JP2001043356A - データ補間方法及び画像形成システム - Google Patents

データ補間方法及び画像形成システム

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JP2001043356A
JP2001043356A JP11212764A JP21276499A JP2001043356A JP 2001043356 A JP2001043356 A JP 2001043356A JP 11212764 A JP11212764 A JP 11212764A JP 21276499 A JP21276499 A JP 21276499A JP 2001043356 A JP2001043356 A JP 2001043356A
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Toru Kawabe
徹 川邊
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Konica Minolta Inc
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補間点がサンプリング点近傍であった場合で
も、周囲のサンプリング値を所定の比率で補間に導入す
ることで中間点と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノ
イズレベルが共に大きい部分と小さい部分となることを
防止し、かつモアレ現象による著しい画質低下を防止す
る。 【解決手段】空間的または時間的に等間隔にサンプリン
グされたデータ列のうちの複数のサンプリングデータに
基づいて、任意の点におけるデータを推定するデータ補
間方法であり、各データと積和演算に供される推定を行
なうポイントの座標値の補間係数に関して、それらの和
がほぼ一定であり、かつ補間係数の自乗和が前記座標値
によらず常にほぼ一定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ補間方法
及び画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの能力増
大やデジタルカメラなどの普及でデジタル画像の取り扱
いが身近なものになってきており、写真をデジタルプリ
ントで出力するシステムの要求が高まっている。しかし
ながら、デジタル画像のサイズにもさまざまなものがあ
り、各種規格サイズのプリントを作成するには拡大・縮
小処理は必須であり、高速での処理が要求される。ま
た、レイアウトや任意の場所のトリミングといったよう
なデジタルならではのサービス要求もあるのでさらにさ
まざまな拡大率での拡大・縮小処理が考えられるように
なる。
【0003】ところが、たまたま整数倍から少しずれた
倍率での拡大、縮小が行われる場合、画像に存在する周
期パターン(細かい縞模様など)や微妙に傾いたライン
パターン、微細なざらつきパターンなどの分布状況が、
モアレ的な現象を起こし、鮮鋭性、ざらつき、濃度レベ
ルなどで周期的な分布となって画質を著しく劣化させる
障害となる。特に、S/ Nが悪く、鮮鋭性の劣化の大
きな画像では、その鮮鋭性補正(強調)により障害が大
きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、高速化要求を
満たすには共1次補間法が一般に適用されるが、共1次
補間法では補間点がサンプリング点近傍にある場合と中
間にある場合で著しい違いが生じる。前者では、近傍点
をそのまま採用するのに対し、後者では周囲4点の平均
値をとることになるので、ノイズレベルや高周波数の周
期的な信号の振幅が約2倍程度の格差が生じる。整数倍
付近の拡大・縮小処理では、うなり現象のようにゆっく
りと位相変化するので、低周波数のパターンとなって視
認できるようになる。すなわち、鮮鋭性とノイズレベル
が共に大きい部分と小さい部分が現れる。さらにハロゲ
ン化銀感光材料などへの記録を行うシステムにおいて
は、その記録特性の非線形性から、ある振幅でレベル変
動している場合と、平均化で中間データにした場合で視
認できるマクロ的な濃度レベルに微妙なずれが発生し、
前記モアレ現象が濃度レベル変動として視認しやすくな
ってしまう。
【0005】この発明では上記問題に鑑みてなされたも
ので、補間点がサンプリング点近傍であった場合でも、
周囲のサンプリング値を所定の比率で補間に導入するこ
とで中間点と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノイズ
レベルが共に大きい部分と小さい部分となることを防止
し、かつモアレ現象による著しい画質低下を防止するこ
とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『空間的または
時間的に等間隔にサンプリングされたデータ列のうちの
複数のサンプリングデータに基づいて、任意の点におけ
るデータを推定するデータ補間方法であり、各データと
積和演算に供される推定を行なうポイントの座標値の補
間係数に関して、それらの和がほぼ一定であり、かつ補
間係数の自乗和が前記座標値によらず常にほぼ一定であ
ることを特徴とするデータ補間方法。』である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、各デ
ータと積和演算に供される推定を行なうポイントの座標
値の補間係数に関して、それらの和がほぼ一定であり、
かつ補間係数の自乗和が座標値によらず常にほぼ一定で
あるから、補間点がサンプリング点近傍であった場合で
も、周囲のサンプリング値を所定の比率で補間に導入す
