JP2001044031A - 超電導着磁装置 - Google Patents
超電導着磁装置Info
- Publication number
- JP2001044031A JP2001044031A JP21197399A JP21197399A JP2001044031A JP 2001044031 A JP2001044031 A JP 2001044031A JP 21197399 A JP21197399 A JP 21197399A JP 21197399 A JP21197399 A JP 21197399A JP 2001044031 A JP2001044031 A JP 2001044031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- magnetized
- magnetizing
- superconducting
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
磁が容易に実現可能で,信頼性及び安全性に優れ,高い
生産性を有し,更に低コストに運転可能な超電導着磁装
置を提供すること。 【解決手段】 断熱真空容器11に格納され,冷却部1
4により超電導状態に冷却されると共に外部磁場により
着磁された超電導バルク体12を有する磁場供給部10
と,被着磁体21〜23の着磁を行なう着磁部18とよ
りなり,上記着磁部18は上記磁場供給部10により形
成される磁場空間にある。
Description
磁して磁化する工程に用いる着磁装置に関する。
て,電磁石で形成した静磁場による着磁が挙げられる。
しかし,銅コイル等を用いた電磁石で発生できる磁場は
現実的には2テスラが限界である。電磁石では鉄のヨー
クを用いて磁気回路を構成するが,鉄の飽和磁化が2テ
スラであり,これ以上の磁場ではヨークの効果がなくな
るからである。最も多く市販されているフェライト磁石
やこれを使った樹脂複合磁石(ボンド磁石ともいう。)
の作製には0.5〜1テスラ,ネオジム系やサマリウム
系などの希土類材料の磁石の作製には2.5テスラの磁
場が必要である。2.5テスラの磁場は電磁石で発生で
きないため,希土類磁石の電磁石による静磁場着磁はで
きない。
させるために必要な電磁石は2〜3トンと極めて重く,
装置が大がかりとなり取り扱いが不便である。しかも励
磁の間はコイルに電流を流し続ける必要があり,所要電
力も大きく,高コストである。
て,従来パルス着磁法が行われている。パルス着磁法に
おいては,空心ソレノイドコイルの内部,またはソレノ
イドコイルを巻いたヨークの先端に被着磁体を固定し,
大型コンデンサからパルス電流を各々のコイルに導いて
パルス磁場を発生させ,このパルス磁場によって瞬時に
被着磁体を着磁する。
のヨークが不要であること,電流を瞬間だけ流すため,
全体の電力が静磁場を発生させる電磁石に比べて少ない
ことにあり,簡便な着磁法として普及している。
永久磁石の性能は年々向上しているが,比較的大面積を
もつ大型の被着磁体の着磁はパルス着磁法では困難であ
る。大型の被着磁体の着磁には,ソレノイドコイル内容
積やヨーク間距離を大きくしなければならない。このた
め,装置が大がかりとなり,取り扱い不便で,高コスト
となる。
小型モータ等は,磁化の終了した永久磁石の取り扱いの
困難さから,未着磁の被着磁体を予め製品内に組み込
み,その後に着磁して作製することが多い。従って,上
述した大型の被着磁体と同様の,パルス着磁に必要な装
置が大がかりとなる問題が発生する。
ルには瞬時に大電流が流れるため,その電磁力によって
着磁ごとに大きな応力がかかる。このため,多数回の着
磁に伴い,容易にソレノイドコイルの破損が発生する。
このためソレノイドコイルの信頼性,安全性の維持が難
しく,更に破損したソレノイドコイルの交換コスト等が
かかる。
連続的な着磁が困難である。従って,着磁は間欠的にし
か実行できず,生産数が多い短タクトの着磁工程を構成
することができず,生産性が低かった。
4の永久磁石の着磁装置及び着磁方法がある。磁石性能
の向上や製品形状により着磁が困難とされる磁石部品の
着磁方法として,磁石を加熱して意図的に磁石の性能を
下げ,その間に磁場を浸透させておき,後に冷却して有
効に磁化させる方法である。
とが最大の問題であり,加熱・冷却に要する時間によっ
て生産性は悪化する。加熱温度によっては磁石の性能を
破壊しかねない。高温に曝されて劣化するような樹脂,
接着剤などは,磁石の表面処理に使えず,設計の自由度
を著しく制限する。このように多くの問題点を含んでい
る。
場を強化する従来例が特開平7−220924の大型磁
石の着磁方法に開示されている。超電導コイルを用いる
ことで磁場は強化されるが,超電導コイルの冷却に用い
る液体ヘリウムなどの寒剤にランニングコストがかか
り,高コストである。さらに装置が大型化するという問
題がある。また,磁場は円筒形状の閉空間にしか発生で
きず,径の大きな磁石や装置組み込み後の磁石の制作に
は不向きである。
されたもので,強力な磁場による着磁や大型の被着磁体
の着磁が容易に実現可能で,信頼性及び安全性に優れ,
高い生産性を有し,更に低コストに運転可能な超電導着
磁装置を提供しようとするものである。
より超電導状態に冷却されると共に外部磁場により着磁
され,かつ断熱真空容器に格納された超電導バルク体を
配置した磁場供給部と,被着磁体の着磁を行なう着磁部
