JP2001039604A - シート切断装置におけるオーバーラップ助勢装置 - Google Patents
シート切断装置におけるオーバーラップ助勢装置Info
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- JP2001039604A JP2001039604A JP11177631A JP17763199A JP2001039604A JP 2001039604 A JP2001039604 A JP 2001039604A JP 11177631 A JP11177631 A JP 11177631A JP 17763199 A JP17763199 A JP 17763199A JP 2001039604 A JP2001039604 A JP 2001039604A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 シート切断装置のオーバーラップ助勢装
置は、シート切断装置によって切断されてくるシートを
搬送する高速コンベヤーと、高速コンベヤーによって搬
送されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する
低速コンベヤーと、高速コンベヤーと低速コンベヤーと
の間のオーバーラップ部に配設されたエヤーノズルおよ
び整流板とを備え、エヤーノズルは、低速コンベヤーの
近傍において上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを
吹き付ける構成とされ、整流板は、高速コンベヤーの終
端部近傍に配置され前記エヤーノズルからのエヤーを受
けて該エヤーを上方へと向けるように構成されている。 【効果】 エヤ−ノズルから連続的にエヤーを吹き付け
るだけで先行シートと後行シートとのオーバーラップを
ジャミング等を起こすことなく確実に行え、可動部もな
く、非常に簡単な構成で且つ調整も非常に容易なものと
なる。
置は、シート切断装置によって切断されてくるシートを
搬送する高速コンベヤーと、高速コンベヤーによって搬
送されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する
低速コンベヤーと、高速コンベヤーと低速コンベヤーと
の間のオーバーラップ部に配設されたエヤーノズルおよ
び整流板とを備え、エヤーノズルは、低速コンベヤーの
近傍において上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを
吹き付ける構成とされ、整流板は、高速コンベヤーの終
端部近傍に配置され前記エヤーノズルからのエヤーを受
けて該エヤーを上方へと向けるように構成されている。 【効果】 エヤ−ノズルから連続的にエヤーを吹き付け
るだけで先行シートと後行シートとのオーバーラップを
ジャミング等を起こすことなく確実に行え、可動部もな
く、非常に簡単な構成で且つ調整も非常に容易なものと
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙等シート状物体
のロータリー断裁機等によって断裁されてくるシートを
シート集積部へと搬送して行く際における先行シートと
後行シートとのオーバーラップを助勢するためのオーバ
ーラップ助勢装置に関するものである。
のロータリー断裁機等によって断裁されてくるシートを
シート集積部へと搬送して行く際における先行シートと
後行シートとのオーバーラップを助勢するためのオーバ
ーラップ助勢装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリー断裁機のシート集積部
のオーバーラップ部は、高速コンベヤー部と低速コンベ
ヤー部とからなり、高速コンベヤーで一枚づつ送られて
来るシートを、一旦低速コンベヤー部でオーバーラップ
することによって減速し、集積部にて集積する方法がと
られている。
のオーバーラップ部は、高速コンベヤー部と低速コンベ
ヤー部とからなり、高速コンベヤーで一枚づつ送られて
来るシートを、一旦低速コンベヤー部でオーバーラップ
することによって減速し、集積部にて集積する方法がと
られている。
【0003】この場合最も問題となるのは、高速コンベ
ヤーから低速コンベヤーにシートが移行する際、先行す
るシートの後端に後続するシートの先端が衝突し、ジャ
ミングを起こすトラブルである。
ヤーから低速コンベヤーにシートが移行する際、先行す
るシートの後端に後続するシートの先端が衝突し、ジャ
ミングを起こすトラブルである。
【0004】従来において、その対策として最も多用さ
れている方式としては、添付図面の図6および図7に略
示するような方式があった。この従来の方式のシステム
は、図6に示すように、ロータリー断裁機(図示してい
ない)によって断裁されて矢印方向に送られてくるシー
トを受けて搬送する高速コンベヤー部1と、高速コンベ
ヤー部1からシートを受けてシート集積部(図示してい
ない)へと搬送する低速コンベヤー部2と、高速コンベ
ヤー部1および低速コンベヤー部2のベルト上のシート
を押さえる押えベルト部3と、高速コンベヤー部1と低
速コンベヤー部2との間に配置されたサクションボック
ス4およびブローボックス5とを備える。サクションボ
ックス4には、サクションファン6が接続され、ブロー
ボックス5には、ブローファン7が接続されている。低
速コンベヤー部2には、キャッチロール8が含まれてい
る。
れている方式としては、添付図面の図6および図7に略
示するような方式があった。この従来の方式のシステム
は、図6に示すように、ロータリー断裁機(図示してい
ない)によって断裁されて矢印方向に送られてくるシー
