JP2001041136A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2001041136A
JP2001041136A JP11214392A JP21439299A JP2001041136A JP 2001041136 A JP2001041136 A JP 2001041136A JP 11214392 A JP11214392 A JP 11214392A JP 21439299 A JP21439299 A JP 21439299A JP 2001041136 A JP2001041136 A JP 2001041136A
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discharge
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Nobuaki Otsuka
信章 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流遮断式点火装置を内蔵している点火コイ
ルユニットを用いた内燃機関用点火装置において、点火
コイルユニットを開封することなく、簡易に複合点火装
置を実現すること。 【解決手段】 電流遮断式点火装置１１を内蔵する点火
コイルユニット１３を用いた内燃機関用点火装置１００
において、点火コイルユニット１３の外部に、付加電流
遮断式点火装置２１とＣＤＩ装置２２を配置し、付加電
流遮断式点火装置２１が点火コイル１２の１次電流を遮
断し、該点火コイル１２に高電圧が発生するタイミング
に合せて、ＣＤＩ点火装置２２から点火コイル１２の１
次側に放電電流を供給するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用点火装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関用点火装置として、フルトラン
ジスタ点火装置、セミトランジスタ点火装置、ポイント
式点火装置等の電流遮断式点火装置と、ＣＤＩ点火装置
（コンデンサ放電式点火装置）とが用いられている。電
流遮断式点火装置は、一般に放電時間は長いが電圧の立
上りが遅い。他方、ＣＤＩ点火装置は、電圧の立上りは
早いが放電時間は短い。そこで従来、この２つの点火装
置を組み合わせることにより、電圧の立上りは早く、且
つ放電時間の長い複合点火装置が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、近年の内
燃機関用点火装置では、電流遮断式点火装置を点火コイ
ルユニットに封じ込めたタイプのものが増えており、こ
のようなものでは、点火コイルユニットの内部の電流遮
断式点火装置にＣＤＩ点火装置を追加して複合点火装置
を実現することに困難がある。
【０００４】本発明の課題は、電流遮断式点火装置を内
蔵している点火コイルユニットを用いた内燃機関用点火
装置において、点火コイルユニットを開封することな
く、簡易に複合点火装置を実現することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、電流遮断式点火装置を内蔵する点火コイルユニット
を用いた内燃機関用点火装置において、点火コイルユニ
ットの外部に、付加電流遮断式点火装置とＣＤＩ点火装
置を配置し、点火コイルユニットの内部の電流遮断式点
火装置を常に導通させる給電回路を備え、付加電流遮断
式点火装置は点火コイルユニットのアース端子に放電線
を介して接続され、ＣＤＩ点火装置も点火コイルユニッ
トのアース端子に放電線を介して接続され、付加電流遮
断式点火装置が点火コイルの１次電流を遮断し、該点火
コイルに高電圧が発生するタイミングに合せて、ＣＤＩ
点火装置から点火コイルの１次側に放電電流を供給する
放電タイミング制御回路を備えてなるようにしたもので
ある。
【０００６】
【作用】付加電流遮断式点火装置が点火コイルの１次
電流を遮断することにより、点火コイルの１次側に大き
な逆起電力である１次高電圧を生じ、点火コイルの２次
側に更に大きな２次高電圧を生じ点火プラグでの放電を
行なう。
【０００７】上述の付加電流遮断式点火装置の作動
による点火コイルでの高電圧発生タイミングに合せて、
放電タイミング制御回路が作動し、ＣＤＩ点火装置から
点火コイルの１次側に放電電流が供給されて１次高電圧
を生じ、点火コイルの２次側に更に大きな２次高電圧を
生じ点火プラグでの放電を行なう。
【０００８】上述、は点火コイルユニットを開封
することなく構築され、それら、、の複合により、
点火プラグでは、付加電流遮断式点火装置による長い放
電時間で、ＣＤＩ点火装置による電圧の立上がりの早い
放電を実現できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は内燃機関用点火装置の一例
を示す回路図である。
【００１０】図１の内燃機関用点火装置１００は、車両
に搭載されている点火回路１０１に点火回路１０２を後
付けした例である。
【００１１】点火回路１０１は、電流遮断式点火装置１
１と点火コイル１２を内蔵する点火コイルユニット１３
を有し、バッテリ１４、点火プラグ１５を備える。点火
コイルユニット１３は、電流遮断式点火装置１１と点火
コイル１２の他に、ダイオード１６を有し、フルトラン
ジスタ点火装置として、内燃機関の各気筒毎に対応配置
される。
【００１２】点火回路１０２は、点火コイルユニット１
３の外部にて、付加電流遮断式点火装置２１とＣＤＩ点
火装置２２を配置し、点火コイルユニット１３の内部の
電流遮断式点火装置１１を常に導通させる給電回路２３
を備える。
【００１３】給電回路２３は、バッテリ１４の電圧をダ
イオード２４、抵抗器２５を介して電流遮断式点火装置
１１に印加することにより、電流遮断式点火装置１１を
常に導通させる。抵抗器２５は、バッテリ１４から電流
遮断式点火装置１１への供給電流を制限する。
【００１４】付加電流遮断式点火装置２１は、点火コイ
ルユニット１３のアース端子１３Ａに放電線２６を介し
て接続されている。付加電流遮断式点火装置２１は、車
両制御装置（ＥＣＵ）１７によりオン（導通状態）／オ
フ（非導通状態）制御せしめられる。
【００１５】ＣＤＩ点火装置２２も、点火コイルユニッ
ト１３のアース端子１３Ａに上述の放電線２６を介して
接続される。ＣＤＩ点火装置２２は、付加電流遮断式点
火装置２１の作動による点火コイル１２の高電圧発生タ
イミングを検出し、このタイミングに合せて該ＣＤＩ点
火装置２２から点火コイル１２の１次側に放電電流を供
給する放電タイミング制御回路（高電圧検出回路）２２
Ａを備える。
【００１６】尚、給電回路２３におけるダイオード２４
と抵抗器２５の中間部と、点火コイルユニット１３のア
ース端子１３Ａとの間にはダイオード２７が設けられて
いる。ダイオード２７は、付加電流遮断式点火装置２１
の作動による点火コイル１２での高電圧発生時に、電流
遮断式点火装置１１を構成するトランジスタのベース電
位がエミッタ電位にほぼ同等となるように、点火コイル
１２の１次高電圧を該トランジスタのベースに印加し、
電流遮断式点火装置１１の破損を防止する。
【００１７】以下、点火装置１００の点火動作について
説明する。 (1) バッテリ１４の電圧をダイオード２４、抵抗器２５
を介して電流遮断式点火装置１１に印加し、電流遮断式
点火装置１１を常に導通状態に保つ。この状態におい
て、車両制御装置１７が付加電流遮断式点火装置２１を
オンさせると、バッテリ１４から、点火コイルユニット
１３（点火コイル１２、電流遮断式点火装置１１）、付
加電流遮断式点火装置２１を通る１次電流が流れる。
【００１８】(2) 次に、車両制御装置１７が付加電流遮
断式点火装置２１をオフさせると、点火コイルユニット
１３の点火コイル１２を流れていた１次電流が遮断さ
れ、点火コイル１２の１次側に大きな逆起電力に基づく
１次高電圧を生じ、点火コイル１２の２次側には更に大
きな２次高電圧を生じ、この高電圧が点火プラグ１５へ
と伝わり放電を行なう。
【００１９】(3) 付加電流遮断式点火装置２１が上述
(2) により点火コイル１２の１次電流を遮断し、点火コ
イル１２に高電圧が発生するタイミングを放電タイミン
グ制御回路２２Ａが検出すると、ＣＤＩ点火装置２２は
点火コイル１２の１次側に放電電流を供給する。この放
電電流は、点火コイルユニット１３のダイオード１６を
通って点火コイル１２へと通電され、点火コイル１２の
１次側に１次高電圧を生じ、点火コイル１２の２次側に
更に大きな２次高電圧を生じ、この高電圧が上述(2) の
高電圧に重なるように点火プラグ１５へと伝わり放電を
行なう。
【００２０】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 付加電流遮断式点火装置２１が点火コイル１２の１次
電流を遮断することにより、点火コイル１２の１次側に
大きな逆起電力である１次高電圧を生じ、点火コイル１
２の２次側に更に大きな２次高電圧を生じ点火プラグ１
５での放電を行なう。
【００２１】上述の付加電流遮断式点火装置２１の
作動による点火コイル１２での高電圧発生タイミングに
合せて、放電タイミング制御回路２２Ａが作動し、ＣＤ
Ｉ点火装置２２から点火コイル１２の１次側に放電電流
が供給されて１次高電圧を生じ、点火コイル１２の２次
側に更に大きな２次高電圧を生じ点火プラグ１５での放
電を行なう。
【００２２】上述、は点火コイルユニット１３を
開封することなく構築され、それら、の複合によ
り、点火プラグ１５では、付加電流遮断式点火装置２１
による長い放電時間で、ＣＤＩ点火装置２２による電圧
の立上がりの早い放電を実現できる。
【００２３】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明における放電タイミング制御回路は、車両制御装置
（ＥＣＵ）が付加電流遮断式点火装置をオフさせるタイ
ミングを検出し、このタイミングを点火コイルでの高電
圧発生タイミングとみなすものであっても良い。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電流遮断
式点火装置を内蔵している点火コイルユニットを用いた
内燃機関用点火装置において、点火コイルユニットを開
封することなく、簡易に複合点火装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は内燃機関用点火装置の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】
１００ 内燃機関用点火装置 １１ 電流遮断式点火装置 １２ 点火コイル １３ 点火コイルユニット ２１ 付加電流遮断式点火装置 ２２ ＣＤＩ点火装置 ２２Ａ 放電タイミング制御回路 ２３ 給電回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年３月２３日（２０００．３．２
３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【課題を解決するための手段】 請求項１に記載の本発
明は、電流遮断式点火装置を封じ込めた点火コイルユニ
ットを用いた内燃機関用点火装置において、点火コイル
ユニットの外部に、付加電流遮断式点火装置とＣＤＩ点
火装置を配置し、点火コイルユニットの内部の電流遮断
式点火装置を常に導通させる給電回路を備え、付加電流
遮断式点火装置は点火コイルユニットのアース端子に放
電線を介して接続され、ＣＤＩ点火装置も点火コイルユ
ニットのアース端子に放電線を介して接続され、車両制
御装置により付加電流遮断式点火装置を制御することに
よって点火コイルの１次電流を遮断し、該点火コイルに
高電圧が発生するタイミングに合せて、ＣＤＩ点火装置
から点火コイルの１次側に放電電流を供給する放電タイ
ミング制御回路を備えてなるようにしたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電流遮断式点火装置を内蔵する点火コイ
    ルユニットを用いた内燃機関用点火装置において、 点火コイルユニットの外部に、付加電流遮断式点火装置
    とＣＤＩ点火装置を配置し、 点火コイルユニットの内部の電流遮断式点火装置を常に
    導通させる給電回路を備え、 付加電流遮断式点火装置は点火コイルユニットのアース
    端子に放電線を介して接続され、 ＣＤＩ点火装置も点火コイルユニットのアース端子に放
    電線を介して接続され、 付加電流遮断式点火装置が点火コイルの１次電流を遮断
    し、該点火コイルに高電圧が発生するタイミングに合せ
    て、ＣＤＩ点火装置から点火コイルの１次側に放電電流
    を供給する放電タイミング制御回路を備えてなることを
    特徴とする内燃機関用点火装置。
JP11214392A 1999-07-28 1999-07-28 内燃機関用点火装置 Expired - Lifetime JP3091455B1 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066305A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 株式会社エッチ・ケー・エス 内燃機関用点火装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018066305A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 株式会社エッチ・ケー・エス 内燃機関用点火装置

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