JP2001036412A - デジタルデータの圧縮装置および圧縮方法 - Google Patents

デジタルデータの圧縮装置および圧縮方法

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JP2001036412A
JP2001036412A JP20450799A JP20450799A JP2001036412A JP 2001036412 A JP2001036412 A JP 2001036412A JP 20450799 A JP20450799 A JP 20450799A JP 20450799 A JP20450799 A JP 20450799A JP 2001036412 A JP2001036412 A JP 2001036412A
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Yutaka Funabashi
豊 船橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータを指定されたサイズに圧縮可
能とし、且つ、この指定サイズへの圧縮を処理時間をな
がびかせることなく行えるデジタルデータの圧縮装置を
提供することにある。 【解決手段】 所定のパラメータxの値を変更すること
で圧縮の度合いが変更される圧縮方法によりデジタルデ
ータの圧縮を行うデジタルデータの圧縮装置において、
パラメータxとデジタルデータの圧縮率yとの標準的な
対応関係を示す標準圧縮率関数を記憶した記憶手段を備
え、先ず、直接又は間接的に指定された圧縮率yに対応
するパラメータxの値を上記標準圧縮率関数に基づいて
演算させ(ステップS1)、その後、求められたパラメ
ータxの値を用いてデジタルデータを圧縮する(ステッ
プS2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルデータ
圧縮装置に適用して有用な技術に関し、例えば、デジタ
ルカメラなど画像データを圧縮した上で蓄積する装置に
利用して特に有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータを圧縮する技術として、
例えば、静止画像データや動画像データ、音声データ、
テキストデータ、各種バイナリーデータ等の圧縮技術が
ある。さらに、その中には、非可逆圧縮により大幅な圧
縮を可能とし、且つ、所定のパラメータを変更すること
で圧縮の度合いを変化させる静止画像データ、動画像デ
ータおよび音声データ等を圧縮する技術がある。ここで
は静止画像データを一例に説明する。
【0003】従来、所定のパラメータ値を変更すること
で圧縮率が変化する圧縮フォーマットとして、JPEG
(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Ta
ggedImage File Format)、GIF(Graphic Interchan
ge Format)と云った圧縮フォーマットがある。
【0004】JPEG圧縮は、図4と図5に示すよう
に、入力された画像データを8×8の画素ブロックに分
けると共にこれらの各画素ブロックを離散コサイン変換
(DTC)し、変換して得られたDTC係数を所定の量
子化テーブルを用いて量子化する。その後、量子化され
たデータをエントロピー符号化などにより符号化して圧
縮データを生成する。
【0005】これらの処理中、上記の量子化処理が、J
PEG圧縮を非可逆圧縮としつつ、パラメータ設定によ
り圧縮率を変更させることを可能とする処理である。量
子化処理は、図5に示すように、DTC係数SUVの各成
分を量子化テーブルQUVの各成分で除算し、少数点以下
を四捨五入する処理である。そして、圧縮率を変更する
には、量子化テーブルQUVに積算されるパラメータxの
値を変位させ、例えばパラメータxを大きくすれば、量
子化されたDTC係数rUVの中「0」となる成分が増
え、また、各成分とも値が小さくなるため、圧縮率が高
まる。
【0006】このような圧縮技術は、元のデータを1/
10〜1/100以下にも圧縮することが可能なため、
例えば、デジタルカメラなどの分野に利用され、撮影し
た静止画像のデータを限られた容量のメモリ内に数多く
蓄積することが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記JPEGの圧縮技
