JP2001046165A - 家具等の高さ調節装置 - Google Patents

家具等の高さ調節装置

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JP2001046165A
JP2001046165A JP11226721A JP22672199A JP2001046165A JP 2001046165 A JP2001046165 A JP 2001046165A JP 11226721 A JP11226721 A JP 11226721A JP 22672199 A JP22672199 A JP 22672199A JP 2001046165 A JP2001046165 A JP 2001046165A
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peripheral surface
furniture
cylindrical fixed
fixed body
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Koichi Yoshikawa
弘一 吉川
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Original Assignee
MARUKYO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で製作コストが低減でき、既成の
家具などにも使用することができる家具等の高さ調節装
置を提供する。 【解決手段】 家具等に鉛直に固着される筒状固定体1
と、該筒状固定体1内に嵌挿され、水平面内で所定角度
ずつ往復回動または回転しつつ上下動する可動体3とか
らなり、可動体3が筒状固定体1内に深く入って家具等
が低い位置で停止し、可動体3が筒状固定体1内に浅く
入って家具等が高い位置で停止し得るようにした構成か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机などの高さを簡
単に調節できるようにした家具等の高さ調節装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、机などの家具であって、車椅子に
乗った身障者でも快適に使用できるように、机、すなわ
ちその天板の高さを上下自在に調節できるようにしたも
のが有る。例えば、4本の脚を内筒と外筒とで構成し、
内筒と外筒にはそれぞれ連通する通孔を縦方向に複数列
設してなり、各外筒下端から内筒を引き出した状態で連
通する両通孔にボルトを貫挿させて天板の高さを調節す
るようにした机、または、各脚の外筒にラック、内筒に
該ラックと噛合するピニオンを取着し、ピニオンを回転
させることにより各脚の外筒下端から内筒を引き出すよ
うにして天板の高さを調節するようにした机、更には各
脚の外筒と内筒との間にエアーシリンダを架設し、該エ
アーシリンダを駆動させることにより各脚の外筒下端か
ら内筒を引き出すようにして天板の高さを調節するよう
にした机が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
も脚の構造が複雑で製作が面倒であるばかりか製作コス
トも高くつき、しかも各脚について逐一調整を行なわな
ければならないので、煩雑な作業を強いられていた。ま
た、ラックとピニオンまたはエアーシリンダを用いた机
にあっては各内筒を同じ分だけ引き出したり引き入れた
りすることが難しく、このため天板の水平度が出しにく
いという課題が有った。そこで、本発明は上記課題を解
決すべくなされたもので、取付構造が簡単で製作が容易
であるばかりか製作コストも低廉になし得、更には家具
等の高さ調整も容易に行なえる家具等の高さ調節装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る家具等の高さ調節装置は、家具等に鉛直
に固着される筒状固定体と、該筒状固定体内に嵌挿され
て上下動する可動体とからなり、該可動体の外周面また
は筒状固定体の内周面に可動体の上下動に伴い該可動体
を水平面内で所定角度往復回動させるためのガイド溝を
刻設し、一方、前記筒状固定体の内周面または可動体の
外周面に前記ガイド溝に嵌入する突起を突設し、また、
前記可動体の上端外周縁と筒状固定体の内周面とにはそ
れぞれ前記可動体の上下動により互いの凸部と凹部又は
凸部と凸部とが交互に噛合しうる環状噛合部を配設し、
前記凸部と凹部とが噛合したとき可動体が筒状固定体内
