JP2001045300A - 画像階層符号化方法 - Google Patents

画像階層符号化方法

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JP2001045300A
JP2001045300A JP11219950A JP21995099A JP2001045300A JP 2001045300 A JP2001045300 A JP 2001045300A JP 11219950 A JP11219950 A JP 11219950A JP 21995099 A JP21995099 A JP 21995099A JP 2001045300 A JP2001045300 A JP 2001045300A
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Takeshi Mogi
健 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の使用色数をもつ階層画像を生成するこ
とができ、少ない色数で表現された画像であっても主観
品質の良い画像が得られる画像階層符号化方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 復号するデータの量に応じて段階的に画
像の使用色数或いは階調数を増加させる画像階層符号化
方法であって、使用色数が互いに異なるN階層の限定色
画像を作成し、原画像を第N+1階層として、第k階層
画像(2≦k≦N+1)に対して各画素の色番号又はR
GB値を第k−1階層画像の同位置画素の色番号に従っ
てグループに分け、第1階層画像の色番号データ、及び
第k階層画像(2≦k≦N+1)のグループ分けされた
色番号データ又はRGBデータを、それぞれの確率分布
に適応して無ひずみで符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段階的に使用色数を
増加させることができる画像階層符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像データのデータ量は膨大で
あり、その効率的な蓄積、伝送のために、画像圧縮技術
が用いられる。画像圧縮技術の第1の目的はデータ量の
削減であるが、低速な通信路を通したデータ伝送や、表
示能力の異なる複数の受信端末への伝送の利便性を実現
するために、復号するデータの量に応じて段階的に画像
の解像度や階調を増加させることのできる階層符号化手
法が求められている。
【0003】このような符号化手法を用いることによ
り、受信の早い段階で画像の概略を把握すること、必要
な精細度が得られた段階でデータの受信を打ち切るなど
の処理が可能となる。
【0004】「画像情報圧縮」(原島 博 監修,テレビ
ジョン学会編, pp.197-199, 平成3年8月25日 第1版第1
刷発行)には、このような符号化手法としてビットプレ
ーン符号化法が示されている。ビットプレーン符号化法
では、画像の階調数が2のn乗であるとき、画像をn枚
の2値画像(ビットプレーン)に分解し、各ビットプレ
ーンごとに符号化し、上位ビットプレーンの符号データ
から順に送信する。
【0005】ここで、各ビットプレーンは各画素の階調
をn桁の2進数で表したときの各桁のビットに対応し、
下位ビットプレーンは下位の桁に、上位ビットプレーン
は上位の桁に対応している。これにより受信側では復号
するデータの量に応じて段階的に画像の階調の精細度を
増加させていくことができる。例えば、最上位のビット
プレーンだけを復号すれば、R、G,Bが各2階調、8
色で表現された画像が再現でき、第2ビットプレーンま
で復号すれば、R、G,Bが各4階調、64色で表現さ
れた画像が再現できる。また、例えば、256色しか表
示できない受信端末であれば、R,Gを各第3ビットプ
レーンまで、Bを第2ビットプレーンまで復号した時点
で復号を打ち切ればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ビットプレーン符号化
法では、上位ビットのデータだけを復号することにより
少ない階調数或いは色数で表現した画像を再生すること
ができる。
【0007】しかし、低階調の画像は単純にR,G,B
の階調を粗くしたものであるため、その色調は原画像と
はかなり違ったものになる。
【0008】また、低階調の画像ほど、画素のレベル差
が表示上の大きな差となって現れるため、原画像には存
在しない不自然な輪郭いわゆる擬似輪郭が出現してしま
う問題がある。これらの理由によりビットプレーン符号
化法では、少ない色数で表された画像が原画像と比べて
著しく品質が悪いという問題があった。
