JP2001038677A - フィルムカッター - Google Patents

フィルムカッター

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JP2001038677A
JP2001038677A JP11217286A JP21728699A JP2001038677A JP 2001038677 A JP2001038677 A JP 2001038677A JP 11217286 A JP11217286 A JP 11217286A JP 21728699 A JP21728699 A JP 21728699A JP 2001038677 A JP2001038677 A JP 2001038677A
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blade portion
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JP11217286A
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Takashi Sakai
敬 酒井
Tsutomu Hanawa
勉 塙
Yutaka Kawaguchi
裕 河口
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MCK KK
REON SEIGYO KIKI KK
MCK Co Ltd
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MCK KK
REON SEIGYO KIKI KK
MCK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧着ハガキを作製する帳票に貼付した圧着フ
ィルムを迅速かつきれいに切断することができる汎用性
のあるフィルムカッターを提供する。 【解決手段】 一辺を重ね合わせて順次並べられた枚葉
状の帳票31の片面又は両面に連続フィルム32a,3
2b,32cをラミネートして作製される連続帳票30
を、枚葉状の帳票31ごとに連続フィルム32a,32
b,32cを切断するフィルムカッターであって、各連
続フィルム32a,32b,32cに対応する刃部11
〜20を備え、重ね合わされた帳票31の間に挿入され
て、その帳票31を横切りながら、連続フィルム32
a,32b,32cのフィルム表面に刃部11〜20の
一部分を重ねた後その連続フィルム32a,32b,3
2cを切断することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票に貼付された
フィルムを迅速かつきれいに切断することができるフィ
ルムカッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧着ハガキ帳票を効率よく作
製するために、枚葉紙状の帳票に、連続フィルムをラミ
ネートして連続帳票とした後、その連続帳票を順次送っ
て、ラミネートフィルムを切断することで、ラミネート
フィルムが貼付された枚葉紙状の圧着ハガキ帳票を作製
していた。このラミネートフィルムを切断するフィルム
カッターとしては、一の刃部のみ有しているものが使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のフィルムカッターは、一の刃部で、フィルムを切断し
なければならないので、切断する際は、一旦、連続帳票
の送りを止めなければならないことが多く、高速処理す
ることができなかった。
【0004】本発明の課題は、圧着ハガキを作製する帳
票に貼付した圧着フィルムを迅速かつきれいに切断する
ことができる汎用性のあるフィルムカッターを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。前記
課題を解決するために、請求項1の発明は、一辺を重ね
合わせて順次並べられた枚葉状の帳票(31)の片面又
は両面に連続フィルム(32a,32b,32c)をラ
ミネートして作製される連続帳票(30)を、前記枚葉
状の帳票(31)ごとに前記連続フィルム(32a,3
2b,32c)を切断するフィルムカッターであって、
各連続フィルム(32a,32b,32c)に対応する
刃部(11〜20)を備え、前記重ね合わされた帳票
(31)の間に挿入されて、その帳票(31)を横切り
ながら、前記連続フィルム(32a,32b,32c)
のフィルム表面に前記刃部(11〜20)の一部分を重
ねた後その連続フィルム(32a,32b,32c)を