に深く入って家具等が低い位置で停止し、前記凸部と凸
部とが噛合したとき可動体が筒状固定体内に浅く入って
家具等が高い位置で停止し得るようにした。
【0005】また、家具等に鉛直に固着される筒状固定
体と、該筒状固定体内に嵌挿されて上下動する可動体と
からなり、該可動体の外周面または筒状固定体の内周面
に可動体の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角度
ずつ回転させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記筒
状固定体の内周面または可動体の外周面に前記ガイド溝
に嵌入する突起を突設し、また、前記可動体の上端外周
縁と筒状固定体の内周面とにはそれぞれ前記可動体の上
下動により互いの凸部と凹部又は凸部と凸部とが交互に
噛合しうる環状噛合部を配設し、前記凸部と凹部とが噛
合したとき、可動体が筒状固定体内に深く入って家具等
が低い位置で停止し、前記凸部と凸部とが噛合したとき
可動体が筒状固定体内に浅く入って家具等が高い位置で
停止するようにした。
【0006】また、家具等に鉛直に固着される筒状固定
体と、該筒状固定体内に嵌挿されて上下動する可動体と
からなり、前記可動体の外周面または筒状固定体の内周
面に可動体の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角
度ずつ回転させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記
筒状固定体の内周面または可動体の外周面に前記ガイド
溝に嵌入する突起を突設し、また、前記筒状固定体の内
周面と前記可動体の上端外周縁には、何れか一方に高さ
を異ならせた多段部を複数備えた環状噛合部を周設し、
また他方に前記各多段部の内、同じ高さの段部と合致し
うる複数の凸部を所定間隔離して備えた環状噛合部を周
設し、可動体の回動により各段部と各凸部が順に合致す
ることにより可動体が筒状固定体内に入る度合を段階的
に変化させ、家具等の高さが多段階に調節できるように
した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る家具等の高さ
調節装置の第1実施の形態を図面と共に説明する。本発
明においては、家具等として、例えば机,卓子,サイド
ボード,カウンターなどに適用されるが、この内、机に
ついて説明する。図1は机の高さ調節装置A1の斜視
図、図2は同分解斜視図である。図において、1は下端
が開放すると共に上端に円形の上板2を有した筒状固定
体であり、3は筒状固定体1内に上下動自在に嵌挿され
る可動体である。これらの筒状固定体1と可動体3は何
れも円筒状をなし、可動体3内には短柱胴部4が固着さ
れている。
【0008】前記筒状固定体1内周面の上端にガイド環
5がビス6,6を介して固着される。該ガイド環5の下
端には同じ横巾の凹部7aを等間隔に4個設けると共
に、これらの凹部7aの間に各凹部7aとほぼ同じ横巾
の凸部7bを設けた環状噛合部7が形成される。さら
に、これら各凹部7a及び凸部7b先端には逆V型溝
8,9が設けられる。一方、前記可動体3の上端外周縁
に前記ガイド環5の環状噛合部7に設けた各凹部7a及
び凸部7bに対応して互いに噛合しうる凸部10a及び
凹部10bを交互に4個ずつ設けた環状噛合部10が形
成される。各凸部10aの上端に前記各凹部7a及び凸
部7bの先端に設けた逆V型溝8,9に合致する山形部
11が設けられる。
【0009】前記筒状固定体1の内周面に可動体3をそ
の上下動作に伴って水平面内で所定角度往復回動させる
ため、可動体3の外周面に突設された突起12が嵌入さ
れるガイド溝13が刻設される。該ガイド溝13は上V
溝部13aと下V溝部13bとが上端で連通して形成さ
れている。さらに上V溝部13aの両端にそれぞれ上方
へ伸びる鉛直溝部13cと13dが連なって形成されて
おり、一方の鉛直溝部13dの上端部T2は高く、ま
た、他方の鉛直溝部13cの上端部T1は低く形成され
ており、その高低差は前記凹部7aと凸部7bに設けた
逆V型溝8,9との高低差に一致するように設定されて
いる。
【0010】そこで、一方の鉛直溝部13dの上端部T
2から下降する突起12は必ず上V溝部13aに沿って
下降し、下端部B2を越えてから上昇し、他方の鉛直溝
部13cの上端部T1に到達する。この上端部T1に到
達した突起12は再び下降するときは必ず下V溝部13
bに沿って下降し、下端部B1を越えてから上昇し、再
び前記鉛直溝部13dの上端部T2に到達するようにな