とよりなり,上記着磁部は上記磁場供給部により形成さ
れる磁場空間にあることを特徴とする超電導着磁装置に
ある。
伝導状態にあり外部磁場にて着磁された超電導バルク体
を持つ磁場供給部が形成した磁場空間に着磁部を設けた
ことである。
バルク体は低温で超電導を呈する母相と,該母相に絶縁
相が微細に分散した組織を有する。この分散相の存在に
起因する磁束ピン止め点が外部磁場の磁束を捕捉する。
この磁束は外部磁場が取り除かれた後も超電導体に捉え
られたままである。これが超電導バルク体の着磁であ
り,着磁により超電導バルク体は(超電導状態が継続す
る間は)疑似的な永久磁石として機能することができ
る。
は着磁に用いた外部磁場,着磁時の冷却温度等によって
定まり,容易に強力な磁場空間を形成できる。この磁場
空間の磁場の大きさは,従来の液体ヘリウム冷却の超電
導磁石に匹敵し,従来の永久磁石や一般の電磁石では発
生が困難な強力な磁場である(実施形態例2参照)。よ
って,本発明にかかる着磁装置は強力な磁場による着磁
を実現できる。
あるため,コンパクトな着磁装置を構成することができ
る。なお,外部磁場の形成にコイルやヨークを用いるこ
とがあるが(電磁石利用の場合等),これらは超電導バ
ルク体が着磁された後は不要となるため,取り除くこと
ができる。
供給部にて形成された磁場空間に着磁部が設けてあり,
この磁場空間は疑似的に永久磁石として機能する超電導
バルク体の磁極付近を中心に広い範囲に広がって形成さ
れる。従来のパルス着磁法では被着磁体全体を,ソレノ
イドコイル内やヨーク間に配置して着磁する必要があ
り,このため大型の被着磁体は着磁困難であった。
近接する位置に着磁部を設ければ被着磁体の着磁が実現
できる。従って,着磁部の設定位置に高い自由度があ
り,より大型の被着磁体の着磁が可能となる。勿論,本
発明の着磁装置においても,高効率な着磁の実現のため
には,着磁部の位置を適宜定める必要があるが,狭い部
分に着磁可能な空間が限定されるパルス着磁法と比較す
れば,着磁部の設計自由度が非常に広い。
場にて着磁された永久磁石として機能する超電導バルク
体を磁場供給部として利用するため,着磁にともなって
損傷したり,消耗する部分がなく,信頼性や安全性に優
れる。また,同様の理由から低コストに運用可能であ
る。更に,パルス着磁法は磁場の時間変化が大きく,こ
れが周辺機器への電磁波ノイズの原因となることがあっ
た。本発明の着磁装置では外部磁場にて着磁された永久
磁石として機能する超電導バルク体を用いた静磁場によ
る着磁を利用する。このため,電磁波ノイズが発生し難
い。更に,着磁された超電導バルク体の磁場空間は,該
超電導バルク体の磁極を中心としてここを離れる程磁場
が減衰する分布を呈しており,着磁装置の周辺への磁場
洩れも少なく,取扱い容易である。また,この分布を利
用することで,被着磁体の必要部分だけを着磁できる着
磁装置を得ることができる。
て,短い時間間隔での着磁が可能である。このため,高
い生産性を有する。また,電磁石やソレノイドコイルを
利用して磁場を発生させる従来技術と異なり,電力は超
電導バルク体を着磁する時だけに必要である。このた
め,消費電力が小さく,ランニングコストが安価とな
る。
着磁や大型の被着磁体の着磁が容易に実現可能で,信頼
性及び安全性に優れ,高い生産性を有し,更に低コスト
に運転可能な超電導着磁装置を提供することができる。
冷凍機で構成することができる。各種冷凍機としては,
ギフォード・マクマホン(GM)型冷凍機,パルス管冷
凍機に代表される極低温用冷凍機を用いることができ
る。これらはコールドヘッド,本体,圧縮機等から構成
され,種類によってはバルブ駆動部が分離式になってい
る。これらは可撓式あるいは固定式のホースやチュー
ブ,配管等で連結される。これ以外の,ソルベーサイク
ル冷凍機,スターリングサイクル冷凍機等のいずれの装
置でも同様に利用できる。そして,上記冷却部のコール
ドヘッドは外界と断熱する必要から超電導バルク体と共
に断熱真空容器内に設置することが好ましい。また,冷
却部に液体窒素,液体ヘリウム等の寒剤を利用すること
もできる。
適宜複数個配列することもできる。特に超電導バルク体
を複数個配列させる場合は,被着磁体の設計に合わせ
て,着磁の状態を容易に自由に設計することができる。
例えば,並列に同極や異極に,任意の距離間隔で被着磁
体を着磁することができる。また,被着磁体の形状に合
わせて適当な角度にいくつかの超電導バルク体を配列さ
せて,磁場供給部を構成することもできる。
しないよう適当な補強材を設けることができる。更に上
記冷却部と当接して,効率よく冷却されるよう配置され
ることが好ましい。また,上記超電導バルク体は断熱真
空容器内に収納されている。この真空は断熱真空容器に
連結された真空ポンプ等により実現することができる。
また,上記磁場供給部は1基でもよいが,複数基設ける
こともできる。
ス磁場を発生する電磁石,永久磁石等で発生させること
ができる。または,外部磁場を生じせしめる装置とし
て,超電導バルク体,あるいはこれを収納した真空断熱
容器の外部に近接して,ソレノイド状またはパンケーキ
状の着磁コイルおよびその磁気回路を構成するヨークよ
りなる磁場発生装置を用いることができる。このような
外部磁場発生装置は1基でもよいが,複数基設置するこ
ともできる。
からパルス電流を1回または複数回導入して,パルス磁
場を発生し,超電導バルク体を着磁するよう構成するこ
