JP2001045958A - 害虫防除装置 - Google Patents
害虫防除装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は土台や柱の下部、床束・大引・根太
・床板・敷居などの建築下部材に電極を取り付け、地中
より侵入してくるシロアリなどの害虫に電撃を印加して
予防・駆除する害虫防除装置に係り、比較的安価な経費
で完全な防虫対策を講ずるものである。 【解決手段】 直流電源4とパルス列発生手段5を内蔵
した装置本体と、建築物の下部材に設置した第一の電極
群と、地面に接触させた第二の電極群を備え、電撃パル
スは装置本体3より配線9、次に第一の電極群6、次に
害虫の体(図示せず)、次に第二の電極群7、次に第二
の電極群の接地極8a、次に装置本体3の接地極8b、
次に装置本体3という経路を通って印加する。電極群は
地面に接している木材全てに設置してある。
・床板・敷居などの建築下部材に電極を取り付け、地中
より侵入してくるシロアリなどの害虫に電撃を印加して
予防・駆除する害虫防除装置に係り、比較的安価な経費
で完全な防虫対策を講ずるものである。 【解決手段】 直流電源4とパルス列発生手段5を内蔵
した装置本体と、建築物の下部材に設置した第一の電極
群と、地面に接触させた第二の電極群を備え、電撃パル
スは装置本体3より配線9、次に第一の電極群6、次に
害虫の体(図示せず)、次に第二の電極群7、次に第二
の電極群の接地極8a、次に装置本体3の接地極8b、
次に装置本体3という経路を通って印加する。電極群は
地面に接している木材全てに設置してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリやキクイ
ムシなどの建築物を食害する害虫を物理的作用によって
予防・駆除する害虫防除装置に関するものである。
ムシなどの建築物を食害する害虫を物理的作用によって
予防・駆除する害虫防除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋害虫のシロアリ防除には薬剤
を使用する化学的防除が主流であるが、生物的防除、生
態的防除、機械的・物理的防除も行われている。
を使用する化学的防除が主流であるが、生物的防除、生
態的防除、機械的・物理的防除も行われている。
【0003】生物的防除とは他の生物によって害虫を防
除する方法で、いわゆる天敵の利用である。シロアリの
天敵としてはカビ・バクテリアなどの微生物、アリ、ダ
ニ、寄生蜂、鳥類、蛇、蜥蜴などが考えられている。
除する方法で、いわゆる天敵の利用である。シロアリの
天敵としてはカビ・バクテリアなどの微生物、アリ、ダ
ニ、寄生蜂、鳥類、蛇、蜥蜴などが考えられている。
【0004】生態的防除とは害虫の生態を考慮して、そ
の発生や加害を軽減させるように環境条件を変えたり、
施設の改善などにより害虫の発生を抑制し、侵入・加害
を防除する方法である。シロアリは暗くて温暖多湿なと
ころを好むという生態的条件を十分考慮して、建物の基
礎を高くして換気口を設けて通風採光を図ったり、雨漏
りや水がかりを防止するなどしてシロアリが生息・加害
しにくい環境に改変する対策が行われている。
の発生や加害を軽減させるように環境条件を変えたり、
施設の改善などにより害虫の発生を抑制し、侵入・加害
を防除する方法である。シロアリは暗くて温暖多湿なと
ころを好むという生態的条件を十分考慮して、建物の基
礎を高くして換気口を設けて通風採光を図ったり、雨漏
りや水がかりを防止するなどしてシロアリが生息・加害
しにくい環境に改変する対策が行われている。
【0005】機械的・物理的防除とは機械的あるいは物
理的作用によって害虫を防除する方法である。シロアリ
侵入に対し基礎高を高くしたり、防蟻板を建築物の基礎
と土台や柱の間に挟む方法が行われている。また、超音
波・超短波・加熱・冷却・放射線・電撃などによる防除
が研究されている。
理的作用によって害虫を防除する方法である。シロアリ
侵入に対し基礎高を高くしたり、防蟻板を建築物の基礎
と土台や柱の間に挟む方法が行われている。また、超音
波・超短波・加熱・冷却・放射線・電撃などによる防除
が研究されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の化学的防除は、効果が迅速かつ的確で、適用範囲が広
く、防除法の中で最も積極的な方法であるが、シロアリ
防除に使用された薬剤の人体(住人、防除作業者)への
毒性や環境汚染などが社会的な問題となっているので、
今後は薬剤の使用はますますきびしく規制されていくも
のと考えられる。また、生物的防除は、現在までのとこ
ろ建築材食害虫で著しく成功した例はなく、今後の研究
が大いに期待されるところである。生態的防除は予防的
な意味のものであって、一旦害虫による食害が発生した
後においては大きな効果を期待できない。機械的・物理
的防除もあまり積極的な防除法ではなく、一般にかなり
高額の経費を要するが、防除効率が良く、一度施設すれ
ばあとはわずかな経費ですむ。
の化学的防除は、効果が迅速かつ的確で、適用範囲が広
く、防除法の中で最も積極的な方法であるが、シロアリ
防除に使用された薬剤の人体(住人、防除作業者)への
毒性や環境汚染などが社会的な問題となっているので、
今後は薬剤の使用はますますきびしく規制されていくも
のと考えられる。また、生物的防除は、現在までのとこ
ろ建築材食害虫で著しく成功した例はなく、今後の研究
が大いに期待されるところである。生態的防除は予防的
な意味のものであって、一旦害虫による食害が発生した
後においては大きな効果を期待できない。機械的・物理
的防除もあまり積極的な防除法ではなく、一般にかなり
高額の経費を要するが、防除効率が良く、一度施設すれ
ばあとはわずかな経費ですむ。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、土台や柱の下部、床束・大引・根太・床板・
敷居などの建築下部材に電極を取り付け、地中より侵入
してくるシロアリなどの害虫に電撃を印加して予防・駆
除する害虫防除装置を備え、比較的安価な経費で完全な
防虫対策を講ずることが可能となるようにしたものであ
る。
するため、土台や柱の下部、床束・大引・根太・床板・