っている。これにより可動体3は水平面内で所定角度往
復回動することとなり、これに伴い前記環状噛合部7,
10の各凹部7aと凸部7b及び各凸部10aと凹部1
0bとがそれぞれ交互に噛合するようになっている。1
4は筒状固定体1内であって、天板2と可動体3の短柱
胴部4上面との間に介装されるスプリングであり、これ
により可動体3を常に下方へ付勢して該可動体3の上下
動作を正確に行なわせるようにしている。なお、前記ガ
イド溝13は筒状固定体1の内周面に等間隔に複数形成
するようにしてもよい。また、前記可動体3の下端面に
後記する脚Lの高さを微調整するため上下動自在な螺子
軸15を螺合したアジャスタ16が装着されている。該
アジャスタ16の当板17は螺子軸15に対して自在に
回転できるようになっている。
【0011】本発明の机の高さ調節装置A1は上記構成
よりなり、図3ないし図6により作用を説明する。図
中、Lは机の脚部であり、下端面に上板2が固着され、
机の高さ調節装置Aが装着されている。このようにし
て、4本の脚部Lの下端にそれぞれ机の高さ調節装置A
1が配設される。
【0012】先ず、図3に示すように可動体3を筒状固
定体1内に深く入れ、しかも両環状噛合部7,10を互
いに噛合させておく。即ち、筒状固定体1の各凹部7a
内に可動体3の各凸部10aを嵌入させ、同時に各凸部
7bを各凹部10b内に嵌入させる。このとき突起12
はガイド溝13の一方の鉛直溝部13dの上端部T2に
位置し、しかも可動体3の下端が筒状固定体1の下端面
の内側に位置しており、アジャスタ16が床F面に接地
して机が据置されている。この際、各脚部Lのアジャス
タ16を適宜回転させて高さを微調整し、天板を水平に
保持しておく。
【0013】そこで、この状態で机の天板の高さを高く
調節しようとするときは、図4に示すように机を持ち上
げる。これにより可動体3がスプリング14の付勢によ
り下降するのに伴い一方の上端部T2にあった突起12
が上V溝部13a沿いに下降すると共に、可動体3が水
平面内で回動され、突起12は上V溝部13aの下端部
B2に位置し、可動体3の下端を筒状固定体1の下端面
より外側に突出させる。
【0014】次に前記机を下げると、図5に示すように
可動体3が筒状固定体1内に入り、突起12が前記上V
溝部13aに沿って上昇し、他方の鉛直溝部13cの上
端部T1に位置し、同時に可動体3の各凸部10aがガ
イド環5下端に設けた各凸部7bに合致し、しかも各逆
V型溝9と凸部10aの山型部11とが噛合して可動体
3が浅く入って停止する。これにより、可動体3の下端
面が筒状固定体1の下端面より、前記ガイド溝13の一
方の鉛直溝部13dの上端部T2と他方の鉛直溝部13
cの上端部T1との高さの差分外側に突出して脚部Lを
上げることとなり、天板の高さを高く調節することがで
きる。しかも、この場合、机を上げるのみで4本の脚部
Lが同時にかつ自動的に高くなるので、調節が極めて簡
単に行なえ、天板の水平度も出し易い。
【0015】再度机の天板を低く調節しようとするとき
は、図5に示す位置から机を上げる。これにより可動体
3がスプリング14の付勢により下降すると共に前記上
端部T1に位置していた突起12が下V溝部13b沿い
に下降し図6に示すように下端部B1に位置する。これ
に伴い可動体3が水平面内で所定角度逆回転し、更にこ
の状態で机を下げると図3に示す元の状態に戻り、天板
を元の低い位置に下げることができる。
【0016】図7ないし図11は第2実施の形態に係る
机の高さ調節装置A2を示すものである。なお、第1実
施の形態と同一部位は同一番号を付すことにより詳しい
説明は省略する。図において1は筒状固定体であり、3
は該筒状固定体1内に上下動自在に嵌挿される可動体で
ある。前記筒状固定体1は、上下両端面が開放する円筒
胴部材1aと、その上端開口に嵌入される上部枠部材1
bと、その下端開口に嵌入される円環状の下部枠部材1
cとからなる。
【0017】前記上部枠部材1bは、円筒胴部材1aの
上端面に被して固着される円形の上板2を有し、該上板
2の下面外周縁に前記円筒胴部材1aの内周面に接し下
端面が開放される円筒体18が一体に設けられている。
そして、該円筒体18の下端縁にその周方向に沿って、
下部枠部材1cと共にガイド溝13を形成するための深
縦溝19aと浅縦溝19bとが交互にかつ等間隔に設け
られている。各深縦溝19aと浅縦溝19bとの間の下
端縁は、突起12を同じ周方向に沿って順に深縦溝19
a又は浅縦溝19bへ誘導するために下方へ突出しかつ
頂部を一側へ寄せた山形部11に形成されている。更
に、前記円筒体18の内周面上端部に、環状噛合部7が