切断することを特徴とするフィルムカッターである。
【0006】請求項2の発明は、一辺を重ね合わせて順
次並べられた枚葉状の帳票(31)の片面又は両面に複
数の連続フィルム(32a,32b,32c)をラミネ
ートして作製される連続帳票(30)を、前記枚葉状の
帳票(31)ごとに前記連続フィルム(32a,32
b,32c)を切断するフィルムカッターであって、各
連続フィルムに(32a,32b,32c)対応する刃
部(11〜20)を備え、前記重ね合わされた帳票(3
1)の間に挿入されて、その帳票(31)を横切りなが
ら、前記連続フィルム(32a,32b,32c)のフ
ィルム表面に前記刃部(11〜20)の一部分を重ねた
後その連続フィルム(32a,32b,32c)を切断
することを繰り返し、一方向への移動によって全ての連
続フィルム(32a,32b,32c)を切断すること
を特徴とするフィルムカッターである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のフィルムカッターにおいて、前記刃部(11〜
20)は、前記連続フィルム(32a,32b,32
c)に対して斜めに形成された直線状の刃部であること
を特徴とするフィルムカッターである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載のフィ
ルムカッターにおいて、前記連続帳票(30)は、送り
方向前側の枚葉状の帳票(31)の後端部の上に、後側
の枚葉状の帳票(31)の前端部が重ね合わされてお
り、前記刃部は、前記連続フィルム(32a,32c)
が前記連続帳票(30)の上面にラミネートされている
ときには、送り方向に対して鈍角(θ11,θ13,θ
15)に傾斜しており、前記連続フィルム(32b)が
前記連続帳票(30)の下面にラミネートされていると
きには、送り方向に対して鋭角(θ12,θ14)に傾
斜していることを特徴とするフィルムカッターである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のフィルムカッターにおい
て、カッター移動方向は、前記連続帳票(30)の送り
方向に対して、ほぼ直角であり、前記刃部(11〜2
0)は、前記枚葉状の帳票(31)にラミネートされる
前記連続フィルム(32a,32b,32c)の側端部
の幅方向の位置に応じて、前記連続帳票(30)の送り
方向に複数設けられていることを特徴とするフィルムカ
ッターである。
【0010】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載のフィルムカッターにおい
て、前記刃部(11〜20)は、カッター両側部に形成
されており、帳票の幅方向に往復移動する際に、往時、
復時いずれの場合でも、前記連続フィルム(32a,3
2b,32c)を切断することができることを特徴とす
るフィルムカッターである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (実施形態)図1は、本発明によるフィルムカッターの
一実施形態を示す平面図である。フィルムカッター10
は、第1刃部11と、第2刃部12と、第3刃部13
と、第4刃部14と、第5刃部15と、第6刃部16
と、第7刃部17と、第8刃部18と、第9刃部19
と、第10刃部20とを備える。フィルムカッター10
は、フィルム切断装置(不図示)に取り付けられ、後述
のように、連続帳票の送り方向(図1中、上下方向)に
対して、ほぼ直角方向(図1中、左右方向)にのみ移動
する。
【0012】第1刃部11、第3刃部13及び第5刃部
15は、図1中、左側から右側に移動するときに、連続
帳票の上面にラミネートされた連続フィルムを切断する
刃部である。第1刃部11、第3刃部13及び第5刃部
15は、右肩下がり形状、すなわち、連続帳票の送り方
向に対して鈍角(θ11,θ13,θ15>90°)で
ある。このような形状をしているので、第1刃部11、
第3刃部13及び第5刃部15は、後述の通り、移動中
に、フィルムをきれいに切断することができる。
【0013】第2刃部12及び第4刃部14は、図1
中、左側から右側に移動するときに、連続帳票の下面に
ラミネートされたフィルムを切断する刃部である。第2
刃部12及び第4刃部14は、右肩上がり形状、すなわ
ち、連続帳票の送り方向に対して鋭角(θ12,θ14
<90°)であり、これにより、移動中、フィルムをき
れいに切断することができる。
【0014】第6刃部16、第8刃部18及び第10刃
部20は、図1中、右側から左側に移動するときに、連
続帳票の上面にラミネートされたフィルムを切断する刃