敷居などの建築下部材に電極を取り付け、地中より侵入
してくるシロアリなどの害虫に電撃を印加して予防・駆
除する害虫防除装置を備え、比較的安価な経費で完全な
防虫対策を講ずることが可能となるようにしたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】前記課題を解決するため、本発明
の請求項1に記載の発明は、直流電源と、パルス列発生
手段と、建築物の下部材に設置した第一の電極群と、地
面に接触させた第二の電極群とを備えた害虫防除装置と
するものである。そして害虫に電撃を印加して予防・駆
除するように作用する。
の請求項1に記載の発明は、直流電源と、パルス列発生
手段と、建築物の下部材に設置した第一の電極群と、地
面に接触させた第二の電極群とを備えた害虫防除装置と
するものである。そして害虫に電撃を印加して予防・駆
除するように作用する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、直流電
源と、パルス列発生手段と、建築物の下部材に設置した
第一の電極群と、基礎コンクリートの鉄筋に接触させた
第二の電極群とを備えた害虫防除装置とするものであ
る。そして害虫に電撃を印加して予防・駆除するように
作用する。
源と、パルス列発生手段と、建築物の下部材に設置した
第一の電極群と、基礎コンクリートの鉄筋に接触させた
第二の電極群とを備えた害虫防除装置とするものであ
る。そして害虫に電撃を印加して予防・駆除するように
作用する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、直流電
源と、パルス列発生手段と、発振手段と、変調手段と、
磁界送信手段と、磁界受信手段と、パルス列を復号する
復号手段と、建築物の下部材に設置した第一の電極群及
び第二の電極群とを備えた害虫防除装置とするものであ
る。そしてより簡便に電極群に配線できるように作用す
る。
源と、パルス列発生手段と、発振手段と、変調手段と、
磁界送信手段と、磁界受信手段と、パルス列を復号する
復号手段と、建築物の下部材に設置した第一の電極群及
び第二の電極群とを備えた害虫防除装置とするものであ
る。そしてより簡便に電極群に配線できるように作用す
る。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、直流電
源と、パルス列発生手段と、発光手段と、回折手段と、
受光手段と、パルス列を復号する復号手段と、建築物の
下部材に設置した第一の電極群及び第二の電極群とを備
えた害虫防除装置とするものである。そして光により配
電できるように作用する。
源と、パルス列発生手段と、発光手段と、回折手段と、
受光手段と、パルス列を復号する復号手段と、建築物の
下部材に設置した第一の電極群及び第二の電極群とを備
えた害虫防除装置とするものである。そして光により配
電できるように作用する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、直流電
源と、パルス列発生手段と、マイクロ波発生手段と、マ
イクロ波送信手段と、マイクロ波受信手段と、パルス列
を復号する復号手段と、建築物の下部材に設置した第一
の電極群及び第二の電極群とを備えた害虫防除装置とす
るものである。そしてマイクロ波により配電できるよう
に作用する。
源と、パルス列発生手段と、マイクロ波発生手段と、マ
イクロ波送信手段と、マイクロ波受信手段と、パルス列
を復号する復号手段と、建築物の下部材に設置した第一
の電極群及び第二の電極群とを備えた害虫防除装置とす
るものである。そしてマイクロ波により配電できるよう
に作用する。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、さらに
タイマー手段と、カウンタと、切替手段とを備えた害虫
防除装置とするものである。そして、節電のため電極群
に順番に印加するように作用する。
タイマー手段と、カウンタと、切替手段とを備えた害虫
防除装置とするものである。そして、節電のため電極群
に順番に印加するように作用する。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、さらに
計時手段と、夜間電力を蓄電する大容量コンデンサを備
えた害虫防除装置とするものである。そして、節電のた
め日中はこの大容量コンデンサから給電するように作用
する。
計時手段と、夜間電力を蓄電する大容量コンデンサを備
えた害虫防除装置とするものである。そして、節電のた
め日中はこの大容量コンデンサから給電するように作用
する。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、さらに
計時手段と、夜間電力を蓄電する2次電池を備えた害虫
防除装置とするものである。そして、節電のため日中は
この2次電池から給電するように作用する。
計時手段と、夜間電力を蓄電する2次電池を備えた害虫
防除装置とするものである。そして、節電のため日中は
この2次電池から給電するように作用する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、各実施例において、同じ構成、同じ動
作をするものについては同一符号を付し、一部説明を省
略する。
説明する。なお、各実施例において、同じ構成、同じ動
作をするものについては同一符号を付し、一部説明を省
略する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例1の装
置の施工状態を示した要部断面図である。
置の施工状態を示した要部断面図である。
【0018】図1において、1は木造家屋、2はその土
台、3は直流電源4とパルス列発生手段5(図示せず)
を内蔵した装置本体、6は建築物の下部材に設置した第
一の電極群、7は地面に接触させた第二の電極群、8a
は第二の電極群7の接地電極、8bは装置本体3の接地
極、9は第一の電極群6と装置3を接続する片側の配線
である。ここで、我が国に生息し建築物を食害する主な
シロアリは地中のコロニー(巣)より地中や土台表面に
蟻道を形成して進入してくるので、第一の電極群6、第
二の電極群7は建築物の下部材で地面に接している木材
全てに設置してある。