とができる。外部磁場発生装置は,使用する電源として
通常の商用交流100Vあるいは200V程度を利用で
きるよう構成することが好ましい。また,必要に応じて
冷却水を供給することが好ましい。外部磁場発生装置は
超電導バルク体を着磁した後,撤去することもできる。
また,外部磁場発生装置は電気抵抗値の低減を目的とし
て液体窒素などの寒剤で冷却することもできる。
あってもよい。被着磁体の状況に応じて適宜定めればよ
い。効率よい着磁のためには,上記着磁部は超電導バル
ク体の磁極の近傍に設置することが好ましい。なお,上
記磁場空間は着磁された超電導バルク体からの磁場が存
在する部分を指している。
記磁場供給部には,着磁された一対の対向した超電導バ
ルク体が配置され,上記磁場空間はこれら一対の対向し
た超電導バルク体間に形成されていることが好ましい。
これにより,2つの超電導バルク体から発する磁場の重
ね合わせにより形成される,より強い磁場を持った磁場
空間を持つ着磁装置を得ることができ,より強力な磁場
による着磁を実現できる着磁装置を得ることができる。
なお,特に上記超電導バルク体の各磁極同士が対向する
ように配置することが好ましい。より強い磁場空間を得
ることができるためである。
記磁場供給部に対し,上記磁場空間を挟んで対向するよ
う強磁性体よりなるヨークを配置することが好ましい。
これにより,磁場供給部からの磁場をより有効に被着磁
体に着磁可能な着磁装置を得ることができる。なお,ヨ
ークを構成する強磁性体としては,Fe,Co,Ni,
あるいはこれらを含む合金が挙げられる。
記超電導バルク体は,RE(ここにREはY,La,N
d,Sm,Eu,Gd,Er,Ybより選ばれる1種以
上の元素を指す。),Ba,Cuのいずれか1種以上よ
りなる酸化物または複合酸化物と,Ag,Pt,または
Ceのいずれか1種以上を含む化合物よりなる添加物と
を含有することが好ましい。このような材料は高温超電
導体で,比較的高い温度の超電導遷移温度Tcを有する
ため,冷却容易である。
方法で,低温で超電導を呈する母相と,該母相に絶縁相
が微細に分散した組織を得ることができる。なお,この
分散相の存在に起因する磁束ピン止め点が磁束を捕捉す
ることで,超電導バルク体は疑似的な永久磁石として機
能する。また,上記添加物は磁束ピン止め点となるべき
絶縁相の微細化に寄与できる他,制作時の亀裂の発生や
伝搬を抑制して機械的強度を高めることができる。この
結果,大型で健全な結晶よりなる超電導バルク体を得る
ことができる。
記被着磁体は永久磁石材料よりなる,または永久磁石材
料と樹脂材料とよりなる樹脂複合磁石材料よりなること
が好ましい。これらの材料を用いることで,高性能の永
久磁石を得ることができる。
及び希土類元素等を含む合金材料等が挙げられる。ま
た,フェライト材料を用いることができる。また,各種
希土類金属材料を含む合金材料等が挙げられる。特に希
土類金属を含む材料は着磁に強力な磁場を必要とするこ
とから,従来着磁方法では着磁困難であった。本発明の
着磁装置は,このような着磁困難な材料を容易に着磁す
ることができる。また,樹脂複合磁石材料としては,エ
ポキシ系あるいはナイロン系樹脂等に粉末材料を混合し
た系あるいはゴム系材料にそれらを混合分散させた系が
挙げられる。
作製するための材料を用いることもできるが,磁石を内
蔵した製品である,コピー機用磁気ドラム,小型モータ
用回転子,ハードディスクドライブ用アクチュエータ,
自動車用のピックアップ式回転センサ等を用いることが
できる。これらの装置,器具において,着磁されて磁石
となったものの取り扱いが困難であることから,製造工
程中で未着磁の被着磁体を組み付けて,その後に本発明
にかかる着磁装置を利用して組み込まれた被着磁体だけ
を着磁する。
記着磁部に対し上記被着磁体を搬送及び/または上記着
磁部に対し上記被着磁体を走査するよう構成した搬送部
を配置したことが好ましい。上記搬送部は,被着磁体を
着磁部に対し搬送(搬入/搬出)する際に利用する他,
被着磁体を走査する際にも利用できる。両者の機能を持
たせることもできる。このような搬送部を配置すること
で,未着磁の被着磁体を順次搬入し,着磁の終了した被
着磁体を順次搬出するという連続的な流れ工程を実現で
き,効率のよい着磁が可能な着磁装置を得ることができ
る。
で,未着磁の非着磁体を磁場供給部に対し走査して,例
えば線状,面状等の部分的な着磁を容易に行なうことが
できる。また,大型の被着磁体の表面に対し複数個所の
着磁を行なうこともできる。よって,バラエティに富ん
だ被着磁体の着磁状態を実現できる着磁装置を得ること
ができる。
照),または互いが直交するよう(図11参照)に配置
した超電導バルク体の間の磁場空間の着磁部において,
非着磁体を磁場が発生する面方向に移動させて着磁し,
線状に着磁させることができる。
にはみ出してしまうような大型の被着磁体を着磁可能な
着磁装置を得ることができる。また,被着磁体の表面全
体を均一に着磁させることもできる。また,被着磁体よ
りも小型の磁場供給部や超電導バルク体を用いた着磁装
置を構成することができ,コンパクト化,低コスト化さ
れた着磁装置を得ることができる。なお,上記搬送部
は,ベルトコンベア,各種クレーン等で構成することが
できる。
記磁場供給部を被着磁体に対し走査するよう構成した駆
動部を配置したことが好ましい。このような駆動部を配
置することで,未着磁の非着磁体に対し磁場供給部を走
査して,例えば線状,面状等の部分的な着磁を容易に行
