JP2001036563A - 障害検出及び解析方式 - Google Patents

障害検出及び解析方式

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JP2001036563A
JP2001036563A JP11207591A JP20759199A JP2001036563A JP 2001036563 A JP2001036563 A JP 2001036563A JP 11207591 A JP11207591 A JP 11207591A JP 20759199 A JP20759199 A JP 20759199A JP 2001036563 A JP2001036563 A JP 2001036563A
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Masao Tezuka
政雄 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LAN間接続装置における確実に障害の検出及
び解析する手段や検出した障害の範囲及び内容を表示提
供する手段を提供する。 【解決手段】LAN間接続装置11において、障害検出
の為のデータ収集手段14a、14b及び15a、15
bと、データ処理手段16をルーティングスイッチング
部13から分離独立して設け、設定情報格納部16aの
情報に基づき、障害情報を分析して結果格納部16dに
収集することにより障害の発生状況を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は障害検出及び解析方
式、特にLAN(ローカルエリアネットワーク)における
障害検出の為のデータ収集及び解析を行う障害検出及び
解析方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ及び通信技術の発達によ
り、LANが広く普及している。LANにおける障害は、日々
の業務に支障を生じるので迅速に検出し、原因の解析及
び復旧処理を行う必要がある。
【0003】LANにおける従来の障害検出及び解析技法
の一例が、特開平8−116334号公報の「複数のLA
Nで構成するネットワークにおける監視・障害解析方法
及び装置」に開示されている。この従来技術において
は、LAN間接続装置上の障害検出手段として、複数のLAN
間を流れるパケットを採取する為の機能をLAN間接続装
置がパケットを中継処理する為の機能(ルーティング処
理部)に付加することに限定されていた。
【0004】また、この従来技術では、障害を検出する
為に必要とするパケットは、該当する端末番号等を予め
入力しておき、採取するパケットを指定して蓄積するこ
とに限られており、採取するパケットの指定指示や採取
したパケットの参照については、LAN上に接続された端
末から行っている。更にまた、障害解析手段として、複
数のLAN上で採取したパケットを表示する機能(LANアナ
ライザ)を、採取したLAN毎に使用し、同時表示してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上述した
従来技術にあっては、下記の如き種々の問題があった。
【0006】先ず第1に、LAN間接続装置自体の性能や
障害によっては、本機能の目的であるパケットの採取や
解析が行えないということがあった。その理由は、LAN
間接続装置の本来の目的であるパケットの中継処理機能
で集中的に採取・解析を行なっている為である。通常、
LAN間接続装置においては、パケットの中継処理が最優
先される為に、複数のLAN上で高負荷が発生した場合や
装置自体の障害が発生した場合には、データの採取が行
われなくなる場合が生じる。これは、LAN間接続装置と
して障害検出や解析用に特別の手段を持たない為であ
る。
【0007】次の問題は、特定端末間での障害のみしか
解析できないということである。その理由は、端末の利
用者又は管理者が障害発生を認識した後、予め該当する
端末を特定してデータを採取する手段しか持っていない
為である。LANにおける障害は、その波及範囲が広域に
わたり、障害の状況によっては端末の特定が難しい場合
が多い。また、障害は連続的に発生する場合以外に、間
欠的に発生する場合等、その前兆となる現象から採取し
ていく必要性があるが、従来のLAN間接続装置において
は、パケット数等の統計情報採取手段以外に解析手段を
有しない為である。
【0008】最後に、障害の内容や切り分けが難しいと
いうことである。その理由は、パケット単位の内容表示
機能しか持たない為である。LANにおける障害は、複合