台、3は直流電源4とパルス列発生手段5(図示せず)
を内蔵した装置本体、6は建築物の下部材に設置した第
一の電極群、7は地面に接触させた第二の電極群、8a
は第二の電極群7の接地電極、8bは装置本体3の接地
極、9は第一の電極群6と装置3を接続する片側の配線
である。ここで、我が国に生息し建築物を食害する主な
シロアリは地中のコロニー(巣)より地中や土台表面に
蟻道を形成して進入してくるので、第一の電極群6、第
二の電極群7は建築物の下部材で地面に接している木材
全てに設置してある。
【0019】次に動作、作用について説明すると、直流
電源4より供給される電力でパルス列発生手段5は所定
のパルス幅の電撃パルス列を発生する。この電撃パルス
は装置本体3より配線9、次に第一の電極群6、次に害
虫の体(図示せず)、次に第二の電極群7、次に第二の
電極群の接地極8a、次に装置本体3の接地極8b、次
に装置本体3という経路を通って印加される。つまり大
地を利用しているため配線の片側は不要で、部材費を低
減できると共に、施工がその分容易となる。また、害虫
が第一の電極群6と第二の電極群7に触れていないとき
は木材のインピーダンスは100MΩ以上なので静的に
電圧が印加されているだけで電流は殆ど流れず、無用な
消費電力を抑えるように作用する。なおパルス列発生手
段は任意パルス列を容易に発生できるROMやマイクロ
コンピュータ等のデジタル回路で構成した方が望まし
い。
電源4より供給される電力でパルス列発生手段5は所定
のパルス幅の電撃パルス列を発生する。この電撃パルス
は装置本体3より配線9、次に第一の電極群6、次に害
虫の体(図示せず)、次に第二の電極群7、次に第二の
電極群の接地極8a、次に装置本体3の接地極8b、次
に装置本体3という経路を通って印加される。つまり大
地を利用しているため配線の片側は不要で、部材費を低
減できると共に、施工がその分容易となる。また、害虫
が第一の電極群6と第二の電極群7に触れていないとき
は木材のインピーダンスは100MΩ以上なので静的に
電圧が印加されているだけで電流は殆ど流れず、無用な
消費電力を抑えるように作用する。なおパルス列発生手
段は任意パルス列を容易に発生できるROMやマイクロ
コンピュータ等のデジタル回路で構成した方が望まし
い。
【0020】印加実験結果では電極を固定する対象の木
材が米栂、湿度50%、パルス幅350μsの条件にお
いて、直流電源1の電圧が12V以上であれば忌避効果
が得られる。(すなわちシロアリの体を導体として電流
が流れている。)また、駆除には60V以上の電圧が必
要である。
材が米栂、湿度50%、パルス幅350μsの条件にお
いて、直流電源1の電圧が12V以上であれば忌避効果
が得られる。(すなわちシロアリの体を導体として電流
が流れている。)また、駆除には60V以上の電圧が必
要である。
【0021】(実施例2)図2は本発明の実施例2の施
工状態を示した要部断面図である。
工状態を示した要部断面図である。
【0022】図2において、20は木造家屋、21はそ
のコンクリート製の土台、3は直流電源4とパルス列発
生手段5(図示せず)を内蔵した装置本体、6は建築物
の下部材に設置した第一の電極群、22は基礎コンクリ
ートの鉄筋、23は鉄筋22に接触させた第二の電極
群、9は第一の電極群6と装置3を接続する片側の配線
である。ここで第一の電極群6、第二の電極群23は建
築物の下部材で地面に接している木材全てに設置してあ
る。
のコンクリート製の土台、3は直流電源4とパルス列発
生手段5(図示せず)を内蔵した装置本体、6は建築物
の下部材に設置した第一の電極群、22は基礎コンクリ
ートの鉄筋、23は鉄筋22に接触させた第二の電極
群、9は第一の電極群6と装置3を接続する片側の配線
である。ここで第一の電極群6、第二の電極群23は建
築物の下部材で地面に接している木材全てに設置してあ
る。
【0023】実施例2において、実施例1と異なる点は
接地極に換わり鉄筋を利用して電撃パルス列を伝えてい
ることである。
接地極に換わり鉄筋を利用して電撃パルス列を伝えてい
ることである。
【0024】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
造を有し、説明は省略する。
【0025】次に動作、作用について説明すると、電撃
パルス列は装置本体3より配線9、次に第一の電極群
6、次に害虫の体(図示せず)、次に第二の電極群2
3、次に基礎コンクリートの鉄筋、次に装置本体3とい
う経路を通って印加される。つまり鉄筋を利用している
ため配線の片側は不要で、部材費を低減できると共に、
施工がその分容易となる。(なお、鉄筋が露出している
箇所がない場合は、コンクリート表面を若干削る必要が
生じる場合もあり得る。)また、害虫が第一の電極群6
と第二の電極群23に触れていないときは静的に電圧が
印加されているだけで電流は殆ど流れず、無用な消費電
力を抑えるように作用する。
パルス列は装置本体3より配線9、次に第一の電極群
6、次に害虫の体(図示せず)、次に第二の電極群2
3、次に基礎コンクリートの鉄筋、次に装置本体3とい
う経路を通って印加される。つまり鉄筋を利用している
ため配線の片側は不要で、部材費を低減できると共に、
施工がその分容易となる。(なお、鉄筋が露出している
箇所がない場合は、コンクリート表面を若干削る必要が
生じる場合もあり得る。)また、害虫が第一の電極群6
と第二の電極群23に触れていないときは静的に電圧が
印加されているだけで電流は殆ど流れず、無用な消費電
力を抑えるように作用する。
【0026】印加実験結果では実施例1と同程度の条件
で効果が得られる。
で効果が得られる。
【0027】(実施例3)図3(a)は本発明の実施例
3の施工状態を示した要部断面図である。また図3
(b)は配線の部分拡大図である。
3の施工状態を示した要部断面図である。また図3
(b)は配線の部分拡大図である。
【0028】図3(a)において、1は木造家屋、2は
その土台、30は直流電源4とパルス列発生手段5と、
発振手段31と、変調手段32と、磁界送信手段33
(図示せず)を内蔵した装置本体、34は装置本体30
内の磁界送信手段33から出力される高周波電流を送電
するための送電路、35は磁界受信手段、36はパルス
列を復号する復号手段、37は建築物の下部材に設置し
