JP2001038662A - 作業ロボットの校正方法 - Google Patents

作業ロボットの校正方法

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JP2001038662A
JP2001038662A JP11221054A JP22105499A JP2001038662A JP 2001038662 A JP2001038662 A JP 2001038662A JP 11221054 A JP11221054 A JP 11221054A JP 22105499 A JP22105499 A JP 22105499A JP 2001038662 A JP2001038662 A JP 2001038662A
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Yoji Nagano
洋史 永野
Shinji Aoki
伸二 青木
Masatomo Haneda
将友 羽田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産設備内に作業ロボットを設置した後、当該
作業ロボットの各軸に設置されたエンコーダのずれ量
(オフセット量)を算出し、自動的にティーチングプロ
グラムを校正する方法を提供する。 【解決手段】測定機20によりミラー30a〜30cの
位置を測定し、ワークWに設定したワーク原点座標Re
fWを求め、次いで、作業ロボット14のエンドエフェ
クタ16を任意の3点に動作させ、測定機20によりそ
の3点の位置を測定し、ワーク原点座標系RefWを基
準とする位置に変換する。そして、ワーク原点座標系R
efWを基準とする3点の位置に基づいて、前記3点の
位置を作業ロボット原点座標系RefRを基準とする位
置に変換して作業ロボット各軸のオフセット量を算出
し、このオフセット量をオフラインティーチングプログ
ラムに導入して校正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに対して所
定の作業を行う作業ロボットの各軸のエンコーダのオフ
セット量を校正する作業ロボットの校正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場での生産設備において、ワークに対
して加工等の所望の処理を遂行する作業ロボットが多用
されている。この場合、前記作業ロボットに対するティ
ーチングは、通常、ティーチングボックス等を用いて作
業者が作業ロボットを動作させ、その動作を記憶させて
実現する、いわゆる、ティーチングプレイバック方式に
よって行われるのが一般的であった。
【0003】しかしながら、このティーチングプレイバ
ック方式では、動作教示中、生産設備を停止させなけれ
ばならず、従って、その分、生産効率が低下する不具合
が指摘されていた。
【0004】そこで、前記の不具合を回避する方法とし
て、コンピュータ上に作業ロボットを含む生産設備のシ
ミュレーションモデルを構築し、そのモデルを動作させ
ることによりティーチングデータの作成作業を行う、い
わゆる、オフラインティーチング装置が開発されてい
る。このオフラインティーチング装置によって作成され
たティーチングデータは、現場の作業ロボットに供給さ
れて最終的な動作調整が行われる。
【0005】この場合、オフラインティーチングを行っ
ている間、生産設備の動作を停止させる必要がないた
め、その分、稼働率が低下する事態を回避することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に、オフラインティーチング装置上でティーチングデー
タを高精度に作成したとしても、そのティーチングデー
タを現場の作業ロボットにそのまま使用して所望の加工
を行える訳ではない。
【0007】すなわち、オフラインティーチング装置に
おけるティーチングプログラムは、作業ロボットが予定
の位置に正しい姿勢で設置されることを前提に作成され
ているため、現場に設置された作業ロボットの位置や姿
勢にずれがある場合には、現場に設置されている作業ロ
ボットとワークとの位置関係が、オフラインティーチン
グ装置上での作業ロボットとワークとの位置関係に正確
に一致しないこととなり、加工位置にずれが生じてしま
う。この場合、現場において、ティーチングデータの修
正作業を行うことになる。
【0008】また、作業ロボットには、その位置、姿勢