トを受けて搬送する高速コンベヤー部1と、高速コンベ
ヤー部1からシートを受けてシート集積部(図示してい
ない)へと搬送する低速コンベヤー部2と、高速コンベ
ヤー部1および低速コンベヤー部2のベルト上のシート
を押さえる押えベルト部3と、高速コンベヤー部1と低
速コンベヤー部2との間に配置されたサクションボック
ス4およびブローボックス5とを備える。サクションボ
ックス4には、サクションファン6が接続され、ブロー
ボックス5には、ブローファン7が接続されている。低
速コンベヤー部2には、キャッチロール8が含まれてい
る。
【0005】このような従来システムにおいては、高速
コンベヤー部1から低速コンベヤー部2へと移行したシ
ートの後端を、タイミングを計りながらサクションボッ
クス4により吸引し、後続シートの先端部は、逆に、ブ
ローボックス5により吹き上げて先行するシートの後端
に衝突することなく、後続シートの先端部が先行シート
の後端部の上にオーバーラップできるようにしている。
コンベヤー部1から低速コンベヤー部2へと移行したシ
ートの後端を、タイミングを計りながらサクションボッ
クス4により吸引し、後続シートの先端部は、逆に、ブ
ローボックス5により吹き上げて先行するシートの後端
に衝突することなく、後続シートの先端部が先行シート
の後端部の上にオーバーラップできるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来システムにおいて
先行するシートの後端を吸引するためには、微妙なタイ
ミングで後端のみを吸引しなければならない。そのため
の従来方法として、添付図面の図7に略示部分平面図に
て略示するように、サクションボックス4の表面に全幅
に亘ってある間隔でシート流れ方向のスリット4Aを設
け、一方、これらスリット4Aを開閉するための一種の
ダンパープレート4Bを設け、このダンパープレート4
Bをタイミング良くずらせながら開閉を行う方式が採用
されている。このようなダンパープレート4Bによるス
リット4Aも開閉は、ロータリー断裁機等によるシート
断裁のためのカッター部の作動と比例的に制御されるモ
ータ4Dによって或いはラインシャフト等機械的連動に
よって回転駆動されるカム4Cを介してダンパープレー
ト4Bを往復動させることによって行われる。
先行するシートの後端を吸引するためには、微妙なタイ
ミングで後端のみを吸引しなければならない。そのため
の従来方法として、添付図面の図7に略示部分平面図に
て略示するように、サクションボックス4の表面に全幅
に亘ってある間隔でシート流れ方向のスリット4Aを設
け、一方、これらスリット4Aを開閉するための一種の
ダンパープレート4Bを設け、このダンパープレート4
Bをタイミング良くずらせながら開閉を行う方式が採用
されている。このようなダンパープレート4Bによるス
リット4Aも開閉は、ロータリー断裁機等によるシート
断裁のためのカッター部の作動と比例的に制御されるモ
ータ4Dによって或いはラインシャフト等機械的連動に
よって回転駆動されるカム4Cを介してダンパープレー
ト4Bを往復動させることによって行われる。
【0007】しかしながら、このような従来の方式で
は、高速になるほどタイミングをとることが困難とな
り、また、機械的な摩耗等による故障が多く、オーバー
ラップ部における最大の問題となっている。ちなみに、
現在の高速シートカッターでは、4から5回/秒のもの
も珍しくない。
は、高速になるほどタイミングをとることが困難とな
り、また、機械的な摩耗等による故障が多く、オーバー
ラップ部における最大の問題となっている。ちなみに、
現在の高速シートカッターでは、4から5回/秒のもの
も珍しくない。
【0008】また、別の機械的方法として、ロールで先
行するシートの後端を押し下げ後行シートの先端部に触
れないようタイミングをとりながら瞬間的に上下させる
方法とか、クロスバーを回転させ先行シートの後端を押
し下げる方法とかがあるが、いずれも極めて微妙な制御
と、複雑な機械的な構造を必要とし、シートを傷つけて
しまうこともある。
行するシートの後端を押し下げ後行シートの先端部に触
れないようタイミングをとりながら瞬間的に上下させる
方法とか、クロスバーを回転させ先行シートの後端を押
し下げる方法とかがあるが、いずれも極めて微妙な制御
と、複雑な機械的な構造を必要とし、シートを傷つけて
しまうこともある。
【0009】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるような、シート切断装置における
オーバーラップ助勢装置を提供することである。
の問題点を解消しうるような、シート切断装置における
オーバーラップ助勢装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シート
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置において、前
記シート切断装置によって切断されてくるシートを搬送
する高速コンベヤーと、当該高速コンベヤーによって搬
送されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する
低速コンベヤーと、前記高速コンベヤーと前記低速コン
ベヤーとの間のオーバーラップ部に配設されたエヤーノ
ズルおよび整流板とを備えており、前記エヤーノズル
は、前記低速コンベヤーのベルトとベルトの間から上方
且つシートの流れと逆方向にエヤーを吹き付ける構成と
され、前記整流板は、前記高速コンベヤーの終端部近傍
に配置され前記エヤーノズルからのエヤーを受けて該エ
ヤーを上方へと向けるように構成されている。
