JP2001045082A - 周波数オフセット量検出装置 - Google Patents

周波数オフセット量検出装置

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JP2001045082A
JP2001045082A JP11213955A JP21395599A JP2001045082A JP 2001045082 A JP2001045082 A JP 2001045082A JP 11213955 A JP11213955 A JP 11213955A JP 21395599 A JP21395599 A JP 21395599A JP 2001045082 A JP2001045082 A JP 2001045082A
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Minako Ide
美奈子 井手
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04L2027/0095Intermittant signals in a preamble or similar structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期引き込み時間短縮を図りつつ、周波
数オフセット量推定精度を向上させること。 【解決手段】 遅延器101が、AFC部に入力された
受信既知シンボルを1シンボル遅延させ、減算器102
が、受信シンボルから1シンボル遅延受信既知シンボル
を減算し、遅延器103が、入力された1シンボル遅延
受信既知シンボルを1シンボル遅延させ、減算器104
が、受信シンボルから2シンボル遅延受信既知シンボル
を減算し、位相検出部105、106が、それぞれ減算
結果を位相角度に変換して位相ずれを検出し、減算器1
08、109が、それぞれ位相ずれから位相オフセット
を減算処理し、乗算器110が、1/2を乗じ、平均化
部111が、減算器108の出力及び乗算器110の出
力を任意区間平均化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数オフセット
量検出装置に関し、特にディジタル移動体通信の通信装
置に用いられる周波数オフセット量検出装置及びその周
波数オフセット量検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信を行う場合、送信側と受信側の
無線周波数は基本的には同一とするが、実際にはそれぞ
れが持つ周波数源の基準クロックの精度によりお互いに
数〜数十ppm程度のずれが生じる。この周波数ずれを
受信側で推定し、補正を行うことを周波数オフセット補
償(Automatic Frequency Com
pensation:以下AFCと記す)と呼ぶ。
【0003】アナログ通信が主流であった頃は、AFC
には、受信側でクロック源の周波数を任意の範囲でスイ
ープし、受信レベルの高いポイントを選ぶ方法等が用い
られていた。しかし、無線ディジタル通信が主流となっ
た今日では、受信信号をベースバンド周波数帯に復調し
てA/D変換した後のディジタル信号から周波数オフセ
ット量を推定し、補正する方法が用いられる。
【0004】この周波数オフセット量の推定方法につい
ては様々な方法が使用・検討されているが、通常は、前
後の受信データの位相差分を求め、データ変調による差
分値を取り除いて、周波数オフセット量を求めるという
方法が知られている。
【0005】この場合、伝送効率追求上数に限りがある
既知信号を用いると初期の同期引き込みに時間が掛かる
ため、未知信号(データ信号)を用いて周波数オフセッ
ト量を検出する方法が提案されている。
【0006】以下、図5から図7を用いて、従来の受信
装置について説明する。図5は、従来の受信装置の概略
構成を示す要部ブロック図であり、図6は、従来の受信
装置のAFC部の概略構成を示す要部ブロック図であ
り、図7は、周波数オフセットを説明するためのI−Q
平面の一例を示すグラフである。なお、ここでは、CD
MA方式の移動体通信に用いられる受信装置について考
える。
【0007】図5において、アンテナ501は、無線信
号を受信し、無線変復調部502は、受信信号を高周波
信号からベースバンド信号に変換し、受信処理部503
に出力する。
【0008】受信処理部503は、A/D変換部504
と、相関部505と、AFC部506と、復号部507
と、誤り訂正部508と、から成る。A/D変換部50
4は、入力された受信信号をA/D変換処理し、相関部
505は、例えばマッチドフィルタから成り、復調信号
を検出する。
【0009】AFC部506は、相関部505から出力
された復調信号に基づいて周波数オフセット量を検出
し、検出された周波数オフセット量を復号部507及び
クロック源510に出力する。詳しくは後述する。