を検出するために、各軸にエンコーダが設置されている
が、このエンコーダの設置位置にずれ(オフセット)が
ある場合には、オフラインティーチング装置において作
成したティーチングデータそのものがオフセット量を含
むデータとなり、現場の作業ロボットの位置、姿勢が正
しく設置されていると認識された場合であっても、加工
位置にずれが生じてしまう。
【0009】すなわち、オフラインティーチングを行う
場合、作業ロボットを設置する以前に、エンコーダのオ
フセット量を校正するのが基本であるが、モータの交換
等の理由によりエンコーダのオフセットの校正値がずれ
てしまった場合には、作業ロボットを一旦設備から取り
外し、校正環境において校正作業を行うか、あるいは、
設備内で再校正を行う必要が生じる。しかしながら、特
に、前者においては、作業ロボットを一旦取り外した
後、再度、設定する作業を伴うため、工数が増大してし
まうという不具合がある。
【0010】また、生産設備やワークの形状などの状況
によっては、作業ロボットを生産設備内に設置してから
では、上記の作業による校正が不可能な場合もあり、オ
フラインティーチングを行う際、多大なオーバーヘッド
タイムを要するという不具合を生じていた。
【0011】本発明は、前記の不具合を解消するために
なされたもので、生産設備内に作業ロボットを設置した
後、当該作業ロボットの各軸に設置されたエンコーダの
ずれ量(オフセット量)を算出することができ、算出し
たオフセット量に基づいて、自動的にティーチングプロ
グラムを校正することのできる作業ロボットの校正方法
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明では、先ず、測定手段によりワークの基準
位置を測定し、測定手段を基準とするワーク原点座標系
の位置および姿勢を求める。次いで、ワークの近傍に設
置された作業ロボットのエンドエフェクタを任意の少な
くとも2点の位置に移動させ、測定手段によりその少な
くとも2点の位置を測定する。この場合、測定された少
なくとも2点の位置は、測定手段を基準とした位置であ
る。そこで、この位置を、既に求められているワーク原
点座標系を基準とする位置に変換する。
【0013】次に、ワーク原点座標系を基準とする前記
少なくとも2点の位置を作業ロボット原点座標系を基準
とする位置に変換する。その後、この少なくとも2点の
位置と、エンドエフェクタが前記少なくとも2点の位置
にあるときのエンコーダの出力値とに基づき、前記エン
コーダのオフセット量を算出する。
【0014】以上のようにして算出した作業ロボットの
各軸のオフセット量をオフラインティーチング装置のテ
ィーチングプログラムに導入することにより、ティーチ
ングプログラムを校正する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態の作業ロボッ
トの校正方法が適用される生産設備の構成を示す。
【0016】この生産設備の作業台10には、ワークW
を位置決めするための複数の基準ピン12a〜12cが
配設されている。ワークWは、これらの基準ピン12a
〜12cによって基準位置に配置される。また、作業台
10の側部には、ワークWに対して所定の加工作業を行
うための作業ロボット14が設置される。
【0017】作業ロボット14は、ワークWに対して所
定の加工作業を行うエンドエフェクタ16を備えた多軸
ロボットにより構成されており、その動作は、ロボット
コントローラ18に記憶されたティーチングデータに基
づいて制御される。すなわち、作業ロボット14の各軸
には、エンコーダ15が取り付けられており、各エンコ
ーダ15の出力値が前記ティーチングデータに基づく指
令値となるように制御が行われる。なお、このティーチ
ングデータは、図示しないコンピュータ上に設定された
当該生産設備のシミュレーションモデルに従い、オフラ
インティーチングによって作成されたものである。
【0018】一方、作業台10の側部には、作業ロボッ
ト14の作業台10に対する設置状態を検出するための
測定機20(測定手段)が設置される。測定機20は、
鉛直軸の回りのα方向に旋回する旋回部22と、旋回部
22上に設けられ、水平軸の回りのβ方向に旋回するヘ
ッド部24と、ヘッド部24に設けられ、距離を測定す
るためのレーザビームLを受発光するレーザ受発光部2
6とを備える。この測定機20には、測定対象物の位置
を算出するための位置算出器28が接続される。また、
作業台10上の3本の基準ピン12a〜12cと、作業
