JP2001040638A - 海砂を利用した海洋埋立方法 - Google Patents

海砂を利用した海洋埋立方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海外から大型船で国内搬入した海砂を、生態
系にやさしく、海水汚濁少なく埋立海域に投入するため
の海洋埋立方法を提供すること。 【解決手段】 陸地14と大型バラ積船10の停泊場所
の間には、複数のフローター輸送パイプ16が予め浮遊
させられている。停泊場所に到着した大型バラ積船10
はフローター輸送パイプ16を介して、陸地14に海砂
をポンプアウトする。陸地14に荷降された海砂は、小
型バージ船30により小口に埋立海域に投入される。小
型バージ船30は、海砂を積載するための船倉と、この
船倉の海砂を小口に埋立海域に投入するための装備、例
えば、クレーンを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海砂を利用した海
洋埋立方法に関する。より詳細には、本発明は、日本国
内では浚渫入手が困難な海砂を国外から搬入し、海水を
殆ど汚濁させることなく埋立海域に海砂を投入すること
ができる、海洋埋立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋を埋立てる場合、海砂を利用するこ
とが多い。しかし、海砂の浚渫が生態系に影響を及ぼす
ことから、日本国内では海砂の浚渫が禁止されていた
り、浚渫が認められていても、海砂を県外に移出するこ
とが禁止されていたりする。そのため、特別な場合を除
いて、海砂の供給は海外に依存することになる。海外か
ら海砂を日本国内に搬入する際、通常は、7万トン〜1
0万トン級の大型バラ積船が利用される。大型バラ積船
では、船倉が複数のタンクに区画されており、海外にお
いてそれぞれのタンクに海砂が積み込まれる。航海後、
大型バラ積船が埋立海域に到着すると、タンクに海水が
混入させられ、そして、海砂を流動体として船倉から所
定の埋立海域にポンプアウトすることが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型バラ積船
を利用して、その船倉からポンプアウトにより海砂を埋
立海域に投入すると、埋立海域の海水汚濁によって生態
系に深刻な悪影響を及ぼす。そのため、日本国内では、
大型バラ積船から直接に海砂をポンプアウトすることが
法令により禁止されている。また、大型バラ積船を利用
して海砂を埋立海域に投入すると、埋立作業中は大型バ
ラ積船を海砂の輸送に利用することができず、遠方から
の海砂の輸送効率が極めて悪くなる。
【0004】そこで、本発明の目的は、海外から大型船
で国内搬入した海砂を、生態系にやさしく、海水汚濁少
なく埋立海域に投入するための海洋埋立方法を提供する
ことである。本発明の他の目的は、海外から海砂を搬入
する大型船を埋立海域に長期間停泊させることなく、海
砂を埋立海域に投入するための海洋埋立方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、大型
バラ積船により埋立海域近隣まで海砂を輸送する工程
と、大型バラ積船を接岸させることなく大型バラ積船か
らフローター輸送パイプを介して陸地に海砂をポンプア
ウトする工程と、陸地から複数の小型バージ船に海砂を
積載する工程と、小型バージ船を航行させて小型バージ
船から埋立海域に海砂を投入する工程よりなる海洋埋立
方法により前記課題を解決する。
【0006】本発明は、第2に、埋立海域近隣の岩礁又
は島の少なくとも一部を切り取って海砂貯蔵基地を設け
る工程と、大型バラ積船により海砂貯蔵基地近隣まで海
砂を輸送する工程と、大型バラ積船を海砂貯蔵基地に接
岸させることなく大型バラ積船からフローター輸送パイ
プを介して海砂貯蔵基地に海砂をポンプアウトする工程
と、海砂貯蔵基地から複数の小型バージ船に海砂を積載
する工程と、小型バージ船を航行させて小型バージ船か
ら埋立海域に海砂を投入する工程よりなる海洋埋立方法
により前記課題を解決する。
【0007】本発明は、第3に、埋立海域近隣に海底か
ら立設されて海水と隔離した海砂貯蔵基地を形成する工
程と、大型バラ積船により海砂貯蔵基地近隣まで海砂を
輸送する工程と、大型バラ積船から海砂貯蔵基地に海砂
をポンプアウトする工程と、海砂貯蔵基地から複数の小
型バージ船に海砂を積載する工程と、小型バージ船を航
行させて小型バージ船から埋立海域に海砂を投入する工
程よりなる海洋埋立方法により前記課題を解決する。
【0008】本発明は、第4に、大型バラ積船により埋
立海域近隣まで海砂を輸送する工程と、大型バラ積船よ
り排水量が多い海砂貯蔵船舶を埋立海域近隣に停泊させ
る工程と、大型バラ積船から海砂貯蔵船舶に海砂を移載
する工程と、海砂貯蔵船舶から複数の小型バージ船に海
砂を積載する工程と、小型バージ船を航行させて小型バ
ージ船から埋立海域に海砂を投入する工程よりなる海洋
埋立方法により前記課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】例えば、海外で海砂を積載した大
型バラ積船を航行させて、所定の埋立海域まで海砂を輸
送する。埋立海域近隣には大型バラ積船が接岸できる港
湾がない場合が多いので、第1の発明では、大型バラ積
船からはフローター輸送パイプを介して陸地に海砂をポ
ンプアウトする。フローター輸送パイプは陸地に関連し
て埋立海域近隣に浮遊させられており、埋立海域近隣に
到着した大型バラ積船からは、フローター輸送パイプを
利用して陸地への海砂の荷降を行う。大型バラ積船では
船倉が複数のタンクに区画されており、タンクに海水が
混入させられた後、海砂は流動体として船倉から陸地に
揚荷される。大型バラ積船から海砂をポンプアウトする
場所を海洋でなく陸地とすることにより、埋立海域の海
水汚濁を生じさせることなく、しかも、海水汚濁を気に
することなく迅速に海砂の荷降作業を完了させることが
できる。海砂のポンプアウトが完了すると、大型バラ積
船は、次の海砂輸送の準備のために、埋立海域を離れ
る。
【0010】埋立海域近隣に陸地がなく、岩礁や島が存
在する場合には、その岩礁又は島の少なくとも一部を切
り取って平坦な海砂貯蔵基地を設けることが好ましい。
この場合においても、座礁の危険があるため、大型バラ
積船を接岸させることが困難であるので、フローター輸
送パイプにより海砂貯蔵基地に海砂をポンプアウトす
る。
【0011】また、埋立海域近隣に陸地、岩礁又は島の
ような、海面から盛り上がった地形がない場合には、人
工的に海砂貯蔵基地を形成することが好ましい。この場
合の海砂貯蔵基地は、埋立海域近隣の海底に海水と隔離
した海砂貯蔵基地を立設することにより形成される。海
砂貯蔵基地は、例えば、海底に立設した柱の海面突出部
分に防水幕を取り付け、防水幕を柱の内側で袋状に形成
することににより設けることができる。防水幕は、柱に
取り付けられるだけでなく、柱間に掛け渡されたフロー
ター付きロープにも取り付けることが好ましい。こうす
ることにより、海砂貯蔵基地へのポンプアウトにより海
域汚濁が生じることなく、迅速に大型バラ積船から海砂
をポンプアウトすることができる。また、防水幕を海底
まで達する程度の大きさにして、海砂の自重により防水
幕が損傷したり、裂けたりすることを防止することが好
ましい。なお、人工的な海砂貯蔵基地は、海底から海面
までコンクリート製の壁を区画形成して建設してもよ
い。いずれにしても、大型バラ積船から海砂をポンプア
ウトする際、周囲の海水汚濁を防止することが重要であ
る。
【0012】さらに、埋立海域に陸地、岩礁や島がな
く、また、人工的な海砂貯蔵基地を建設できる程度の浅