部である。第6刃部16、第8刃部18及び第10刃部
20は、左肩下がり形状、すなわち、連続帳票の送り方
向に対して鈍角(θ16,θ18,θ20>90°)で
あり、これにより、移動中、フィルムをきれいに切断す
ることができる。
【0015】第7刃部17及び第9刃部19は、図1
中、右側から左側に移動するときに、連続帳票の下面に
ラミネートされたフィルムを切断する刃部である。第7
刃部17及び第9刃部19は、左肩上がり形状、すなわ
ち、連続帳票の送り方向に対して鋭角(θ17,θ19
<90°)であり、これにより、移動中、フィルムをき
れいに切断することができる。
【0016】(第1使用方法)図2は、本発明によるフ
ィルムカッターを使用する連続帳票の第1形態を示す図
であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B断面
図、(C)は(A)のC−C断面図である。連続帳票3
0は、複数の枚葉帳票31と、第1フィルム32aと、
第2フィルム32bと、第3フィルム32cとを有す
る。連続帳票30は、図中、矢印に示すように、天側か
ら地側に送られる。枚葉帳票31は、切断されて3連タ
イプの圧着ハガキを6枚形成する、いわゆる6枚付け用
紙である。枚葉帳票31は、左右対称形である。一の枚
葉帳票31は、天辺(送り方向後端部)に、他の枚葉帳
票31の地辺(送り方向前端部)を重ねて、順次、並べ
られている。第1フィルム32a及び第3フィルム32
cは、連続圧着フィルムであり、順次重ねられた枚葉帳
票31の上面にラミネートされている。第2フィルム3
2bは、連続圧着フィルムであり、順次重ねられた枚葉
帳票31の下面にラミネートされている。
【0017】本実施形態では、連続帳票30の幅(図
中、W1寸法)は、635mm、第1フィルム32a及
び第3フィルム32cの幅(図中、W2寸法)は、21
0mm、第2フィルム32bの幅(図中、W3寸法)
は、405mmである。
【0018】図3は、本発明によるフィルムカッターを
使用して、連続帳票を切断する様子を示す図である。ま
た、図4は、圧着ハガキの作製方法を説明する図であ
る。フィルムカッター10は、以下のように、連続フィ
ルム32a,32b,32cを切断して、連続帳票30
を枚葉帳票31にする。 (1)フィルムカッター10は、枚葉帳票31a,31
b間に挿入されて、図中、右方向に移動する。このと
き、第1刃部11は、右肩下がり形状をしているので、
まず、枚葉帳票31a側にラミネートされている第1フ
ィルム32aの上に重なり、この第1フィルム32aを
剥がさないように押さえながら、第1フィルム32aに
当たって切れ込みを入れる(図A)。このようにして、
第1フィルム32aは、剥がされることなく、きれいに
切れ込みが入れられる。フィルムカッター10は、一
旦、第1フィルム32aに第1刃部11で切れ込みを入
れると、その後は、刃部以外の部分であってもいずれか
の部分を当てながら移動することで、第1フィルム32
aを切断する。
【0019】(2)(1)において第1フィルム32a
を切断しているフィルムカッター10は、さらに、右方
向に移動する。このとき、連続帳票30が、天側から地
側に送られているので、フィルムカッター10は、次
に、右肩上がり形状をした第2刃部12を、枚葉帳票3
1b側にラミネートされている第2フィルム32bの下
に重ねる。そして、フィルムカッター10は、第2フィ
ルム32bを剥がさないように押さえながら、第2フィ
ルム32bに切れ込みを入れる(図B)。このようにし
て、第2フィルム32bは、剥がされることなく、きれ
いに切れ込みが入れられる。フィルムカッター10は、
一旦、第2フィルム32bに第2刃部12で切れ込みを
入れると、その後は、刃部以外の部分であってもいずれ
かの部分を当てながら移動することで、第2フィルム3
2bを切断する。
【0020】(3)(2)において第2フィルム32b
を切断しているフィルムカッター10は、さらに、右方
向に移動する。このとき、連続帳票30が、天側から地
側に送られているので、フィルムカッター10は、次
に、右肩下がり形状をした第5刃部15を、枚葉帳票3
1a側にラミネートされている第3フィルム32cの上
に重ねる。そして、フィルムカッター10は、第3フィ
ルム32cを剥がさないように押さえながら、第3フィ
ルム32cに切れ込みを入れる(図C)。このようにし
て、第3フィルム32cは、剥がされることなく、きれ
いに切れ込みが入れられる。フィルムカッター10は、
一旦、第3フィルム32cに第5刃部15で切れ込みを
入れると、その後は、刃部以外の部分であってもいずれ
かの部分を当てながら移動することで、第3フィルム3
2cを切断する。