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置において、前
記シート切断装置によって切断されてくるシートを搬送
する高速コンベヤーと、当該高速コンベヤーによって搬
送されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する
低速コンベヤーと、前記高速コンベヤーと前記低速コン
ベヤーとの間のオーバーラップ部に配設されたエヤーノ
ズルおよび整流板とを備えており、前記エヤーノズル
は、前記低速コンベヤーのベルトとベルトの間から上方
且つシートの流れと逆方向にエヤーを吹き付ける構成と
され、前記整流板は、前記高速コンベヤーの終端部近傍
に配置され前記エヤーノズルからのエヤーを受けて該エ
ヤーを上方へと向けるように構成されている。
【0011】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
エヤーノズルは、圧力調整または位置調整が可能なもの
とされている。
エヤーノズルは、圧力調整または位置調整が可能なもの
とされている。
【0012】本発明の別の実施の形態によれば、シート
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置において、前
記シート切断装置によって切断されてくるシートを搬送
する高速コンベヤーと、該高速コンベヤーによって搬送
されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する低
速コンベヤーと、前記高速コンベヤーと前記低速コンベ
ヤーとの間のオーバーラップ部に配設されたガイド板お
よび整流板とを備えており、前記整流板は、前記高速コ
ンベヤーの終端部近傍に配置されており、前記ガイド板
は、前記整流板から前記低速コンベヤーの直前まで延在
するように配置されており、前記ガイド板には、該ガイ
ド板の下側から上側へ且つ前記整流板に向かう方向に抜
けたエヤーノズル孔またはスリットが形成されており、
該エヤーノズル孔またはスリットは、上方且つシートの
流れと逆方向にエヤーを吹き付ける構成とされ、前記整
流板は、前記エヤーノズル孔またはスリットからのエヤ
ーを受けて該エヤーを上方へと向けるように構成されて
いる。
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置において、前
記シート切断装置によって切断されてくるシートを搬送
する高速コンベヤーと、該高速コンベヤーによって搬送
されてくるシートを受けてシート集積部へと搬送する低
速コンベヤーと、前記高速コンベヤーと前記低速コンベ
ヤーとの間のオーバーラップ部に配設されたガイド板お
よび整流板とを備えており、前記整流板は、前記高速コ
ンベヤーの終端部近傍に配置されており、前記ガイド板
は、前記整流板から前記低速コンベヤーの直前まで延在
するように配置されており、前記ガイド板には、該ガイ
ド板の下側から上側へ且つ前記整流板に向かう方向に抜
けたエヤーノズル孔またはスリットが形成されており、
該エヤーノズル孔またはスリットは、上方且つシートの
流れと逆方向にエヤーを吹き付ける構成とされ、前記整
流板は、前記エヤーノズル孔またはスリットからのエヤ
ーを受けて該エヤーを上方へと向けるように構成されて
いる。
【0013】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記ガイド板および整流板は、板状体の折り曲げ加工に
より一体的なものとして形成され、前記エヤーノズル孔
は、該板状体の打ち出し加工により形成されている。ま
た、エヤーノズルスリットの場合には、2枚の板の端部
同志を上下にある間隔を置いて重ねるようにすることに
より形成されうる。
前記ガイド板および整流板は、板状体の折り曲げ加工に
より一体的なものとして形成され、前記エヤーノズル孔
は、該板状体の打ち出し加工により形成されている。ま
た、エヤーノズルスリットの場合には、2枚の板の端部
同志を上下にある間隔を置いて重ねるようにすることに
より形成されうる。
【0014】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記高速コンベヤーの上下ベルトおよび前記低速コンベ
ヤーの上下ベルトをそれぞれ変速可能な駆動系で個別に
駆動可能とし、先行シートと後行シートとのオーバーラ
ップ量または先行シートの後端と後行シートの先端との
衝突を防止するように前記各ベルトの速度を変更または
タイミングを計り瞬間停止しうるようにしている。勿
論、瞬間停止の場合は上、下ベルトを同時に停止、起動
する。
前記高速コンベヤーの上下ベルトおよび前記低速コンベ
ヤーの上下ベルトをそれぞれ変速可能な駆動系で個別に
駆動可能とし、先行シートと後行シートとのオーバーラ
ップ量または先行シートの後端と後行シートの先端との
衝突を防止するように前記各ベルトの速度を変更または
タイミングを計り瞬間停止しうるようにしている。勿
論、瞬間停止の場合は上、下ベルトを同時に停止、起動
する。
【0015】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記駆動系は、ACサーボモータを含む。
前記駆動系は、ACサーボモータを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、添付図面の図1から図3を
特に参照して、本発明の実施の形態および実施例につい
て、本発明をより詳細に説明する。
特に参照して、本発明の実施の形態および実施例につい
て、本発明をより詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例としてのシート