瀬がない場合には、海砂貯蔵船舶を埋立海域近隣に停泊
させることが好ましい。海砂貯蔵船舶は、大型バラ積船
より排水量が多く、複数の大型バラ積船から大量に海砂
の移載を受けることができるようになっている。前述の
フローター輸送パイプを利用して、大型バラ積船から海
砂をポンプアウトすることによりその海砂が海砂貯蔵船
舶に移載される。
【0013】陸地、海砂貯蔵基地又は海砂貯蔵船舶の近
くには、複数の小型バージ船が待機しており、これらの
小型バージ船に海砂を小量づつ積載する。小型バージ船
は、陸地や海砂貯蔵基地と埋立海域とを往復して、積載
された海砂を埋立海域に投入する。小型バージ船は、例
えば、海砂を小量ずつ埋立海域に投入するクレーンのよ
うな荷役装置を搭載している。こうすることにより、ポ
ンプアウトに頼ることなく、海砂を所定の埋立海域に投
入することができ、埋立海域の海水汚濁を殆ど生じさせ
ることなく、海洋の埋立てを行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による海洋埋立
方法を説明する。本発明は、大型バラ積船で輸送した海
砂をポンプアウトにより埋立海域に投入すると、埋立海
域周辺に海水汚濁が生じ、また、大型バラ積船で輸送し
た海砂を小口に埋立海域に投入すると、大型バラ積船の
停泊期間が長くなって海砂の輸送効率が低下することか
ら、陸地又は海砂貯蔵基地に大型バラ積船から大量且つ
迅速に海砂をポンプアウトして、その海砂を小型バージ
船により小口に埋立海域に投入することにより、環境へ
の安全性と輸送の効率化を同時に達成する海洋埋立方法
である。
【0015】図1は、大型バラ積船10が例えば海外に
おいて海砂を積み込む工程を示している。大型バラ積船
10は、船倉において、複数に区画されたタンク12を
備えている。海砂浚渫場所において、海水とともに浚渫
された海砂は、それぞれのタンク12に貯蔵される。海
水は航行中に排水され、実質的に海砂のみが埋立海域近
隣まで輸送される。
【0016】図2は、埋立海域近隣の既存の平坦な陸地
14を利用して、大型バラ積船10で輸送された海砂を
一時的に大量に荷降する方法を示している。前述のよう
に、大型バラ積船10から海砂を埋立海域に直接ポンプ
アウトすると、埋立海域周辺に海水汚濁が生じるので、
海砂はまず、一時的に海洋と隔たった場所に荷降され
る。また、陸地14に一時的に海砂を荷降することによ
り、大型バラ積船10から総ての海砂を迅速に荷降する
ことができるので、荷降のために長期間大型バラ積船1
0を埋立海域に停泊させることなく、荷降が完了した大
型バラ積船10を直ちに海砂の再輸送のために利用する
ことができる。陸地14と大型バラ積船10の停泊場所
の間には、複数のフローター輸送パイプ16が予め浮遊
させられている。それぞれのフローター輸送パイプ16
は、複数のフローター18と輸送パイプ20よりなる。
停泊場所に到着した大型バラ積船10は、タンクに海水
を取水した後、不使用のフローター輸送パイプ16を介
して、陸地14に海砂をポンプアウトする。タンク内の
海砂を総て陸地14に荷降した大型バラ積船10は、直
ちに停泊場所を離れて海砂浚渫場所に向けて航行を始め
る。大型バラ積船10は、海砂浚渫場所と停泊場所の間
の繰り返し往復することにより、迅速に大量の海砂を埋
立海域近隣に輸送することができる。また、複数の大型
バラ積船10を海砂浚渫場所と前記停泊場所の間に就航
させると、海砂を大量に輸送することができるが、埋立
海域が狭く、大型バラ積船10に輸送作業と埋立作業を
行わせると、前述のように輸送効率が悪くなるほか、船
舶同士の衝突による海難事故が生じる。本発明では、一
時的な海砂の仮置場を利用することにより、複数の大型
バラ積船により大量に海砂を輸送する場合の海難事故を
防止することも意図している。
【0017】図3は、埋立海域近隣に陸地14がなく、
その代わりに、岩礁や島がある場合の海洋埋立方法の実
施例を示している。まず、島22の頂部を平坦に切り落
とし、そのときの土砂を利用して、小型船舶が座礁する
ことなく接岸可能な人工的な簡易港又は簡易桟橋を構築
する。そして、頂部を切り落とした島22を一時的な海
砂貯蔵基地として利用する。島22の周辺に複数のフロ
ーター輸送パイプ16を浮遊させておき、大型バラ積船
10からこのフローター輸送パイプ16を利用して、海
砂を一時的に荷降する。
【0018】図4及び図5は、埋立海域近隣に陸地もな
く、また、海砂の荷降場所として利用することができる
岩礁や島がない場合の海洋埋立方法の実施例を示してい
る。本実施例における海砂貯蔵基地は、水深5〜6m程
度の海底に建設された複数のコンクリート製の柱24
と、柱24,24の間において海面から突出する部分に
設けられたそれぞれ100m前後のフローター26と、
柱24及びフローター26に取り付けられたビニール製
の防水幕28よりなる。防水幕28は袋状となってお
り、大型バラ積船10からポンプアウトされた海砂は、
袋状の防水幕28に一時的に貯蔵される。防水幕28は
海底まで達する程度の大きさであり、海砂の自重により
防水幕28が損傷したり、裂けたりすることが防止され
ている。なお、埋立海域での作業が完了した後、海砂貯
蔵基地は分解除去される。海砂貯蔵基地の柱24には複
数のフローター輸送パイプ16が係留されており、停泊
場所に到着した大型バラ積船10は、それぞれ、フロー
ター輸送パイプ16を利用して、海砂貯蔵基地に海砂を
ポンプアウトする。
【0019】図6は、船舶を海砂貯蔵基地として利用し
た海洋埋立方法の実施例を示している。埋立海域に陸
地、岩礁や島がなく、また、人工的な海砂貯蔵基地を建
設できる程度の浅瀬がない場合に、海砂貯蔵船舶32を
埋立海域近隣に停泊させることが好ましい。また、海砂
貯蔵船舶32を利用することにより、周囲の自然環境の
変化を最小限に抑えて、海洋を埋立てることができる。
本実施例では、まず、埋立海域近隣に大型の海砂貯蔵船
舶32が停泊させられる。この海砂貯蔵船舶32は、海
砂を輸送する大型バラ積船10よりも、排水量、すなわ
ち、海砂の積載量が多く、複数の大型バラ積船10が輸
送する海砂を集中して貯蔵する。こうすることにより、
大型バラ積船10の輸送効率の向上を図ることができ
る。もっとも、複数の海砂貯蔵船舶32を埋立海域近隣
に停泊させることにより、より多くの海砂を貯蔵するこ
とができる。
【0020】陸地14、海砂貯蔵基地又は海砂貯蔵船舶
32に荷降された海砂は、図2乃至図6に示されるよう
に、小型バージ船30により小口に埋立海域に投入され
る。小型バージ船30は、海砂を積載するための船倉
と、この船倉の海砂を小口に埋立海域に投入するための
装備、例えば、クレーンを備えている。陸地、海砂貯蔵
基地又は海砂貯蔵船舶から、ポンプによって海砂を小型
バージ船30に積載する。その後、小型バージ船30は
埋立海域まで航行する。そして、クレーンを利用して船
倉内の海砂を埋立海域に投入する。積載と投入の作業を
繰り返し行うことにより、所定の埋立海域に埋立地が形
成される。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、埋立海域
近隣に陸地又は海砂貯蔵基地を確保し、まず、海砂を大
型バラ積船からポンプアウトして、陸地又は海砂貯蔵基
地に揚荷するので、大型バラ積船を利用して埋立作業す
る場合や大型バラ積船から他の船に移し替える場合に比
べて、迅速に総ての海砂を埋立海域近隣に揚荷できる。
従って、大型バラ積船を埋立海域近隣に長期間停泊させ
る必要がなく、大型バラ積船を効率的に航行させて、少
ない船数で海砂を輸送することができ、短期間に所定の
埋立作業を完了させることができる。
【0022】また、大型バラ積船から海砂をポンプアウ
