JP2001042666A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
転写材であっても濃度ムラ等の画質の劣化がなく、しか
も画像の伸縮のない良好な2次転写を行うことができる
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 中間転写ベルト100は、ポリウレタン
ゴムからなる弾性導電体101と、該弾性導電体101
に埋設されたナイロンコードからなる非弾性心線102
と、フッ素系樹脂を含む表面コート層103とにより構
成されている。上記中間転写ベルト100は弾性を有す
るので、転写材の表面凹部に対して弾性導電体101が
弾性変形してトナーを良好に転写する。また、周方向に
伸縮することがないので、2次転写で画像が伸縮するこ
とがない。
Description
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、表
面に静電潜像を形成する像担持体と、該像担持体上の静
電潜像を現像剤で現像する現像装置と、該現像装置で現
像された該像担持体上のトナー像が転写される中間転写
体と、該中間転写体に転写されたトナー像が転写される
転写材とを備え、該像担持体上のトナー像を該中間転写
体上に転写する1次転写と、該中間転写体上のトナー像
を該転写材上に転写する2次転写とを行う画像形成装置
に関するものである。
れた静電潜像を帯電粒子であるトナーで現像する湿式現
像装置と、中間転写体とを備え、トナー濃度を高めに設
定した高濃度・高粘度の現像剤を用いた湿式画像形成装
置が提案されている。また、トナーが固体(粉体)の乾
式現像剤を用いる乾式現像装置と、中間転写体とを備え
た乾式画像形成装置が提案されている。これらの画像形
成装置では、像担持体としての感光体ドラム上に形成さ
れたトナー像を中間転写体として例えば中間転写ベルト
に1回、あるいは複数回転写し(1次転写)、上記中間
転写ベルト上のトナー像を転写材に一括転写する(2次
転写)。図8は、上記乾式画像形成装置における2次転
写の一例の説明図である。中間転写体2上には、例えば
トナー粒径が7〜10μm、トナー膜厚が20〜30μ
mのトナー像Tが転写されており、このトナー像Tを転
写材Pに静電力によって転写する。
体としては、熱可塑性物質を遠心成型法によって無端ベ
ルト状に形成したものが知られている。また、樹脂材料
を射出成型機によって金型に射出して無端ベルト状に形
成したものも考えられる。これらの方法によって形成さ
れた無端ベルトは、そのまま中間転写ベルトとして用い
られたり、ドラムに巻き付けて中間転写ドラムとして用
いられたりする。上記中間転写体は、上記転写材として
コート紙(塗工紙)のように表面が平滑な転写材に対し
ては、良好な2次転写を行うことができ、高画質な画像
を得ることができる。
として普通紙を用いた場合には、該普通紙の表面は完全
には平滑ではなく、数十μmの凹部が存在しているた
め、該凹部に対してトナー像の転写が不十分となり、濃
度ムラ等の画質の劣化が発生するという不具合を有して
いた。この不具合は、液体現像剤を用いる湿式画像形成
装置で顕著である。上記熱可塑性物質や樹脂材料からな
る中間転写体の表面は硬度が大きくて硬いため、上記普
通紙の表面に形成された凹部に、該中間転写体の表面が
追従するのが困難となり、2次転写不良が発生するもの
である。図9は、塗工紙、上質紙、更紙(ざらがみ)の
各紙種について表面のくぼみ深さの分布(確率密度)の
関係を示したグラフである。塗工紙ではくぼみ深さが小
さいのに対し、上質紙や更紙といった非塗工紙ではくぼ
み深さが大きいことが判る。乾式PPCで用いられてい
るような非塗工紙は表面に紙の繊維がそのまま現れるか
なりラフな表面を持つ。非塗工紙の繊維径はφ10〜5
0μmほどあり、繊維と繊維の間の空隙は平均的なピッ
チで30〜50μm、深さは10〜30μmほどある。
一般的に表面が平滑な紙ほど転写性がよく、平滑度が下
がるにつれて画像のボソツキなど転写不良が見られるよ
うになる。
決するために、ゴム弾性体の表面を有するブランケット
と呼ばれる中間転写体をドラムに巻きつけ、このブラン
ケットに版からインクを一度転移させ、さらに圧力をか
けて転写材にインクを再転写させる方式が広く用いられ
ている(オフセット印刷)。図10は、このオフセット
印刷の説明図である。ブランケット3には2〜4μmの
膜厚のインク4が転移されており、このブランケット3
に約100N/cm2の圧力を掛けて転写材Pにインク
4を再転写する。転写材Pへの再転写の際にブランケッ
ト3表面のゴム弾性体が転写材Pの凹部に追従しインク
4が良好に再転写される。電子写真分野においても、中
間転写体として表面に弾性体を有するものを使用する方
式が提案されている。しかし、中間転写体として、該中
間転写体全体がゴム弾性体からなる無端ベルトを用いる
と、該無端ベルトの張力の変動により中間転写体上の画
像が伸縮を起こし、特にカラー画像が色ずれを起こすと
いう問題があった。
であり、その目的とするところは、普通紙のように表面
に凹部を有し平滑でない転写材であっても濃度ムラ等の
画質の劣化がなく、しかも画像の伸縮のない良好な2次
転写を行うことができる画像形成装置を提供することで
ある。
に、請求項1の発明は、表面に静電潜像を形成する像担
持体と、該像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現
像装置と、該現像装置で現像された該像担持体上のトナ
ー像が転写される中間転写体と、該中間転写体に転写さ
れたトナー像が転写される転写材とを備え、該像担持体
上のトナー像を該中間転写体上に転写する1次転写と、
該中間転写体上のトナー像を該転写材上に転写する2次
転写とを行う画像形成装置であって、上記中間転写体
は、ベルト形状であり、ベルト周方向に対しては伸縮性
を有しないが、少なくとも表面部は弾性を有する部材で
構成し、上記2次転写で圧力をかけることを特徴とする
ものである。
間転写体は、ベルト周方向に対して伸縮性を有しないの
で、該中間転写体の張力変動がなく、該張力変動に起因
する画像の伸縮を防ぐことができる。また、伸縮性を有
しないことにより、中間転写体のベルト周長精度が向上
するとともに、経時で周方向に伸びることがなく、長期
間に渡って安定した回転が得られる。また、上記中間転
写体の表面部は弾性を有するので、上記普通紙のように
表面に凹部を有し平滑でない転写材であっても、上記2
次転写で圧力をかけることによって、該表面部が弾性変
形して該転写材表面の凹部に追従し上記現像剤を良好に
2次転写することができる。
置において、上記中間転写体は、ゴム弾性体の内部、も
しくは内面側に非弾性体を有することを特徴とするもの
である。
ム弾性体が弾性変形して上記転写材の表面に追従し、良
好な2次転写を行うことができる。また、上記非弾性体
が該ゴム弾性体の延びを防止し、中間転写体のベルト周
方向の伸びを抑えることができる。
置において、上記非弾性体は心線であることを特徴とす
るものである。
線が中間転写体のベルト周方向の伸びを抑える。特に、
上記ゴム弾性体の内部に上記心線を含んだ構成の場合に
は、中間転写体の内面側を該ゴム弾性体とすることがで
きる。これにより、中間転写体を懸架ローラに懸け回し
て使用する場合に、該内面側がゴム弾性体でない場合に
比べ懸架ローラとの摩擦を大きくでき、中間転写体が懸
架ローラから外れにくく安定して回転する。
置において、上記非弾性体はベルト形状であることを特
徴とするものである。
弾性体はベルト形状であるので、該非弾性体が心線の場
合に比べ、該非弾性体の体積を容易に増やすことがで
き、周方向への伸びをより抑えることができる。また、
中間転写体の幅方向の延びを抑えることもできる。
置において、上記非弾性体は導電性を有することを特徴
とするものである。
弾性体は導電性を有するため、該非弾性体に電圧を印加
することで、上記2次転写で転写電界を形成することが
可能になる。特に、2次転写バイアスローラと対向ロー
ラとで、中間転写体を挟み込む構成の場合には、上記非
弾性体が導電性でない場合に比べ、同じ電圧であればよ
り強い転写電界を形成することができる。
像形成装置において、上記中間転写体は、上記非弾性体
のベルト表面に、ゴム弾性体をコーティングして構成さ
れることを特徴とするものである。
間転写体は、上記非弾性体のベルト表面にゴム弾性体を
コーティングして構成されているので、製造が容易とな
る。
4、5または6の画像形成装置において、上記転写材と
現像剤の少なくとも一方に対する粘着性が、上記弾性体
に比べ小さい表面コート層を設けたことを特徴とするも
のである。
面コート層の上記転写材と現像剤の少なくとも一方に対
する粘着性が、上記弾性体に比べ小さい。よって、上記
表面コート層を設けずに、上記弾性体を露出させて用い
る場合に比べ、上記転写材と現像剤の少なくとも一方に
対する分離性が向上する。
4、5、6または7の画像形成装置において、上記中間
転写体を液体電子写真プロセスに用いることを特徴とす
るものである。
体電子写真プロセスは上記中間転写体を用いているの
で、上記普通紙のように表面に凹部を有し平滑でない転
写材であっても濃度ムラ等の画質の劣化がなく、しかも
画像の伸縮のない良好な2次転写を行うことができる。
4、5、6、7または8の画像形成装置において、上記
2次転写の圧力が10N/cm2以上、70N/cm2
以下であることを特徴とするものである。
N/cm2よりも小さすぎると、上記中間転写体の表面
部が上記転写材の表面の凹部に追従して弾性変形せず、
密着性が不十分となり、該転写材に転写された画像にボ
ソツキが多くなる。一方、上記2次転写の圧力が70N
/cm2よりも大きすぎると、上記転写材に転写された
画像に擦れが目立つようになる。この請求項9の画像形
成装置では、上記2次転写の圧力が10N/cm2以
上、70N/cm2以下であるので、上記転写材に転写
された画像にボソツキや擦れがなく良好に2次転写する
ことができる。
装置において、上記2次転写の圧力を切り換える圧力切
り換え手段を有することを特徴とするものである。
紙の場合には、上記2次転写の圧力が高くても、該普通
紙の紙の繊維が上記トナーを保持するため該トナーが該
普通紙の上でつぶれて押し広げられ、ねらいのドット径
よりも広がってしまう現象(以下、「ドットゲイン」と
いう)の発生は少ない。図11(a)、(b)は普通紙
200aに2次転写する場合のトナーTの状態の説明図
である。図11(a)は2次転写中の状態を示し、図1
1(b)は2次転写後の状態を示す。図11(a)に示
すように、中間転写ベルト100表面のトナーTは圧力
が掛けられて普通紙200aに転写される。このとき、
上記2次転写の圧力が高くても、図11(b)に示すよ
うに、上記普通紙200aの紙の繊維(不図示)が上記
トナーTを保持するため該トナーTが該普通紙200a
の上でつぶれて押し広げられることはない。これに対し
て、上記転写材が表面の平滑な塗工紙の場合には、上記
2次転写の圧力が上記普通紙の場合と同じ圧力では、該
塗工紙の紙の繊維が上記トナーを保持できず上記ドット
ゲインが発生する場合がある。図12(a)、(b)は
塗工紙200bに2次転写する場合のトナーTの状態の
説明図である。図12(a)は2次転写中の状態を示
し、図12(b)は2次転写後の状態を示す。図12
(a)に示すように、中間転写ベルト100表面のトナ
ーTは圧力が掛けられて塗工紙200bに転写される。
このとき、上記2次転写の圧力が高いと、図12(b)
に示すように、上記塗工紙200bの表面は平滑なた
め、上記トナーTは該塗工紙200bの上でつぶれて押
し広げられ、ねらいのドット径よりも広がってしまいド
ットゲインが発生する。2次転写前の中間転写ベルト1
00表面のトナーTのドット径をL1、塗工紙200b
に2次転写された後のドット径をL2とすると、L1<
<L2となってしまう。この請求項10の画像形成装置
では、上記2次転写の圧力を切り換えることによって、
上記ドットゲインの発生を防ぐことができる。例えば、
上記転写材が塗工紙の場合に、上記圧力切り換え手段に
よって2次転写の圧力を普通紙に比べて減圧する。上記
圧力切り換え手段としては、例えば加圧ばねとカムとを
設け、該カムを加圧ばねの一端側を押える位置に配設
し、該カムを回転させることによって加圧ばね長を変化
させる手段がある。そして、上記転写材の紙種によっ
て、圧力切り換え手段の圧力を切り換える。なお、上記
転写材の紙種を判別する手段としては、例えば反射型の
光センサを設け転写材の反射強度を測定して判別する手
段や、操作パネルからユーザが紙種を指示する手段など
がある。
4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置にお
いて、2次転写電荷付与手段を有し、上記2次転写で圧
力に加え静電気力をもって転写することを特徴とするも
のである。
静電気力により中間転写体上のトナーを転写材側に移動
させるので、圧力のみによる転写に比べ転写性を向上さ
せることができる。
像形成装置である湿式電子写真複写機(以下「複写機」
という)に適用した一実施形態について説明する。図1
は本実施形態に係る複写機の主要部の概略構成図であ
る。この複写機は、4組の画像形成部1B、1Y、1
M、1C、中間転写ユニット70、転写装置80、定着
装置90、図示しない画像読み取り部、給紙部および制
御部等から構成されている。上記4組の画像形成部1
B、1Y、1M、1Cは、感光体ドラム10B、10
Y、10M、10C、現像装置40B、40Y、40
M、40C等から構成されている。画像形成部1Bの現
像装置40Bのトナーをブラックトナー、画像形成部1
Yの現像装置40Yのトナーをイエロートナー、画像形
成部1Mの現像装置40Mのトナーをマゼンタトナー、
画像形成部1Cの現像装置40Cのトナーをシアントナ
ーとして、各感光体ドラム10B、10Y、10M、1
0Cに対してそれぞれ対応する画像露光を行うことによ
り、フルカラー画像を形成することができる。なお、上
記4組の画像形成部1B、1Y、1M、1Cはそれぞれ
同じ構成となっているので、ブラックトナーを使用する
画像形成部1Bについて説明する。
の感光体ドラム10B、帯電手段としての一様帯電器2
0B、レーザ光LBを照射するレーザ書込装置30、湿
式現像器としての湿式現像ユニット40B、除電手段と
しての除電装置50B、クリーニングブレードを有する
感光体クリーニング装置60B等が配設されている。
持体としての現像ローラ41Bと、液体現像剤を溜める
現像タンク42Bと、該現像タンク42B内の液体現像
剤に浸漬するように配設された汲み上げローラ43B
と、該汲み上げローラ43Bから汲み上げられた液体現
像剤を薄層化して現像ローラ41Bに塗布する計量ロー
ラ44B等から構成されている。上記液体現像剤は絶縁
体溶媒であるキャリア液体中に顕像化粒子であるトナー
粒子が高濃度に分散された高粘度の液体現像剤である。
ローラ71、72、73、74、75、76、これらの
懸架ローラ71、72、73、74、75、76に張架
された中間転写体としての中間転写ベルト100、1次
転写電荷付与手段として、たとえば1次転写バイアスロ
ーラ77B、77Y、77M、77C、及びクリーニン
グブレードを有するクリーニング装置79等から構成さ
れている。
付与手段としての2次転写バイアスローラ81及び該2
次転写バイアスローラ81に接続された図示しない2次
転写電源等から構成されている。
写バイアスローラ77B、77Y、77M、77C、及
び2次転写バイアスローラ81等についてより具体的に
説明する。上記中間転写ベルト100は、懸架部材とし
ての懸架ローラ71、72、73、74、75、76、
及び感光体ドラム10B、10Y、10M、10Cに所
定の張力を有するように張架され、矢印の反時計方向に
回転可能となっている。また、1次転写電荷付与手段と
して、たとえば1次転写バイアスローラ77Bが感光体
ドラム10Bに対向し、この1次転写バイアスローラ7
7Bと感光体ドラム10Bとの間に、中間転写ベルト1
00を挟み込むような配置となっている。上記1次転写
バイアスローラ77Bは、1次転写バイアスを与える電
極ともなっており、該1次転写バイアスローラ77Bに
は図示しない1次転写電源から所定の転写バイアスが印
加される。前記懸架ローラ73に対向して、2次転写電
荷付与手段としての2次転写バイアスローラ81が配設
されており、該2次転写バイアスローラ81は、2次転
写バイアスを与える電極ともなっている。該2次転写バ
イアスローラ81には図示しない2次転写電源から所定
の転写バイアスが印加される。
機の動作について説明する。図1に示すように、感光体
ドラム10Bを矢印方向に回転駆動しながら一様帯電器
20Bで一様帯電した後、レーザ書込装置30からのレ
ーザ光LBを照射して感光体ドラム10B上に静電潜像
を形成する。一方、現像タンク42Bの高粘性液体現像
剤に浸漬されている汲み上げローラ43Bに付着した液
体現像剤は、計量ローラ44Bを介して現像ローラ41
B上に均一、たとえば、0.5〜20μm程度の厚さに
塗布される。そして、上記感光体ドラム10Bに現像ロ
ーラ41Bを接触させ、該感光体ドラム10Bの表面に
形成された静電潜像に液体現像剤中のトナーを電界の力
で移行させて現像し、トナー像を形成する。
ラム10Bを回転し、該感光体ドラム10Bと中間転写
ベルト100とが当接する1次転写部分に移動する。そ
して、該1次転写部分で、上記中間転写ベルト100裏
面に1次転写バイアスローラ77Bを介し、正極性トナ
ーの逆極性である負極性バイアス電圧、たとえば、−3
00〜−500Vを印加し、この印加電圧によって発生
した電界で、上記感光体ドラム10B上のトナー像のト
ナーを、中間転写ベルト100に引き寄せ、該中間転写
ベルト100上に転写する(1次転写)。以下同様に、
イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーを中間
転写ベルト100に転写してフルカラーの画像を形成す
る。
た中間転写ベルト100を回転し、該中間転写ベルト1
00と不図示の給紙部から矢印方向に搬送された転写紙
200とが当接する2次転写部分に移動する。この2次
転写部分において、上記転写紙200裏面に2次転写バ
イアスローラ81を介して、負極性のバイアス電圧、た
とえば−800〜−2000Vを印加し、また、たとえ
ば50N/cm2程度の圧力をかける。この印加電圧に
よって発生した電界による静電気力と圧力とによって、
中間転写ベルト100のトナーを転写紙200に引き寄
せ、該転写紙200に一括転写する(2次転写)。
0は、分離装置85により中間転写ベルト100から分
離され、定着装置90で定着処理がなされた後に装置本
体から排出される。一方、2次転写後の感光体ドラム1
0Bは、除電装置50Bで残留電荷が除電され、その表
面がクリーニング装置60Bよってクリーニングされ、
未転写トナーが回収除去され、次の作像に備える。
して、所定厚さの低抵抗の導電性部材の無端ベルトで、
たとえば厚さが30〜150μmで、ポリイミドやPE
T(ポリエチレンテレフタレート)、PVDF樹脂など
に導電性の物質(カーボンや金属粉等)を一定割合で混
入させたものが用いられていた。ところが、上記転写紙
200として普通紙等の表面の凹部が比較的大きい紙
に、上記従来の材質からなる中間転写ベルト100によ
って2次転写すると、上述したように、中間転写ベルト
100の表面が硬いため普通紙等の表面凹部に追従する
ことができず、転写不良による濃度ムラ等の不具合を生
ずる。そこで、本実施形態に係る中間転写ベルト100
は、普通紙等の表面の凹部に追従するように弾性体を主
として構成し、転写不良が生じないようにした。
100の一例の説明図である。中間転写ベルト100
は、弾性導電体101と、該弾性導電体101に埋設さ
れた非弾性心線102と、表面コート層103とにより
構成された無端ベルトである。上記弾性導電体101
は、たとえばカーボンを分散させたポリウレタンゴムで
構成することができる。この弾性導電体101は、厚さ
が200〜2000μm、体積抵抗率が105〜109
Ωcm、硬度がJISAで15〜80度(Hs)であれ
ば、所定の効果を得ることができる。また、上記非弾性
心線102は、上記弾性導電体101の周方向の延びを
防止するためのものであり、たとえば直径50〜400
μmのナイロンコード、もしくはスチールコードで構成
される。また、上記表面コート層103は、トナー粒子
の離型性を向上させて2次転写性を向上させるととも
に、2次転写後の転写紙200の分離性を向上させるた
めのものである。たとえばフッ素系樹脂を含むコート層
を5〜60μmの厚さにコーティングして形成したもの
である。
例について説明する。まず、ポリウレタンの原料ゴム、
カーボン、加硫剤としてのイオウ、加硫促進剤等を、い
わゆるバンバリー工程によって均一に混合した後、ゴム
押出機もしくはカレンダによるゴムシート形成工程にお
いて、たとえば2mm厚の未加硫ゴムシートを製造す
る。また、コード形成工程において、ナイロンコード、
もしくはスチールコードをリング状に製造する。ここ
で、リング状に製造されたナイロンコード、もしくはス
チールコードの表面にゴムをコーティングしておくこと
によって、未加硫ゴムシートとの密着性を向上させるこ
とができる。そして、無端ベルト成形工程において、上
記ナイロンコード、もしくはスチールコードを、円筒形
状の内型の外周面に所定の間隔で配設し、上記未加硫ゴ
ムシートを巻き付けて無端ベルト状に成形する。内型に
巻き付けられた未加硫ゴムシートの表面に離型剤として
シリコンなどを塗り、外型をかぶせて、内型と外型とを
固定する。
が成形された内型と外型とを加硫缶に入れて所定時間水
蒸気で加熱して加硫する。加硫完了後、外型を外し、内
型から無端ベルト取り外す。そして、表面コート層形成
工程において、上記無端ベルトの外周面にフッ素系樹脂
を層厚5〜60μmの厚さで、たとえばスプレーコータ
ー等でコーティングする。ここで、フッ素系樹脂の密着
性が不十分の場合には、コーティング前処理として無端
ベルトの外周面をシランによって処理し、フッ素系樹脂
の密着性を向上させることもできる。上記工程によって
製造された無端ベルトを所定幅に輪切り加工して、中間
転写ベルト100とする。
ンコード、もしくはスチールコードを、上記円筒形状の
内型の外周面に所定の間隔で配設した後に外型を固定
し、内型と外型との間に、加硫剤として塩化イオウ等を
含んだ液体状の原料ゴムを流し込んで冷加硫により製造
することもできる。
れた弾性導電体101の表面に表面コート層103を形
成した無端ベルトを用いることで、中間転写ベルト10
0の周方向の延びを防止することができる。また、転写
材として普通紙を用いた場合であっても、該普通紙の表
面凹部に対して弾性導電体101が弾性変形しトナーが
転写されるので、良好な2次転写を行うことができ、高
画質な画像を得ることができる。さらに、2次転写後の
中間転写ベルト100と転写紙200との分離性を向上
させることができる。
次転写について説明する。図3は、中間転写ベルト10
0により転写材としての普通紙200aに2次転写して
いる状態を示す図である。中間転写ベルト100上には
トナー粒径が約2μm、トナー膜厚が2〜4μmのトナ
ー像Tが転写されており、該トナー像Tを転写バイアス
による静電力と50N/cm2程度の圧力とによって普
通紙200aに転写する。上記圧力によって中間転写ベ
ルト100を構成する弾性導電体101と表面コート層
103とが、普通紙200aの凹部に追従して弾性変形
するため、普通紙200aに密着しトナー像Tが良好に
転写される。
次転写における加圧力によって転写される画像品質に差
が出ることが判った。普通紙に対して表1に示すような
条件で2次転写を行い、画像品質の評価実験を行った。
像評価の評価結果を示す表である。また、図4は、単位
面積当たりの2次転写加圧力と画質との関係を示すグラ
フである。
/cm2以下ではボソツキの多い画像であったが、10
N/cm2近辺からボソツキ、画像抜けが改善され、2
5N/cm2以上で良好な画像が得られるようになる。
さらに加圧力を上げていくと今度は50N/cm2付近
から画像に部分的な擦れが目立つようになり、加圧力を
さらに上げていくに従い擦れが目立つようになってい
く。但し、70N/cm 2くらいまで擦れはあまり目立
たない。従って、上記加圧力の好ましい範囲としては1
0N/cm2以上、70N/cm2以下、より好ましく
は25N/cm2以上、50N/cm2以下である。
0N/cm2)の2次転写の状態を示す図である。ま
た、図5(b)は加圧力が大きく適正な場合(50N/
cm2)の2次転写の状態を示す図である。図5(a)
に示すように加圧力が小さいと普通紙200aの表面の
凸部にはトナーTが付着するが、凹部へのトナーTの付
着が若干不足する。これに対して、図5(b)に示すよ
うに加圧力が大きく適正な場合には中間転写ベルト10
0が普通紙200aの凹部に追従して弾性変形し、トナ
ーTが紙の目(凹部)を埋める。
ベルト100を用いて、普通紙200aに画像を形成
し、普通紙200aの表面をマイクロデジタルスコープ
で撮影したデジタル写真データをカラープリンタで出力
した参考写真1及び参考写真2の写しを物件提出書に添
付して提出する。参考写真1は、図5(a)に示した加
圧力(10N/cm2)で2次転写した場合の普通紙の
表面の写真(倍率:約44倍)である。また、参考写真
2は、図5(b)に示した加圧力(50N/cm 2)で
2次転写した場合の普通紙の表面の写真(倍率:約44
倍)である。上記参考写真1及び参考写真2において、
青色部分が普通紙に転写されたトナーTを示す。上記参
考写真1から、加圧力が10N/cm2の場合では普通
紙との密着性が若干悪く、該普通紙の凹部(紙の繊維部
分以外の青白い色の部分)にトナーが充分に入っていか
ず、転写性が若干劣ることがわかる。これに対して、上
記参考写真2から、加圧力が50N/cm2の場合では
普通紙との密着性が良く、該普通紙の凹部にトナーが入
り、良好にトナーが転写されていることがわかる。
付与手段として2次転写バイアスローラ81と2次転写
電源とを用いた構成について説明したが、転写紙200
と中間転写ベルト100とを密着させた状態で電荷を付
与できるものであればよい。また、上記中間転写体とし
てベルト状の中間転写ベルト100を用いた構成とした
が、上述の無端ベルトをドラムに巻き付けて中間転写ド
ラムとする構成であってもよい。さらに、本実施形態で
は、湿式電子写真複写機に適用した例について説明した
が、乾式トナーを用いる乾式画像形成装置に適用するこ
ともできる。特に、粒径の細かいトナーを用いる乾式画
像形成装置で有効である。
示すように、弾性導電体101の延びを防止するために
非弾性心線102を用いた構成について説明したが、非
弾性導電体を用いた構成とすることもできる。図6は、
本変形例に係る中間転写ベルト300の説明図である。
中間転写ベルト300は、弾性導電体301と、非弾性
導電体302と、表面コート層303とにより構成され
た無端ベルトである。上記弾性導電体301は、たとえ
ばカーボンを分散させたポリウレタンゴムで構成するこ
とができる。この弾性導電体101は、厚さが200〜
2000μm、体積抵抗率が105〜109Ωcm、硬
度がJISAで15〜80度(Hs)であれば、所定の
効果を得ることができる。また、上記非弾性導電体30
2は、たとえば厚さ30〜75μmのポリイミド樹脂、
もしくは電鋳ニッケル等からなる。また、上記表面コー
ト層303は、トナー粒子の離型性を向上させて2次転
写性を向上させるとともに、2次転写後の転写紙200
の分離性を向上させるためのものである。たとえばフッ
素系樹脂を含むコート層を5〜60μmの厚さでコーテ
ィングして形成したものである。
例について説明する。まず、非弾性導電体302を、ポ
リイミド樹脂を遠心成型法や押し出し法などによりベル
ト状に成型して形成する。あるいは、電気的な方法でベ
ルト状に電鋳ニッケルを形成する。そして、非弾性導電
体302としてのポリイミド樹脂もしくは電鋳ニッケル
の外周表面に、弾性導電体301を形成する。この弾性
導電体301は、ポリウレタンゴムや溶剤に溶いて液状
化したニトリルブチルゴム(NBR)やクロロプレンゴ
ム(CR)を、バーコーターやブレードコータもしくは
スプレーコーターなどによりコーティングして形成す
る。ここで、弾性導電体301と非弾性導電体302と
の密着性が不十分である場合には、コーティング前処理
としてポリイミド樹脂もしくは電鋳ニッケルの外周表面
を高周波プラズマ、コロナ放電、もしくはサンドブラス
ト等によって表面処理し、ポリウレタンゴム等との密着
性を向上させることができる。そして、弾性導電体30
2の外周面に表面コート層303としてフッ素系樹脂を
スプレーコーター等でコーティングする。
る弾性導電体301からなる無端ベルトを用いること
で、中間転写ベルト300は周方向に加えて幅方向にも
延びることがなく、また、普通紙に対しても良好な2次
転写を行うことができ、高画質な画像を得ることができ
る。
1で説明した複写機において、塗工紙のように表面が平
滑な転写材に対して普通紙と同じ加圧力で2次転写を行
うと、前記ドットゲインと呼ばれる現象が発生する場合
がある。そこで、本実施形態に係る複写機では、このド
ットゲインを防ぐために、塗工紙に対して2次転写する
ときに加圧力を下げるように構成した。
って所定の加圧力を得ることができる可変加圧機構の一
例を説明するための図である。この可変加圧機構は、圧
力切り換え手段と転写材の紙種判別手段とから構成され
ている。図7(a)において、可変加圧機構は、圧力切
り換え手段として、2次転写バイアスローラ81を回動
可能に支持する軸受部材82と、軸受部材82を懸架ロ
ーラ73側に付勢するスプリング83と、スプリング8
3の一端を受けるスプリング受け部材84と、スプリン
グ受け部材84を移動させるカム86と、カム86を回
転させるモータ87と、モータ87の回転等を制御する
コントローラ88とから構成されている。また、上記転
写材の紙種判別手段として、光センサ89と操作パネル
181とが備えられており、これらが上記コントローラ
88に電気的に接続されている。なお、上記2次転写バ
イアスローラ81には図示しない2次転写電源が接続さ
れている。
4とは図示しないスライドホルダに保持されており、カ
ム86の回転によってスプリング受け部材84が図中左
右に移動すると、スプリング83が伸縮し、軸受部材8
2で支持された2次転写バイアスローラ81を中間転写
ベルト100側に押し付ける加圧力が変化する。
ッチを用いることができる。普通紙に比べ塗工紙の方が
光の反射率が高いので、この反射率の違いを利用して光
センサ89で紙種を判別することができる。光センサ8
9は、発光部から出射した光のうち普通紙もしくは塗工
紙で反射した反射光を受光部で受光し、しきい値よりも
受光光量が大きいとき(塗工紙を検知したとき)にセン
サ信号を出力するようになっている。上記しきい値が塗
工紙の表面で反射した光の受光光量と、普通紙の表面で
反射した光の受光光量との略中間値となるようにセンサ
感度を調節しておくことによって、塗工紙の場合に誤動
作することなくセンサ信号を出力することができる。
グ83を最も縮んだ状態とする位置になっており、普通
紙に2次転写する場合の加圧力が大きい状態を示すもの
である。このときの加圧力を例えば50N/cm2とな
るように設定しておく。また、図7(b)はカム86が
回転してスプリング83が最も伸びた状態であって、2
次転写バイアスローラ81の加圧力が最も小さい状態を
示す。このときの加圧力を例えば10N/cm2となる
ように設定しておく。なお、図7(b)ではコントロー
ラ88等の図示を省略している。図7(a)の状態にお
ける軸受部材82とスプリング受け部材84との距離を
S1とし、図7(b)の状態における軸受部材82とス
プリング受け部材84との距離をS2とすると、S1<
S2の関係となる。
明する。ユーザが操作パネル181のコピーボタン(不
図示)を押下げると、給紙部182の紙種を光センサ8
9が検出し、光センサ89での受光光量が大きく塗工紙
200bと判断した場合には、センサ信号がコントロー
ラ88に出力される。センサ信号を受けたコントローラ
88は、モータ87を回転させる。すると、モータ87
の駆動ギヤ87aがカム軸に設けられた従動ギヤ86a
を回転させ、カム86を約90度反時計回りに回転して
停止させる(図7(b)の状態)。これにより2次転写
バイアスローラ81の加圧力が小さくなり、塗工紙20
0bに2次転写しても前記ドットゲインが生じることは
なく、良好な転写を行うことができる。なお、紙種を判
別するための光センサ89を設けずに、操作パネル18
1からのユーザの指示で加圧力を変化させる構成であっ
てもよい。
により2次転写の加圧力を転写材の紙種によって変化さ
せることができ、表面があまり平滑でない普通紙から、
表面が平滑な塗工紙まで、表面の平滑性が異なる各種の
転写材に対して、良好な2次転写を行うことができる。
普通紙のように表面に凹部を有し平滑でない転写材であ
っても濃度ムラ等の画質の劣化がなく、しかも画像の伸
縮のない良好な2次転写を行うことができる。また、中
間転写ベルトの安定した回転が得られる。これらのこと
により、高品質な画像を形成することができるという優
れた効果がある。特に、カラー画像形成装置では、中間
転写体上の画像の伸縮による色ずれを防いで、高品質な
カラー画像を形成することができる。
弾性体が弾性変形して上記転写材の表面に追従するので
良好な2次転写を行うことができる。また、上記非弾性
体が上記ゴム弾性体の延びを防止するため、ベルトの周
方向の伸びを抑えることができる。
弾性体の内部に上記心線を含んだ構成の場合には、上記
中間転写体を懸架ローラに懸け回して使用するときに、
該中間転写体が懸架ローラから外れにくく安定した回転
が得られるという優れた効果がある。
の場合に比べ周方向への伸びをより抑えられるという優
れた効果がある。また、上記中間転写体の幅方向の延び
を防止することができるという優れた効果もある。
性体は導電性を有するため、上記2次転写で転写電界を
形成することが可能になり、転写性を向上させることが
可能になるという優れた効果がる。
転写体は、製造が容易で製造コストを低減させることが
できるという優れた効果がある。
コート層を設けずに、上記弾性体を露出させて用いる場
合に比べて、上記転写材と現像剤の少なくとも一方に対
する分離性が向上するという優れた効果がある。
電子写真プロセスでは、上記普通紙のように表面に凹部
を有し平滑でない転写材であっても濃度ムラ等の画質の
劣化がなく、しかも画像の伸縮のない良好な2次転写を
行うことができ、高画質な画像を得ることができるとい
う優れた効果がある。
転写の圧力が10N/cm2以上、70N/cm2以下
であるので、上記転写材に転写された画像にボソツキや
擦れがなく良好な2次転写を得ることができるという優
れた効果がある。
力切り換え手段により、上記ドットゲインの発生を防ぐ
ことが可能になる。これにより、表面があまり平滑でな
い普通紙から、表面が平滑な塗工紙まで、表面の平滑性
が異なる各種の転写材に対して、良好な2次転写を行う
ことが可能になるという優れた効果がある。
次転写で静電気力と圧力とをもって転写することで、圧
力のみによる転写に比べ転写性を向上させることができ
るという優れた効果がある。
の概略構成図。
図。
態を示す説明図。
係を示す実験結果のグラフ。
態を示す説明図。(b)は、加圧力が大きく適正な場合
の2次転写の状態を示す説明図。
説明図。
を得ることができる可変加圧機構の一例の説明図。
(b)は、可変加圧機構が塗工紙に2次転写するときの
状態にある説明図。
図。
深さの分布の関係を示したグラフ。
合のトナーの状態の説明図。
合のトナーの状態の説明図。
Claims (11)
- 【請求項1】表面に静電潜像を形成する像担持体と、該
像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、
該現像装置で現像された該像担持体上のトナー像が転写
される中間転写体と、該中間転写体に転写されたトナー
像が転写される転写材とを備え、該像担持体上のトナー
像を該中間転写体上に転写する1次転写と、該中間転写
体上のトナー像を該転写材上に転写する2次転写とを行
う画像形成装置であって、上記中間転写体は、ベルト形
状であり、ベルト周方向に対しては伸縮性を有しない
が、少なくとも表面部は弾性を有する部材で構成し、上
記2次転写で圧力をかけることを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記中
間転写体は、ゴム弾性体の内部、もしくは内面側に非弾
性体を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記非
弾性体は心線であることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】請求項2の画像形成装置において、上記非
弾性体はベルト形状であることを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、上記非
弾性体は導電性を有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項6】請求項4または5の画像形成装置におい
て、上記中間転写体は、上記非弾性体のベルト表面に、
ゴム弾性体をコーティングして構成されることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6の画像
形成装置において、上記転写材と現像剤の少なくとも一
方に対する粘着性が、上記弾性体に比べ小さい表面コー
ト層を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6または7の
画像形成装置において、上記中間転写体を液体電子写真
プロセスに用いることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7または
8の画像形成装置において、上記2次転写の圧力が10
N/cm2以上、70N/cm2以下であることを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項10】請求項9の画像形成装置において、上記
2次転写の圧力を切り換える圧力切り換え手段を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9または10の画像形成装置において、2次転写電
荷付与手段を有し、上記2次転写で圧力に加え静電気力
をもって転写することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139360A JP2001042666A (ja) | 1999-05-26 | 2000-05-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP14630299 | 1999-05-26 | ||
JP2000139360A JP2001042666A (ja) | 1999-05-26 | 2000-05-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042666A true JP2001042666A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=26477201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000139360A Pending JP2001042666A (ja) | 1999-05-26 | 2000-05-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001042666A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003029541A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
EP1315047A2 (en) * | 2001-11-27 | 2003-05-28 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000139360A patent/JP2001042666A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003029541A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
EP1315047A2 (en) * | 2001-11-27 | 2003-05-28 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus |
EP1315047A3 (en) * | 2001-11-27 | 2008-03-19 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus |
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