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置の構成を概略
的に示す図である。図1に示すように、この実施例のオ
ーバーラップ助勢装置は、帯状紙等の帯状シート材を所
望の長さのシートに連続して断裁していくロータリー断
裁機等のカッター部10から切断されてくるシートを搬
送する高速コンベヤー20と、この高速コンベヤー20
によって搬送されてくるシートを受けてシート集積部4
0へと搬送する低速コンベヤー30と、高速コンベヤー
20と低速コンベヤー30との間のオーバーラップ部に
配設されたエヤーノズル70および整流板80と、高速
コンベヤー20のベルト上のシートを押さえるための高
速コンベヤー押えベルト50と、低速コンベヤー30の
ベルト上のシートを押さえるための低速コンベヤー押え
ベルト60とを備えている。
切断装置におけるオーバーラップ助勢装置の構成を概略
的に示す図である。図1に示すように、この実施例のオ
ーバーラップ助勢装置は、帯状紙等の帯状シート材を所
望の長さのシートに連続して断裁していくロータリー断
裁機等のカッター部10から切断されてくるシートを搬
送する高速コンベヤー20と、この高速コンベヤー20
によって搬送されてくるシートを受けてシート集積部4
0へと搬送する低速コンベヤー30と、高速コンベヤー
20と低速コンベヤー30との間のオーバーラップ部に
配設されたエヤーノズル70および整流板80と、高速
コンベヤー20のベルト上のシートを押さえるための高
速コンベヤー押えベルト50と、低速コンベヤー30の
ベルト上のシートを押さえるための低速コンベヤー押え
ベルト60とを備えている。
【0018】高速コンベヤー20の途中には、一般的に
そうであるように、不良シートを機外にリゼクトするた
めのリゼクトゲート21が設けられている。不良シート
は、リゼクトゲート21の作動により、不良シート受け
22へと落とされていくようになっている。エヤーノズ
ル70は、エヤーパイプ71に接続されており、エヤー
パイプ71には、途中に減圧調節弁73を設けた配管7
2を通してブローファン74からエヤーが吹き込まれる
ようになっている。
そうであるように、不良シートを機外にリゼクトするた
めのリゼクトゲート21が設けられている。不良シート
は、リゼクトゲート21の作動により、不良シート受け
22へと落とされていくようになっている。エヤーノズ
ル70は、エヤーパイプ71に接続されており、エヤー
パイプ71には、途中に減圧調節弁73を設けた配管7
2を通してブローファン74からエヤーが吹き込まれる
ようになっている。
【0019】エヤーノズル70の配置は、図2の部分平
面図によく示されているように、低速コンベヤー30の
間隔を置いて並置された複数のベルトの間から、矢印A
で示すように、上方且つシートの流れと逆方向にエヤー
を吹き付ける構成とされている。このエヤーノズル70
は、例えば、銅管(φ6程度)を曲げ先端部を斜めに切
り落としたものでよい。一方、整流板80は、図1によ
く示されるように、高速コンベヤー20の終端部近傍、
例えば、最終リターンロールまたは当該リターンロール
直後に、高速コンベヤー20の間隔を置いて並置された
複数のベルトが配置されエヤーノズル70からのエヤー
を受けて該エヤーを上方へと向けるように構成されてい
る。
面図によく示されているように、低速コンベヤー30の
間隔を置いて並置された複数のベルトの間から、矢印A
で示すように、上方且つシートの流れと逆方向にエヤー
を吹き付ける構成とされている。このエヤーノズル70
は、例えば、銅管(φ6程度)を曲げ先端部を斜めに切
り落としたものでよい。一方、整流板80は、図1によ
く示されるように、高速コンベヤー20の終端部近傍、
例えば、最終リターンロールまたは当該リターンロール
直後に、高速コンベヤー20の間隔を置いて並置された
複数のベルトが配置されエヤーノズル70からのエヤー
を受けて該エヤーを上方へと向けるように構成されてい
る。
【0020】次に、エヤーノズル70と整流板80とに
よるオーバーラップ助勢作用について、特に、図3を参
照して説明する。図3は、図1に全体的に示されたシス
テムにおける高速コンベヤー20と低速コンベヤー30
との間のオーバーラップ部の詳細を示している。低速コ
ンベヤー30のベルトとベルトとの間の隙間から、エヤ
ーノズル70によって、矢印Aで示すように、斜め上方
且つシートの流れ方向と逆方向に吹出されたエヤーは、
低速コンベヤー30のベルト上のシートS1の下面にそ
って整流板80の方へ向かう流れとなり、ベルヌーイの
法則にしたがってシートS1の下面を負圧とし、低速コ
ンベヤー30に移行したシートS1を、矢印Bで示すよ
うに、速やかに下方に引き付ける作用を及ぼす。その
後、そのエヤーの流れは、整流板80の斜面に当たり、
上方に向きを変え、高速コンベヤー20から低速コンベ
ヤー30に移行せんとするシートS2の先端部を、矢印
Cで示すように、上方に吹き上げる作用をする。したが
って、前述したようにベルヌーイの法則にしたがって低
速コンベヤー30のベルト上に吸い付けられた先行する
シートS1の後端の上に、後行するシートS2の先端部
は、先行シートS1の後端に衝突することなくスムース
にオーバーラップすることができる。
よるオーバーラップ助勢作用について、特に、図3を参
照して説明する。図3は、図1に全体的に示されたシス
テムにおける高速コンベヤー20と低速コンベヤー30
との間のオーバーラップ部の詳細を示している。低速コ
ンベヤー30のベルトとベルトとの間の隙間から、エヤ
ーノズル70によって、矢印Aで示すように、斜め上方
且つシートの流れ方向と逆方向に吹出されたエヤーは、
低速コンベヤー30のベルト上のシートS1の下面にそ
