JP2001045778A - モータの制御装置 - Google Patents

モータの制御装置

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JP2001045778A
JP2001045778A JP11212290A JP21229099A JP2001045778A JP 2001045778 A JP2001045778 A JP 2001045778A JP 11212290 A JP11212290 A JP 11212290A JP 21229099 A JP21229099 A JP 21229099A JP 2001045778 A JP2001045778 A JP 2001045778A
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signal
circuit
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rotation speed
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JP11212290A
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English (en)
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Hiromichi Shimobo
浩通 下防
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Shibaura Densan KK
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Shibaura Densan KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷の過剰な増速を防止し、負荷の停止位置の
精度を向上すると共に負荷の走行を円滑に行う。 【解決手段】ローラ装置11は、モータ15の回転速度
を検出して回転速度に対応した回転速度信号Svを出力
する回転速度検出素子21と、回転速度信号Svに基づ
いてモータ15の回転速度を算出し、算出されたモータ
15の回転速度と予め定める基準回転速度とを比較し、
回転速度が基準回転速度を上回るとき、モータ15の回
転速度の増加を抑制せしめる制御部22とを備えてい
る。モータ15の回転制御を、通常回転制御とブレーキ
回転制御との間で相互に切り換えるときに、ブレーキを
作用させる場合には、最初は緩やかなブレーキを作用さ
せるようにする。一方、ブレーキを解除する場合には、
通常回転制御におけるブレーキ作用を強化するようにし
ている。したがって、モータ15の回転速度が大きく変
動する事態が防止され、スクリーン12の走行を円滑に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例としてスクリー
ンやシャッタなどの負荷を走行させるモータの制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクリーンやシャッタなどの負荷(以
下、スクリーンで代表して説明する)を走行させる電動
ローラ装置における従来技術のPWM(パルス幅変調)
方式でのモータの回転制御では、予め定めたスクリーン
の荷重に対してスクリーンの降下方向を基準にモータへ
の通電波形や通電デューティなどを決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、実際にスク
リーンの巻き上げ時や下降時において、垂れ下がってい
るスクリーンの重量の回転に伴う変動や、摺動部の摩擦
の経年変化などに起因して降下速度が変化していた。特
に、モータの負荷に対する保持トルクがスクリーンの荷
重に対して小さい場合、スクリーンの降下動作時に、ス
クリーンが自重で設計速度よりも高速で降下してしまう
という不具合を生じる。また、図27(1)に示される
ような電動ローラ装置1は、スクリーン2の一端が固定
された外パイプ3に収納された内パイプ(図示せず)に
内蔵されたモータによって外パイプ3が内パイプに対し
て双方向に円滑に回転され、この回転によってスクリー
ン2が昇降される。この電動ローラ装置1において、ス
クリーン2を降下させる際に、所定の下限設定位置で前
記モータにブレーキをかけてスクリーン2を停止させる
必要があるが、モータのブレーキ性能や応答性が弱い場
合、スクリーン2の停止位置が、図27(3)に示され
るように、所定の下限設定位置からずれ、特に、下方側
にずれる場合がある。
【0004】このような問題点を解消するために、モー
タの回転速度を検出し、該回転速度に対応させて、モー
タにブレーキを作用させる技術が考えられるが、モータ
の通常回転時からブレーキ作用時への切換時に、モータ
の回転速度が大きく変動してスクリーンの走行が円滑に
行われないという問題点が発生する。
【0005】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、その目的は、負荷を走行させる場合に、負
荷の過剰な増速を防止し、負荷の停止位置の精度を向上
すると共に、負荷の走行を円滑に行うことができるモー
タの制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のモータの
制御装置は、モータの回転速度を検出して回転速度に対
応したパルス状の回転速度信号を出力する回転速度検出
手段と、回転速度信号に基づいてモータの回転速度を算
出し、算出されたモータの回転速度と予め定める基準回
転速度とを比較し、回転速度が基準回転速度を上回ると
き、モータの回転の制御を、通常回転制御からブレーキ
回転制御へ切り換えると共に、切換時にはブレーキ回転
制御におけるブレーキ作用を抑制し、回転速度が基準回