なうことができる。また,大型の被着磁体の表面に対し
複数個所の着磁を行なうこともできる。よって,バラエ
ティに富んだ被着磁体の着磁を実現できる着磁装置を得
ることができる。
磁を行なうこともできる。このように,バラエティに富
んだ被着磁体の着磁を実現できる着磁装置を得ることが
できる。
にはみ出してしまうような大型の被着磁体を着磁可能な
着磁装置を得ることができる。また,被着磁体の表面全
体を均一に着磁させることもできる。また,被着磁体よ
りも小型の磁場供給部や超電導バルク体を用いた着磁装
置を構成することができ,コンパクト化,低コスト化さ
れた着磁装置を得ることができる。なお,上記駆動部は
搬送部と同様にベルトコンベア,各種クレーン等で構成
することができる。
は被着磁体や磁場供給部に対して一次元的,二次元的
等,着磁装置や被着磁体の形状,状況に応じて適宜定め
ることができる。
図1〜図2を用いて説明する。図1に示すごとく,本例
にかかる超電導着磁装置1(以下,着磁装置1と略
す。)の概略構造は以下の通りである。コールドヘッド
141により超電導状態に冷却されると共に外部磁場に
より着磁され,かつ断熱真空容器11に格納された超電
導バルク体12を配置した磁場供給部10と,被着磁体
21〜23の着磁を行なう着磁部18とよりなり,上記
着磁部18は上記磁場供給部10により形成される磁場
空間に設けてある。
以下に示す超電導バルク体12を格納した断熱真空容器
11,冷却部14の冷凍機142や真空ポンプシステム
16等を格納した筐体19,外部磁場発生装置17等よ
りなる。
のコールドヘッド141は,共に断熱真空容器11に収
納され,両者は当接状態にある。なお,本例にて用いた
超電導バルク体12は,直径36mm,高さ14mmの
円柱形であり,組成は,Sm−Ba−Cu−OにPtと
酸化銀を添加合成したものである。
6によって断熱を目的に減圧される。真空ポンプシステ
ム16はターボ分子ポンプと油回転ポンプが繋がれたも
のであり,ポンプコントローラ161で自動的に運転さ
れる。
凍機142及び圧縮機143とよりなり,ヘリウムガス
が充填されたガス配管144で連結される。なお,冷凍
機142はGMサイクル冷凍機で,冷凍機コントローラ
145がこれらの運転を制御してコールドヘッド141
を所定の温度に保持することで,超電導バルク体12を
超電導状態に維持する。なお,冷凍機141,真空ポン
プシステム16,冷凍機コントローラー146,ポンプ
コントローラー161等は筐体19内に配置される。
なうための外部磁場について説明する。この外部磁場は
以下に示す外部磁場発生装置17により生成される。こ
れは,断熱真空容器11の外部に設置されたソレノイド
状の着磁コイル171と該着磁コイル171に通電する
ためのパルス電源172よりなる。上記着磁コイル17
1は導線をコイル状に巻回したもので,液体窒素で満た
した寒剤容器内に収納された状態で,上記断熱真空容器
11の外部に配置される。符号173は着磁コイル17
1とパルス電源172との間を接続する電線である。
納することで,着磁コイル171の抵抗を下げることが
でき,より低い電流で大きな磁場を発生できるため,着
磁コイルを小型とすることができる。
電導バルク体12の円形の頂面120付近を中心に形成
される。超電導バルク体12の磁極は頂面120であ
り,該頂面120の中心の磁場が最も強い。本例の着磁
装置1では,この頂面120の上方を着磁部18として
使用する。上記着磁部18に搬送部180を用いて被着
磁体21〜23を搬送し,ここで着磁が行われる。
ルク体の永久磁石材料(フェライト材料)で,搬送部1
80のガイド181に固定され,架台183に取り付け
られた搬送用モータ182が,ガイド181を水平一次
元方向(矢線a)に移動して,各被着磁体21〜23を
着磁された超電導バルク体12により生じる磁場空間に
中に曝す。符号21の位置で被着磁体21はガイド18
1上に固定され,符号22の位置で着磁され,符号23
の位置でガイド181から取り外される。
磁石となった被着磁体の性能を次のように測定した。上
記被着磁体は略垂直方向に単極に着磁された,40mm
×12mm×8mmの直方体形状のフェライト材料で,
超電導バルク体12と対面した,つまり着磁されたのは
40mm×12mmの面である。この面から0.5mm
上方の磁場分布を磁場センサにて測定し,図2に記載し
た。同図の(X,Y)=(0,0)となる原点が被着磁
体の着磁表面の中心と一致する。なお,X軸方向が着磁
表面の短辺(12mm)である。同図より,超電導バル
ク体12の表面よりも大きな長方形の面が,ほぼ均一に
0.07テスラ程度に着磁されていることが分かる。
いて説明する。本例の超電導バルク体12はSm−Ba
−Cu−Oよりなる超電導材料で,温度94K程度で超
電導を呈する母相と,該母相に絶縁相が微細に分散した
組織を有する。この分散相の存在に起因する磁束ピン止
め点が磁束を捕捉することで,超電導バルク体12は疑
似的な永久磁石として機能する。着磁された超電導バル
ク体12は容易に強力な磁場空間を形成できるため,強
力な磁場による着磁を実現できる。
後は,外部磁場発生装置17を取り除いて,コンパクト
な装置構成とすることができる。また,大がかりなコイ
ルやヨークも不要である。また,本例の着磁装置1で
は,磁場供給部10の着磁された超電導バルク体12が
形成した磁場空間を着磁部18として使用しており,こ