的な要因により発生することが多く、経験に基づく知識
が必要とされ、更に関連する知識も多岐にわたる為であ
る。
【0009】本発明の目的は、複数のLANで構成される
ネットワークにおけるLAN間接続装置において、耐障害
性及び信頼性を向上する障害検出及び解析方式を提供す
ることである。
【0010】本発明の他の目的は、特定の端末間に限ら
ず特定多数の通信状況をチェックする障害検出及び解析
方式を提供することである。
【0011】本発明の更に他の目的は、障害発生状況を
通知する機能を有する障害検出及び解析方式を提供する
ことである。
【0012】本発明の別の目的は、どのような種類の障
害が発生しているか表示可能な障害検出及び解析方式を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による障害検出及び解析方式は、次のような
特徴的な構成を採用している。
【0014】(1)複数のLAN間を相互接続するLAN間接
続装置を含み、前記LANにおける障害を検出及び解析す
る障害検出及び解析方式において、前記LAN上で送受信
されるパケットを複写するデータ収集部と、該データ収
集部で複写したパケットを蓄積する格納部と、前記蓄積
されたパケットから障害状況を確認するデータ処理部と
を備える障害検出及び解析方式。
【0015】(2)前記データ収集部は、それぞれ前記
LANに接続され、前記LAN上にパケットを送受信するLAN
インタフェース部を介して前記パケットを採取する上記
(1)の障害検出及び解析方式。
【0016】(3)前記データ収集部及び前記格納部
は、前記LAN間接続装置で接続される前記LAN数に対応し
て複数設ける上記(1)の障害検出及び解析方式。
【0017】(4)前記データ処理部は、中央処理装置
と、予め与えられた条件を記憶する設定格納部と、前記
LANに接続されている端末情報を記憶する情報記憶部
と、障害検出等の結果を記憶する結果格納部とを有する
上記(1)、(2)又は(3)の障害検出及び解析方
式。
【0018】(5)前記LAN間接続装置には、前記デー
タ処理部が検出した障害内容を表示する外部端末が接続
される上記(1)、(2)、(3)又は(4)の障害検
出及び解析方式。
【0019】(6)前記LAN間接続装置は、前記データ
処理部の結果を表示する詳細データ表示装置を有する上
記(1)の障害検出及び解析方式。
【0020】(7)前記複数のLANは、それぞれWANイン
タフェース部を有する複数のLAN間接続装置で接続さ
れ、選択された1個のLAN間接続装置に前記各データ処
理部の結果を一元管理するマスタ格納部を有する上記
(1)の障害検出及び解析方式。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による障害検出及び
解析方式の好適実施形態例の構成及び動作を、添付図を
参照して詳細に説明する。
【0022】先ず図1は、本発明による障害検出及び解
析方式の第1実施形態例のブロック図である。LAN(#
1)10a及びLAN(#2)10b間に接続されたLAN間接
続装置11、#1LAN10aに接続されたLAN端末19
及びLAN間接続装置11に接続された外部端末110を
有する。
【0023】LAN間接続装置11は、LAN上のパケットを
受信又はLAN上にパケットを送信するLANIF(インタフェ
ース)部12a、12b、両LANIF部12a、12b間のル
ーティング/スイッチング部13、データ収集部14
a、14b、格納部(メモリ)15a、15b、タイマ1
7、データ処理部16及びシリアルIF部18を含んでい
る。
【0024】ルーティング/スイッチング部13は、LA
NIF部12a、12bから受信/送信するパケットをパケ
ットのアドレス情報に基づいて処理を行う。データ収集
部14a、14bは、LANIF部12a、12b上で送受信さ
れたパケットを監視し複写する。格納部15a、15b
は、データ収集部14a、14bで複写されたパケットを
蓄積する。データ処理部16は、格納部15a、15bに
蓄積されたパケットを分析・解析処理する。このデータ
処理部16は、中央処理装置(CPU)16a、設定格納部
16b、情報格納部16c及び結果格納部16dより成
る。
【0025】タイマ17は、データ収集部14a、14b
が格納部15a、15bにパケットを蓄積する際に、パケ
ットの検出時間を付加する為に使用される。シリアルIF
部18は、データ処理部16で処理された内容を参照す
ると共に必要な情報を設定する機能を有する。
【0026】LAN端末19は、LAN間接続装置11に接続
されたLAN上で動作する端末であり、必要に応じてデー
タ処理部16と通信を行い、データ処理部16で処理さ
れた内容を参照すると共に必要な情報を設定する為に使
用される。また、LAN端末19は、通常の業務等で使用
される端末で兼用可能である。一方、外部端末110
は、LAN端末19と同様にデータ処理部16で処理され
た内容を参照し、必要な情報を設定する為に使用され
る。この外部端末110は、シリアルIF部18を経由し
てLAN間接続装置11とは直接ケーブルで接続される。
【0027】尚、データ収集部14aと格納部15aは、
LANIF部12aと、またデータ収集部14bと格納部15b
とは、LANIF部12bと1対1で接続されている。図1の
システムでは、2系統のLANのみ図示しているが、更に
1以上のLANがLAN間接続装置11に収容される場合、LA
NIF部12、データ処理部16及び格納部15は、収容
されるLANの数だけ設けられる。更に、データ処理部1
6は、格納部15に蓄積されたパケットの読出し、パケ
ットの比較、エラー検出処理、検出結果の書込みを中央
処理装置16aにより行う。設定格納部16bは、パケッ
トの比較、エラー検出処理を行うとき、予め与えられた
条件を記憶する。情報格納部16cは、LAN10(10
a,10b)に接続されている端末の情報を記憶してお
く。また、結果記憶部16dは、中央処理装置16aによ
りエラー検出等が行われた結果を記憶する。
【0028】図2は、図1中の格納部15の詳細を示
す。採取時刻21は、データ収集部14がLANIF部12
からパケットを複写した時刻をタイマ17から読取った
ものである。採取データ22は、データ収集部14がLA
NIF部12から複写したパケットの内容そのもの(デー
タ)が記憶されている。
【0029】次に、図3は図1中のデータ処理部16の
設定格納部16bの詳細を示す。設定格納部16bは、障
害を検出する場合に対象となる障害の検索順序を示す順
位31、障害を検出する場合に対象となる端末を示す対
象端末32、検出する障害の内容を示す検出内容33、
格納部15に格納されたパケットの内容を障害検出とし
て比較する為の比較式が記述された比較内容34、該当
する内容を検出した場合に障害発生とみなし、メッセー
ジを出力する迄の規定値を記述したカウンタ35、カウ
ンタで示された回数に達した場合に表示する為のメッセ
ージが記述された出力メッセージ36から構成されてい
る。
【0030】図4は、図1中のデータ処理部16の情報
格納部16cの詳細を示す。情報格納部16cは、データ
収集部14から送られたパケット内容を基に、中央処理
装置16aがデータの内容を解析し送信元の端末が使用
されているネットワークインタフェースカードに固有に
付与されているハードウェアアドレスを示すMACアドレ
ス41、LAN上で通信を行う為に使用されているプロト
コル内容を示すプロトコル42、プロトコル毎に規定さ
れているアドレス体系を示すネットワークアドレス43
及びデータを受信したLANIF番号を示すLANIF番号44が
格納されている。
【0031】図5は、図1中のデータ処理部16の結果
格納部16dの詳細を示す。この結果格納部16dは、中
央処理装置16aが設定格納部16bの情報に基づき送受
信されているパケットを解析した結果、その障害を認識
した時間を示す発生時刻51、障害の原因となった端末
を示す対象端末52及び発生した障害毎に設定格納部1
6bに記述された内容を表示するメッセージ53から構
成されている。
【0032】尚、図4中のMACアドレス41、プロトコ
ル42及びネットワークアドレス43は、当業者に周知
であり、また本発明の要旨でないので、それらの詳細説
明は省略する。
【0033】次に、図1乃至図5で説明した本発明によ
る障害検出及び解析方式の動作を、図6及び図7のフロ
ーチャートを用いて説明する。図6は、LAN間接続装置
11のデータ収集部14a、14bのフローチャートであ
り、図7は、中央処理装置16aが障害を検出する動作
を示すフローチャートである。
【0034】先ず図6を参照して、データ収集部14の
動作を説明する。データ収集部14は、LANIF部12に
よりそれぞれのLAN10上に発生するパケットを常時監
視している(ステップS61)。ルーティング/スイッ
チング部13が中継する必要のあるパケットが発生した
場合、そのパケットは、LANIF部12で受信される。LAN
IF部12でパケットが受信されると、データ収集部14
は、このパケットの複写を行う(ステップS62)。次
に、データ収集部14は、タイマ17の値を参照する
(ステップS63)。参照したタイマ値の例を図2中に
採取時刻21に示す如く、格納部15に(採取時刻21
及び採取データ22として)書込む(ステップS6
4)。格納部15への書込みが終了すると、データ処理
部14は、障害の検出処理を行う為にデータ処理部16
へ複写したパケットの内容に受信したLANIF番号を付加
して引渡す(ステップS65)。
【0035】次に、図7を参照して、データ処理部16
の中央処理装置16aの障害検出動作を説明する。先
ず、図8に示すCSMA CD(Carrier Sense Multiple Acce
ss with Collision Detection=搬送波感知多重アクセス
衝突検出)方式におけるパケットの構成を説明する。CS
MA CD方式においては、パケットの先頭にデータリンク
層で使用されるMAC部が付与されている。MAC部は、パケ
ットの送り先を示すDA(デストネーションアドレス)8
1、送信元を示すSA(ソースアドレス)82及び上位プ
ロトコルであるネットワーク層のプロトコル種別を示す
P−ID(プロトコルID)83で構成されている。更に、ネ
ットワーク層においては、ネットワークプロトコルで使
用される。DA84及びSA85が付与されている。
【0036】データ収集部14(14a,14b)から
パケットを受信した中央処理装置16aは、先ずMAC部の
送信元アドレスであるSA82と、P−ID83と、ネット
ワーク部の送信元アドレスであるSA85を抽出する(ス
テップS71)。中央処理装置16aは、抽出されたSA
82、 P−ID83、SA85に基づき情報格納部16cを
参照し、既に登録済のアドレスか否かを確認する(ステ
ップS72)。登録されていない場合(即ち、新規アド
レスの場合)には、新たに情報格納部16cのMACアドレ
ス41にSA82を、プロトコル42(図4参照)にP−I
D83を、ネットワークアドレス43にSA85をそれぞ
れ書込むと同時にデータ収集部14から受信した情報に
付加されているLANIF番号をLANIF番号44に書込む(ス
テップS73)。既にアドレス情報が登録済の場合(N)
には、中央処理装置16aは、受信したパケットが障害
に該当するか否かのチェックを行う。中央処理装置16
aは、設定格納部16bに予め登録された内容に基づきチ
ェックする。
【0037】設定格納部16bは、図1に示すLAN端末1
9又は外部端末110を使用して設定される。LAN端末
19を使用して設定を行う場合、TCP/IP(トランスミ
ッションコントロールプロトコル/インターネットプロ
トコル)で提供されるhttp(ハイパーテキストトランス
ファープロトコル)等を使用して設定することができ
る。LAN端末19からhttpによるLAN間接続装置11に対
して要求が送られると、LANIF部12aからルーティング
/スイッチング部13を経由して中央処理装置16aに
送られる。中央処理装置16aは、要求に対して応答
し、httpを使用して設定画面情報をLAN端末19に送信
する。図9は、LAN端末19の画面(図示せず)に表示
された設定画面の一例である。LAN端末19では、表示
された内容に必要な情報を入力し、OKボタンを押下する
ことで設定内容が中央処理装置16aに送られ、設定格
納部16bに反映される。また、外部装置110を使用
した場合には、シリアルIF部18を経由して設定を行う
ことができる。この場合、無手順により設定を行うこと
となる。中央処理装置16aは、設定格納部16bの順位
31(図3参照)で指定された順番に障害内容のチェッ
クを行う。尚、この実施形態例において、図3に示す内
容が既に設定されている状態として動作説明する。
【0038】中央処理装置16aは、先ず設定格納部1
6bの順位31に示される1番の内容を参照する。順位
31の1番では、対象端末がALLで、ブロードキャスト
パケットが指定されている為に、データ収集部14から
受信したパケットのMACアドレス部DA81が「FF:FF:F
F:FF:FF:FF」で示される同報パケットか否かのチェ
ックを行う(ステップS74)。
【0039】もし該当する場合(Y)には、中央処理装
置16aの内部カウンタ(図示せず)のカウンタ情報を
1つ加算し(ステップS75)、図3におけるカウンタ
35と比較する(ステップS76)。一致しなかった場
合(N)には、該当パケットは障害規定値に達していな
いと判断し、次にデータ収集部14から送信されて来る
パケットの受信待機状態に入る。一致した場合には、中
央処理装置16aは、解析を行ったパケットのSA82及
びLANIF番号に基づき、格納部15に記憶されている該
当パケットの採取時刻21を読出す。また同時に、設定
格納部16bのメッセージ36から出力すべきメッセー