転速度を下回るとき、モータの回転の制御を、ブレーキ
回転制御から通常回転制御へ切り換え切り換えると共
に、切換時には通常回転制御におけるブレーキ作用を強
化する制御部とを備えている。
【0007】
【作 用】請求項1記載のモータの制御装置は、モータ
の回転速度を検出して回転速度に対応したパルス状の回
転速度信号を出力する回転速度検出手段と、回転速度信
号に基づいてモータの回転速度を算出し、算出されたモ
ータの回転速度と予め定める基準回転速度とを比較し、
回転速度が基準回転速度を上回るとき、モータの回転の
制御を、通常回転制御からブレーキ回転制御へ切り換え
ると共に、切換時にはブレーキ回転制御におけるブレー
キ作用を抑制し、回転速度が基準回転速度を下回ると
き、モータの回転の制御を、ブレーキ回転制御から通常
回転制御へ切り換え切り換えると共に、切換時には通常
回転制御におけるブレーキ作用を強化する制御部とを備
えている。回転速度検出手段でモータの回転速度を検出
し、回転速度検出手段から回転速度に対応したパルス状
の回転速度信号が出力される。
【0008】制御部は、回転速度検出手段からの回転速
度信号に基づいてモータの回転速度を算出し、算出され
たモータの回転速度と予め定める基準回転速度とを比較
し、回転速度が基準回転速度を上回るとき、モータの回
転の制御を、通常回転制御からブレーキ回転制御へ切り
換えると共に、切換時にはブレーキ回転制御におけるブ
レーキ作用を抑制し、回転速度が基準回転速度を下回る
とき、モータの回転の制御を、ブレーキ回転制御から通
常回転制御へ切り換え切り換えると共に、切換時には通
常回転制御におけるブレーキ作用を強化する。
【0009】これにより、負荷を走行させる場合に、モ
ータの負荷に対する保持トルクが小さいなどの理由で負
荷の走行が基準速度を超える可能性がある場合でも、負
荷の走行速度が基準速度を上回るときにはモータの回転
速度の増加が抑制される。従って、負荷の過剰な増速を
防止することができる。
【0010】また、モータの回転制御を、通常回転制御
とブレーキ回転制御との間で相互に切り換えるときに、
前述したように、ブレーキを作用させる場合には、最初
は緩やかなブレーキを作用させるようにする。一方、ブ
レーキを解除する場合には、通常回転制御におけるブレ
ーキ作用を強化する。したがって、モータの回転制御
を、通常回転制御とブレーキ回転制御との間で相互に切
り換えるときに、モータの回転速度が大きく変動する事
態が防止され、負荷の走行を円滑に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図9は本発明の第1実施例を示
す図であり、図1は本実施例の電動ローラ装置(以下、
ローラ装置)11の電気的構成を示すブロック図であ
り、図2はローラ装置11の概略の構成を示す断面図で
あり、図3はローラ装置11の一動作状態を示す正面図
であり、図4はローラ装置11の他の動作状態を示す正
面図であり、図5はローラ装置11のインバータ部23
付近の電気的構成を示す回路図であり、図6は速度判定
回路26の電気的構成を示す回路図であり、図7は上下
アーム短絡防止回路27の電気的構成を示す回路図であ
り、図8は上アームロジック切換回路28の電気的構成
を示す回路図であり、図9は下アームロジック切換回路
29の電気的構成を示す回路図である。
【0012】以下、図2〜図4を参照して、本実施例の
ローラ装置11の全体構成の概略について説明する。ロ
ーラ装置11は、スクリーン12の一端が固定された外
パイプ13に収納された内パイプ14に内蔵された例と
して3相モータ15によって外パイプ13が内パイプ1
4に対して双方向に円滑に回転され、この回転によって
スクリーン12が昇降される構成である。内パイプ14
の内部には、ギアヘッド16、モータ15および電磁ブ
レーキ17が組み込まれている。
【0013】モータ15は内パイプ14の内周壁に固定
され、モータ15の出力軸に接続されているギアヘッド
16は減速用であり内パイプ14の内周壁に固定されて
いる。ギアヘッド16からは、図2右側に出力軸18が
突出している。この出力軸18は、内パイプ14の右側
の蓋を兼ねた蓋体19に設けられた軸受部材(図示せ
ず)に回動自在に支持されている。
【0014】一方、モータ15の図2左側には前記した
ように電磁ブレーキ17が設けられており、この電磁ブ
レーキ17も内パイプ14に固定されている。内パイプ
14からは、電磁ブレーキ17やモータ15に信号や電
源を供給するためなどに用いられる引出し線20が外側
に引き出されている。内パイプ14の外側には、内パイ
プ14に対して回動自在に外パイプ13が被せられ、前
記出力軸18に外パイプ13が固定されている。
【0015】以下、図1を参照して、本実施例のローラ
装置11の電気的構成の概略について説明する。ローラ
装置11の前記モータ15には、例としてホール素子な
どからなりモータ15の回転磁界を検出してモータ15
の回転速度に対応した周波数の速度信号Svを出力する
回転速度検出手段である回転速度検出素子21が設けら
れている。モータ15には、ブレーキ信号発生部である
制御装置22に備えられるインバータ回路23は、通常
知られているように、3相モータ15の各相毎のコイル
(図示せず)に駆動信号を供給するトランジスタなどの
複数のスイッチング素子からなる図5に示す上アーム回
路24と、前記各コイルからの駆動信号が流入する複数
のスイッチング素子からなる図5に示す下アーム回路2
5とが備えられている。
【0016】回転速度検出素子21からの速度信号Sv
は、上記制御装置22に備えられる速度判定部26に入
力され、また、前記スクリーン12を降下方向に走行さ
せるようにモータ15を駆動させる降下指示信号Dと後
述するブレーキ用パルス信号Pbとが外部の制御装置か
ら入力される。
【0017】速度判定部26からの出力信号S2と上記
降下指示信号Dとは、上下アーム短絡防止部28に入力