ロボット14のエンドエフェクタ16とには、レーザビ
ームLを反射するためのミラー30a〜30dが装着さ
れる。
【0019】なお、測定機20、位置算出器28および
ミラー30a〜30dは、作業ロボット14の設置状態
を検出するときにのみ生産設備に装着される。
【0020】本実施形態の作業ロボットの校正方法が適
用される生産設備は、基本的には以上のように構成され
るものであり、次に、この生産設備における作業ロボッ
ト14のエンコーダ15の位置ずれ(オフセット量)を
校正する方法につき、図2に示すフローチャートに従っ
て説明する。
【0021】先ず、作業台10に対して任意の位置に設
置された測定機20から見たワーク原点座標系RefW
の位置および姿勢を求める。この場合、ワーク原点座標
系RefWは、作業台10の基準ピン12a〜12cを
基準として位置決めされるワークWの原点位置に設定さ
れる直交座標系である。
【0022】そこで、測定機20を駆動し、基準ピン1
2a〜12cに装着されたミラー30a〜30cに対し
てレーザビームLを照射し、その反射光を受光すること
により、各ミラー30a〜30cの測定機座標系Ref
Sを基準とする座標SMa(xsma,ysma,zs
ma)〜SMc(xsmc,ysmc,zsmc)を測
定する(ステップS1)。
【0023】この場合、位置算出器28は、測定機20
の旋回部22を矢印α方向に旋回させるとともにヘッド
部24を矢印β方向に旋回させ、ミラー30a〜30d
によるレーザビームLの反射光を受光したときの各旋回
角および反射光の受光時間から、各ミラー30a〜30
dの座標SMa〜SMcを求めることができる。
【0024】次に、ワーク原点座標系RefWに対して
既知である各ミラー30a〜30dの座標WMa(xw
ma,ywma,zwma)〜WMc(xwmc,yw
mc,zwmc)と、ステップS1で求めた測定機座標
系RefSを基準とする座標SMa〜SMcとを用い
て、測定機座標系RefSを基準とするワーク原点座標
系RefWの位置および姿勢を求める(ステップS
2)。
【0025】この場合、ワーク原点座標系RefWの位
置および姿勢は、測定機座標系RefSをワーク原点座
標系RefWに変換する変換マトリックス[T]によっ
て表すことができる。この変換マトリックス[T]は、
図3に示すように、座標SMa〜SMcで構成される三
角形を座標WMa〜WMcで構成される三角形に重ねる
ための処理を表し、移動ベクトルV(x,y,z)と、
3×3の回転マトリックスC(φ,θ,ψ)(φ、θ、
ψは、測定機座標系RefSの各軸回りの回転角度を表
す。)とを用いて、
【0026】
【数1】
【0027】と表すことができる。なお、移動ベクトル
V(x,y,z)は、ワーク原点座標系RefWの位置
を表し、回転マトリックスC(φ,θ,ψ)は、ワーク
原点座標系RefWの姿勢を表す。
【0028】座標SMa〜SMcおよび座標WMa〜W
Mcと、変換マトリックス[T]との間には、
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
【0031】
【数4】
【0032】の関係が成り立つため、これらの関係から
変換マトリックス[T]を構成する移動ベクトルV
(x,y,z)および回転マトリックスC(φ,θ,
ψ)を求めることができる。
【0033】次に、図4に示すように、作業ロボット1
4のエンドエフェクタ16を任意の3点の位置に移動
し、その3点の座標SM1(xsm1,ysm1,zs
m1)〜SM3(xsm3,ysm3,zsm3)を測
定機20により測定する(ステップS3)。
【0034】得られた座標SM1〜SM3は、測定機座
標系RefSを基準とするものであるから、ステップS
2で求めた変換マトリックス[T]を用いて、ワーク原
点座標系RefWを基準とするミラー30dの3点の座
標WM1(xwm1,ywm1,zwm1)〜WM3
(xwm3,ywm3,zwm3)を以下の(5)式〜
(7)式を用いて求める(ステップS4)。
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】
【0037】
【数7】
【0038】一方、ワーク原点座標系RefWを基準と
する作業ロボット14の作業ロボット原点座標系Ref
Rの位置および姿勢を求める(ステップS5)。この作
業ロボット原点座標系RefRは、作業台10に対する
作業ロボット14の据え付け位置および姿勢として予め