【0021】(4)(3)において、第3フィルム32
cに切れ込みを入れたフィルムカッター10は、さら
に、右方向に移動して、第3フィルム32cを切断す
る。以上により、フィルムカッター10は、フィルム3
2a,32b,32cを切断して、枚葉帳票31aを切
り離す(図D)。
【0022】(5)次に、フィルムカッター10は、枚
葉帳票31b,31c間に挿入されて、左方向に移動し
ながら、同様に、フィルム32a,32b,32cを切
断して、枚葉帳票31bを切り離す。すなわち、フィル
ムカッター10は、まず、第5刃部15を、枚葉帳票3
1b側にラミネートされている第3フィルム32cの上
に重ね、この第3フィルム32cを剥がさないように押
さえながら、第3フィルム32cに切れ込みを入れて切
断する。次に、フィルムカッター10は、第6刃部16
を、枚葉帳票31c側にラミネートされている第2フィ
ルム32bの下に重ね、この第2フィルム32bを剥が
さないように押さえながら、第2フィルム32bに切れ
込みを入れて切断する。続いて、フィルムカッター10
は、第10刃部20を、枚葉帳票31b側にラミネート
されている第1フィルム32aの上に重ね、この第1フ
ィルム32aを剥がさないように押さえながら、第1フ
ィルム32aに切れ込みを入れて切断する。以上によ
り、フィルムカッター10は、フィルム32a,32
b,32cを切断して、枚葉帳票31bを切り離す。
【0023】切り離された枚葉帳票31a,31b(図
4(A))は、切断されて6枚の圧着ハガキ用帳票とな
り(図4(B)(C))、Z字状に折り畳まれて(図4
(D))、圧着ハガキになる。
【0024】(第2使用方法)図5は、本発明によるフ
ィルムカッターを使用する連続帳票の第2形態を示す断
面図であり、(A)は連続帳票の断面図、(B)は圧着
ハガキ用帳票の断面図、(C)は圧着ハガキの断面図を
示す。なお、以下に示す各使用方法の説明においては、
前述した第1使用方法と同様のものについては、末尾が
同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。連
続帳票40は、複数の枚葉帳票41と、第1フィルム4
2aと、第2フィルム42bとを有する。枚葉帳票41
は、切断されて3連タイプの圧着ハガキを6枚形成す
る、いわゆる6枚付け用紙である。枚葉帳票41は、左
右対称形である。一の枚葉帳票41は、上述の枚葉帳票
31と同様に、天辺に、他の枚葉帳票41の地辺を重ね
て、順次、並べられている。第1フィルム42aは、順
次重ねられた枚葉帳票41の上面にラミネートされてい
る。第2フィルム42bは、順次重ねられた枚葉帳票4
1の下面にラミネートされている。
【0025】フィルムカッター10は、重ね合わされた
枚葉帳票間に挿入されて、右方向に移動しながら、フィ
ルム42a,42bを切断して、送り方向前側の枚葉帳
票41を切り離す。すなわち、フィルムカッター10
は、まず、第1刃部11を、送り方向前側の枚葉帳票4
1側にラミネートされている第1フィルム42aの上に
重ね、この第1フィルム42aを剥がさないように押さ
えながら、第1フィルム42aに切れ込みを入れて切断
する。次に、フィルムカッター10は、第2刃部12
を、送り方向後側の枚葉帳票41側にラミネートされて
いる第2フィルム42bの下に重ね、この第2フィルム
42bを剥がさないように押さえながら、第2フィルム
42bに切れ込みを入れて切断する。以上により、フィ
ルムカッター10は、フィルム42a,42bを切断し
て、送り方向前側の枚葉帳票41を切り離す。同様に、
フィルムカッター10は、左方向に移動しながら、フィ
ルム42a,42bを切断して、次の枚葉帳票41を切
り離す。
【0026】切り離された枚葉帳票41(図5(A))
は、切断されて圧着ハガキ用帳票となり(図5
(B))、巻き折りされて(図5(C))、圧着ハガキ
になる。
【0027】(第3使用方法)図6は、本発明によるフ
ィルムカッターを使用する連続帳票の第3形態を示す断
面図であり、(A)は連続帳票の断面図、(B)は圧着
ハガキ用帳票の断面図、(C)は圧着ハガキの断面図を
示す。連続帳票50は、複数の枚葉帳票51と、第1フ
ィルム52aとを有する。枚葉帳票51は、切断されて
3連タイプの圧着ハガキを6枚形成する、いわゆる6枚
付け用紙である。枚葉帳票51は、左右対称形である。
一の枚葉帳票51は、上述の枚葉帳票31と同様に、天
辺に、他の枚葉帳票51の地辺を重ねて、順次、並べら
れている。第1フィルム52aは、順次重ねられた枚葉
帳票51の下面にラミネートされている。
【0028】フィルムカッター10は、重ね合わされた
枚葉帳票間に挿入されて、右方向に移動しながら、第1
フィルム52aを切断して、送り方向前側の枚葉帳票5
1を切り離す。すなわち、フィルムカッター10は、ま
ず、第2刃部12を、送り方向後側の枚葉帳票51側に
ラミネートされている第1フィルム52aの下に重ね
て、この第1フィルム52aを剥がさないように押さえ
ながら、第1フィルム52aに切れ込みを入れて切断す
る。以上により、フィルムカッター10は、第1フィル
ム52aを切断して、送り方向前側の枚葉帳票51を切
り離す。同様に、フィルムカッター10は、左方向に移
動しながら、第1フィルム52aを切断して、次の枚葉
帳票51を切り離す。
【0029】切り離された枚葉帳票51(図6(A))
は、切断されて圧着ハガキ用帳票となり(図6
(B))、Z字状に折り畳まれて(図6(C))、隠蔽
面が圧着されて、返信付き圧着ハガキとなる。
【0030】(第4使用方法)図7は、本発明によるフ
ィルムカッターを使用する連続帳票の第4形態を示す断
面図であり、(A)は連続用表の断面図、(B)は圧着
ハガキ用帳票の断面図、(C)は圧着ハガキの断面図を
示す。連続帳票60は、複数の枚葉帳票61と、第1フ
ィルム62aとを有する。枚葉帳票61は、切断されて
2連タイプの圧着ハガキを9枚形成する、いわゆる9枚
付け用紙である。枚葉帳票61は、左右対称形である。
一の枚葉帳票61は、上述の枚葉帳票31と同様に、天
辺に、他の枚葉帳票61の地辺を重ねて、順次、並べら
れている。第1フィルム62aは、順次重ねられた枚葉
帳票61の上面にラミネートされている。
【0031】フィルムカッター10は、重ね合わされた
枚葉帳票間に挿入されて、右方向に移動しながら、第1
フィルム62aを切断して、送り方向前側の枚葉帳票6
1を切り離す。すなわち、フィルムカッター10は、ま
ず、第1刃部11を、送り方向前側の枚葉帳票61側に
ラミネートされている第1フィルム62aの上に重ね、
この第1フィルム62aを剥がさないように押さえなが
ら、第1フィルム62aに切れ込みを入れて切断する。
以上により、フィルムカッター10は、第1フィルム6
2aを切断して、送り方向前側の枚葉帳票61を切り離
す。同様に、フィルムカッター10は、左方向に移動し
ながら、第1フィルム62aを切断して、次の枚葉帳票
61を切り離す。
【0032】切り離された枚葉帳票61(図7(A))
は、切断されて9枚の圧着ハガキ用帳票となり(図7
(B))、2つ折りされて(図7(C))、圧着ハガキ
になる。
【0033】本実施形態によれば、刃部は、連続フィル
ムのフィルム表面に一部分を重ねた後その連続フィルム
を切断するので、連続フィルムをきれいに切断すること
ができる。また、連続フィルムに応じた刃部を備えるの
で、複数の連続フィルムがラミネートされていても、一
方向に移動するだけで全ての連続フィルムを切断するこ
とができるため、迅速に処理することができる。さら
に、複数の刃部を備えており、いろいろな帳票に汎用的
に対応することができる。さらにまた、刃部は、連続フ
ィルムに対して斜めの直線形状に形成されているので、
常に、連続フィルムに一定の角度で当たるため、帳票送
り時に、送り速度がバラついても、連続フィルムをきれ
いに切断することができる。また、刃部は、カッター両
側部に形成されているので、帳票往復の際、往時、復時
いずれの場合でも、連続フィルムを切断することができ
る。
【0034】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、刃部は、
切断する連続帳票に応じて、数を増減させてもよい。ま
た、刃部は、直線状に限らず、例えば、円弧状であって
も、同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、連続フィルムのフィルム表面に一部分を
重ねた後その連続フィルムを切断する刃部を備えるの
で、連続フィルムをきれいに切断することができる。
【0036】請求項2の発明によれば、連続フィルムに
対応する刃部を備えるので、一方向への移動だけで全て
の連続フィルムを切断することができる。
【0037】請求項3の発明によれば、刃部は、連続フ
ィルムに対して斜めに形成された直線状の刃部であるの
で、常に、連続フィルムに一定の角度で当たることがで
きる。
【0038】請求項4の発明によれば、刃部は、連続フ
ィルムのラミネート面に応じた傾斜角度をしているの
で、連続フィルムをきれいに切断することができる。
【0039】請求項5の発明によれば、刃部は、ラミネ
ートされる連続フィルムの側端部の幅方向の位置に応じ
て、複数設けられているので、迅速に切断処理すること
ができる。
【0040】請求項6の発明によれば、刃部は、カッタ
ー両側部に形成されているので、帳票の幅方向に往復移
動しながら、連続フィルムを切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルムカッターの一実施形態を
示す平面図である。
【図2】本発明によるフィルムカッターを使用する連続
帳票の第1形態を示す図である。
【図3】本発明によるフィルムカッターを使用して、連
続帳票を切断する様子を示す図である。
【図4】圧着ハガキの作製方法を説明する図である。
【図5】本発明によるフィルムカッターを使用する連続
帳票の第2形態を示す断面図である。
【図6】本発明によるフィルムカッターを使用する連続
帳票の第3形態を示す断面図である。
【図7】本発明によるフィルムカッターを使用する連続
帳票の第4形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 フィルムカッター 11〜20 第1〜第10刃部 30,40,50,60 連続帳票 31,41,51,61 枚葉帳票 32a,42a,52a,62a 第1フィルム 32b,42b 第2フィルム 32c 第3フィルム
フロントページの続き (72)発明者 塙 勉 東京都品川区小山2−4−19 レオン制御 機器株式会社内 (72)発明者 河口 裕 愛知県名古屋市北区駒止町2丁目13番地の 1 株式会社エム・シー・ケー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一辺を重ね合わせて順次並べられた枚葉
    状の帳票の片面又は両面に連続フィルムをラミネートし
    て作製される連続帳票を、前記枚葉状の帳票ごとに前記
    連続フィルムを切断するフィルムカッターであって、 各連続フィルムに対応する刃部を備え、前記重ね合わさ
    れた帳票の間に挿入されて、その帳票を横切りながら、
    前記連続フィルムのフィルム表面に前記刃部の一部分を
    重ねた後その連続フィルムを切断することを特徴とする
    フィルムカッター。
  2. 【請求項2】 一辺を重ね合わせて順次並べられた枚葉
    状の帳票の片面又は両面に複数の連続フィルムをラミネ
    ートして作製される連続帳票を、前記枚葉状の帳票ごと
    に前記連続フィルムを切断するフィルムカッターであっ
    て、 各連続フィルムに対応する刃部を備え、前記重ね合わさ
    れた帳票の間に挿入されて、その帳票を横切りながら、
    前記連続フィルムのフィルム表面に前記刃部の一部分を
    重ねた後その連続フィルムを切断することを繰り返し、
    一方向への移動によって全ての連続フィルムを切断する
    ことを特徴とするフィルムカッター。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のフィルム
    カッターにおいて、 前記刃部は、前記連続フィルムに対して斜めに形成され
    た直線状の刃部であることを特徴とするフィルムカッタ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のフィルムカッターにお
    いて、 前記連続帳票は、送り方向前側の枚葉状の帳票の後端部
    の上に、後側の枚葉状の帳票の前端部が重ね合わされて
    おり、 前記刃部は、前記連続フィルムが前記連続帳票の上面に
    ラミネートされているときには、送り方向に対して鈍角
    に傾斜しており、前記連続フィルムが前記連続帳票の下
    面にラミネートされているときには、送り方向に対して
    鋭角に傾斜していることを特徴とするフィルムカッタ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のフィルムカッターにおいて、 カッター移動方向は、前記連続帳票の送り方向に対し
    て、ほぼ直角であり、 前記刃部は、前記枚葉状の帳票にラミネートされる前記
    連続フィルムの側端部の幅方向の位置に応じて、前記連
    続帳票の送り方向に複数設けられていることを特徴とす
    るフィルムカッター。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のフィルムカッターにおいて、 前記刃部は、カッター両側部に形成されており、帳票の
    幅方向に往復移動する際に、往時、復時いずれの場合で
    も、前記連続フィルムを切断することができることを特
    徴とするフィルムカッター。
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