【0009】また、再現できる使用色数が限定されると
いう問題があった。
【0010】本発明は前記課題に鑑みてなされたもので
あって、任意の使用色数をもつ階層画像を生成すること
ができ、少ない色数で表現された画像であっても主観品
質の良い画像が得られる画像階層符号化方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、復号するデータの量に応じて段階的に画
像の使用色数或いは階調数を増加させる画像階層符号化
方法であって、原画像から使用色数を所定の数以下に制
限した限定色画像を生成し、前記限定色画像をカラーパ
レットと色番号からなるパレットカラー形式に変換し、
使用色数が互いに異なるN階層の限定色画像を作成し、
原画像を第N+1階層として第k階層画像(2≦k≦N
+1)を、階層間の冗長度を削減して無ひずみで符号化
することを特徴とする。
【0012】また、前記第k階層画像の符号化が、第k
階層画像(2≦k≦N+1)に対して各画素の色番号又
はRGB値を第k−1階層画像の同位置画素の色番号に
従ってグループに分け、第1階層画像の色番号データ、
及び第k階層画像(2≦k≦N+1)のグループ分けさ
れた色番号データ又はRGBデータを、それぞれの確率
分布に適応して無ひずみで符号化することにより行われ
ることを特徴とする。
【0013】また、前記適応的無ひずみ符号化が、前記
グループ分けされた色番号データ又はRGBデータを、
第1グループ、第2グループ、..、第Mグループの順
に並べて1つのデータ系列とし、これによって生成され
たデータ系列を無ひずみ符号化することにより行われる
ことを特徴とする。
【0014】また、前記適応的無ひずみ符号化が、前記
グループ分けされた色番号データ又はRGBデータを、
第1グループ、第2グループ、..、第Mグループごと
に、個別に符号化することにより行われることを特徴と
する。
【0015】本発明によれば、まず減色手段によって、
原画像より使用色数を制限した画像を作成する。ここで
使用色数は任意に選択できるものとし、原画像の色調に
近くなるように使用色を選択する。更に使用色のリスト
に番号をつけ、これをカラーパレットとして記憶し、各
画素値をR、G、Bの各階調値から対応する色番号に変
換して記憶することにより、データ量を削減する。
【0016】前記処理により小から大までの異なる使用
色数を持つ画像を作成し、原画像を最上位として階層化
する。各階層の画像データは無ひずみ符号化により符号
化するが、階層間の相関性を用いることにより、圧縮効
率を向上させる。
【0017】このために、前記グループ分け手段によ
り、第k階層の色番号データ(最上位についてはRGB
データ)を第k−1階層の同位置画素の色番号に従って
グループにわける。第k−1階層画像上において特定の
色をもつ画素は第k階層画像上においてそれに近い色を
持つため、前記グループ分けされた各グループにおいて
は、色番号の分布は少数の値に集中する。
【0018】したがって各グループの確率分布に適応さ
せて符号化することにより圧縮効率を上げることができ
る。
【0019】以上により、任意の色数を選択でき、少な
い色数でも主観品質が高くなるように構成した色数に基
づく階層画像を、効率よく圧縮伝送することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係わる画像階層符号化方法
の流れ図である。まず、作成する階層数N、各階層画像
の使用色数M1、M2、..、MNを設定し、階層番号
kを1に初期化する。ここでM1からMNは小から大の
順の互いに異なる数とする。そして原画像103に対し
て、減色処理104を行い、使用色数を所定の数Mkに
制限した第k階層RGB画像105を求める。減色処理
としては、例えば「P.Heckbert, "Color Image Quantiz
ation for Frame Buffer Display", ComputerGraphics,
vol.16, pp.297-307, July 1982」に記載のmedia
n cut法を使用する。当該方法によれば原画像の色
調を損なわないように使用色数を削減でき、使用色数が
少数であっても主観品質の高い画像を得ることができ
る。また使用色数として任意の色数を選ぶことができ
る。
【0022】次に、パレットカラー化処理106によ
り、第k階層RGB画像105を、カラーパレットと色
番号を用いたパレットカラー画像に変換する。
【0023】階層番号k=1、2、..、Nについて前
記減色処理104及びパレットカラー化処理106処理
を繰り返し、使用色数がM1からMNまでの第1階層パ
レット画像110、第2階層パレット画像111、..
