JP2001041567A - ふろ釜付き給湯装置 - Google Patents
ふろ釜付き給湯装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、自動湯はり機能を備えて
いなくても温度センサーの中途半端故障を検出できるふ
ろ釜付き給湯機を提供することにある。 【解決手段】 浴槽水を加熱するふろ加熱部と、浴槽
水の温度を検出するふろ温度センサーと、浴槽水の加熱
温度を設定するふろ温度設定部と、給水を加熱する給水
加熱部と、前記給水加熱部への給水の温度を検出する給
水温度センサーと、前記給水加熱部への給水の有無を検
出する給水センサーとを備えたふろ釜付き給湯装置にお
いて、浴槽水の加熱開始時に前記ふろ温度センサーの検
出値と前記給水温度センサーの検出値とを比較してふろ
温度センサーの故障を検出するふろ温度センサー故障検
出部を備えた。
いなくても温度センサーの中途半端故障を検出できるふ
ろ釜付き給湯機を提供することにある。 【解決手段】 浴槽水を加熱するふろ加熱部と、浴槽
水の温度を検出するふろ温度センサーと、浴槽水の加熱
温度を設定するふろ温度設定部と、給水を加熱する給水
加熱部と、前記給水加熱部への給水の温度を検出する給
水温度センサーと、前記給水加熱部への給水の有無を検
出する給水センサーとを備えたふろ釜付き給湯装置にお
いて、浴槽水の加熱開始時に前記ふろ温度センサーの検
出値と前記給水温度センサーの検出値とを比較してふろ
温度センサーの故障を検出するふろ温度センサー故障検
出部を備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水を沸かし上
げる機能を備えたふろ釜付き給湯機に関する。
げる機能を備えたふろ釜付き給湯機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開平９−４４２５７号に見られ
るように、ふろ温度センサーの中途半端故障を検出する
機能を備えた自動湯はり給湯機がある。同公報に見られ
るものを詳述すると、以下の通りである。従来の自動湯
はり給湯機では、給湯温度を検出する給湯温度センサー
と浴槽水の温度を検出するふろ温度センサーとを備え、
浴槽への自動湯はり時には給湯温度センサーおよびふろ
温度センサーを通過した湯を浴槽に供給するように構成
され、自動湯はり時における給湯温度センサーによる検
出温度とふろ温度センサーによる検出温度とを比較する
ことによってふろ温度センサーの中途半端故障を検出す
るようになっていた。
るように、ふろ温度センサーの中途半端故障を検出する
機能を備えた自動湯はり給湯機がある。同公報に見られ
るものを詳述すると、以下の通りである。従来の自動湯
はり給湯機では、給湯温度を検出する給湯温度センサー
と浴槽水の温度を検出するふろ温度センサーとを備え、
浴槽への自動湯はり時には給湯温度センサーおよびふろ
温度センサーを通過した湯を浴槽に供給するように構成
され、自動湯はり時における給湯温度センサーによる検
出温度とふろ温度センサーによる検出温度とを比較する
ことによってふろ温度センサーの中途半端故障を検出す
るようになっていた。
【０００３】ふろ温度センサーの中途半端故障の検出
は、たとえば、自動湯はりを開始して所定時間経過した
後に、給湯温度センサーによる検出温度とふろ温度セン
サーによる検出温度との差分が所定の温度範囲にない場
合に、給湯温度センサーの不良であると判断する。ふろ
温度センサーは、上水に含まれるカルキや浴槽の細かな
ゴミ等の影響やセンサー部への水分等の侵入によりその
感度が劣化してしまうことがある。こうなると、追焚き
時に、ふろ温度センサーで検出した浴槽の湯温は設定温
度であるにもかかわらず、実際の湯温は設定温度よりも
高かったりすることがある。このようにふろ温度センサ
ー断線や短絡に近い状態だけでなく、ふろ温度センサー
の感度劣化等の中途半端故障を検出できるようになって