ジ内容を読出す。これらのメッセージを読出した中央処
理装置16aは、結果格納部16dの発生時刻51に採取
時刻21の内容を、対象端末52に送信元アドレスSA8
2又はSA85を、メッセージ53にメッセージ36の内
容をそれぞれ書込み、障害の発生情報として記憶する
(ステップS77)。
【0040】順位31の1番に該当しなかった場合に
は、順位31の2番に登録されている内容との比較を行
う。2番には、Retryで示されているようにデータの再
送が発生していないかチェックする。中央処理装置16
aは、データ収集部14から受信したパケットの内容に
基づき、格納部15の摂取データ21の内容と比較する
(ステップS78)。同等のデータが存在していた場合
には、データの再送が行われていると判断し、該データ
の採取時刻21、送信元アドレスSA82又はSA85と宛
先アドレスDA81又はDA84、メッセージ36の内容を
読出し、結果格納部16dの発生時刻51、対象端末5
2、メッセージ53にそれぞれの内容を書込む(ステッ
プS79)。
【0041】中央処理装置16aは、受信したパケット
が障害に該当した為に、データ収集部14が送信される
パケットの待機状態に入る。
【0042】順位31の2番にも該当しなかった場合に
は、順位31の3番に登録されている内容と比較する。
3番には、Lostで示される如く、データの欠落が発生し
ていないかチェックする。中央処理装置16aは、デー
タ収集部14から受信したパケットの内容に基づき、DA
81又はDA84を認識し、情報格納部16cに登録した
アドレスからパケットが出力されるべきLANIF番号を認
識する(ステップS710)。
【0043】LANIF番号が確定すると、中央処理装置1
6aは、該当するLANIF番号に接続された格納部15bか
ら該当するパケットを検索し(ステップS711)、比
較する(ステップS712)。該当するパケットが存在
しなかった場合(N)には、装置内部でのパケットが欠
落していると判断し、受信したパケットの該当データの
採取時刻21、送信元アドレスSA82又はSA85と宛先
アドレスDA81又はDA84、メッセージ36の内容を読
出す。そして、結果格納部16dの発生時刻51、対象
端末52及びメッセージ53にそれぞれの内容を書込む
(ステップS713)。中央処理装置16aは、受信した
パケットが障害に該当した為に、データ収集部14が送
信するパケットの待機状態に入る。
【0044】順位31の3番に該当しなかった場合に
は、以後同様手順により順位31の最後まで受信パケッ
トと設定格納部16bに記憶された障害情報とを比較し
(ステップS714)、該当する場合(ステップS71
5)には、結果格納部16dに出力する(ステップS71
6)。該当しない場合には、受信パケットには問題なし
と判断し、データ収集部14から新たに送信されるデー
タを受信する為の待機状態に入る(ステップS71
7)。
【0045】図10は、LAN端末19から結果格納部1
6dの情報を表示した画面表示例を示す。結果格納部1
6dの内容は、設定格納部16bを表示する場合に使用さ
れたhttpを使用して参照することができる。結果格納部
16dの情報表示は、外部端末110から実施すること
もできる。外部端末110を使用した場合には、LAN上
の障害やLANIF部12(12a.12b)、ルーティン
グ/スイッチング部13に障害が発生した場合でも、デ
ータ処理部16で採取したデータを参照することができ
る。
【0046】
【発明の他の実施形態例】次に、図11及び図12を参
照して、本発明による障害検出及び解析方式の他の実施
形態例を説明する。これらの実施形態例は、基本構成は
上述した第1実施形態例と同様であるが、データ収集部
において採取したデータを使用して、更に詳細なデータ
表示機能を追加する場合と、LAN間接続装置がネットワ
ーク上に複数台存在した場合の構成とデータの収集及び
障害検出結果の出力・表示方法に更に工夫している。
【0047】図11は、図1のシステム、特にLAN間接
続装置に詳細データ表示機能を追加したシステム構成図
である。LAN(#1)110aとLAN(#2)110b間に
接続されたLAN間接続装置111は、LANIF部112a、
112b、ルーティング/スイッチング部113、デー
タ収集部114a、114b、格納部115a、115b、
データ処理部116、タイマ117及びシリアルIF部1
18を有する点で図1のLAN間接続装置11と同じであ
る。また、データ処理部116は、中央処理装置116
a、設定格納部116b、情報格納部116c及び結果格
納部116dを有する。更にまた、LAN(#1)110a
には、LAN端末119が、LAN間接続装置111のシリア
ルIF部118には外部端末1110が接続されている。
しかし、このLAN間接続装置111は、データ処理部1
16に接続された詳細データ表示機能1111が追加さ
れている。
【0048】この詳細データ表示機能1111は、格納
部115a、115bがデータ収集部114a、114bに
よりLANIF部112a、112bから複写して保管してい
るデータに基づいてパケット単位でのデータ解析機能を
追加して、より詳細な障害分析機能を提供する。尚、こ
の詳細な障害分析機能は、通常のLANアナライザが提供
する機能を追加することにより簡単に実現可能である。
【0049】次に、図12は、LAN間接続装置が複数台
接続されている場合のネットワーク構成図である。この
特定例にあっては、3個のLAN間接続装置121、12
2及び123がWAN(Wide Area Network)により接続さ
れている場合である。各LAN間接続装置121〜123
は、図1のLAN間接続装置11と類似し、LANIF部、ルー
ティング/スイッチング部、1対のデータ収集部、1対
の格納部、データ処理部124(124a〜124c)
を有する。また、LAN間接続装置121のデータ処理部
124aには、マスタ格納部126が設けられている。
更に、各LAN間接続装置121〜123のルーティング
/スイッチング部のLANに接続されない側はWANIF部12
5(125a〜125c)により相互接続されている。
【0050】上述したLAN間接続装置121のマスタ格
納部126は、ネットワーク全体の障害情報の管理を行
う為に、各LAN間接続装置121〜123のデータ処理
部124で処理されたデータを集中的に管理する。各LA
N間接続装置121〜123で発生した障害情報は、各L
AN間接続装置121〜123内に格納されると共にWAN
を経由してマスタ格納部126に送信される。
【0051】LAN間接続装置121のLANIF部に接続され
たLANのLAN端末127では、httpプロトコルを使用し
て、マスタ格納部126に格納されている情報を参照す
ることができる。これにより、各LAN間接続装置121
〜123を個別に参照することなく障害情報の一元管理
ができ、広範囲にわたる障害の分析を迅速に行うことが
可能になる。また、LAN端末127にマスタ格納部12
6の機能を持たせると、マスタ格納部を持つLAN関接続
装置(この例ではLAN間接続装置121)に障害が発生
した場合でも、他の装置の障害情報を一元化して参照す
ることが可能になる。
【0052】LAN間接続装置122に接続されたLANのSN
MP(Simple Network Management Protocol)監視端末1
28は、TCP/IPネットワーク上でネットワーク機器の
稼動状態監視を行う為に使用される。SNMPは、当業者に
周知であり、本発明の要旨でもないので、詳細説明は省
略する。各LAN間接続装置121〜123のデータ処理
部124にSNMPを実施することで、SNMP監視端末128
からの監視が可能になる。更に、SNMPにおいて規定され
ているTrapを使用して障害処理結果をSNMP端末128に
送信することによりリアルタイム(実時間)での障害発
生状態を確認することが可能になる。
【0053】尚、図12の特定例は、3台のLAN間接続
装置を使用する場合であるが、原理的には更に多くのLA
N間接続装置を接続することが可能である。これによ
り、大規模なネットワークにおいて迅速且つ的確な障害
発生状況の把握が可能になる。
【0054】以上、本発明による障害検出及び解析方式
の好適実施形態例の構成及び動作を詳述した。しかし、
本発明は斯かる特定例のみに限定されるべきではなく、
種々の変形変更が可能であること当業者には容易に理解
できよう。
【0055】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の障害検出及び解析方式によると、以下の如き種々の顕
著な効果を有する。
【0056】先ず第1に、LAN間接続装置の性能や装置
障害に関係なく、障害検出及び解析が可能である。その
理由は、LAN間接続装置がパケット中継を行う為の処理
部分と障害検出及び解析を行なう部分とを分離独立して
いる為である。第2に、広範囲にわたって障害発生状況
が分析できる。その理由は、端末を特定したデータ採取
ではなく、障害情報によりデータの検出及び解析を実施
している為である。第3に、利用者又は管理者に対して
理解し易い情報で障害内容を表示することができる。そ
の理由は、パケットの内容を解析した結果を表示する機
能を有する為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による障害検出及び解析方式の第1実施
形態例のブロック図である。
【図2】図1中の格納部の構成例である。
【図3】図1中の設定格納部の構成例である。
【図4】図1中の情報格納部の構成例である。
【図5】図1中の結果格納部の構成例である。
【図6】図1中のデータ収集部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図7】図1中の中央処理装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図8】CSMA/CD方式によるパケットの模式図である。
【図9】図1中の設定格納部にデータを設定する為の画
面表示例である。
【図10】図1中の結果格納部に格納されたデータを表
示する為の画面表示例である。
【図11】本発明による障害検出及び解析方式の第2実
施形態例のブロック図である。
【図12】本発明による障害検出及び解析方式の第3実
施形態例のブロック図である。
【符号の説明】
10、110 LAN 11、111 LAN間接続装置 12、112 LANインタフェース(IF)部 13、113 ルーティング/スイッチング部 14、114 データ収集部 15、115 格納部 16、116 データ処理部 16a、116a 中央処理装置 16b、116b 設定格納部 16c、116c 情報格納部 16d、116d 結果格納部 110、1110 外部端末 1111 詳細データ表示機能
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA12 GA16 HB06 HB28 HC01 HD01 HD06 JA10 KA02 KA13 LB05 MB01 MC08 5K033 AA06 BA08 BA11 CC01 DA01 DA06 DB12 DB19 DB20 EA04 EA06 EB01 5K035 AA03 AA07 BB03 CC09 DD01 EE01 JJ01 JJ05 KK01 9A001 BZ03 CC08 LL05 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のLAN間を相互接続するLAN間接続装置
    を含み、前記LANにおける障害を検出及び解析する障害
    検出及び解析方式において、 前記LAN上で送受信されるパケットを複写するデータ収
    集部と、 該データ収集部で複写したパケットを蓄積する格納部
    と、 前記蓄積されたパケットから障害状況を確認するデータ
    処理部とを備えることを特徴とする障害検出及び解析方
    式。
  2. 【請求項2】前記データ収集部は、それぞれ前記LANに
    接続され、前記LAN上にパケットを送受信するLANインタ
    フェース部を介して前記パケットを採取することを特徴
    とする請求項1に記載の障害検出及び解析方式。
  3. 【請求項3】前記データ収集部及び前記格納部は、前記
    LAN間接続装置で接続される前記LAN数に対応して複数設
    けることを特徴とする請求項1に記載の障害検出及び解
    析方式。
  4. 【請求項4】前記データ処理部は、中央処理装置と、予
    め与えられた条件を記憶する設定格納部と、前記LAN
    に接続されている端末情報を記憶する情報記憶部と、障
    害検出等の結果を記憶する結果格納部とを有することを
    特徴とする請求項1、2又は3に記載の障害検出及び解
    析方式。
  5. 【請求項5】前記LAN間接続装置には、前記データ処理
    部が検出した障害内容を表示する外部端末が接続される
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の障害
    検出及び解析方式。
  6. 【請求項6】前記LAN間接続装置は、前記データ処理部
    の結果を表示する詳細データ表示装置を有することを特
    徴とする請求項1に記載の障害検出及び解析方式。
  7. 【請求項7】前記複数のLANは、それぞれWANインタフェ
    ース部を有する複数のLAN間接続装置で接続され、選択
    された1個のLAN間接続装置に前記各データ処理部の結
    果を一元管理するマスタ格納部を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の障害検出及び解析方式。
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