術においては、複数種類のデジタルデータを圧縮させた
場合、元のデータのサイズが同じ場合であっても圧縮後
のデータサイズは各デジタルデータ毎に異なってくる。
即ち、比較的単調な被写体や風景写真などの画像データ
の圧縮率は高く(圧縮後のデータ量が少なく)、乱雑な
被写体の画像データの圧縮率は低くなる。このように、
元のデータの内容によって圧縮率が変化し、圧縮してみ
なければ圧縮後のデータサイズが分からない。
【0008】ところで、例えば、デジタルカメラなどの
分野では、限られた容量のメモリ内に画像データを蓄積
させるため、上述したように、圧縮後のデータサイズが
ばらつくと蓄積可能な画像データの数、即ち、撮影可能
な回数を確定できないという課題があった。
【0009】また、圧縮率を調整するため一度圧縮処理
を行ったのちに、パラメータを変更して再び圧縮処理を
行うといった方法が考えられるが、この方法では圧縮率
をそろえるために1つのデジタルデータに対して最低で
も2回の圧縮処理を繰り返さなければならず、処理の高
速化が妨げられると云った課題を生じる。
【0010】この発明の目的は、デジタルデータを指定
されたサイズに圧縮可能とし、且つ、指定サイズへの圧
縮を見かけ上の処理速度を落とすことなく行えるデジタ
ルデータの圧縮装置および圧縮方法を提供することにあ
る。
【0011】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0013】所定のパラメータ値を変更することで圧縮
の度合いが変更される圧縮方法によりデジタルデータの
圧縮を行うデジタルデータの圧縮装置において、パラメ
ータ値とデジタルデータの圧縮率との標準的な対応関係
を示す標準圧縮率情報を記憶した記憶手段と、直接又は
間接的(例えば圧縮データのサイズ指定から圧縮率を求
める場合など)に指定された圧縮率に対応する上記パラ
メータ値を上記標準圧縮率情報に基づき求める演算手段
と、求められたパラメータ値を用いてデジタルデータを
圧縮する圧縮手段とを備えた。
【0014】この手段によれば、圧縮率を指定値に近づ
けることが出来るので、例えば、限られた容量のメモリ
中に複数の圧縮データを蓄積させる場合でも、何個の圧
縮データをメモリ中に蓄積できるかと云った情報を、圧
縮前の段階である程度正確に予測することが出来る。更
に、1回の圧縮処理にて圧縮率を指定値に近づけられる
ので、何回もデータ圧縮を繰り返して圧縮率を指定値に
近づける構成に較べて、処理時間の短縮化を図ることが
出来る。
【0015】望ましくは、デジタルデータの圧縮後、こ
の圧縮に用いたパラメータ値と実際の圧縮率とに基づき
このデジタルデータに適合するように上記標準圧縮率情
報を補正する補正手段を設け、任意のデジタルデータの
圧縮後に実際の圧縮率が指定の圧縮率から所定条件以上
に離れている場合に、上記補正手段により標準圧縮率情
報を補正し再び圧縮処理することで、圧縮後のデータサ
イズをより正確に予測することが出来る。
【0016】具体的には、上記標準圧縮率情報は、複数
種のデジタルデータについてパラメータ値と圧縮率との
関係をサンプリングして得ることが出来る。また、上記
デジタルデータが静止画像データであり、且つ、圧縮方
法がJPEG規格の圧縮方法である場合、上記パラメー
タは画像データのDTC係数を量子化する量子化テーブ
ルに積算される係数により圧縮率を変化させることが出
来る。標準圧縮率情報は、例えば、関数やデータテーブ
ルの形式で記憶することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明を適用して好適な圧縮機能
を備えたデジタルカメラ1の一実施例を示すブロック構
成図である。
【0019】この実施例のデジタルカメラ1は、装置全
体の制御を行うCPU(Central Processing Unit )1
0、CPU10により実行される制御プログラムや制御
データが記録されたROM(Read Only Memory)20、
CPU10に作業領域を提供するRAM(Random Acces
s Memory)30、例えばフラッシュメモリなど画像デー
タを蓄積するデータメモリ40、CCD(Charge Coupl
ed Device )のような撮像素子およびエンコーダ等を備
えアナログの画像信号をデジタル信号に変換して出力す
るカメラ部50、画像出力や操作メニュー等の表示出力
