JP2001042910A - 作業ロボットのティーチングデータ修正方法 - Google Patents
作業ロボットのティーチングデータ修正方法Info
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Abstract
際、旧ツールによる作業点の位置および姿勢を保持し、
旧ツールに対する旧ティーチングデータを新ツールに対
する新ティーチングデータに容易且つ自動的に修正す
る。 【解決手段】旧ツールの形状パラメータおよび旧ティー
チングデータを用いて作業ロボットの作業点の位置・姿
勢データを求め(ステップS3)、新ツールを装着した
場合において、前記位置・姿勢データを保存したツール
フレームの新位置・座標データを、新ツールの形状パラ
メータおよび前記位置・姿勢データを用いて求め(ステ
ップS4)、前記新位置・姿勢データから新ティーチン
グデータを求める(ステップS5)。
Description
ールフレームに装着されている旧ツールを新ツールに変
更する際のティーチングデータの修正方法に関する。
して加工等の所望の処理を遂行する作業ロボットが多用
されている。この場合、前記作業ロボットに対するティ
ーチングは、通常、ティーチングボックス等を用いて作
業者が作業ロボットを動作させ、その動作を記憶させて
実現する、いわゆる、ティーチングプレイバック方式に
よって行われるのが一般的であった。
ック方式では、動作教示中、生産設備を停止させなけれ
ばならず、従って、その分、生産効率が低下する不具合
が指摘されていた。
て、コンピュータ上に作業ロボットを含む生産設備のシ
ミュレーションモデルを構築し、そのモデルを動作させ
ることによりティーチングデータの作成作業を行う、い
わゆる、オフラインティーチング装置が開発されてい
る。このオフラインティーチング装置によって作成され
たティーチングデータは、現場の作業ロボットに供給さ
れて最終的な動作調整が行われる。
ている間、生産設備の動作を停止させる必要がないた
め、その分、稼働率が低下する事態を回避することがで
きる。
おいて生産される製品、機種が多品種混在する場合に
は、作業ロボットのツールフレームに装着されるツール
(エンドエフェクタ)を、生産する品種に応じて変更す
る必要がある。すなわち、生産する品種によっては、作
業点や干渉物の変更によりツールを目的とする作業位置
に移動させることができなくなってしまう場合があるか
らである。
生産において使用されていたティーチングデータを修正
し、新たなツールに基づいたティーチングデータを作成
する必要がある。
人手によりティーチングデータを修正していたため、修
正作業にかなりの時間を要し、また、その間、現場の生
産設備を一時的に停止させなければならないことから、
この作業を休日中の作業とすることが多く、生産現場に
おける工数増加の不具合が指摘されていた。
なされたもので、作業ロボットの旧ツールを新ツールに
変更する際、旧ツールによる作業点の位置および姿勢を
保持し、旧ツールに対する旧ティーチングデータを新ツ
ールに対する新ティーチングデータに容易且つ自動的に
修正することのできる作業ロボットのティーチングデー
タ修正方法を提供することを目的とする。
めに、本発明は、作業ロボットのツールフレームに装着
されている旧ツールを新ツールに変更する際のティーチ
ングデータの修正方法において、前記旧ツールが装着さ
れているときの旧ティーチングデータから、前記ツール
フレームの旧位置・姿勢データを求めるステップと、前
記旧位置・姿勢データと前記旧ツールの形状パラメータ
とから、前記作業ロボットによる作業点の位置・姿勢デ
ータを求めるステップと、前記作業点の位置・姿勢デー
タを保存すべく、前記位置・姿勢データと前記新ツール
の形状パラメータとから、前記ツールフレームの新位置
・姿勢データを求めるステップと、前記ツールフレーム
を前記新位置・姿勢データに設定すべく、前記旧ティー
チングデータを修正して新ティーチングデータを求める
ステップと、を有することを特徴とする。
び新ツールの形状パラメータを用いて、旧ティーチング
データを新ティーチングデータに自動修正することがで
きる。
トのティーチングデータ修正方法が適用される生産設備
の構成を示す。
であるワークWが位置決め載置される。また、作業台1
0の側部には、ワークWに対して所定の作業を行うため
の作業ロボット14が設置される。
に装着されワークWに対して所定の作業を行うツール1
6を備えた多軸ロボットにより構成されており、その動
作は、ロボットコントローラ18に記憶されたティーチ
ングデータに基づいて制御される。なお、このティーチ
ングデータは、コンピュータ上に設定された当該生産設
備のシミュレーションモデルに従って設定されたティー
チングデータにより、オフラインティーチングで作成さ
れたものである。
29が接続される。処理装置29は、ロボットコントロ
ーラ18との間でティーチングデータを出し入れ(ダウ
ンロード、アップロード)する機能と、作業ロボット1
4の各軸の位置および姿勢を演算する機能とを有するも
のであり、パーソナルコンピュータ(PC)等によって
構成される。
データ修正方法が適用される生産設備は、基本的には以
上のように構成されている。
品、機種が変更となり、それに伴い、作業点の位置およ
び姿勢はそのままとして、作業ロボット14のツールフ
レーム15に装着されているツール16(以下、これを
旧ツールという。)を新ツールに変更する必要が生じた
場合におけるティーチングデータの修正方法につき、図
2のフローチャートに従って説明する。
メータで定義され、新ツールは、図4に示す形状パラメ
ータで定義されるものとする。すなわち、旧ツールは、
図3に示すXYZ直交3軸座標系で表されるツールフレ
ーム15に対して、オフセット量(Tx1,Ty1,T
z1)からなる形状パラメータで定義され、作業点(T
CP)19での作業方向は、例えば、ツールフレーム1
5のXYZ直交3軸座標系の−Y方向に設定されてい
る。また、新ツールは、図4に示すXYZ直交3軸座標
系で表されるツールフレーム15に対して、オフセット
量(Tx2,Ty2,Tz2)からなる形状パラメータ
で定義され、作業点(TCP)19での作業方向は、例
えば、ツールフレーム15のXYZ直交3軸座標系の+
X方向に設定されている。
から処理装置29に対し、旧ツールが装着されている場
合の旧ティーチングデータをアップロードする(ステッ
プS1)。
ラメータおよび新ツールの形状パラメータを入力する
(ステップS2)。この場合、旧ツールおよび新ツール
の形状パラメータが図3および図4で表されるとき、こ
れらのパラメータは、オフセット量(Tx1,Ty1,
Tz1)、(Tx2,Ty2,Tz2)を用いて、
1]、[Ta2]で定義される。
ラメータを表す変換マトリックス[Ta1]と、旧ツー
ルが装着されている場合のティーチングデータ(以下、
旧ティーチングデータという。)とに基づき、旧ツール
による作業点19の位置・姿勢データを求める(ステッ
プS3)。
(以下、旧位置・姿勢データという。)は、作業ロボッ
ト14の各軸の旧ティーチングデータから求めることが
できる。この旧位置・姿勢データを、作業ロボット14
の原点を基準とする変換マトリックス[T6]で表し、
旧ツールの変換マトリックス[Ta]の一般式を、
の位置・姿勢データは、
求められる。なお、この変換マトリックス[S]におい
て、nSx,nSy,nSz,oSx,oSy,oS
z,ASx,ASy,ASzの各成分は、作業点19の
姿勢データであり、PSx,PSy,PSzは、作業点
19の位置データである。
ム15に対して、図3に示す旧ツールが取り付けられて
いるときの作業点の変換マトリックス[S]は、
15に新ツールを装着し、処理装置29により作業点1
9の位置および姿勢を維持した状態におけるツールフレ
ーム15の新位置・姿勢データを求める(ステップS
4)。この新位置・姿勢データを変換マトリックス[T
6′]で表すと、 [S]=[Ta1]・[T6]=[Ta2]・[T6′] …(6) の関係が成り立つ。従って、新位置・姿勢データは、 [T6′]=[Ta2]-1・[S] =[Ta2]-1・[Ta1]・[T6] …(7) として求められる。
マトリックス[T6′]から、各軸の新ティーチングデ
ータを求め(ステップS5)、この新ティーチングデー
タを処理装置29からロボットコントローラ18にダウ
ンロードする(ステップS6)。
作業ロボット14を変位させたときのツールフレーム1
5と、以上のようにして修正された新ティーチングデー
タに基づいて作業ロボット14を変位させたときのツー
ルフレーム15との関係を示したものである。この場
合、作業点19は、旧ツールと新ツールとの間で位置お
よび姿勢(作業方向)が保持された状態となる。
の形状変更等に伴い作業ロボットの旧ツールを新ツール
に変更する際、旧ツールによる作業点の位置および姿勢
を保持したままで、旧ツールに対する旧ティーチングデ
ータを新ツールに対する新ティーチングデータに容易且
つ自動的に修正することができる。従って、ツールの変
更に際して再度ティーチング作業を行う必要がなく、短
時間で新ティーチングデータが得られるため、例えば、
ツール変更による製造ラインの稼働率の低下を最小限と
することができる。
タ修正方法が適用される生産設備の全体構成を示す図で
ある。
ティーチングデータ修正方法の手順を示すフローチャー
トである。
装着される旧ツールの説明図である。
装着される新ツールの説明図である。
タ修正方法において、作業点の位置および姿勢を一致さ
せた場合のツールフレームの位置関係の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】作業ロボットのツールフレームに装着され
ている旧ツールを新ツールに変更する際のティーチング
データの修正方法において、 前記旧ツールが装着されているときの旧ティーチングデ
ータから、前記ツールフレームの旧位置・姿勢データを
求めるステップと、 前記旧位置・姿勢データと前記旧ツールの形状パラメー
タとから、前記作業ロボットによる作業点の位置・姿勢
データを求めるステップと、 前記作業点の位置・姿勢データを保存すべく、前記位置
・姿勢データと前記新ツールの形状パラメータとから、
前記ツールフレームの新位置・姿勢データを求めるステ
ップと、 前記ツールフレームを前記新位置・姿勢データに設定す
べく、前記旧ティーチングデータを修正して新ティーチ
ングデータを求めるステップと、 を有することを特徴とする作業ロボットのティーチング
データ修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11217868A JP2001042910A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 作業ロボットのティーチングデータ修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11217868A JP2001042910A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 作業ロボットのティーチングデータ修正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042910A true JP2001042910A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16711038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11217868A Pending JP2001042910A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 作業ロボットのティーチングデータ修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001042910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1302319C (zh) * | 2001-03-22 | 2007-02-28 | 三星电子株式会社 | 去除波纹现象的方法、lcd组件和光供给单元及制造方法 |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP11217868A patent/JP2001042910A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1302319C (zh) * | 2001-03-22 | 2007-02-28 | 三星电子株式会社 | 去除波纹现象的方法、lcd组件和光供给单元及制造方法 |
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