って整流板80の方へ向かう流れとなり、ベルヌーイの
法則にしたがってシートS1の下面を負圧とし、低速コ
ンベヤー30に移行したシートS1を、矢印Bで示すよ
うに、速やかに下方に引き付ける作用を及ぼす。その
後、そのエヤーの流れは、整流板80の斜面に当たり、
上方に向きを変え、高速コンベヤー20から低速コンベ
ヤー30に移行せんとするシートS2の先端部を、矢印
Cで示すように、上方に吹き上げる作用をする。したが
って、前述したようにベルヌーイの法則にしたがって低
速コンベヤー30のベルト上に吸い付けられた先行する
シートS1の後端の上に、後行するシートS2の先端部
は、先行シートS1の後端に衝突することなくスムース
にオーバーラップすることができる。
【0021】この実施例では、エヤーノズル70から吹
出されるエヤーの圧力は、減圧調節弁73によって調整
できるようにされており、また、エヤーノズル70の吹
出し口の位置を調整可能なものとしておくとよい。
出されるエヤーの圧力は、減圧調節弁73によって調整
できるようにされており、また、エヤーノズル70の吹
出し口の位置を調整可能なものとしておくとよい。
【0022】さらにまた、図1の実施例では、高速コン
ベヤー20のベルトの駆動、高速コンベヤー押えベルト
50の駆動、低速コンベヤー30のベルトの駆動、およ
び低速コンベヤー押えベルト60の駆動は、それぞれA
Cサーボモータ91、92および93を含む変速可能な
モータ乃至は機械的な変速機構を有する駆動系で個別に
駆動可能としている。このように、高速コンベヤー部と
低速コンベヤー部の上下ベルトの駆動を、それぞれ単独
の駆動系で自由に変速できるようにしておくと、次の点
で好ましい。
ベヤー20のベルトの駆動、高速コンベヤー押えベルト
50の駆動、低速コンベヤー30のベルトの駆動、およ
び低速コンベヤー押えベルト60の駆動は、それぞれA
Cサーボモータ91、92および93を含む変速可能な
モータ乃至は機械的な変速機構を有する駆動系で個別に
駆動可能としている。このように、高速コンベヤー部と
低速コンベヤー部の上下ベルトの駆動を、それぞれ単独
の駆動系で自由に変速できるようにしておくと、次の点
で好ましい。
【0023】図1のシステムにおいて、通常、リゼクト
ゲート21によってリゼクトされるシートの枚数は、1
枚だけの場合もあれば、2枚、3枚、……と連続する場
合もある。これを一般的には、1枚落し、2枚落し、…
…と称しているが、この場合連続的に搬送されていたタ
イミングが狂い、先行シートの後端に後行シートの先端
が衝突しジャミングを生じ機械を停止しなければならな
いトラブルが生じてしまうことがありうる。しかし、リ
ゼクトゲート21において1枚落ち、2枚落ち、3枚落
ち、……を検知して、それに応じて各ACサーボモータ
を制御することにより、オーバーラップ部の上下ベルト
の速度を個々に瞬間的に変化または停止させて、瞬時に
タイミングを合わせるような調整を行うことで、ジャミ
ングが生じてしまうようなことを防止できる。勿論、瞬
間停止の場合は上、下ベルトを同時に停止し、先行紙を
オーバーラップ状態のまま待機させ、後行紙をその上に
オーバーラップさせ瞬時起動させるのである。
ゲート21によってリゼクトされるシートの枚数は、1
枚だけの場合もあれば、2枚、3枚、……と連続する場
合もある。これを一般的には、1枚落し、2枚落し、…
…と称しているが、この場合連続的に搬送されていたタ
イミングが狂い、先行シートの後端に後行シートの先端
が衝突しジャミングを生じ機械を停止しなければならな
いトラブルが生じてしまうことがありうる。しかし、リ
ゼクトゲート21において1枚落ち、2枚落ち、3枚落
ち、……を検知して、それに応じて各ACサーボモータ
を制御することにより、オーバーラップ部の上下ベルト
の速度を個々に瞬間的に変化または停止させて、瞬時に
タイミングを合わせるような調整を行うことで、ジャミ
ングが生じてしまうようなことを防止できる。勿論、瞬
間停止の場合は上、下ベルトを同時に停止し、先行紙を
オーバーラップ状態のまま待機させ、後行紙をその上に
オーバーラップさせ瞬時起動させるのである。
【0024】その上、不良シートが生じていないような
正常状態においても、ACサーボモータ91、92、9
3を個々に制御して上下ベルトの速度を変えることによ
り、オーバーラップ率の調節を非常に容易に行えるよう
にすることができる。
正常状態においても、ACサーボモータ91、92、9
3を個々に制御して上下ベルトの速度を変えることによ
り、オーバーラップ率の調節を非常に容易に行えるよう
にすることができる。
【0025】図4は、本発明の別の実施例としてのシー
ト切断装置におけるオーバーラップ助勢装置の概略構成
を示している。図4において、図1の装置の構成部分と
同様の構成部分については、同じ参照符号を付して示し
ている。図4に示されるように、この実施例において
は、高速コンベヤー20と低速コンベヤー30との間
に、板状体を折り曲げ加工することにより形成されたガ
イド板兼整流板100が配設されている。このガイド板
兼整流板100は、整流板部80Aと、ガイド板部80
Bとを備えている。整流板部80Aは、高速コンベヤー
20の終端部近傍に配置されており、ガイド板部80B
は、整流板部80Aから低速コンベヤー30の直前まで
延在するように配置されており、高速コンベヤー20か
ら送られてくるシートS1、S2、………を低速コンベ
ヤー30の方へと案内する作用を果たす。また、ガイド
板部80Bには、ガイド板部80Bの下側から上側へ且
つ整流板部80Aに向かう方向に抜けたエヤーノズル孔
70Aが複数個形成されている。なお、エヤーノズル孔
70Aの形状についてはこれに特定されるものではな
い。