形成されている。該環状噛合部7は前記各深縦溝19a
に対応位置して凹部7aが、また各浅縦溝19bに対応
位置して凸部7bが交互に周設されており、各凸部7b
の下端面には逆V型溝9が凹設されている。
【0018】前記下部枠部材1cは上面が鋸歯状に形成
され、各V溝20は一側内面が傾斜し、他側内面が鉛直
に形成され、その下端部が深縦溝19aと浅縦溝19b
とのほぼ中間に位置するようになっている。また、外周
面の対角線位置に抜止突起21が突設され、円筒胴部材
1aの下端開口に嵌入して前記各抜止突起21を円筒胴
部材1aの下端縁部に設けられた係合孔22に係脱自在
に係合することにより下部枠部材1cが固定される。こ
のように抜止突起21を係脱自在に係合できるようにし
たのは、故障を起したとき、内部の可動体3が取り出せ
修理または交換ができるなどメンテナンスが行なえるよ
うにするためである。
【0019】前記可動体3は、円柱状に形成され、上壁
3aの上面外周縁には凸部10aと凹部10bとが交互
に設けられ前記環状噛合部7と噛合し得る環状噛合部1
0が形成されている。各凸部10aの上端面は前記凸部
7b下端面の逆V型溝9と合致する山形部11に形成さ
れている。そこで、可動体3が水平面内で所定の角度回
転する如に、筒状固定体1側の各凸部7bの逆V型溝9
と可動体3側の各凸部10aの山形部11、または筒状
固定体1側の各凹部7aと可動体3側の各凸部10a及
び筒状固定体1側の各凸部7bと可動体3側の各凹部1
0bがそれぞれ交互に噛合するようになっている。
【0020】また、可動体3の上端外周面に、各凸部1
0aに対応位置して外方へ放射線状に突出する突起12
が設けられている。各突起12は可動体3が筒状固定体
1内を上下動する如に前記ガイド溝13内を周方向に沿
って摺動するようになっている。筒状固定体1内であっ
て、上板2と可動体3の上面間にはスプリング14が介
装される。これにより可動体3を常に下方へ付勢して、
該可動体3の上下動作を正確に行なわせるようにしてい
る。また、可動体3の下端面にはアジャスタ16が装着
されている。
【0021】そして、可動体3の外周面の各突起12が
ガイド溝13を上方へ摺動して各深縦溝19aの上端部
に達すると、可動体3側と上部枠部材1b側との各凸部
10aと凹部7a及び凹部10bと凸部7bとがそれぞ
れ合致して両環状噛合部7,10が噛合し、可動体3が
筒状固定体1内に深く入る。
【0022】また、各突起12が各深縦溝19a内を下
降し、下部枠部材1cの各V溝20に達すると傾斜する
一内側面に当接して移動し、これに伴い可動体3が水平
面内で一側へ回動する。そして、更に各突起12が上方
へ摺動すると円筒体18下端の山形部11面に当接して
可動体3を同方向へ更に回動させ、今度は各浅縦溝19
b内を上方へ摺動してその上端部に達する。同時に、可
動体3側の各凸部10a上端の山形部11が上部枠部材
1b側の各凸部7b下端の逆V型溝9に合致して両環状
噛合部7,10が噛合し、可動体3が筒状固定体1内に
浅く入る。以後可動体3が水平面内で所定角度ずつ回転
する毎に同様の動作を繰り返す。
【0023】第2実施の形態に係る机の高さ調節装置A
2は上記構成よりなり、図9乃至図11に基づき作用を
説明する。先ず、図9に示すように可動体3を筒状固定
体1内に深く入れ、しかも両環状噛合部7,10を互い
に噛合させておく。すなわち、筒状固定体1側の各凹部
7a内に可動体3側の各凸部10aを嵌入させ、同時に
各凸部7bを各凹部10b内に嵌入させる。この時、各
突起12はガイド溝13における各深縦溝19aの上端
部に位置し、アジャスタ16が床Fに接地している。
【0024】そこで、この状態で天板を高い位置へ上げ
るよう調整しようとするときは、図10に示すように机
を持ち上げる。これにより可動体3がスプリング14の
付勢により下降するのに伴い各深縦溝19aの上端部に
あった各突起12が下部枠部材1cのV溝20まで下降
すると共に可動体3が水平面内で回転される。
【0025】次に、机を下げると、図11に示すように
可動体3が筒状固定体1内に入り各突起12が各浅縦溝
19bの上端部に位置し、同時に可動体3側の各凸部1
0aの山形部11が筒状固定体1側の各凸部7bの逆V
型溝9に合致して可動体3が浅く入って停止し、天板を
高い位置へ上げることができる。また、天板を下げると
きは、再度机を上下させることで簡単に行うことができ
る。
【0026】図12乃至図16は机の高さを多段階に調
節できるようにした第3実施の形態に係るものである。
なお、第2実施の形態と同一部位は同一番号を付すこと