【0010】復号部507は、入力された復調信号に対
して、AFC部506の出力である周波数オフセット量
に基づいて位相補償処理を行ってから軟判定処理する。
誤り訂正部508は、判定信号に対して、デインターリ
ーブ処理及び誤り訂正処理等のコーデック処理を行い、
ベースバンド信号処理部509に出力する。
【0011】ベースバンド信号処理部509は、受信処
理部503によって受信処理された受信信号から受信デ
ータを得、又、送信データを得て送信処理部511に出
力する。
【0012】クロック源510は、基準クロック周波数
を保持し、AFC部506の出力である周波数オフセッ
ト量に基づいて基準クロック周波数を補正し、無線変復
調部502、A/D変換部503、及びベースバンド信
号処理部509に基準クロック周波数を出力する。
【0013】送信処理部511は、送信ベースバンド信
号を送信処理して、無線変復調部502に出力する。
【0014】次いで、図6及び図7を用いて、AFC部
506の構成及び周波数オフセット検出動作について説
明する。
【0015】既知信号ではなく未知信号(データ信号)
を用いて周波数オフセットを検出する場合、受信復調信
号Dmは、第1〜第4象限のいずれかに位置するが、特
定はできない。ここで、雑音レベルが充分に小さいもの
とすると、周波数オフセットが無い場合は、図7(a)
のように復調信号は各象限内の1点に位置するが、周波
数オフセットθfが存在する場合は、図7(b)のよう
に、復調信号位置は時間とともにずれていく。
【0016】ここで、1シンボル遅延された受信シンボ
ルと現受信シンボルとのオフセット量θfは常に一定で
あるため、1シンボル遅延された受信シンボルと現受信
シンボルとの差分をとることによりオフセット量θf
求めることができる。
【0017】そこで、遅延器601は、入力された受信
復調信号Dmを1シンボル遅延させ、減算器602は、
現シンボルから遅延器601の出力を減算し、更に、位
相検出器603は、減算器602における減算結果ΔD
mを位相角度に変換して位相ずれθmを検出する。
【0018】しかしながら、この位相ずれθmは、周波
数オフセットθfと等価ではなく、データ変調による位
相オフセットθdも含まれる(θm=θd+θf)ため、こ
れを除く必要がある。
【0019】ここで、変調方式をQPSKであるものと
すると、位相オフセットθdは、0°、90°、180
°、270°である。これらの値は、4倍すると360
°の倍数となるため、下記計算式によってθmからθd
除去し、周波数オフセットθ fを得ることができる。 ((4×θm)mod(360°))/4 =((4×(θd+θf))mod(360°))/4 =((4θd+4θf)mod(360°))/4 =4θf/4 =θf
【0020】そこで、乗算器604において、位相ずれ
θmを4倍し、モッド(mod)演算器605によっ
て、乗算器604の出力を360°で割った時の余りを
算出し、乗算器606によって、4θfに1/4を乗
じ、周波数オフセットθfを得る。
【0021】そして、最後に平均化部607は、周波数
オフセット量θfを任意区間平均し、周波数オフセット
量の推定・補正を行う。
【0022】このように従来の周波数オフセット検出方
法は、限られた既知信号ではなく、データ信号を用いる
ため、AFCの初期引き込み時間の短縮が可能である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
周波数オフセット検出方法においては、誤り訂正処理が
施されていない段階の受信信号を用いるため、推定精度
が劣化し得るという問題がある。
【0024】今後のCDMA等を用いたセルラーシステ
ムにおいて想定されている誤り訂正後のビット誤り率
(BER)は10-3程度であるため、逆算すると誤り訂
正前の信号ではBER=10-1以上となり、このような
BERを有する信号を用いて周波数オフセット量を推定
すると推定精度劣化が大きく、初期引き込みが困難にな
り得る。
【0025】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、初期引き込み時間短縮を図りつつ、周波数オフセ
ット量推定精度を向上させる受信装置及びその周波数オ
フセット量推定方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る周波数オフ
セット量検出装置は、受信した既知シンボルの1シンボ
ル位相差分情報から検出した位相ずれ角度から予め保持
するデータ変調による位相オフセット量を減算する第一
検出手段と、受信した既知シンボルの2シンボル位相差
分情報から検出した位相ずれ角度から予め保持するデー
タ変調による位相オフセット量を減算した上で1/2倍
する第二検出手段と、前記第一検出手段の出力値と前記
第二検出手段の出力値とを任意区間平均化し出力する平
均化手段と、を具備する。
【0027】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報のみならず2シンボル位相差情報を
も用いてサンプル数を増やすため、周波数オフセット量
の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込
み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0028】本発明に係る周波数オフセット量検出装置
は、受信した既知シンボルを前記第一検出手段及び前記
第二検出手段の前段において複素信号に変換する変換手
段を具備する。
【0029】本発明によれば、受信既知シンボルを複素
信号である位相回転量に予め変換してから周波数オフセ
ット量検出処理を行うことによって、検出された位相ず
れからデータ変調による位相オフセットを減算する工程
を省くことができるため、より簡素な構成で周波数オフ
セット量の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初
期引き込み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0030】本発明に係る周波数オフセット量検出装置
は、前記第二検出手段は、ベクトル演算によって複素信
号の位相角度を1/2倍する演算部を有する。
【0031】本発明によれば、2種類の位相差情報を複
素信号のまま平均化処理することによって、複素信号か
ら位相角度を検出する工程を平均化処理後の1回に集約
することができるため、より簡素な構成で周波数オフセ
ット量の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初期
引き込み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0032】本発明に係る通信端末装置は、上記いずれ
かの周波数オフセット量検出装置を具備する。
【0033】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報及び2シンボル位相差情報を併用す
ることによって限られたシンボル情報から位相差分サン
プル数を多く取り出すため、周波数オフセット量の推定
精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込み時間
の短縮の同時実現が可能となる。
【0034】本発明に係る基地局装置は、上記通信端末
装置と無線通信を行う。
【0035】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報及び2シンボル位相差情報を併用す
ることによって限られたシンボル情報から位相差分サン
プル数を多く取り出すため、周波数オフセット量の推定
精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込み時間
の短縮の同時実現が可能となる。
【0036】本発明に係る基地局装置は、上記いずれか
の周波数オフセット量検出装置を具備する。
【0037】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報及び2シンボル位相差情報を併用す
ることによって限られたシンボル情報から位相差分サン
プル数を多く取り出すため、周波数オフセット量の推定
精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込み時間
の短縮の同時実現が可能となる。
【0038】本発明に係る通信端末装置は、上記基地局
装置と無線通信を行う。
【0039】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報及び2シンボル位相差情報を併用す
ることによって限られたシンボル情報から位相差分サン
プル数を多く取り出すため、周波数オフセット量の推定
精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込み時間
の短縮の同時実現が可能となる。
【0040】本発明に係る周波数オフセット量検出方法
は、受信した既知シンボルの1シンボル位相差分情報か
ら検出した位相ずれ角度から予め保持するデータ変調に
よる位相オフセット量を減算する第一検出工程と、受信
した既知シンボルの2シンボル位相差分情報から検出し
た位相ずれ角度から予め保持するデータ変調による位相
オフセット量を減算した上で1/2倍する第二検出工程
と、前記第一検出工程の出力値と前記第二検出工程の出
力値とを任意区間平均化し出力する平均化工程と、を具
備する。
【0041】本発明によれば、既知信号を用い、且つ1
シンボル位相差情報のみならず2シンボル位相差情報を
も用いてサンプル数を増やすため、周波数オフセット量
の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初期引き込
み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0042】本発明に係る周波数オフセット量検出方法
は、受信した既知シンボルを前記第一検出工程及び前記
第二検出工程の前段において複素信号に変換する。
【0043】本発明によれば、受信既知シンボルを複素
信号である位相回転量に予め変換してから周波数オフセ
ット量検出処理を行うことによって、検出された位相ず
れからデータ変調による位相オフセットを減算する工程
を省くことができるため、より簡素な構成で周波数オフ
セット量の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初
期引き込み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0044】本発明に係る周波数オフセット量検出方法
は、前記第二検出工程は、ベクトル演算によって複素信
号の位相角度を1/2倍する。
【0045】本発明によれば、2種類の位相差情報を複
素信号のまま平均化処理することによって、複素信号か
ら位相角度を検出する工程を平均化処理後の1回に集約
することができるため、より簡素な構成で周波数オフセ
ット量の推定精度向上及び周波数オフセット補償の初期
引き込み時間の短縮の同時実現が可能となる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、既知信号を用い
ることで周波数オフセット量の推定精度向上を図ると共
に、1シンボル位相差情報及び2シンボル位相差情報を
併用することで、限られたシンボル情報から位相差分サ
ンプル数を多く取り出し、初期引き込み時間短縮をも図
るものである。
【0047】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0048】(実施の形態1)本実施の形態に係る受信
装置は、既知シンボルの1シンボル位相差情報及び2シ
ンボル位相差情報を用いて周波数オフセット量を検出す
るものである。
【0049】以下、図1を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図1は、本発明の実施の形
態1に係る受信装置のAFC部の概略構成を示す要部ブ
ロック図である。
【0050】図1において、遅延器101は、AFC部
に入力された受信既知シンボルDmを1シンボル遅延さ
せて1シンボル遅延受信既知シンボルDm-1を出力し、
減算器102は、受信シンボルDmから1シンボル遅延
受信既知シンボルDm-1を減算処理して減算結果ΔDm
を出力する。
【0051】遅延器103は、入力された1シンボル遅
延受信既知シンボルDm-1を1シンボル遅延させて2シ
ンボル遅延受信既知シンボルDm-2を出力し、減算器1
04は、受信シンボルDmから2シンボル遅延受信既知
シンボルDm-2を減算処理して減算結果ΔDm2を出力す
る。
【0052】位相検出部105は、減算結果ΔDm1を
位相角度に変換して位相ずれθm1を検出し、位相検出
部106は、減算結果ΔDm2を位相角度に変換して位
相ずれθm2を検出する。
【0053】ここで、位相ずれθm1、θm2は、周波数
オフセットθfと等価ではなく、受信信号のデータ変調
による位相オフセットも含まれるが、変調方式が既知で
あれば既知信号のデータ変調による位相オフセットは既
知である。そこで、メモリ107は、既知シンボルのデ
ータ変調による位相オフセットφm1、φm2を予め保持
する。
【0054】減算器108は、位相ずれθm1から位相
オフセットφm1を減算処理し、減算器109は、位相
ずれθm2から位相オフセットφm2を減算処理する。乗
算器110は、2シンボル分の周波数オフセット量であ
る減算器109の出力に対して1/2を乗じ、1シンボ
ル分に調整する。
【0055】平均化部111は、減算器108の出力及
び乗算器110の出力を任意区間平均化し、平均化処理
された値を推定された周波数オフセット量として出力す
る。
【0056】次いで、上記構成を有する装置の動作につ
いて説明する。
【0057】受信シンボルDmは、遅延器101によっ
て1シンボル遅延され、減算器102によって受信シン
ボルDmから1シンボル遅延受信既知シンボルDm-1が減
算処理される。
【0058】1シンボル遅延受信既知シンボルD
m-1は、遅延器103によって1シンボル遅延され、減
算器104によって受信シンボルDmから2シンボル遅
延受信既知シンボルDm-2を減算処理される。
【0059】算出された減算結果ΔDm1、ΔDm2は、
それぞれ位相検出部105、106によって位相ずれθ
m1、θm2に変換され、減算器108、109によって
それぞれ位相オフセットφm1、φm2が減算処理され
る。
【0060】減算器108の出力、及び乗算器110に
よって1/2が乗ぜられた減算器109の出力は、平均
化部111によって平均化処理され、推定された周波数
オフセット量として出力される。
【0061】このように、本実施の形態によれば、既知
信号を用い、且つ1シンボル位相差情報のみならず2シ
ンボル位相差情報をも用いてサンプル数を増やすため、
周波数オフセット量の推定精度向上及び周波数オフセッ
ト補償の初期引き込み時間の短縮の同時実現が可能とな
る。
【0062】(実施の形態2)本実施の形態に係る受信
装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し受信既
知シンボルを複素信号である位相回転量に予め変換する
ものである。
【0063】以下、図2を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図2は、本発明の実施の形
態2に係る受信装置のAFC部の概略構成を示す要部ブ
ロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成には
同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0064】位相回転検出部201は、メモリ202に
保持された既知信号を用いて、受信既知シンボルの位相
回転量Rm(複素信号)を検出する。
【0065】以下、受信既知シンボルDmに代えて位相
回転量Rmを用いて実施の形態1と同様の処理が行わ
れ、周波数オフセットθfが検出される。すなわち、位
相回転量Rmは、遅延器101によって1シンボル遅延
され、減算器102によって位相回転量Rmから1シン
ボル遅延位相回転量Rm-1が減算処理され、1シンボル
遅延位相回転量Rm-1は、遅延器103によって1シン
ボル遅延され、減算器104によって位相回転量Rm
ら2シンボル遅延位相回転量Rm-2を減算処理され、算
出された減算結果ΔRm1、ΔRm2は、それぞれ位相検
出部105、106によって位相ずれθm1、θm2に変
換され、位相検出部105の出力、及び乗算器110に
よって1/2が乗ぜられた位相検出部106の出力は、
平均化部111によって平均化処理され、推定された周
波数オフセット量として出力される。
【0066】ここでは、受信シンボルを遅延させる前に
予め複素信号である位相回転量に変換してから処理を行
うため、図1中の減算器108、109による位相オフ
セット除去処理が不必要となる。
【0067】このように、本実施の形態によれば、受信
既知シンボルを複素信号である位相回転量に予め変換し
てから周波数オフセット量検出処理を行うことによっ
て、検出された位相ずれからデータ変調による位相オフ
セットを減算する工程を省くことができるため、より簡
素な構成で周波数オフセット量の推定精度向上及び周波
数オフセット補償の初期引き込み時間の短縮の同時実現
が可能となる。
【0068】(実施の形態3)本実施の形態に係る受信
装置は、実施の形態2と同様の構成を有し、但し平均化
処理後に位相回転量を位相ずれ角度に変換するものであ
る。
【0069】以下、図3及び図4を用いて、本実施の形
態に係る受信装置について説明する。図3は、本発明の
実施の形態3に係る受信装置のAFC部の概略構成を示
す要部ブロック図であり、図4は、複素信号の角度成分
を1/2にする計算方法を説明するためのグラフであ
る。なお、実施の形態2と同様の構成には同一の符号を
付し、詳しい説明は省略する。
【0070】図3において、減算器104の出力である
ΔRm2は、2シンボル分の位相回転量であるため、ベ
クトル量であるΔRm2の角度成分を1/2に変換する
必要がある。以下、図4を用いて、変換原理を説明す
る。
【0071】図4において、角度情報を用いずに任意の
複素信号Vの角度成分を2分の1にするものとする。I
−Q平面上でI軸と元の複素信号Vとを2辺とする菱形
を考えると、原点から残る1角への対角線ベクトルが複
素信号Vの角度成分を2分するベクトルとなる。したが
って、I軸の正の向き平行で、複素信号Vと同じ大きさ
の複素信号(|V|、0)を元の複素信号Vに加えるこ
とで角度成分が2分の1の複素信号V’を得ることがで
きる。
【0072】そこで、図3において、ベクトル生成部3
01は、I軸の正の向き平行で、複素信号ΔRm2と同
じ大きさの複素信号(|ΔRm2|、0)を生成し、加
算器302は、複素信号(|ΔRm2|、0)と複素信
号ΔRm2とを加算処理し、複素信号ΔRm2よりも角度
成分が1/2となる複素信号ΔRm2’を平均化部11
1に出力する。
【0073】位相検出部303は、平均化処理された複
素信号から位相角度を検出し、これを推定された周波数
オフセット量として出力する。
【0074】このように、本実施の形態によれば、2種
類の位相差情報を複素信号のまま平均化処理することに
よって、複素信号から位相角度を検出する工程を平均化
処理後の1回に集約することができるため、より簡素な
構成で周波数オフセット量の推定精度向上及び周波数オ
フセット補償の初期引き込み時間の短縮の同時実現が可
能となる。
【0075】なお、上記実施の形態1から実施の形態3
において、CDMA方式の通信システムを例に挙げた
が、無線AFCを用いる受信装置であれば本発明の適用
は通信方式は問わない。
【0076】又、平均化部における平均化方法は、移動
平均及び忘却係数を用いた重み付け平均などシステムに
応じた方法を任意に用いることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既知信号を用い、且つ1シンボル位相差情報及び2シン
ボル位相差情報を併用することによって限られたシンボ
ル情報から位相差分サンプル数を多く取り出すため、周
波数オフセット量の推定精度向上及び周波数オフセット
補償の初期引き込み時間の短縮の同時実現が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置のAFC
部の概略構成を示す要部ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る受信装置のAFC
部の概略構成を示す要部ブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る受信装置のAFC
部の概略構成を示す要部ブロック図
【図4】複素信号の角度成分を1/2にする計算方法を
説明するためのグラフ
【図5】従来の受信装置の概略構成を示す要部ブロック
【図6】従来の受信装置のAFC部の概略構成を示す要
部ブロック図
【図7】周波数オフセットを説明するためのI−Q平面
の一例を示すグラフ
【符号の説明】
105、106 位相検出部 201 位相回転検出部 301 ベクトル生成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した既知シンボルの1シンボル位相
    差分情報から検出した位相ずれ角度から予め保持するデ
    ータ変調による位相オフセット量を減算する第一検出手
    段と、受信した既知シンボルの2シンボル位相差分情報
    から検出した位相ずれ角度から予め保持するデータ変調
    による位相オフセット量を減算した上で1/2倍する第
    二検出手段と、前記第一検出手段の出力値と前記第二検
    出手段の出力値とを任意区間平均化し出力する平均化手
    段と、を具備することを特徴とする周波数オフセット量
    検出装置。
  2. 【請求項2】 受信した既知シンボルを前記第一検出手
    段及び前記第二検出手段の前段において複素信号に変換
    する変換手段を具備することを特徴とする請求項1記載
    の周波数オフセット量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第二検出手段は、ベクトル演算によ
    って複素信号の位相角度を1/2倍する演算部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の周波数オフセット量検
    出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の周波数オフセット量検出装置を具備することを特徴と
    する通信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の通信端末装置と無線通信
    を行うことを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の周波数オフセット量検出装置を具備することを特徴と
    する基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の基地局装置と無線通信を
    行うことを特徴とする通信端末装置。
  8. 【請求項8】 受信した既知シンボルの1シンボル位相
    差分情報から検出した位相ずれ角度から予め保持するデ
    ータ変調による位相オフセット量を減算する第一検出工
    程と、受信した既知シンボルの2シンボル位相差分情報
    から検出した位相ずれ角度から予め保持するデータ変調
    による位相オフセット量を減算した上で1/2倍する第
    二検出工程と、前記第一検出工程の出力値と前記第二検
    出工程の出力値とを任意区間平均化し出力する平均化工
    程と、を具備することを特徴とする周波数オフセット量
    検出方法。
  9. 【請求項9】 受信した既知シンボルを前記第一検出工
    程及び前記第二検出工程の前段において複素信号に変換
    することを特徴とする請求項8記載の周波数オフセット
    量検出方法。
  10. 【請求項10】 前記第二検出工程は、ベクトル演算に
    よって複素信号の位相角度を1/2倍することを特徴と
    する請求項9記載の周波数オフセット量検出方法。
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