される。また、前記スクリーン12を上昇方向に走行さ
せるようにモータ15を駆動させる上昇指示信号Uと、
前記速度判定部26からの出力信号S1と上アームロジ
ック切換部28に入力される。前記速度判定部26から
の出力信号S1と、上下アーム短絡防止部28からの出
力信号S3と、前記スクリーン12を上昇方向或いは降
下方向に走行させるようにモータ15を駆動させる上昇
PWM(パルス幅変調)信号Pu及び降下PWM信号P
dとが下アームロジック切換部29に入力される。前記
下アームロジック切換部29から出力される駆動信号S
6、S7と、前記上アームロジック切換部28から出力
される駆動信号S8、S9とが前記インバータ部23に
入力される。
【0018】以下、図5〜図9を参照して、ローラ装置
11の回路構成例について説明する。ローラ装置11の
回路構成の一例は図5に示される。以下では説明の簡略
化のためにモータ15を2相とするが、モータ15の相
数や極数などは本実施例の場合に限定されるものではな
い。上アーム回路24のトランジスタ30のゲートに
は、トランジスタ31及び抵抗32を介する降下指示信
号Dが、プルダウン回路33で定電圧を供給されつつ前
記出力信号S8とワイヤードオアで加算される。上アー
ム回路24のトランジスタ34のゲートには、トランジ
スタ35及び抵抗36を介する上昇指示信号Uが、プル
ダウン回路37で定電圧を供給されつつ前記出力信号S
9とワイヤードオアで加算される。
【0019】下アーム回路25のトランジスタ38のゲ
ートには、前記上昇PWM信号Puである信号S4が後
述するように変換された前記出力信号S6が供給され、
下アーム回路25のトランジスタ39のゲートには、前
記降下PWM信号Pdである信号S5が後述するように
変換された前記出力信号S7が供給される。
【0020】前記速度判定部26の構成例は図6に示さ
れている。速度判定部26のAND回路40には、前記
降下指示信号Dと速度信号Svが入力され、その出力は
コンデンサ41及び逆接続されたダイオード42を介し
て演算増幅器43の反転入力端子に入力される。ダイオ
ード42のカソードは、カソードが接地されたダイオー
ド44のアノードに接続される。
【0021】前記演算増幅器43の非反転入力端子は接
地される。演算増幅器43の出力端は、コンデンサ45
及び抵抗46の並列回路を介して演算増幅器43の反転
入力端子に接続されている。このような接続の演算増幅
器43、コンデンサ45及び抵抗46は増幅平滑回路を
構成する。演算増幅器43の出力は抵抗47を介して演
算増幅器48の反転入力端子に入力される。演算増幅器
48の非反転入力端子には、抵抗49、50による分圧
回路51で分圧された電源電圧が抵抗52を介して降圧
されて入力され、演算増幅器48の出力端は、抵抗53
を介して電源電圧に接続されると共に、抵抗54を介し
て演算増幅器48の前記非反転入力端子に接続される。
演算増幅器48からの出力信号は、反転素子55を介し
て前記出力信号S1として出力されると共に、前述した
ブレーキ用パルス信号Pbと共にAND回路56に入力
され、各信号の論理積の信号が前記出力信号S2として
出力される。このような演算増幅器48は、比較回路と
しての機能を有する。
【0022】以下、図7を参照して上下アーム短絡防止
部27の回路構成例について説明する。上下アーム短絡
防止部27のAND回路57には前記出力信号S2と降
下指示信号Dとが入力され、AND回路57の出力はA
ND回路62の一方入力端子に入力されると共に、抵抗
58、コンデンサ59及び反転素子60、61を介して
AND回路62の他方入力端子に入力される。AND回
路62の出力は、前記出力信号S3として出力される。
【0023】以下、図8を参照して上アームロジック切
換部28の回路構成例について説明する。上アームロジ
ック切換部28には、前記出力信号S1が入力され、各
一対の抵抗63、64;65、66でそれぞれ分圧さ
れ、抵抗63、64の接続点及び抵抗65、66の接続
点は、トランジスタ67、70のベースにそれぞれ接続
される。トランジスタ67、70のコレクタには、一方
端が電源に接続されたフォトカプラ68、71のゲート
端子が抵抗69、72をそれぞれ介して接続され、各フ
ォトカプラ68、71の出力端からは、前記出力信号S
8、S9がそれぞれ出力される。
【0024】以下、図9を参照して前記下アームロジッ
ク切換部29の回路構成例を説明する。下アームロジッ
ク切換部29のAND回路73には、前記上昇PWM信
号Puが入力されると共に、前記出力信号S1が反転素
子74で信号レベルを反転された信号が入力される。A
ND回路73の出力は、OR回路75の一方入力端子に
入力される。前記出力信号S1、S3はAND回路76
に入力される。また、前記反転素子74の出力と前記降
下PWM信号Pdである信号S5とが、AND回路77
の入力端子にそれぞれ入力される。AND回路77の出
力はOR回路78の一方入力端子に入力される。前記A
ND回路76の出力は、OR回路75、78の各他方入
力端子にそれぞれ入力される。OR回路75は前記出力
信号S6を出力し、OR回路78は出力信号S7を出力
する。
【0025】以下、図1〜図9を併せて参照して、本実
施例のローラ装置11のスクリーン12の降下動作につ
いて説明する。
【0026】(1)通常速度降下時 通常速度を維持しての降下動作時において、例としてハ
イレベルの降下指示信号Dが制御装置22に入力される
と、速度判定部26のAND回路40が導通状態にな
り、回転速度信号Svがローレベルからハイレベルに切
り替わっている期間で、ダイオード42→ダイオード4
4の向きに電流が流れる。このとき、モータ15の回転
速度が通常速度であると回転速度信号Svの周波数が所
定の周波数帯域であり、演算増幅器48の反転入力端子
の電圧レベルが所定の範囲に維持される。これにより、
この反転入力端子の電圧レベルは、前記抵抗49、5