によって詳しい説明は省略する。この第3実施の形態に
係る机の高さ調節装置A3は高さを三段階に変化できる
ようにしており、円筒体18の下端縁にその周方向に沿
って下部枠部材1cと共にガイド溝13を形成するた
め、深縦溝19aと浅縦溝19bとの間にその中間深さ
を有する中間縦溝19cが順に等間隔に設けられてい
る。各縦溝19a,19b,19cの間の下端縁は、突
起12を同じ周方向に沿って順に次なる縦溝19a,1
9b,19cへ誘導するため下方へ突出しかつ頂部を一
側へ寄せた山形部11に形成されている。
【0027】更に円筒体18の内周面上端寄りの環状噛
合部7は、前記各縦溝19a,19b,19cに対応さ
せて、深縦溝19aに対しては一番低く、中間縦溝19
cに対しては次に低く、浅縦溝19bに対しては一番高
い低・中・高段部71,72,73を順に複数備えて形
成されている。これら各段部71,72,73の下端面
には逆V型溝23がそれぞれ凹設されている。
【0028】一方、前記可動体3の上面外周縁には、例
えば各深縦溝19a間と同じ間隔を離して凸部10cが
設けられ、前記環状噛合部7と噛合しうる環状噛合部1
0が形成されている。また、各凸部10cの上端面は前
記各段部71,72,73下端の逆V型溝8と合致する
山形部11に形成されている。そこで、可動体3が上下
しつつ水平面内で所定の角度回動するごとに可動体3側
の各凸部10cの山形部11と筒状固定体1側の各段部
71,72,73の逆V型溝8とが順に噛合するように
なっている。また、可動体3には各凸部10cに対応位
置させて突起12が突設されている。
【0029】図13乃至図16は環状噛合部7,10の
一部展開図を示し、図13は環状噛合部10の各凸部1
0c上端が環状噛合部7の各低段部71の下端に合致し
て噛合し、机の天板を一番低い位置に置いている。この
状態で、机を引き上げると、各突起12が深縦溝19a
内を下降し下部枠部材1cの各V溝20に達し、更にそ
の傾斜する一内側面に当接して移動し、これに伴い図1
4に示すように可動体3が水平面内で一側方へ回動す
る。
【0030】次に、机を下げると、各突起12が上方へ
摺動し円筒体18下端の山形部11に当接して可動体3
を更に回動させ、今度は次の中間縦溝19c内を上方へ
摺動してその上端部に達する。同時に可動体3側の各凸
部10c上端が図15に示すように上部枠部材1b側の
各中段部72の下端に合致して両環状噛合部7,10が
噛合する。この状態では、机の天板が一段上昇すること
になる。以後同様の動作を繰り返すことにより図16に
示すように各凸部10c上端が各高段部73の下端に合
致して机の天板を高い位置に保持する。このようにし
て、机の高さを三段階に変化させることができる。な
お、前記多段部71,72,73の数を増やすことによ
り更に多くの段階に変化できるようになる。また、本発
明における机の高さ調節装置は脚部の下端に取着した
が、天板と脚部との間に介装するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る家具等
の高さ調節装置は、筒状固定体内に可動体を水平面内で
所定角度往復回動または所定角度ずつ回転させつつ上下
動して停止し得る構成としたので、家具等の高さ調節す
るための構造、例えば机の脚部の構造が簡単となり。そ
の製作も容易となり、これにより製作コストが低廉とな
し得る。
【0032】また、家具等を持ち上げるのみで、高さの
調節ができその操作が容易となり、例えば机では天板の
水平度も容易に出せる。しかも、高さの調節ができない
既製の家具等にも簡単に取り付けられる。
【0033】更に、高さを多段階に調節できる家具等の
高さ調節装置を用いれば、各種ニーズに十分対応でき極
めて至便であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態に係る机の高さ調節装置の斜視
図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同作用を説明する断面図。
【図4】同作用を説明する断面図。
【図5】同作用を説明する断面図。
【図6】同作用を説明する断面図。
【図7】第2実施の形態に係る机の高さ調節装置の斜視
図。
【図8】同分解斜視図。
【図9】同作用を説明する断面図。
【図10】同作用を説明する断面図。
【図11】同作用を説明する断面図。
【図12】第3実施の形態に係る机の高さ調節装置の断
面図。
【図13】同作用を説明する環状噛合部の一部の展開
図。
【図14】同作用を説明する環状噛合部の一部の展開
図。