ト切断装置におけるオーバーラップ助勢装置の概略構成
を示している。図4において、図1の装置の構成部分と
同様の構成部分については、同じ参照符号を付して示し
ている。図4に示されるように、この実施例において
は、高速コンベヤー20と低速コンベヤー30との間
に、板状体を折り曲げ加工することにより形成されたガ
イド板兼整流板100が配設されている。このガイド板
兼整流板100は、整流板部80Aと、ガイド板部80
Bとを備えている。整流板部80Aは、高速コンベヤー
20の終端部近傍に配置されており、ガイド板部80B
は、整流板部80Aから低速コンベヤー30の直前まで
延在するように配置されており、高速コンベヤー20か
ら送られてくるシートS1、S2、………を低速コンベ
ヤー30の方へと案内する作用を果たす。また、ガイド
板部80Bには、ガイド板部80Bの下側から上側へ且
つ整流板部80Aに向かう方向に抜けたエヤーノズル孔
70Aが複数個形成されている。なお、エヤーノズル孔
70Aの形状についてはこれに特定されるものではな
い。
【0026】図5の(A)は、ガイド板兼整流板100
の一部破断平面図であり、図5の(B)は、エヤーノズ
ル孔70Aの断面形状を示す部分拡大断面図である。図
5によく示されているように、エヤーノズル孔70A
は、ガイド板兼整流板100のガイド板部80Bに所定
の間隔を置いて複数個形成されており、この実施例で
は、板状体の打ち出し加工により形成されている。これ
らエヤーノズル孔70Aは、図5において矢印にて示す
ように、上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを吹き
付ける構成とされている。一方、整流板部80Aは、図
4において矢印にて示すように、エヤーノズル孔70A
からのエヤーを受けて該エヤーを上方へと向けるように
構成されている。
の一部破断平面図であり、図5の(B)は、エヤーノズ
ル孔70Aの断面形状を示す部分拡大断面図である。図
5によく示されているように、エヤーノズル孔70A
は、ガイド板兼整流板100のガイド板部80Bに所定
の間隔を置いて複数個形成されており、この実施例で
は、板状体の打ち出し加工により形成されている。これ
らエヤーノズル孔70Aは、図5において矢印にて示す
ように、上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを吹き
付ける構成とされている。一方、整流板部80Aは、図
4において矢印にて示すように、エヤーノズル孔70A
からのエヤーを受けて該エヤーを上方へと向けるように
構成されている。
【0027】図5の(C)および(D)は、図5の
(A)および(B)に関して前述したガイド板兼整流板
100に代わりうる別の実施例を説明するための図5の
(A)および(B)のそれぞれと同様の図である。この
図5の(C)および(D)の実施例では、ガイド板兼整
流板100Aは、2枚の板、すなわち、整流板部101
Aを有し且つガイド板部の一部を形成する第1の板10
1と、第1の板101の一部と一緒になってガイド板部
を与える第2の板102とから構成されている。図5の
(D)の部分断面図によく示されているように、第1の
板101の整流板部101Aとは反対側の端部は、若干
波形に折り曲げられており、第2の板102の端部が上
下に間隔を置いて重ね合わされ、それらの間にエヤーノ
ズルスリット70Bが与えられるようにされている。こ
のようなエヤーノズルスリット70Bの作用効果は、エ
ヤーノズル孔70Aと同様である。
(A)および(B)に関して前述したガイド板兼整流板
100に代わりうる別の実施例を説明するための図5の
(A)および(B)のそれぞれと同様の図である。この
図5の(C)および(D)の実施例では、ガイド板兼整
流板100Aは、2枚の板、すなわち、整流板部101
Aを有し且つガイド板部の一部を形成する第1の板10
1と、第1の板101の一部と一緒になってガイド板部
を与える第2の板102とから構成されている。図5の
(D)の部分断面図によく示されているように、第1の
板101の整流板部101Aとは反対側の端部は、若干
波形に折り曲げられており、第2の板102の端部が上
下に間隔を置いて重ね合わされ、それらの間にエヤーノ
ズルスリット70Bが与えられるようにされている。こ
のようなエヤーノズルスリット70Bの作用効果は、エ
ヤーノズル孔70Aと同様である。
【0028】図4によく示されているように、ガイド板
部80Bのエヤーノズル孔70A(または、エヤーノズ
ルスリット70B)が形成されている部分の下側には、
ブローボックス71Aが接続され、ブローファン74A
からのエヤーがブローボックス71Aを通して各エヤー
ノズル孔70A(またはエヤーノズルスリット70B)
から連続的に吹出される構成とされている。エヤーノズ
ル孔70A(またはエヤーノズルスリット70B)から
吹出されたエヤーの各シートS1、S2、……に対する
作用は、図1の実施例に関して説明したようなエヤーノ
ズル70から吹出されたエヤーの作用と同様であるの
で、ここでは繰り返し説明しない。図4において、参照
符号Lは、シートのオーバーラップ部を示している。な
お、当該ガイド板は、一種のエヤーテーブルとしても機
能するので、シートとガイド板との間の摩擦抵抗はほと
んどなく、シートの進行を阻害するようなことはない。
部80Bのエヤーノズル孔70A(または、エヤーノズ
ルスリット70B)が形成されている部分の下側には、
ブローボックス71Aが接続され、ブローファン74A
からのエヤーがブローボックス71Aを通して各エヤー
ノズル孔70A(またはエヤーノズルスリット70B)
から連続的に吹出される構成とされている。エヤーノズ
ル孔70A(またはエヤーノズルスリット70B)から
吹出されたエヤーの各シートS1、S2、……に対する
作用は、図1の実施例に関して説明したようなエヤーノ
ズル70から吹出されたエヤーの作用と同様であるの
で、ここでは繰り返し説明しない。図4において、参照
符号Lは、シートのオーバーラップ部を示している。な
お、当該ガイド板は、一種のエヤーテーブルとしても機
能するので、シートとガイド板との間の摩擦抵抗はほと
んどなく、シートの進行を阻害するようなことはない。
【0029】
【発明の効果】本発明のオーバーラップ助勢装置によれ
ば、エヤ−ノズルから連続的にエヤーを吹き付けるだけ
で先行シートと後行シートとのオーバーラップをジャミ
ング等を起こすことなく確実に行え、可動部もなく、非
常に簡単な構成で且つ調整も非常に容易なものとなる。
ば、エヤ−ノズルから連続的にエヤーを吹き付けるだけ
で先行シートと後行シートとのオーバーラップをジャミ
ング等を起こすことなく確実に行え、可動部もなく、非
常に簡単な構成で且つ調整も非常に容易なものとなる。
【0030】エヤーノズルのエヤー圧力の減圧調節弁に
よる圧力調整とエヤーノズルの吹出し口の位置調整のみ
により、種々な材質のシートおよび種々なシートの搬送
速度に対応して、ジャミング等の不都合を起こすことな
く、確実にシートのオーバーラップを行わせるようにす
ることができる。
よる圧力調整とエヤーノズルの吹出し口の位置調整のみ
により、種々な材質のシートおよび種々なシートの搬送
速度に対応して、ジャミング等の不都合を起こすことな
く、確実にシートのオーバーラップを行わせるようにす
ることができる。
【図1】本発明の一実施例としてのシート切断装置にお
けるオーバーラップ助勢装置の構成を概略的に示す図で
ある。
けるオーバーラップ助勢装置の構成を概略的に示す図で
ある。
【図2】図1のオーバーラップ助勢装置の部分平面図で
ある。
ある。
【図3】図1のオーバーラップ助勢装置の動作を説明す
るための部分図である。
るための部分図である。
【図4】本発明の別の実施例としてのシート切断装置に
おけるオーバーラップ助勢装置の構成を概略的に示す図
である。
おけるオーバーラップ助勢装置の構成を概略的に示す図
である。
【図5】図4のオーバーラップ助勢装置に使用するガイ
ド板兼整流板の詳細構成を示す図である。
ド板兼整流板の詳細構成を示す図である。
【図6】従来のシート切断装置におけるオーバーラップ
助勢装置の構成を示す概略図である。
助勢装置の構成を示す概略図である。
【図7】図6の従来のオーバーラップ助勢装置の部分平
面図である。
面図である。
10 ロータリー断裁機のカッター部 20 高速コンベヤー 21 リゼクトゲート 22 不良シート受け 30 低速コンベヤー 40 シート集積部 50 高速コンベヤー押えベルト 60 低速コンベヤー押えベルト 70 エヤーノズル 70A エヤーノズル孔 70B エヤーノズルスリット 71 エヤーパイプ 71A ブローボックス 72 配管 73 圧力調節弁 74 ブローファン 74A ブローファン 80 整流板 80A 整流板部 80B ガイド板部 91 ACサーボモータ 92 ACサーボモータ 93 ACサーボモータ 100 ガイド板兼整流板 100A ガイド板兼整流板
Claims (6)
- 【請求項1】 シート切断装置におけるオーバーラップ
助勢装置において、前記シート切断装置によって切断さ
れてくるシートを搬送する高速コンベヤーと、該高速コ
ンベヤーによって搬送されてくるシートを受けてシート
集積部へと搬送する低速コンベヤーと、前記高速コンベ
ヤーと前記低速コンベヤーとの間のオーバーラップ部に
配設されたエヤーノズルおよび整流板とを備えており、
前記エヤーノズルは、前記低速コンベヤーのベルトとベ
ルトの間から上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを
吹き付ける構成とされ、前記整流板は、前記高速コンベ
ヤーの終端部近傍に配置され前記エヤーノズルからのエ
ヤーを受けて該エヤーを上方へと向けるように構成され
ていることを特徴とするオーバーラップ助勢装置。 - 【請求項2】 前記エヤーノズルは、圧力調整または位
置調整が可能なものとされている請求項1記載のオーバ
ーラップ助勢装置。 - 【請求項3】 シート切断装置におけるオーバーラップ
助勢装置において、前記シート切断装置によって切断さ
れてくるシートを搬送する高速コンベヤーと、該高速コ
ンベヤーによって搬送されてくるシートを受けてシート
集積部へと搬送する低速コンベヤーと、前記高速コンベ
ヤーと前記低速コンベヤーとの間のオーバーラップ部に
配設されたガイド板および整流板とを備えており、前記
整流板は、前記高速コンベヤーの終端部近傍に配置され
ており、前記ガイド板は、前記整流板から前記低速コン
ベヤーの直前まで延在するように配置されており、前記
ガイド板には、該ガイド板の下側から上側へ且つ前記整
流板に向かう方向に抜けたエヤーノズル孔またはスリッ
トが形成されており、該エヤーノズル孔またはスリット
は、上方且つシートの流れと逆方向にエヤーを吹き付け
る構成とされ、前記整流板は、前記エヤーノズル孔また
はスリットからのエヤーを受けて該エヤーを上方へと向
けるように構成されていることを特徴とするオーバーラ
ップ助勢装置。 - 【請求項4】 前記ガイド板および整流板は、板状体の
折り曲げ加工により一体的なものとして形成されまたは
2枚の板の端部を重ね合わせるようにして形成され、前
記エヤーノズル孔またはスリットは、該板状体の打ち出
し加工により形成されまたは前記2枚の板の端部の重ね
合わせ部によって形成されている請求項3記載のオーバ
ーラップ助勢装置。 - 【請求項5】 前記高速コンベヤーの上下ベルトおよび