た第一の電極群、38は同じく第二の電極群、39は第
一の電極群37及び第二の電極38と復号手段36を接
続する短い配線である。ここで第一の電極群39、第二
の電極群38は建築物の下部材で地面に接している木材
全てに設置してある。
その土台、30は直流電源4とパルス列発生手段5と、
発振手段31と、変調手段32と、磁界送信手段33
(図示せず)を内蔵した装置本体、34は装置本体30
内の磁界送信手段33から出力される高周波電流を送電
するための送電路、35は磁界受信手段、36はパルス
列を復号する復号手段、37は建築物の下部材に設置し
た第一の電極群、38は同じく第二の電極群、39は第
一の電極群37及び第二の電極38と復号手段36を接
続する短い配線である。ここで第一の電極群39、第二
の電極群38は建築物の下部材で地面に接している木材
全てに設置してある。
【0029】実施例3において、実施例1及び実施例2
と異なる点は高周波電流・磁界を送電に利用して非接触
で電撃パルス列を伝えていることである。
と異なる点は高周波電流・磁界を送電に利用して非接触
で電撃パルス列を伝えていることである。
【0030】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
造を有し、説明は省略する。
【0031】次に動作、作用について説明すると、電撃
パルスは装置本体30より送電路34へ高周波電流の形
に変調されて供給される。この時、変調手段32は発振
手段31が発生する高周波の基本波に、パルス列発生手
段5の発生するパルス列を重畳し送信用の変調信号を生
成する。他方、送電路34に近接して設けられた磁界受
信手段35はこの高周波電流が発生する磁界を検出し、
復号手段36は元のパルス列に復号する(いわゆる検波
動作を行う)。復号されたパルス列は復号手段36、次
に配線39、次に第一の電極群37、次に害虫の体(図
示せず)、次に第二の電極群38、次に配線39、次に
復号手段36という経路を通って印加される。そして高
周波電流による磁界を利用しているため復号手段36の
取付は送電路34近傍の任意の位置に行うことができ、
且つ、配線費用を低減できると共に、施工がその分容易
となる。また、害虫が第一の電極群37と第二の電極群
38に触れていないときは静的に電圧が印加されている
だけで電流は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるよう
に作用する。
パルスは装置本体30より送電路34へ高周波電流の形
に変調されて供給される。この時、変調手段32は発振
手段31が発生する高周波の基本波に、パルス列発生手
段5の発生するパルス列を重畳し送信用の変調信号を生
成する。他方、送電路34に近接して設けられた磁界受
信手段35はこの高周波電流が発生する磁界を検出し、
復号手段36は元のパルス列に復号する(いわゆる検波
動作を行う)。復号されたパルス列は復号手段36、次
に配線39、次に第一の電極群37、次に害虫の体(図
示せず)、次に第二の電極群38、次に配線39、次に
復号手段36という経路を通って印加される。そして高
周波電流による磁界を利用しているため復号手段36の
取付は送電路34近傍の任意の位置に行うことができ、
且つ、配線費用を低減できると共に、施工がその分容易
となる。また、害虫が第一の電極群37と第二の電極群
38に触れていないときは静的に電圧が印加されている
だけで電流は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるよう
に作用する。
【0032】さらに送電路34は例えば第3図(b)に
示すように、2本の平行導体を絶縁体で固定した第一の
部材34aと、1本の導体をループアンテナ上に折り返
して絶縁体に固定した第二の部材34bで構成してあ
る。こうすることにより、施工長さの不明な家屋でも現
場で容易に調整することが可能となる。
示すように、2本の平行導体を絶縁体で固定した第一の
部材34aと、1本の導体をループアンテナ上に折り返
して絶縁体に固定した第二の部材34bで構成してあ
る。こうすることにより、施工長さの不明な家屋でも現
場で容易に調整することが可能となる。
【0033】(実施例4)図4は本発明の実施例4の施
工状態を示した要部断面図である。
工状態を示した要部断面図である。
【0034】図4において、1は木造家屋、2はその土
台、40は直流電源4とパルス列発生手段5と、発光手
段41(図示せず)を内蔵した装置本体、42は装置本
体40内の発光手段41から出力される光パルス列を3
60度全方位に回折して出力する回折手段、43は小型
ソーラパネルからなる受光手段、44はパルス列を復号
する復号手段、45は建築物の下部材に設置した第一の
電極群、46は同じく第二の電極群である。47は第一
の電極群45及び第二の電極46と復号手段44を接続
する短い配線である。ここで第一の電極群45、第二の
電極群46は建築物の下部材で地面に接している木材全
てに設置してある。
台、40は直流電源4とパルス列発生手段5と、発光手
段41(図示せず)を内蔵した装置本体、42は装置本
体40内の発光手段41から出力される光パルス列を3
60度全方位に回折して出力する回折手段、43は小型
ソーラパネルからなる受光手段、44はパルス列を復号
する復号手段、45は建築物の下部材に設置した第一の
電極群、46は同じく第二の電極群である。47は第一
の電極群45及び第二の電極46と復号手段44を接続
する短い配線である。ここで第一の電極群45、第二の
電極群46は建築物の下部材で地面に接している木材全
てに設置してある。
【0035】実施例4において、実施例1〜実施例3と
異なる点は光送信を利用して非接触で電撃パルス列を伝
えていることである。
異なる点は光送信を利用して非接触で電撃パルス列を伝
えていることである。
【0036】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
造を有し、説明は省略する。
【0037】次に動作、作用について説明すると、電撃
パルスは装置本体40より回折手段42へ光パルス列の
形に変調されて供給される。この時、回折手段42は発
光手段42が出力する光パルス列を、プリズムやポリゴ