【図15】同作用を説明する環状噛合部の一部の展開
図。
【図16】同作用を説明する環状噛合部の一部の展開
図。
【符号の説明】
1 筒状固定体 3 可動体 7 環状噛合部 10 環状噛合部 12 突起 13 ガイド溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具等に鉛直に固着される筒状固定体
    と、該筒状固定体内に嵌挿されて上下動する可動体とか
    らなり、該可動体の外周面または筒状固定体の内周面に
    可動体の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角度往
    復回動させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記筒状
    固定体の内周面または可動体の外周面に前記ガイド溝に
    嵌入する突起を突設し、また、前記可動体の上端外周縁
    と筒状固定体の内周面とにはそれぞれ前記可動体の上下
    動により互いの凸部と凹部又は凸部と凸部とが交互に噛
    合しうる環状噛合部を配設し、前記凸部と凹部とが噛合
    したとき可動体が筒状固定体内に深く入って家具等が低
    い位置で停止し、前記凸部と凸部とが噛合したとき可動
    体が筒状固定体内に浅く入って家具等が高い位置で停止
    し得るようにしたことを特徴とする家具等の高さ調節装
    置。
  2. 【請求項2】 家具等に鉛直に固着される筒状固定体
    と、該筒状固定体内に嵌挿されて上下動する可動体とか
    らなり、該可動体の外周面または筒状固定体の内周面に
    可動体の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角度ず
    つ回転させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記筒状
    固定体の内周面または可動体の外周面に前記ガイド溝に
    嵌入する突起を突設し、また、前記可動体の上端外周縁
    と筒状固定体の内周面とにはそれぞれ前記可動体の上下
    動により互いの凸部と凹部又は凸部と凸部とが交互に噛
    合しうる環状噛合部を配設し、前記凸部と凹部とが噛合
    したとき、可動体が筒状固定体内に深く入って家具等が
    低い位置で停止し、前記凸部と凸部とが噛合したとき可
    動体が筒状固定体内に浅く入って家具等が高い位置で停
    止するようにしたことを特徴とする家具等の高さ調節装
    置。
  3. 【請求項3】 家具等に鉛直に固着される筒状固定体
    と、該筒状固定体内に嵌挿されて上下動する可動体とか
    らなり、前記可動体の外周面または筒状固定体の内周面
    に可動体の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角度
    ずつ回転させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記筒
    状固定体の内周面または可動体の外周面に前記ガイド溝
    に嵌入する突起を突設し、また、前記筒状固定体の内周
    面と前記可動体の上端外周縁には、何れか一方に高さを
    異ならせた多段部を複数備えた環状噛合部を周設し、ま
    た他方に前記各多段部の内、同じ高さの段部と合致しう
    る複数の凸部を所定間隔離して備えた環状噛合部を周設
    し、可動体の回動により各段部と各凸部が順に合致する
    ことにより可動体が筒状固定体内に入る度合を段階的に
    変化させ、家具等の高さが多段階に調節できるようにし
    たことを特徴とする家具等の高さ調節装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904742B1 (ko) 2008-12-24 2009-06-26 주식회사 닥터스생활과학 의자
WO2010128800A2 (ko) * 2009-05-06 2010-11-11 주식회사 닥터스생활과학 등받이 회전승강장치 및 이를 이용한 의자
CN110522209A (zh) * 2019-09-23 2019-12-03 浙江布儿森教学设备有限公司 应用于柜体的可伸缩支撑脚
KR102333857B1 (ko) * 2021-07-16 2021-12-06 (주)코아스 높낮이 조절이 가능한 가구

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