いた。
は、たとえば、自動湯はりを開始して所定時間経過した
後に、給湯温度センサーによる検出温度とふろ温度セン
サーによる検出温度との差分が所定の温度範囲にない場
合に、給湯温度センサーの不良であると判断する。ふろ
温度センサーは、上水に含まれるカルキや浴槽の細かな
ゴミ等の影響やセンサー部への水分等の侵入によりその
感度が劣化してしまうことがある。こうなると、追焚き
時に、ふろ温度センサーで検出した浴槽の湯温は設定温
度であるにもかかわらず、実際の湯温は設定温度よりも
高かったりすることがある。このようにふろ温度センサ
ー断線や短絡に近い状態だけでなく、ふろ温度センサー
の感度劣化等の中途半端故障を検出できるようになって
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の自
動湯はり給湯機では、ふろ温度センサーの中途半端故障
を検出するためには、自動湯はり機能を備えている必要
があり、自動湯はり機能がなく浴槽水を沸かし上げる機
能のみを備えたものにおいては、ふろ温度センサーの中
途半端故障を検出することができないという問題点があ
った。
動湯はり給湯機では、ふろ温度センサーの中途半端故障
を検出するためには、自動湯はり機能を備えている必要
があり、自動湯はり機能がなく浴槽水を沸かし上げる機
能のみを備えたものにおいては、ふろ温度センサーの中
途半端故障を検出することができないという問題点があ
った。
【０００５】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、自動湯はり機能を備えて
いなくても温度センサーの中途半端故障を検出できるふ
ろ釜付き給湯機を提供することにある。
れたもので、本発明の目的は、自動湯はり機能を備えて
いなくても温度センサーの中途半端故障を検出できるふ
ろ釜付き給湯機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項１では、浴槽水を加熱する
ふろ加熱部と、浴槽水の温度を検出するふろ温度センサ
ーと、浴槽水の加熱温度を設定するふろ温度設定部と、
給水を加熱する給水加熱部と、前記給水加熱部への給水
の温度を検出する給水温度センサーと、前記給水加熱部
への給水の有無を検出する給水センサーとを備えたふろ
釜付き給湯装置において、浴槽水の加熱開始時に前記ふ
ろ温度センサーの検出値と前記給水温度センサーの検出
値とを比較してふろ温度センサーの故障を検出するふろ
温度センサー故障検出部を備えた。よって、浴槽水の加
熱開始時に前記ふろ温度センサーの検出値と前記給水温
度センサーの検出値とを比較して、その検出値に差が生
じている場合には、ふろ温度センサーの故障と判定され
るため、ふろ温度センサーの中途半端故障を検出するこ
とができる。また、浴槽水の加熱開始前にふろ温度セン
サーの故障判定を行うため安全である。
目的を達成するために請求項１では、浴槽水を加熱する
ふろ加熱部と、浴槽水の温度を検出するふろ温度センサ
ーと、浴槽水の加熱温度を設定するふろ温度設定部と、
給水を加熱する給水加熱部と、前記給水加熱部への給水
の温度を検出する給水温度センサーと、前記給水加熱部
への給水の有無を検出する給水センサーとを備えたふろ
釜付き給湯装置において、浴槽水の加熱開始時に前記ふ
ろ温度センサーの検出値と前記給水温度センサーの検出
値とを比較してふろ温度センサーの故障を検出するふろ
温度センサー故障検出部を備えた。よって、浴槽水の加
熱開始時に前記ふろ温度センサーの検出値と前記給水温
度センサーの検出値とを比較して、その検出値に差が生
じている場合には、ふろ温度センサーの故障と判定され
るため、ふろ温度センサーの中途半端故障を検出するこ
とができる。また、浴槽水の加熱開始前にふろ温度セン
サーの故障判定を行うため安全である。
【０００７】請求項２では、前記給水温度センサーの検
出値は浴槽水の加熱開始前に前記給水センサーにより給
水を検出している時に記憶した値とした。よって、給水
管内の滞留水の温度でなく、実際の給水の温度を浴槽水
の加熱開始前に確実に検出することができる。
出値は浴槽水の加熱開始前に前記給水センサーにより給
水を検出している時に記憶した値とした。よって、給水
管内の滞留水の温度でなく、実際の給水の温度を浴槽水
の加熱開始前に確実に検出することができる。
【０００８】請求項３では、前記記憶した検出値は記憶
時から所定時間経過するとリセットされることとした。
給水温度は季節や天候の影響を受けるため、ふろ温度セ
ンサーの故障判断に使用する給水温度を浴槽水の加熱を
行う直近の給水温度とするために、記憶した検出値は記
憶時から所定時間経過するとリセットされる。これによ
り、ふろ温度センサーの中途半端故障の誤検出を防止す
ることができる。
時から所定時間経過するとリセットされることとした。
給水温度は季節や天候の影響を受けるため、ふろ温度セ
ンサーの故障判断に使用する給水温度を浴槽水の加熱を
行う直近の給水温度とするために、記憶した検出値は記
憶時から所定時間経過するとリセットされる。これによ
り、ふろ温度センサーの中途半端故障の誤検出を防止す
ることができる。
【０００９】請求項４では、前記ふろ温度センサー故障
検出部は、前記ふろ温度センサーの検出値が前記給水温
度センサーの検出値より所定温度低い時にふろ温度セン
サーの故障と判断することとした。よって、浴槽水の加
熱開始前に記憶された給水温度センサーの検出値とふろ
温度センサーの検出値とを比較し、ふろ温度センサーの
検出値が給水温度センサーの検出値よりも所定温度低い
時にふろ温度センサーの故障と判断され、ふろ温度セン
サーが故障していても浴槽水を加熱し過ぎることがなく
安全である。
検出部は、前記ふろ温度センサーの検出値が前記給水温
度センサーの検出値より所定温度低い時にふろ温度セン
サーの故障と判断することとした。よって、浴槽水の加
熱開始前に記憶された給水温度センサーの検出値とふろ
温度センサーの検出値とを比較し、ふろ温度センサーの
検出値が給水温度センサーの検出値よりも所定温度低い
時にふろ温度センサーの故障と判断され、ふろ温度セン
サーが故障していても浴槽水を加熱し過ぎることがなく
安全である。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態
に係るふろ釜機能付き給湯機をガス給湯機に適用した構
成図である。上記ガス給湯機は、図示のように、給湯機
本体１、給水源から給湯機本体１に水を供給するための
給水管３、及び給湯機本体１内で加熱された水を熱交換
器７を介して給湯栓１１に供給するための給湯管５で構
成されている。更に、給湯機本体１内の給水管３から分
岐し、熱交換器７を介さずに給湯管５に接続されたバイ
パス管４３と、バイパス管４３と給湯管５の合流部に
は、熱交換器７で加熱された湯と、バイパス管４３から
送られてきた水を指令パルスに基づき駆動するステッピ
ングモータＭにより混合制御する混合比調整弁４１が備
えられている。
面により詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態
に係るふろ釜機能付き給湯機をガス給湯機に適用した構
成図である。上記ガス給湯機は、図示のように、給湯機
本体１、給水源から給湯機本体１に水を供給するための
給水管３、及び給湯機本体１内で加熱された水を熱交換
器７を介して給湯栓１１に供給するための給湯管５で構
成されている。更に、給湯機本体１内の給水管３から分
岐し、熱交換器７を介さずに給湯管５に接続されたバイ
パス管４３と、バイパス管４３と給湯管５の合流部に
は、熱交換器７で加熱された湯と、バイパス管４３から
送られてきた水を指令パルスに基づき駆動するステッピ
ングモータＭにより混合制御する混合比調整弁４１が備
えられている。
【００１１】また、給水管３には、給湯源からの給水温
度Ｔｃを検出する給水温度センサー２５、及び給水水量
Ｑを検出する水量センサー２７、給湯管５の混合比調整
弁４１よりも上流側には、熱交換器７出口の温度Ｔｈを
検出する熱交換器温度センサー４５、混合比調整弁４１
よりも下流側には、混合された後の出湯温度Ｔｍを検出
する出湯温度センサー２９が備えられている。
度Ｔｃを検出する給水温度センサー２５、及び給水水量
Ｑを検出する水量センサー２７、給湯管５の混合比調整
弁４１よりも上流側には、熱交換器７出口の温度Ｔｈを
検出する熱交換器温度センサー４５、混合比調整弁４１
よりも下流側には、混合された後の出湯温度Ｔｍを検出
する出湯温度センサー２９が備えられている。
【００１２】更に、追焚配管２は端部を浴槽１２に接続
し、中途には浴槽１２内の湯を循環させるためのポンプ
Ｐ、浴槽１２内の湯温を検出するふろ温度センサー４
９、追焚配管２内の浴槽水の循環を検出する水流スイッ
チ１０とを備え、熱交換器７を介して浴槽１２内の水を
加熱するように構成されている。
し、中途には浴槽１２内の湯を循環させるためのポンプ
Ｐ、浴槽１２内の湯温を検出するふろ温度センサー４
９、追焚配管２内の浴槽水の循環を検出する水流スイッ
チ１０とを備え、熱交換器７を介して浴槽１２内の水を
加熱するように構成されている。
【００１３】また、燃焼するのに必要な空気を供給する
ためのファン９、さらにバーナ１３の上部には着火する
際に必要なイグナイタ１５、火炎の有無を検出するフレ
ームロッド１７、また、バーナ１３にガスを供給するた
めのガス供給管２３が設けられ、ガス供給管２３には供
給するガス量を可変するための比例弁１９及びガスの供
給を開始／停止するための電磁弁２１がそれぞれ備えら
れている。
ためのファン９、さらにバーナ１３の上部には着火する
際に必要なイグナイタ１５、火炎の有無を検出するフレ
ームロッド１７、また、バーナ１３にガスを供給するた
めのガス供給管２３が設けられ、ガス供給管２３には供
給するガス量を可変するための比例弁１９及びガスの供
給を開始／停止するための電磁弁２１がそれぞれ備えら
れている。
【００１４】また、リモコン３３には、運転スイッチ３
５、給湯栓１１から供給される湯温の設定温度Ｔｓ及び
浴槽１２内の湯の沸かし上げ設定温度Ｔｆｓを設定する
温度設定スイッチ３９、浴槽１２内の湯を追焚する際に
オン操作する追焚スイッチ３８、設定温度Ｔｓ、沸かし
上げ設定温度Ｔｆｓ等を表示する表示部３７を備える。
上記ガス給湯機は更に、給水温度センサー２５、水量セ
ンサー２７、熱交換器温度センサー４５、出湯温度セン
サー２９および温度設定スイッチ３９からの検出信号
（給水温度Ｔｃ、給水水量Ｑ、熱交換器温度Ｔｈ、出湯
温度Ｔｍ、目標温度Ｔｓ）に基づき、比例弁１９、電磁
弁２１、ファン９、混合弁比調整弁４１等の制御を行う
制御部３１をも備える。さらに制御部３１は、給水温度
センサー２５の検出値とふろ温度センサー４９の検出値
とを比較してふろ温度センサーの中途半端故障を検出す
るふろ温度センサー故障検出部５０をも備える。
５、給湯栓１１から供給される湯温の設定温度Ｔｓ及び
浴槽１２内の湯の沸かし上げ設定温度Ｔｆｓを設定する
温度設定スイッチ３９、浴槽１２内の湯を追焚する際に
オン操作する追焚スイッチ３８、設定温度Ｔｓ、沸かし
上げ設定温度Ｔｆｓ等を表示する表示部３７を備える。
上記ガス給湯機は更に、給水温度センサー２５、水量セ
ンサー２７、熱交換器温度センサー４５、出湯温度セン
サー２９および温度設定スイッチ３９からの検出信号
（給水温度Ｔｃ、給水水量Ｑ、熱交換器温度Ｔｈ、出湯
温度Ｔｍ、目標温度Ｔｓ）に基づき、比例弁１９、電磁
弁２１、ファン９、混合弁比調整弁４１等の制御を行う
制御部３１をも備える。さらに制御部３１は、給水温度
センサー２５の検出値とふろ温度センサー４９の検出値
とを比較してふろ温度センサーの中途半端故障を検出す
るふろ温度センサー故障検出部５０をも備える。
【００１５】混合比調整弁４１は、給水温度Ｔｃ、熱交
換器温度Ｔｈ、出湯温度Ｔｍ、目標温度Ｔｓに基づき制
御され、熱交換器７で加熱された湯とバイパス管４３か
らの水を混合して出湯温度Ｔｍが目標温度Ｔｓと一致す
るように制御される。
換器温度Ｔｈ、出湯温度Ｔｍ、目標温度Ｔｓに基づき制
御され、熱交換器７で加熱された湯とバイパス管４３か
らの水を混合して出湯温度Ｔｍが目標温度Ｔｓと一致す
るように制御される。
【００１６】図２は、ふろ温度センサー故障検出部５０
におけるふろ温度センサー４９の中途半端故障を検出す
る際の制御フローである。まず、リモコン３３の追焚ス
イッチ３８がＯＮされたかを確認する（ステップＳ
１）。
におけるふろ温度センサー４９の中途半端故障を検出す
る際の制御フローである。まず、リモコン３３の追焚ス
イッチ３８がＯＮされたかを確認する（ステップＳ
１）。
【００１７】追焚スイッチ３８がＯＮされた場合、ポン
プＰの運転を開始し、浴槽水を浴槽１２と給湯機本体１
との間で循環させる（ステップＳ２）。
プＰの運転を開始し、浴槽水を浴槽１２と給湯機本体１
との間で循環させる（ステップＳ２）。
【００１８】次に、沸かし上げ設定温度Ｔｆｓとふろ温
度センサー４９の検出値Ｔｆを比較して（ステップＳ
３）、ふろ温度センサー４９の検出値Ｔｆが沸かし上げ
設定温度Ｔｆｓ以上の場合はポンプＰを停止させる（ス
テップＳ５）。
度センサー４９の検出値Ｔｆを比較して（ステップＳ
３）、ふろ温度センサー４９の検出値Ｔｆが沸かし上げ
設定温度Ｔｆｓ以上の場合はポンプＰを停止させる（ス
テップＳ５）。
【００１９】ふろ温度センサー４９の検出値Ｔｆが沸か
し上げ設定温度Ｔｆｓより低い場合は、電磁弁２１、比
例弁１９、ファン９を駆動し、イグナイタ１５によりバ
ーナ１３に着火し、浴槽水の加熱を開始する（ステップ
Ｓ４）。
し上げ設定温度Ｔｆｓより低い場合は、電磁弁２１、比
例弁１９、ファン９を駆動し、イグナイタ１５によりバ
ーナ１３に着火し、浴槽水の加熱を開始する（ステップ
Ｓ４）。
【００２０】次に、水流スイッチ１０により浴槽水の循
環を検出してから１分経過したかを確認する（ステップ
Ｓ６）。これは、追焚配管２を通じて浴槽水を給湯機本
体１内に引き込むのに必要な時間（１分間）であり、ふ
ろ温度センサー４９が浴槽水の温度を確実に検出できる
ようにするためである。
環を検出してから１分経過したかを確認する（ステップ
Ｓ６）。これは、追焚配管２を通じて浴槽水を給湯機本
体１内に引き込むのに必要な時間（１分間）であり、ふ
ろ温度センサー４９が浴槽水の温度を確実に検出できる
ようにするためである。
【００２１】次に、給水温度Ｔｃとふろ温度Ｔｆを比較
する（ステップＳ７）。給水温度Ｔｃがふろ温度Ｔｆよ
り所定温度（例えば５℃）低い場合は、ふろ温度センサ
ー４９は正常であるため、ふろ温度センサー４９の検出
値Ｔｆが沸かし上げ設定温度Ｔｆｓ以上になった時点
（ステップＳ１０）で加熱を停止し（ステップＳ１
１）、ポンプＰを停止する（ステップＳ１２）。
する（ステップＳ７）。給水温度Ｔｃがふろ温度Ｔｆよ
り所定温度（例えば５℃）低い場合は、ふろ温度センサ
ー４９は正常であるため、ふろ温度センサー４９の検出
値Ｔｆが沸かし上げ設定温度Ｔｆｓ以上になった時点
（ステップＳ１０）で加熱を停止し（ステップＳ１
１）、ポンプＰを停止する（ステップＳ１２）。
【００２２】給水温度Ｔｃがふろ温度Ｔｆより所定温度
（例えば５℃）高い場合は、ふろ温度センサー４９が故
障したと判断され（ステップＳ８）、リモコン３３の表
示部３７にエラーコードを表示する（ステップＳ９）。
（例えば５℃）高い場合は、ふろ温度センサー４９が故
障したと判断され（ステップＳ８）、リモコン３３の表
示部３７にエラーコードを表示する（ステップＳ９）。
【００２３】次に、電磁弁２１、比例弁１９、ファン９
の運転をＯＦＦして加熱を停止（ステップＳ１１）し、
ポンプＰを停止する（ステップＳ１２）。給水温度Ｔｃ
とふろ温度Ｔｆを比較することでふろ温度センサー４９
の中途半端故障を検出できる理由は次の通りである。浴
槽１２への給水は使用者が給水栓１１を開栓することで
行われる。
の運転をＯＦＦして加熱を停止（ステップＳ１１）し、
ポンプＰを停止する（ステップＳ１２）。給水温度Ｔｃ
とふろ温度Ｔｆを比較することでふろ温度センサー４９
の中途半端故障を検出できる理由は次の通りである。浴
槽１２への給水は使用者が給水栓１１を開栓することで
行われる。
【００２４】よって、この場合は浴槽水の温度は給水温
度Ｔｃとほば同じ温度となる。また、残り湯を沸かし上
げる場合は、浴槽水の温度は給水温度Ｔｃよりも高くな
る。すなわち、給水温度Ｔｃは、必ずふろ温度Ｔｆ以下
の温度となるはずであり、給水温度Ｔｃがふろ温度Ｔｆ
より高い場合は、給水温度センサーが中途半端故障して
いることになる。
度Ｔｃとほば同じ温度となる。また、残り湯を沸かし上
げる場合は、浴槽水の温度は給水温度Ｔｃよりも高くな
る。すなわち、給水温度Ｔｃは、必ずふろ温度Ｔｆ以下
の温度となるはずであり、給水温度Ｔｃがふろ温度Ｔｆ
より高い場合は、給水温度センサーが中途半端故障して
いることになる。
【００２５】また、ふろ温度Ｔｆとの比較に用いる給水
温度Ｔｃは、浴槽水の加熱開始前に水量センサー２７に
より給水を検出している時に記憶した値とすることで、
給水管３内の滞留水の温度でなく、給水温度Ｔｃを確実
に検出することができる。図３に給水温度Ｔｃのを記憶
する場合の制御フローを示す。
温度Ｔｃは、浴槽水の加熱開始前に水量センサー２７に
より給水を検出している時に記憶した値とすることで、
給水管３内の滞留水の温度でなく、給水温度Ｔｃを確実
に検出することができる。図３に給水温度Ｔｃのを記憶
する場合の制御フローを示す。
【００２６】まず、水量センサー２７により給水されて
いるかを判断する（ステップＳ２１）。ここでは、給水
管３内の滞留水を完全に排出するために３０秒間連続で
給水があるかを確認する。
いるかを判断する（ステップＳ２１）。ここでは、給水
管３内の滞留水を完全に排出するために３０秒間連続で
給水があるかを確認する。
【００２７】給水がある場合は給水温度センサー２５の
検出値Ｔｃを記憶する（ステップＳ２２）。次に給水温
度センサー２５の検出値Ｔｃの記憶値が記憶してから１
日経過したかどうかを判断する（ステップＳ２３）。記
憶してから１日以上経過した場合は、この記憶値を記憶
がされていない状態にリセットする。ここで、記憶値を
リセットするのは、給水温度Ｔｃは季節や天候の影響を
受けるため、ふろ温度センサー４９の検出値との比較に
使用する給水温度Ｔｃを沸かし上げ時を行う直近の給水
温度とするためである。これにより、ふろ温度センサー
４９の中途半端故障検出の誤検出を防止することができ
る。
検出値Ｔｃを記憶する（ステップＳ２２）。次に給水温
度センサー２５の検出値Ｔｃの記憶値が記憶してから１
日経過したかどうかを判断する（ステップＳ２３）。記
憶してから１日以上経過した場合は、この記憶値を記憶
がされていない状態にリセットする。ここで、記憶値を
リセットするのは、給水温度Ｔｃは季節や天候の影響を
受けるため、ふろ温度センサー４９の検出値との比較に
使用する給水温度Ｔｃを沸かし上げ時を行う直近の給水
温度とするためである。これにより、ふろ温度センサー
４９の中途半端故障検出の誤検出を防止することができ
る。
【図１】本発明の一実施形態に係るふろ釜機能付き給湯
機をガス給湯機に適用した構成図
機をガス給湯機に適用した構成図
【図２】ふろ温度センサー故障検出部５０におけるふろ
温度センサー４９の中途半端故障を検出する際の制御フ
ロー
温度センサー４９の中途半端故障を検出する際の制御フ
ロー
【図３】給水温度Ｔｃのを記憶する場合の制御フロー
１…給湯機本体 ３…給水管 ５…給湯管 ７…熱交換器 １０…水流スイッチ １１…給湯栓 １９…比例弁 ２５…給水温度センサー ２７…水量センサー ２９…出湯温度センサー ３１…制御部 ３３…リモコン ３５…運転スイッチ ３７…表示部 ３８…追焚スイッチ ３９…温度設定スイッチ ４９…ふろ温度センサー ５０…ふろ温度センサー故障検出部
Claims (4)
- 【請求項１】 浴槽水を加熱するふろ加熱部と、浴槽水
の温度を検出するふろ温度センサーと、浴槽水の加熱温
度を設定するふろ温度設定部と、給水を加熱する給水加
熱部と、前記給水加熱部への給水の温度を検出する給水
温度センサーと、前記給水加熱部への給水の有無を検出
する給水センサーとを備えたふろ釜付き給湯装置におい
て、浴槽水の加熱開始時に前記ふろ温度センサーの検出
値と前記給水温度センサーの検出値とを比較してふろ温
度センサーの故障を検出するふろ温度センサー故障検出
部を備えたことを特徴としたふろ釜付き給湯装置。 - 【請求項２】 前記給水温度センサーの検出値は浴槽水
の加熱開始前に前記給水センサーにより給水を検出して
いる時に記憶した検出値とすることを特徴とした請求項
１に記載のふろ釜付き給湯装置。 - 【請求項３】 前記記憶した検出値は記憶時から所定時
間経過するとリセットされることを特徴とした請求項２
に記載のふろ釜付き給湯装置。 - 【請求項４】 前記ふろ温度センサー故障検出部は、前
記ふろ温度センサーの検出値が前記給水温度センサーの
検出値より所定温度以上低い時にふろ温度センサーの故
障と判断することを特徴とした請求項１に記載のふろ釜
付き給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11219933A JP2001041567A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | ふろ釜付き給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11219933A JP2001041567A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | ふろ釜付き給湯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001041567A true JP2001041567A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16743308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11219933A Pending JP2001041567A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | ふろ釜付き給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001041567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107192135A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-09-22 | 广东美的暖通设备有限公司 | 热泵热水机及其水箱温度传感器的故障检测方法和装置 |
-
1999
- 1999-08-03 JP JP11219933A patent/JP2001041567A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107192135A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-09-22 | 广东美的暖通设备有限公司 | 热泵热水机及其水箱温度传感器的故障检测方法和装置 |
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