ンミラー・回転式反射鏡といった方法で360度全方位
に送出する。発光手段41にはLED素子等を用いる。
パルスは装置本体40より回折手段42へ光パルス列の
形に変調されて供給される。この時、回折手段42は発
光手段42が出力する光パルス列を、プリズムやポリゴ
ンミラー・回転式反射鏡といった方法で360度全方位
に送出する。発光手段41にはLED素子等を用いる。
【0038】他方、受光手段43はこの光パルス列を受
光し電気信号に変換する。復号手段44は元のパルス列
に整形する。復号されたパルス列は復号手段44、次に
配線47、次に第一の電極群45、次に害虫の体(図示
せず)、次に第二の電極群46、次に配線47、次に復
号手段44という経路を通って印加される。そして光送
信を利用しているため復号手段44の取付は装置本体4
0が見通せる任意の位置に行うことができ、且つ、配線
費用を低減できると共に、施工がその分容易となる。ま
た、害虫が第一の電極群45と第二の電極群46に触れ
ていないときは静的に電圧が印加されているだけで電流
は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるように作用す
る。
光し電気信号に変換する。復号手段44は元のパルス列
に整形する。復号されたパルス列は復号手段44、次に
配線47、次に第一の電極群45、次に害虫の体(図示
せず)、次に第二の電極群46、次に配線47、次に復
号手段44という経路を通って印加される。そして光送
信を利用しているため復号手段44の取付は装置本体4
0が見通せる任意の位置に行うことができ、且つ、配線
費用を低減できると共に、施工がその分容易となる。ま
た、害虫が第一の電極群45と第二の電極群46に触れ
ていないときは静的に電圧が印加されているだけで電流
は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるように作用す
る。
【0039】なお、本実施例において回折手段42は装
置本体40に取り付ける形式としたが、光ファイバー等
で接続することもできるものである。この場合、回折手
段42を複数個設置することが容易となり、装置本体4
0一台でかなり大型の商業施設にも対応可能となる。
置本体40に取り付ける形式としたが、光ファイバー等
で接続することもできるものである。この場合、回折手
段42を複数個設置することが容易となり、装置本体4
0一台でかなり大型の商業施設にも対応可能となる。
【0040】(実施例5)図5は本発明の実施例5の施
工状態を示した要部断面図である。
工状態を示した要部断面図である。
【0041】図5において、1は木造家屋、2はその土
台、50は直流電源4とパルス列発生手段5と、マイク
ロ波発生手段51(図示せず)を内蔵した装置本体、5
2は装置本体50内のマイクロ波発生手段51から出力
されるマイクロ波パルス列を360度全方位に出力する
マイクロ波送信手段、53はマイクロ波受信手段、54
は元のパルス列に復号する復号手段、55は建築物の下
部材に設置した第一の電極群、56は同じく第二の電極
群である。57は第一の電極群55及び第二の電極56
と復号手段54を接続する短い配線である。ここで第一
の電極群55、第二の電極群56は建築物の下部材で地
面に接している木材全てに設置してある。
台、50は直流電源4とパルス列発生手段5と、マイク
ロ波発生手段51(図示せず)を内蔵した装置本体、5
2は装置本体50内のマイクロ波発生手段51から出力
されるマイクロ波パルス列を360度全方位に出力する
マイクロ波送信手段、53はマイクロ波受信手段、54
は元のパルス列に復号する復号手段、55は建築物の下
部材に設置した第一の電極群、56は同じく第二の電極
群である。57は第一の電極群55及び第二の電極56
と復号手段54を接続する短い配線である。ここで第一
の電極群55、第二の電極群56は建築物の下部材で地
面に接している木材全てに設置してある。
【0042】実施例5において、実施例1〜実施例4と
異なる点はマイクロ波を利用して非接触で電撃パルス列
を伝えていることである。
異なる点はマイクロ波を利用して非接触で電撃パルス列
を伝えていることである。
【0043】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
造を有し、説明は省略する。
【0044】次に動作、作用について説明すると、電撃
パルスは装置本体50より送信手段52へマイクロ波パ
ルス列の形に変換されて供給される。この時、マイクロ
波送信手段42はマイクロ波発生手段51が出力するマ
イクロ波パルス列を、回転式導波管といった方法で36
0度全方位に送出する。マイクロ波発生手段51には周
波数が2.45GHz、最大連続出力100Wのマグネ
トロン等を用いる。
パルスは装置本体50より送信手段52へマイクロ波パ
ルス列の形に変換されて供給される。この時、マイクロ
波送信手段42はマイクロ波発生手段51が出力するマ
イクロ波パルス列を、回転式導波管といった方法で36
0度全方位に送出する。マイクロ波発生手段51には周
波数が2.45GHz、最大連続出力100Wのマグネ
トロン等を用いる。
【0045】他方、復号手段54はマイクロ波パルス列
をマイクロ波受信手段53で受信し電気信号に変換す
る。復号されたパルス列は復号手段54、次に配線5
7、次に第一の電極群55、次に害虫の体(図示せ
ず)、次に第二の電極群56、次に配線57、次に復号
手段54という経路を通って印加される。そしてマイク
ロ波を利用しているため復号手段54の取付は装置本体
50が見通せる任意の位置に行うことができ、且つ、配
線費用を低減できると共に、施工がその分容易となる。
また、害虫が第一の電極群55と第二の電極群56に触
れていないときは静的に電圧が印加されているだけで電
流は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるように作用す
る。
をマイクロ波受信手段53で受信し電気信号に変換す
る。復号されたパルス列は復号手段54、次に配線5
7、次に第一の電極群55、次に害虫の体(図示せ
ず)、次に第二の電極群56、次に配線57、次に復号
手段54という経路を通って印加される。そしてマイク