0、52で規定される演算増幅器48の非反転入力端子
の電圧レベルを下回り、演算増幅器48の出力信号の信
号レベルが、例としてハイレベルを維持する。この出力
信号の信号レベルが反転素子55で反転され、出力信号
S1の信号レベルがローレベルを維持する。また、これ
により、図6に示されるAND回路56が遮断状態に切
り替わり、ブレーキ用パルス信号Pbが入力されている
AND回路56の出力信号S2はローレベルを維持す
る。従って、出力信号S2が入力されているAND回路
57の出力はローレベルになり、AND回路62の出力
である上下アーム短絡防止部27の出力信号S3もロー
レベルを維持する。
【0027】このとき、前述した上昇PWM信号Pu
は、現在降下指示による降下動作中であるので、例とし
てローレベルの一定信号レベルを維持する。これによ
り、下アームロジック切換部29におけるAND回路7
3、76が共に遮断状態になり、出力信号S6はローレ
ベルの一定信号レベルとなる。また、前述したように出
力信号S1もローレベルであるのでAND回路77は導
通状態になり、OR回路78からは降下PWM信号Pd
が出力される。
【0028】また、前記出力信号S1はローレベルであ
るので、上アームロジック切換部28における各トラン
ジスタ67、70は共に遮断状態になり、フォトカプラ
68、71で信号の伝達は行われず、出力信号S8、S
9は共にハイインピーダンス状態になる。
【0029】以下、図5を参照する。このようにして、
降下指示信号Dがハイレベル、上昇指示信号Uがローレ
ベル、出力信号S8、S9がハイインピーダンス状態、
出力信号S6がローレベルであるので、トランジスタ3
0は導通状態、トランジスタ34、38は遮断状態とな
り、モータ15には降下PWM信号Pdによる駆動信号
が供給され、モータ15は降下PWM信号Pdによる降
下動作を行う。
【0030】(2)増速降下時 通常速度の降下動作時にスクリーン12の降下速度が増
速し、この負荷によりモータ15の回転速度が増大した
場合を説明する。ハイレベルの降下指示信号Dが制御装
置22に入力され、前述したように、回転速度信号Sv
がローレベルからハイレベルに切り替わっている期間
で、ダイオード42→ダイオード44の向きに電流が流
れる。このとき、モータ15の回転速度が前記通常速度
を超える増速状態であると、回転速度信号Svの周波数
が前記所定の周波数帯域を超える。このとき、演算増幅
器48の反転入力端子の電圧レベルが前記所定の範囲を
超え、この反転入力端子の電圧レベルが、前記抵抗4
9、50、52で規定される演算増幅器48の非反転入
力端子の電圧レベルを超える。このとき、演算増幅器4
8の出力信号の信号レベルが、例としてハイレベルから
ローレベルに反転する。この出力信号の信号レベルが反
転素子55で反転され、出力信号S1の信号レベルがロ
ーレベルからハイレベルに切り替わる。また、これによ
り、図6に示されるAND回路56が導通状態に切り替
わり、AND回路56から出力信号S2としてブレーキ
用パルス信号Pbが出力される。
【0031】従って、出力信号S2が入力されている図
7に示される上下アーム短絡防止部27のAND回路5
7からはブレーキ用パルス信号Pbが出力される。この
とき、抵抗58及びコンデンサ59からなる回路に電荷
が蓄積されて端子間電圧が所定電圧となるまでは、反転
素子61の出力はローレベルであり、AND回路62の
出力もローレベルを維持する。前記端子間電圧が所定電
圧になると反転素子61の出力はハイレベルに切り替わ
り、AND回路62の出力である上下アーム短絡防止部
27は、出力信号S3としてブレーキ用パルス信号Pb
を出力する。
【0032】このとき、前述した上昇PWM信号Pu
は、現在降下指示による降下動作中であるので、例とし
てローレベルの一定信号レベルを維持する。これによ
り、下アームロジック切換部29におけるAND回路7
3、77が遮断状態で、OR回路75、78にローレベ
ルを出力する。また、AND回路76が導通状態とな
り、OR回路75、78にブレーキ用パルス信号Pbを
出力する。これにより、OR回路75、77からブレー
キ用パルス信号Pbが出力される。
【0033】また、前記出力信号S1はハイレベルであ
るので、上アームロジック切換部28における各トラン
ジスタ67、70は共に導通状態になり、フォトカプラ
68、71で信号が伝達され、出力信号S8、S9は共
にハイレベルになる。
【0034】以下、図5を参照する。このようにして、
降下指示信号Dがハイレベル、上昇指示信号Uがローレ
ベル、出力信号S8、S9がハイレベル、出力信号S
6、S7が共にブレーキ用パルス信号Pbであるので、
モータ15はブレーキ用パルス信号Pbによる降下動作
を行う。
【0035】このとき、上記ブレーキ用パルス信号Pb
を降下PWM信号Pdによるよりもモータ15を大きく
減速させるロジックに選んでいると、スクリーン12の
降下速度は減速される。降下速度が所定の速度範囲内に
なると、制御装置22は再度、降下PWM信号Pdによ
る降下動作を行う。
【0036】また、モータ15を降下PWM信号Pdに
よる通常回転制御から、上記ブレーキ用パルス信号Pb
によるブレーキ回転制御に移行させる際に、前記演算増
幅器43、48のゲインを電子的に調整可能としたり、
演算増幅器48に接続されている抵抗49、50、5
2、53、54を電子回路で実現するなどして、AND
回路56から出力されるブレーキ用パルス信号Pbのパ
ルス幅を、モータ15の回転速度に対応させて変化させ
るようにする。具体的には、ブレーキ用パルス信号Pb
が作用し始めるときには、モータ15に対するブレーキ
作用が抑制されるようにする。ブレーキ作用中にも関わ
らず、モータ15の回転速度が大きい場合には、ブレー
キ用パルス信号Pbのパルス幅を広くしてブレーキ作用
が増強されるようにする。
【0037】一方、モータ15の回転速度が所定の回転
速度よりも遅くなると、モータ15の回転制御は、前記