トする場所が、海洋でなく、陸地又は海砂貯蔵基地であ
るので、大量且つ迅速に海砂をポンプアウトしても、埋
立海域周辺の海洋汚濁を生じさせることがなく、生態系
に悪影響を及ぼすことが少なく、埋立作業を進めること
ができる。
【0023】請求項2の発明では、埋立海域近辺に陸地
がない場合に好適である。
【0024】請求項3の発明では、埋立海域近辺に陸
地、岩礁又は島のような海面から盛り上がった地形がな
い場合に好適である。
【0025】請求項4の発明では、埋立海域に陸地、岩
礁や島がなく、また、人工的な海砂貯蔵基地を建設でき
る程度の浅瀬がない場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 大型バラ積船による海砂の浚渫工程を示す概
念図。
【図2】 大型バラ積船から陸地に海砂を荷降した後、
海砂を小型バージ船に積載して海洋を埋立てる方法を示
す図。
【図3】 大型バラ積船から島の海砂貯蔵基地に海砂を
荷降した後、海砂を小型バージ船に積載して海洋を埋立
てる方法を示す図。
【図4】 人工的に建設した海砂貯蔵基地の斜視図。
【図5】 大型バラ積船から人工的に建設した海砂貯蔵
基地に海砂を荷降した後、海砂を小型バージ船に積載し
て海洋を埋立てる方法を示す図。
【図6】 大型バラ積船から海砂貯蔵船舶に海砂を荷降
した後、海砂を小型バージ船に積載して海洋を埋立てる
方法を示す図。
【符号の説明】
10 大型バラ積船 12 タンク 14 陸地 16 フローター
輸送パイプ 18 フローター 20 輸送パイプ 22 島 24 柱 26 フローター 28 防水幕 30 小型バージ船 32 海砂貯蔵船

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型バラ積船により埋立海域近隣まで海
    砂を輸送する工程と、 大型バラ積船を接岸させることなく大型バラ積船からフ
    ローター輸送パイプを介して陸地に海砂をポンプアウト
    する工程と、 陸地から複数の小型バージ船に海砂を積載する工程と、 小型バージ船を航行させて小型バージ船から埋立海域に
    海砂を投入する工程よりなる、海洋埋立方法。
  2. 【請求項2】 埋立海域近隣の岩礁又は島の少なくとも
    一部を切り取って海砂貯蔵基地を設ける工程と、 大型バラ積船により海砂貯蔵基地近隣まで海砂を輸送す
    る工程と、 大型バラ積船を海砂貯蔵基地に接岸させることなく大型
    バラ積船からフローター輸送パイプを介して海砂貯蔵基
    地に海砂をポンプアウトする工程と、 海砂貯蔵基地から複数の小型バージ船に海砂を積載する
    工程と、 小型バージ船を航行させて小型バージ船から埋立海域に
    海砂を投入する工程よりなる、海洋埋立方法。
  3. 【請求項3】 埋立海域近隣に海底から立設されて海水
    と隔離した海砂貯蔵基地を形成する工程と、 大型バラ積船により海砂貯蔵基地近隣まで海砂を輸送す
    る工程と、 大型バラ積船から海砂貯蔵基地に海砂をポンプアウトす
    る工程と、 海砂貯蔵基地から複数の小型バージ船に海砂を積載する
    工程と、 小型バージ船を航行させて小型バージ船から埋立海域に
    海砂を投入する工程よりなる、海洋埋立方法。
  4. 【請求項4】 大型バラ積船により埋立海域近隣まで海
    砂を輸送する工程と、 大型バラ積船より排水量が多い海砂貯蔵船舶を埋立海域
    近隣に停泊させる工程と、 大型バラ積船から海砂貯蔵船舶に海砂を移載する工程
    と、 海砂貯蔵船舶から複数の小型バージ船に海砂を積載する
    工程と、 小型バージ船を航行させて小型バージ船から埋立海域に
    海砂を投入する工程よりなる、海洋埋立方法。
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