ロ波を利用しているため復号手段54の取付は装置本体
50が見通せる任意の位置に行うことができ、且つ、配
線費用を低減できると共に、施工がその分容易となる。
また、害虫が第一の電極群55と第二の電極群56に触
れていないときは静的に電圧が印加されているだけで電
流は殆ど流れず、無用な消費電力を抑えるように作用す
る。
【0046】なお、本実施例においてマイクロ波発生手
段51は100W程度のものを使用したが、500W以
上のものとすれば、マイクロ波照射による駆除も可能と
なる。
段51は100W程度のものを使用したが、500W以
上のものとすれば、マイクロ波照射による駆除も可能と
なる。
【0047】(実施例6)図6は本発明の実施例6の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0048】図6において、60は建築物の下部材に設
置した第一及び第二の電極群、61は各部へ直流電力を
供給する直流電源、62はパルス幅350μs程度のパ
ルスを間欠発生させるパルス列発生手段、63はこのパ
ルス出力を各電極へ切り替える切替手段である。64は
所定時限で繰り返し動作を行うタイマー手段、65はこ
のタイマー手段64のタイムアップ出力でバイナリーカ
ウント動作するカウンタで、その出力は切替手段を63
へ入力される。
置した第一及び第二の電極群、61は各部へ直流電力を
供給する直流電源、62はパルス幅350μs程度のパ
ルスを間欠発生させるパルス列発生手段、63はこのパ
ルス出力を各電極へ切り替える切替手段である。64は
所定時限で繰り返し動作を行うタイマー手段、65はこ
のタイマー手段64のタイムアップ出力でバイナリーカ
ウント動作するカウンタで、その出力は切替手段を63
へ入力される。
【0049】次に動作、作用を説明すると、パルス列発
生手段62から間欠発生されるパルス列は、切替手段を
63により電極群60に順番に印加させる。他方、所定
時限で繰り返し動作を行うタイマー手段64から出力さ
れるタイムアップ出力が、カウンタ65へ入力されカウ
ント動作し切替手段63へ出力される。(カウンタ65
はオーバーフロー後も零からカウントを継続する。)切
替手段63はこのカウント値に基づいて印加する電極を
電極群60から選択する。このように所定時限で順次一
組の電極を選択してパルス列を印加することにより、直
流電源61の電力を節電することが可能となる。
生手段62から間欠発生されるパルス列は、切替手段を
63により電極群60に順番に印加させる。他方、所定
時限で繰り返し動作を行うタイマー手段64から出力さ
れるタイムアップ出力が、カウンタ65へ入力されカウ
ント動作し切替手段63へ出力される。(カウンタ65
はオーバーフロー後も零からカウントを継続する。)切
替手段63はこのカウント値に基づいて印加する電極を
電極群60から選択する。このように所定時限で順次一
組の電極を選択してパルス列を印加することにより、直
流電源61の電力を節電することが可能となる。
【0050】なお、本実施例においてカウンタとした
が、シフトレジスタを応用しても同様の動作を行わせる
ことができる。また、電極群60への接続は直接接続す
る形式で説明したが、マイクロ波・光で接続する場合も
反射鏡の回転を制御すること等の方法で同じことを行う
ことが可能である。
が、シフトレジスタを応用しても同様の動作を行わせる
ことができる。また、電極群60への接続は直接接続す
る形式で説明したが、マイクロ波・光で接続する場合も
反射鏡の回転を制御すること等の方法で同じことを行う
ことが可能である。
【0051】(実施例7)図7は本発明の実施例7の主
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【0052】実施例7において、70は商用電源、71
は商用電源70の交流電圧を整流する整流ダイオード、
72は整流ダイオード71の出力を平滑するコンデン
サ、73はリレー接点、74は蓄電用の大容量コンデン
サである。75は装置本体で、時刻を計時する計時手段
76と、リレー制御手段77、実施例1〜6で説明した
第一・第二の電極群78及び送信手段79、受信手段8
0等を収納している。
は商用電源70の交流電圧を整流する整流ダイオード、
72は整流ダイオード71の出力を平滑するコンデン
サ、73はリレー接点、74は蓄電用の大容量コンデン
サである。75は装置本体で、時刻を計時する計時手段
76と、リレー制御手段77、実施例1〜6で説明した
第一・第二の電極群78及び送信手段79、受信手段8
0等を収納している。
【0053】なお、実施例1〜6と同一構造・機能のも
のの説明は省略する。また、大容量コンデンサ74への
充電電流制限抵抗も図示・説明を省略する。
のの説明は省略する。また、大容量コンデンサ74への
充電電流制限抵抗も図示・説明を省略する。
【0054】次に動作、作用を説明すると、計時手段7
6(図示せず)の時刻信号を入力して、リレー制御手段
77(図示せず)が夜間電力を大容量コンデンサ74に
蓄電するようリレー接点73を閉じ、日中はリレー接点
73を開くように制御する。日中はこの大容量コンデン
サ74からも装置本体75へ給電することにより節電を
行うことが可能となる。
6(図示せず)の時刻信号を入力して、リレー制御手段
77(図示せず)が夜間電力を大容量コンデンサ74に
蓄電するようリレー接点73を閉じ、日中はリレー接点
73を開くように制御する。日中はこの大容量コンデン
サ74からも装置本体75へ給電することにより節電を
行うことが可能となる。
【0055】なお、本実施例においてリレー接点73は
単極(1a)の接点としたが、大容量コンデンサの容量
が日中の装置本体の総消費電力量をまかなうのに十分な
値であれば、双極の接点にして日中は商用電源70へ接
続しないことも可能である。また、大容量コンデンサと
しては電気2重層コンデンサ等が使用できる。
単極(1a)の接点としたが、大容量コンデンサの容量
が日中の装置本体の総消費電力量をまかなうのに十分な
値であれば、双極の接点にして日中は商用電源70へ接
続しないことも可能である。また、大容量コンデンサと
しては電気2重層コンデンサ等が使用できる。
【0056】(実施例8)図8は本発明の実施例8の主
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【0057】実施例8において、70は商用電源、71
は商用電源70の交流電圧を整流する整流ダイオード、
72は整流ダイオード71の出力を平滑するコンデン
サ、73はリレー接点、81は蓄電用の2次電池であ
る。75は装置本体で、時刻を計時する計時手段76
と、リレー制御手段77、実施例1〜6で説明した第一
・第二の電極群78及び送信手段79、受信手段80等
を収納している。また、2次電池81は、その内部に充
放電制御機能が内蔵された所謂スマートバッテリーであ
る。
は商用電源70の交流電圧を整流する整流ダイオード、
72は整流ダイオード71の出力を平滑するコンデン
サ、73はリレー接点、81は蓄電用の2次電池であ
る。75は装置本体で、時刻を計時する計時手段76
と、リレー制御手段77、実施例1〜6で説明した第一
・第二の電極群78及び送信手段79、受信手段80等
を収納している。また、2次電池81は、その内部に充
放電制御機能が内蔵された所謂スマートバッテリーであ
る。
【0058】なお、実施例1〜6と同一構造・機能のも
のの説明は省略する。
のの説明は省略する。
【0059】次に動作、作用を説明すると、計時手段7
6(図示せず)の時刻信号を入力して、リレー制御手段
77(図示せず)が夜間電力を2次電池81に蓄電する
ようリレー接点73を閉じ、日中はリレー接点73を開
くように制御する。日中はこの2次電池81からも装置
本体75へ給電することにより節電を行うことが可能と
なる。
6(図示せず)の時刻信号を入力して、リレー制御手段
77(図示せず)が夜間電力を2次電池81に蓄電する
ようリレー接点73を閉じ、日中はリレー接点73を開
くように制御する。日中はこの2次電池81からも装置
本体75へ給電することにより節電を行うことが可能と
なる。
【0060】なお、本実施例においてリレー接点73は
単極(1a)の接点としたが、2次電池81の容量が日
中の装置本体の総消費電力量をまかなうのに十分な値で
あれば、双極の接点にして日中は商用電源70へ接続し
ないことも可能である。
単極(1a)の接点としたが、2次電池81の容量が日
中の装置本体の総消費電力量をまかなうのに十分な値で
あれば、双極の接点にして日中は商用電源70へ接続し
ないことも可能である。
【0061】また、2次電池としては鉛蓄電池、ニッカ
ド電池、リチウムイオン電池等が使用できる。
ド電池、リチウムイオン電池等が使用できる。
【0062】なお、前記各実施例において直流電源は商
用電源を整流して得られる形式で示したが、電池でもよ
い。その場合実施例7、8については電池の寿命を延ば
すために、大容量コンデンサ及び2次電池を用いること
となる。
用電源を整流して得られる形式で示したが、電池でもよ
い。その場合実施例7、8については電池の寿命を延ば
すために、大容量コンデンサ及び2次電池を用いること
となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1、
2、3、4、5に係る害虫防除装置によれば土台や柱の
下部、床束・大引・根太・床板・敷居などの建築下部材
に電極を取り付け、地中より侵入してくるシロアリなど
の害虫に電撃を印加して予防・駆除する害虫防除装置
を、比較的安価な経費で設置でき、ランニングコストも
安価で完全な防虫対策を講ずることが可能となる。
2、3、4、5に係る害虫防除装置によれば土台や柱の
下部、床束・大引・根太・床板・敷居などの建築下部材
に電極を取り付け、地中より侵入してくるシロアリなど
の害虫に電撃を印加して予防・駆除する害虫防除装置
を、比較的安価な経費で設置でき、ランニングコストも
安価で完全な防虫対策を講ずることが可能となる。
【0064】また、請求項6に係る害虫防除装置はタイ
マー手段により順次電極に印加する構成としているの
で、さらに省電力で使用出来るという効果がある。
マー手段により順次電極に印加する構成としているの
で、さらに省電力で使用出来るという効果がある。
【0065】また、請求項7に係る害虫防除装置は夜間
電力を大容量コンデンサに蓄電し、日中はこの大容量コ
ンデンサから電力を供給する構成としているので、さら
に節電を図れるという効果がある。
電力を大容量コンデンサに蓄電し、日中はこの大容量コ
ンデンサから電力を供給する構成としているので、さら
に節電を図れるという効果がある。
【0066】また、請求項8に係る害虫防除装置は夜間
電力を2次電池に蓄電し、日中はこの2次電池から電力
を供給する構成としているので、さらに節電を図れると
いう効果がある。
電力を2次電池に蓄電し、日中はこの2次電池から電力
を供給する構成としているので、さらに節電を図れると
いう効果がある。
【図1】本発明の実施例1における施工状態を示した要
部断面図
部断面図
【図2】本発明の実施例2における施工状態を示した要
部断面図
部断面図
【図3】(a)本発明の実施例3における施工状態を示
した要部断面図 (b)同、配線の部分拡大図
した要部断面図 (b)同、配線の部分拡大図
【図4】本発明の実施例4における施工状態を示した要
部断面図
部断面図
【図5】本発明の実施例5における施工状態を示した要
部断面図
部断面図
【図6】本発明の実施例6における構成を示したブロッ
ク図
ク図
【図7】本発明の実施例7における構成を示したブロッ
ク図
ク図
【図8】本発明の実施例8における構成を示したブロッ
ク図
ク図
1 木造家屋 2 土台 3 装置本体 4 直流電源 5 パルス列発生手段 6,37 第一の電極群 7,38 第二の電極群 9 配線 22 基礎コンクリートの鉄筋 23 鉄筋22に接触させた第二の電極群 31 発振手段 32 変調手段 34 磁界送信手段 35 磁界受信手段 36 復号手段 41 発光手段 42 回折手段 43 受光手段 51 マイクロ波発生手段 52 マイクロ波送信手段 53 マイクロ波受信手段 63 切替手段 64 タイマー手段 65 カウンタ 70 商用電源 71 整流ダイオード 72 平滑コンデンサ 73 リレー接点 74 大容量コンデンサ 76 計時手段 77 リレー制御手段 81 2次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟屋 加寿子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2B121 AA16 DA08 DA12 DA62 EA05 EA22 FA06 FA12