第N階層パレット画像112を作成する。
【0024】パレットカラー画像について補足して説明
する。
【0025】本発明においては、原画像の各画素値を色
の3成分の各階調値で表す。ここではR,G,B表現と
する。図2の201に示すように、画像データは(r
0,g0,b0)(r1,g1,b1)..のように表
される。R,G,Bの値は256階調が一般的であり、
1画素値あたりR,G,Bに対して各8ビットの合計2
4ビットのデータとなる。前記第k階層RGB画像10
5も同様に画素あたり24ビットのデータとなるが、こ
れをパレットカラー化処理106により、色番号とカラ
ーパレットからなるパレット画像形式に変換しデータ量
を削減する。
【0026】図2の202に示すようにカラーパレット
は限定色画像における使用色(R,G,B値)に番号付
けをして格納したリストであり、色番号はリストにつけ
た番号である。パレットカラー形式においては各画素の
値は、R、G、Bの各階調値ではなく色番号を表す。
【0027】従って、図2の203のように画像データ
は0,1、..のような色番号の並びとなり、例えば2
56色に制限された画像においては、色番号は0から2
55の値となり、1画素あたり8ビットで表現できる。
これにより少ないビット数で画像データを表現すること
ができる。
【0028】前記処理により得られた画像を、第1階層
パレット画像110、第2階層パレット画像11
1、..、第N階層パレット画像112とする。また原
画像103を第N+1階層RGB画像とする。
【0029】次に、第k階層パレット画像107を第k
階層符号化処理114により符号化し、第k階層符号化
データ115を求める。これをk=1,2,..,N+
1について繰り返し、第1階層符号化データ118、第
2階層符号化データ119、..、第N+1階層符号化
データ120を得る。
【0030】ここで第k階層符号化処理114の詳細に
ついて図3により説明する。
【0031】まず、階層番号kが1のとき、すなわち第
1階層画像は無ひずみ符号化処理309により直接に符
号化する。ここで無ひずみ符号化とは、復号化データと
元のデータが完全に一致する符号化方法のことである。
【0032】前記のとおりパレットカラー形式では、画
素は色番号を表す。カラーパレットにおける色番号の付
け方は任意であるため、色番号値の近さと表示色の近さ
は無関係である。それゆえDPCMなどのRGBやYU
V画像の性質に依存した符号化手法は好適ではない。そ
こで無ひずみ符号化処理309として、LZ法や適応算
術符号化手法などのユニバーサル符号化手法を用いる。
【0033】階層番号kが2以上のときは、本発明では
第k階層画像と第k−1階層画像との相関性を用いるこ
とにより圧縮効率を向上させる。
【0034】このために、本発明では、グループ分け処
理303により、第k階層パレット画像107の色番号
データを、第k−1階層パレット画像107の同位置画
素の色番号に従ってM種類のグループに分ける。ここで
Mは第k−1階層画像の使用色数である。
【0035】更に単一系列化処理307により、これら
を第1グループデータ304、第2グループデータ30
5、..、第Mグループデータ306の順に並べること
により、第k階層順序変更後データ308として1つに
まとめる。
【0036】更に、順序変更後データ308を無ひずみ
符号化処理309で圧縮することにより、第k階層符号
化データ115を求める。
【0037】ただし原画像(第N+1階層)データ10
3はRGB画像形式であるので、第1グループデータ3
04、第2グループデータ305、..、第Mグループ
データ306及び順序変更後データ308はR,G,B
の値の並びとなる。
【0038】前記グループ分け処理303の詳細につい
て、図4により説明する。
【0039】まず、全グループ数Mを第k−1階層画像
の使用色数Mk-1とし、各グループ内における画素番号
j1,j2,..,jMをすべて1に初期化する。
【0040】次に、第k階層パレット画像107をラス
ター走査する。すなわち左上を起点とし、水平位置を左
から右に順次移動し、右端に来た時点で次のラインに移
るという手順で、順次、第k階層画像107から画素値
(色番号又はRGB値)を読み出し、これをPとする
(404)。同時に、同位置の第k−1階層画像の画素
値(色番号)を読み出し、これをQとする(405)。
【0041】更に、グループ更新処理(406)によ
り、グループ番号iをi=Q+1とし、第k階層画像の
画素値Pを第iグループのji番目の画素値として格納
する。その後、jiをji+1に更新する。ここで、Q
は0からM−1の値であるので、前記グループ番号iは
1からMの値となる。
【0042】前記処理をラスター走査順にすべての画素
について繰り返すことにより、第k階層・第1グループ
データ304、第k階層・第2グループデータ30
5、..、第k階層・第Mグループデータ306を求め
る。以上がグループ分け処理3030の詳細である。
【0043】次に単一系列化処理307の詳細につい
て、図5により説明する。
【0044】グループ番号i=1を初期値とし、第iグ
ループの画素値Gi[j],j=1,2,..,Niを
順に出力する(503)。これを全グループ、すなわち
グループ番号i=1,2,..,Mについて繰り返すこ
とにより、第k階層順序変更後データ308を求める。
以上が単一系列化処理307の詳細である。
【0045】図6は、グループ分け処理303及び単一
系列化処理307を模式的に表したものである。
【0046】以上のように、本発明によれば、階層間の
相関性を利用した効率的な圧縮を行うことができるが、
補足的にその原理を説明する。
【0047】一般に第k−1階層画像上での画素の色
と、第k階層画像上での同位置の画素の色は近いものと
なる。別の見方をすれば、第k−1階層上で特定の色を
持つ画素は、第k階層上ではそれに近い少数種類のいず
れかの色に変換されている。このことは色番号で考えた
場合にもあてはまる。すなわち、第k−1階層上で同じ
色番号を持つ画素は、第k階層上では少数種類のいずれ
かの色番号に変換される。
【0048】無ひずみ符号化処理309としては、第1
階層画像の符号化と同じく、LZ法や適応算術符号化法
を用いるが、LZ法や適応算術符号化法では、現在まで
の入力シンボルの出現頻度分布に適応しながらデータ圧
縮が行われ、同じシンボルやシンボルの組み合わせが近
接して繰り返し出現するほど効率よく圧縮できる。上述
のとおり、グループ分け処理303によって得た各グル
ープ内での画素値(色番号又はRGB値)の出現頻度分
布は、特定の値に集中したものとなる。
【0049】従って、これらを1つにまとめた順序変更
後データ308では、同じデータ又は同じデータの組み
合わせが近接して繰り返し出現する。それゆえ第k階層
パレット画像107を直接ラスター走査順に読み出し、
無ひずみ符号化処理309により圧縮した場合に比べ
て、効率的に圧縮することができる。
【0050】図7に復号手順を示す。階層番号kを1に
初期化し、第k階層符号化データ115を無ひずみ復号
化処理703により復号する。第1階層の場合には、こ
れにより第1階層パレット画像107が得られる。
【0051】第2階層以上の場合には、第k階層符号化
データ115を無ひずみ復号化処理703により復号す
ることにより、第k階層順序変更後データ308が求め
られる。順序変更後データ308に対して、更にグルー
プ復元処理705を行い、第1グループデータ304、
第2グループデータ305、..、第Mグループデータ
306を復元する。
【0052】ここで全グループ数M及び各グループのデ
ータ数N1,N2,..,NMは、既に復号されている
第k−1階層パレット画像302より求める。
【0053】更に、順序復元処理707により各グルー
プのデータを元の位置に復元し第k階層パレット画像1
07を求める。ただし第N+1階層については、原画像
103が求められる。
【0054】更に、第1から第N階層については、第k
階層パレット画像107に対して、RGB化処理708
を行い、第k階層RGB画像を求める。以上が復号処理
の全体の流れである。
【0055】図8により、グループ復元処理705の詳
細を説明する。まず全グループ数Mを第k−1階層画像
の使用色数に設定し、各グループの画素数N1,N
2,..、NMを、Ni=第k−1階層画像中の色番号
i−1の画素数となるように設定する。ここで、第k−
1階層画像は既に復号されているものとする。
【0056】次に、第k階層順序変更後データ308を
順に読み出し、第1データから第N1データまでを第1グ
ループデータ、第N1+1データから第N1+N2デー
タまでを第2グループデータ、第N1+N2+1データ
から第N1+N2+N3データまでを第3グループデー
タ、のようにして、順序変更後データ308を、第1グ
ループデータ304、第2グループデータ30
5、..、第Mグループデータ306に分割する。以上
がグループ復元処理705の詳細である。
【0057】図9により、順序復元処理706の詳細を
説明する。まずグループ内画素番号j1,j2,..,
jMを1に初期化する。ラスター走査順に第k−1階層
パレット画像302から画素を読み出しQに格納する。
これに応じてグループ番号iをQ+1にセットし、第i
グループより1画素読み出しPに格納する。
【0058】画素Pは元々、現在のラスター走査位置
(x,y)にあったはずであるので、Pを第k画像メモ
リの位置(x、y)に格納する。これらの処理をラスタ
ー走査順に全ての第k−1階層画素について繰り返すこ
とにより、第k階層パレット画像107を復元すること
ができる。
【0059】図10は、以上に述べたグループ復元処理
704、順序復元処理705の様子を模式的に示したも
のである。
【0060】以上により第k階層画像を復元することが
できる。k=1,2,..,N+1について以上を繰り
返すことにより全階層を復元することができ、或いは必
要に応じて途中の階層で復元を中止することもできる。
【0061】本発明の符号化方法による効果につき補足
的に説明する。
【0062】ITU-T標準画像"Mobile and Calendar"を3
52x288サイズのRGB画像に変換したものを原画
像とし、median cut法により64色に減色したものを第
1階層、256色に減色したものを第2階層、原画像を第
3階層とすると、各階層画像をそのままLZ符号化した
データ量は415,608バイトとなるが、本発明のよ
うに第1階層画像、第2階層画像をパレットカラー化しL
Z符号化するとデータ量は373,916バイトとな
り、元の90%となる。更にグループ分けを適用する
と、データ量は312,512バイトとなり、元の75
%となる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、復号するデータの量に応じて段階的に画像の使
用色数或いは階調数を増加させる画像符号化方法におい
て、任意の使用色数を設定できると共に、少ない色数で
あっても主観品質を高くすることができる。
【0064】また、色数に基づく階層画像を、効率よく
圧縮伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す流れ図である。
【図2】パレットカラー形式への変換を説明する図であ
る。
【図3】第k階層符号化処理を説明するための流れ図で
ある。
【図4】グループ分け処理を説明するための流れ図であ
る。
【図5】単一系列化処理を説明するための流れ図であ
る。
【図6】グループ分け処理、単一系列化処理を説明する
図である。
【図7】復号化処理を説明するための流れ図である。
【図8】グループ復元処理を説明するための流れ図であ
る。
【図9】順序復元処理を説明するための流れ図である。
【図10】グループ復元処理、順序復元処理を説明する
図である。
【図11】本発明のよる圧縮効率を示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復号するデータの量に応じて段階的に画
    像の使用色数或いは階調数を増加させる画像階層符号化
    方法であって、 原画像から使用色数を所定の数以下に制限した限定色画
    像を生成し、 前記限定色画像をカラーパレットと色番号からなるパレ
    ットカラー形式に変換し、 使用色数が互いに異なるN階層の限定色画像を作成し、
    原画像を第N+1階層として第k階層画像(2≦k≦N
    +1)を、階層間の冗長度を削減して無ひずみで符号化
    することを特徴とする画像階層符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記第k階層画像の符号化が、第k階層
    画像(2≦k≦N+1)に対して各画素の色番号又はR
    GB値を第k−1階層画像の同位置画素の色番号に従っ
    てグループに分け、 第1階層画像の色番号データ、及び第k階層画像(2≦
    k≦N+1)のグループ分けされた色番号データ又はR
    GBデータを、それぞれの確率分布に適応して無ひずみ
    で符号化することにより行われることを特徴とする請求
    項1記載の画像階層符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記適応的無ひずみ符号化が、前記グル
    ープ分けされた色番号データ又はRGBデータを、第1
    グループ、第2グループ、..、第Mグループの順に並
    べて1つのデータ系列とし、 これによって生成されたデータ系列を無ひずみ符号化す
    ることにより行われることを特徴とする請求項2記載の
    画像階層符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記適応的無ひずみ符号化が、前記グル
    ープ分けされた色番号データ又はRGBデータを、第1
    グループ、第2グループ、..、第Mグループごとに、
    個別に符号化することにより行われることを特徴とする
    請求項2記載の画像階層符号化方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7158669B2 (en) 2002-04-17 2007-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Image compression method and apparatus, and image coding method and apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7158669B2 (en) 2002-04-17 2007-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Image compression method and apparatus, and image coding method and apparatus

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