JP2001044285A - 半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方法 - Google Patents

半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方法

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JP2001044285A
JP2001044285A JP11215623A JP21562399A JP2001044285A JP 2001044285 A JP2001044285 A JP 2001044285A JP 11215623 A JP11215623 A JP 11215623A JP 21562399 A JP21562399 A JP 21562399A JP 2001044285 A JP2001044285 A JP 2001044285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本チップ及びテストチップを有する半導体ウ
エハのテストチップに、テスト素子の測定に影響を与え
ないで本チップの半導体素子と特性が揃ったテスト素子
を形成する。 【解決手段】 テスト素子パターン104mを有するC
ADデータD3から、テスト素子領域のパターン104
mを素子分離幅だけ拡大してテストチップ上に禁止領域
404mを形成する。メモリセルの本チップのパターン
204mから、禁止領域404m内にあるパターンを除
き、本チップ修正パターン(D7)とし、データD3と
データD7とを合成して、テストチップのためのパター
ンデータD8とする。これによって、テストチップのパ
ターン密度を本チップのパターン密度と同等にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
テスト素子パターンのレイアウト方法に関し、特に、半
導体ウェハ上に本チップと同時に形成されるテストチッ
プ中にテスト素子パターンをレイアウトする方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置では、基板上に集積
化される半導体素子の数が年々増加している。例えば、
半導体基板上に形成されるメモリの記憶容量(ビット
数)は、おおよそ3年で4倍程度に向上してきた。この
ような記憶容量の大幅な向上は、主として、半導体素子
の各寸法が、微細加工技術の進歩によって、おおよそ3
年毎に0.7倍に縮小されたことに起因している。この
ような急速な寸法の減少を伴う集積回路チップの製造に
おいては、製品として出荷される本チップと、本チップ
において用いられている半導体素子の性能を検査するた
めのテストチップとを半導体ウェハー上に同時に形成す
ることが一般的である。
【0003】図8は、本チップとテストチップとを1つ
の半導体ウエハ上に搭載した一般的な例を示している。
同図(a)に示すように、ウェハー11上には、多数の
本チップ12と、少数のテストチップ13とが配置され
る。テストチップ13は、同図(b)に示すように、本
チップに形成される多数種類の半導体素子を夫々模擬す
る各テスト素子14から構成される。
【0004】図9は、図8のテスト素子の一例を示すも
ので、本チップで用いられている2種類のMOSFET
の特性を評価するために、2つのテスト素子が形成され
ている。テスト素子A(14A)は、本チップのpチャ
ネルMOSFETを模擬するpチャネルMOSFETと
して形成され、テスト素子B(14B)は、本チップの
nチャネルMOSFETを模擬するnチャネルMOSF
ETとして形成される。MOSFETテスト素子の特性
を測定するためには、図9に示すように、ゲート、ドレ
イン、ソース、基板の4端子のためのプローブパッド1
5が必要である。プローブパッド15は、例えば第1層
のメタル配線として形成され、通常50×50μm2
120×120μm2程度の大きさで、相互の間隔が5
0〜100μmである。
【0005】図10(a)及び(b)は夫々、プローブ
パッドを含むメタル配線層を除いてテスト素子14Aの
構造を例示する平面図、及び、そのA−A断面図であ
る。テスト素子自体の大きさは、本チップの半導体素子
の大きさと同じであり、20×20μm2以下が一般的
である。
【0006】つまり、プローブパッド15は、テスト素
子自体のサイズに比して極めて大きく、従って、MOS
FETを測定するためのテストチップ13の大きさは、
実質的にプローブパッドの数と大きさとによって決ま
る。このため、メタル配線層以外のテスト素子の相互間
では、200〜400μm程度の間隔が空いており、テ
スト素子ではパターン密度が本チップに比して極めて小
さい。
【0007】ここで、一般的な本チップのレイアウト及
び構造について説明する。図11は、256MDRAM
として構成した半導体集積回路装置を例とする本チップ
の平面図である。また、図12は、図11のDRAMの
アレイ領域の平面図である。DRAMは、4つのアレイ
領域17と、それらの間に配設される周辺回路領域16
とからなる。アレイ領域17は、図12に示すように、
メモリセルアレイ領域18、ワードドライバアレイ領域
19、及び、センスアンプアレイ領域20からなる。通
常のDRAMでは、メモリセルアレイ領域18が、本チ
ップ12の面積の50〜70%を占める。
【0008】図13(a)は、メモリセルアレイ領域1
8の一部詳細平面であり、同図(b)はその断面構造図
である。メモリセルアレイ領域18では、最も微細な設
計ルールを用いて各層パターンが密にレイアウトされて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の本チップ1
2とテストチップ13との間では、本チップ12に用い
られる半導体素子であるMOSFETと、テストチップ
13に形成されるテスト素子であるMOSFETとの間
でトランジスタ特性が異なるため、テストチップによる
有効な特性の測定が困難という問題がある。
【0010】特性が異なる第1の理由は、図10(a)
に示したように、テストチップでは、ゲート電極の凹み
151によってMOSFETのゲート長がチャネル領域
において一定にならないことである。ゲート電極の凹み
151が生じる原因は、図10(b)に示すように、ト
レンチ分離方法で形成された素子分離絶縁膜105の形
状に起因する。つまり、基板表面の高さよりも素子分離
絶縁膜105の高さが低くなる素子分離絶縁膜の凹み1
52によって、基板面と素子分離絶縁膜105との間で
段差が生じる。この段差によって、ゲート電極107を
形成するためのレジスト膜厚が段差近傍で変化し、レジ
ストパターンの寸法を変化させるものである。
【0011】素子分離絶縁膜の凹み152が生じる理由
は、その製造方法とパターン密度とに由来する。DRA
Mの製造工程では、まず、p型シリコン基板101上の
素子領域104にシリコン窒化膜からなるマスクを形成
し、マスクのない領域のp型シリコン基板101をエッ
チングして溝を形成する。溝が埋め込まれるようにシリ
コン酸化膜を堆積した後に、マスクの部分を化学的機械
的研磨(CMP)法によって削り取る工程がある。この
際に、素子領域が小さく、且つ、隣の素子領域との間で
間隔が大きなテスト素子の場合には、溝に埋め込まれた
シリコン酸化膜が過剰に削り取られるからである。
【0012】特性が異なる第2の理由は、テスト素子1
4Bにおける周辺n型拡散層と第1層メタル配線とを接
続する周辺コンタクト118のコンタクト抵抗と、本チ
ップ12におけるセルn型拡散層208と第1層メタル
配線219とを接続するビットコンタクト118のコン
タクト抵抗とが異なることである。測定されるMOSF
ETの特性は、チャネル抵抗と、これに直列に接続され
た寄生抵抗とを含めたものである。コンタクト抵抗は、
寄生抵抗の一部であるため、その値が異なると測定され
るMOSFET特性が異なる。コンタクト抵抗が異なる
原因は、メモリセル領域には、キャパシタとなる容量下
部電極213と容量上部電極215とが存在するのに対
して、テスト素子では対応するキャパシタがないため
に、周辺コンタクト118の深さとビットコンタクトの
深さとが異なることに起因する。ここで、テストチップ
では、ゲート電極のパターン密度が小さいために、コン
タクトが浅くなっている。
【0013】本発明は、上記従来技術における、本チッ
プとテストチップとで半導体素子の特性が異なる問題点
を解決するためになされたものであり、本チップとテス
トチップとの間で半導体素子の特性の差を小さくし、も
って、テストチップによって有効なテストが実施可能と
なる、半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウ
ト方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の集積回路のテスト素子パターンのレイアウ
ト方法は、本チップの半導体素子を模擬するテスト素子
をテストチップ内にレイアウトする、半導体集積回路の
テスト素子パターンのレイアウト方法において、テスト
チップ内にダミーパターン禁止領域を形成し、本チップ
の所望のパターンから前記ダミーパターン禁止領域に対
応する領域中のパターンを除去してダミーパターンを形
成し、該ダミーパターンとテスト素子パターンとを合成
するステップを有することを特徴とする。
【0015】ここで、前記ダミーパターン禁止領域は、
模擬する本チップのパターンと同層のテスト素子パター
ンに基づいて形成すること、模擬する本チップのパター
ンと同層のテスト素子パターン及び他の層のテスト素子
パターンとに基づいて形成すること、或いは、模擬する
本チップのパターンと異なる層のテスト素子パターンに
基づいて形成することの何れでもよい。この場合、前記
ダミーパターン禁止領域は、前記テスト素子パターンを
構成する要素パターンに基づいて定めることが好まし
い。
【0016】また、前記要素パターンは、前記ダミーパ
ターンと同一のリソグラフィー工程によって形成される
層に基づいて定められること、前記ダミーパターンと異
なるリソグラフィー工程によって形成される層に基づい
て定められること、或いは、前記ダミーパターンと同一
のリソグラフィー工程によって形成される層および異な
るリソグラフィー工程によって形成される層を合成した
層に基づいて定められることの何れでもよい。
【0017】本発明の半導体集積回路のテスト素子パタ
ーンのレイアウト方法によれば、テスト素子パターンの
周囲に、テスト素子パターンの特性測定に影響を与える
ことなく、ダミーパターンを配置させることができ、パ
ターン密度の相違に起因する半導体素子とテスト素子と
の間で生ずる特性の相違を小さくすることが出来る。
【0018】本発明者は、本チップに用いられる半導体
素子とテストチップに形成されるテスト素子との間で特
性が異なるという問題は、本チップとテスト素子との間
におけるパターン密度の違いと、存在するパターン層の
数の違いとに起因することに鑑み、テスト素子のパター
ン密度を本チップのパターン密度と同等にすること、及
び、その際における、テスト素子の特性測定に影響を与
えることなくダミーパターンを配置する手法に想到し、
本発明を完成させるに至ったものである。
【0019】特開平7−335844号公報には、テス
トパターンの周囲に本チップのパターンと同様なダミー
パターンを配置した半導体装置が記載されているが、同
公報には、テストパターンの周囲にダミーパターンを形
成するための具体的な手法は記載されていない。
【0020】本発明の半導体集積回路のテスト素子パタ
ーンのレイアウト方法では、テストチップのCADデー
タに本チップのCADデータの一部を合成して、テスト
チップの各パターンを形成する。一部としたのは、単純
にテストチップのデータと本チップのデータとを合成す
ると不具合が起こるためである。このような不具合が生
じないように、テスト素子の測定に影響しない領域の本
チップのデータのみを加え、テストチップと本チップの
各層のパターン密度を同程度にする。これによって、本
チップとテストチップとの間で生ずる特性の差異を小さ
くするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る半導体集積
回路のテスト素子パターンのレイアウト方法を実施す
る、テストチップのCADデータを作る手順を示したフ
ローチャートである。半導体集積回路は、素子領域、ゲ
ート電極、コンタクト、配線などの多数のパターン層の
組み合わせによって形成されている。図1は、その多数
のパターン層のうちの或るA層について示した。
【0022】まず、処理前のテストチップの設計CAD
データを構成する全てのパターン層のデータ(テストチ
ップデータ)D1を用意する。同様に、本チップの設計
CADデータを構成する全てのパターン層のデータ(本
チップデータ)D2を用意する。1つのパターン層Aに
着目し、テストチップデータD1からパターン層Aの形
成に必要なデータ層を抽出し(ステップS1)、これを
パターン層AのCADデータD3とする。更に、パター
ン層Aの特性測定に影響を与えないためのパターン禁止
領域の形成に必要なデータ層を抽出する(ステップS
2)。この場合に、パターン層Aのためのデータ層ばか
りでなく、必要に応じて他のパターン層のためのデータ
層も抽出し、パターン層Aのための禁止領域形成用デー
タD4とする。このデータD4から、テストチップA層
の禁止領域を形成し、禁止領域CADデータD5とす
る。
【0023】別に、本チップにおけるパターン層Aのた
めの各データ層を抽出し(ステップS4)、本チップの
パターン層AのCADデータD6とする。テストチップ
のためのパターン層Aの禁止領域データD5と、本チッ
プのパターン層AのCADデータD6とから、本チップ
のパターン層Aのパターンの内で、禁止領域内に含まれ
るデータを全て削除する(ステップS5)ことによっ
て、本チップのパターン層Aの禁止領域データを削除し
た本チップ修正データ(ダミーパターンデータ)D7を
作成する。このデータD7と、先に作成したテストチッ
プのCADデータD3とを合成し(ステップS6)、テ
ストチップのパターン層AのCADデータD8を得る。
【0024】上記構成では、テスト素子の測定に対して
影響を与えないように、テスト素子のパターン層Aの禁
止領域データD5を作成している。本チップのパターン
データD6から、この禁止領域に含まれるデータ部分を
削除した本チップ修正データD7を作成する。テストチ
ップのCADデータD3と本チップ修正データD7とを
合成することによって、本発明によるテストチップのA
層のデータD8を形成している。以下、具体的な例を挙
げて本発明を更に詳細に説明する。
【0025】具体的な例としては、図8〜図13を参照
して従来技術で説明したDRAMに本発明を適用した場
