JP2001044221A - Ic位置検出装置及び封止剤塗布装置 - Google Patents

Ic位置検出装置及び封止剤塗布装置

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JP2001044221A
JP2001044221A JP11213420A JP21342099A JP2001044221A JP 2001044221 A JP2001044221 A JP 2001044221A JP 11213420 A JP11213420 A JP 11213420A JP 21342099 A JP21342099 A JP 21342099A JP 2001044221 A JP2001044221 A JP 2001044221A
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substrate
bare
sealant
blue
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JP11213420A
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Noriyuki Suzuki
規之 鈴木
Yoshihisa Oido
良久 大井戸
Kazumasa Okumura
一正 奥村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属板上にポリイミド層を有する基板上にフ
リップチップ実装されたベアICの位置を確実にかつ安
価に検出することができるIC位置検出装置及びそのI
Cに封止剤を塗布する封止剤塗布装置を提供する。 【解決手段】 青色照明手段5と、モノクロの画像入力
手段2と、入力画像からIC外形エッジ位置を検出する
外形エッジ検出手段8を備え、ベアICがフリップチッ
プ実装されている基板11に保護膜があっても、青色照
明によって基板とICのコントラストを大きくし、モノ
クロ画像を処理するだけで確実にIC位置を検出できる
ようにした。また、このIC位置検出装置と、封止剤を
塗布する手段9と、封止剤を塗布する手段9を検出位置
に基づいて制御する手段10を備えた封止剤塗布装置を
提供し、ICを適切に封止できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場におけるIC
組立において、特にフリップチップ実装されるベアIC
の位置を検出し、また実装されたICの位置を検出し、
封止剤を塗布するIC位置検出装置及びIC封止剤塗布
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のIC位置検出装置について、図1
0を参照して説明する。1はウエハから切り出した状態
のベアICであり、12は照明手段、13は画像入力手
段、14はパターン照合手段である。
【0003】IC1の位置検出時には、まず照明手段1
2にてIC1を照明し、画像入力手段13にてIC1の
画像を取り込み、パターン照合手段14でICパターン
の位置を検出し、IC1の位置としている。
【0004】パターン照合手段14における画像処理
は、テンプレートマッチング若しくはパターンマッチン
グと呼ばれる手法が用いられ、これを図11を参照して
説明する。図11において、(a)は対象となるICパ
ターンの全体画像、(b)はテンプレートと呼ばれるI
Cパターンの部分画像、(c)は(b)のテンプレート
が(a)のICパターンの全体画像内をサーチする様子
を示す。(c)に示すように、(b)のテンプレートを
(a)内のICパターンの全体画像内を類似度を計算し
ながら移動させ、(b)のテンプレートに最も類似して
いる位置を検出する手法であり、その類似度には(b)
のテンプレートと(a)内のパターン内の画像における
対応画素の相関係数を用いたり、対応画素の差の二乗の
総和を用いたりしている。
【0005】次に、ベアICを基板に実装したベアIC
実装済み基板11において、ベアICに封止剤を塗布す
る従来のベアICの封止剤塗布装置について、図12を
参照して説明する。図12において、11は対象物であ
るベアIC実装済み基板、12は照明手段、13は画像
入力手段、15はベアICの外形エッジを検出する外形
エッジ検出手段である。また、16は封止剤塗布手段、
17は封止剤位置制御手段である。
【0006】図12において、まずベアIC実装済み基
板11を照明手段12にて照明する。このときの照明
は、輝度の経時的な低下が少なく、制御し易いハロゲン
照明が良く用いられる。次に、画像入力手段13を用い
てベアIC実装済み基板11の画像を取り込む。そし
て、外形エッジ検出手段15でIC外形のエッジ位置を
検出する。そして、検出したIC外形のエッジに基づい
て封止剤位置制御手段17にて封止剤塗布手段16を移
動させながら封止剤を塗布することによりICの外周縁
を封止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ベアI