の磁場空間は超電導バルク体12の頂面120を中心に
広がっている。従って,着磁部の設定位置に高い自由度
があり,超電導バルク体12よりも大型の被着磁体の着
磁ができる(図2参照)。
12を磁場供給部10として利用するため,被着磁体2
1〜23への着磁に伴って損傷したり,消耗する部分が
なく,信頼性や安全性に優れる。また,同様の理由から
低コストに運用可能である。更に,本例は超電導バルク
体12への着磁にパルス磁場を利用するだけなので,所
要電力が小さく,ランニングコストが安価となる。更
に,本例の着磁装置1は,超電導バルク体12の発する
静磁場を利用して着磁を行なうため,連続して,短い時
間間隔での着磁が可能である。このため,高い生産性を
有する。
磁や大型の被着磁体の着磁が容易に実現可能で,信頼性
及び安全性に優れ,高い生産性を有し,更に低コストに
運転可能な超電導着磁装置を提供することができる。
の性能を次のように測定した。実施形態例1の着磁装置
1と同様に,円柱形状の超電導バルク体を断熱真空容器
の内部に設置し,冷凍機のコールドヘッドに接触させて
固定する。真空ポンプで断熱真空容器を減圧して断熱状
態となし,冷凍機を作動させて超電導バルク体を超電導
状態とする。その上で,断熱真空容器の外部から外部磁
場を加えて着磁した。
テスラの磁場を発生可能な超電導マグネットの静磁場を
利用した。他の方法は,断熱真空容器の外側に実施形態
例1と同様の着磁コイルを設置し,コンデンサからの放
電電流を着磁コイルに導いて発生させたパルス磁場を利
用した。また,Y系超電導バルク体とSm系超電導バル
ク体についてそれぞれ測定した。Y系超電導バルク体は
直径35mm×高さ15mmの円柱形である。Sm系超
電導バルク体は直径32mm×高さ15mmの円柱形で
ある。
磁場を測定した。着磁時の温度を77Kとしたところ,
最大0.6テスラであった。さらに温度を下げて着磁し
た際の捕捉磁場は,Jcの増加を反映して飛躍的に向上
した。30Kまで冷却した時の捕捉磁場は静磁場着磁で
4.4テスラであった。一方,同様の測定をパルス磁場
による着磁で実行したところ,30Kで2.1テスラ,
15Kでは2.5テスラを越えた。なお,Jcは超電導
バルク体における臨界電流密度で,低温になると増大す
る。
場着磁では,77Kで最大2.1テスラ,25Kでは9
テスラを超えた。Sm系超電導バルク体に対するパルス
着磁では,35Kで3.8テスラの捕捉磁場が達成でき
た。このように冷凍機としてより低温冷却可能な装置を
使用することで,飛躍的に強い磁場空間を形成すること
ができるため,本発明にかかる着磁装置は強力な磁場に
よる着磁を容易に実現できる。
単極で発生する磁場空間の性能を述べたものである。実
施形態例3にかかる着磁装置1のように,超電導バルク
体を2個対向して配置した場合,両超電導バルク体間の
磁場空間の磁場の大きさは,各々の超電導バルク体から
発生する磁場の和になるため,より強力な磁場空間を形
成することができる。上記と同形状のSm系超電導バル
ク体を対向配置した場合,温度が34Kであっても,磁
場の大きさは,真空断熱容器の外部表面で最大2.5テ
スラに達した。これは希土類永久磁石を着磁するために
充分な磁場である。
された一対の対向した超電導バルク体121,122が
配置され,磁場空間はこれら一対の対向した超電導バル
ク体121,122間に形成されており,ここが着磁部
18となる。
と超電導バルク体122がそれぞれの断熱真空容器11
1,112の中に実施形態例1と同様のコールドヘッド
141と共に格納されている。これら断熱真空容器11
1,112の外部には,実施形態例1と同様の着磁コイ
ル171が設けてあり,該着磁コイル171から生じる
パルス磁場により,各超電導バルク体121,122が
着磁される。そして,各超電導バルク体121,122
は,円形の頂面120が対向するよう配置されている。
の超電導バルク体を着磁した後,着磁コイル171を移
動してもう一方を着磁してもよい。2個の着磁コイルを
設けて同時に着磁してもよい。2個の着磁コイルに対す
る通電は独立に行なうこともできるし,直列回路に両者
をつなげてもよい。
(図示略)のガイド181に固定され,該搬送部により
紙面に対し垂直方向に走査されることで,対向する超電
導バルク体121,122の間に形成された磁場空間に
より着磁される。なお,磁場空間における磁場の強さは
超電導バルク体121,122が格納された断熱真空容
器111,112の一方または双方を矢線bの方向に移
動させることで調整できる。その他は実施形態例1と同
様である。
0は,着磁された一対の対向した超電導バルク体12
1,122を有し,着磁部18となる磁場空間はこれら
一対の対向した超電導バルク体121,122間に形成
されている。これにより,2つの超電導バルク体12
1,122から発する磁場の重ね合わせからなる磁場空
間を持つ着磁装置1を得ることができ,より強力な磁場
による着磁を実現できる(実施形態例2参照)。その他
は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
ついて説明する。図4に示すごとく,本例の着磁装置1
は実施形態例1の図1にかかる着磁装置と搬送部180
を除いて略同一の構成である。被着磁体2は超電導バル
ク体12の上方に,ガイド181の先端に固定されて配
置されている。
れた搬送用モータ182で磁場空間外から磁場空間の中