ブレーキ用パルス信号Pbに基づくブレーキ回転制御か
ら、降下PWM信号Pdに基づく前記通常回転制御に移
行する。このとき、ブレーキ回転制御から通常回転制御
への移行時には、図9に示されるOR回路78から出力
される降下PWM信号Pdである出力信号S7のパルス
幅を狭くし、通常回転制御においてブレーキ作用を増大
する。
【0038】このような制御を可能にする手段としては
種々の回路構成が可能であるが、一例としては、図9に
示されるOR回路78の出力端にワンショットマルチ回
路などのパルス発生回路を接続し、発生されるパルスの
パルス幅をモータ15の回転速度に対応して調整可能と
する回路構成が可能である。
【0039】これにより、本実施例では、スクリーン1
2を走行させる場合に、モータ15のスクリーン12に
対する保持トルクが小さいなどの理由でスクリーン12
の降下速度が基準速度を超える可能性がある場合でも、
実際に、スクリーン12の降下速度が基準速度を上回る
ときにモータ15の回転速度の増加が抑制される。従っ
て、スクリーン12の過剰な増速を防止することができ
る。
【0040】また、本実施例では、モータ15の回転制
御を、通常回転制御とブレーキ回転制御との間で相互に
切り換えるときに、前述したように、ブレーキを作用さ
せる場合には、最初は緩やかなブレーキを作用させるよ
うにする。一方、ブレーキを解除する場合には、通常回
転制御におけるブレーキ作用を強化するようにしてい
る。したがって、モータ15の回転制御を、通常回転制
御とブレーキ回転制御との間で相互に切り換えるとき
に、モータ15の回転速度が大きく変動する事態が防止
され、スクリーン12の走行を円滑に行うことができ
る。
【0041】以下、本発明の第2実施例を図面に基づい
て説明する。図10〜図16は本発明の第2実施例のロ
ーラ装置11aの電気的構成例を示す図であり、図10
はローラ装置11aのインバータ部23付近の電気的構
成を示す回路図であり、図11は速度判定回路26aの
電気的構成を示す回路図であり、図12は上下アーム短
絡防止回路27aの電気的構成を示す回路図であり、図
13は上アームロジック切換回路28aの電気的構成を
示す回路図であり、図14は下アームロジック切換回路
29aの電気的構成を示す回路図であり、図15はロー
ラ装置11aの一動作例を示すタイミング図であり、図
16はローラ装置11aの他の動作例を示すタイミング
図である。
【0042】本実施例のローラ装置11aの構成例は前
記第1実施例の構成例に類似し、対応する部分には同一
の参照符号を付す。また、ローラ装置11aは、前記実
施例の図1〜図4に相当する構成は、ローラ装置11と
同様な構成であり、再度の説明を省略する。
【0043】以下、図10〜図14を参照して、ローラ
装置11aの回路構成例について説明する。ローラ装置
11aの速度判定部26aの構成例は図11に示されて
いる。速度判定部26aのトランジスタ79のベースに
は、前記回転速度信号Svが抵抗80、81で電圧分割
された信号が入力される。トランジスタ79のコレクタ
は抵抗82を介して電源電圧に接続されると共に、コン
デンサ83を介して後述する動作を行うタイマ回路84
に入力される。トランジスタ79のエミッタは接地され
る。コンデンサ83のトランジスタ79と反対側は、抵
抗85を介して電源電圧に接続されると共に抵抗86を
介して接地電圧に接続される。
【0044】タイマ回路84からは、図15(2)に示
されるようなブレーキ用パルス信号Pbが出力信号S1
として出力される。このブレーキ用パルス信号Pbは図
15(1)に示される回転速度信号Svの例として立ち
上がりエッジから予め定める一定期間T1だけハイレベ
ルとなり、回転速度信号Svと同一周波数を有する信号
である。また、ブレーキ用パルス信号Pbの立ち上り期
間T1は、一例として、通常の降下速度における回転速
度信号Svの立ち上り期間T0よりも短く定められる。
【0045】以下、図12を参照して上下アーム短絡防
止部27aの回路構成例について説明する。上下アーム
短絡防止部27aの構成例は、前記第1実施例の図7に
示す構成例と類似し、対応する部分には同一の参照符号
を付す。本実施例における上下アーム短絡防止部27a
の特徴は、図7に示す構成例に加え、AND回路57の
出力が、AND回路62の一方入力端子に入力されると
共に、OR回路85の一方入力端子に入力され、前記反
転素子61の出力がAND回路62の他方入力端子に入
力されると共に、前記OR回路85の他方入力端子に入
力されるようにしたことである。
【0046】以下、図13を参照して上アームロジック
切換部28aの回路構成例について説明する。本実施例
の上アームロジック切換部28aの回路構成例は、前記
第1実施例の図8に示す上アームロジック切換部28と
構成上は同一であり、入力される信号が、出力信号S1
に代えて前記出力信号S2とされていることである。ま
た、図14に示される本実施例の下アームロジック切換
部29aの回路構成例は、前記第1実施例における図8
を参照して説明した下アームロジック切換部29と同一
の構成であり、入力信号が後述する出力信号S2となる
ことが異なるだけであり、再度の説明を省略する。
【0047】以下、図15〜図16を併せて参照して、
本実施例のローラ装置11aのスクリーン12の降下動
作について説明する。
【0048】本実施例のローラ装置11aは、モータ1
5の回転速度に対応する周波数のブレーキ信号をモータ
15に供給し、モータ15の回転速度が増大するほど、
大きなブレーキ作用を得るものである。スクリーン12
の降下動作時において、例としてハイレベルの降下指示
信号Dが制御装置22に入力され、回転速度信号Svが
トランジスタ79及びコンデンサ83で波形整形されて
タイマ回路84に入力される。タイマ回路84からは、
前述したように回転速度信号Svの立ち上りエッジから
一定期間だけハイレベルの出力信号S1が出力される。
従って、この出力信号S1の周波数は回転速度信号Sv
の周波数に対応して変化する。
【0049】例としてハイレベルである降下指示信号D
と前記出力信号S1とが入力されている図12に示され
る上下アーム短絡防止部27aのAND回路57の出力
は出力信号S1になり、コンデンサ59を含む積分回路
の出力電圧はローレベルになる。これによりAND回路
62は遮断状態になり、AND回路62からの出力信号
S3はローレベルになる。また、OR回路85の出力信
号S2は前記出力信号S1になる。
【0050】このとき、前述した上昇PWM信号Pu及
び前記出力信号S3はローレベルの一定信号レベルを維
持するので、下アームロジック切換部29aにおけるA
ND回路73、76が共に遮断状態になり、OR回路7
5からの出力信号S6はローレベルの一定信号レベルと
なる。また、OR回路78からは前記出力信号S1が出
力される。
【0051】また、図13に示される上アームロジック
切換部28aにおいて、出力信号S2は前記出力信号S
1であり、フォトカプラ68、71で信号の伝達が行わ
れ、出力信号S8、S9は共に出力信号S1となる。
【0052】以下、図10を参照する。このようにし
て、降下指示信号Dがハイレベル、上昇指示信号Uがロ
ーレベル、出力信号S8、S9が出力信号S1、出力信
号S6がローレベルであるので、トランジスタ30は導
通状態、トランジスタ34、38は遮断状態となり、モ
ータ15にはブレーキ信号である出力信号S1が供給さ
れ、モータ15はスクリーン12を降下させる動作を行
いつつ、その回転速度に対応した大きさのブレーキ作用
を受ける。
【0053】即ち、スクリーン12の降下速度が大きい
場合、モータ15のからの回転速度信号Svの周波数が
高いことになる。この場合は、図16(1)及び同図
(2)に示されるように、出力信号S1の周波数が高く
なり、モータ15に比較的大きなブレーキ作用を及ぼ
す。一方、スクリーン12の降下速度が低い場合、モー
タ15のからの回転速度信号Svの周波数が低いことに
なる。この場合は、図16(3)及び同図(4)に示さ
れるように、出力信号S1の周波数が低くなり、モータ
15に比較的小さなブレーキ作用を及ぼす。これによ
り、モータ15の過大な増速を抑制することができる。
【0054】また、本実施例では、モータ15の回転速
度にパルス幅が正に相関するブレーキ用パルス信号Pb
を用いて、モータ15に対する駆動制御とブレーキ作用
とを実現している。これにより、ブレーキ作用が開始し
始めるときには、モータ15に対するブレーキ作用が抑
制されることになり、モータ15の回転速度が遅くなる
と、モータ15の回転に対するブレーキ作用は抑制され
る。これにより、モータ15の回転制御において、モー
タ15の回転速度に対応してブレーキ作用の程度を正に
相関させているので、モータ15の回転速度が大きく変
動する事態が防止され、スクリーン12の走行を円滑に
行うことができる。
【0055】以下、本発明の第3実施例を図面に基づい
て説明する。図17〜図23は本発明の第3実施例のロ
ーラ装置11bの電気的構成例を示す図であり、図17
はローラ装置11bのインバータ部付近の電気的構成を
示す回路図であり、図18は速度判定回路26bの電気
的構成を示す回路図であり、図19は上下アーム短絡防
止回路27bの電気的構成を示す回路図であり、図20
は上アームロジック切換回路28bの電気的構成を示す
回路図であり、図21は下アームロジック切換回路29
bの電気的構成を示す回路図であり、図22はローラ装
置11bの一動作例を示すタイミング図であり、図23
はローラ装置11bの他の動作例を示すタイミング図で
ある。
【0056】本実施例のローラ装置11bの構成例は前
記第1実施例の構成例に類似し、対応する部分には同一
の参照符号を付す。また、ローラ装置11bは、前記実
施例の図1〜図4に相当する構成は、ローラ装置11と
同様な構成であり、再度の説明を省略する。
【0057】以下、図17〜図21を参照して、ローラ
装置11bの回路構成例について説明する。図18に示
されるローラ装置11bの速度判定部26bの構成は、
前記第2実施例の図11に示されている速度判定部26
aの構成において、タイマ回路84の出力と前記回転速
度信号Svが入力されるAND回路87を設け、その出
力を出力信号S1としたことである。その他の構成は、
前記速度判定部26aの構成と同一であり、再度の説明
を省略する。
【0058】また、図19〜図21に示される上下アー
ム短絡防止部27b、上アームロジック切換部28b及
び下アームロジック切換部29bの回路構成は、前記第
2実施例の図12〜図15に示す上下アーム短絡防止部
27a、上アームロジック切換部28a及び下アームロ
ジック切換部29aの構成例と同一であり、再度の説明
を省略する。
【0059】本実施例のローラ装置11bの特徴は、以
下の通りである。即ち、図22(1)に示す回転速度信
号Svの立ち上がりエッジ或いは立ち下がりエッジのタ
イミングで、図18に示すタイマ回路84から図22
(2)に示す制御信号S0を出力する。制御信号S0の
立ち上がり期間T2は、図22に示されるように、回転
速度信号Svの立ち上がり期間を超える長さに選ばれ
る。さらに、この回転速度信号Svの例として立ち上が
りエッジ毎に発生される制御信号S0の重複期間T3だ
け立ち上がる図22(4)に示される信号を生成し、こ
の信号をモータ15に対するブレーキ信号として用い
る。
【0060】このようにすることにより、図23(1)
〜同図(3)に示されるように、スクリーン12の降下
速度が比較的速く、モータ15の回転速度が高いとき、
前記ブレーキ信号の立ち上がり期間が長くなり、モータ
15に比較的大きなブレーキを作用させる。一方、スク
リーン12の降下速度が比較的遅く、モータ15の回転
速度が低いとき、前記断続する制御信号S0が重複しな
くなり、ブレーキ信号が発生しなくなる。これにより、
モータ15の過大な増速を抑制することができる。ま
た、前述したように、モータ15の回転速度が大きく変
動する事態が防止され、スクリーン12の円滑な走行を
実現することができる。
【0061】以下、本発明の第4実施例を図面に基づい
て説明する。図24は本実施例のローラ装置11cの電
気的構成例を示すブロック図であり、図25はローラ装
置11cの動作をしめるフローチャートであり、図26
は本実施例の動作を説明する図である。本実施例のロー
ラ装置11bの前記実施例の図1〜図4に相当する構成
は、ローラ装置11と同様な構成であり、再度の説明を
省略する。本実施例のローラ装置11cでは、例として
マイクロコンピュータなどからなる演算装置88と、演
算装置88からの出力に基づいて駆動されるモータ15
と、前記回転速度検出素子21とを備えている。前記演
算装置88には、上昇指示信号U、降下指示信号D、上
昇PWM信号Pu及び降下PWM信号Pdとが入力され
る。
【0062】以下、図26を併せて参照して、ローラ装
置11cの動作について説明する。ステップa1では、
図26(1)に示されるように、降下指示信号Dが演算
装置88に入力されてモータ15がスクリーン12の降
下方向に回転駆動され、スクリーン12が降下する。ス
テップa2では、演算装置88が回転速度信号Svに関
して演算装置88のメモリに記憶されている基準パルス
数P0を読み出す。ステップa3では、演算装置88が
回転速度信号Svのパルス数Pを計数する。ステップa
4では、計数パルス数Pが前記基準パルス数P0に到達
したかどうかを判断する。ステップa4の判断が肯定に
なるまでステップa2〜a4の処理を繰り返す。
【0063】ステップa4の判断が肯定になる場合でも
前記パルス数Pの計数を継続する。ステップa5では、
演算装置88はインバータ部23に停止指示を出力し、
図26(2)に示されるように、モータ15をブレーキ
開始位置で停止させる。ステップa6では、演算装置8
8は回転速度信号Svを検出して、モータ15が実際に
停止したかどうかを判断する。この判断が肯定になるま
で、ステップa3〜a5の処理が繰り返される。ステッ
プa6の判断が肯定になると、図26(3)に示される
ように、停止予定位置から実際の停止位置までスクリー
ン12が移動することがある。この場合、前記パルス数
Pの計数を停止し、ステップa7で前記基準パルス数P
0と計数されたパルス数Pとの偏差ΔPを算出する。ス
テップa8では、これまでの基準パルス数P0に前記偏
差ΔPを加え、新たな基準パルス数P0として記憶す
る。
【0064】このようにすることによって、スクリーン
12の降下開始時から、前記ステップa6でスクリーン
12が実際に停止したタイミングまでのパルス数Pと、
制御上、スクリーン12が停止するタイミングである基
準パルス数P0との偏差を検出して、次回のスクリーン
12の降下時の制御にフィードバックすることができ
る。これにより、図26(4)に示されるように実際の
停止位置を見込んだ適正なブレーキ開始位置を設定し
て、図26(5)に示されるように、スクリーン12を
適正な位置に停止させることができる。
【0065】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で広範な変形例
を含むものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のモータの
制御装置は、モータの回転速度を検出して回転速度に対
応したパルス状の回転速度信号を出力する回転速度検出
手段と、回転速度信号に基づいてモータの回転速度を算
出し、算出されたモータの回転速度と予め定める基準回
転速度とを比較し、回転速度が基準回転速度を上回ると
き、モータの回転の制御を、通常回転制御からブレーキ
回転制御へ切り換えると共に、切換時にはブレーキ回転
制御におけるブレーキ作用を抑制し、回転速度が基準回
転速度を下回るとき、モータの回転の制御を、ブレーキ
回転制御から通常回転制御へ切り換え切り換えると共
に、切換時には通常回転制御におけるブレーキ作用を強
化する制御部とを備えている。回転速度検出手段でモー
タの回転速度を検出し、回転速度検出手段から回転速度
に対応したパルス状の回転速度信号が出力される。
【0067】制御部は、回転速度検出手段からの回転速
度信号に基づいてモータの回転速度を算出し、算出され
たモータの回転速度と予め定める基準回転速度とを比較
し、回転速度が基準回転速度を上回るとき、モータの回
転の制御を、通常回転制御からブレーキ回転制御へ切り
換えると共に、切換時にはブレーキ回転制御におけるブ
レーキ作用を抑制し、回転速度が基準回転速度を下回る
とき、モータの回転の制御を、ブレーキ回転制御から通
常回転制御へ切り換え切り換えると共に、切換時には通
常回転制御におけるブレーキ作用を強化する。
【0068】これにより、負荷を走行させる場合に、モ
ータの負荷に対する保持トルクが小さいなどの理由で負
荷の走行が基準速度を超える可能性がある場合でも、負
荷の走行速度が基準速度を上回るときにはモータの回転
速度の増加が抑制される。従って、負荷の過剰な増速を
防止することができる。
【0069】また、モータの回転制御を、通常回転制御
とブレーキ回転制御との間で相互に切り換えるときに、
前述したように、ブレーキを作用させる場合には、最初
は緩やかなブレーキを作用させるようにする。一方、ブ
レーキを解除する場合には、通常回転制御におけるブレ
ーキ作用を強化する。したがって、モータの回転制御
を、通常回転制御とブレーキ回転制御との間で相互に切
り換えるときに、モータの回転速度が大きく変動する事
態が防止され、負荷の走行を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のローラ装置11の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】ローラ装置11の概略の構成を示す断面図であ
る。
【図3】ローラ装置11の一動作状態を示す正面図であ
る。
【図4】ローラ装置11の他の動作状態を示す正面図で
ある。
【図5】ローラ装置11のインバータ部23付近の電気
的構成を示す回路図である。
【図6】速度判定回路26の電気的構成を示す回路図で
ある。
【図7】上下アーム短絡防止回路27の電気的構成を示
す回路図である。
【図8】下アームロジック切換回路28の電気的構成を
示す回路図である。
【図9】上アームロジック切換回路29の電気的構成を
示す回路図である。
【図10】本発明の第2実施例のローラ装置11aのイ
ンバータ部23付近の電気的構成を示す回路図である。
【図11】速度判定回路26aの電気的構成を示す回路
図である。
【図12】上下アーム短絡防止回路27aの電気的構成
を示す回路図である。
【図13】上アームロジック切換回路28aの電気的構
成を示す回路図である。
【図14】下アームロジック切換回路29aの電気的構
成を示す回路図である。
【図15】ローラ装置11aの一動作例を示すタイミン
グ図である。
【図16】ローラ装置11aの他の動作例を示すタイミ
ング図である。
【図17】本実施例の第3実施例のローラ装置11bの
インバータ部付近の電気的構成を示す回路図である。
【図18】速度判定回路26bの電気的構成を示す回路
図である。
【図19】上下アーム短絡防止回路27bの電気的構成
を示す回路図である。
【図20】上アームロジック切換回路28bの電気的構
成を示す回路図である。
【図21】下アームロジック切換回路29bの電気的構
成を示す回路図である。
【図22】ローラ装置11bの一動作例を示すタイミン
グ図である。
【図23】ローラ装置11bの他の動作例を示すタイミ
ング図である。
【図24】本発明の第4実施例のローラ装置11cの電
気的構成例を示すブロック図である。
【図25】ローラ装置11cの動作をしめるフローチャ
ートである。
【図26】本実施例の動作を説明する図である。
【図27】従来技術の電動ローラ装置1の動作を示す正
面図である。
【符号の説明】
11 ローラ装置 12 スクリーン 15 モータ 21 回転速度検出素子 22 制御装置 23 インバータ部 26 速度判定部 27 上下アーム短絡防止部 28 上アームロジック切換部 29 下アームロジック切換部 88 演算装置 D 降下指示信号 Pb ブレーキ用パルス信号 Pd 降下PWM信号 Pu 上昇PWM信号 S1〜S9 出力信号 Sv 回転速度信号 U 上昇指示信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 5/41 302 E06B 9/204 C Fターム(参考) 2E042 AA01 CA01 CB06 CC07 5H001 AB10 AC04 AD02 5H303 AA30 BB01 BB06 BB11 CC01 DD02 DD24 EE04 FF09 GG10 HH05 JJ02 KK17 KK35 MM02 QQ01 5H530 AA03 AA05 BB16 BB17 CC11 CD10 CD24 CE16 CF03 DD03 5H576 AA16 AA20 BB06 DD04 EE09 EE11 HA03 HB01 JJ03 JJ11 JJ12 JJ17 JJ18 LL07 MM05 PP01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転速度を検出して該回転速度に
    対応したパルス状の回転速度信号を出力する回転速度検
    出手段と、 該回転速度信号に基づいて該モータの回転速度を算出
    し、算出された該モータの回転速度と予め定める基準回
    転速度とを比較し、該回転速度が該基準回転速度を上回
    るとき、該モータの回転の制御を、通常回転制御からブ
    レーキ回転制御へ切り換えると共に、切換時にはブレー
    キ回転制御におけるブレーキ作用を抑制し、該回転速度
    が該基準回転速度を下回るとき、該モータの回転の制御
    を、ブレーキ回転制御から通常回転制御へ切り換え切り
    換えると共に、切換時には通常回転制御におけるブレー
    キ作用を強化する制御部とを備えるモータの制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3104190A1 (fr) * 2019-12-09 2021-06-11 Somfy Activites Sa Procédé de pilotage d’un actionneur, actionneur électromécanique et installation de fermeture, d’occultation ou de protection solaire associés

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3104190A1 (fr) * 2019-12-09 2021-06-11 Somfy Activites Sa Procédé de pilotage d’un actionneur, actionneur électromécanique et installation de fermeture, d’occultation ou de protection solaire associés
WO2021116098A1 (fr) * 2019-12-09 2021-06-17 Somfy Activites Sa Procédé de pilotage d'un actionneur, actionneur électromécanique et installation de fermeture, d'occultation ou de protection solaire associés

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