ることで中間点と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノ
イズレベルが共に大きい部分と小さい部分となることが
軽減でき、モアレ現象による著しい画質低下を防止する
ことができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、『前記任意の点
の座標値のデータを推定する補間が最近接のサンプリン
グされたデータと、その両端のサンプリングのデータに
基づき、補間係数の自乗和がほぼ1/2であることを特
徴とする請求項1に記載のデータ補間方法。』である。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、任意
の点の座標値のデータを推定する補間が最近接のサンプ
リングされたデータと、その両端のサンプリングのデー
タに基づき、補間係数の自乗和がほぼ1/2であり、周
囲のサンプリング値を所定の比率で補間に導入すること
で中間点と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノイズレ
ベルが共に大きい部分と小さい部分となることが軽減で
き、モアレ現象による著しい画質低下を防止することが
できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、『サンプリング
間隔を1とした場合の最近接サンプリング点からの補間
点の変位xを−1/2≦x<1/2または−1/2<x
≦1/2とし、最近接サンプリング点のサンプリング値
をz2、その両端のサンプリング値のうち、変位が−1
のものをz1、変位が+1のものをz3とした場合、補間
推定値zを求める補間式を とすることを特徴とする請求項2に記載のデータ補間方
法。』である。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、補間
推定値zを求める補間式を用いることで、高速でモアレ
現象による著しい画質低下を防止することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、『空間的または
時間的の複数の方向それぞれに等間隔にサンプリングさ
れたn次元データのうちの3n個のデータに基づいて、
任意の点におけるデータを推定するデータ補間方法にお
いて、各データと積和演算に供される推定を行なうポイ
ントの座標値の補間係数に関して、全ての値がほぼ0以
上1以下の範囲にあり、かつ補間係数の自乗和が前記座
標値によらず常にほぼ一定であることを特徴とするデー
タ補間方法。』である。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、各デ
ータと積和演算に供される推定を行なうポイントの座標
値の補間係数に関して、全ての値がほぼ一定の範囲にあ
り、かつ補間係数の自乗和が座標値によらず常にほぼ一
定であり、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防
止することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、『前記任意の点
の座標値のデータを推定する補間が最近接のサンプリン
グデータとその周囲のサンプリングデータに基づき、補
間係数の自乗和がほぼ1/2nであることを特徴とする
請求項4に記載のデータ補間方法。』である。
【0016】この請求項5に記載の発明によれば、任意
の点の座標値のデータを推定する補間が最近接のサンプ
リングデータとその周囲のサンプリングデータに基づ
き、補間係数の自乗和がほぼ1/2nであり、高速でモ
アレ現象による著しい画質低下を防止することができ
る。
【0017】請求項6に記載の発明は、『各方向に対し
てサンプリング間隔を1とした場合の最近接サンプリン
グ点からの補間点の変位をxi(−1/2≦xi<1/2
または−1/2<xi≦1/2、1≦i≦n)とし、 と表したとき、各サンプリング点に対応する補間係数
が、最近接サンプリング点からの各方向の変位に応じ
て、i番目の座標についての変位が−1の場合Xi1、変
位が0の場合Xi2、変位が+1の場合Xi3とし全方向に
関して乗じたものであって、補間式が各サンプリング値
と前記補間係数の積和であることを特徴とする請求項5
に記載のデータ補間方法。』である。
【0018】この請求項6に記載の発明によれば、各サ
ンプリング点に対応する補間係数が、最近接サンプリン
グ点からの各方向の変位に応じて、i番目の座標につい
ての変位が−1の場合Xi1、変位が0の場合Xi2、変位
が+1の場合Xi3とし全方向に関して乗じたものであっ
て、補間式が各サンプリング値と補間係数の積和であ
り、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防止する
ことができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、『空間的または
時間的の複数の方向それぞれに等間隔にサンプリングさ
れたn次元データのうちの2n+1個のデータに基づい
て、任意の点におけるデータを推定するデータ補間方法
であり、各データと積和演算に供される推定を行なうポ
イントの座標値の補間係数に関して、それらの和がほぼ
一定であり、かつ補間係数の自乗和が前記座標値によら
ず常にほぼ一定であることを特徴とするデータ補間方
法。』である。
【0020】この請求項7に記載の発明によれば、各デ
ータと積和演算に供される推定を行なうポイントの座標
値の補間係数に関して、それらの和がほぼ一定であり、
かつ補間係数の自乗和が座標値によらず常にほぼ一定で
あり、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防止す
ることができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、『前記任意の点
の座標値のデータを測定する補間が最近接のサンプリン
グデータと各方向毎に前記サンプリングデータと隣接す
る両隣のサンプリングデータに基づき、補間係数の自乗
和がほぼ1/2nであることを特徴とする請求項7に記
載のデータ補間方法。』である。
【0022】この請求項8に記載の発明によれば、任意
の点の座標値のデータを測定する補間が最近接のサンプ
リングデータと各方向毎にサンプリングデータと隣接す
る両隣のサンプリングデータに基づき、補間係数の自乗
和がほぼ1/2nであり、高速でモアレ現象による著し
い画質低下を防止することができる。
【0023】請求項9に記載の発明は、『サンプリング
データが2次元的にサンプリングされたデータであっ
て、各方向に関してサンプリング間隔を1とした場合の
最近接サンプリング点からの補間点の変位をそれぞれ
x、yで−1/2≦x、y<1/2または−1/2<
x、y≦1/2とし、 と表したとき、最近接画像のサンプリング値z0、y方
向に−1変位した点のサンプリング値z1、x方向に−
1変位した点のサンプリング値をz2、x方向に+1変
位した点のサンプリング値をz3、y方向に−1変位し
た点のサンプリング値z4により補間式が z=(1−2Kx−2Ky)z0+(Ky−y/2)z1
(Kx−x/2)z2+(Kx−x/2)z3+(Ky−y
/2)z4 と表されることを特徴とする請求項8に記載のデータ補
間方法。』である。
【0024】この請求項9に記載の発明によれば、最近
接画像のサンプリング値z0、y方向に−1変位した点
のサンプリング値z1、x方向に−1変位した点のサン
プリング値をz2、x方向に+1変位した点のサンプリ
ング値をz3、y方向に−1変位した点のサンプリング
値z4により補間推定値zを求める補間式を用いること
で、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防止する
ことができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、『前記サンプ
リングデータが各次元方向毎に等間隔にサンプリングさ
れた2次元データであり、拡大・縮小処理に伴う各画素
の補間であることを特徴とする請求項4乃至請求項9の
いずれか1項に記載のデータ補間方法。』である。
【0026】この請求項10に記載の発明によれば、サ
ンプリングデータが各次元方向毎に等間隔にサンプリン
グされた2次元データであり、拡大・縮小処理に伴う各
画素の補間であり、拡大・縮小処理に伴うノイズの偏り
を抑制し高速での補間を行ない画質低下を防止すること
ができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、『予め、近接
サンプリング点で囲まれる各領域を有限の区画に分割
し、各区画の代表値に対する補間係数をテーブル化し、
実際の補間時には補間点の区画判別とこの区画の係数テ
ーブルを参照した積和演算により補間を行うことを特徴
とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の
データ補間方法。』である。
【0028】この請求項11に記載の発明によれば、予
め、近接サンプリング点で囲まれる各領域を有限の区画
に分割し、各区画の代表値に対する補間係数をテーブル
化し、実際の補間時には補間点の区画判別とこの区画の
係数テーブルを参照した積和演算により補間を行うこと
で、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防止する
ことができる。
【0029】請求項12に記載の発明は、『前記請求項
10または請求項11のデータ補間方法による補間処理
で拡大・縮小処理し、ハロゲン化銀感光材料へ記録を行
うことを特徴とする画像形成システム。』である。
【0030】この請求項12に記載の発明によれば、補
間処理で拡大・縮小処理し、ハロゲン化銀感光材料へ記
録を行うことで、拡大・縮小処理に伴うノイズの偏りを
抑制し高速での補間を行ない画質低下を防止することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明のデータ補間方法
及び画像形成システムの実施の形態を図面に基づいて説
明する。この発明のデータ補間方法及び画像形成システ
ムを、プリント作成システムの実施の形態に基づいて説
明するが、この実施の形態に限定されるものではない。
【0032】図1はプリント作成システムの斜視図であ
る。ここでは、プリント作成システム1として、感光材
料に露光して現像し、プリントを作成するものが例示さ
れているが、これに限らず、画像データに基づいてプリ
ントを作成できるものであればよく、例えば、インクジ
ェット方式、電子写真方式のプリント作成システムであ
ってもよいが、特にこの発明では感光材料を用いる方式
が好ましい。
【0033】この実施の形態のプリント作成システム1
は、本体2の左側面にマガジン装填部3を備え、本体2
内には記録媒体である感光材料に露光する露光処理部4
と、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリン
トを作成するプリント作成部5が備えられ、作成された
プリントは本体2の右側面に設けられたトレー6に排出
される。さらに、本体2の内部には、露光処理部4の上
方位置に制御部7が備えられている。
【0034】また、本体2の上部には、CRT8が配置
されている。このCRT8がプリントを作成しようとす
る画像データの画像を画面に表示する表示手段を構成し
ている。CRT8の左側に透過原稿読み込み装置である
ところのフィルムスキャナ部9が配置され、右側に反射
原稿入力装置10が配置されている。
【0035】フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置
10から読み込まれる原稿として写真感光材料があり、
この写真感光材料としては、カラーネガフィルム、カラ
ーリバーサルフィルム等が挙げられ、アナログカメラに
より撮影した駒画像が記録されている。フィルムスキャ
ナ部9のフィルムスキャナーでデジタル情報に変換し、
駒画像情報とすることができる。また、原稿が写真プリ
ントや印刷物の場合、反射原稿入力装置10のフラット
ベットスキャナーで駒画像情報にすることができる。
【0036】また、本体2の制御部7の位置には、画像
転送部14が設けられている。画像転送部14にはPC
カード用アダプタ14a、フロッピーディスク用アダプ
タ14bが備えられ、PCカード13aやフロッピーデ
ィスク13bが差し込み可能になっている。PCカード
13aには、デジタルカメラで撮像した駒画像情報が記
憶されたメモリを有する。フロッピーディスク13bに
は、例えばデジタルカメラで撮像した駒画像情報が記憶
される。
【0037】CRT8の前側に操作部11が配置され、
この操作部11に情報入力手段12が設けられ、情報入
力手段12は、例えばタッチパネル等で構成される。
【0038】また、本体2には、記録メディア書込み部
15が設けられ、写真感光材料NやPCカード13a、
フロッピーディスク13b等の複数の駒画像情報を有す
る記録媒体から、駒画像情報を出力しプリントを作成す
る際に、記録媒体中の駒画像情報を全て磁気記録メディ
ア又は光記録メディアに書き込む書込み手段Kを有す
る。
【0039】前記以外のこの発明に係る駒画像情報を有
する記録媒体としては、マルチメディアカード、メモリ
ーステック、MDデータ、OROM等が挙げられる。
【0040】なお、操作部11、CRT8、フィルムス
キャナ部9、反射原稿入力装置10、画像転送部14及
び記録メディア書込み部15は、本体2に一体的に設け
られて装置の構造となっているが、いずれか1つ以上を
別体として設けてもよい。
【0041】図2はプリント作成システムの概略構成図
である。
【0042】プリント作成システム1の制御部7は、情
報入力手段12からの指令情報に基づき、フィルムスキ
ャナ部9や反射原稿入力装置10からの原稿情報の読み
込みを行い、画像データを得てCRT8に表示する。
【0043】また、プリント作成システム1はデータ蓄
積手段71を備え、データ蓄積手段71に画像データと
それに対応する注文情報(どの駒の画像から何枚プリン
トを作成するかの情報、プリントサイズの情報等)とを
記憶し順次蓄積する。フィルムスキャナ部9からは、ア
ナログカメラにより撮影されたネガフィルムを現像して
得られる現像済のネガフィルムNからの駒画像が入力さ
れ、反射原稿入力装置10からは駒画像を印画紙に焼き
付けて現像処理したプリントPからの駒画像が入力され
る。
【0044】また、制御部7は、画像処理部70を有
し、この画像処理部70で画像データを画像処理して露
光用画像データを形成し、露光処理部4に送る。露光処
理部4では、感光材料に画像の露光が行われ、この感光
材料をプリント作成部5に送り、プリント作成部5で露
光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントを作
成する。
【0045】このプリント作成システム1には、デジタ
ルカメラにより撮像して記憶されたPCカード13aや
フロッピーディスク13bの駒画像情報を読み出して転
送する画像転送部14が備えられている。この画像転送
部14には、画像転送手段30としてPCカード用アダ
プタ、フロッピーディスク用アダプタ等が設けられてい
る。PCカード用アダプタ14aにPCカード13aを
差し込み、またはフロッピーディスク用アダプタ14b
にフロッピーディスク13bを差し込み、PCカード1
3aやフロッピーディスク13bに記録された駒画像情
報を読み取りマイクロコンピュータで構成される制御部
7へ転送する。PCカード用アダプタ14aとしては、
例えばPCカードリーダやPCカードスロット等が用い
られる。
【0046】このプリント作成システム1では、通常の
プリントP1、ファイルプリントP2及びインデックス
プリントP3が行なわれる。通常のプリントP1は、1
個の駒画像データを1枚の記録媒体に記録して作成する
ものである。この通常のプリントP1で、例えば所定の
模様を有する背景画像に、所定の合成領域を設定し、こ
の合成領域に1個の駒画像を合成して記録され、フォト
フレームで飾った通常のプリントサイズのプリントP1
を作成するようにしてもよい。このように1個の駒画像
データを1枚の記録媒体のプリントP1に記録すること
で、例えば顧客の注文に応じて財布や定期等に入れたり
することが可能な好みの特殊プリントを作成することが
できる。
【0047】また、ファイルプリントP2は、複数の駒
画像を1枚の大判ファイルの記録媒体に記録して作成す
るものである。このファイルプリントP2でも例えば、
所定の模様を有する背景画像に、例えば3箇所〜10箇
所に合成領域を設定し、この3箇所の合成領域にそれぞ
れ1個の駒画像が合成して記録するようにしてもよい。
また、ファイルプリントP2では、背景の中に切り取り
線を記録してもよく、この切り取り線によって容易に、
かつ奇麗に切断して財布や定期等に入れたりすることが
可能な好みの特殊プリントを作成することができる。
【0048】インデックスプリントP3は、再度のプリ
ント注文等に便利なように所定のサイズに駒画像情報の
全てをプリントするものである。
【0049】このプリント作成システム1には、複数の
駒画像情報を有する記録媒体から、この記録媒体中の駒
画像情報を出力しプリントを作成する際に、記録媒体中
の駒画像情報を磁気記録メディア又は光記録メディアに
書き込む記録メディア書込み部15が備えられている。
記録メディア書込み部15に備えられる書込み手段K
は、データ蓄積手段71に記憶された記録媒体中の駒画
像情報を磁気記録メディア16又は光記録メディア17
に書き込む。
【0050】このプリント作成システム1では、キー操
作による指令に基づき画像処理部70で画像処理するよ
うになっている。即ち、画像処理部70は、画像データ
に対して画像処理を施す画像処理機能を複数有し、この
複数の画像処理機能の中から2以上の画像処理機能を選
択して、画像データに対して選択された画像処理を施
し、この画像処理を施された画像データに基づいて露光
処理部4で露光して、プリント作成部5によりプリント
を作成する。
【0051】フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置
10、さらに画像転送手段30からのデジタル画像のサ
イズにもさまざまなものがあり、画像処理部70では各
種規格サイズのプリントを作成するには拡大・縮小処理
は必須であり、高速での処理が要求される。また、レイ
アウトや任意の場所のトリミングといったようなデジタ
ルならではのサービス要求もあるのでさらにさまざまな
拡大率での拡大・縮小処理が考えられる。
【0052】ところが、たまたま整数倍から少しずれた
倍率での拡大、縮小が行われる場合、画像に存在する周
期パターン(細かい縞模様など)や微妙に傾いたライン
パターン、微細なざらつきパターンなどの分布状況が、
モアレ的な現象を起こし、鮮鋭性、ざらつき、濃度レベ
ルなどで周期的な分布となって画質を著しく劣化させる
障害となる。特にS/ Nが悪く、鮮鋭性の劣化の大き
な画像では、その鮮鋭性補正(強調)により障害が大き
くなる。
【0053】この発明では、補間点がサンプリング点近
傍であった場合でも、周囲のサンプリング値を所定の比
率で補間計算に導入することで中間点と同等な平滑化作
用を与えることを特徴とし、モアレ現象による著しい画
質低下を防止することを目的としたものである。
【0054】ノイズを含む離散データのスケールを非整
数倍に拡大または縮小する場合に、ノイズの偏りを抑制
する高速での補間方法であり、補間係数の自乗和が常に
一定となる補間値の計算方法を採用する。
【0055】請求項1記載の発明は、空間的または時間
的に等間隔にサンプリングされたデータ列のうちの3つ
のサンプリングデータに基づいて、任意の点におけるデ
ータを推定する補間計算方法であり、各データと積和演
算に供される補間係数(推定を行うポイントの座標値の
関数)に関して、それらの補間係数の和がほぼ1で一定
であり、各サンプリング座標値との積和が推定を行うポ
イントの座標値とほぼ等しく、かつ補間係数の自乗和が
この座標値によらず常にほぼ一定である。補間点がサン
プリング点近傍であった場合でも、周囲のサンプリング
値を所定の比率で補間に導入することで中間点と同等な
平滑化作用を与え、鮮鋭性とノイズレベルが共に大きい
部分と小さい部分となることが軽減でき、モアレ現象に
よる著しい画質低下を防止することができる。
【0056】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の任意の点の座標値のデータを推定する補間計算が最
近接のサンプリングデータとその両端のサンプリングデ
ータに基づき、補間係数の自乗和がほぼ1/2であり、
周囲のサンプリング値を所定の比率で補間に導入するこ
とで中間点と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノイズ
レベルが共に大きい部分と小さい部分となることが軽減
でき、モアレ現象による著しい画質低下を防止すること
ができる。
【0057】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明のサンプリング間隔を1とした場合の最近接サンプリ
ング点からの補間点の変位xを−1/2≦x<1/2ま
たは−1/2<x≦1/2とし、最近接サンプリング点
のサンプリング値をz2、その両端のサンプリング値の
うち、変位が−1のものをz1、変位が+1のものをz3
とした場合、補間推定値zを求める補間式を とし、補間推定値zを求める補間式を用いることで、高
速でモアレ現象による著しい画質低下を防止することが
できる。
【0058】請求項4記載の発明は、空間的または時間
的の複数の方向それぞれに等間隔にサンプリングされた
n次元データのうちの3n個のデータに基づいて、任意
の点におけるデータを推定する補間計算方法であり、各
データと積和演算に供される補間係数(推定を行うポイ
ントの座標値関数)に関して、全ての値がほぼ0以上1
以下の範囲にあり、それらの和がほぼ1で一定であり、
各サンプリング座標値との積和が推定を行うグ座標値と
の積和が推定を行うポイントの座標値にほぼ等しく、か
つ補間係数の自乗和がこの座標値によらず常にほぼ一定
(1/2n)であり、高速でモアレ現象による著しい画
質低下を防止することができる。
【0059】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の任意の点の座標値のデータを推定する補間計算が最
近接のサンプリングデータとその周囲のサンプリングデ
ータ(各方向毎の最近接座標値と両隣の座標値の全ての
組み合わせの座標の範囲のサンプリングデータ)に基づ
き、補間係数の自乗和がほぼ1/2nであり、高速でモ
アレ現象による著しい画質低下を防止することができ
る。
【0060】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明の各方向に対してサンプリング間隔を1で一定とした
場合の最近接サンプリング点からの補間点の変位をxi
(−1/2≦xi<1/2または−1/2<xi≦1/
2、1≦i≦n)とし、 と表したとき、各サンプリング点に対応する補間係数
が、最近接サンプリング点からの各方向の変位に応じ
て、i番目の座標についての変位が−1の場合Xi1、変
位が0の場合Xi2、変位が+1の場合Xi3とし全方向に
関して乗じたものであって、補間式が各サンプリング値
と前記補間係数の積和であり、高速でモアレ現象による
著しい画質低下を防止することができる。
【0061】請求項7記載の発明は、空間的または時間
的の複数の方向それぞれに等間隔にサンプリングされた
n次元データのうちの2n+1個のデータに基づいて、
任意の点におけるデータを推定するデータ補間方法であ
り、各データと積和演算に供される推定を行なうポイン
トの座標値の補間係数(推定を行うポイントの座標値の
関数)に関して、それらの和がほぼ1で一定であり、各
サンプリング座標値との積和が推定を行なうポイントの
座標値にほぼ等しく、かつ補間係数の自乗和がこの座標
値によらず常にほぼ一定(1/2)であり、高速でモア
レ現象による著しい画質低下を防止することができる。
【0062】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の任意の点の座標値のデータを測定する補間計算が最
近接のサンプリングデータと各方向毎にこのサンプリン
グデータと隣接する両隣のサンプリングデータに基づ
き、補間係数の自乗和がほぼ1/2nであり、高速でモ
アレ現象による著しい画質低下を防止することができ
る。
【0063】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明のサンプリングデータが2次元的にサンプリングされ
たデータであって、各方向に関してサンプリング間隔を
1とした場合の最近接サンプリング点からの補間点の変
位をそれぞれx、yで−1/2≦x、y<1/2または
−1/2<x、y≦1/2とし、 と表したとき、最近接画像のサンプリング値z0、y方
向に−1変位した点のサンプリング値z1、x方向に−
1変位した点のサンプリング値をz2、x方向に+1変
位した点のサンプリング値をz3、y方向に−1変位し
た点のサンプリング値z4により補間式が z=(1−2Kx−2Ky)z0+(Ky−y/2)z1
(Kx−x/2)z2+(Kx−x/2)z3+(Ky−y
/2)z4 と表され、前記補間式を用いることで、高速でモアレ現
象による著しい画質低下を防止することができる。
【0064】請求項10記載の発明は、 請求項4乃至
請求項9記載の発明のサンプリングデータが各次元方向
毎に等間隔にサンプリングされた2次元データ(静止画
像データのラスタデータ)であり、拡大・縮小(解像度
変換)処理に伴う各画素の補間計算であり、拡大・縮小
処理に伴うノイズの偏りを抑制し高速での補間を行ない
画質低下を防止することができる。
【0065】請求項11記載の発明は、 請求項1乃至
請求項10記載の発明で予め、近接サンプリング点で囲
まれる各領域を有限の区画に分割し、各区画の代表値に
対する補間係数をテーブル化し、実際の補間計算時には
補間点の区画判別と、この区画の係数テーブルを参照し
た積和演算により補間計算を行い、高速でモアレ現象に
よる著しい画質低下を防止することができる。
【0066】請求項12記載の発明は、請求項10及び
請求項11記載の発明記載の発明の補間法処理で拡大・
縮小処理し、ハロゲン化銀感光材料へ記録を行うこと
で、拡大・縮小処理に伴うノイズの偏りを抑制し高速で
の補間を行ない画質低下を防止することができる。 [実施例]比較例として線形補間法について説明する。
【0067】この線形補間法では、補間ポイントTの左
上領域の最近接のサンプリング点をS11としその周囲の
サンプリング点を図3のように定める。S11を原点とす
る座標系を定め、各サンプリング点Sj1(i=1〜2)
の水平方向の座標値をxj1(xj1=0、xj2=+1)、
垂直方向の座標値をyj1(y1i=0、y2i=+1)と
し、各サンプリング値をzjiで表す。また、補間ポイン
トの水平座標をx、垂直座標をy、補間値をzで表す。
ここで としたとき、補完式を とする。上式において、任意のx、yに対して が成り立つ。
【0068】次に、この発明の平滑化作法均等補間法
(その1)について説明する。
【0069】補間ポイントTの最近接のサンプリング点
をS22としその周囲のサンプリング点を図4のように定
める。S22を原点とする座標系を定め、各サンプリング
点S ji(i=1〜3、j=1〜3)の水平方向の座標値
をxji(xji=−1、xj2=0、xj3=+1)、垂直方
向の座標値をyji(yji=−1、yj2=0、yj3=+
1)とし、各サンプリング値をzjiで表す。また、補間
ポイントの水平座標をx、補間値をzで表す。ここで、 としたとき、補完式を とする。上式において、任意のx、yに対して が成り立つ。
【0070】次に、この発明の平滑化作法均等補間法
(その2)について説明する。
【0071】補間ポイントTの最近接のサンプリング点
をS22としその周囲のサンプリング点を図5のように定
める。S22を原点とする座標系を定め、各サンプリング
点S ji(i=1〜3、j=1〜3)の水平方向の座標値
をxji(xji=−1、xj2=0、xj3=+1)、垂直方
向の座標値をyji(yji=−1、yj2=0、yj3=+
1)とし、各サンプリング値をzjiで表す。また、補間
ポイントの水平座標をx、補間値をzで表す。ここで、 としたとき、補完式を とする。上式において、任意のx、yに対して が成り立つ。
【0072】拡大倍率1.05倍によるプリントの評価
結果を示すと、比較例として線形補間法では、処理時間
は短いが、モアレの発生が著しく、ノイズレベルの高い
画像での格子模様を視認可能である。また、この発明の
実施例の平滑化作法均等補間法(その1)では、処理時
間はやや長くなるが、モアレの発生が緩和され、ノイズ
レベルの高い画像での格子模様がほぼ消失した。また、
この発明の実施例の平滑化作法均等補間法(その2)で
は、処理時間はさらにやや長くなるが、モアレの発生が
ほぼ消失し、ノイズレベルの高い画像での格子模様もほ
ぼ消失した。
【0073】
【発明の効果】前記したように、 請求項1に記載の発
明では、各データと積和演算に供される推定を行なうポ
イントの座標値の補間係数に関して、それらの和がほぼ
一定であり、かつ補間係数の自乗和が座標値によらず常
にほぼ一定であるから、補間点がサンプリング点近傍で
あった場合でも、周囲のサンプリング値を所定の比率で
補間に導入することで中間点と同等な平滑化作用を与
え、鮮鋭性とノイズレベルが共に大きい部分と小さい部
分となることが軽減でき、モアレ現象による著しい画質
低下を防止することができる。
【0074】請求項2に記載の発明では、任意の点の座
標値のデータを推定する補間が最近接のサンプリングさ
れたデータと、その両端のサンプリングのデータに基づ
き、補間係数の自乗和がほぼ1/2であり、周囲のサン
プリング値を所定の比率で補間に導入することで中間点
と同等な平滑化作用を与え、鮮鋭性とノイズレベルが共
に大きい部分と小さい部分となることが軽減でき、モア
レ現象による著しい画質低下を防止することができる。
【0075】請求項3に記載の発明では、補間推定値z
を求める補間式を用いることで、高速でモアレ現象によ
る著しい画質低下を防止することができる。
【0076】請求項4に記載の発明では、各データと積
和演算に供される推定を行なうポイントの座標値の補間
係数に関して、全ての値がほぼ0以上1以下の範囲にあ
り、かつ補間係数の自乗和が座標値によらず常にほぼ一
定であり、高速でモアレ現象による著しい画質低下を防
止することができる。
【0077】請求項5に記載の発明では、任意の点の座
標値のデータを推定する補間が最近接のサンプリングデ
ータとその周囲のサンプリングデータに基づき、補間係
数の自乗和がほぼ1/2nであり、高速でモアレ現象に
よる著しい画質低下を防止することができる。
【0078】請求項6に記載の発明では、各サンプリン
グ点に対応する補間係数が、最近接サンプリング点から
の各方向の変位に応じて、i番目の座標についての変位
が−1の場合Xi1、変位が0の場合Xi2、変位が+1の
場合Xi3とし全方向に関して乗じたものであって、補間
式が各サンプリング値と補間係数の積和であり、高速で
モアレ現象による著しい画質低下を防止することができ
る。
【0079】請求項7に記載の発明では、各データと積
和演算に供される推定を行なうポイントの座標値の補間
係数に関して、それらの和がほぼ一定であり、かつ補間
係数の自乗和が座標値によらず常にほぼ一定であり、高
速でモアレ現象による著しい画質低下を防止することが
できる。
【0080】請求項8に記載の発明では、任意の点の座
標値のデータを測定する補間が最近接のサンプリングデ
ータと各方向毎にサンプリングデータと隣接する両隣の
サンプリングデータに基づき、補間係数の自乗和がほぼ
1/2nであり、高速でモアレ現象による著しい画質低
下を防止することができる。
【0081】請求項9に記載の発明では、最近接画像の
サンプリング値z0、y方向に−1変位した点のサンプ
リング値z1、x方向に−1変位した点のサンプリング
値をz2、x方向に+1変位した点のサンプリング値を
3、y方向に−1変位した点のサンプリング値z4によ
り補間推定値zを求める補間式を用いることで、高速で
モアレ現象による著しい画質低下を防止することができ
る。
【0082】請求項10に記載の発明では、サンプリン
グデータが各次元方向毎に等間隔にサンプリングされた
2次元データであり、拡大・縮小処理に伴う各画素の補
間であり、拡大・縮小処理に伴うノイズの偏りを抑制し
高速での補間を行ない画質低下を防止することができ
る。
【0083】請求項11に記載の発明では、予め、近接
サンプリング点で囲まれる各領域を有限の区画に分割
し、各区画の代表値に対する補間係数をテーブル化し、
実際の補間時には補間点の区画判別とこの区画の係数テ
ーブルを参照した積和演算により補間を行うことで、高
速でモアレ現象による著しい画質低下を防止することが
できる。
【0084】請求項12に記載の発明では、補間処理で
拡大・縮小処理し、ハロゲン化銀感光材料へ記録を行う
ことで、拡大・縮小処理に伴うノイズの偏りを抑制し高
速での補間を行ない画質低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント作成システムの斜視図である。
【図2】プリント作成システムの概略構成図である。
【図3】比較例として線形補間法について説明する図で
ある。
【図4】平滑化作法均等補間法(その1)について説明
する図である。
【図5】平滑化作法均等補間法(その2)について説明
する図である。
【符号の説明】
1 プリント作成システム 4 露光処理部 5 プリント作成部 7 制御部 8 CRT 9 フィルムスキャナ部 10 反射原稿入力装置 12 情報入力手段 14 画像転送部 30 画像転送手段 70 画像処理部 71 データ蓄積手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空間的または時間的に等間隔にサンプリン
    グされたデータ列のうちの複数のサンプリングデータに
    基づいて、任意の点におけるデータを推定するデータ補
    間方法であり、各データと積和演算に供される推定を行
    なうポイントの座標値の補間係数に関して、それらの和
    がほぼ一定であり、かつ補間係数の自乗和が前記座標値
    によらず常にほぼ一定であることを特徴とするデータ補
    間方法。
  2. 【請求項2】前記任意の点の座標値のデータを推定する
    補間が最近接のサンプリングされたデータと、その両端
    のサンプリングのデータに基づき、補間係数の自乗和が
    ほぼ1/2であることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ補間方法。
  3. 【請求項3】サンプリング間隔を1とした場合の最近接
    サンプリング点からの補間点の変位xを−1/2≦x<
    1/2または−1/2<x≦1/2とし、最近接サンプ
    リング点のサンプリング値をz2、その両端のサンプリ
    ング値のうち、変位が−1のものをz1、変位が+1の
    ものをz3とした場合、補間推定値zを求める補間式を とすることを特徴とする請求項2に記載のデータ補間方
    法。
  4. 【請求項4】空間的または時間的の複数の方向それぞれ
    に等間隔にサンプリングされたn次元データのうちの3
    n個のデータに基づいて、任意の点におけるデータを推
    定するデータ補間方法において、各データと積和演算に
    供される推定を行なうポイントの座標値の補間係数に関
    して、全ての値がほぼ0以上1以下の範囲にあり、かつ
    補間係数の自乗和が前記座標値によらず常にほぼ一定で
    あることを特徴とするデータ補間方法。
  5. 【請求項5】前記任意の点の座標値のデータを推定する
    補間が最近接のサンプリングデータとその周囲のサンプ
    リングデータに基づき、補間係数の自乗和がほぼ1/2
    nであることを特徴とする請求項4に記載のデータ補間
    方法。
  6. 【請求項6】各方向に対してサンプリング間隔を1とし
    た場合の最近接サンプリング点からの補間点の変位をx
    i(−1/2≦xi<1/2または−1/2<xi≦1/
    2、1≦i≦n)とし、 と表したとき、各サンプリング点に対応する補間係数
    が、最近接サンプリング点からの各方向の変位に応じ
    て、i番目の座標についての変位が−1の場合Xi1、変
    位が0の場合Xi2、変位が+1の場合Xi3とし全方向に
    関して乗じたものであって、補間式が各サンプリング値
    と前記補間係数の積和であることを特徴とする請求項5
    に記載のデータ補間方法。
  7. 【請求項7】空間的または時間的の複数の方向それぞれ
    に等間隔にサンプリングされたn次元データのうちの2
    n+1個のデータに基づいて、任意の点におけるデータ
    を推定するデータ補間方法であり、各データと積和演算
    に供される推定を行なうポイントの座標値の補間係数に
    関して、それらの和がほぼ一定であり、かつ補間係数の
    自乗和が前記座標値によらず常にほぼ一定であることを
    特徴とするデータ補間方法。
  8. 【請求項8】前記任意の点の座標値のデータを測定する
    補間が最近接のサンプリングデータと各方向毎に前記サ
    ンプリングデータと隣接する両隣のサンプリングデータ
    に基づき、補間係数の自乗和がほぼ1/2nであること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ補間方法。
  9. 【請求項9】サンプリングデータが2次元的にサンプリ
    ングされたデータであって、各方向に関してサンプリン
    グ間隔を1とした場合の最近接サンプリング点からの補
    間点の変位をそれぞれx、yで−1/2≦x、y<1/
    2または−1/2<x、y≦1/2とし、 と表したとき、最近接画像のサンプリング値z0、y方
    向に−1変位した点のサンプリング値z1、x方向に−
    1変位した点のサンプリング値をz2、x方向に+1変
    位した点のサンプリング値をz3、y方向に−1変位し
    た点のサンプリング値z4により補間式が z=(1−2Kx−2Ky)z0+(Ky−y/2)z1
    (Kx−x/2)z2+(Kx−x/2)z3+(Ky−y
    /2)z4 と表されることを特徴とする請求項8に記載のデータ補
    間方法。
  10. 【請求項10】前記サンプリングデータが各次元方向毎
    に等間隔にサンプリングされた2次元データであり、拡
    大・縮小処理に伴う各画素の補間であることを特徴とす
    る請求項4乃至請求項9のいずれか1項に記載のデータ
    補間方法。
  11. 【請求項11】予め、近接サンプリング点で囲まれる各
    領域を有限の区画に分割し、各区画の代表値に対する補
    間係数をテーブル化し、実際の補間時には補間点の区画
    判別とこの区画の係数テーブルを参照した積和演算によ
    り補間を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項10
    のいずれか1項に記載のデータ補間方法。
  12. 【請求項12】前記請求項10または請求項11のデー
    タ補間方法による補間処理で拡大・縮小処理し、ハロゲ
    ン化銀感光材料へ記録を行うことを特徴とする画像形成
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102266A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 株式会社ニューフレアテクノロジー 画像補正装置、パターン検査装置、及び画像補正方法

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