の着磁部18に搬送される。着磁部18で着磁後,再び
搬送部180により磁場空間外に搬送され,ここでガイ
ド181より取り外される。その他は実施形態例1と同
様の構成を有し,また実施形態例1と同様の作用効果を
有する。
2の磁場分布を図5に記載した。なお,同図の(X,
Y)=(0,0)は被着磁体の着磁された表面の中心と
一致する。なお,本例の被着磁体2は直径35mm,高
さ20mmのフェライト材料よりなる。磁場分布は断熱
真空容器11に最も近づいた表面(直径35mmの円
形)に対し垂直方向の磁場を,表面から0.5mmの距
離で磁場センサを走査して測定した。
0.1テスラ,外部に向かうほど減衰し,最外周近傍で
は0テスラとなった。この分布は超電導バルク体12の
磁場空間に特徴的な磁場分布(円形の頂面120の中央
がもっとも強力に着磁され,周囲に向かって減衰する分
布)を反映した分布である。これを応用すれば,超電導
バルク体12を利用することで,被着磁体の部分的な着
磁が可能である。
ついて説明する。図6に示すごとく,本例の着磁装置1
は実施形態例1の図1にかかる着磁装置と搬送部180
を除いて略同一の構成である。搬送部180のガイド1
81には超電導バルク体12の円形の頂面120より大
きな面積をもつ被着磁体2が固定されている。なお,同
図より明らかであるが,被着磁体2はガイド181と断
熱真空容器11との間で着磁される。
モータ182は同図に示す矢線cのごとく90度異なる
方向に動き,被着磁体2を紙面垂直方向に対して回転す
る。これにより,被着磁体2は全体に均一に着磁され
る。その他は実施形態例1と同様の構成を有し,同様の
作用効果を有する。
の対向した超電導バルク体121,122間で被着磁体
2を着磁する着磁装置1である。図7に示すごとく,本
例の着磁装置1は実施形態例3にかかる着磁装置と搬送
部180を除いて略同一の構成である。そして,二つの
超電導バルク体121,122の間に,図4に示すごと
き搬送部180を用いて被着磁体2を配置する。
架台183に取り付けられた搬送用モータ182及び図
示されない別の搬送用モータ(182の背後にある)
は,被着磁体2を磁場供給部10に対し紙面垂直方向と
紙面平行方向に走査して,これを着磁する。これによ
り,被着磁体2の表面全体を均一に着磁できる。その他
詳細は実施形態例1と同様である。また実施形態例1及
び3と同様の作用効果を有する。
1及びこれに取り付けた駆動部28とが分離構成された
着磁装置1である。超電導バルク体12と冷凍部14の
コールドヘッド141とが断熱真空容器11に格納さ
れ,冷凍機142は容器11の外部に設けてある。冷凍
機142と筐体19内の圧縮機143とが可撓性のある
ガス配管144にて繋がれている。
ンプコントローラ161,冷凍機コントローラ145が
設置され,真空ポンプシステム16と断熱真空容器11
は可撓性のある真空配管162で繋がれる。ただし,真
空配管161は冷凍機142が超電導維持に必要な極低
温まで冷却された後は配管を封じ切ってもよい。
動部28のガイド281に固定されている。符号282
は駆動用モータ,符号283はガイド281,駆動用モ
ータを設置する架台である。本例にかかる着磁装置1で
は,被着磁体2を固定架台189に設置し,上記駆動部
28により断熱真空容器11を紙面左右方向及び紙面垂
直方向に2次元的に走査して上記被着磁体2を着磁す
る。なお,固定架台189の表面を強磁性体で構成して
ヨークとしての機能を持たせて,超電導バルク体12か
らの磁束を吸引して,より効率よい着磁を実現すること
もできる。その他は実施形態例1と同様の構造を有し,
同様の作用効果を有する。
装置1であって,ガイド181に配置した被着磁体2の
背面(被着磁体2に対して超電導バルク体12の反対側
の面)に強磁性体である電磁軟鉄板よりなるヨーク25
を設けた。これにより,超電導バルク体12からの磁場
をより有効に被着磁体2に導くことができる。その他は
実施形態例1と同様の構造を有し,同様の作用効果を有
する。
設けた着磁装置である。2基の断熱真空容器11が筐体
19と分離して設置され,断熱真空容器11は筐体19
の内部にある真空ポンプシステム16と可撓性のある真
空配管162で繋がれる。また,筐体19の圧縮機14
3はバルブユニット148を介して,各断熱真空容器1
1が配管で繋がれる。
各断熱真空容器11内の超電導バルク体12の頂面に平
行に設置し,図示を略した搬送部によって図面に垂直な
方向に適宜搬送させて着磁する。この時,2個の超電導
バルク体12の頂面120が同じ極性を持つ場合には,
被着磁体2は表面に単極あるいは2本の筋状に部分的に
磁化された磁場分布が生じる。頂面120が異なる極性
を持つ場合,表面に異極(2極)に磁化された磁場分布
が生じる。
ば,被着磁体2の着磁について,変化に富んだ磁場分布
を持たせることが容易に実行できる。その他の構成は実
施形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の作用効
果を有する。
面を着磁する2基の断熱真空容器を持つ着磁装置1につ
いて説明する。本例の着磁装置1は,互いの頂面120
が垂直に交わる位置関係となるように断熱真空容器11
が設置される。
の概型を延長し交差した部分が本例の着磁装置1にかか
る磁場空間となり,ここが着磁部18となる。この着磁
部18に同図に示すごとき状態で円環状の被着磁体2を
配置し,これを紙面垂直方向に移動させることで,被着