C実装は、電極がICの下に位置するフリップチップ実
装が主流を占めている。図13にフリップチップ実装の
構成を示す。このようなフリップチップ実装では、電極
面を下にして組み立てることが多いなどの理由でベアI
Cの電極配置面にポリイミドなどの黄色から茶色の保護
膜が厚く塗られていることが多く、また電極配置面を上
下ひっくり返す工程など光学倍率はかなり低率で撮像す
る場合が多く、その場合ICパターンがかなり細い幅で
撮像されるともに、近年はICパターン幅はますます細
くなる傾向がある。そのため、保護膜があることにより
ICパターンのコントラストが悪くなって位置検出がし
難くなり、またICパターン幅が細いために類似度計算
で画素を間引くような簡易なものを適用すると位置検出
がし難いという問題があった。
【0008】また、従来のフリップチップベアIC実装
は、ガラスエポキシ基板やセラミック基板などに対して
行う場合が多かったが、近年はフレキシブル基板などへ
の適用が増えている。
【0009】このように基板の種類が増えるにつれ、外
形エッジ検出手段15でのIC外形のエッジ検出が困難
な場合がある。例えば、フレキシブル基板では、アルミ
等の金属板上にポリイミドなどの保護膜と配線パターン
が形成され、その上にICが実装されることが多いが、
ポリイミドの保護膜越しのアルミ板と、SiからなるI
Cの裏面とのコントラストがなく、検出が困難なことが
多いという問題があった。
【0010】図14に基板の種類によるコントラストの
違いを示す。図14において、(a)は、緑色のガラス
エポキシ基板とICを撮像した場合の輝度変化を示し、
(b)はポリイミドの保護膜越しのアルミ基板とICを
撮像した場合の輝度変化を示す。(a)においては、鏡
面であるIC裏面の方が、鏡面でないガラスエポキシ基
板より輝度が高いため、基板とICのコントラストが十
分ある。しかし、(b)では、IC裏面及びアルミ基板
の両方が金属鏡面であり、コントラストが十分でない。
本来であれば、ポリイミド層でアルミの反射光は減衰す
るが、特にハロゲン照明で光が黄色いため、黄色いポリ
イミド層越しのアルミ板の輝度はそれほど減衰しない。
また、青いSi面はアルミなどに比べれば反射率が低
い。従って、黄色いポリイミド層越しのアルミ板の輝度
と、反射率が比較的低い青い鏡面のSiベアICの輝度
が殆ど同じになる場合があり、上記のようにコントラス
トがなく、検出が困難なことが多いという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、保護
膜があってもパターンが微細であっても確実にIC位置
を検出でき、また金属板上にポリイミドの保護膜を有す
る基板上にフリップチップ実装されたベアICの位置を
確実にかつ安価に検出することができるIC位置検出装
置及びそのICに封止剤を塗布する封止剤塗布装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のIC位置検出装
置は、保護膜付きICの電極エッジ位置を検出するIC
位置検出装置であって、照明手段と、モノクロで画像を
入力する手段と、入力画像から電極エッジ位置を検出す
る手段を備え、電極エッジ検出手段はIC内側からサー
チしある一定強度以上のエッジが出現した位置を電極エ
ッジ位置とするように構成したものであり、保護膜があ
っても電極との輝度の差により、またICパターンが微
細であっても電極エッジを検出することにより、確実に
IC位置を検出することができる。
【0013】また、照明手段が、青色照明を照射する手
段であると、黄色ないし茶色のポリイミドなどの保護膜
と電極とのコントラストがさらに良くなり、より確実に
IC位置を検出することができる。
【0014】また、本発明のIC位置検出装置は、保護
膜付き基板上に実装されたベアICの位置検出装置であ
って、青色照明を照射する手段と、モノクロで画像を入
力する手段と、入力画像からIC外形エッジ位置を検出
する手段を備えたものであり、ベアICがフリップチッ
プ実装されている基板に保護膜があっても、青色照明に
よって基板とICのコントラストを大きくできて、モノ
クロ画像を処理するだけの安価な構成にて確実にIC位
置を検出することができる。
【0015】また、上記青色照明がLEDであると、小
型で制御し易く、より確実な位置検出を実現できる。
【0016】また、本発明のIC封止剤塗布装置は、上
記IC位置検出装置と、封止剤を塗布する手段と、封止
剤を塗布する手段を検出位置に基づいて制御する手段を
備えたものであり、確実にIC位置を検出して封止剤を
塗布し、ICを適切に封止することができ、信頼性の高
いIC装置を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のIC位置検出装置
の第1の実施形態について、図1、図2を参照して説明
する。
【0018】図1において、1は保護膜付きICであ
り、2は画像入力手段、3は電極エッジ検出手段、4は
照明手段である。
【0019】以上の構成において、まず保護膜付きIC
1に照明手段4にて照明し、次に画像入力手段2にて保
護膜付きIC1の画像を取り込む。そして、電極エッジ
検出手段3にて保護膜付きIC1の電極エッジ位置を検
出し、IC位置として検出する。
【0020】電極エッジ検出手段3の動作を、図2を参
照して説明すると、検出ウインドウ3a内を保護膜付き
IC1の内側から矢印の方向にサーチを行い、ある一定
強度以上のエッジが出現した位置を電極エッジ位置とす
る。ここで、保護膜付きIC1の保護膜はポリイミドな
ど茶色半透明のものが多い。従って保護膜付きIC1の
内側部は、保護膜のため照明の反射光が少なく、画像入
力手段2で画像を取り込んだとき輝度が低い。それに対
して、保護膜付きIC1の電極1a部は保護膜がないた
め、輝度が高い。従って、保護膜付きIC1の内側部分
に比べ、保護膜付きIC1の電極1a部は輝度がかなり
高いので、保護膜付きIC1の内側からサーチを行うこ
とにより、電極エッジ位置を確実に検出することができ
る。
【0021】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、保護膜付きIC1の内側部は保護膜のため照明の反
射光が少なく、保護膜のない電極部は照明の反射光が大
きいという性質により、保護膜があっても確実にIC位
置を検出することができる。
【0022】次に、本発明のIC位置検出装置の第2の
実施形態について、図3、図4を参照して説明する。図
3において、図1と同一の構成要素については同一参照
番号を付して説明を省略する。5は青色照明手段であ
る。
【0023】以上の構成において、まず保護膜付きIC
1に青色照明手段5にて照明し、次に画像入力手段2に
て保護膜付きIC1の画像を取り込む。そして、電極エ
ッジ検出手段3にて保護膜付きIC1の電極エッジ位置
を検出し、IC位置として検出する。
【0024】青色照明手段5による照明の機能を図4を
参照して説明する。図4において、(a)は照明にハロ
ゲンなどの黄色照明を用いた例、(b)は青色照明を照
射したときの例である。図4(a)に示すように、ハロ
ゲン照明では光が黄色いため、茶色い保護膜越しの保護
膜付きIC1内部の輝度は高い。それに対して、図4
(b)に示すように青色照明では、茶色い保護膜越しの
保護膜付きIC1の内部の輝度は比較的低くなる。つま
り、茶色い保護膜越しのIC内部の輝度が低くなるた
め、保護膜のない電極の輝度は相対的に高くなり、検出
がし易くなる。
【0025】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、青色照明により、黄色から茶色の保護膜越しのIC
内部の輝度が低くなるため、保護膜のない電極の輝度が
相対的に高くなり、検出しやすくなって、簡単なエッジ
検出手段でも確実に検出することができる。
【0026】次に、本発明のIC位置検出装置の第3の
実施形態について、図5を参照して説明する。図5にお
いて、図1と同一の構成要素については同一参照番号を
付して説明を省略する。6は青色LED照明手段であ
る。
【0027】以上の構成において、まず保護膜付きIC
1に青色LED照明手段6にて照明し、次に画像入力手
段2にて保護膜付きIC1の画像を取り込む。そして、
電極エッジ検出手段3にて保護膜付きIC1の電極エッ
ジ位置を検出し、IC位置として検出する。
【0028】ここで、青色LED照明手段6の機能につ
いては、図4で説明した通りである。つまり、黄色から
茶色の保護膜越しのIC内部の輝度が低くなるため、保
護膜のない電極の輝度が相対的に高くなり、検出がし易
くなるというものである。ここで、青色LED照明手段
6の効果は、他の方法で青色照明を作り出すより小型で
制御し易く、波長もシャープでコントラスト向上効果が
高い点が挙げられる。例えば、蛍光灯照明に、色変換フ
ィルタを組み合わせて青色照明を作ることも可能である
が、周囲温度変化や使用時間による輝度変化が大きく制
御し難く、また発光部が大きくガラスで割れ易いなどの
欠点を持っている。また、蛍光灯の代わりにハロゲン照
明を用いると輝度変化は抑えられるが、光が黄色のた
め、青色への変換効率が悪く、波長もシャープでなく、
コントラスト改善効果が低いという欠点がある。
【0029】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、青色照明により黄色い保護膜越しのIC内部の輝度
が低くなるため、保護膜のない電極の輝度が相対的に高
くなり、検出が容易となる。従って、簡単なエッジ検出
手段でも確実に検出することができ、また小型で制御し
易い照明を実現でき、波長もシャープでコントラスト向
上効果が高いため、より確実な位置検出を実現すること
ができる。
【0030】次に、本発明をベアIC実装済み保護膜付
き基板におけるIC位置検出装置に適用した第4の実施
形態について、図6を参照して説明する。
【0031】図6において、11は対象物であるベアI
C実装済み保護膜付き基板であり、2は画像入力手段、
5は青色照明手段、8は外形エッジ検出手段である。
【0032】以上の構成において、まずベアIC実装済
み保護膜付き基板11に、青色照明手段5にて照明す
る。次に、画像入力手段2を用いてベアIC実装済み保
護膜付き基板11の画像を取り込む。そして、取り込ん
だ画像から外形エッジ検出手段8でIC外形をエッジ検
出する。
【0033】その際の青色照明手段5の効果を、図7を
参照して説明する。図7において、(a)はベアIC実
装済み保護膜付き基板11の一例を示し、アルミ板上に
ポリイミド層から成る保護膜と配線パターンを形成した
フレキシブル基板上にSiベアICが実装されている。
(b)はハロゲン照明を照射して画像入力手段2でベア
IC実装済み保護膜付き基板11を撮像した場合の輝度
分布を示し、(c)は青色照明手段5にて照明した場合
の輝度分布を示す。(a)には、外形エッジ検出手段8
で検出すべきIC外形のエッジ位置も図示してある。
【0034】図7(b)に示すように、ハロゲン照明で
は、光が黄色いため、黄色いポリイミド層から成る保護
膜越しのアルミ板の輝度と、青いSiベアICの輝度の
差が殆どなく、IC外形の検出が難しい。しかし、図7
(c)に示すように、青色照明では、黄色い保護膜越し
のアルミ板の輝度は低くなり、青いSiベアICの輝度
は相対的に高くなるため、検出がし易くなる。
【0035】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、青色照明により黄色い保護膜越しの基板の輝度は低
くなり、青いSiベアICの輝度は相対的に高くなるた
め、保護膜があっても、モノクロ画像処理のみで安価に
ICの位置を検出することができる。
【0036】次に、本発明のIC位置検出装置の第5の
実施形態について、図8を参照して説明する。図8にお
いて、図6と同一の構成要素については同一参照番号を
付して説明を省略する。6は青色LED照明手段であ
る。
【0037】図8において、まずベアIC実装済み保護
膜付き基板11に、青色LED照明手段6にて照明す
る。次に、画像入力手段2を用いてベアIC実装済み保
護膜付き基板11の画像を取り込む。そして、外形エッ
ジ検出手段8でIC外形のエッジ位置を検出する。
【0038】青色LED照明手段6の基本機能について
は、図7を参照して説明した通りであり、黄色いポリイ
ミド層越しのアルミ板の輝度は低くなり、青いSiベア
ICの輝度は相対的に高くなるため、検出がし易くな
る。青色LED照明手段6の効果は、他の方法で青色照
明を作り出すより、小型で制御し易く、波長もシャープ
でコントラスト向上効果が高い点が挙げられる。
【0039】例えば、蛍光灯照明に、色変換フィルタを
組み合わせて青色照明を作ることが可能であるが、周囲
温度変化や使用時間による輝度変化が大きく制御し難
い、発光部が大きくガラスで割れ易い、などの欠点を持
っている。また、蛍光灯の代わりにハロゲン照明を使え
ば、輝度変化は抑えられるが、光が黄色のため、青色へ
の変換効率が悪く、波長もシャープでなく、コントラス
ト改善効果が低いという欠点がある。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、青色照明により、黄色いポリイミド層越し基板の輝
度が低くなり、青いSiベアICの輝度は相対的に高く
なるため、ポリイミド層があっても、モノクロ画像処理
のみで、安価にICの位置を検出することができるとと
もに、小型で制御し易い照明を実現できる。さらに、波
長もシャープでコントラスト向上効果が高いため、より
確実な位置検出を実現することができる。
【0041】次に、本発明の封止剤塗布装置の実施形態
について、図9を参照して説明する。図9において、図
6と同一の構成要素については同一参照番号を付して説
明を省略する。9は封止剤塗布手段、10は封止剤位置
制御手段である。
【0042】図9において、まずベアIC実装済み保護
膜付き基板11に、青色照明手段5にて照明する。次
に、画像入力手段2を用いてベアIC実装済み保護膜付
き基板11の画像を取り込む。そして、外形エッジ検出
手段8でIC外形のエッジ位置を検出する。さらに封止
剤位置制御手段10が、外形エッジ検出手段8で検出さ
れたICエッジ位置に封止剤塗布手段9を移動させる。
そして、封止剤塗布手段9がICエッジに沿って封止剤
を塗布する。
【0043】青色照明手段5の基本機能については、図
7を参照して説明した通りであり、黄色い保護膜越しの
アルミ板の輝度は低くなり、青いSiベアICの輝度は
相対的に高くなるため、検出がし易くなる。
【0044】かくして、本実施形態によれば、青色照明
により黄色い保護膜越し基板の輝度は低くなり、青いS
iベアICの輝度は相対的に高くなるため、ポリイミド
層から成る保護膜があってもモノクロ画像処理のみで安
価にICの外形エッジ位置を検出することができ、その
位置に封止剤を塗布することによって確実に封止でき
て、信頼性の高いIC装置を製造することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のIC位置検出装置によれば、以
上のように保護膜付きICの電極エッジ位置を検出する
IC位置検出装置において、照明手段と、モノクロで画
像を入力する手段と、入力画像から電極エッジ位置を検
出する手段を備え、電極エッジ検出手段はIC内側から
サーチしある一定強度以上のエッジが出現した位置を電
極エッジ位置とするように構成したので、保護膜があっ
ても電極との輝度の差により、またICパターンが微細
であっても電極エッジを検出することにより、確実にI
C位置を検出することができる。
【0046】また、照明手段が、青色照明を照射する手
段であると、黄色ないし茶色のポリイミドなどの保護膜
と電極とのコントラストがさらに良くなり、より確実に
IC位置を検出することができる。
【0047】また、本発明のIC位置検出装置は、保護
膜付き基板上に実装されたベアICの位置検出装置にお
いて、青色照明を照射する手段と、モノクロで画像を入
力する手段と、入力画像からIC外形エッジ位置を検出
する手段を備えているので、ベアICがフリップチップ
実装されている基板にポリイミド層があつても、青色照
明によって基板とICのコントラストを大きくできて、
モノクロ画像を処理するだけの安価な構成にて確実にI
C位置を検出することができる。
【0048】また、青色照明がLEDであると、小型で
制御し易く、より確実な位置検出を実現できる。
【0049】また、本発明のIC封止剤塗布装置によれ
ば、上記IC位置検出装置と、封止剤を塗布する手段
と、封止剤を塗布する手段を検出位置に基づいて制御す
る手段を備えているので、確実にIC位置を検出して封
止剤を塗布し、ICを適切に封止することができ、信頼
性の高いIC装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIC位置検出装置の第1の実施形態の
概略構成図である。
【図2】同実施形態における位置検出方法の説明図であ
る。
【図3】本発明のIC位置検出装置の第2の実施形態の
概略構成図である。
【図4】同実施形態における青色照明の効果の説明図で
ある。
【図5】本発明のIC位置検出装置の第3の実施形態の
概略構成図である。
【図6】本発明のIC位置検出装置の第4の実施形態の
概略構成図である。
【図7】同実施形態における青色照明の効果の説明図で
ある。
【図8】本発明のIC位置検出装置の第5の実施形態の
概略構成図である。
【図9】本発明の封止剤塗布装置の一実施形態の概略構
成図である。
【図10】従来例のIC位置検出装置の概略構成図であ
る。
【図11】同従来例における位置検出方法の説明図であ
る。
【図12】従来例の封止剤塗布装置の概略構成図であ
る。
【図13】フリップチップ実装の構成図である。
【図14】種類の違う基板とベアICとのコントラスト
の差の説明図である。
【符号の説明】
1 保護膜付きIC 2 画像入力手段 3 電極エッジ検出手段 4 照明手段 5 青色照明手段 6 青色LED照明手段 8 外形エッジ検出手段 9 封止剤塗布手段 10 封止剤位置制御手段 11 ベアIC実装済み保護膜付き基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 一正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA06 AB01 BA05 BA22 5F061 AA01 CA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護膜付きICの電極エッジ位置を検出
    するIC位置検出装置であって、照明手段と、モノクロ
    で画像を入力する手段と、入力画像から電極エッジ位置
    を検出する手段を備え、電極エッジ検出手段はIC内側
    からサーチしある一定強度以上のエッジが出現した位置
    を電極エッジ位置とするように構成したことを特徴とす
    るIC位置検出装置。
  2. 【請求項2】 照明手段が、青色照明を照射する手段で
    あることを特徴とする請求項1記載のIC位置検出装
    置。
  3. 【請求項3】 保護膜付き基板上に実装されたベアIC
    の位置検出装置であって、青色照明を照射する手段と、
    モノクロで画像を入力する手段と、入力画像からIC外
    形エッジ位置を検出する手段を備えたことを特徴とする
    IC位置検出装置。
  4. 【請求項4】 青色照明はLEDであることを特徴とす
    る請求項2又は3記載のIC位置検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のIC位置検出装置
    と、封止剤を塗布する手段と、封止剤を塗布する手段を
    検出位置に基づいて制御する手段を備えたことを特徴と
    するIC封止剤塗布装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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