Claims (8)
- 【請求項1】 直流電源と、パルス列発生手段と、建築
物の下部材に設置した第一の電極群と、地面に接触させ
た第二の電極群とを有する害虫防除装置。 - 【請求項2】 直流電源と、パルス列発生手段と、建築
物の下部材に設置した第一の電極群と、基礎コンクリー
トの鉄筋に接触させた第二の電極群とを有する害虫防除
装置。 - 【請求項3】 直流電源と、パルス列発生手段と、発振
手段と、変調手段と、磁界送信手段と、磁界受信手段
と、パルスを復号する復号手段と、建築物の下部材に設
置した第一の電極群及び第二の電極群とを有する害虫防
除装置。 - 【請求項4】 直流電源と、パルス列発生手段と、発光
手段と、回折手段と、受光手段と、パルスを復号する復
号手段と、建築物の下部材に設置した第一の電極群及び
第二の電極群とを有する害虫防除装置。 - 【請求項5】 直流電源と、パルス列発生手段と、マイ
クロ波発生手段と、マイクロ波送信手段と、マイクロ波
受信手段と、パルスを復号する復号手段と、建築物の下
部材に設置した第一の電極群及び第二の電極群とを有す
る害虫防除装置。 - 【請求項6】 タイマー手段と、カウンタと、切替手段
を設け、電極群に順番に印加することを特徴とする請求
項1または2または4または5のいずれか1項に記載の
害虫防除装置。 - 【請求項7】 計時手段と、夜間電力を蓄電する大容量
コンデンサを設け、日中はこの大容量コンデンサから給
電するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の害虫防除装置。 - 【請求項8】 計時手段と、夜間電力を蓄電する2次電
池を設け、日中はこの2次電池から給電するようにした
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項
に記載の害虫防除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223374A JP2001045958A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 害虫防除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223374A JP2001045958A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 害虫防除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001045958A true JP2001045958A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16797154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11223374A Pending JP2001045958A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 害虫防除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001045958A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274954A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Yamaguchi Univ | シロアリ等の防除撃退装置及び方法 |
US20170071185A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-16 | Brian Patrick Janowski | Insect zapper apparatus, game methods, and kit |
CN108318932A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-07-24 | 湖北楚天蕙兰白蚁防治有限公司 | 白蚁检测系统及方法 |
CN110292031A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-01 | 广西科技大学 | 白蚁灭杀装置 |
US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP11223374A patent/JP2001045958A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274954A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Yamaguchi Univ | シロアリ等の防除撃退装置及び方法 |
US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
US20170071185A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-16 | Brian Patrick Janowski | Insect zapper apparatus, game methods, and kit |
CN108318932A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-07-24 | 湖北楚天蕙兰白蚁防治有限公司 | 白蚁检测系统及方法 |
CN110292031A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-01 | 广西科技大学 | 白蚁灭杀装置 |
CN110292031B (zh) * | 2019-06-28 | 2024-03-29 | 广西科技大学 | 白蚁灭杀装置 |
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