設定されており、(1)式と同様に、ワーク原点座標系
RefWから作業ロボット原点座標系RefRまでの移
動ベクトルと、ワーク原点座標系RefWに対する作業
ロボット原点座標系RefRの回転マトリクスとからな
る変換マトリックス[Rw]で表すことができる。
【0039】次に、ステップS4で求めたワーク原点座
標系RefWを基準とするミラー30dの3点の座標W
M1(xwm1,ywm1,zwm1)〜WM3(xw
m3,ywm3,zwm3)を作業ロボット原点座標系
RefRを基準とする座標RM1(xrm1,yrm
1,zrm1)〜RM3(xrm3,yrm3,zrm
3)に変換する(ステップS6)。
【0040】ワーク原点座標系RefWを基準とするミ
ラー30dの3点の座標WM1〜WM3から作業ロボッ
ト原点座標系RefRを基準とした座標RM1〜RM3
への変換は、変換マトリックス[Rw]を用いて、下記
の(8)式〜(10)式で表される。
【0041】
【数8】
【0042】
【数9】
【0043】
【数10】
【0044】一方、作業ロボット14のエンドエフェク
タ16の位置および姿勢は、各軸のリンク構成と関節角
度で決定され、数学的には(11)式のマトリックス
[T6]として表現できる。
【0045】
【数11】
【0046】この場合、作業ロボット14のエンドエフ
ェクタ16の位置は、P(px,py,pz)であり、
6軸ロボットとして各軸の軸角度をΘ1〜Θ6とし、各
軸のエンコーダ15のオフセット量をε1〜ε6とする
と、 px=fx(Θ1+ε1,Θ2+ε2,Θ3+ε3,Θ4+ε4,Θ5+ε 5,Θ6+ε6) …(12) py=fy(Θ1+ε1,Θ2+ε2,Θ3+ε3,Θ4+ε4,Θ5+ε 5,Θ6+ε6) …(13) pz=fz(Θ1+ε1,Θ2+ε2,Θ3+ε3,Θ4+ε4,Θ5+ε 5,Θ6+ε6) …(14) となる。
【0047】上記の(12)式〜(14)式を作業ロボ
ット原点座標系RefRに変換したミラー30dの3点
の位置RM1〜RM3に適用すると、 xr1=fx(Θ11+ε1,Θ12+ε2,Θ13+ε3,Θ14+ε4 ,Θ15+ε5,Θ16+ε6) …(15) yr1=fy(Θ11+ε1,Θ12+ε2,Θ13+ε3,Θ14+ε4 ,Θ15+ε5,Θ16+ε6) …(16) zr1=fz(Θ11+ε1,Θ12+ε2,Θ13+ε3,Θ14+ε4 ,Θ15+ε5,Θ16+ε6) …(17) xr2=fx(Θ21+ε1,Θ22+ε2,Θ23+ε3,Θ24+ε4 ,Θ25+ε5,Θ26+ε6) …(18) yr2=fy(Θ21+ε1,Θ22+ε2,Θ23+ε3,Θ24+ε4 ,Θ25+ε5,Θ26+ε6) …(19) zr2=fz(Θ21+ε1,Θ22+ε2,Θ23+ε3,Θ24+ε4 ,Θ25+ε5,Θ26+ε6) …(20) xr3=fx(Θ31+ε1,Θ32+ε2,Θ33+ε3,Θ34+ε4 ,Θ35+ε5,Θ36+ε6) …(21) yr3=fy(Θ31+ε1,Θ32+ε2,Θ33+ε3,Θ34+ε4 ,Θ35+ε5,Θ36+ε6) …(22) zr3=fz(Θ31+ε1,Θ32+ε2,Θ33+ε3,Θ34+ε4 ,Θ35+ε5,Θ36+ε6) …(23) と表すことができる。
【0048】上記の(15)式〜(23)式におけるΘ
11〜Θ36は、ミラー30dの3つの位置における作
業ロボット14の各軸の角度(例えば、Θ23はミラー
30dの第2の位置における座標RM2における第3軸
目の角度を表す。)であり、エンコーダ15の出力値と
して全て既知である。(15)式〜(23)式は非線型
方程式であり一般には解くことはできないが、オフセッ
ト量ε1〜ε6は微小なものであるため、オフセット量
ε1〜ε6の2乗以上の項を無視することにより線型方
程式化し、各軸のオフセット量ε1〜ε6を算出するこ
とができる(ステップS7)。
【0049】このようにして算出した作業ロボット14
の各軸のオフセット量ε1〜ε6を図示しないオフライ
ンティーチング装置からロボットコントローラ18、も
しくは、位置算出器28にダウンロードしたティーチン
グプログラムに導入し(ステップS8)、ティーチング
プログラムを校正した後、この校正ティーチングプログ
ラムをオフラインティーチング装置にアップロードし、
オフラインティーチングを行えば、高精度のオフライン
ティーチングデータを得ることができる。
【0050】以上のようにして、作業ロボット14の各
軸のオフセット量ε1〜ε6を求めることにより、オフ
ラインティーチング装置のティーチングプログラムを自
動校正することができ、高精度なティーチングデータを
求めることができる。
【0051】なお、上述した実施形態では、エンドエフ
ェクタ16を任意の3点の位置に移動させることによ
り、(15)式〜(23)式を導き、それから各軸のオ
フセット量ε1〜ε6を求めるようにしているが、原理
的には、6つの連立方程式があればよく、従って、エン
ドエフェクタ16を少なくとも2点の位置に移動させる
ことにより、オフセット量ε1〜ε6を求めることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、生産設
備内に作業ロボットを設置した後、任意の位置に設置し
た測定手段により測定したデータに基づき、当該作業ロ
ボットの各軸に設置されたエンコーダのずれ量(オフセ
ット量)を算出することができ、算出したエンコーダの
ずれ量に基づいて、自動的にティーチングプログラムを
校正することができる。この結果、精度の高いティーチ
ングデータの作成が可能となり、作業ロボットの稼働率
の向上に寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の作業ロボットの校正方法が適用さ
れる生産設備の全体構成を示す図である。
【図2】本実施形態の作業ロボットのエンコーダのオフ
セットに基づく自動校正の手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】本実施形態の作業ロボットのエンコーダのオフ
セットに基づく自動校正方法において、測定機座標系を
ワーク原点座標系に変換する変換マトリックスの求め方
の説明図である。
【図4】本実施形態の作業ロボットのエンコーダのオフ
セットに基づく自動校正方法において、測定機座標系と
ワーク座標系と作業ロボット原点座標系との関係説明図
である。
【符号の説明】
10…作業台 12a〜12c…基
準ピン 14…作業ロボット 16…エンドエフェ
クタ 18…ロボットコントローラ 20…測定機(測定
手段) 22…旋回部 24…ヘッド部 26…レーザ受発光部 28…位置算出器 30a〜30d…ミラー W…ワーク L…レーザビーム RefS…測定機座
標系 RefW…ワーク原点座標系 RefR…作業ロボ
ット原点座標系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田 将友 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F059 BA03 DA08 DC07 DD11 DE06 FA08 FB26 5H269 AB26 AB33 BB03 CC09 FF03 FF06 JJ02 JJ19 NN16 QC10 SA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークに対して所定の作業を行う作業ロボ
    ットの各軸のエンコーダのオフセット量を校正する方法
    であって、 測定手段により前記ワークの基準位置を測定し、前記測
    定手段を基準とするワーク原点座標系を求めるステップ
    と、 前記作業ロボットのエンドエフェクタを任意の少なくと
    も2点の位置に設定し、前記測定手段により前記少なく
    とも2点の位置を測定し、前記ワーク原点座標系を基準
    とする前記少なくとも2点の位置を求めるステップと、 前記ワーク原点座標系を基準とする前記少なくとも2点
    の位置を前記作業ロボット原点座標系を基準とする位置
    に変換するステップと、 前記作業ロボット原点座標系を基準とする前記少なくと
    も2点の位置と、前記エンドエフェクタを前記少なくと
    も2点の位置に配置したときの前記作業ロボットの前記
    エンコーダの出力値とに基づき、前記エンコーダのオフ
    セット量を求めるステップと、 を有し、前記オフセット量に基づいて前記作業ロボット
    を校正することを特徴とする作業ロボットの校正方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記ワーク原点座標系は、前記ワークに対して設定した
    3つの基準位置を前記測定手段により測定することで、
    その位置および姿勢を求めることを特徴とする作業ロボ
    ットの校正方法。
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