磁体2の側面を紙面垂直方向に着磁することができる。
その他の構成は実施形態例1と同様であり,実施形態例
1と同様の作用効果を有する。
けたが,数も位置関係も本例にこだわらず,必要と思わ
れる状態に設置することができる。更に,2基の着磁装
置を利用して,本例と同様の着磁が実現できる。
磁場による着磁や大型の被着磁体の着磁が容易に実現可
能で,信頼性及び安全性に優れ,高い生産性を有し,更
に低コストに運転可能な超電導着磁装置を提供すること
ができる。
磁装置の構成を示す説明図。
着磁された被着磁体の表面の磁場分布を示す線図。
持つ超電導着磁装置の構成を示す説明図。
有する超電導着磁装置の構成を示す説明図。
磁装置により着磁された被着磁体の表面の磁場分布を示
す線図。
を示す説明図。
持つ超電導着磁装置の構成を示す説明図。
とが分離構成された超電導着磁装置の構成を示す説明
図。
着磁装置の構成を示す説明図。
を持ち,これらと筐体とが分離構成された超電導着磁装
置の構成を示す説明図。
器を持つ超電導着磁装置の構成を示す説明図。
Claims (7)
- 【請求項1】 冷却部により超電導状態に冷却されると
共に外部磁場により着磁され,かつ断熱真空容器に格納
された超電導バルク体を配置した磁場供給部と,被着磁
体の着磁を行なう着磁部とよりなり,上記着磁部は上記
磁場供給部により形成される磁場空間にあることを特徴
とする超電導着磁装置。 - 【請求項2】 請求項1において,上記磁場供給部に
は,着磁された一対の対向した超電導バルク体が配置さ
れ,上記磁場空間はこれら一対の対向した超電導バルク
体間に形成されていることを特徴とする超電導着磁装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2において,上記磁場供
給部に対し,上記磁場空間を挟んで対向するよう強磁性
体よりなるヨークを配置することを特徴とする超電導着
磁装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
上記超電導バルク体は,RE(ここにREはY,La,
Nd,Sm,Eu,Gd,Er,Ybより選ばれる1種
以上の元素を指す。),Ba,Cuのいずれか1種以上
よりなる酸化物または複合酸化物と,Ag,Pt,また
はCeのいずれか1種以上を含む化合物よりなる添加物
とを含有することを特徴とする超電導着磁装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
上記被着磁体は永久磁石材料よりなる,または永久磁石
材料と樹脂材料とよりなる樹脂複合磁石材料よりなるこ
とを特徴とする超電導着磁装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
上記着磁部に対し上記被着磁体を搬送及び/または上記
着磁部に対し,上記被着磁体を走査するよう構成した搬
送部を配置したことを特徴とする超電導着磁装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
上記磁場供給部を被着磁体に対し走査するよう構成した
駆動部を配置したことを特徴とする超電導着磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21197399A JP3631399B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 超電導着磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21197399A JP3631399B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 超電導着磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001044031A true JP2001044031A (ja) | 2001-02-16 |
JP3631399B2 JP3631399B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=16614784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21197399A Expired - Fee Related JP3631399B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 超電導着磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3631399B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007250651A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 超電導着磁装置 |
JP2009170565A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Hitachi Ltd | 磁石着磁システムおよび被着磁超電導磁石 |
JP2009283755A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Niigata Univ | 永久磁石の着磁方法 |