合について説明する。つまり、図8(a)に示したウエ
ハに本発明を適用し、テストチップには、図9に示した
pチャネルMOSFETテスト素子14A、及び、nチ
ャネルMOSFETテスト素子14Bを形成する例につ
いて説明する。
【0026】図2(a)〜(e)は夫々、パターン層A
として素子領域を選んだ際のテストチップ形成のために
使用されるパターンデータを示している。一般に、素子
領域は、集積回路を形成する工程においてイオン注入工
程を除けば最初の工程である。従って、禁止領域の形成
には、同層である、テスト素子の素子領域パターンのみ
を用いる。同図(a)は、テスト素子の素子領域のパタ
ーン104mを有するパターンデータD3である。素子
領域は最初の工程であることから、パターン禁止領域の
データD5(同図(b))は、このテスト素子の素子領
域パターン104mを拡大し、素子領域ダミーパターン
禁止領域404mを形成することで得られる。このよう
なパターンの拡大は、CADツールを用いることによっ
て、容易に行なうことができる。拡大する大きさは、そ
の半導体集積回路を設計する際のルールにおいて、最小
素子分離幅以上の値を選択する。例えば、256MDR
AMでは、0.3μm程度となる。
【0027】次いで、図2(c)に示した本チップのC
ADデータD6におけるメモリセルのパターン204m
から、データD5の素子領域ダミーパターン禁止領域4
04m内にあるパターンを削除すると、同図(d)に示
した本チップ修正データD7となる。この削除もCAD
ツールを用いれば、容易に行なうことができる。その
後、同図(a)に示すテスト素子のパターンデータD3
と、同図(d)の本チップ修正パターンデータD7の双
方のパターンを合成することで、同図(e)に示したテ
スト素子の素子領域パターンのためのCADデータD8
が得られる。このCADデータD8に示されたパターン
によって製造されたレチクルを用いて、ウェハー上にお
けるテストチップの素子領域パターンの形成を行なうこ
とにより、図3(a)及び(b)に示した素子領域パタ
ーンが得られる。図3(a)は、テスト素子14Aの平
面図を示し、図3(b)は、同図(a)のA−A断面に
おけるテスト素子14A及び14Bの断面図を示してい
る。図3に示した素子領域パターンでは、従来の素子領
域の形成で生じたようなp型基板101と素子分離絶縁
膜105との間の段差は生じない。
【0028】図4は、素子領域形成後に行われるゲート
電極の形成工程についての、図2と同様なCADデータ
を示している。同図(a)は、テスト素子のゲート電極
パターン107mを有するCADデータD3を示す。同
図(b)は、ダミーパターン禁止領域のデータD5をそ
の形成方法と共に示している。ゲート電極の形成は、素
子領域形成工程に続く工程であることから、テスト素子
の素子領域パターン104mと、ゲート電極パターン1
07mとを用い、これらを先の例のように拡大して禁止
領域407のためのデータD5を形成する。ゲート電極
パターン107mだけでなく素子領域パターン104m
を用いる理由は、素子領域と第1層メタル配線とを接続
するコンタクトを考慮したためである。つまり、ゲート
電極ダミーパターン禁止領域のデータD5では、素子領
域のデータD3のテスト素子パターン104m及びゲー
ト電極のテスト素子パターン107mとを最小素子分離
幅だけ拡大して禁止領域407mとしてある。
【0029】次いで、図4(c)に示した本チップのC
ADデータD6におけるゲート電極パターン207mか
ら、データD5のゲート電極ダミーパターン禁止領域4
07mにあるパターンを削除すると、同図(d)に示し
た本チップ修正データD7Aとなる。ここで、同図
(d)に示すように、本チップのゲート電極パターン2
07mから禁止領域のデータを削除した際に、最小設計
寸法以下のゲート電極パターン207mが発生する場合
には、同図(e)に示すように、この最小設計寸法以下
のパターンも併せて削除することで、本チップ修正デー
タD7Bを得る。最小設計寸法以下のパターンを残して
おくと、レチクルを作成することが困難になり、又、仮
にレチクルが作成できた場合でも、ウェハー上に極めて
細いパターンが形成されるために、パターン剥がれによ
るゴミの原因となるからである。この結果、テストチッ
プのゲート電極パターンの密度も本チップと同程度とな
る。
【0030】その後、同図(a)に示すテスト素子のC
ADデータD3と、同図(e)の本チップ修正データD
7Bの双方のパターンを合成することで、同図(f)に
示したテスト素子のゲート電極パターンのCADデータ
D8が得られる。このCADデータD8に示されたパタ
ーンを有するレチクルを用いて、ウェハー上におけるゲ
ート電極パターンの形成を行なうことにより、図5
(a)及び(b)に示すように、テスト素子中に、素子
領域パターン上に形成されたゲート電極パターン107
が得られる。
【0031】図6は、テストチップのコンタクトのレイ
アウト工程についての、図4と同様なCADデータを示
している。コンタクトは、図13(b)に示すように、
その上層の第1層のメタル配線219と素子領域の拡散
層とを接続するメモリセルのビットコンタクト217の
ためのテスト素子として形成されるものである。図6
(a)は、テストチップのコンタクトパターンのCAD
データD3である。テスト素子のコンタクトパターンの
形成には、図6(b)に示す、テストチップの第1層メ
タル配線パターンのためのテスト素子パターン119m
を有するCADデータD3’を用いて禁止領域データを
作成する。つまり、同図(c)に示すように、第1層メ
タル配線のためのテスト素子パターン119mを、先の
例と同様に拡大して、第1層メタル配線ダミーパターン
の禁止領域419mを有するCADデータD5とする。
本チップのコンタクトパターン217を有するデータD
6(同図(d))から、データD5の禁止領域419m
に少しでも重なる本チップのビットコンタクトを除去
し、本チップ修正CADデータD7(同図(e))を得
る。次いで、テスト素子のパターンデータD3と、本チ
ップ修正CADデータD7とから、テスト素子のパター
ンのCADデータD8が得られる(同図(f))。得ら
れたCADデータD8から、図7(a)及び(b)に示
すテスト素子パターンが形成される。
【0032】上記テストチップのコンタクトパターンの
形成の際に、第1層メタル配線119mによって得られ
た禁止領域の部分で本チップのコンタクトを削除しない
と、テストチップにおいて、第1層メタル配線が、本来
接続してはならない素子領域とコンタクトを介して接続
される場合が生じる。
【0033】上記実施形態例の方法によれば、テストチ
ップにおけるパターン密度が、本チップのパターン密度
と同程度になることから、例えば図5(b)に示すよう
に、素子分離絶縁膜の凹みが生じることがなく、素子分
離絶縁膜の膜厚が一定となる。その結果、素子分離領域
を形成した後においても、平坦な基板表面が得られ、こ
の平坦な基板表面によって、ゲート電極パターンの形成
においてゲート電極の凹みが生じない。
【0034】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の半導体集積回路のテスト素
子パターンのレイアウト方法は、上記実施形態例の構成
にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成
から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲
に含まれる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方法による
と、テストチップにダミーパターンを形成する際に、テ
ストチップ内にダミーパターン禁止領域を形成し、本チ
ップの所望のパターンからダミーパターン禁止領域内に
含まれるパターンを除いてダミーパターンを形成し、該
ダミーパターンとテスト素子パターンとを合成する手法
を採用したので、テスト素子の特性測定に影響を与える
ことなく、テストチップと本チップとの間のパターン密
度を同程度にすることができ、テスト素子による有効な
特性測定を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の半導体集積回路のテス
ト素子パターンのレイアウト方法のフローチャート。
【図2】(a)〜(e)は夫々、図1の方法によって素
子領域のテスト素子パターンを形成する際に使用されパ
ターンデータ。
【図3】(a)及び(b)は夫々、図2で得られたテス
ト素子パターンデータによって実際に形成される素子領
域パターン。
【図4】(a)〜(f)は夫々、図1の方法によってゲ
ート電極のテスト素子パターンを形成する際に使用され
るパターンデータ。
【図5】(a)及び(b)は夫々、図4で得られたテス
ト素子パターンデータによって実際に形成されるゲート
電極パターン。
【図6】(a)〜(f)は夫々、図1の方法によってコ
ンタクトのテスト素子パターンを形成する際に使用され
るパターンデータ。
【図7】(a)及び(b)は夫々、図6で得られたテス
ト素子パターンデータによって実際に形成されるコンタ
クトパターン。
【図8】(a)及び(b)は夫々、本チップ及びテスト
チップを有する一般的な半導体ウエハの平面図、及び、
テストチップの平面図。
【図9】テストチップに形成されるテスト素子の例を示
す平面図。
【図10】(a)及び(b)は夫々、テスト素子の詳細
平面図、及び、その断面図。
【図11】一般的なDRAMにおける本チップの平面
図。
【図12】図11のDRAMのアレイ領域の平面図。
【図13】(a)及び(b)は夫々、図12のメモリセ
ルアレイの詳細平面図、及び、その断面図。
【符号の説明】
11:ウエハ 12:本チップ 13:テストチップ 14:テスト素子 15:プローブパッド 16:周辺回路領域 17:アレイ領域 18:メモリセルアレイ領域 19:ワードドライバアレイ領域 20:センスアンプアレイ領域 101:p型シリコン基板 102:pウエル 103:nウエル 104:素子領域 104m:テスト素子の素子領域パターン 105:素子分離絶縁膜 106:ゲート酸化膜 107:ゲート電極 107m:テスト素子のゲート電極パターン 118:周辺コンタクト 118m:テスト素子の周辺コンタクトパターン 119:第1層メタル配線 119m:テスト素子の第1層メタル配線パターン 151:ゲート電極の凹み 152:素子分離領域の凹み 201:p型シリコン基板 202:pウエル 204:素子領域 204m:メモリセルの素子領域パターン 205:素子分離絶縁膜 206:ゲート酸化膜 207:ゲート電極 207m:メモリセル領域のゲート電極パターン 208:セルn型拡散層 211:第1層間絶縁膜 212:容量コンタクト 213:容量下部電極 214:容量絶縁膜 215:容量上部電極 216:第2層間絶縁膜 217:ビットコンタクト 217m:メモリセルのビットコンタクトパターン 219:第1層メタル配線(ビット線) 307:ダミーゲート電極 312:ダミー容量コンタクト 313:ダミー容量下部電極 314:ダミー容量絶縁膜 315:ダミー容量上部電極 404m:素子領域ダミーパターンの禁止領域 404m:ゲート電極ダミーパターンの禁止領域 407:禁止領域 407m:ゲート電極ダミーパターンの禁止領域 419m:第1層メタル配線ダミーパターンの禁止領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/088 27/108 21/8242

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本チップの半導体素子を模擬するテスト
    素子をテストチップ内にレイアウトする、半導体集積回
    路のテスト素子パターンのレイアウト方法において、 テストチップ内にダミーパターン禁止領域を形成し、本
    チップの所望のパターンから前記ダミーパターン禁止領
    域に対応する領域中のパターンを除去してダミーパター
    ンを形成し、該ダミーパターンとテスト素子パターンと
    を合成するステップを有することを特徴とする、半導体
    集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方法。
  2. 【請求項2】 前記ダミーパターン禁止領域は、模擬す
    る本チップのパターンと同層のテスト素子パターンに基
    づいて形成することを特徴とする、請求項1に記載の半
    導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方法。
  3. 【請求項3】 前記ダミーパターン禁止領域は、模擬す
    る本チップのパターンと同層のテスト素子パターン及び
    他の層のテスト素子パターンとに基づいて形成すること
    を特徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路のテス
    ト素子パターンのレイアウト方法。
  4. 【請求項4】 前記ダミーパターン禁止領域は、模擬す
    る本チップのパターンと異なる層のテスト素子パターン
    に基づいて形成することを特徴とする、請求項1に記載
    の半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ダミーパターン禁止領域は、前記テ
    スト素子パターンを構成する要素パターンに基づいて定
    めることを特徴とする、請求項2〜4の何れかに記載の
    半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方
    法。
  6. 【請求項6】 前記要素パターンは、前記ダミーパター
    ンと同一のリソグラフィー工程によって形成される層に
    基づいて定められることを特徴とする、請求項5に記載
    の半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方
    法。
  7. 【請求項7】 前記要素パターンは、前記ダミーパター
    ンと異なるリソグラフィー工程によって形成される層に
    基づいて定められることを特徴とする、請求項5に記載
    の半導体集積回路のテスト素子パターンのレイアウト方
    法。
  8. 【請求項8】 前記要素パターンは、前記ダミーパター
    ンと同一のリソグラフィー工程によって形成される層お
    よび異なるリソグラフィー工程によって形成される層を
    合成した層に基づいて定められることを特徴とする、請
    求項5に記載の半導体集積回路のテスト素子パターンの
    レイアウト方法。
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