を行う液晶表示部60、並びに、図示略の操作ボタン等
が接続されたI/Oインターフェース70などから構成
される。これらのうち、CPU10、ROM20、RA
M30およびデータメモリ40により本発明に係るデジ
タルデータの圧縮装置が構成される。
【0020】ROM20には、デジタルカメラ1全体の
制御を行うメインプログラムのほか、画像データの圧縮
率に関する設定を含む各種設定を行う設定プログラム、
並びに、撮影して得られた画像データをJPEGフォー
マットで圧縮する圧縮プログラムなどが格納されてい
る。
【0021】画像データの圧縮率に関する設定は、画像
品質の設定により行われる。画像品質の設定モードに
は、特に限定されないが、例えば、ファインモード、ノ
ーマルモード、エコノミーモードの3種類があり、ユー
ザーは操作ボタンを操作してこれらの中から1つのモー
ドを選択する。これらの各モードは、画像データの圧縮
率(元のデータサイズ/圧縮後のデータサイズ)をそれ
ぞれ約「10」、「20」、「40」に設定するもので
ある。カメラ部50から出力されるデジタルの画像デー
タは常に同じデータサイズ(例えば10Mbyte)で
あるので、上記の設定により圧縮後の画像データのデー
タサイズが決定し、蓄積可能な画像データ数も同時に設
定される。つまり、圧縮率を高低させて画像品質を下げ
たり上げたりすることで、蓄積可能な画像データの数も
増減する。
【0022】人間の目には画像品質の多少のばらつきは
識別できないので、ユーザーにとっては画像品質の多少
のばらつきより撮影可能な画像数を正確に知りたい場合
がしばしば生じるが、この実施例のデジタルカメラ1に
おいては、画像データの内容によらず圧縮率をほぼ一定
に制御することでデータメモリ40を有効に利用しつ
つ、蓄積可能な画像データの数を確定的にすることを可
能としている。
【0023】図2は、CPU10により行われる本実施
例の圧縮処理(圧縮方法)の処理手順を示すフローチャ
ート、図3は、複数の画像データについてパラメータ値
対圧縮率の関係を示したグラフ図である。図3中、揺ら
ぎを有するギザギザの曲線が実際の画像データを圧縮し
たときの曲線で、上に行くほど単調な被写体の画像デー
タに関するものである。なお、図3には、圧縮率が最大
であった曲線の近似式を求め、その近似式を表した滑ら
かな曲線A(y=1.7517・x0.6068)と、平均的
な曲線の近似式を表した曲線B(y=1.6393・x
0.584)、並びに、最小であった曲線の近似式を表した
曲線C(y=0.7336・x0.6761 )も示してある。
【0024】圧縮処理は、予めROM20中に格納され
ている標準圧縮率関数(標準圧縮率情報)に基づいて行
われる。この実施例においては、標準圧縮率関数は次式
1により示される。
【0025】 y = fact1・xfact2 …… (1) 但し、fact1 = 1.6393 fact2 = 0.584 x:基準量子化テーブルの積算係数(図5参照) y:圧縮率(元のデータサイズ/圧縮後のデータサイ
ズ) 図3に示すように、この標準圧縮率関数は、複数の画像
データをサンプルにして、それぞれの画像データについ
てパラメータxと圧縮率yの関係をサンプリングし、そ
れらの平均となる曲線の近似式を求めたものである。こ
こで、平均となる曲線とは、パラメータxを任意の値に
定めてみた場合に、標準圧縮率関数から得られる圧縮率
が各サンプルの圧縮率の平均となるように求められる曲
線である。なお、画像データのサンプルは、ユーザーが
撮影するパターンに近いものを用いると良い。
【0026】JPEG圧縮は、標準量子化テーブルに積
算するパラメータxに対し上記の式1で圧縮率yが変化
する性質を有している。但し、fact1とfact2の値は、画
像データの内容によって異なってくる。従って、JPE
G圧縮において標準圧縮率関数を求める場合には、式1
に基づきサンプルの平均となるようにfact1とfact2の値
を決定してやれば良い。
【0027】なお、その他の圧縮フォーマットを使用し
た場合においても、複数の画像データについて同様にサ
ンプルをとり、同様にしてその平均となるような曲線を
決定してやれば良い。また、この実施例では、標準圧縮
率関数としてサンプルの平均となる曲線を求めたが、平
均より少し高め(例えば0〜5%や0〜10%)の圧縮
率が求められる曲線を標準圧縮率関数としても良い。そ
れにより、1回目の圧縮処理で圧縮率が高めに設定さ
れ、1回の圧縮処理でデータサイズを所定量以下に圧縮
しやすくなる。
【0028】次いで、CPU10により図2のフローチ
ャートに従って行われる圧縮処理の処理手順を具体的に
説明する。
【0029】この圧縮処理は、ユーザーの操作で撮影が
行われた直後に開始される。即ち、撮影が行われてカメ
ラ部50から所定データサイズの画像データが出力され
てRAM30の所定領域に格納されると、この圧縮処理
が開始され、先ず、ステップS1において、式1の標準
圧縮率関数に基づきパラメータxの値を演算する。ここ
で、圧縮率yの値は、ユーザーが設定する画像品質の設
定モード(例えばファインモード、ノーマルモード、エ
コノミーモードなど)により指定されるもので、例えば
「10」、「20」、「40」の何れかに設定され、R
AM30中の設定値レジスタに記憶されている。そし
て、ステップS1の演算処理の後、ステップS2に移行
する。
【0030】ステップS2では、ステップS1で演算さ
れたパラメータxを量子化テーブルに積算して(図4、
図5参照)JPEG圧縮処理を行い、ステップS3に移
行する。
【0031】ステップS3では、圧縮後のデータサイズ
が、規定範囲内か否かを判別する。ここで、規定範囲と
は、例えば、データサイズの上限のみを定めた範囲或い
は上限と下限を定めた範囲であり、画像品質の設定モー
ドにより異なる。例えば、ノーマルモードの場合、元の
画像データのサイズが10Mbyteで標準圧縮率が
「20」であるので、500kbyte以下と定めた
り、490kbyte〜500kbyteなどと定め
る。
【0032】上記の規定範囲は、狭すぎると、ステップ
S1からの処理を繰り返す回数が増して処理時間を長く
させる原因となる一方、広すぎると、圧縮後のデータサ
イズが大きくばらつきデータメモリ40の有効な利用を
妨げる。従って、規定範囲は処理回数と圧縮後のデータ
サイズのばらつきの両者を考慮して決定する。なお、望
ましくは、全ての画像データが規定範囲の最大サイズと
なった場合でも、蓄積される画像データが規定数に達す
る前にデータメモリ40の容量が足りなくなると云った
状態が生じないように設定すると好ましい。
【0033】そして、ステップS3の判別処理の結果、
規定範囲外であれば、ステップS4の補正演算処理に移
行する一方、規定範囲内であれば、この圧縮処理を終了
して、メインプログラムの次の処理(データメモリ40
に圧縮データを転送する処理)に移行する。
【0034】ステップS4では、ステップS2で実際に
得られた圧縮データのサイズと、先のステップS1の処
理で使用したパラメータxの値(x1)とに基づき、ス
テップS1で使用される圧縮率関数を補正する処理を行
う。具体的には、式1のfact2の値を一定としてfact1の
値をパラメータx実際の圧縮率に適合するように補正す
る。fact1の補正値は次式2により得られる。
【0035】 y1 = fact1’・x1fact2 …… (2) 但し、fact1’:fact1の補正値 fact2 = 0.584(標準圧縮率関数の値) x1:先のステップS1の処理で使用したパラメータx
の値 y1:実際の圧縮率(元のデータサイズ/実際に得られ
た圧縮後のデータサイズ) そして、ステップS4の補正処理の後、ステップS1に
戻って、今度は補正後の圧縮率関数を用いて、再びステ
ップS1からの処理を繰り返す。
【0036】この補正処理を含んだ繰り返し処理によ
り、2回多くとも3〜4回の繰り返しで圧縮データサイ
ズが規定範囲内に収まって、ステップS3の判定処理の
後、この圧縮処理を終了することが出来るようになる。
【0037】以上のように、本発明の特徴的な圧縮機能
を備えた上記のデジタルカメラ1によれば、指定された
圧縮率に対応するパラメータxの値を求めてから1回目
の圧縮処理を行うので、データの圧縮率を精度良く予測
することができる。従って、データメモリ40の限られ
た容量中に何個の圧縮データを蓄積できるかと云った情
報、即ち、撮影可能回数を撮影前から確定しておくこと
が出来る。更に、1回目の圧縮処理からデータの圧縮率
が高い精度で指定値に近づくので、無闇にデータ圧縮を
何度も行い所定の圧縮率に近づけていく場合に較べて処
理時間の短縮化を図れる。
【0038】また、圧縮処理中に行われる補正処理(図
2のステップS4)により、圧縮後のデータサイズをよ
り確実に規定範囲に収めることが出来る。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】例えば、上記実施例では、圧縮処理後に圧
縮データのサイズ確認を行い、規定範囲外にあった場合
に補正処理を行って再び圧縮処理を繰り返していたが、
これらのサイズ確認や補正処理および圧縮処理の繰り返
しを省いて、1回の圧縮処理で終了する構成としても充
分な効果が得られる。
【0041】また、画像データの圧縮フォーマットはJ
PEGに限られず、例えば、TIFFやGIFなど、圧
縮率を変更可能な圧縮フォーマットであれば、上述した
ようにJPEGの場合と同様に本発明を適用可能であ
る。また、圧縮率を変化させるパラメータも圧縮フォー
マットにより種々のパラメータが選択可能である。
【0042】また、扱うデジタルデータも、画像データ
に限られず、音声データや動画像データなどにも適用可
能であるし、更に、非可逆圧縮で圧縮率を指定したいと
いった要望があれば種々のバイナリーデータに適用する
ことが出来る。
【0043】その他、標準圧縮率情報は、関数形式のほ
か、データテーブルにより構成することも出来るし、ま
た、標準圧縮率情報の決め方も上述のように様々なバリ
エーションがありえる。また、同様に、標準圧縮率情報
の補正の仕方も、標準圧縮率情報の決め方や圧縮フォー
マットにより様々なバリエーションがありえる。
【0044】また、上記の実施例では、ソフト処理によ
り圧縮処理を行う構成を示したが、半導体集積回路によ
り構成したエンコーダーを用いてハード的に圧縮処理を
行う構成に適用することも出来る。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるデジタ
ルカメラについて説明したがこの発明はそれに限定され
るものでなく、圧縮率が変えられる方法を用いて圧縮さ
れるデジタルデータを扱う装置に広く利用することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0047】すなわち、本発明に従うと、圧縮率が可変
な圧縮方式においても、デジタルデータを圧縮する際
に、その圧縮率を所望の値に精度良く近づけることがで
きる。それにより、例えば、限られた容量のメモリに複
数の圧縮データを蓄積する場合でも、圧縮処理を実際に
行う前から、精度よく圧縮データのサイズを予測してメ
モリの有効利用を図ることが出来る。即ち、蓄積予定の
圧縮データがまだあるにも拘らずメモリの空き容量が足
りなくなったり、所定数の圧縮データを蓄積したのにメ
モリの空き容量がたくさん余っていると云った不都合を
解消できる。
【0048】更に、1回目のデータ圧縮時において圧縮
率を指定値に近づけられるので、何回もデータ圧縮を繰
り返して圧縮率を指定値に近づける構成に較べて、処理
時間の短縮化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な圧縮装置を備えたデジ
タルカメラの実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1のCPUにより行われる圧縮処理のフロー
チャートである。
【図3】複数の画像データについて、パラメータ値対圧
縮率の関係を示したグラフ図である。
【図4】JPEG圧縮の圧縮処理の流れを示す機能ブロ
ック図である。
【図5】JPEG圧縮の主に量子化の処理内容を示すデ
ータチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 10 CPU(演算手段、圧縮手段、補正手段) 20 ROM(標準圧縮率情報を記憶した記憶手
段) 30 RAM 40 データメモリ S1 パラメータ値を演算する処理ステップ S4 圧縮率関数を補正する処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK30 MA00 SS14 TA17 TC15 UA31 5C078 BA21 BA57 CA02 CA31 DA00 DA01 DB04 DB07 EA00 5J064 AA02 BA09 BA13 BA16 BC01 BC02 BC29 BD03 9A001 BB01 BB03 BB04 DD13 EE04 EE05 HH15 HH27 HH28 HH30 KK31 KK37 KK42 LL02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパラメータ値を変更することで圧
    縮の度合いが変更される圧縮方法によりデジタルデータ
    の圧縮を行うデジタルデータの圧縮装置において、 上記パラメータ値とデジタルデータの圧縮率との標準的
    な対応関係を示す標準圧縮率情報を記憶した記憶手段
    と、直接又は間接的に指定された圧縮率に対応する上記
    パラメータ値を上記標準圧縮率情報に基づき求める演算
    手段と、求められたパラメータ値を用いてデジタルデー
    タを圧縮する圧縮手段とを備えてなることを特徴とする
    デジタルデータの圧縮装置。
  2. 【請求項2】 デジタルデータの圧縮後、この圧縮に用
    いたパラメータ値と実際の圧縮率とに基づきこのデジタ
    ルデータに適合するように上記標準圧縮率情報を補正す
    る補正手段を備え、任意のデジタルデータの圧縮後に実
    際の圧縮率が指定の圧縮率から所定条件以上に離れてい
    る場合に、上記補正手段により標準圧縮率情報を補正し
    た後、この補正後の圧縮率情報に基づき再び上記パラメ
    ータ値を演算させ、その後、この更新されたパラメータ
    値を用いて上記のデジタルデータを再び圧縮するように
    構成されてなることを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルデータの圧縮装置。
  3. 【請求項3】 上記標準圧縮率情報は、複数種のデジタ
    ルデータについてパラメータ値と圧縮率との関係をサン
    プリングして得られたものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載のデジタルデータの圧縮装置。
  4. 【請求項4】 上記デジタルデータは静止画像データで
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のデ
    ジタルデータの圧縮装置。
  5. 【請求項5】 上記圧縮方法は、JPEG規格の圧縮方
    法であり、上記パラメータは画像データのDTC係数を
    量子化する量子化テーブルに積算される係数であること
    を特徴とする請求項4記載のデジタルデータの圧縮装
    置。
  6. 【請求項6】 所定のパラメータ値を変更することで圧
    縮の度合いが変更される圧縮フォーマットを用いてデジ
    タルデータを圧縮するデジタルデータの圧縮方法におい
    て、 上記パラメータ値とデジタルデータの圧縮率との標準的
    な対応関係を示す標準圧縮率情報から指定の圧縮率に対
    応するパラメータ値を求める演算ステップと、 この求められたパラメータ値を用いてデジタルデータを
    圧縮する圧縮ステップと、 この圧縮ステップにおける実際の圧縮率が指定の圧縮率
    から所定条件以上に離れているか否かを判別する判別ス
    テップと、 離れていた場合に上記圧縮ステップで用いたパラメータ
    値と実際の圧縮率とに基づき上記標準圧縮率情報を補正
    する補正ステップと、 この補正後の圧縮率情報に基づき再び上記パラメータ値
    を演算させて、この更新されたパラメータ値を用いて上
    記のデジタルデータを再び圧縮する第2圧縮ステップと
    を備えていることを特徴とするデジタルデータの圧縮方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012099878A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Jvc Kenwood Corp 撮像装置および撮像方法
JP2012165268A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Jvc Kenwood Corp 撮像装置および撮像方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012099878A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Jvc Kenwood Corp 撮像装置および撮像方法
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