US8322024B2 (en) | 2002-02-15 | 2012-12-04 | Hitachi Metals, Ltd. | Magnetic field generator manufacturing method |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP21197399A patent/JP3631399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8322024B2 (en) | 2002-02-15 | 2012-12-04 | Hitachi Metals, Ltd. | Magnetic field generator manufacturing method |
JP2007250651A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 超電導着磁装置 |
JP2009170565A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Hitachi Ltd | 磁石着磁システムおよび被着磁超電導磁石 |
JP4512644B2 (ja) * | 2008-01-15 | 2010-07-28 | 株式会社日立製作所 | 磁石着磁システムおよび被着磁超電導磁石 |
JP2009283755A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Niigata Univ | 永久磁石の着磁方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3631399B2 (ja) | 2005-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6718437B2 (ja) | 超伝導電流ポンプ | |
US20060252650A1 (en) | Superconducting permanent magnet | |
EP0496530B1 (en) | A static magnetic refrigerator | |
CN102610360A (zh) | 用于磁化稀土永磁体的系统和方法 | |
Oka | Processing and applications of bulk HTSC | |
JP3631399B2 (ja) | 超電導着磁装置 | |
JP3647683B2 (ja) | 回転子の製造方法 | |
EP2487695B1 (en) | System and method for magnetization of rare-earth permanent magnets | |
JPH11283822A (ja) | 超電導磁石装置 | |
US6281773B1 (en) | Magnetizing magnet | |
JP2000277333A (ja) | 超電導体の着磁方法及び超電導磁石装置 | |
JP3464252B2 (ja) | 超電導モーター | |
Hirano et al. | Feasibility study of high-efficiency cooling of high-temperature superconducting coils by magnetic refrigeration | |
JP4220733B2 (ja) | 超伝導磁気軸受 | |
JP3598237B2 (ja) | 超電導磁石装置及び超電導体の着磁方法 | |
JPH06188466A (ja) | 超電導マグネット冷却システム | |
Yokoyama et al. | Development of a desktop-type superconducting bulk magnet | |
JP2006173639A (ja) | バルク超電導体の着磁装置、着磁方法及び超電導同期機 | |
CN207706028U (zh) | 一种永磁式超导磁体无线充能电源 | |
Yokoyama et al. | Evaluation of pulsed-field magnetization of a bulk superconductor with small holes | |
Yokoyama et al. | Development of a small-size superconducting bulk magnet system using a 13 K refrigerator | |
JP2002146529A (ja) | マグネトロンスパッタリング装置およびマグネトロンスパッタリングによる薄膜形成方法 | |
Oka et al. | Construction of strong magnetic field generators by high T/sub c/bulk superconductors and its applications | |
JP4833875B2 (ja) | バルク酸化物超伝導材料を用いた磁石装置 | |
JPH11283855A (ja) | 超電導磁場プレス装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041216 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |