の発明の効果に
加えて、各種コマンドの受信により生ずる各種事態を報
知することができ、また各種部材に適合した形で信号を
提供することができる、という効果を奏する。
【0096】また更に、請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載の発明において、新たなコマンドは、受信し
たコマンドが所定のものと相違する場合に生成される、
エラー表示を指令するものを含むので、請求項3に記載
の発明の効果に加えて、エラー状態を的確に報知するこ
とができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例であるパチンコ機1の正面を示す
説明図である。
【図2】パチンコ機1の要部ブロック図である。
【図3】図柄表示装置12の要部ブロック図である。
【図4】パチンコ機1の背面を示す説明図である。
【図5】待機及び入賞記憶に関するコマンドの説明図で
ある。
【図6】図柄表示ゲームの処理を示す高レベルのフロー
チャートである。
【図7】図柄表示部10における特別図柄26の表示を
表す説明図である。
【図8】第1コマンドの一部説明図である。
【図9】第1コマンドと第1コマンド決定記憶Pとの対
応を示すデータテーブル90を示す説明図である。
【図10】第2コマンド決定処理106の高レベルのフ
ローチャートである。
【図11】第2コマンドのうちの中小コマンドを示す説
明図である。
【図12】(a)〜(e)はコマンド信号35のタイミ
ングチャートである。
【図13】大当たり状態時に発せられるコマンドの説明
図である。
【図14】各種コマンドを表す説明図である。
【図15】図柄表示部10におけるエラー表示を表す説
明図である。
【図16】従来のパチンコ機の要部を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、4・・図柄始動口、6・・アタッカ
ー、7・・スピーカー9・・電飾基板、10・・図柄表
示部、12・・図柄表示装置、14・・主基板、15・
・ソレノイド、16・・遊技球検出器、17・・払い出
し基板、18・・主CPU、20・・普通入賞記憶表示
部、26・・特別図柄、28・・電飾制御基板、29・
・電飾制御CPU、30・・図柄表示基板、32・・図
柄表示CPU、33・・メインRAM、34・・メイン
ROM、35・・コマンド信号、37・・音制御信号、
38・・電飾制御信号、39・・通電、40・・検出信
号、41・・払い出し指令、44・・電飾信号、52・
・コマンド処理CPU、53・・メインROM、54・
・メインRAM、65・・コマンド出力端子、77・・
内部信号、90・・データテーブル、120・・第1コ
マンド信号、122・・左小コマンド信号、123・・
右小コマンド信号、124・・中小コマンド信号、12
6・・第3コマンド信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技内容を指示するコマンドを発信する
    主制御手段と、 電飾手段を制御する電飾制御手段、及び効果音発生手段
    のうち少なくとも一方と、 遊技内容が表現される図柄を表示する図柄表示手段、及
    びコマンド処理手段を含む図柄表示装置とを含み、 コマンド処理手段は、図柄表示手段、並びに、電飾制御
    手段及び効果音発生手段のうち少なくとも一方を、主制
    御手段からのコマンドに基づいて制御することを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 コマンドは、所定条件の充足により、変
    動表示後に確定表示され、確定表示された種類により遊
    技者にとって価値のある特別遊技状態の生起の有無を報
    知する特別図柄に関するものであり、 変動表示される時間を指定する第1コマンド、確定表示
    される種類を指定する第2コマンド、確定表示の実行を
    指令する第3コマンド、のうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 コマンド処理手段は、受信したコマンド
    に基づいて、新たなコマンドを生成することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 新たなコマンドは、受信したコマンドが
    所定のものと相違する場合に生成される、エラー表示を
    指令するものを含むことを特徴とする請求項3に記載の
    遊技機。
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