前記低速コンベヤーの上下ベルトをそれぞれ変速可能な
駆動系で個別に駆動可能とし、先行シートと後行シート
とのオーバーラップ量または先行シートの後端と後行シ
ートの先端との衝突を防止するように前記各ベルトの速
度を変更またはタイミングを計り瞬間停止しうるように
した請求項1または2または3または4記載のオーバー
ラップ助勢装置。 - 【請求項6】 前記駆動系は、ACサーボモータを含む
請求項5記載のオーバーラップ助勢装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11177631A JP3041302B1 (ja) | 1999-05-25 | 1999-06-24 | シ―ト切断装置におけるオ―バ―ラップ助勢装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-144918 | 1999-05-25 | ||
JP14491899 | 1999-05-25 | ||
JP11177631A JP3041302B1 (ja) | 1999-05-25 | 1999-06-24 | シ―ト切断装置におけるオ―バ―ラップ助勢装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041302B1 JP3041302B1 (ja) | 2000-05-15 |
JP2001039604A true JP2001039604A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=26476190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11177631A Expired - Fee Related JP3041302B1 (ja) | 1999-05-25 | 1999-06-24 | シ―ト切断装置におけるオ―バ―ラップ助勢装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041302B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126284A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Komori Corp | シート状物搬送装置 |
JP2009220254A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Oji Nepia Co Ltd | ワーク受け渡し装置 |
JP2015039747A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 富士フイルム株式会社 | ウエブ切断方法、及びウエブ切断装置 |
DE102016207397A1 (de) * | 2016-04-29 | 2017-11-02 | Koenig & Bauer Ag | Vorrichtung zum Unterschuppen von Bogen |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11177631A patent/JP3041302B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126284A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Komori Corp | シート状物搬送装置 |
JP2009220254A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Oji Nepia Co Ltd | ワーク受け渡し装置 |
JP2015039747A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 富士フイルム株式会社 | ウエブ切断方法、及びウエブ切断装置 |
KR20150022696A (ko) * | 2013-08-22 | 2015-03-04 | 후지필름 가부시키가이샤 | 웨브 절단 방법 및 웨브 절단 장치 |
TWI621488B (zh) * | 2013-08-22 | 2018-04-21 | 富士軟片股份有限公司 | 網切斷方法及網切斷裝置 |
KR102171673B1 (ko) | 2013-08-22 | 2020-10-29 | 후지필름 가부시키가이샤 | 웨브 절단 방법 및 웨브 절단 장치 |
DE102016207397A1 (de) * | 2016-04-29 | 2017-11-02 | Koenig & Bauer Ag | Vorrichtung zum Unterschuppen von Bogen |
WO2017186772A1 (de) | 2016-04-29 | 2017-11-02 | Koenig & Bauer Ag | Vorrichtung zum unterschuppen von bogen |
US10486416B2 (en) | 2016-04-29 | 2019-11-26 | Koenig & Bauer Ag | Device for overlapping sheets |
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---|---|
JP3041302B1 (ja) | 2000-05-15 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |